JPH0699847B2 - ポツト式紡機における糸端処理方法 - Google Patents

ポツト式紡機における糸端処理方法

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JPH0699847B2
JPH0699847B2 JP29944785A JP29944785A JPH0699847B2 JP H0699847 B2 JPH0699847 B2 JP H0699847B2 JP 29944785 A JP29944785 A JP 29944785A JP 29944785 A JP29944785 A JP 29944785A JP H0699847 B2 JPH0699847 B2 JP H0699847B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/08Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously cup, pot or disc type, in which annular masses of yarn are formed by centrifugal action

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は回転ポット内をその軸心に沿って往復動する
導糸管の一端から送り出される糸を回転ポット内に巻取
るポット式紡機における糸端処理方法に関するものであ
る。
(従来の技術) この種のポット式紡機においては第15図に示すように、
ポット71の内壁に所定量巻取られた巻取糸72をボビン73
に巻返す際、ボビン73を装着した導糸管74を巻取運転時
における往復動位置より下方、すなわちボビン73の下部
がポット71の凹部71a内に進入する位置まで下降移動さ
せ、導糸管74から巻取糸72に連なる糸75がボビン73の下
端に設けられた切欠部(図示せず)に引掛かることによ
り巻取糸72のボビン73への巻返しが開始される。ところ
が、このようにボビン73の下端外周に切欠部が設けられ
ていると、紡出中の導糸管74先端から巻取糸72に繋る糸
75が切欠部に引掛りボビン73に巻付き、ポット内糸が導
糸管外周に巻付きこれを取り除く必要があった。
この導糸管巻付きを防止するため、特公昭29−1178号公
報には第16図に示すように、ポット71の底部に鍔77の上
辺に切欠き77aを設けた副ポット76を挿入し、紡出時に
は導糸管74を副ポット76の上方において上下に往復移動
させてポット71内への糸の巻取を行う装置が提案されて
いる。この装置では所定量の糸の巻取が完了した後、導
糸管74をその下端が副ポット76の鍔77より下方に達する
まで移動させ、副ポット76の内側に糸を巻取った後ドラ
フトパーラを停止して糸の送り出しを停止し、導糸管74
をポット71外へ移動させる。次いでボビン73を第16図に
鎖線で示すように副ポット76の上面まで挿入することに
より、ポット71内に巻取られた糸がボビン73に巻返され
る。ところが、この装置においては副ポット76の鍔77よ
り上部のポット71内面に巻かれた糸はボビン73に正しく
巻取られるが、副ポット76の鍔77より下方に巻かれた糸
はボビンに正しく巻取られずにボビンの端部に糸が絡ん
だ状態になったりいとが切れてポット内に残る。ボビン
の端に絡んだ状態の糸は次工程で巻返す際に障害にな
り、また糸切れしてポット内に残った糸はポット71の回
転を停止し、副ポット76を取外して除去しなければなら
ないという不都合がある。
又、特公昭31−2383号公報には前記紡出中におけるボビ
ン73に対する巻取糸の巻戻しを防止するため、第17図
(a),(b)に示すように巻取管78(ボビン)の下端
内側に引掛爪78aを複数個設け、該巻取管78が装着され
る支持管79の内側に導糸管74を摺動可能に嵌挿し、紡出
運転中には第17図(a)に示すように導糸管74が巻取管
78の下端より突出した位置に保持された状態で上下動す
ることによりポット内面への糸の巻取が行われる装置が
提案されている。この装置においては巻取完了後は支持
管79を巻取管78と一体的に下降移動させることにより第
17図(b)に示すように、導糸管74が支持管79内に引込
まれた状態となり巻取糸に繋がる糸75が引掛爪78aに引
掛かることによりポットの内面に巻取られた糸が巻取管
78に巻返されるようになる。ところが、この装置の場合
には巻取管78の引掛爪78aに引掛った糸が端部に絡んだ
状態で残り、次工程で巻返しのときに障害となる不都合
がある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は前記紡出中のボビンに対する巻取糸の巻戻し
を防止する従来装置におけるボビン端部に糸端が絡んだ
状態で残り、次工程での巻返し時に障害となるという問
題点を解決するものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの発明においては、少な
くともポット内に巻取られた糸を巻取芯に巻返してポッ
トから取り出す玉揚げ作業の開始時に、導糸管からポッ
ト内面の巻取糸に連なる糸を巻取芯又はその支持筒とポ
ット底面との間で押圧把持するとともにドラフトパート
から導糸管への糸の供給を停止し、その状態で導糸管内
の糸に吸引作用を施すという方法を採用した。
(作用) 従って、この発明の方法においてはポット内に巻取られ
た糸をポットから取出す玉揚げ作業の開始時に、巻取糸
を巻返すためのボビン等の巻取芯又はその支持筒が導糸
管の外側に遊挿された状態でポット底面に圧接される。
これにより導糸管からポット内面の巻取糸に連なる糸が
巻取芯又はその支持筒とポット底面との間で押圧把持さ
れる。その後ドラフトパートから導糸管への糸の供給が
停止され、その状態で導糸管内の糸に吸引作用が施され
る。導糸管からポット内面の巻取糸に連なる糸が巻取芯
又はその支持筒とポット底面との間の押圧把持される
と、ポット内面の巻取糸はポットの回転に伴い巻取芯上
に巻返される。又、紡出中の糸が巻取芯又はその支持筒
とポット底面との間で押圧把持された瞬間からドラフト
パートから導糸管へ供給される糸には撚がかからなくな
り、ドラフトパートから導糸管への糸の供給が停止され
た状態では導糸管内には十分撚のかかっていない糸が存
在する。この十分撚のかかっていない糸に吸引作用が施
されると、把持点を中心に糸が解撚方向に回転され把持
点付近で切断されて吸引除去される。従って糸端は非常
に短い状態で切断される。
(実施例1) 以下この発明を具体化した一実施例を第1〜10図に従っ
て説明する。第1図に示すようにドラフトパート1の下
方には支持レール2が配設されている。支持レール2に
は前記ドラフトパート1のフロントボトムローラ3a、フ
ロントトップローラ3bの下方と対応する位置に上下方向
に延びる状態で支持筒4が固定され、該支持筒4の下部
外周にはポット5がその底壁6が上になる状態でベアリ
ング7を介して回転自在に支持されるとともに、ポット
5と一体的に形成されたプーリー8に接触する駆動ベル
ト9により高速で回転駆動されるようになっている。
又、ポット5の底壁6には弾性体6aが固着されている。
前記フロントボトムローラ3a、フロントトップローラ3b
の下方近傍には仮撚ノズル10が配設されている。第2図
に示すように仮撚ノズル10の上端にはヤーンガイド11が
固定され、下部には前記ポット5へ糸Yを案内するガイ
ド管12が連結されている。前記ポット5内へ糸Yを案内
するとともに、巻返しをし易い状態に糸Yがポット内面
に巻取られるように糸Yを導く導糸管13は、前記支持筒
4に遊挿されるとともに前記ガイド管12を覆う状態に配
設され、駆動装置(図示しない)により上下動される支
持アーム14に連結され、第1図に鎖線で示す位置と実線
で示す位置間を往復運動するようになっている。又、前
記ポット5はその外側をブラケット15に固定されたカバ
ー16により覆われている。
前記フロントボトムローラ3aの近傍にはニューマチック
クリヤラ17が配設されている。ニューマチッククリヤラ
17には電磁弁18が装備され、該電磁弁18の作動により吸
気口からの吸気作用が制御されるようになっている。
又、前記仮撚ノズル10へ圧縮空気を供給するパイプ19に
も電磁弁20が装備されている。
ポット5の下方にはポット5内に巻取られた巻取糸(ポ
ット内パッケージP1)を取出すための玉揚装置21が配設
されている。第1,5図に示すように上下方向に延設され
たガイド支柱22に対して摺動可能に支持されるととも
に、ピニオン23を介して上下動されるラック24の一側に
は支軸25が水平状態に固着されている。支軸25には支持
ブラケット26がその中央部において回動可能に支持され
るとともにねじりバネ27により第1図の時計方向へ回動
付勢され、第5図に示すように支持ブラケット26の一側
に固定された規制部材28の係合溝28aの端部に支軸25に
突設されたピン25aが当接することにより、第7図に示
すようにラック24と支持ブラケット26とが直交する状態
に保持されるようになっている。
支持ブラケット26の一端にはボビン支持筒29がその取付
軸部29aが支持ブラケット26に対して直交する状態で摺
動可能に嵌挿され、取付軸部29aの突出端に固定された
ストップリング29cと、ボビン支持筒29と支持ブラケッ
ト26との間に介装されたばね31とにより上方へ付勢され
た状態に支持されている。ボビン支持筒29の先端には押
圧部材30がベアリング30aを介して回転自在に支持され
ている。押圧部材30の内面は摩擦抵抗が大きくなるよう
に処理されている。前記ボビン支持筒29の取付軸部29a
には吸引孔29bが形成されるとともに、吸気源(図示し
ない)に連通するとともに途中に電磁弁32を備えたフレ
キシブルチューブ33に連結されている。前記支軸25を中
心にしてボビン支持筒29の取付側と反対側には、支持ブ
ラケット26の下面に当接し支持ブラケット26を傾動させ
るストッパ34が所定位置に固設されている。又、ストッ
パ34の上方には前記ラック24と一体的に移動する支軸25
の上限位置を設定するとともに支軸25が上限位置に達し
たことを検知して検知信号を発するスイッチ35が配設さ
れている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
紡出開始時にはニューマチッククリヤラ17の吸気が停止
され、仮撚ノズル10へ圧縮空気が供給され、かつ駆動ベ
ルト9によりポット5が高速回転駆動されている状態で
ドラフトパート1からフリースFが送り出される。仮撚
ノズル10に供給される圧縮空気は仮撚ノズル10内で旋回
流となり、ガイド管12、導糸管13を通ってポット5内に
排出され、この圧縮空気の流れによりヤーンガイド11部
には吸引気流が発生する。従って、フロントボトムロー
ラ3aとフロントトップローラ3bとにより送り出されるフ
リースFは、ヤーンガイド11の吸引気流によりヤーンガ
イド11を通って仮撚ノズル10内に送り込まれ、仮撚ノズ
ル10の旋回気流により撚がかけられた状態でガイド管1
2、導糸管13を通ってポット5内に送り出される。ポッ
ト5内に出た糸端は気流によりポット5の内壁面に接触
し、接触するやいなやポット5と連れ回りして糸Y自身
の遠心力によりポット5の内壁に押付けられる。そし
て、フロントボトムローラ3a、フロントトップローラ3b
より送り出されるフリースFはポット5の高速回転によ
り実撚がかかり、糸Yとしてポット5の内面に巻取られ
る。フリースFに対してポット5の回転による実撚がか
けられる状態になった後、電磁弁20が閉じて仮撚ノズル
10への圧縮空気の供給が停止されるのとほぼ同時に、電
磁弁18が開いてニューマチッククリヤラ17の吸気が開始
され、フロントボトムローラ3aの回りの清浄化が行われ
通常の紡出状態となる。導糸管13はポット5の底壁6を
貫通した状態で上下動されるので、導糸管13の下端から
ポット5内に送り出される糸Yはポット5の内壁に形崩
れのないポット内パッケージP1を形成する。
紡出が継続されポット5の内壁に糸Yが所定量巻取られ
ポット内パッケージP1が形成されると、ピニオン23が駆
動されてラック24が上動されるとともに支軸25が上昇移
動する。支軸25の上昇移動に伴い支持ブラケット26はね
じりばね27の弾性により支軸25を中心に第1図の時計方
向に回動され、ストッパ34による規制が解除された位置
で第7図に示すようにボビン支持筒29の軸心と導糸管13
の軸心とが一致する状態に保持される。この状態から支
持ブラケット26がさらに上動され、ボビン支持筒29の上
端に取付けられた押圧部材30がポット5の底壁6の弾性
体6aに押圧される位置まで上動した時点でスイッチ35の
検知信号によりピニオン23の駆動が停止され、支持ブラ
ケット26はその位置に停止保持される。押圧部材30が前
記弾性体6aと当接した後、支持ブラケット26すなわちボ
ビン支持筒29の上動が停止する間の両者の運動量の差は
ばね31により吸収される。また、押圧部材30は弾性体6a
に押圧された状態でポット5と一体的に回転するのでボ
ビン支持筒29に無理な力が加わることはない。
紡出中の糸Yすなわち導糸管13の先端からポット内パッ
ケージP1に繋がる糸Yがポット5底壁6の弾性体6aとボ
ビン支持筒29の押圧部材30間に把持されることにより、
ポット内に形成されたポット内パッケージP1がポット5
の回転によりボビン支持筒29に嵌挿されたボビンT上に
巻返される。紡出中の糸Yが弾性体6aと押圧部材30間に
把持された瞬間から、フロントボトムローラ3a、フロン
トトップローラ3bから送り出されるフリースFには撚が
かからなくなり、又、前記スイッチ35の信号に伴い電磁
弁32が開放されて吸引孔29bを介して導糸管13に対する
吸引作用が開始されるが、その吸引作用は板撚ノズル10
の入口付近では弱いため、フロントボトムローラ3a、フ
ロントトップローラ3bにより送り出されるフリースFは
ニューマチッククリヤラ17に吸引される。又、弾性体6a
と押圧部材30とに把持された部分から導糸管13、ヤーン
ガイド11を経て、フロントボトムローラ3a、フロントト
ップローラ3bのニップ点まで存在する十分撚のかかって
いない糸は、ボビン支持筒29の吸引孔29bからの吸引作
用によりフレキシブルチューブ33を通って除去される。
すなわち、前記十分に撚のかかっていない糸は第8図に
示すように、一端が弾性体6aと押圧部材30により把持さ
れ他端が吸引孔29b内へ吸引されることにより、把持点
を中心に糸Yが回転される。この回転方向は糸Yを解撚
する方向のため把持点付近で糸Yが容易に切断され、フ
レキシブルチューブ33を経て吸引除去される。
スイッチ35からの信号により上昇が停止された後、予め
設定されたポット内パッケージP1の巻返し完了時間が経
過し、ボビンT上に巻返しパッケージP2が形成された
後、ピニオン23が逆転駆動されてラック24とともに支持
ブラケット26が下降を開始する。支持ブラケット26の下
降によりスイッチ35がオフとなり、その信号により電磁
弁32が閉じてフレキシブルチューブ33からの吸引が停止
される。支持ブラケット26の下降途中において支持ブラ
ケット26の一端がストッパ34と係合し、その状態からさ
らにラック24とともに支軸25が下降移動することにより
支持ブラケット26は第9図の反時計方向に回動され、ピ
ニオン23の駆動が停止して支持ブラケット26の下降が終
了した時点では、第10図に示すようにボビン支持筒29が
ポット5の回転軸線に対して傾斜し、巻返しパッケージ
P2の取出し及びボビンTの装着が容易な状態に保持され
る。この状態で人手あるいは自動機により巻返しパッケ
ージP2が形成されたボビンTがボビン支持筒29から抜取
られるとともに空のボビンTを装着する作業が行われ
る。
一方、支持ブラケット26が下降しポット5内から巻返し
パッケージP2が取出された時点でパイプ19に装備された
電磁弁20が開き、仮撚ノズル10に圧縮空気が供給される
とともに電磁弁18が閉じてニューマチッククリヤラ17に
よる吸気が停止される。これによりフロントボトムロー
ラ3a、フロントトップローラ3bから送り出されるフリー
スFが仮撚ノズル10に吸引され、前記と同様にしてポッ
ト5の内壁に達し、紡出が再び開始される。
(実施例2) 次にこの発明を具体化した第2の実施例を第11,12図に
従って説明する。この実施例の装置は玉揚装置21の構成
が前記実施例の装置と異なっている。フレーム36上に垂
直状態で突設された軸37に対して、ベアリング38を介し
てエアシリダン39がその下端において回転自在に支持さ
れている。エアシリダン39はその下端外周に歯車40が膨
出形成されるとともに、ウオーム41により駆動されるウ
オームホイール42を介して回動されるようになってい
る。エアシリダン39のピストンロッド43の先端には支持
ブラケット44が固定され、該支持ブラケット44には対称
位置に一対のボビン支持筒29が前記実施例と同様にばね
31により上方へ押圧付勢された状態に取付けられてい
る。両ボビン支持筒29の取付軸部29aには電磁弁32を備
えたフレキシブルチューブ33が連結されている。又、支
持ブラケット44にはエアシリダン39の上部外周に突設さ
れたガイドブラケット45のガイド孔に挿通され、ピスト
ンロッド43の往復移動時における支持ブラケット44の回
り止めを兼ねたガイドロッド46が、ピストンロッド43と
平行に延びる状態に固定されている。
従って、この装置においてはエアシリダン39の作動によ
りピストンロッド43が突出すると、ボビンTが装着され
たボビン支持筒29はその先端に支持された押圧部材30が
弾性体6aに圧接される位置まで上動され、前記と同様に
して糸の巻返しが行われる。ボビンT上に巻返しパッケ
ージP2が形成された後ピストンロッド43が引込まれるこ
とにより、巻返しパッケージP2がポット5内から取出さ
れる。この状態でウオーム41が駆動されることによりウ
オームホイール42を介して歯車40とともにエアシリダン
39が軸37を中心に180度回動され、第12図に示すように
空のボビンTが装着されたボビン支持筒29がポット5の
回転軸心と対応する位置に配置されるとともに、巻返し
パッケージP2が装着されたボビン支持筒29は巻返しパッ
ケージP2の取出し時にポット5が支障とならない位置に
配置される。
なお、この発明は前記両実施例に限定されるものではな
く、例えば、第13図に示すようにボビン支持筒29を巻取
芯として使用し、巻返しパッケージP2を直接ボビン支持
筒29上に形成し、機台に沿って移動する巻取機47に巻取
機47に装備されたボビンT上にパッケージP3として巻戻
し、ポット5内からのポット内パッケージP1の取出しに
ボビンTを使用しないようにしてもよい。又、ボビン支
持筒29の上部に押圧部材30を取付ける代わりに玉揚げ開
始時にのみボビン支持筒29の先端を弾性体6aに圧接し、
導糸管13内に残存する糸が吸引除去された後はボビン支
持筒29を弾性体6aから離間する位置まで下降させその状
態において巻返しを行うようにしてもよい。又、ボビン
支持筒29をポット5の底壁6に当接させる代りに第14図
に示すように、支持筒4の下端をポット5の底壁6と同
じ位置まで延設するとともにフランジ部4aを設け、ボビ
ン支持筒29の先端にはゴム等の弾性体29dを固着し、ポ
ット内パッケージP1を巻戻す際にボビン支持筒29の先端
を支持筒4の下端フランジ部4aに押圧することによりポ
ット内パッケージP1に連なる糸Yを把持するようにして
もよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によればポット内面に巻
取られたポット内パッケージを巻返して巻返しパッケー
ジを形成する際、導糸管に繋がる糸端が確実に短く切断
されるため、次工程で巻返しパッケージを解舒するとき
解舒される糸に糸端が絡むことがなく巻返しを容易に行
うことができるとともに、切断された糸を確実にポット
外に吸引除去することができ次の紡出に支障をきたさな
いという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜第10図はこの発明を具体化した第1の実施例を示
すものであって、第1図は一部破断正面図、第2図は仮
撚ノズルの縦断面図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図はボビン支持筒の先端部を示す断面図、第5
図は第7図のB−B線拡大断面図、第6図は第5図のC
−C線拡大断面図、第7〜10図は玉揚げ作業時の作用を
示す要部正断面図、第11,12図は第2の実施例を示す一
部破断正面図、第13,14図は別体を示す一部破断要部正
面図、第15図は従来装置の縦断面図、第16図は別の従来
装置の要部縦断面図、第17図(a),(b)は他の従来
装置の要部断面図である。 ドラフトパート1、ポット5、弾性体6a、仮撚ノズル1
0、導糸管13、ニューマチッククリヤラ17、玉揚装置2
1、ボビン支持筒29、吸引孔29b、フレキシブルチューブ
33、糸Y、ボビンT、ポット内パッケージP1、巻返しパ
ッケージP2。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ポット内をその軸心に沿って往復動す
    る導糸管の一端から送り出される糸を回転ポット内に巻
    取るポット式紡機において、少なくともポット内に巻取
    られた糸を巻取芯に巻返してポットから取り出す玉揚作
    業の開始時に、前記導糸管からポット内面の巻取糸に連
    なる糸を巻取芯又はその支持筒とポット底面との間で押
    圧把持するとともに、ドラフトパートから導糸管への糸
    の供給を停止し、その状態で導糸管内の糸に吸引作用を
    施すポット式紡機における糸端処理方法。
  2. 【請求項2】前記導糸管内の糸に対する吸引作用は、前
    記巻取芯の支持筒に設けられた吸引孔の吸引気流により
    行われる特許請求の範囲第1項に記載のポット式紡機に
    おける糸端処理方法。
JP29944785A 1985-12-28 1985-12-28 ポツト式紡機における糸端処理方法 Expired - Lifetime JPH0699847B2 (ja)

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DE19815049B4 (de) * 1998-04-03 2004-08-19 Saurer Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Herstellen eines Garnes und Spinnmaschine hierfür
JP7206717B2 (ja) * 2018-09-11 2023-01-18 株式会社豊田自動織機 ポット精紡機の制御方法

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