JPH0699710A - 自動車のサスペンション - Google Patents

自動車のサスペンション

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JPH0699710A
JPH0699710A JP25237692A JP25237692A JPH0699710A JP H0699710 A JPH0699710 A JP H0699710A JP 25237692 A JP25237692 A JP 25237692A JP 25237692 A JP25237692 A JP 25237692A JP H0699710 A JPH0699710 A JP H0699710A
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arm
suspension
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Naoyuki Takeuchi
尚之 竹内
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に発生する応力の均一化を容易に図るこ
とができる自動車のサスペンションを提供することを目
的とする。 【構成】 アーム本体4とアーム補強部材5とアームピ
ン部6とによってサスペンションアーム2を構成し、ア
ーム本体4を全体的に断面略逆U字形状に形成し、アー
ムピン部6をその中央部6bから基部6cにかけて徐々
に肉厚を減じ、アーム補強部材5の一端部5aを上方に
わずかにオフセットさせてアーム補強部材5の一端部5
aとアームピン部6の基部6cをオーバーラップさせ、
アーム補強部材5およびアームピン部6をアーム本体4
の下方に溶着固定し、もって、サスペンションアーム2
におけるアームピン部6からアーム補強部材5にかけて
剛性の変化を滑らかにした構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】図14〜図16は、従来の自動車のフロ
ントサスペンションのサスペンションアーム30を示す
ものである。このサスペンションアーム30では、その
アームピン部31側の構造が、アーム本体上板32と、
アーム本体下板33と、アームピン部31との3部材を
互いに溶着した構成となっていた。
【0003】図15および図16には、サスペンション
アーム30の図14におけるC−C線およびD−D線断
面図がそれぞれ示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のサス
ペンションアーム30では、内部に配設される補強部材
34によって断面係数が不連続に段階的に変化するの
で、内部に発生する応力が不均一になり、強度の向上を
図る上で満足のいくものではなかった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、内部に発生する応力の均一化を容易に図ることがで
きる自動車のサスペンションを提供することを目的とす
る。
【0006】本発明では、上記目的を達成するために、
アーム本体とアーム補強部材とアームピン部とによって
サスペンションアームを構成し、上記アーム本体を全体
的に断面略逆U字形状に形成し、上記アームピン部をそ
の中央部から基部にかけて徐々に肉厚を減じ、上記アー
ム補強部材の一端部を上方にわずかにオフセットさせて
上記アーム補強部材の一端部と上記アームピン部の基部
をオーバーラップさせ、上記アーム補強部材および上記
アームピン部を上記アーム本体の下方に溶着固定し、も
って、上記サスペンションアームにおける上記アームピ
ン部から上記アーム補強部材にかけて剛性の変化を滑ら
かにした構成としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る自動車のサスペンション
の一実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】図1〜図13は、本発明の一実施例を示す
ものである。本実施例の自動車のサスペンション1は、
ストラット型のフロントサスペンションである。
【0009】このサスペンション1のサスペンションア
ーム2には、スタビライザバーブラケット3が溶着固定
されている。
【0010】サスペンションアーム2は、図4〜図10
に詳しく示すように、アーム本体4と、アーム補強部材
5と、アームピン部6等とによって構成されている。
【0011】アーム本体4は、全体的に断面略逆U字形
状に形成されており、その一端部4aがアームピン部6
まで伸び、その中央基部4bにはアームボス7を有し、
その先端部4cにはボールジョイント補強部材8を有し
ている。
【0012】アーム補強部材5は、全体的に断面略U字
形状に形成されて、アーム本体4の下方に溶着固定され
ており、図9に示すように、アーム本体4と略矩形状の
閉断面を形成している。
【0013】また、アーム補強部材5には、補強用の断
面半円形状の溝9が、図9において上方へ向けて湾曲形
成されている。
【0014】アームピン部6は、その先端部6aが軸に
なっており、その中央部6bから基部6cにかけて、圧
延により徐々に肉厚が減じられるとともに、下方に開口
する溝10が形成されている。
【0015】これにより、アームピン部6は、その中央
部6bから基部6cに渡る部分が、除々に断面逆U字形
状に変化している。
【0016】アームピン部6は、図10に示されるよう
に、その中央部6bがその先端部6aおよび基部6cよ
りもわずかに下方に位置するように折曲されている。
【0017】これにより、アームピン部6の先端部6a
および基部6cは、アーム本体4の断面中央部に位置さ
れて溶着固定され、また、その中央部6bは、アーム本
体4の断面中央部よりも下方へオフセットされて溶着固
定されている。
【0018】これによって、本実施例では、アームピン
部6側のサスペンションアーム2の部分においては、よ
り大きな断面係数を得ることができるとととに、従来よ
り用いられてきた下板は不要になり、アームピン部6側
の部分を2部材で構成することが可能となった。
【0019】また、本実施例のサスペンションアーム2
は、アーム補強部材5およびアームピン部6を同一方向
からアーム本体4に溶着することができるので、溶接作
業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0020】さらに、アームピン部6の基部6cは、図
4および図5に示すように、アーム本体4に固定された
状態で、アーム補強部材5の一端部5aとオーバーラッ
プされている。
【0021】アームピン部6の基部6cおよびアーム補
強部材5の一端部5aには、それらの部分の剛性を下げ
るために、切欠き11,12が設けられている。
【0022】これらの切欠き11,12の存在によっ
て、アームピン部6とアーム補強部材5とのオーバーラ
ップ部分における剛性の変化が滑らかになる。
【0023】これによって、サスペンションアーム2の
内部応力の均一化が図れ、該サスペンションアームの耐
久性の向上を図ることができる。
【0024】また、スタビライザバーブラケット3は、
スタビライザバージョイント4を取り付ける断面略L字
形状の立壁部3aと、該スタビライザブラケット内のス
ペースの底面側を封じる底面部3b等とを有する構成と
なっている。
【0025】スタビライザバーブラケット3の立壁部3
aには、孔3cが穿設されており、また、その底面部3
bには、水抜き用の孔3dが穿設されている。
【0026】このようなスタビライザバーブラケット3
の立壁部3aには、図2に示すように、スタビライザバ
ー13の端部13aが、スタビライザバージョイント1
4を介して取り付けられている。
【0027】本実施例では、スタビライザバーブラケッ
ト3の底面部3bにより、該スタビライザバーブラケッ
ト内にその下方から飛び石等が侵入するのが防止されて
いるので、これらの飛び石等によってスタビライザバー
ジョイント14が損傷することは十分防止することがで
きる。
【0028】なお、図1において、15はストラット、
16はステアリングナックル、17はボールスタッド、
18はホイールベアリング、19はホイールハブ、20
はホイールである。
【0029】本実施例では、本発明をフロントサスペン
ション適用したが、本発明はこれに限らず、リヤサスペ
ンションに適用しても、勿論良い。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る自動車のサスペンションに
よれば、アーム本体とアーム補強部材とアームピン部と
によってサスペンションアームを構成し、上記アーム本
体を全体的に断面略逆U字形状に形成し、上記アームピ
ン部をその中央部から基部にかけて徐々に肉厚を減じ、
上記アーム補強部材の一端部を上方にわずかにオフセッ
トさせて上記アーム補強部材の一端部と上記アームピン
部の基部をオーバーラップさせ、上記アーム補強部材お
よび上記アームピン部を上記アーム本体の下方に溶着固
定し、もって、上記サスペンションアームにおける上記
アームピン部から上記アーム補強部材にかけて剛性の変
化を滑らかにした構成としているので、上記アームピン
部とアーム補強部材とのオーバーラップ部分における剛
性の変化が滑らかになる。
【0031】したがって、上記サスペンションアームの
内部応力の均一化が図れ、該サスペンションアームの耐
久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例を示す平面図である。
【図4】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例のサスペンションアームを示す平面図である。
【図5】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例のサスペンションアームを示す正面図である。
【図6】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例のサスペンションアームを示す右側面図である。
【図7】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例のサスペンションアームを示す左側面図である。
【図8】本発明に係る自動車のサスペンションの一実施
例のサスペンションアームを示す背面図である。
【図9】図4におけるA−A線断面図である。
【図10】図4におけるB−B線断面図である。
【図11】本発明に係る自動車のサスペンションの一実
施例のスタビライザバーブラケットを示す平面図であ
る。
【図12】本発明に係る自動車のサスペンションの一実
施例のスタビライザバーブラケットを示す正面図であ
る。
【図13】本発明に係る自動車のサスペンションの一実
施例のスタビライザバーブラケットを示す右側面図であ
る。
【図14】従来の自動車のサスペンションのサスペンシ
ョンアームを示す平面図である。
【図15】図14におけるC−C線断面図である。
【図16】図14におけるD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 サスペンション 2 サスペンションアーム 3 スタビライザバーブラケット 3a 立壁部 3b 底面部 4 アーム本体 5 アーム補強部材 5a 一端部 6 アームピン部 6a 先端部 6b 中央部 6c 基部 13 スタビライザバー 13a 端部 14 スタビライザバージョイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム本体とアーム補強部材とアームピ
    ン部とによってサスペンションアームを構成し、上記ア
    ーム本体を全体的に断面略逆U字形状に形成し、上記ア
    ームピン部をその中央部から基部にかけて徐々に肉厚を
    減じ、上記アーム補強部材の一端部を上方にわずかにオ
    フセットさせて上記アーム補強部材の一端部と上記アー
    ムピン部の基部をオーバーラップさせ、上記アーム補強
    部材および上記アームピン部を上記アーム本体の下方に
    溶着固定し、もって、上記サスペンションアームにおけ
    る上記アームピン部から上記アーム補強部材にかけて剛
    性の変化を滑らかにしたことを特徴とする自動車のサス
    ペンション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000203229A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Fuji Heavy Ind Ltd サスペンションア―ム
KR20120058745A (ko) * 2010-11-30 2012-06-08 현대자동차주식회사 후륜 현가장치의 토우 조절을 위한 링크 구조

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JP2000203229A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Fuji Heavy Ind Ltd サスペンションア―ム
KR20120058745A (ko) * 2010-11-30 2012-06-08 현대자동차주식회사 후륜 현가장치의 토우 조절을 위한 링크 구조

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