JPH0699615B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0699615B2 JPH0699615B2 JP61079087A JP7908786A JPH0699615B2 JP H0699615 B2 JPH0699615 B2 JP H0699615B2 JP 61079087 A JP61079087 A JP 61079087A JP 7908786 A JP7908786 A JP 7908786A JP H0699615 B2 JPH0699615 B2 JP H0699615B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ethylene
- parts
- propylene
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐摩耗性に優れた樹脂組成物に関する。
ビデオテープレコーダー用テープリール(以下、VTRテ
ープリールと略記する)は、テープ,バネ板,カセット
ケース等と高速で接触するため、耐摩耗性を有する材質
が要求される。かかる材質として、一般にポリアセター
ル樹脂が使用されているが、ポリアセタール樹脂は重量
が重く、しかも成形時においては発生するガスで金型腐
食等が起るという欠点を有していた。
ープリールと略記する)は、テープ,バネ板,カセット
ケース等と高速で接触するため、耐摩耗性を有する材質
が要求される。かかる材質として、一般にポリアセター
ル樹脂が使用されているが、ポリアセタール樹脂は重量
が重く、しかも成形時においては発生するガスで金型腐
食等が起るという欠点を有していた。
上記の欠点を解決するため、ABS樹脂を使用したVTRテー
プリールが提案されている。しかしながら、ABS樹脂よ
りなるVTRテープリールは耐摩耗性が非常に悪いため、
摺動部分にはポリアセタール樹脂で成形した部品を使用
しなければならず、該ポリアセタール樹脂を使用する場
合の欠点を充分改良できないばかりでなく、製造工程が
複雑化するという欠点を有していた。従って、優れた耐
摩耗性を有し、軽量で、しかも成形が容易な樹脂の開発
が望まれていた。
プリールが提案されている。しかしながら、ABS樹脂よ
りなるVTRテープリールは耐摩耗性が非常に悪いため、
摺動部分にはポリアセタール樹脂で成形した部品を使用
しなければならず、該ポリアセタール樹脂を使用する場
合の欠点を充分改良できないばかりでなく、製造工程が
複雑化するという欠点を有していた。従って、優れた耐
摩耗性を有し、軽量で、しかも成形が容易な樹脂の開発
が望まれていた。
本発明者等は、かかる課題を解決すべく鋭意検討した。
その結果、特定のメルトフローインデックス(以下、MF
Iと略記する)とエチレン含有量を有するエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体(以下、E−Pブロック共重
合体とも略記する)に、特定量の有機系結晶核剤を添加
することにより、軽量で耐摩耗性に優れた、特にVTRテ
ープリールの成形に好適な樹脂組成物が得られることを
見い出し、本発明を提案するに至った。
その結果、特定のメルトフローインデックス(以下、MF
Iと略記する)とエチレン含有量を有するエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体(以下、E−Pブロック共重
合体とも略記する)に、特定量の有機系結晶核剤を添加
することにより、軽量で耐摩耗性に優れた、特にVTRテ
ープリールの成形に好適な樹脂組成物が得られることを
見い出し、本発明を提案するに至った。
即ち、本発明はプロピレン単独重合体単位とエチレン含
量が25〜70重量%のプロピレン−エチレンランダム共重
合体単位とよりなり、該エチレン含量が全重合体に対し
て3.5〜11重量%であり、かつメルトフローインデック
スが6〜20g/10分であるエチレン−プロピレンブロック
共重合体100重量部に対して、有機系結晶核剤0.05〜2.0
重量部の割合で配合した樹脂組成物、である。
量が25〜70重量%のプロピレン−エチレンランダム共重
合体単位とよりなり、該エチレン含量が全重合体に対し
て3.5〜11重量%であり、かつメルトフローインデック
スが6〜20g/10分であるエチレン−プロピレンブロック
共重合体100重量部に対して、有機系結晶核剤0.05〜2.0
重量部の割合で配合した樹脂組成物、である。
本発明におけるE−Pブロック共重合体は、プロピレン
単独重合体単位とエチレン含量が25〜70重量%、好まし
くは30〜50重量%のプロピレン−エチレンランダム共重
合体単位とよりなり、さらに該エチレン含量が全重合体
に対して3.5〜11重量%、好ましくは4.5〜8.0重量%で
あり、かつメルトフローインデックスが6〜20g/10分、
好ましくは8〜12g/10分のものを使用することが、後述
する有機系結晶核剤の併用により樹脂成形体の優れた耐
摩耗性を発現すると共に剛性,耐熱性等の物性の低下を
防止するために必要である。即ち、上記したエチレン−
プロピレンランダム共重合体単位におけるエチレン含量
が25重量%より少ない場合には、耐摩耗性の向上効果が
不充分であり、また70重量%より多い場合には衝撃強度
の低下が著しく、いずれの場合も特にVTRテープリール
の成形材料として使用が困難となる。また、上記したE
−Pブロック共重合体に対するエチレン含量が3.5重量
%より少ない場合にも、耐摩耗性の向上効果は得られ
ず、また11重量%より多い場合にも剛性,耐熱性等の物
性が低下する。さらに、E−Pブロック共重合体のMFI
が6g/10分より小さい場合には、耐摩耗性の向上効果が
ほとんどなく、また20g/10分より大きい場合には外観良
好な樹脂成形体を得ることが困難となる。
単独重合体単位とエチレン含量が25〜70重量%、好まし
くは30〜50重量%のプロピレン−エチレンランダム共重
合体単位とよりなり、さらに該エチレン含量が全重合体
に対して3.5〜11重量%、好ましくは4.5〜8.0重量%で
あり、かつメルトフローインデックスが6〜20g/10分、
好ましくは8〜12g/10分のものを使用することが、後述
する有機系結晶核剤の併用により樹脂成形体の優れた耐
摩耗性を発現すると共に剛性,耐熱性等の物性の低下を
防止するために必要である。即ち、上記したエチレン−
プロピレンランダム共重合体単位におけるエチレン含量
が25重量%より少ない場合には、耐摩耗性の向上効果が
不充分であり、また70重量%より多い場合には衝撃強度
の低下が著しく、いずれの場合も特にVTRテープリール
の成形材料として使用が困難となる。また、上記したE
−Pブロック共重合体に対するエチレン含量が3.5重量
%より少ない場合にも、耐摩耗性の向上効果は得られ
ず、また11重量%より多い場合にも剛性,耐熱性等の物
性が低下する。さらに、E−Pブロック共重合体のMFI
が6g/10分より小さい場合には、耐摩耗性の向上効果が
ほとんどなく、また20g/10分より大きい場合には外観良
好な樹脂成形体を得ることが困難となる。
本発明に使用する上記したE−Pブロック共重合体の製
造方法は特に制限されるものではない。代表的な製造方
法を例示すれば、チーグラー型の立体特異性触媒の存在
下でプロピレンを単独重合させた後、触媒を失活させる
ことなく続いてエチレンおよびプロピレンをランダム共
重合させる方法などが挙げられる。かかる重合におい
て、前段と後段の重合に供するプロピレンまたはエチレ
ンの量、連鎖移動剤の量等を制御することにより、エチ
レン含量およびMFIを前記の特定した範囲内に調節する
ことができる。
造方法は特に制限されるものではない。代表的な製造方
法を例示すれば、チーグラー型の立体特異性触媒の存在
下でプロピレンを単独重合させた後、触媒を失活させる
ことなく続いてエチレンおよびプロピレンをランダム共
重合させる方法などが挙げられる。かかる重合におい
て、前段と後段の重合に供するプロピレンまたはエチレ
ンの量、連鎖移動剤の量等を制御することにより、エチ
レン含量およびMFIを前記の特定した範囲内に調節する
ことができる。
また、本発明において有機系結晶核剤は特に限定される
ものではなく、公知の有機系結晶核剤が制限なく使用さ
れる。例えば、1・3,2・4−ジベンジリデン−D−ソ
ルビトール,1・3,2・4−(ジメチルベンジリデン)、
ソルビトール、1・3,2・4−ジ(エチルベンジリデ
ン)ソルビトール等のソルビトール類、ジ−(パラ−t
−ブチル安息香酸アルミニウム),リン酸ビス(4−t
−ブチルフエニル)ナトリウム等の金属塩類等の結晶核
剤が挙げられる。そのうち、特にソルビトール類が前記
した特定のE−Pブロック共重合体との組合わせにおい
て好適である。
ものではなく、公知の有機系結晶核剤が制限なく使用さ
れる。例えば、1・3,2・4−ジベンジリデン−D−ソ
ルビトール,1・3,2・4−(ジメチルベンジリデン)、
ソルビトール、1・3,2・4−ジ(エチルベンジリデ
ン)ソルビトール等のソルビトール類、ジ−(パラ−t
−ブチル安息香酸アルミニウム),リン酸ビス(4−t
−ブチルフエニル)ナトリウム等の金属塩類等の結晶核
剤が挙げられる。そのうち、特にソルビトール類が前記
した特定のE−Pブロック共重合体との組合わせにおい
て好適である。
有機系結晶核剤はE−Pブロック共重合体100重量部に
対して0.05〜2.0重量部、好ましくは0.2〜0.8重量部の
割合で配合される。有機系結晶核剤の割合が上記範囲よ
り少ない場合には、成形品の耐摩耗性の再現性が乏し
く、優れた耐摩耗性を有する成形体を安定して得ること
が困難となる。また、有機系結晶核剤の割合を上記範囲
より大きくしても、耐摩耗性に対する効果は頭打ちとな
り、経済的に不利となるばかりでなく、成形品の外観不
良,加工性の低下を招く傾向がある。
対して0.05〜2.0重量部、好ましくは0.2〜0.8重量部の
割合で配合される。有機系結晶核剤の割合が上記範囲よ
り少ない場合には、成形品の耐摩耗性の再現性が乏し
く、優れた耐摩耗性を有する成形体を安定して得ること
が困難となる。また、有機系結晶核剤の割合を上記範囲
より大きくしても、耐摩耗性に対する効果は頭打ちとな
り、経済的に不利となるばかりでなく、成形品の外観不
良,加工性の低下を招く傾向がある。
本発明の樹脂組成物は、成形品の耐摩耗性に悪影響を与
えない範囲で公知の添加剤、例えば、酸化防止剤,光安
定剤,帯電防止剤等を配合してもよい。
えない範囲で公知の添加剤、例えば、酸化防止剤,光安
定剤,帯電防止剤等を配合してもよい。
本発明の組成物はVTRなどのテープリールの材料として
好適であり、該テープリールは、上述した樹脂組成物を
公知の成形方法によって成形することによって得られ
る。上記成形方法としては射出成形が最も一般的であ
る。このようなVTRテープリールは、VTRテープリールと
しての性能を発揮する形状であれば、形状,組立方法に
特に制限されず、耐摩耗性を特に必要としない部分、即
ち、フランジ部の片面を他の透明樹脂で成形し、組立時
に本発明の樹脂組成物で成形したVTRテープリールハブ
部に熱力シメすることもできる。また、上記の透明樹脂
として透明ポリプロピレン樹脂を使用する場合には、VT
Rテープリールハブ部とフランジ部を超音波ウエルダー
で溶着することもでき好都合である。勿論、VTRテープ
リール全体を本発明の樹脂組成物で成形してもよい。
好適であり、該テープリールは、上述した樹脂組成物を
公知の成形方法によって成形することによって得られ
る。上記成形方法としては射出成形が最も一般的であ
る。このようなVTRテープリールは、VTRテープリールと
しての性能を発揮する形状であれば、形状,組立方法に
特に制限されず、耐摩耗性を特に必要としない部分、即
ち、フランジ部の片面を他の透明樹脂で成形し、組立時
に本発明の樹脂組成物で成形したVTRテープリールハブ
部に熱力シメすることもできる。また、上記の透明樹脂
として透明ポリプロピレン樹脂を使用する場合には、VT
Rテープリールハブ部とフランジ部を超音波ウエルダー
で溶着することもでき好都合である。勿論、VTRテープ
リール全体を本発明の樹脂組成物で成形してもよい。
本発明は、前記した樹脂組成物に特定量の酸化チタンを
配合することにより、耐摩耗性を向上した樹脂組成物を
も提供する。
配合することにより、耐摩耗性を向上した樹脂組成物を
も提供する。
即ち、本発明は、プロピレン単独重合体単位とエチレン
含量が25〜70重量%のプロピレン−エチレンランダム共
重合体単位とよりなり、該エチレン含量が全重合体に対
して3.5〜11重量%であり、かつメルトフローインデッ
クスが6〜20g/10分のエチレン−プロピレンブロック共
重合体100重量部に対して、有機系結晶核剤0.05〜2.0重
量部および酸化チタンを0.05〜2.0重量部を配合した樹
脂組成物である。
含量が25〜70重量%のプロピレン−エチレンランダム共
重合体単位とよりなり、該エチレン含量が全重合体に対
して3.5〜11重量%であり、かつメルトフローインデッ
クスが6〜20g/10分のエチレン−プロピレンブロック共
重合体100重量部に対して、有機系結晶核剤0.05〜2.0重
量部および酸化チタンを0.05〜2.0重量部を配合した樹
脂組成物である。
本発明に使用する酸化チタンは特に限定されることな
く、公知の酸化チタンが制限なく使用されるが、一般的
に平均粒子径が0.15〜0.3μのものが、樹脂成形品の耐
摩耗性をより向上させる上で特に望ましい。また、酸化
チタンのE−Pブロック共重合体へのより均一な分散を
図る為に、ステアリン酸アルミ等の分散剤を併用するこ
ともできる。
く、公知の酸化チタンが制限なく使用されるが、一般的
に平均粒子径が0.15〜0.3μのものが、樹脂成形品の耐
摩耗性をより向上させる上で特に望ましい。また、酸化
チタンのE−Pブロック共重合体へのより均一な分散を
図る為に、ステアリン酸アルミ等の分散剤を併用するこ
ともできる。
酸化チタンの割合が上記範囲より少ない場合には、成形
品の耐摩耗性の向上効果がほとんどなく、上記範囲より
多い場合には摩耗粉の発生が多くなり、かつ剛性・耐熱
性等の物性の低下が著しくなるため、VTRテープリール
等の成形体の材料としての使用が困難となる。
品の耐摩耗性の向上効果がほとんどなく、上記範囲より
多い場合には摩耗粉の発生が多くなり、かつ剛性・耐熱
性等の物性の低下が著しくなるため、VTRテープリール
等の成形体の材料としての使用が困難となる。
以上の説明より理解される如く、本発明の樹脂組成物は
優れた耐摩耗性を有し、しかも低比重であり、この樹脂
組成物より得られるVTRテープリールは、軽量であるた
め、テープ,バネ板およびカセットケースとの接触によ
る摩耗が軽減され、かつ樹脂組成物の有する優れた耐摩
耗性が有効に働き、従来のポリアセタール樹脂よりなる
VTRテープリールに匹敵する優れた耐久性を有する。勿
論、本発明の樹脂組成物はVTRテープリールの用途に限
らず、その優れた耐摩耗性を発揮し得る他の用途に対し
ても有効に使用される。
優れた耐摩耗性を有し、しかも低比重であり、この樹脂
組成物より得られるVTRテープリールは、軽量であるた
め、テープ,バネ板およびカセットケースとの接触によ
る摩耗が軽減され、かつ樹脂組成物の有する優れた耐摩
耗性が有効に働き、従来のポリアセタール樹脂よりなる
VTRテープリールに匹敵する優れた耐久性を有する。勿
論、本発明の樹脂組成物はVTRテープリールの用途に限
らず、その優れた耐摩耗性を発揮し得る他の用途に対し
ても有効に使用される。
以下本発明を具体的に説明するため、実施例を示すが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、以下の実施例および比較例で示す種々の性状の測定
方法は次の方法によった。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、以下の実施例および比較例で示す種々の性状の測定
方法は次の方法によった。
(1) MFI JIS K−6758により測定 (2) エチレン含有量13 C−NMRのスペクトル分析によった。
実施例 1 MFIおよび含有するエチレン量が表−1のようなエチレ
ン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対して、
有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メチルベンジ
リデン)ソルビトール0.3重量部を添加して混合し、押
出機で樹脂温度260℃で混練しペレット化した。この組
成物を用いて150TON射出成形機でVTRテープリールを成
形した。そして、得られたVTRテープリールに市販の120
分テープを巻きつけ、カセットケースに組み込んだ後、
市販のビデオデッキでFF−REWを500回繰り返した後のVT
Rテープリールの摩耗量を測定した。サンプル数はn=
5とし、サンプル間の摩耗量のバラツキを標準偏差とし
て同時に測定した。結果を表−1に示す。
ン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対して、
有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メチルベンジ
リデン)ソルビトール0.3重量部を添加して混合し、押
出機で樹脂温度260℃で混練しペレット化した。この組
成物を用いて150TON射出成形機でVTRテープリールを成
形した。そして、得られたVTRテープリールに市販の120
分テープを巻きつけ、カセットケースに組み込んだ後、
市販のビデオデッキでFF−REWを500回繰り返した後のVT
Rテープリールの摩耗量を測定した。サンプル数はn=
5とし、サンプル間の摩耗量のバラツキを標準偏差とし
て同時に測定した。結果を表−1に示す。
比較例 1 MFIおよび含有するエチレン量が表−2のようなエチレ
ン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対して、
有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メチルベンジ
リデン)ソルビトール0.3重量部を添加して混合し、実
施例1と同様な方法でVTRテープリールを作成し、その
摩耗量および標準偏差を測定した。結果を表−2に示
す。
ン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対して、
有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メチルベンジ
リデン)ソルビトール0.3重量部を添加して混合し、実
施例1と同様な方法でVTRテープリールを作成し、その
摩耗量および標準偏差を測定した。結果を表−2に示
す。
No.3は成形したVTRテープリール表面の平滑性が著しく
損われ、VTRテープリールとしての使用が困難であっ
た。No.6で成形したVTRテープリールは剛性不足で、テ
ープの重量およびテープの締め付け力でVTRテープリー
ルが変形してしまい使用が困難であった。
損われ、VTRテープリールとしての使用が困難であっ
た。No.6で成形したVTRテープリールは剛性不足で、テ
ープの重量およびテープの締め付け力でVTRテープリー
ルが変形してしまい使用が困難であった。
実施例 2 MFI10g/10分,ランダム共重合体単位のエチレン含量が4
0重量%,全重合体に対するエチレン含量が5.5重量%の
エチレン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対
して、有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メチル
ベンジリデン)ソルビトールを表−3の割合で配合して
混合し、実施例1と同様な方法でVTRテープリールを作
成し、その摩耗量および標準偏差を測定した。測定結果
を表−3に示す。
0重量%,全重合体に対するエチレン含量が5.5重量%の
エチレン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対
して、有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メチル
ベンジリデン)ソルビトールを表−3の割合で配合して
混合し、実施例1と同様な方法でVTRテープリールを作
成し、その摩耗量および標準偏差を測定した。測定結果
を表−3に示す。
実施例 3 MFI 10g/10分,ランダム共重合体単位のエチレン含量
が40重量%,全重合体に対するエチレン含量が5.5重量
%のエチレン−プロピレンブロック共重合体100重量部
に対して、有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メ
チルベンジリデン)ソルビトール0.3重量部,平均粒子
径0.18μの酸化チタンを表−4の割合で混合し、実施例
1と同様な方法でVTRテープリールを作成し、その摩耗
量および標準偏差を測定した。結果を表−4に示す。
が40重量%,全重合体に対するエチレン含量が5.5重量
%のエチレン−プロピレンブロック共重合体100重量部
に対して、有機系結晶核剤として1・3,2・4−ジ(メ
チルベンジリデン)ソルビトール0.3重量部,平均粒子
径0.18μの酸化チタンを表−4の割合で混合し、実施例
1と同様な方法でVTRテープリールを作成し、その摩耗
量および標準偏差を測定した。結果を表−4に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】フロピレン単独重合体単位とエチレン含量
が25〜70重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体単位とよりなり、該エチレン含量が全重合体に対して
3.5〜11重量%であり、かつメルトフローインデックス
が6〜20g/10分であるエチレン−プロピレンブロック共
重合体100重量部に対して、有機系結晶核剤0.05〜2.0重
量部を配合した樹脂組成物。 - 【請求項2】プロピレン単独重合体単位とエチレン含量
が25〜70重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体単位とよりなり、該エチレン含量が全重合体に対して
3.5〜11重量%であり、かつメルトフローインデックス
が6〜20g/10分であるエチレン−プロピレンブロック共
重合体100重量部に対して、有機系結晶核剤0.05〜2.0重
量部および酸化チタン0.05〜2.0重量部を配合した樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61079087A JPH0699615B2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61079087A JPH0699615B2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62236852A JPS62236852A (ja) | 1987-10-16 |
JPH0699615B2 true JPH0699615B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13680098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61079087A Expired - Fee Related JPH0699615B2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699615B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG123780A1 (en) | 2005-01-07 | 2006-07-26 | Sumitomo Chemical Co | Polypropylene resin composition and formed article |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60215047A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-28 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン組成物 |
JPS60215048A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-28 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂組成物 |
-
1986
- 1986-04-08 JP JP61079087A patent/JPH0699615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62236852A (ja) | 1987-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2236634C (en) | Olefin polymer composition having low smoke generation and fiber and film prepared therefrom | |
EP0127084B1 (en) | Polyacetal resin composition | |
US5221715A (en) | Poly(1-butene)resin composition | |
JPH01170641A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
JPH072891B2 (ja) | ポリアセタ−ル樹脂組成物及びその製造方法 | |
EP0230143B1 (en) | Photodegrading agent, photodegradable ethylene polymer compositions and articles produced therefrom | |
JPS59126446A (ja) | 超高分子量ポリエチレン樹脂組成物 | |
JPH03197541A (ja) | 低光沢性ブロー成形用樹脂組成物 | |
JPH0699615B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
CA2296493A1 (en) | Olefin polymer composition having low smoke generation and fiber, film and fabric prepared therefrom | |
JPH0699616B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JPH0315667B2 (ja) | ||
JPS62115049A (ja) | 耐衝撃性ポリプロピレン組成物 | |
JPS63182361A (ja) | 摺動性スチレン系樹脂組成物 | |
JPS6143650A (ja) | 自動車バンパ−用ポリプロピレン組成物 | |
JPH08277351A (ja) | 結晶性プロピレン重合体組成物 | |
JPS5914067B2 (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JP3240581B2 (ja) | 射出成形用ポリプロピレン | |
JP2938209B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
JPH02158642A (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
JPH0379649A (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
JPH01201351A (ja) | スチレン系樹脂組成物 | |
JPS601245A (ja) | 超高分子量ポリエチレン組成物 | |
JPS6341551A (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
JP3174152B2 (ja) | ポリプロピレン射出成形品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |