JPH0699570A - 印刷筒体の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

印刷筒体の製造方法及びその製造装置

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JPH0699570A
JPH0699570A JP25321692A JP25321692A JPH0699570A JP H0699570 A JPH0699570 A JP H0699570A JP 25321692 A JP25321692 A JP 25321692A JP 25321692 A JP25321692 A JP 25321692A JP H0699570 A JPH0699570 A JP H0699570A
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JP
Japan
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image
film
adhesive
printing
intermediate medium
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JP25321692A
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English (en)
Inventor
Takeo Kusaka
武夫 日下
Toyofumi Fuka
豊文 府賀
Kenji Osawa
建次 大沢
Yutaka Okubo
豊 大久保
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色調が鮮明でかつ印刷時間が短く(リアル・タ
イムで印刷できる)、さらに、多品種少量の印刷にも対
応できる印刷筒体を製造する。 【構成】感光ドラム12上に現像された画像をフィルム
46上に転写し、画像が転写されたフィルム46を所定
長さに切断し、他方、缶体50の外周面に塗布装置52
で接着剤を塗布し、乾燥炉70で乾燥する。接着剤を塗
布した缶体50外周面に、所定長さに切断されたフィル
ム46を巻付けて貼り合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形された缶胴等の筒
体に印刷フィルムをラミネートする方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属缶への印刷は、オフセット方
式等で行われている。すなわち、曲面印刷機を用い、一
つのブランケットシリンダーに4〜6色のインキングユ
ニットを用い、ドライオフセット方式により、ウエット
プリントを行い、合成された画像をシリンダー及び缶を
回転させながら転写して、印刷している。しかし、この
方法は、有版方式のため、製版のための納期、少量多品
種の経済性に問題がある。また、印刷時、版替作業が必
須となり、長時間設備を休止しなければならない問題が
ある。さらにウエット方式のため、色調整作業が繁雑で
難しい。また金属板が溶剤を吸収しないため、塗り重ね
に制約がある。すなわち、ブランケットシリンダー上へ
のウエットプリントにおいて、画線が重ならないデザイ
ンをとらざるを得なく、写真画像のような印刷は困難で
ある。さらにまた、溶剤系インキを使用するため、環境
が悪化する問題がある。
【0003】そこで近時、電子写真法を適用して印刷金
属板を製造する方法が提案されている。特開平1−16
3747号は、薄板金属の表面に、直接または導電性被
膜層を介して、光導電性を有する感光体層を積層し、該
感光体層表面に電子写真法によりトナー粒子画像を形成
し、該トナー粒子画像を定着し、その上に仕上ニスを塗
布する方法を開示している。しかし、この方法は、金属
板にトナー粒子を直接定着するので、金属板へのトナー
の定着性、トナーと塗膜との組合わせを適切なものとし
ないと、色彩安定性が悪いなど種々の問題がある。ま
た、特開平1−163747号の印刷方法で適用した金
属板は平板状であるが、これに対して、本願が適用する
缶胴等の筒体は曲面である。このため、特開平1−16
3747号の方法をそのまま缶胴等の筒体の製造に適用
することはできない。
【0004】特開平3−221447号は、実質的に透
明な樹脂フィルムに電子写真法により意匠柄模様を形成
し、この意匠柄模様を形成した樹脂フィルムを、その形
成面を内側にして鋼板に接着剤を介して貼り合わせる意
匠ラミネート鋼板の製造方法を開示している。しかし、
特開平3−221447号の印刷方法で適用した金属板
は平板状であるのに対して、本願が適用する缶胴等の筒
体は曲面である。このため、特開平3−221447号
の方法をそのまま缶胴等の筒体の製造に適用することは
できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、その目的とするところは、
画像(トナー粒子)を転写した画像形成用中間媒体を筒
体に貼り合わせることにより、定着色調が鮮明でかつ印
刷時間が短く(リアル・タイムで印刷できる)、さら
に、多品種少量の印刷にも対応できる印刷筒体の製造方
法およびその装置を提供することを目的とする。また、
本発明の目的は、筒体に効率よく印刷できる印刷筒体の
製造方法およびその装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、感光体上
に現像された画像を画像形成用中間媒体上に転写する工
程と、画像が転写された中間媒体を所定長さに切断する
工程と、筒体表面に接着剤を塗布、乾燥する工程と、接
着剤を塗布した筒体周面に、所定長さに切断された前記
中間媒体を巻き付けて、前記接着剤により貼り合わせる
工程と、を具備した印刷筒体の製造方法である。
【0007】第二の発明は、感光体上に現像された画像
を画像形成用中間媒体上に転写する手段と、画像が転写
された中間媒体を所定長さに切断する手段と、筒体表面
に接着剤を塗布、乾燥する手段と、接着剤を塗布した筒
体周面に、所定長さに切断された前記中間媒体を巻き付
けて、前記接着剤により貼り合わせる手段と、を具備し
た印刷筒体の製造装置である。
【0008】
【作用】本発明で対象とする筒体の材質は特に限定され
るものではないが、軟鋼、ステンレス鋼、アルミニウム
などに有効に適用できる。軟鋼を用いた場合は、さび止
めのためにこれに電気錫メッキあるいは電解クロメート
などのメッキをした後ベースコートしてもよい。この中
間媒体へ印刷するための基本原理は、特開昭64−58
33号に記載されたカラーゼログラフィーの原理に基づ
く。このカラーゼログラフィーには、電気エネルギーに
よって現像剤を感光体から転写するものと、インクフィ
ルムから熱エネルギーによってカラーインクを転写する
ものがある。いずれの方式によっても、従来の印刷法よ
り格段に色調の階調を増やすことによって、色調を鮮明
にすることができる。またカラーゼログラフィーは、無
版方式のため、多品種少量の印刷にも適している。さら
に塗料の加熱乾燥時間が飛躍的に短くなるため、リアル
タイムでの印刷ができる。そして中間媒体への印刷にカ
ラーゼログラフィーを採用する場合は、コンピュータを
連動させ、コンピュータグラフィックスによってデザイ
ンを容易につくり、かつ組込みを自動化することができ
る。
【0009】感光体上に現像された画像は、フィルム、
紙などの画像形成用中間媒体上に転写される。中間媒体
としては、PETフィルムなど感光体に現像したトナー
画像が転写可能であればよい。そして、画像が転写され
た画像形成用中間媒体を筒体に接着し、かつ画像を定着
する。接着、定着方法は、筒体を予め加熱しておき、加
熱された筒体と画像トナーを付着した中間媒体とをフィ
ルムラミネータ等で圧着し、中間媒体を筒体に貼り合わ
せると共にの画像トナーを定着する方法、或いは、フィ
ルムラミネータ等自体に加熱装置を内蔵し、フィルムラ
ミネータ等で加熱圧着する方法などが挙げられる。しか
し、これらの方法に限定されるものではない。また、転
写性能を向上するために、筒体の表面に所定の処理、例
えば、コロナ放電処理などを施してもよい。本発明によ
れば、電子写真方式でフィルム等の中間媒体に印刷し、
これを缶胴面などの筒体にラミネートすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下缶胴面に印刷する場合について図面を参
照して説明する。図1は、印刷筒体の製造装置を示す。
この装置は印刷装置10を備えている。この印刷装置1
0は、図示しない光学系と、感光ドラム12の周囲に順
に帯電装置14、第一の露光装置16,第一の現像装置
18、第二の露光装置20,第二の現像装置22、第三
の露光装置24,第三の現像装置26、第四の露光装置
28,第四の現像装置30、転写装置32、クリーニン
グ装置34を備えている。光学系は、ランプからの光を
所望の画像を形成した原稿(図示せず)に反射させ、そ
の反射光をレンズ等を通し、色分解フィルターを通して
赤、青及び緑の光に分解するものである。そして、各露
光装置16,20,24により感光体ドラム30に順次
投影する。なお、すでに述べたように、原稿を使用せ
ず、コンピュータにより各露光装置16,20,24を
制御して所定の潜像を形成するようにしてもよい。つい
で、各現像装置18,22,26によりイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(B)の4色の現像剤によって感光体ドラム30上に形
成された潜像を順次顕像化する。このことにより、感光
体ドラム30上に各色を重ね合わせた画像が形成され
る。ここではシアントナーはフタロシアニンブルーB
で、マゼンタトナーはリトールマルーンで、イエロート
ナーはハンザイエローGで着色した。
【0011】感光ドラム12の下方には払い出し装置3
6、ローラー38、2組のフィルムフィーダー40,4
2、フィルムフィーダー40,42間に設けたフィルム
カッタ44を設け、帯状のフィルム46(画像形成用中
間媒体)が感光ドラム12と転写装置32との間を接し
て通過し、フィルム46上に画像が転写される。画像を
転写したフィルム46は、フィルムカッタ44で缶体5
0の周面の長さに対応した所定の長さに切断されるよう
になっている。感光ドラム12は、画像が転写されたの
ちクリーニング装置34で清掃される。
【0012】他方、缶体50は、矢印方向(図面の右方
向)に搬送されており、缶体50は、まず接着剤塗布装
置52でその周面に接着剤が塗布される。塗布装置52
は、接着剤を入れた接着剤容器54、この接着剤に周面
が浸漬されるファンティンローラー56、ファンティン
ローラー56に接して回転するディストリビューターロ
ーラー58、ディストリビューターローラー58に接し
て回転するコーテイングローラー60を配置している。
さらに、缶体50内に挿入可能に配置されたマンドレル
62を配置し、マンドレル62とコーテイングローラー
60とで缶体周面を挟圧できるようになっている。さら
に、缶体50の進行方向に沿って乾燥炉70が配置さ
れ、この乾燥炉内を接着剤を塗布した缶体50が順次走
行されるようになっている。
【0013】印刷装置10では、感光ドラム12を帯電
装置14で帯電させた後、第一の露光装置16で所定の
潜像を形成し、第一の現像装置18でこの潜像を現像化
する。そして、この現像(トナー)を転写装置32によ
ってフィルム46に転写する。同様の操作を順次、第二
の露光装置20と第二の現像装置22、第三の露光装置
24と第三の現像装置26、第四の露光装置28と第四
の現像装置30について行い、フィルム46上に像を重
ねて所定の画像を形成する。
【0014】他方、缶体50は、缶体50の内面に挿入
されたマンドレル62とコーテイングローラー60とで
缶体50を挾み、缶体50を回転させてその周面に接着
剤を塗布する。このように塗布装置52でその周面に接
着剤が付着された後、乾燥炉70に送られる。乾燥炉7
0では、接着剤を加熱して溶剤揮発分を除去する。
【0015】乾燥炉70を出た缶体50は、その内面お
よび外面をフィルムラミネーター72,74により所定
の圧力で挟まれる。外面のフィルムラミネーター74と
缶体50との間には、所定の長さに切断されたフィルム
46が送られてきており、フィルムラミネーター72,
74で缶体50を回転させながら缶体周面に接着剤によ
りフィルム46を貼り合せる。 (実験例)
【0016】板厚0.3mm、径65mm、高さ120
mmのブリキ缶を用意した。このブリキ缶に接着剤塗布
装置で熱硬化型接着剤を5μm塗布し、これを接着剤乾
燥炉に200℃、1分間加熱して溶剤揮発分を除去し
た。他方、印刷装置を用いて、電子写真方式にて、厚さ
25μm、幅120mmのPETフィルムにトナー像を
転写、定着させた。そして、印刷されたPETフィルム
をフィルムフィーダーを用いてフィルムラミネーターに
送りこんだ。フィルムラミネーターは、缶体内径部に挿
入したロールと缶体外径部にあるロールとの間にフィル
ムをピンチし、5Kg/cm2 の押し付け圧をかけ、1
mpmの周速で同期回転させた。そして、缶体周長分で
フィルムをカットした。得られた印刷筒体は、色調が鮮
明であった。
【0017】なお、上記実施例では、接着剤として熱硬
化型接着剤を用いたが、他の接着剤、例えばエネルギー
線硬化型接着剤を使用することができる。この場合、筒
体周面に接着剤を塗布した後、画像を転写したフィルム
をその筒体周面に貼り合わせて圧着し、しかる後ここに
エネルギーを照射する工程となる。また装置についても
接着剤乾燥炉に代えてエネルギー照射装置を使用するこ
とになる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、色調が鮮明な高付加価
値の缶体等の筒体をリアル・タイムで製造することがで
き、かつ多品種少量生産にも迅速に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す印刷金属缶の製造装置
の説明図。
【符号の説明】
10…印刷装置、12…感光ドラム、14…帯電装置、
16…第一の露光装置、18…第一の現像装置、20…
第二の露光装置、22…第二の現像装置、24…第三の
露光装置、26…第三の現像装置、28…第四の露光装
置、30…第四の現像装置、32…転写装置、34…ク
リーニング装置、36…払い出し装置、38…ローラ
ー、40…フィルムフィーダー、42…フィルムフィー
ダー、44…フィルムカッタ、46…フィルム、50…
缶体、52…接着剤塗布装置、54…接着剤容器、56
…ファンティンローラー、58…ディストリビューター
ローラー、60…コーテイングローラー、62…マンド
レル、70…乾燥炉、72…フィルムラミネーター、7
4…フィルムラミネーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 豊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に現像された画像を画像形成用
    中間媒体上に転写する工程と、 画像が転写された中間媒体を所定長さに切断する工程
    と、 筒体表面に接着剤を塗布、乾燥する工程と、 接着剤を塗布した筒体周面に、所定長さに切断された前
    記中間媒体を巻き付けて、前記接着剤により貼り合わせ
    る工程と、 を具備した印刷筒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 感光体上に現像された画像を画像形成用
    中間媒体上に転写する手段と、 画像が転写された中間媒体を所定長さに切断する手段
    と、 筒体表面に接着剤を塗布、乾燥する手段と、 接着剤を塗布した筒体周面に、所定長さに切断された前
    記中間媒体を巻き付けて、前記接着剤により貼り合わせ
    る手段と、 を具備した印刷筒体の製造装置。
JP25321692A 1992-09-22 1992-09-22 印刷筒体の製造方法及びその製造装置 Pending JPH0699570A (ja)

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