JPH069955Y2 - 蓋付き容器 - Google Patents
蓋付き容器Info
- Publication number
- JPH069955Y2 JPH069955Y2 JP3435388U JP3435388U JPH069955Y2 JP H069955 Y2 JPH069955 Y2 JP H069955Y2 JP 3435388 U JP3435388 U JP 3435388U JP 3435388 U JP3435388 U JP 3435388U JP H069955 Y2 JPH069955 Y2 JP H069955Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- lid
- container
- base body
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、薄形の蓋付き容器に関するものである。
「従来の技術」 この種容器として、化粧用コンパクト容器に見られるよ
うに、容器本体後縁部と蓋体後縁部とを枢着させると共
に、この枢着部にトーションバネを組み込んで蓋体を常
時開蓋方向へ付勢するようにしたものがある。
うに、容器本体後縁部と蓋体後縁部とを枢着させると共
に、この枢着部にトーションバネを組み込んで蓋体を常
時開蓋方向へ付勢するようにしたものがある。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、上記のような従来容器にあっては、トーショ
ンバネによる部品点数増大と蓋体の閉蓋保持手段による
構造の煩雑化等でコストアップを招来するという問題点
があった。
ンバネによる部品点数増大と蓋体の閉蓋保持手段による
構造の煩雑化等でコストアップを招来するという問題点
があった。
そこで本考案は、弾性反転機構の採用によりコストダウ
ンが図れる蓋付き容器を提供することを目的とする。
ンが図れる蓋付き容器を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案の蓋付き容器は、物
品収納用凹部４を上面に穿設する、略菱形状の板状基体
１と、該板状基体上面を閉塞する頂板６を有し、該頂板
後端部と上記板状基体後端部とを第１屈折部８を介して
連結させた蓋体２と、上記板状基体の左右一方の側面角
部と蓋体前端部との間に架設された板バネ３とからな
り、該板バネの一端は上記板状基体の側面角部に第２屈
折部10を介して、かつ板バネ他端は上記頂板前端部から
垂下する棒状連結部７に第３屈折部11を介してそれぞれ
連結させ、該状態から蓋体を上記第１屈折部８を中心と
して強制回動させることで、該板バネが弾性反転して板
状基体側方へ蓋体が移動可能に設けたことを特徴とす
る。
品収納用凹部４を上面に穿設する、略菱形状の板状基体
１と、該板状基体上面を閉塞する頂板６を有し、該頂板
後端部と上記板状基体後端部とを第１屈折部８を介して
連結させた蓋体２と、上記板状基体の左右一方の側面角
部と蓋体前端部との間に架設された板バネ３とからな
り、該板バネの一端は上記板状基体の側面角部に第２屈
折部10を介して、かつ板バネ他端は上記頂板前端部から
垂下する棒状連結部７に第３屈折部11を介してそれぞれ
連結させ、該状態から蓋体を上記第１屈折部８を中心と
して強制回動させることで、該板バネが弾性反転して板
状基体側方へ蓋体が移動可能に設けたことを特徴とす
る。
「作用」 例えば第１図の状態から板状基体１に対して蓋体２を第
１屈折部８を中心として時計方向へ板バネ３の弾性に抗
して強制回動させると、板バネも撓みつつ第２屈折部10
を中心として回動し、やがて蓋体前端の回動軌跡ｌ１と
板バネ先端の仮想回動軌跡ｌ２とが交差する点Ｐまで蓋
体が回動すると、板バネが弾性反転する。これにより、
蓋体が板状基体側方へ移動して板状基体上面を開放する
と共に、当該位置に位置決めされる。
１屈折部８を中心として時計方向へ板バネ３の弾性に抗
して強制回動させると、板バネも撓みつつ第２屈折部10
を中心として回動し、やがて蓋体前端の回動軌跡ｌ１と
板バネ先端の仮想回動軌跡ｌ２とが交差する点Ｐまで蓋
体が回動すると、板バネが弾性反転する。これにより、
蓋体が板状基体側方へ移動して板状基体上面を開放する
と共に、当該位置に位置決めされる。
閉蓋する時は、反対に蓋体を反時計方向に強制回動させ
れば良い。
れば良い。
「実施例」 第１図乃至第４図は本考案容器の第１実施例を、また第
５図及び第６図は第２実施例をそれぞれ示す。
５図及び第６図は第２実施例をそれぞれ示す。
第１図乃至第４図に示すように、本考案容器は板状基体
１と蓋体２と板バネ３とを主要部材とし、本実施例では
これ等三部材を合成樹脂材で一体射出成形している。
１と蓋体２と板バネ３とを主要部材とし、本実施例では
これ等三部材を合成樹脂材で一体射出成形している。
板状基体１は、前後方向に長い略菱形状に形成され、そ
の上面に所定形状、数の物品収納用凹部４が穿設され
る。図示例では、基体の右側面から低側壁５を起立して
いる。
の上面に所定形状、数の物品収納用凹部４が穿設され
る。図示例では、基体の右側面から低側壁５を起立して
いる。
蓋体２は、上記低側壁５を除く基体１上面を閉塞する、
前後方向に長い略菱形状の頂板６を有すると共に、該頂
板６の左側縁から基体１の左側面に沿って垂下した棒状
連結部としての側壁７後端を基体１の左側面後端に薄肉
の第１屈折部８を介して連結させてなる。なお、図中９
は指掛け用の切欠き凹部を示す。
前後方向に長い略菱形状の頂板６を有すると共に、該頂
板６の左側縁から基体１の左側面に沿って垂下した棒状
連結部としての側壁７後端を基体１の左側面後端に薄肉
の第１屈折部８を介して連結させてなる。なお、図中９
は指掛け用の切欠き凹部を示す。
板バネ３は、上記板状基体１の左側面角部と蓋体２前端
部との間に架設されるもので、その一端を上記基体側面
角部に薄肉の第２屈折部10を介して、かつ他端を上記蓋
体側壁７前端に薄肉の第３屈折部11を介して、それぞれ
連結させ、該状態から蓋体２を上記第１屈折部８を中心
として時計方向へ強制回動させることで、該板バネ３が
弾性反転して板状基体１側方へ蓋体２が移動可能に設け
ている。
部との間に架設されるもので、その一端を上記基体側面
角部に薄肉の第２屈折部10を介して、かつ他端を上記蓋
体側壁７前端に薄肉の第３屈折部11を介して、それぞれ
連結させ、該状態から蓋体２を上記第１屈折部８を中心
として時計方向へ強制回動させることで、該板バネ３が
弾性反転して板状基体１側方へ蓋体２が移動可能に設け
ている。
第５図及び第６図は、所定形状に形成した鏡12付きの蓋
体２に二つの板状基体１，１及び板バネ３，３を左右対
称に組み付けて、板状基体１を前述した第１実施例と同
様の作用で個別に開閉できるようにした例である。
体２に二つの板状基体１，１及び板バネ３，３を左右対
称に組み付けて、板状基体１を前述した第１実施例と同
様の作用で個別に開閉できるようにした例である。
この実施例によれば、容器の単一小形化が図れるという
利点がある。
利点がある。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、弾性反転する板バ
ネを用いて蓋体を水平方向に回動させることで板状基体
上面を開閉できるように構成したので、従来容器のよう
にトーションバネを使用したり、閉蓋保持手段を講じた
りする必要がなく、簡単な構造でしかも合成樹脂材だけ
で容易に製作でき、依って大幅なコストダウンが図れ
る。
ネを用いて蓋体を水平方向に回動させることで板状基体
上面を開閉できるように構成したので、従来容器のよう
にトーションバネを使用したり、閉蓋保持手段を講じた
りする必要がなく、簡単な構造でしかも合成樹脂材だけ
で容易に製作でき、依って大幅なコストダウンが図れ
る。
第１図は本考案容器の第１実施例を示す平面図、第２図
はその作用状態の平面図、第３図は第２図のIII−III線
端面図、第４図は斜視図である。第５図は本考案容器の
第２実施例を示す平面図、第６図はその作用状態の平面
図である。 １……板状基体、２……蓋体 ３……板バネ
はその作用状態の平面図、第３図は第２図のIII−III線
端面図、第４図は斜視図である。第５図は本考案容器の
第２実施例を示す平面図、第６図はその作用状態の平面
図である。 １……板状基体、２……蓋体 ３……板バネ
Claims (1)
- 【請求項１】物品収納用凹部４を上面に穿設する、略菱
形状の板状基体１と、該板状基体上面を閉塞する頂板６
を有し、該頂板後端部と上記板状基体後端部とを第１屈
折部８を介して連結させた蓋体２と、上記板状基体の左
右一方の側面角部と蓋体前端部との間に架設された板バ
ネ３とからなり、該板バネの一端は上記板状基体の側面
角部に第２屈折部10を介して、かつ板バネ他端は上記頂
板前端部から垂下する棒状連結部７に第３屈折部11を介
してそれぞれ連結させ、該状態から蓋体を上記第１屈折
部８を中心として強制回動させることで、該板バネが弾
性反転して板状基体側方へ蓋体が移動可能に設けたこと
を特徴とする蓋付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3435388U JPH069955Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 蓋付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3435388U JPH069955Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 蓋付き容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01137858U JPH01137858U (ja) | 1989-09-20 |
| JPH069955Y2 true JPH069955Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31261064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3435388U Expired - Lifetime JPH069955Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 蓋付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069955Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-15 JP JP3435388U patent/JPH069955Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01137858U (ja) | 1989-09-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH069955Y2 (ja) | 蓋付き容器 | |
| JPH069954Y2 (ja) | 蓋付き容器 | |
| USD312275S (en) | Folder | |
| JPH069953Y2 (ja) | 蓋付き容器 | |
| JPH072431Y2 (ja) | 弾性反転する蓄板付き容器とキャップ | |
| USD331318S (en) | Drumstick case | |
| JPH0634292Y2 (ja) | 弾性反転する蓋板付き器具 | |
| JP2541293Y2 (ja) | 蓋体付きキャップ状部材 | |
| JPH0316563Y2 (ja) | ||
| JP2535050Y2 (ja) | 化粧用コンパクト | |
| JPH052461Y2 (ja) | ||
| JPH064810Y2 (ja) | 化粧用コンパクト | |
| JPH0121606Y2 (ja) | ||
| JPH0535795Y2 (ja) | ||
| JP2707084B2 (ja) | 蓋体付きのキャップ状部材 | |
| JP2544127B2 (ja) | 弾性反転する上板付き器具 | |
| JPH0621889Y2 (ja) | 弾性反転する蓋体付き容器等 | |
| JP3383106B2 (ja) | 蓋体の弾性反転機構 | |
| JPH0417503Y2 (ja) | ||
| JPH0535796Y2 (ja) | ||
| JPS6117870Y2 (ja) | ||
| JPH069950Y2 (ja) | 弾性反転する蓋板付き容器等 | |
| JP2552880Y2 (ja) | コンパクトケース | |
| JPH0437540Y2 (ja) | ||
| JPH0542044Y2 (ja) |