JPH0699515B2 - 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物 - Google Patents
耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0699515B2 JPH0699515B2 JP62001767A JP176787A JPH0699515B2 JP H0699515 B2 JPH0699515 B2 JP H0699515B2 JP 62001767 A JP62001767 A JP 62001767A JP 176787 A JP176787 A JP 176787A JP H0699515 B2 JPH0699515 B2 JP H0699515B2
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- JP
- Japan
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- impact
- polybutadiene
- resin composition
- resistant polystyrene
- polystyrene resin
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、優れた耐衝撃性および良好な光沢が要求され
る種々の成形品、例えば、電気製品、家具、建材の成形
材料として利用される耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成
物に関する。
る種々の成形品、例えば、電気製品、家具、建材の成形
材料として利用される耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成
物に関する。
[従来の技術およびその問題点] 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は、耐衝撃性の他に、成形
性その他種々の物性に優れているため、耐衝撃性の要求
される成形品の成形材料として汎用されている。また、
その用途の拡大および耐衝撃性ポリスチレン系樹脂から
得られる製品の品質向上を図る上から、優れた耐衝撃性
を有すると共に良好な光沢を有することが望まれてい
る。
性その他種々の物性に優れているため、耐衝撃性の要求
される成形品の成形材料として汎用されている。また、
その用途の拡大および耐衝撃性ポリスチレン系樹脂から
得られる製品の品質向上を図る上から、優れた耐衝撃性
を有すると共に良好な光沢を有することが望まれてい
る。
一般に、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂の光沢を改良する
には、原料ポリブタジエンとして溶液粘度の低いものを
用いる必要があることが知られている。しかしながら、
溶液粘度の低いポリブタジエンを用いると、得られる耐
衝撃性ポリスチレン系樹脂の耐衝撃性が低下する問題が
生じる。このように、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂にお
いて、光沢と耐衝撃性とは相反する特性であり、耐衝撃
性を低下させることなく、良好な光沢を有する耐衝撃性
ポリスチレン系樹脂を得ることは困難であった。
には、原料ポリブタジエンとして溶液粘度の低いものを
用いる必要があることが知られている。しかしながら、
溶液粘度の低いポリブタジエンを用いると、得られる耐
衝撃性ポリスチレン系樹脂の耐衝撃性が低下する問題が
生じる。このように、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂にお
いて、光沢と耐衝撃性とは相反する特性であり、耐衝撃
性を低下させることなく、良好な光沢を有する耐衝撃性
ポリスチレン系樹脂を得ることは困難であった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ムーニー粘度および溶液粘度がそれぞれ特定
範囲内にある特定量の高シスポリブタジエンと、スチレ
ンとからなる、優れた耐衝撃性と光沢とを併せ持つ、耐
衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に関する。
範囲内にある特定量の高シスポリブタジエンと、スチレ
ンとからなる、優れた耐衝撃性と光沢とを併せ持つ、耐
衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に関する。
即ち、本発明は、ムーニー粘度[ML1+4(100℃)]が40
〜60であり、溶液粘度[5重量%−スチレン(25℃)]
が150〜250センチポイズ(cp)である、シス−1,4構造
を90モル%以上含むポリブタジエン3〜12重量%と、ス
チレン97〜88重量%からなる耐衝撃性ポリスチレン系樹
脂組成物に関する。
〜60であり、溶液粘度[5重量%−スチレン(25℃)]
が150〜250センチポイズ(cp)である、シス−1,4構造
を90モル%以上含むポリブタジエン3〜12重量%と、ス
チレン97〜88重量%からなる耐衝撃性ポリスチレン系樹
脂組成物に関する。
以下、本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物につ
いて詳述する。
いて詳述する。
本発明で用いられるポリブタジエンは、ムーニー粘度
[ML(100℃)]が40〜60、好ましくは45〜55であり、
溶液粘度[5重量%−スチレン(25℃)が10〜250cp、
好ましくは170〜230cpである、シス−1,4構造を90モル
%、好ましくは93%以上含むものである。さらに好まし
くは、シス−1,4構造含有率93〜99モル%、トランス−
1,4構造含有率0.5〜10モル%、1,2構造含有率0.5〜10モ
ル%のものが好適に用いられ得る。
[ML(100℃)]が40〜60、好ましくは45〜55であり、
溶液粘度[5重量%−スチレン(25℃)が10〜250cp、
好ましくは170〜230cpである、シス−1,4構造を90モル
%、好ましくは93%以上含むものである。さらに好まし
くは、シス−1,4構造含有率93〜99モル%、トランス−
1,4構造含有率0.5〜10モル%、1,2構造含有率0.5〜10モ
ル%のものが好適に用いられ得る。
ムーニー粘度または溶液粘度が前記範囲を逸脱したポリ
ブタジエンでは、本発明の目的は達成できない。即ち、
ムーニー粘度が前記範囲内であっても溶液粘度が150cp
未満のポリブタジエンを用いた場合、或いは溶液粘度が
前記範囲内であってもムーニー粘度が60超もしくは40未
満のポリブタジエンを用いた場合には、優れた耐衝撃性
および良好な光沢を有する耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
組成物は得られない。
ブタジエンでは、本発明の目的は達成できない。即ち、
ムーニー粘度が前記範囲内であっても溶液粘度が150cp
未満のポリブタジエンを用いた場合、或いは溶液粘度が
前記範囲内であってもムーニー粘度が60超もしくは40未
満のポリブタジエンを用いた場合には、優れた耐衝撃性
および良好な光沢を有する耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
組成物は得られない。
上記ポリブタジエンは、有機アルミニウム化合物と、コ
バルトまたはニッケル化合物とを含む触媒を用いる等の
公知の製造法において、水の使用量を適当に調節するこ
とによって製造できる。
バルトまたはニッケル化合物とを含む触媒を用いる等の
公知の製造法において、水の使用量を適当に調節するこ
とによって製造できる。
また、本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
を得るに際しての上記ポリブタジエンとスチレンとの好
ましい使用割合は、スチレン97〜88重量部に対して上記
ポリブタジエン3〜12重量%、好ましくはスチレン97〜
92重量部に対して上記ポリブタジエン3〜8重量%であ
る。ポリブタジエンの使用量が3重量部未満であると、
耐衝撃性が向上せず、12重量部を越えると剛性や機械的
強度が低下する。
を得るに際しての上記ポリブタジエンとスチレンとの好
ましい使用割合は、スチレン97〜88重量部に対して上記
ポリブタジエン3〜12重量%、好ましくはスチレン97〜
92重量部に対して上記ポリブタジエン3〜8重量%であ
る。ポリブタジエンの使用量が3重量部未満であると、
耐衝撃性が向上せず、12重量部を越えると剛性や機械的
強度が低下する。
本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物は、公
知の方法、例えば、塊状重合法または塊状−懸濁重合
法、具体的には例えば特開昭57−143313号公報に記載の
方法に準じて製造できる。
知の方法、例えば、塊状重合法または塊状−懸濁重合
法、具体的には例えば特開昭57−143313号公報に記載の
方法に準じて製造できる。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に用いられ
る、特定範囲のムーニー粘度、溶液粘度を有する高シス
ポリブタジエンを使用すれば、耐衝撃性ポリスチレン系
樹脂組成物の重合時に、温度が高く、n−ドデシルメル
カプタンの量が少ない場合、あるいはスチレンに対する
ポリブタジエンの量が少ない場合であっても、優れた耐
衝撃性および良好な光沢を有する耐衝撃性ポリスチレン
系樹脂組成物を得ることができる。
る、特定範囲のムーニー粘度、溶液粘度を有する高シス
ポリブタジエンを使用すれば、耐衝撃性ポリスチレン系
樹脂組成物の重合時に、温度が高く、n−ドデシルメル
カプタンの量が少ない場合、あるいはスチレンに対する
ポリブタジエンの量が少ない場合であっても、優れた耐
衝撃性および良好な光沢を有する耐衝撃性ポリスチレン
系樹脂組成物を得ることができる。
また、本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物の製
造時に、必要に応じ、上記ポリブタジエンに他の化合
物、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、
アクリル系ゴム等を上記ポリブタジエンに対し30重量%
以内において併用することができ、また、スチレンに該
スチレンと共重合可能なビニル系モノマーを該スチレン
に対して30重量%以内において併用できる。また、必要
に応じ、ムーニー粘度または溶液粘度が前記範囲外のポ
リブタジエンを、上記ポリブタジエンに対し50重量%以
内において併用することもできる。
造時に、必要に応じ、上記ポリブタジエンに他の化合
物、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、
アクリル系ゴム等を上記ポリブタジエンに対し30重量%
以内において併用することができ、また、スチレンに該
スチレンと共重合可能なビニル系モノマーを該スチレン
に対して30重量%以内において併用できる。また、必要
に応じ、ムーニー粘度または溶液粘度が前記範囲外のポ
リブタジエンを、上記ポリブタジエンに対し50重量%以
内において併用することもできる。
さらに、本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に
は、従来の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物と同様
に、その製造時に必要に応じ、種々の添加剤、例えば、
安定剤、着色剤、可塑剤、紫外線吸収剤などを添加でき
る。
は、従来の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物と同様
に、その製造時に必要に応じ、種々の添加剤、例えば、
安定剤、着色剤、可塑剤、紫外線吸収剤などを添加でき
る。
[実施例] 以下に、本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に
用いられるポリブタジエンの製造例、および本発明の耐
衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物の実施例を挙げて本発
明の効果を説明する。
用いられるポリブタジエンの製造例、および本発明の耐
衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物の実施例を挙げて本発
明の効果を説明する。
製造例 ベンゼン1500mlに、1,3ブタジエン380gを加え、次い
で、第1表に示す量の水およびシクロオクタジエン(CO
D)、ジエチルアルミニウムモノクロライド(DEAC)3.1
m molおよびオクテン酸コバルト0.01m molを加えた後、
60℃の温度で30分間撹拌して1,3−ブタジエンの重合反
応を行わせた。重合反応終了後、重合溶液に少量の2,6
−ジ第三ブチルパラクレゾールを含むメタノール5mlを
注入して重合を停止させて、次いで重合溶液を水洗し、
簡易型コアギュレーター装置にてゴムをクラムとして回
収し、60℃で乾燥してポリブタジエン(第1表のNo.1)
を得た。得られたポリブタジエンのシス含量、ムーニー
粘度および溶液粘度を第1表に示す。
で、第1表に示す量の水およびシクロオクタジエン(CO
D)、ジエチルアルミニウムモノクロライド(DEAC)3.1
m molおよびオクテン酸コバルト0.01m molを加えた後、
60℃の温度で30分間撹拌して1,3−ブタジエンの重合反
応を行わせた。重合反応終了後、重合溶液に少量の2,6
−ジ第三ブチルパラクレゾールを含むメタノール5mlを
注入して重合を停止させて、次いで重合溶液を水洗し、
簡易型コアギュレーター装置にてゴムをクラムとして回
収し、60℃で乾燥してポリブタジエン(第1表のNo.1)
を得た。得られたポリブタジエンのシス含量、ムーニー
粘度および溶液粘度を第1表に示す。
なお、第1表のNo.2、No.3、No.4およびNo.5は、第1表
に示す量の水およびCODを用いた以外は上記No.1と同条
件下に実施し、ポリブタジエンを得た。なお、No.2のみ
反応時間が40分である。
に示す量の水およびCODを用いた以外は上記No.1と同条
件下に実施し、ポリブタジエンを得た。なお、No.2のみ
反応時間が40分である。
第1表のNo.1およびNo.2のポリブタジエンは、本発明の
耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に用いられるもの
で、No.3、No.4およびNo.5のポリブタジエンは、ムーニ
ー粘度または溶液粘度が本発明の範囲外のものである。
耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物に用いられるもの
で、No.3、No.4およびNo.5のポリブタジエンは、ムーニ
ー粘度または溶液粘度が本発明の範囲外のものである。
上記製造例で得たポリブタジエンNo.1〜5を使用して下
記の如くしてそれぞれ耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成
物を製造した。
記の如くしてそれぞれ耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成
物を製造した。
実施例1、2および比較例1、2 1セパラブルフラスコを窒素ガスで置換し、スチレン
558gと第2表に示すポリブタジエン42g(ポリブタジエ
ン:7重量%)とを加えて溶解し、次いでn−ドデシルメ
ルカプタン0.10gを加えて、135℃でスチレン重合率が30
%になるまで撹拌下に予備重合した。次いで予備重合溶
液を0.5重量%のポリビニルアルコール水溶液700mlを加
えた1.5のオートクレーブに注入し、ベンゾイルパー
オキサイド1.2gおよびジクミルパーオキサイド1.2gを加
えて、100℃で2時間、次いで125℃で3時間、次いで14
0℃で2時間撹拌下に重合した。重合反応混合物からビ
ーズ状のポリマーを濾集し、水洗し、乾燥し、押出機で
ペレット化して、それぞれ耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
組成物553gを得た。得られた耐衝撃性ポリスチレン系樹
脂組成物をそれぞれ射出成形して、物性測定用の試験片
を作成し、第2表に示す物性を測定した。それらの測定
結果を第2表に示す。
558gと第2表に示すポリブタジエン42g(ポリブタジエ
ン:7重量%)とを加えて溶解し、次いでn−ドデシルメ
ルカプタン0.10gを加えて、135℃でスチレン重合率が30
%になるまで撹拌下に予備重合した。次いで予備重合溶
液を0.5重量%のポリビニルアルコール水溶液700mlを加
えた1.5のオートクレーブに注入し、ベンゾイルパー
オキサイド1.2gおよびジクミルパーオキサイド1.2gを加
えて、100℃で2時間、次いで125℃で3時間、次いで14
0℃で2時間撹拌下に重合した。重合反応混合物からビ
ーズ状のポリマーを濾集し、水洗し、乾燥し、押出機で
ペレット化して、それぞれ耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
組成物553gを得た。得られた耐衝撃性ポリスチレン系樹
脂組成物をそれぞれ射出成形して、物性測定用の試験片
を作成し、第2表に示す物性を測定した。それらの測定
結果を第2表に示す。
実施例3,4および比較例3 スチレン570gと第3表に示すポリブタジエン30g(ポリ
ブタジエン:5重量%)とを用い、n−ドデシルメルカプ
タンの使用量を0.30gおよび予備重合温度を115℃とした
以外は実施例1と同条件下に実施して、それぞれ耐衝撃
性ポリスチレン系樹脂組成物560gを得た。得られた耐衝
撃性ポリスチレン系樹脂組成物それぞれについて、実施
例1と同様にして物性を測定した。それらの測定結果を
下記第3表に示す。
ブタジエン:5重量%)とを用い、n−ドデシルメルカプ
タンの使用量を0.30gおよび予備重合温度を115℃とした
以外は実施例1と同条件下に実施して、それぞれ耐衝撃
性ポリスチレン系樹脂組成物560gを得た。得られた耐衝
撃性ポリスチレン系樹脂組成物それぞれについて、実施
例1と同様にして物性を測定した。それらの測定結果を
下記第3表に示す。
なお、下記の第2表および第3表における*3〜9は次
の通りである。
の通りである。
*3:JIS K7210(200℃、5kg) *4:JIS K7110(ノッチ付) *5:JIS Z8741(60℃) *6:JIS K7206(荷重1kg) *7:耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物1gをベンゼン50
mlに溶解させた時の不溶分 *8:ベンゼン不溶分の湿潤時重量と乾燥時重量の比(湿
潤時重量/乾燥時重量) *9:(株)日科製のコールターカウンターTA−2型を用
いて測定 第2表および第3表に示す結果から、本発明の耐衝撃性
ポリスチレン系樹脂組成物(実施例1〜4)は、優れた
耐衝撃性および良好な光沢を併せ有するが、ムーニー粘
度または溶液粘度が本発明の範囲外であるポリブタジエ
ンを用いて得られる耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
(比較例1〜3)は、優れた耐衝撃性および良好な光沢
を併有していないことが判る。
mlに溶解させた時の不溶分 *8:ベンゼン不溶分の湿潤時重量と乾燥時重量の比(湿
潤時重量/乾燥時重量) *9:(株)日科製のコールターカウンターTA−2型を用
いて測定 第2表および第3表に示す結果から、本発明の耐衝撃性
ポリスチレン系樹脂組成物(実施例1〜4)は、優れた
耐衝撃性および良好な光沢を併せ有するが、ムーニー粘
度または溶液粘度が本発明の範囲外であるポリブタジエ
ンを用いて得られる耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
(比較例1〜3)は、優れた耐衝撃性および良好な光沢
を併有していないことが判る。
[発明の効果] 本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物は、優れた
耐衝撃性および良好な光沢を有するものである。
耐衝撃性および良好な光沢を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−120606(JP,A) 村橘、井本、谷、「合成高分子▲II ▼」、昭和50年3月30日発行朝倉書店P. 183〜219
Claims (1)
- 【請求項1】ムーニー粘度[ML1+4(100℃)]が40〜60
であり、溶液粘度[5重量%−スチレン(25℃)]が15
0〜250センチポイズ(cp)である、シス−1,4構造を90
モル%以上含むポリブタジエン3〜12重量%と、スチレ
ン97〜88重量%とからなる耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62001767A JPH0699515B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62001767A JPH0699515B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63172708A JPS63172708A (ja) | 1988-07-16 |
JPH0699515B2 true JPH0699515B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=11510731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62001767A Expired - Fee Related JPH0699515B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699515B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1249392A (en) * | 1982-12-27 | 1989-01-24 | Peter G. Odell | Aqueous suspension polymerization process |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP62001767A patent/JPH0699515B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
村橘、井本、谷、「合成高分子▲II▼」、昭和50年3月30日発行朝倉書店P.183〜219 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63172708A (ja) | 1988-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |