JPH06994A - ラインヘッド - Google Patents
ラインヘッドInfo
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- JPH06994A JPH06994A JP15838092A JP15838092A JPH06994A JP H06994 A JPH06994 A JP H06994A JP 15838092 A JP15838092 A JP 15838092A JP 15838092 A JP15838092 A JP 15838092A JP H06994 A JPH06994 A JP H06994A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数の端面発光型EL素子を連設してカバー
部材で包囲し、このカバー部材内に防湿剤を気泡と共に
封入したラインヘッドの光学特性を向上させる。 【構成】 カバー部材35の主走査方向の両端部の少な
くとも一方に気泡を収容する凹部36を形成し、端面発
光型EL素子の前面以外の部分から放出された光ノイズ
が防湿剤と気泡との境界面で反射されてノイズ光となる
ことを防止する。
部材で包囲し、このカバー部材内に防湿剤を気泡と共に
封入したラインヘッドの光学特性を向上させる。 【構成】 カバー部材35の主走査方向の両端部の少な
くとも一方に気泡を収容する凹部36を形成し、端面発
光型EL素子の前面以外の部分から放出された光ノイズ
が防湿剤と気泡との境界面で反射されてノイズ光となる
ことを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端面発光型EL素子を
アレイ状に連設したラインヘッドに関するものである。
アレイ状に連設したラインヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、実用化された発光素子の一つとし
てEL(Electro Luminescence)素子があるが、これ
は不足しがちな発光輝度の改善が要望されている。そこ
で、表面が発光する従来のEL素子に比較して百倍程の
発光輝度を示す端面発光型EL素子が開発された。この
端面発光型EL素子とは、活性元素を含む硫化亜鉛等か
らなる薄膜状の活性層を誘電体層で囲んで光導波路を形
成し、この誘電体層の外面に相対向する電極層を形成し
たもので、これらの電極層間に高電圧パルスを通電する
と活性層の端面から極扁平なビーム光を出射するように
なっている。そこで、このような端面発光型EL素子を
絶縁基板上に連設することで、電子写真装置のラインヘ
ッドを形成することができる。
てEL(Electro Luminescence)素子があるが、これ
は不足しがちな発光輝度の改善が要望されている。そこ
で、表面が発光する従来のEL素子に比較して百倍程の
発光輝度を示す端面発光型EL素子が開発された。この
端面発光型EL素子とは、活性元素を含む硫化亜鉛等か
らなる薄膜状の活性層を誘電体層で囲んで光導波路を形
成し、この誘電体層の外面に相対向する電極層を形成し
たもので、これらの電極層間に高電圧パルスを通電する
と活性層の端面から極扁平なビーム光を出射するように
なっている。そこで、このような端面発光型EL素子を
絶縁基板上に連設することで、電子写真装置のラインヘ
ッドを形成することができる。
【0003】しかし、このようなラインヘッドを実施し
た場合、端面発光型EL素子の駆動パルスは高電圧なの
で雰囲気中の湿度が高いと電極層間などにスパークが発
生して各部に破壊が生じることがあり、環境ガスの接触
によって劣化も進行する。そこで、上述のような課題を
解決するため、本出願人は端面発光型EL素子を被うカ
バー部材をラインヘッドに取付け、このカバー部材の内
部空間にシリコンオイル等の防湿剤を封入することを提
案した。
た場合、端面発光型EL素子の駆動パルスは高電圧なの
で雰囲気中の湿度が高いと電極層間などにスパークが発
生して各部に破壊が生じることがあり、環境ガスの接触
によって劣化も進行する。そこで、上述のような課題を
解決するため、本出願人は端面発光型EL素子を被うカ
バー部材をラインヘッドに取付け、このカバー部材の内
部空間にシリコンオイル等の防湿剤を封入することを提
案した。
【0004】そこで、このような構造のラインヘッドの
先行技術として、本出願人が実願平2-108398号として出
願したラインヘッドを図8ないし図13に基づいて説明
する。まず、このラインヘッド1の端面発光型EL素子
2は、図9に例示するように、マンガンなどの活性元素
を含む硫化亜鉛等からなる薄膜状の活性層3を上下から
囲む誘電体層4,5の上下面に電極層6,7を形成した
構造となっており、これらの電極層6,7に導通するコ
モン電極8とブロック電極9とを所定パターンで形成し
て端面発光型EL素子2をガラス基板10の上に連設す
ることでラインヘッド1が形成されている。
先行技術として、本出願人が実願平2-108398号として出
願したラインヘッドを図8ないし図13に基づいて説明
する。まず、このラインヘッド1の端面発光型EL素子
2は、図9に例示するように、マンガンなどの活性元素
を含む硫化亜鉛等からなる薄膜状の活性層3を上下から
囲む誘電体層4,5の上下面に電極層6,7を形成した
構造となっており、これらの電極層6,7に導通するコ
モン電極8とブロック電極9とを所定パターンで形成し
て端面発光型EL素子2をガラス基板10の上に連設す
ることでラインヘッド1が形成されている。
【0005】そして、このラインヘッド1では、図8等
に例示するように、凹溝11が底面に形成された上部カ
バー12と平板状の下部カバー13とが前記ガラス基板
10の上面と下面とに取付けられており、これらのカバ
ー12,13の前面に平板状の透明な前部カバー14が
取付けられている。ここで、前記上部・下部カバー1
2,13はガラス基板5の前縁部から前方に突出してお
り、互いに対向する側部にスペーサ15が取付けられて
いる。そこで、これらのカバー12〜14及びスペーサ
15により形成されたカバー部材16の内部空間に防湿
剤であるオイル17が封入されている。ここで、このラ
インヘッド1では、カバー部材16の上部カバー12の
一端に前記オイル17の注入口18が形成されて他端に
排気口19が形成されており、この排気口19と前記注
入口18とは封止板20が接着されて密閉されている。
に例示するように、凹溝11が底面に形成された上部カ
バー12と平板状の下部カバー13とが前記ガラス基板
10の上面と下面とに取付けられており、これらのカバ
ー12,13の前面に平板状の透明な前部カバー14が
取付けられている。ここで、前記上部・下部カバー1
2,13はガラス基板5の前縁部から前方に突出してお
り、互いに対向する側部にスペーサ15が取付けられて
いる。そこで、これらのカバー12〜14及びスペーサ
15により形成されたカバー部材16の内部空間に防湿
剤であるオイル17が封入されている。ここで、このラ
インヘッド1では、カバー部材16の上部カバー12の
一端に前記オイル17の注入口18が形成されて他端に
排気口19が形成されており、この排気口19と前記注
入口18とは封止板20が接着されて密閉されている。
【0006】このような構成において、このラインヘッ
ド1では、カバー部材16の注入口18にオイル17を
流入させると共に排気口19から空気を真空引きし、カ
バー部材16の内部空間にオイル17が充填されると封
止板20を注入口18と排気口19とに接着してオイル
17の封入を完了する。このようにすることで、このラ
インヘッド1では、カバー部材16内のオイル17によ
って端面発光型EL素子2が雰囲気から遮断されるの
で、この端面発光型EL素子2の劣化や破壊が防止され
る。
ド1では、カバー部材16の注入口18にオイル17を
流入させると共に排気口19から空気を真空引きし、カ
バー部材16の内部空間にオイル17が充填されると封
止板20を注入口18と排気口19とに接着してオイル
17の封入を完了する。このようにすることで、このラ
インヘッド1では、カバー部材16内のオイル17によ
って端面発光型EL素子2が雰囲気から遮断されるの
で、この端面発光型EL素子2の劣化や破壊が防止され
る。
【0007】ここで、このようなラインヘッド1を利用
したラインプリンタ21は、図12に例示するように、
ロッドレンズアレイ22を一体化したラインヘッド1を
帯電器や現像器(何れも図示せず)等と共に感光ドラム2
3の外周面上に対向配置した構造などとなる。そこで、
このようなラインプリンタ21では、ラインヘッド1の
端面発光型EL素子2を選択的に発光駆動して感光ドラ
ム23の外周面上に静電潜像を形成し、これをトナーで
現像して印刷用紙に転写することで画像印刷を行なうこ
とになる。
したラインプリンタ21は、図12に例示するように、
ロッドレンズアレイ22を一体化したラインヘッド1を
帯電器や現像器(何れも図示せず)等と共に感光ドラム2
3の外周面上に対向配置した構造などとなる。そこで、
このようなラインプリンタ21では、ラインヘッド1の
端面発光型EL素子2を選択的に発光駆動して感光ドラ
ム23の外周面上に静電潜像を形成し、これをトナーで
現像して印刷用紙に転写することで画像印刷を行なうこ
とになる。
【0008】しかし、このようにしてラインヘッド1を
駆動すると、発光する端面発光型EL素子2の発熱によ
ってオイル17が膨張するのでカバー部材16に破壊が
生じる懸念がある。そこで、このような課題を解決する
ため、同図及び図11に例示するように、本出願人はカ
バー部材16のオイル17内に気泡24を混入させるこ
とで、オイル17の膨張や伸縮によるカバー部材16内
の圧力変化を緩和することを提案した。
駆動すると、発光する端面発光型EL素子2の発熱によ
ってオイル17が膨張するのでカバー部材16に破壊が
生じる懸念がある。そこで、このような課題を解決する
ため、同図及び図11に例示するように、本出願人はカ
バー部材16のオイル17内に気泡24を混入させるこ
とで、オイル17の膨張や伸縮によるカバー部材16内
の圧力変化を緩和することを提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したラインヘッド
1では、カバー部材16内に充填したオイル17による
密閉で端面発光型EL素子2の劣化を防止することがで
き、さらに、このオイル17の膨張や伸縮によるカバー
部材16内の圧力変化を気泡24で緩和することができ
る。
1では、カバー部材16内に充填したオイル17による
密閉で端面発光型EL素子2の劣化を防止することがで
き、さらに、このオイル17の膨張や伸縮によるカバー
部材16内の圧力変化を気泡24で緩和することができ
る。
【0010】しかし、実際には端面発光型EL素子2は
前面以外の部分からも光ノイズを放出しているので、図
12に例示したように、この光ノイズがオイル17と気
泡24との境界面で反射されて感光ドラム23に入射す
ることがある。この場合、図13に例示するように、こ
の感光ドラム23には、画像印刷用の走査光の他にノイ
ズ光も入射することになるので、これが印刷画像のノイ
ズ成分となって印刷品質を低下させることになる。特
に、図11に例示するように、このような光ノイズを生
成する気泡24は副走査方向の一部に位置しているの
で、印刷画像には副走査方向に連続する帯状のノイズ成
分が形成されるなどして品質劣化が著しい。
前面以外の部分からも光ノイズを放出しているので、図
12に例示したように、この光ノイズがオイル17と気
泡24との境界面で反射されて感光ドラム23に入射す
ることがある。この場合、図13に例示するように、こ
の感光ドラム23には、画像印刷用の走査光の他にノイ
ズ光も入射することになるので、これが印刷画像のノイ
ズ成分となって印刷品質を低下させることになる。特
に、図11に例示するように、このような光ノイズを生
成する気泡24は副走査方向の一部に位置しているの
で、印刷画像には副走査方向に連続する帯状のノイズ成
分が形成されるなどして品質劣化が著しい。
【0011】本発明は、光学特性が良好なラインヘッド
を得るものである。
を得るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】活性層を囲む誘電体層の
外面上に相対向する電極層が位置する端面発光型EL素
子を基板上に主走査方向に連設し、この基板に前面が透
光性を有して前記端面発光型EL素子を被うボックス状
のカバー部材を取付け、このカバー部材の内部空間に流
動性を有する防湿剤を封入したラインヘッドにおいて、
前記カバー部材の内部空間の主走査方向の両端部の少な
くとも一方に前記防湿剤内の気泡を収容する凹部を形成
した。
外面上に相対向する電極層が位置する端面発光型EL素
子を基板上に主走査方向に連設し、この基板に前面が透
光性を有して前記端面発光型EL素子を被うボックス状
のカバー部材を取付け、このカバー部材の内部空間に流
動性を有する防湿剤を封入したラインヘッドにおいて、
前記カバー部材の内部空間の主走査方向の両端部の少な
くとも一方に前記防湿剤内の気泡を収容する凹部を形成
した。
【0013】
【作用】防湿剤の膨張や収縮によるカバー部材内の圧力
変化を緩和する気泡を印刷領域の外方に配置すること
で、端面発光型EL素子の前面以外の部分から放出され
た光ノイズが防湿剤と気泡との境界面で反射されてノイ
ズ光となることを防止でき、光学特性が良好なラインヘ
ッドを得ることができる。
変化を緩和する気泡を印刷領域の外方に配置すること
で、端面発光型EL素子の前面以外の部分から放出され
た光ノイズが防湿剤と気泡との境界面で反射されてノイ
ズ光となることを防止でき、光学特性が良好なラインヘ
ッドを得ることができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図7に基づいて
説明する。まず、このラインヘッド25は、図5及び図
6に例示するように、電子写真方式のラインプリンタ2
6の一部として形成されている。ここで、このラインプ
リンタ26は、回転自在に軸支された感光ドラム27の
外周面上に、トナークリーナ28、帯電チャージャ2
9、前記ラインヘッド25、現像器30、転写チャージ
ャ31等を順次対向配置し、この転写チャージャ31と
前記感光ドラム27との間に用紙搬送路32を形成した
構造となっている。
説明する。まず、このラインヘッド25は、図5及び図
6に例示するように、電子写真方式のラインプリンタ2
6の一部として形成されている。ここで、このラインプ
リンタ26は、回転自在に軸支された感光ドラム27の
外周面上に、トナークリーナ28、帯電チャージャ2
9、前記ラインヘッド25、現像器30、転写チャージ
ャ31等を順次対向配置し、この転写チャージャ31と
前記感光ドラム27との間に用紙搬送路32を形成した
構造となっている。
【0015】そして、このようなラインプリンタ26の
一部となる本実施例のラインヘッド25は、図1ないし
図4に例示するように、端面発光型EL素子2が形成さ
れたガラス基板10の上下面に、凹溝33が底面に形成
された上部カバー34と平板状の下部カバー13とを各
々取付け、これらのカバー12,13の前面に前部カバ
ー14を取付けた構造となっている。ここで、前記上部
・下部カバー12,13はガラス基板5の前縁部から前
方に突出しており、互いに対向する側部にスペーサ15
が取付けられている。そこで、このラインヘッド25で
は、前記カバー13,14,34とスペーサ15とで端
面発光型EL素子2を囲むカバー部材35が形成されて
おり、このようなカバー部材35の内部空間に防湿剤1
7が封入されている。ここで、このラインヘッド25で
は、カバー部材35の上部カバー34の一端に前記防湿
剤17の注入口18が形成されると共に他端には空気用
の排気口19が形成されており、この排気口19と前記
注入口18とは封止板20が接着されることで封止され
ている。
一部となる本実施例のラインヘッド25は、図1ないし
図4に例示するように、端面発光型EL素子2が形成さ
れたガラス基板10の上下面に、凹溝33が底面に形成
された上部カバー34と平板状の下部カバー13とを各
々取付け、これらのカバー12,13の前面に前部カバ
ー14を取付けた構造となっている。ここで、前記上部
・下部カバー12,13はガラス基板5の前縁部から前
方に突出しており、互いに対向する側部にスペーサ15
が取付けられている。そこで、このラインヘッド25で
は、前記カバー13,14,34とスペーサ15とで端
面発光型EL素子2を囲むカバー部材35が形成されて
おり、このようなカバー部材35の内部空間に防湿剤1
7が封入されている。ここで、このラインヘッド25で
は、カバー部材35の上部カバー34の一端に前記防湿
剤17の注入口18が形成されると共に他端には空気用
の排気口19が形成されており、この排気口19と前記
注入口18とは封止板20が接着されることで封止され
ている。
【0016】そして、このラインヘッド25では、前記
上部カバー34の下面に形成された凹溝33の内面の主
走査方向の両端後部に凹部36が形成されており、これ
らの凹部36内にオイル17の気泡24が収容されるよ
うになっている。つまり、このラインヘッド25では、
主走査方向の両端部に位置する凹部36内に気泡24が
位置することで、これらの気泡24が端面発光型EL素
子2の印刷領域の外方に位置している。
上部カバー34の下面に形成された凹溝33の内面の主
走査方向の両端後部に凹部36が形成されており、これ
らの凹部36内にオイル17の気泡24が収容されるよ
うになっている。つまり、このラインヘッド25では、
主走査方向の両端部に位置する凹部36内に気泡24が
位置することで、これらの気泡24が端面発光型EL素
子2の印刷領域の外方に位置している。
【0017】このような構成において、本実施例で例示
するラインプリンタ26で画像印刷を行なう場合は、回
転する感光ドラム27の外周面をトナークリーナ28で
清浄化してから帯電チャージャ29のコロナ放電で帯電
させ、ここに画像信号に対応して動作するラインヘッド
25の選択的な光照射で静電潜像を形成する。そして、
この感光ドラム27の外周面上の静電潜像を現像器30
から供給される帯電トナーで現像してから転写チャージ
ャ31の放電電位で印刷用紙(図示せず)に転写すること
で、この印刷用紙に画像印刷が行なわれることになる。
するラインプリンタ26で画像印刷を行なう場合は、回
転する感光ドラム27の外周面をトナークリーナ28で
清浄化してから帯電チャージャ29のコロナ放電で帯電
させ、ここに画像信号に対応して動作するラインヘッド
25の選択的な光照射で静電潜像を形成する。そして、
この感光ドラム27の外周面上の静電潜像を現像器30
から供給される帯電トナーで現像してから転写チャージ
ャ31の放電電位で印刷用紙(図示せず)に転写すること
で、この印刷用紙に画像印刷が行なわれることになる。
【0018】ここで、このラインヘッド25では、カバ
ー部材35内のオイル17による密閉で端面発光型EL
素子2の劣化を防止するようになっており、オイル17
の膨張や収縮によるカバー部材35内の圧力変化を気泡
24で緩和するようになっている。そして、このライン
ヘッド25では、図4等に例示したように、このような
気泡24をカバー部材35の内面の主走査方向の両端部
に位置する凹部36内に収容しているので、オイル17
内の気泡24が端面発光型EL素子2の印刷領域の外方
に位置しており、図6等に例示したように、端面発光型
EL素子2の前面以外の部分から放出された光ノイズが
オイル17と気泡24との境界面で反射されることがな
い。従って、このようなラインヘッド25を利用したラ
インプリンタ26では、図7に例示するように、感光ド
ラム27にはノイズ光が入射することなく画像印刷用の
走査光のみが入射するので、ラインヘッド25の光学特
性が極めて良好でラインプリンタ26の印刷品質の向上
に寄与することができる。
ー部材35内のオイル17による密閉で端面発光型EL
素子2の劣化を防止するようになっており、オイル17
の膨張や収縮によるカバー部材35内の圧力変化を気泡
24で緩和するようになっている。そして、このライン
ヘッド25では、図4等に例示したように、このような
気泡24をカバー部材35の内面の主走査方向の両端部
に位置する凹部36内に収容しているので、オイル17
内の気泡24が端面発光型EL素子2の印刷領域の外方
に位置しており、図6等に例示したように、端面発光型
EL素子2の前面以外の部分から放出された光ノイズが
オイル17と気泡24との境界面で反射されることがな
い。従って、このようなラインヘッド25を利用したラ
インプリンタ26では、図7に例示するように、感光ド
ラム27にはノイズ光が入射することなく画像印刷用の
走査光のみが入射するので、ラインヘッド25の光学特
性が極めて良好でラインプリンタ26の印刷品質の向上
に寄与することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように、活性層を囲む誘
電体層の外面上に相対向する電極層が位置する端面発光
型EL素子を基板上に主走査方向に連設し、この基板に
前面が透光性を有して前記端面発光型EL素子を被うボ
ックス状のカバー部材を取付け、このカバー部材の内部
空間に流動性を有する防湿剤を封入したラインヘッドに
おいて、前記カバー部材の内部空間の主走査方向の両端
部の少なくとも一方に前記防湿剤内の気泡を収容する凹
部を形成したことにより、防湿剤の膨張や収縮によるカ
バー部材内の圧力変化を緩和する気泡を印刷領域の外方
に配置することで、端面発光型EL素子の前面以外の部
分から放出された光ノイズが防湿剤と気泡との境界面で
反射されてノイズ光となることを防止でき、光学特性が
良好なラインヘッドを得ることができる等の効果を有す
るものである。
電体層の外面上に相対向する電極層が位置する端面発光
型EL素子を基板上に主走査方向に連設し、この基板に
前面が透光性を有して前記端面発光型EL素子を被うボ
ックス状のカバー部材を取付け、このカバー部材の内部
空間に流動性を有する防湿剤を封入したラインヘッドに
おいて、前記カバー部材の内部空間の主走査方向の両端
部の少なくとも一方に前記防湿剤内の気泡を収容する凹
部を形成したことにより、防湿剤の膨張や収縮によるカ
バー部材内の圧力変化を緩和する気泡を印刷領域の外方
に配置することで、端面発光型EL素子の前面以外の部
分から放出された光ノイズが防湿剤と気泡との境界面で
反射されてノイズ光となることを防止でき、光学特性が
良好なラインヘッドを得ることができる等の効果を有す
るものである。
【図1】本発明のラインヘッドの実施例を示す分解斜視
図である。
図である。
【図2】縦断正面図である。
【図3】上部カバーの凹溝の形状を示す斜視図である。
【図4】気泡の収容状態を示す平面図である。
【図5】ラインヘッドを適用した具体例のラインプリン
タを示す縦断正面図である。
タを示す縦断正面図である。
【図6】光学特性を示す模式図である。
【図7】特性図である。
【図8】本出願人が出願した先行技術を示す分解斜視図
である。
である。
【図9】縦断正面図である。
【図10】上部カバーの凹溝の形状を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】気泡の発生状態を示す平面図である。
【図12】光学特性を示す模式図である。
【図13】特性図である。
2 端面発光型EL素子 3 活性層 4,5 誘電体層 6,7 電極層 17 防湿剤 24 気泡 25 ラインヘッド 35 カバー部材 36 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 活性層を囲む誘電体層の外面上に相対向
する電極層が位置する端面発光型EL素子を基板上に主
走査方向に連設し、この基板に前面が透光性を有して前
記端面発光型EL素子を被うボックス状のカバー部材を
取付け、このカバー部材の内部空間に流動性を有する防
湿剤を封入したラインヘッドにおいて、前記カバー部材
の内部空間の主走査方向の両端部の少なくとも一方に前
記防湿剤内の気泡を収容する凹部を形成したことを特徴
とするラインヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15838092A JPH06994A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ラインヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15838092A JPH06994A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ラインヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06994A true JPH06994A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15670448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15838092A Pending JPH06994A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ラインヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06994A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100418016C (zh) * | 2004-08-04 | 2008-09-10 | 精工爱普生株式会社 | 线性头模块和图像形成装置 |
TWI467630B (zh) * | 2008-07-15 | 2015-01-01 | Osram Gmbh | 具集氣劑之同軸雙管式介電障壁放電燈 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6378492A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-08 | 伊勢電子工業株式会社 | 薄膜elパネル |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15838092A patent/JPH06994A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Cited By (2)
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