JPH11301024A - 露光装置および画像形成装置 - Google Patents

露光装置および画像形成装置

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JPH11301024A
JPH11301024A JP11561498A JP11561498A JPH11301024A JP H11301024 A JPH11301024 A JP H11301024A JP 11561498 A JP11561498 A JP 11561498A JP 11561498 A JP11561498 A JP 11561498A JP H11301024 A JPH11301024 A JP H11301024A
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emitting element
light
light emitting
element chip
image forming
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JP11561498A
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Kenji Muto
健二 武藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光装置まわりにチリなどが存在しても、良
好に画像形成することが可能な露光装置および画像形成
装置を提供することにある。 【解決手段】 複数の発光素子からなる発光素子列を備
えた発光素子チップを複数並べた発光素子チップアレー
と、前記複数の発光素子チップを配置した発光素子チッ
プ実装基板と、上記複数の発光素子チップアレーからの
光束を像坦持体の上に結像する結像手段とを備えた露光
装置において、上記発光素子チップ実装基板を基台部材
に固定し、洩れ光を防止するカバーと上記基台部材の間
にシール部材を挟持して配置することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモノクロ画像および
カラー画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、イメー
ジスキャナ、複写機等の露光系として用いられる露光装
置およびその露光装置が搭載される画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、ファクシミリ、デジタ
ル複写機等の画像形成装置の多数は、電子写真方式が用
いられており、その中には、外部コンピュータ、あるい
は画像読み取り系から出力された画像信号に応じた潜像
を感光体上に形成する露光系として、発光ダイオード等
の発光素子をアレイ化した光源を用いた露光装置が使用
されているものがある。露光装置は、小型であり、静粛
な画像形成装置を簡単に構成することが可能である。
【0003】ここで、発光素子は発光ダイオードなどで
構成されるが、これらは或る点、あるいは或る面から拡
散光を放射するものであり、感光体上に潜像を形成する
ためには発光素子から発せられた拡散光を各々微小なス
ポットに結像する必要がある。そこで、露光装置にはロ
ッドレンズアレイに代表される結像素子列を設けてある
ものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発光素子列
が構成される発光素子チップの多くは、微細な回路パタ
ーンで構成される半導体チップにより構成されており、
アルミ配線などが空間に接している。そのため微細であ
っても、チリ、ゴミなどが回路パターン上に堆積する
と、短絡などの原因となり、発光素子の発光出力の低下
や発光しなくなるなどの不良の原因となる。
【0005】そこで本発明の目的は、露光装置まわりに
チリなどが存在しても、良好に画像形成することが可能
な露光装置および画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題に鑑みて、本
発明は、複数の発光素子からなる発光素子列を備えた発
光素子チップを複数並べた発光素子チップアレーと、該
発光素子チップアレーを配置した発光素子チップ実装基
板と、上記複数の発光素子チップアレーからの光束を像
坦持体の上に結像する結像手段とを備えた露光装置にお
いて、上記発光素子チップ実装基板を基台部材に固定
し、洩れ光を防止するカバーと上記基台部材の間にシー
ル部材を挟持して配置することを特徴とする。また、上
記結像手段をカバー部材に固定して構成してもよい。ま
た、上記シール部材が平面状の弾性体より構成されても
よい。
【0007】あるいは上記シール部材がリング状の弾性
体より構成されてもよい。さらに上記シール部材を上記
基台部材に設けられた溝部に配置し構成してもよい。ま
た、上記シール部材を塩素化ブチルゴムもしくは塩素化
ブチルゴムを含む弾性体より構成してもよい。また、上
記基台部材、カバー部材、結像手段およびシール部材で
密封された空間に水分をほぼ含まない気体を封入しても
よい。また、上記発光素子をLED発光素子より構成し
てもよい。また、上記発光素子列はしきい電圧もしくは
しきい電流を電気的に制御可能な発光サイリスタを多数
配列し、近傍の発光サイリスタを互いに、電圧もしくは
電流の一方向性を持つ電気素子で接続することによって
駆動部を形成し、2相の転送クロックによって自己走査
を行う発光素子列であってもよい。また、上記発光素子
がELタイプの発光素子であってもよい。
【0008】さらに、本発明は、結像手段を設けた光源
から光束を像担時体上に露光することによって顕像化す
る画像形成装置において、1列の発光素子を形成した発
光素子チップを複数個1列に配置した発光素子チップ列
を搭載したを発光素子チップ実装基板と、該発光素子チ
ップ実装基板を固着した放熱用の基台と、前記発光素子
チップ列の光源の光束を前記像担時体に露光するロッド
レンズアレイの前記結像手段と、前記結像手段と前記発
光素子チップ実装基板及び前記基台とを気密にカバーす
るカバーとから構成され、前記カバーは前記基台との間
に弾力性のあるシール部材によって気密性を維持するこ
とをを特徴とする。
【0009】[作用]上記発光素子チップアレーが固定
される基台部材、カバー部材、結像素子別およびシール
部材により発光素子チップアレー周辺を密封することに
より発光素子チップにチリなどを堆積させない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】<実施形態1>以下、本発明の実施形態1
について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
【0012】まず、本発明の露光装置の全体構成の概略
を図1,図2に基づいて説明する。図1は露光装置30
と露光装置30が露光する像担持体2の断面図である。
また、図2は、露光装置30の内部に搭載される発光素
子チップ列1と像担持体2と発光素子チップ上の発光素
子から発散される光束を結像するロッドレンズアレイ3
の位置関係を模式的に現した図である。
【0013】図1,図2において、発光素子チップ列1
には、複数の発光素子を略直線状に並べた発光素子列が
備えられている。また、発光素子チップ列1の列方向は
円柱状の像担持体2の回転軸と平行であり、発光素子チ
ップ列1と像担持体2との間には多数のロッドレンズを
発光素子チップ列1と略平行に2列並べたロッドレンズ
アレイ3がある。そして、発光素子チップ列1上の発光
素子列から発散される光束を、像担持体2の表面上に微
少なスポットとして結像する位置に正確に位置決めされ
ている。また、発光素子チップ列1は、複数の発光素子
を1列に形成した1ウエハチップを直列に複数個並べ
て、発光素子チップ実装基板上に配置している。
【0014】また露光装置30において、発光素子チッ
プ実装基板4上には、発光素子チップ列1が実装され、
図示されない各発光素子を駆動させるドライバーチッ
プ、図示されない制限抵抗などが、発光素子チップ実装
基板4上に発光素子チップ列1側に同様に実装されてい
る。そして、この発光素子チップ実装基板4は、放熱作
用を兼ね備えた基台7に、接着あるいはビス留めなどの
手段で固定されている。また、ロッドレンズアレイ3
は、発光素子チップ列1からの洩れ光を防止する機能を
持ったカバー6に接着剤10で固定されており、前記の
通り感光体である像担持体2の表面上に、微少なスポッ
トとして結像する位置に、正確に位置決めされている。
このロッドレンズアレイ3は各発光素子に対応して、光
ファイバーのように洩れ光を防止する機能を有してお
り、光伝送効率が高い。また、カバー6と基台7の間に
は、平板状のシールゴム8がカバー6と基台7に挟持さ
れている。また、接着剤10はロッドレンズアレイ3の
1面に塗布してカバー6に固定された図を示している
が、ロッドレンズアレイ3との両面に塗布してカバー6
に固着してもよい。
【0015】また、露光装置30は、図3に示すよう
に、画像形成装置に露光装置として組み込まれている。
ここでは、図3を用いて、本実施形態の光プリントヘッ
ドが組み込まれる画像形成装置として複写機を例に挙げ
て動作を説明する。原稿台24におかれた原稿が、読み
取り系90によって読み取られ、画像データ信号に変換
される。その一方で、被転写紙の記録材80が本体内の
給送ローラ13,14あるいは本体外部からは給送ロー
ラ15を介して給送される。そこで、被転写紙がレジス
トローラ16a,16bの位置に達した際に、不図示の
センサによって記録材80の先端位置が検知され、画像
データ信号のスタート信号に対応して所定のタイミング
でレジストローラ16a,16bによって給送される。
【0016】一方、露光装置30から前記画像データ信
号に応じて、帯電が前もって帯電器31によって行わ
れ、図中矢印方向に回転させられる像担持体2に露光さ
れ、静電潜像を形成する。この静電潜像に応じて、現像
器18から不図示のトナー等の現像材が像担持体2に付
与される。そして、転写器19上の位置までに現像材が
付与された像担持体2が回転すると同時に、記録材80
も転写器19上に到達して、現像材が記録材80上に転
写器19によって転写される。
【0017】これにより、記録材80は、搬送路21を
通り、定着器22a,22bまで到達し、転写された現
像材が記録材80に定着され、トレイ23に排出させら
れて画像形成を完了する。この一連の画像形成装置で
は、画像を読み取る画像読取装置90の性能ばかりでな
く、画像読取装置90から出力される画像データ信号に
応じて忠実に記録材80に転写する感光体の像担持体2
に露光する露光装置30の性能保持が重要である。
【0018】ここで、本実施形態で用いる発光素子につ
いて図5に基づいて説明する。図5は本実施形態のサイ
リスタ構造からなる自己走査型発光体チップ1つの内部
の発光素子列の等価回路を示すものである。本実施形態
の露光装置においては、このサイリスタ構造の自己走査
型の発光体を並べて発光素子列を構成したものである。
以下に発光素子列の動作原理および制御を説明する。図
5は本発明のサイリスタ構造からなる自己走査型発光体
チップ内の発光素子列の等価回路を示す図で、発光素子
チップ1つの内部について示すが、他の発光素子チップ
も全く同様の構成である。ここで、2001は発光素子
チップのシフトレジスタ部であり、2002は発光素子
チップの発光部である。また、2003は負荷抵抗、2
004.2005は各々サイリスタを示す。
【0019】ここで発光動作を説明すると、サイリスタ
2004及び自己走査型発光体のサイリスタ2005の
ゲート端子は、ダイオード2006を介してお互いに接
続され、また負荷抵抗2003を介して電源VGAに接
続される。その一方で、スタートクロックΦSによりト
リガーされ、転送動作のための転送クロックΦ1、Φ2
が相互に反転したクロック信号としてカソードに印加さ
れる。
【0020】いま、サイリスタ2004が転送クロック
Φ1によってオン状態であるとすると、そのゲート電位
はほぼ零ボルトになり、この電位はダイオード2006
を通して図上右方向に影響を与える。次の転送クロック
Φ2によって右方向の素子のみ選択的にターンオンされ
るため、右方向への転送が可能となる。上記でアドレス
されたと同時に画像情報に対応したDATAクロックを
DATAラインより印加することにより、画像情報に応
じてサイリスタ2005が発光する。このような動作を
繰り返すことにより所定のサイリスタを画像データのと
おりに発光させることができる。
【0021】ここで、図4を用いてシールゴム8周辺に
ついて詳しく説明する。図4において、ロッドレンズア
レイ3はカバー6に気密性の高いシリコーン系の接着剤
10などで間隙を埋めて固定されている。また、カバー
6には、基台7上に設けられたネジ穴7a〜7jに取り
付けられる図示されないネジにより係止されるための貫
通穴6a〜6jが設けられている。また、カバー6の係
止に用いるネジを貫通させるためにシールゴム8におい
ても貫通穴8a〜8jが設けられている。また、シール
ゴム8は中抜き構造になっており、下面は基台7のみに
接し、発光素チップ列1及びその周辺回路チップ5a〜
5eを搭載した発光素子チップ実装基板4には接しない
状態となる。この構造により、基台7、カバー6、ロッ
ドレンズアレイ3およびシールゴム8により、発光素子
チップ周辺の雰囲気と露光装置30外部の雰囲気とが遮
断される。また、シールゴム8を塩素化ブチルゴムや塩
素化ブチルゴム等を用いるものとすることにより安価で
気密性がより高い構成となる。
【0022】また、シールゴム8を挟持してカバー6を
基台7に固定する工程において、発光素子チップ周辺を
窒素ガスなどの水分をほとんど含まないガスで充填する
ことにより、露光装置30外部の気温、湿度に関係無く
結露などを生じず、発光素子チップの劣化に対しても効
果がある。
【0023】また、本実施形態においては、発光素子を
シフトレジスタ部を持つ自己転送型の発光サイリスタ列
として記述したが、その他の固体走査発光素子であるL
EDやELによって構成してもよい。
【0024】以上述べた通り、本実施形態においては、
発光素子チップ周辺の雰囲気と外部雰囲気を遮断するこ
とによりチリなどを発光素子チップ上に堆積させず、発
光素子の劣化を防止して、長期に渡り良好な画像形成が
可能な露光装置、および画像形成装置が提供できる。
【0025】<実施形態2>本発明の第二の実施形態に
ついて図6、図7を用いて説明する。本実施形態におい
ては第一の実施形態におけるシールゴムをOリングにて
構成したものである。露光装置が搭載される画像形成装
置や、発光素子、発光素子チップと結像素子列および像
担持体との位置関係などは、第一の実施形態と同様のた
め説明を省略する。
【0026】図6に示す露光装置230において、発光
素子チップ実装基板204上には、発光素子チップ列2
01が実装され、図示されない各発光素子を駆動させる
ドライバーチップ、図示されない制限抵抗などが、発光
素子チップ実装基板204上に発光素子チップ列201
と同様に実装されている、そして、この発光素子チップ
実装基板204は、放熱作用を兼ね備えた基台207
に、接着あるいはビス留めなどの手段で固定されてい
る。また、ロッドレンズアレイ203は、発光素子チッ
プ列201からの洩れ光を防止する機能を持ったカバー
206に固定されており、像担持体202の表面上に微
少なスポソトとして結像する位置に正確に位置決めされ
ている。また、カバー206と基台207の間にはOリ
ング208がカバー206と基台207に挟持されてい
る。
【0027】ここで、図7を用いてOリング208周辺
について詳しく説明する。図7において、ロッドレンズ
アレイ203はカバー206に気密性の高いシリコーン
系の接着剤210などで間隙を埋めて固定されている。
また、カバー206には、基台207上に設けられたネ
ジ穴207a〜207dに取り付けられる図示されない
ネジにより係止されるための貫通穴206a〜206d
が設けられている。ここで、Oリング208は基台20
7に設けられた長円状の溝207sに位置されるように
配置される。長円状の溝207sの溝深さはOリングの
径よりも小さいこととする。
【0028】この構造により、基台207、カバー20
6、ロッドレンズアレイ203およびOリング208に
より発光素子チップ列201周辺の雰囲気と、露光装置
30の外部の雰囲気とが遮断される。また、Oリング2
08を塩素化ブチルゴムや塩素化ブチルゴムを用いるも
のとすることにより、安価で気密性がより高い構成とな
る。
【0029】また、シールゴムのOリング208を挟持
して、カバー206を基台207に固定する工程におい
て、発光素子チップ201周辺を窒素ガスなどの水分を
ほとんど含まないガスで充填することにより、露光装置
30の外部の気温、湿度に関係無く結露などを生じず、
発光素子チップの劣化に対しても長時間の性能維持とい
う点で効果がある。
【0030】以上述べた通り、本実施形態においてはO
リングを用いて発光素子チップ周辺の雰囲気と外部雰囲
気を遮断することによりより、簡便にチリやゴミなどを
発光素子チップ上に堆積させず、発光素子の劣化を防止
して、長期に渡り良好な画像形成が可能な露光装置およ
び画像形成装置が提供できる。
【0031】<実施形態3>本発明の第三の実施形態に
ついて図8を用いて説明する。本実施形態においては第
二の実施形態におけるOリングを発光素子チップ実装基
板が固定される基台側の溝部に配置するものではなく、
カバー306の内側側面に溝を設けてOリングを設置す
るものである。なお、露光装置30が搭載される画像形
成装置や、発光素子、発光素子チップ列301を搭載し
た発光素子チップ実装基板304と結像素子列のロッド
レンズアレイ303および像担持体302との位置関係
などは第一、第二の実施形態と同様のため説明を省略す
る。
【0032】図8に示す露光装置330において、発光
素子チップ実装基板304上には、発光素子チップ列3
01が実装され、図示されない各発光素子を駆動させる
ドライバーチップ、図示されない制限抵抗などが、発光
素子チップ実装基板304上に発光素子チップ列301
同様に実装されている。そして、この発光素子チップ実
装基板304は、放熱作用を兼ね備えた基台307に、
接着あるいはビス留めなどの手段で固定されている。ま
た、ロッドレンズアレイ303は、発光素子チップ列3
01からの洩れ光を防止する機能を持ったカバー306
に気密性のあるシリコーン系等のの接着剤310で固定
されており、像担持体302の表面上に微少なスポット
として結像する位置に正確に位置決めされている。ま
た、カバー306に設けられた窪みのある溝部306s
にOリング308が配置され、基台307の側面との間
において○リング308がカバー306と基台307に
挟持されている。一方ロッドレンズアレイ303はカバ
ー306にシリコーン系の接着剤などにより間隙を水気
が入らないように気密に充填して接着されている。
【0033】この構造により、基台307、カバー30
6、ロッドレンズアレイ303およびOリング308に
より発光素子チップ列301周辺の雰囲気と露光装置外
部の雰囲気とが遮断される。また、Oリング308を塩
素化ブチルゴムや塩素化ブチルゴムを用いるものとする
ことにより、安価で気密性がより高い構成となることは
第一、第二の実施形態と同様である。
【0034】また、シールゴムのOリング308を挟持
してカバー306を基台307に固定する工程におい
て、発光素子チップ列301の周辺を窒素ガスなどの水
分をほとんど含まないガスで充填することにより、露光
装置30の外部の気温、湿度に関係無く結露などを生じ
ず、発光素子チップ列の劣化に対しても効果があること
は第一、第二の実施形態と同様である。
【0035】以上述べた通り、本実施形態においてはO
リングをカバー内側の側面に溝部を設けて設置し、発光
素子チップ列周辺の雰囲気と外部雰囲気を遮断すること
により、発光素子チップ実装基板が固定される基台上の
面を大きくすることなくチリなどを発光素子チップ列上
に堆積させず、発光素子の劣化を防止して、長期に渡り
良好な画像形成が可能な露光装置および画像形成装置が
提供できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、発光素子チップアレー
が固定される基台部材、カバー部材、結像素子列および
シール部材により発光素子チップアレー周辺を密封する
ことにより、発光素子チップにチリやごみなどを堆積さ
せず、発光素子の発光の低下や動作不良を防止し、その
結果長寿命で良好な画像形成のできる露光装置を提供で
きる。
【0037】また、該発光素子チップ列をカバーと、ロ
ッドレンズアレイの結像素子列と、放熱効果を有する基
台部材とで気密的に密封した露光装置を用いて、画像信
号に応じた発光素子チップ列の発光強度に応じた潜像を
感光体の像担持体に生じることで、チリ、ゴミの影響の
ない長寿命で、鮮明な画像を得ることのできる画像形成
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の露光装置と像坦持俸
の断面を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施形態の露光装置内の発光素
子チップと結像素子および像坦持体の位置関係を模式的
に示す図である。
【図3】本発明の第一の実施形態の露光装置が組み込ま
れる画像形成装置の一例を示す図である。
【図4】本発明の第一の実施形態のシール部の詳細を説
明する図である。
【図5】本発明の実施形態の発光素子チップ列の等価回
路で図ある。
【図6】本発明の第二の実施形態の露光装置と像坦持体
の断面を示す図である。
【図7】本発明の第二の実施形態のシール部の詳細を説
明する図である。
【図8】本発明の第三の実施形態の露光装置と像坦持体
の断面を示す図である。
【符号の説明】
1,201,301 発光素子チップ列 2,202,302 像坦持体 3,203,303 ロッドレンズアレー 4,204,304 発光素子チップ実装基板 6,206,306 カバー 7,207,307 基台 8 平板状シールゴム 10 接着剤 13,14,15 給紙ローラー 18 現像材 19 転写装置 80 記録材 90 画像読取装置 208,308 Oリング 2001 シフトレジスタ部 2002 発光素子チップの発光部 2003 負荷抵抗 2004 サイリスタ 2005 発光サイリスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光素子からなる発光素子列を備
    えた発光素子チップを複数並べた発光素子チップアレー
    と、前記複数の発光素子チップを配置した発光素子チッ
    プ実装基板と、上記複数の発光素子チップアレーからの
    光束を像坦持体の上に結像する結像手段とを備えた露光
    装置において、 上記発光素子チップ実装基板を基台部材に固定し、洩れ
    光を防止するカバーと上記基台部材の間にシール部材を
    挟持して配置することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 上記結像手段がカバー部材に固定される
    ことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 上記シール部材が平面状の弾性体より構
    成されることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 上記シール部材がリング状の弾性体より
    構成されることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 上記シール部材を上記基台部材に設けら
    れた溝部に配置して構成することを特徴とする請求項4
    記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 上記シール部材が塩素化ブチルゴムもし
    くは塩素化ブチルゴムを含む弾性体より構成されること
    を特徴とする請求項1記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 上記基台部材、カバー部材、前記結像手
    段および前記シール部材で密封された空間に水分をほぼ
    含まない気体を封入することを特徴とする請求項1記載
    の露光装置。
  8. 【請求項8】 上記発光素子がLED発光素子より構成
    される請求項1記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 上記発光素子列は、しきい電圧もしくは
    しきい電流を電気的に制御可能な発光サイリスタを多数
    配列し、近傍の発光サイリスタを互いに、電圧もしくは
    電流の一方向性を持つ電気素子で接続することによって
    駆動部を形成し、2相の転送クロックによって自己走査
    を行う発光素子列であることを特徴とする請求項1記載
    の露光装置。
  10. 【請求項10】 上記発光素子がELタイプの発光素子
    であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 結像手段を設けた光源から光束を像担
    持体上に露光することによって顕像化する電子写真式の
    画像形成装置であって、 請求項1から10のいずれかに記載の露光装置を前記光
    源として設け、前記発光素子列の配列方向が前記像担持
    体の回転方向に直交する方向となるように当該露光装置
    を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 結像手段を設けた光源から光束を像担
    時体上に露光することによって顕像化する画像形成装置
    において、 1列の発光素子を形成した発光素子チップを複数個1列
    に配置した発光素子チップ列を搭載したを発光素子チッ
    プ実装基板と、該発光素子チップ実装基板を固着した放
    熱用の基台と、前記発光素子チップ列の光源の光束を前
    記像担時体に露光するロッドレンズアレイの前記結像手
    段と、前記結像手段と前記発光素子チップ実装基板及び
    前記基台とを気密にカバーするカバーとから構成され、
    前記カバーは前記基台との間に弾力性のあるシール部材
    によって気密性を維持することをを特徴とする画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152572A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Kyocera Corp 光走査装置および発光装置ならびに画像形成装置
JP2008055668A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Kyocera Corp 光プリンタヘッド
US7564474B2 (en) 2004-08-04 2009-07-21 Seiko Epson Corporation Line head module and image forming apparatus

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