JPH11198429A - 露光装置および画像形成装置 - Google Patents

露光装置および画像形成装置

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JPH11198429A
JPH11198429A JP322498A JP322498A JPH11198429A JP H11198429 A JPH11198429 A JP H11198429A JP 322498 A JP322498 A JP 322498A JP 322498 A JP322498 A JP 322498A JP H11198429 A JPH11198429 A JP H11198429A
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JP
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light emitting
emitting element
light
element chip
exposure apparatus
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JP322498A
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Kenji Muto
健二 武藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡素化され小型で安価な露光装置、お
よび、処理速度の高速化を図ると同時にムラの無い高精
細な画像を形成する画像形成装置を実現する。 【解決手段】 基板4上に複数個の発光素子チップ11
01,1102からなる発光素子チップ列11を形成
し、その発光素子チップ列を発光素子配列方向と直交な
方向に複数列11,12設けたので、十分な光量をもっ
て像担持体に高密度な潜像を形成し、高速な画像形成処
理に対処する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光系の光源とし
て用いられる露光装置、および、モノクロ画像およびカ
ラー画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、複写機等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ,ファクシミリ,デジタ
ル複写機等の画像形成装置の多数は、電子写真方式が用
いられている。その装置内には、外部コンピュータ、あ
るいは画像読み取り系から出カされた画像信号に応じた
潜像を像担持体上に形成する露光系として、発光ダイオ
ード等の発光素子をアレイ化した光源からなる露光装置
が使用されているものがある。露光装置は、小型であ
り、静粛な画像形成装置を簡単に構成することが可能で
ある。
【0003】また、このような露光装置における発光素
子は発光ダイオードなどで構成されるが、これらの素子
は、ある点、あるいは、ある面から拡散光を放射するも
のであり、像担持体上に潜像を形成するためには発光素
子から発せられた拡散光を各々微小なスポットに結像す
る必要がある。このため、露光装置には、ロッドレンズ
アレイに代表される結像素子列を設けてあるものが多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結像素
子列の多くは、発光素子から拡散された光の一部を集光
するにすぎず、露光される光量は発光素子が拡散する全
発光量に対してかなり小さくなる。
【0005】また、その一方で、画像形成装置は近年高
速化が求められており、画像形成を高速に実行しようと
すると、発光素子からの光の露光時間が短くなるため、
良好な潜像が得られない場合がある。
【0006】また、画像形成装置の小型化に伴って、装
置内要素である露光装置の小型化も要求されている。
【0007】そこで、本発明の目的は、構造が簡素化さ
れ、小型で安価な露光装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、処理速度の高
速化を図ると同時に、ムラの無い高精細な画像を形成す
ることが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体の露光
を行う露光装置であって、複数個の発光素子が形成され
た発光素子チップと、前記発光素子チップを複数個配列
して構成された発光素子チップアレイと、前記発光素子
チップアレイが互いに略平行に複数列配列された基板と
を具えることによって、露光装置を構成する。
【0010】ここで、前記発光素子は発光サイリスタと
することができる。
【0011】前記発光素子チップは、しきい電圧若しく
はしきい電流を電気的に制御可能な複数個の発光サイリ
スタと、該近傍の発光サイリスタが互いに電圧若しくは
電流の一方向性をもつ電気素子で接続された駆動部とを
有し、該駆動部は2相の転送クロックによって自己走査
を行うことができる。
【0012】前記複数列の発光素子チップアレイは、前
記基板上の共通の導電パターン上に設けることができ
る。
【0013】前記発光素子チップアレイを2列により構
成し、一方の発光素子チップアレイの各発光素子チップ
上のボンディングパッドを、他方の発光素子チップアレ
イの各発光素子チップ上のボンディングパッドとは反対
側の対向する位置に配置することができる。
【0014】前記発光素子チップに電力を供給する電源
ラインは、前記各発光素子チップアレイ単位で共有する
ことができる。
【0015】前記電源ラインを前記各発光素子チップア
レイへ分岐する手段は、前記基板上の導通パターンに設
けることができる。
【0016】前記発光素子チップに2相のクロックを印
加する2相の転送クロックラインは、前記各発光素子チ
ップアレイ単位で共有することができる。
【0017】前記2相の転送クロックラインを前記各発
光素子チップアレイへ分岐する手段は、前記基板上の導
通パターンに設けることができる。
【0018】前記発光素子チップにスタートクロックを
印加するスタートクロックラインは、前記各発光素子チ
ップアレイ単位で共有することができる。
【0019】前記スタートクロックラインを前記各発光
素子チップアレイへ分岐する手段は、前記基板上の導通
パターンに設けることができる。
【0020】また、前記発光素子は、発光ダイオードと
することができる。
【0021】前記発光素子チップ内の複数個の発光素子
に対して1本のアノードラインが共通に接続され、か
つ、当該アノードラインが前記発光素子チップ間で共有
されたアノードドライバと、前記発光素子チップ内の1
本のアノードラインに共有される発光素子の数に対応し
たカソードラインを、各発光素子チップ単位で有するカ
ソードドライバとをさらに具えることができる。
【0022】前記発光素子チップから前記アノードドラ
イバへの電気的な接続手段は、当該発光素子チップ上か
らのボンディングワイヤとすることができる。
【0023】前記発光素子チップから前記カソードドラ
イバへの電気的な接続手段は、当該発光素子チップ上か
らのボンディングワイヤとすることができる。
【0024】前記発光素子チップから前記カソードドラ
イバへの電気的な接続手段は、当該発光素子チップの前
記基板に接する面に設けられた電極とすることができ
る。
【0025】前記発光素子チップアレイを2列により構
成し、一方の発光素子チップアレイの各発光素子チップ
上のボンディングパッドを、他方の発光素子チップアレ
イの各発光素子チップ上のボンディングパッドとは反対
側の対向する位置に配置することができる。
【0026】2個の発光素子に対して1本のアノードラ
インを共通に接続することができる。
【0027】4個の発光素子に対して1本のアノードラ
インを共通に接続することができる。
【0028】また、本発明は、複数個の発光素子が形成
された発光素子チップを複数個配列して構成された発光
素子チップアレイを有し、前記発光素子チップアレイか
らの光束を結像手段を介して感光体上に結像することに
より露光を行う露光装置であって、前記発光素子チップ
アレイが互いに略平行に複数列配列された基板と、前記
発光素子チップ内に設けられ、しきい電圧もしくはしき
い電流を電気的に制御可能な複数個の発光サイリスタ
と、該近傍の発光サイリスタが互いに電圧もしくは電流
の一方向性をもつ電気素子で接続された駆動部とを具
え、該駆動部は2相の転送クロックによって自己走査を
行うことによって、露光装置を構成する。
【0029】また、本発明は、複数個の発光素子が形成
された発光素子チップを複数個配列して構成された発光
素子チップアレイを有し、前記発光素子チップアレイか
らの光束を結像手段を介して感光体上に結像することに
より露光を行う露光装置であって、前記発光素子チップ
アレイが互いに略平行に複数列配列された基板と、前記
発光素子として構成された発光ダイオードと、前記発光
素子チップ内の複数個の発光ダイオードに対して1本の
アノードラインが共通に接続され、かつ、当該アノード
ラインが前記発光素子チップ間で共有されたアノードド
ライバと、前記発光素子チップ内の1本のアノードライ
ンに共有される発光ダイオードの数に対応したカソード
ラインを、各発光素子チップ単位で有するカソードドラ
イバとを具え、前記アノードドライバと前記カソードド
ライバとによって、前記発光ダイオードをマトリックス
制御することによって、露光装置を構成する。
【0030】また、本発明は、光源から出射された光束
を結像手段により結像し、該結像された光束を感光体上
に露光することによって顕像化する電子写真式の画像形
成装置であって、前記露光装置を前記光源として設け、
発光素子の配列方向が前記像担持体の回転方向に直交す
る方向となるように当該露光装置を配置することによっ
て、画像形成装置を構成する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0032】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図8
に基づいて説明する。
【0033】まず、本装置の全体構成の概略を、図3〜
図4に基づいて説明する。図3は、露光装置30と、露
光装置30が露光する像担持体2の断面図である。ま
た,図4は、露光装置30が搭載される画像形成装置の
一例を示す。
【0034】図3の露光装置30において、発光素子チ
ップ列11,12の列方向は円柱状の像担持体2の回転
軸と平行であり、発光素子チップ列1l,12と像担持
体2との間には多数のロッドレンズを発光素子チップ列
11,12と略平行に2列並べたロッドレンズアレイ3
がある。これらロッドレンズアレイ3は、発光素子チッ
プ列11,12から発散される光束を、像担持体2の表
面上に微少なスポットとして結像する位置に正確に位置
決めされている。
【0035】また、露光装置30において、発光素子チ
ップ実装用のチップ基板4上には、発光素子チップ列1
1,12が実装されている。このチップ基板4は、フレ
キシブル基板9,10を介して、ドライバーチップ実装
用のドライバー基板8と電気的に接続されている。この
ドライバー基板8上には、各発光素子を駆動させるドラ
イバーチップ5、制限抵抗(図示せず)などが実装され
ている。そして,このチップ基板4は、放熱作用を兼ね
備えた部材7に、接着あるいはビス留めなどの手段で固
定されている。また、ロッドレンズアレイ3は、発光素
子チップ列11,12からの洩れ光を防止する機能を持
ったカバー6に固定されており、像担持体2の表面上に
微少なスポットとして結像する位置に正確に位置決めさ
れている。
【0036】図4において、図3の露光装置30は、画
像形成装置に光源部として組み込まれている。ここで
は、画像形成装置として複写機を例に挙げて説明する。
【0037】原稿台24に載置された原稿は、読み取り
光学系90によって読み取られ、画像データに変換され
る。その一方で、記録材80が、本体内の給送ローラ1
3,14あるいは本体外部から給送ローラ15を介して
給送され、レジストローラ16a,16bの位置に達し
た際にセンサ(図示せず)によって記録材80の先端位
置が検知され、あるタイミングでレジストローラ16
a,16bによって給送される。
【0038】そして、像担持体2では、帯電が前もって
帯電器によって行われている。露光装置30からの出射
光は前記画像データに応じて出射され、矢印方向に回転
させられる像担持体2に露光され、これにより静電潜像
が形成される。この静電潜像に応じて、現像器18から
現像材(図示せず)が像担持体2に付与される。この現
像材が付与された像担持体2が転写器19上の位置まで
回転すると同時に、記録材80も転写器19上に到達し
て現像材が記録材80上に転写される。これにより、記
録材80は搬送路21を通り、定着器22a,22bま
で到達し、転写された現像材が記録材80に定着され、
トレイ23に排出させられ、これにより画像形成が完了
する。
【0039】以下、本発明に係る主要部の構成を詳細に
説明する。
【0040】次に、露光装置30における発光素子チッ
プ列11,12の実装状態を、図1および図2に基づい
て説明する。
【0041】図1は、発光素子チップがチップ内の発光
素子列を互いに略平行な位置に配置されている様子を説
明する。図2は、1列目の発光素子チップ列11と2列
目の発光素子チップ列12とが実装されるチップ基板4
や、前述したドライバーチップ5に対応したドライバー
チップ501〜503が実装されるドライバー基板8な
どの全体的な配置を説明する。
【0042】図2に示すように、発光素子チップ110
1,1102,1103,1104が、チップ基板4上
の導電パターン4a上に導電性の接着剤(図示せず)で
固定されており、前述した発光素子チップ列11を構成
している。また、この発光素子チップ列11に略平行に
なるように、発光素子チップ1201,1202,12
03,1204が、チップ基板4上の導電パターン4a
上に導電性の接着剤(図示せず)で固定されており、前
述した発光素子チップ列12を構成している。そして、
発光素子チップ1101〜1104,1201〜120
4は、チップ基板4上の導電パターン4aに固着されて
いる。
【0043】また、各発光素子チップ1101〜110
4,1201〜1204は、後述する信号VGA,Φ
s,Φ1,Φ2,DATAの外部からの入力ラインが必
要である。そこで、発光素子チップ1101を例に挙げ
ると、図1に示すように、各信号は、ボンディングワイ
ヤ1551,1552,1553,1554,1555
を介して入力される。例えばボンディングワイヤ155
1の場合には、発光素子チップ1101上のボンディン
グパッド1101aとチップ基板4上のボンディングパ
ッド4bとに電気的に接続されており、チップ基板4上
の導電パターン(図示せず)に接続される。
【0044】また、2列目の発光素子チップ1201の
発光素子列12は、1列目の発光素子チップ1101の
発光素子列11と互いに略平行になるよう配置されてい
る。この場合、発光素子チップ1201にも、ボンディ
ングワイヤ1651,1652,1653,1654,
1655が設けられる。
【0045】ここで、各発光素子チップ1101〜11
04,1201〜1204からの光束を遮らぬように、
各チップ上のボンディングパッド1101aは、各チッ
プ上の発光素子列に対して、外側の位置に設けられてい
る。さらに、各チップ上からチップ基板4上に伸ばされ
るボンディングワイヤ1551〜1555,1651〜
1655は、ポンディングパッド1101aからさらに
発光素子列に対して外側に位置するように配置される。
【0046】また、図2に示すように、チップ基板4
は、フレキシブル基板901,902,1001,10
02,1003を介して、ドライバーチップ501〜5
03が実装されたドライバー基板8と電気的に接続され
る。ドライバー基板8は、保持部材92を介して部材7
に固定されている。
【0047】このように発光素子チップ1101〜11
04,1201〜1204が実装された基板4は、放熱
作用を兼ね備えた部材7の像担持体2の対向面に、接着
材或いはビス留め或いは両面テープなどの手段によって
固定されている。また、ドライバーチップ501〜50
3は、1個のドライバーチップで発光素子チップの複数
個のチップを駆動するタイプのものであるが、この他の
例として、各々1個のドライバーチップによって1個の
発光素子チップを駆動する1対1対応のものでもよい。
【0048】次に、本発明で用いる発光素子を含む回路
構成を、図5〜図8に基づいて説明する。
【0049】図5は、サイリスタ構造からなる自己走査
型の各発光素子チップ1101〜1104,1201〜
1204内部の発光素子列の回路構成を示す。図6は、
複数の発光素子チップ1101〜1104,1201〜
1204と制御部との接続構成を示す。図7は、発光素
子チップ1101〜1104,1201〜1204の制
御部の構成を示す。図8は、画像データがバッファ部に
格納された状態を示す。
【0050】図5は、サイリスタ構造からなる自己走査
型の発光素子チップ1101内の発光素子列の等価回路
を示す。なお、発光素子チップ1101内部について示
すが、他の発光素子チップも全く同様な構成である。
【0051】2001は発光素子チップ1101のシフ
トレジスタ部であり、2002は発光素子チップ110
1の発光部である。2003は負荷抵抗であり、200
4,2005は各々サイリスタを示す。サイリスタ20
04,2005のゲート端子は、ダイオード2006を
介して互いに接続され、また、負荷抵抗2003を介し
て電源VGaに接続される。また、転送動作のための転
送クロックΦ1,Φ2がサイリスタ2004のカソード
に印加される。
【0052】ここで、発光動作について説明する。
【0053】今、サイリスタ2004が転送クロックΦ
1によってオン状態であるとすると、ゲート電位はほぼ
零ボルトになり、この電位はダイオード2006を通し
て右方向に影響を与える。次の転送クロックΦ2によっ
て右方向の素子のみ選択的にターンオンされるため、右
方向への転送が可能となる。そして、このようにしてア
ドレスされたと同時に、画像データに対応したDATA
クロックをDATAラインから発光部2002に入力す
ることにより、サイリスタ2005が発光する。このよ
うな動作を繰り返すことによって、所定のサイリスタを
画像データに対応させて発光させることができる。
【0054】図6において、1101,1102,…1
104は1列目の発光素子チップであり、これにより発
光素子チップ列11を構成する。同様に、1201,1
202,…1204は2列目の発光素子チップであり、
これにより発光素子チップ列12を構成する。
【0055】2101は、発光素子チップ列11,12
の制御部である。1列目の発光素子チップ1101〜1
104には、電源VGa、スタートクロックΦSa、2
相の転送クロックΦ1a,Φ2aが共通に入力される。
また、発光素子チップ1101にはDATA1aが、発
光素子チップ1102にはDATA2aが、発光素子チ
ップ1104にはDATA4aがそれぞれ入力される。
このように制御部2101によって、各チップ毎に発光
素子数分の画像データが順次入力される。
【0056】また、2列目の発光素子チップ1201,
1202,…1204には、電源VGa、スタートクロ
ックΦSb、2相の転送クロックΦ1b,Φ2bが共通
に入力される。また、発光素子チップ1201にはDA
TA1bが、発光素子チップ1202にはDATA2b
が、発光素子チップ1204にはDATA4bがそれぞ
れ入力される。
【0057】図7において、1A,1Bはそれぞれ1番
目の発光素子チップ1101,1201の発光素子列を
示し、同様に、2A,2Bはそれぞれ2番目の発光素子
列1102,1202を示す。
【0058】また、制御部2101は、各発光体チップ
に対応したバッファ部2201と、データ分配部220
3とを備えている。データ分配部2203には、画像デ
ータ格納部2202から画像データが転送される。
【0059】図8は、画像データ格納部2202に格納
された画像データ(印字データ)を示す。A1からA1
27は、1列目の発光素子チップ1101〜1104に
おける1番目の発光素子チップ1101が印字すべき印
字データである。A128からA255は、1列目の2
番目の発光素子チップ1102が印字すべき画像データ
である。B1からB127は、2列目の発光素子120
1,1202,1203における1番目の発光素子チッ
プ1201が印字すべき印字データを示す。
【0060】この画像データ格納部2202に格納され
た各印字データをデータ分配部2203で各発光素子チ
ップ1101〜1104,1201〜1204に対応し
た各バッファ部2201に配分する。そして、必要な信
号を付加して、印字データクロックと共に各発光素子チ
ップ1101〜1104,1201〜1204に転送す
る。これにより、発光部2002を構成する各サイリス
タ2002を発光させ、像担持体2上に所望とする潜像
を形成して画像形成を行うことができる。
【0061】上述したように、発光素子チップ列11,
12を構成する発光素子チップ1101〜1104、発
光素子チップ1201〜1204を発光素子配列方向と
直交する方向に2列配置することによって、画像形成処
理が高速になっても、十分な光量をもって像担持体2に
露光を行うことができ、高密度な潜像を良好に形成する
ことができ、処理の高速化を実現することができる。
【0062】また、2つの発光素子チップ列をチップ基
板4に接地する際のパターンを共通にして構成したの
で、構造の簡便化を図り、露光装置自体の小型化を図る
ことができる。
【0063】次に、本発明の第2の実施の形態を、図9
に基づいて説明する。なお,第1,第2の発光素子チッ
プ列の実装状態、発光素子の駆動および露光装置30が
組み込まれる画像形成装置の動作は前述した例と同様で
あり、その同様な部分の説明は省略する。
【0064】本例は、図9において、1列目の発光素子
チップ1101〜1104、および、2列目の発光素子
チップ1201〜1204と、制御部2101との電気
的な接続を、前述した図6の回路とは異ならせた場合の
例である。すなわち、ここでは、発光素子列の駆動に関
する信号のうち、電源VGa、転送クロックΦ1,Φ2
が、第1,第2の発光素子チップ列で共有されている。
【0065】また、1列目の発光素子チップ1101〜
1104には、共通にスタートクロックΦSaが入力さ
れる。同様に、2列目の発光素子チップ1201〜12
04には、スタートクロックΦSbが共通に入力され
る。
【0066】1列目の発光素子チップ1101〜110
4から構成される発光素子チップ列11と、2列目の発
光素子チップ1201〜1204から構成される発光素
子チップ列12とは、前述した第1の実施の形態と同様
に、チップ基板4に実装されており、各チップからは各
信号VGa、Φ1,Φ2、ΦSa,ΦSb、DATA用
の各ボンディングワイヤがチップ基板4に伸ばされ、各
ボンディングワイヤがチップ基板4上の導通パターンに
電気的に接続される。
【0067】ここで、チップ基板4上の導通パターン
は、制御部2101内のドライバ部およびバッファ部か
ら出力される信号の中で、1列目の発光素子チップ列1
1と2列目の発光素子チップ列12とで、信号VGa、
Φ1,Φ2を共通とするように構成されている。これに
より、各列の発光素子チップにおける信号VGa、Φ
1,Φ2を共有化できる。
【0068】上述したように、2つの発光素子チップ列
で電源VGa,転送クロックΦ1,Φ2の各信号を共有
化するようにしたので、構造をさらに簡便にすることが
できる。
【0069】次に、本発明の第3の実施の形態を、図1
0に基づいて説明する。なお,第1,第2の発光素子チ
ップ列の実装状態、発光素子の駆動および露光装置30
が組み込まれる画像形成装置の動作は前述した例と同様
であり、その同様な部分の説明は省略する。
【0070】本例は、図10において、1列目の発光素
子チップ1101〜1104、および、2列目の発光素
子チップ1201〜1204と、制御部2101との電
気的な接続を、前述した図6、図9の各回路とは異なら
せた場合の例である。すなわち、ここでは、発光素子列
の駆動に関する信号のうち、電源VGa、転送クロック
Φ1,Φ2、スタートクロックΦSが、第1,第2の発
光素子チップ列で共有されている。
【0071】1列目の発光素子チップ1101〜110
4から構成される発光素子チップ列11と、2列目の発
光素子チップ1201〜1204から構成される発光素
子チップ列12とは、前述した第1の実施の形態と同様
に、チップ基板4に実装されており、各チップからは各
信号VGa、Φ1,Φ2、ΦS、DATA用の各ボンデ
ィングワイヤがチップ基板4に伸ばされ、各ボンディン
グワイヤがチップ基板4上の導通パターンに電気的に接
続される。
【0072】ここで、チップ基板4上の導通パターン
は、制御部2101内のドライバ部およびバッファ部か
ら出力される信号の中で、1列目の発光素子チップ列1
1と2列目の発光素子チップ列12とで、信号VGa、
Φ1,Φ2、ΦSを共通とするように構成されている。
これにより、各列の発光素子チップにおける信号VG
a、Φ1,Φ2、ΦSを共有化できる。
【0073】このようにスタートクロックΦSを1列
目,2列目の発光素子チップ列11,12で共有するこ
とによって、1列目および2列目の発光素子チップの転
送開始が行われる時刻を正確に一致させることができ
る。
【0074】上述したように、2つの発光素子チップ列
で電源VGa、転送クロックΦ1,Φ2、スタートクロ
ックΦSの各信号を共有化するようにしたので、構造を
さらに簡便にすることが可能となる。
【0075】また、1列目および2列目の発光素子チッ
プの転送開始が行われる時刻を正確に一致させることが
できるので、像担持体2への第1,第2の発光素子チッ
プ列11,12による露光位置を、第1,第2の発光素
子チップ列11,12の間隔に正確に一致させることが
できる。
【0076】次に、本発明の第4の実施の形態を、図1
1〜図13に基づいて説明する。なお、第1〜第3の実
施の形態と同様な部分についての説明は省略する。
【0077】第1〜第3の実施の形態では発光素子とし
てサイリスタを用いた例について述べたが、本例では発
光素子として発光ダイオードを用いた例について述べ
る。
【0078】発光ダイオードを用いたことにより、露光
装置30の構成が異なってくる。図11および図12
は、本例で用いられる露光装置30の構成例である。
【0079】図11の露光装置30においては、前述し
た図3の露光装置30に比べて、基板構造が異なってい
る。チップ基板4上には、発光素子チップ列11,12
が実装されている。このチップ基板4は、放熱作用を兼
ね備えた部材7に接着あるいはビス留めなどの手段で固
定されている。また、ロッドレンズアレイ3は,発光素
子チップ列11,12からの洩れ光を防止する機能を持
ったカバー6に固定されており,像担持体2の表面上に
微少なスポットとして結像する位置に正確に位置決めさ
れている。そして、このような露光装置30は、前述し
た図4に示したような画像形成装置に露光装置30とし
て組み込まれる。
【0080】次に、露光装置30における発光素子チッ
プ列の実装状態を、図12に基づいて説明する。
【0081】図12において、チップ基板4上には、発
光素子チップ3101,3102と、発光素子チップ3
201,3202とが設けられている。発光素子チップ
3101,3102は発光素子チップ列11を構成し、
発光素子チップ3201,3202は発光素子チップ列
12を構成している。
【0082】発光素子チップ列11,12上には、発光
素子列である発光ダイオード列と、発光ダイオードのア
ノードおよびカソードをチップ外部に接続するためのボ
ンディングパッド3101aとが備えられている。ここ
で、発光素子チップ列11,12は、発光ダイオード列
が互いに略平行な位置に配置され、各発光ダイオード列
に対してボンディングパッド3101aは対向する発光
素子チップとは反対側に設けられている。さらに、ボン
ディングパッド3101aとチップ基板4とを接続する
ボンディングワイヤ3551は、2つの略平行な発光ダ
イオード列の外側に伸ばされている。これにより、発光
ダイオードからの光束を遮ることなく、2列の発光素子
チップ列11,12の実装を行うことができる。
【0083】次に、発光素子および駆動回路の回路構成
を、図13に基づいて説明する。
【0084】図13において、3101は、第1の発光
素子チップ列11の1番目の発光素子チップである。3
102は、第1の発光素子チップ列11の2番目の発光
素子チップである。320lは、第2の発光素子チップ
列12の1番目の発光素子チップである。3202は、
第2の発光素子チップ列12の2番目の発光素子チップ
である。3150は、第1,第2の発光素子チップ列1
1,12に共通のアノードドライバ部である。3160
は、第1,第2の発光素子チップ列11,12の共通の
カソードドライバ部である。
【0085】また、3311,3312,3313,3
314,…、3319は、発光素子チップ3101内の
各発光素子としての発光ダイオードである。3411,
3412,3413,3414,…,3419は、発光
素子チップ320l内の各発光素子としての発光ダイオ
ードである。
【0086】ここで、発光ダイオードの各ドライバ部ヘ
の接続状態を、発光素子チップ3101内の各発光ダイ
オードを例に挙げて説明する。
【0087】隣り合う発光ダイオード3311と331
2は、共通のアノードラインa1に接続される。次の発
光ダイオード3313と3314は、共通のアノードラ
インa2に接続される。以下同様に、発光ダイオードは
隣り合う2つの組で共通のアノードラインに接続され
る。これにより、アノードドライバ部3150からは、
発光素子チップ3101内の発光ダイオード数の半分の
アノードラインが発光素子チップ3101に接続され
る。
【0088】また、発光ダイオード3311,331
3,3315、すなわち共通のアノードに接続される各
組の1番目に当る発光ダイオードのカソードは、カソー
ドラインC111に共通に接続される。さらに、共通の
アノードに接続される各組の2番目に当る発光ダイオー
ドのカソードは、カソードラインC112に接続され
る。
【0089】また、他の発光素子チップ3102,32
01,3202についても、アノードドライバ部315
0ヘの接続は、発光素子チップ3101と全く同様であ
る。例えば、各発光素子チップの1組目の発光ダイオー
ドについてみると、発光素子チップ3102の発光ダイ
オード3331,3332のアノード、発光素子チップ
3201の発光ダイオード3411,3412のアノー
ド、発光素子チップ3202の発光ダイオード343
1,3432のアノードは、アノードラインa1にそれ
ぞれ接続される。このように各組に構成された発光ダイ
オードのアノードは、アノードラインa2,a3,a4
に順次接続される。
【0090】一方、カソードドライバ部3160ヘの接
続は、各発光素子チップ単位で2ラインずつの接続とな
る。発光素子チップ3101のカソードはカソードライ
ンC111,C112へ、発光素子チップ3102のカ
ソードはカソードラインC121,C122へ、発光素
子チップ3201のカソードはカソードラインC21
1,C212へ、発光素子チップ3202のカソードは
カソードラインC221,C222へとそれぞれ接続さ
れる。
【0091】このように、2列の発光素子チップ列1
1,12間でアノードラインは共通とされ、共通のアノ
ードドライバ部3150で発光が制御される。この場
合、チップ基板4において、スルーホールなどを用いる
ことにより、チップ基板4上で各チップからのアノード
ラインを接続し、アノードドライバチップ(図示せず)
に接続することができる。
【0092】また、カソードに関しては、発光素子チッ
プ内で各発光素子を2つのラインに共通化して、あるボ
ンディングパッドからチップ基板4上に電気的に接続さ
れる。この場合、発光素子チップ内の各カソードライン
がカソードドライバ部3160に接続される。
【0093】なお、本例では、カソードの接続をボンデ
ィングワイヤを用いて行うように説明したが、発光素子
チップが接続されるチップ基板4上の面でカソードを接
続してもよい。
【0094】ここで、発光ダイオードの発光動作につい
て説明する。
【0095】例えば、発光ダイオード3311を発光さ
せる場合には、アノードラインa1を通じて動作パルス
がアノード側に入力されると同時に、カソード側のカソ
ードラインC111では、クランドもしくは負側へ電圧
を落とすようにパルスが加えられると、発光ダイオード
3311がオン状態になる。
【0096】このように所定の時刻において、アノード
で組となる1番目の発光ダイオード群のオン/オフの制
御を行う。発光させる場合には、アノードライン側、カ
ソードラインC111,C121,C211,C221
側ともにオン状態にする。発光させない場合には、アノ
ードライン側、カソードライン側ともにオフ状態にす
る。
【0097】また、所定の時刻において、アノードライ
ン側がオンであっても、アノードを共有する発光ダイオ
ードの組の2番目の発光ダイオード群に接続されたカソ
ードラインC112,C122,C212,C222が
オン状態でないときは発光しない。
【0098】その2番目の発光ダイオード群を発光させ
るには、1番目の発光ダイオード群を発光させた時とは
別の時刻において、アノードライン側、カソードライン
C112,C122,C212,C222側をともにオ
ンさせることによって行う。
【0099】上述したように、各発光素子チップにおい
て、アノードラインの数を発光ダイオード数の1/2に
減じ、カソードラインの数を1組内の発光ダイオード数
である2つとすることによって、発光ダイオードの数に
対してワイヤボンディングの数を減じることができるの
で、1つの発光素子チップ上に、より高密度の発光ダイ
オード列を形成することができる。
【0100】また、発光素子チップをその発光素子配列
方向と直交する方向に2列並べることにより、画像形成
処理が高速となっても十分な光量をもって像担持体2に
露光を行い、潜像を良好に形成することができる。
【0101】さらに、2つの発光素子チップ列でアノー
ドラインを共通化し、2つずつの発光ダイオードを組に
して制御するので、構造を簡便にし、装置の大型化を避
けることができる。
【0102】次に、本発明の第5の実施の形態を、図1
4に基づいて説明する。
【0103】本例は、前述した第4の実施の形態と同様
に、発光素子として発光ダイオードを用いた場合の例で
ある。ただし、発光ダイオードが共有するアノードライ
ンを発光ダイオード4つずつ毎に設けた例である。な
お、第4の実施の形態と同様な部分についての説明は省
略する。
【0104】図14において、発光ダイオードの各ドラ
イバ部ヘの接続状態を、発光素子チップ3101内の各
発光ダイオードを例に挙げて説明する。
【0105】隣り合う発光ダイオード3311,331
2,3313,3314は、共通のアノードラインa1
に接続されている。次の発光ダイオード3315,33
16,3317,3318は共通のアノードラインa2
に接続されている。以下、発光ダイオードは、隣り合う
4つの組みで共通のアノードに接続される。従って、ア
ノードドライバ部3150からは、発光素子チップ31
01内の発光ダイオード数の4分の1のアノードライン
が発光素子チップ3101に接続される。
【0106】また、発光ダイオード3311,331
5,3319、すなわち共通のアノードに接続される組
の1番目の発光ダイオードのカソードは、カソードライ
ンC311に接続される。同様に、共通のアノードに接
続される組の2番目の発光ダイオードのカソードは、カ
ソードラインC312に接続される。さらに、3番目の
発光ダイオードのカソードは、カソードラインC313
に、4番目の発光ダイオードのカソードは、カソードラ
インC314にそれぞれ接続される。
【0107】また、他の発光素子チップについても、ア
ノードドライバ部3150ヘの接続は、発光素子チップ
3101と全く同様である。例えば、各発光素子チップ
の1組目の発光ダイオードについてみると、発光素子チ
ップ3102の発光ダイオード3331,3332,3
333,3334のアノード、発光素子チップ3201
の発光ダイオード3411,3412,3413,34
14のアノード、発光素子チップ3202の発光ダイオ
ード3431,3432,3433,3434のアノー
ドは、アノードラインa1にそれぞれ接続される。この
ように各組の発光ダイオードのアノードは、アノードラ
インa2,a3,a4に順次接続される。
【0108】一方、カソードドライバ部3160への接
続は、各発光素子チップ単位で4ラインの組ずつの接続
となる。発光素子チップ3101のカソードはカソード
ラインC311,C312,C313,C314へ、発
光素子チップ3102のカソードはカソードラインC3
21,C322,C323,C324ヘ、発光素子チッ
プ3201のカソードはカソードラインC411,C4
12,C413,C414へ、発光素子チップ3202
のカソードはC421,C422,C423,C424
へと接続される。
【0109】ここで、発光ダイオードの発光動作につい
て説明する。
【0110】例えば、発光ダイオード3311を発光さ
せる場合には、アノードラインa1を通じて動作パルス
がアノード側に入力されると同時に、カソード側のカソ
ードラインC311では、グランドもしくは負側へ電圧
を落とすようにパルスが加えられると、発光ダイオード
3311がオン状態になる。
【0111】このように所定の時刻において、アノード
で組となる1番目の発光ダイオード群のオン/オフの制
御を行う。発光させる場合には、アノードライン側、カ
ソードラインC311,C321,C411,C42l
側ともにオン状態にする。発光させない場合には、アノ
ードライン側、カソードライン側ともにオフ状態にす
る。
【0112】また、所定の時刻において、アノード側が
オンであっても、アノードを共有する発光ダイオードの
組の2,3,4番目の発光ダイオード群に接続されたカ
ソードラインはオン状態ではないため発光しない。
【0113】その2番目の発光ダイオード群を発光させ
るには、1番目の発光ダイオード群を発光させた時とは
別の時刻において、アノードライン側、カソードライン
C312,C322,C412,C422側をともにオ
ンさせることによって行う。
【0114】同様に、その3番目の発光ダイオード群を
発光させるには、1,2番目の発光ダイオード群を発光
させた時とは別の時刻において、アノードライン側、カ
ソードラインC313,C323,C413,C423
側をともにオンさせることによって行う。
【0115】同様に、その4番目の発光ダイオード群を
発光させるには、1番目の発光ダイオード群を発光させ
たのとは別な時刻において、アノードライン側,カソー
ドラインC314,C324,C414,C424側を
ともにオンさせることによって行う。
【0116】上述したように、各発光素子チップにおい
て、アノードラインの数を発光ダイオード数の1/4に
減じ、カソードラインの数を1組内の発光ダイオード数
である4つとすることによって、発光ダイオードの数に
対してワイヤボンディングの数をさらに減じることがで
きるので、1つの発光素子チップ上に、前述した第4の
実施の形態の例よりもさらに高密度の発光ダイオード列
を形成することができる。
【0117】また、発光素子チップをその発光素子配列
方向と直交する方向に2列並べることにより、画像形成
処理が高速となっても十分な光量をもって像担持体2に
露光を行うことができるので、潜像をより良好に形成す
ることができる。
【0118】さらに、2つの発光素子チップ列でアノー
ドラインを共通化し、4つずつの発光ダイオードを組に
して制御するので、構造を簡便にし、装置の大型化を避
けることができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板上に複数個の発光素子チップからなる発光素子チッ
プ列を形成し、その発光素子チップ列を発光素子配列方
向と直交な方向に複数列設けたので、画像形成処理が高
速となっても十分な光量をもって像担持体に露光を行う
ことが可能となり、高密度な潜像を短時間のうちに良好
に形成することができ、これにより、処理の高速化を図
ると同時に、高精細化を図りムラの無い画像を形成する
ことができる。
【0120】また、本発明によれば、複数列の発光素子
チップ列で信号線を共通化して制御したり、複数列の発
光素子チップ列でアノードラインを共通化して複数個の
発光素子を組にして制御するようにしたので、配線部分
を含む構造の簡略化を図り、小型で安価な装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である発光素子チッ
プ列の実装形態を示す斜視図である。
【図2】発光素子チップ列を含む露光装置の全体的な構
成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1〜第3の実施の形態に用いられる
露光装置の構成を、像担持体に対向配置された状態で示
す断面図である。
【図4】画像形成装置の構成を示す断面図である。
【図5】発光素子チップ内の構成を示す回路図である。
【図6】複数個の発光素子チップに対する制御部の接続
状態を示すブロック図である。
【図7】発光素子チップの制御部内の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】バッファ部内に画像データが格納された様子を
示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態である複数個の発光
素子チップに対する制御部の接続状態を示すブロック図
である。
【図10】本発明の第3の実施の形態である複数個の発
光素子チップに対する制御部の接続状態を示すブロック
図である。
【図11】本発明の第4および第5の実施の形態に用い
られる露光装置の構成を、像担持体に対向配置された状
態で示す断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態である露光装置の
発光素子チップ列の実装形態を示す斜視図である。
【図13】2列分の発光素子チップ列および制御部の構
成を示す回路図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態である2列分の発
光素子チップ列および制御部の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
2 像担持体 11,12 発光素子チップ列 1101〜1104 発光素子チップ 1201〜1204 発光素子チップ 3101,3102 発光素子チップ 3201,3202 発光素子チップ 3311,3331 発光ダイオード 3411,3431 発光ダイオード

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の露光を行う露光装置であって、 複数個の発光素子が形成された発光素子チップと、 前記発光素子チップを複数個配列して構成された発光素
    子チップアレイと、 前記発光素子チップアレイが互いに略平行に複数列配列
    された基板とを具えたことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記発光素子は、発光サイリスタである
    ことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子チップは、 しきい電圧若しくはしきい電流を電気的に制御可能な複
    数個の発光サイリスタと、 該近傍の発光サイリスタが互いに電圧若しくは電流の一
    方向性をもつ電気素子で接続された駆動部とを有し、該
    駆動部は2相の転送クロックによって自己走査を行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記複数列の発光素子チップアレイは、
    前記基板上の共通の導電パターン上に設けられることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の露光装
    置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子チップアレイは2列により
    構成され、 一方の発光素子チップアレイの各発光素子チップ上のボ
    ンディングパッドは、他方の発光素子チップアレイの各
    発光素子チップ上のボンディングパッドとは反対側の対
    向する位置に配置されることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子チップに電力を供給する電
    源ラインは、前記各発光素子チップアレイ単位で共有さ
    れることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記電源ラインを前記各発光素子チップ
    アレイへ分岐する手段は、前記基板上の導通パターンに
    設けられることを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記発光素子チップに2相のクロックを
    印加する2相の転送クロックラインは、前記各発光素子
    チップアレイ単位で共有されることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれかに記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記2相の転送クロックラインを前記各
    発光素子チップアレイへ分岐する手段は、前記基板上の
    導通パターンに設けられることを特徴とする請求項8記
    載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記発光素子チップにスタートクロッ
    クを印加するスタートクロックラインは、前記各発光素
    子チップアレイ単位で共有されることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記スタートクロックラインを前記各
    発光素子チップアレイへ分岐する手段は、前記基板上の
    導通パターンに設けられることを特徴とする請求項10
    記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記発光素子は、発光ダイオードであ
    ることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記発光素子チップ内の複数個の発光
    素子に対して1本のアノードラインが共通に接続され、
    かつ、当該アノードラインが前記発光素子チップ間で共
    有されたアノードドライバと、 前記発光素子チップ内の1本のアノードラインに共有さ
    れる発光素子の数に対応したカソードラインを、各発光
    素子チップ単位で有するカソードドライバとをさらに具
    えたことを特徴とする請求項1又は12記載の露光装
    置。
  14. 【請求項14】 前記発光素子チップから前記アノード
    ドライバへの電気的な接続手段は、当該発光素子チップ
    上からのボンディングワイヤであることを特徴とする請
    求項13記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記発光素子チップから前記カソード
    ドライバへの電気的な接続手段は、当該発光素子チップ
    上からのボンディングワイヤであることを特徴とする請
    求項13又は14記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記発光素子チップから前記カソード
    ドライバへの電気的な接続手段は、当該発光素子チップ
    の前記基板に接する面に設けられた電極であることを特
    徴とする請求項13又は14記載の露光装置。
  17. 【請求項17】 前記発光素子チップアレイは2列によ
    り構成され、 一方の発光素子チップアレイの各発光素子チップ上のボ
    ンディングパッドは、他方の発光素子チップアレイの各
    発光素子チップ上のボンディングパッドとは反対側の対
    向する位置に配置されることを特徴とする請求項12な
    いし16のいずれかに記載の露光装置。
  18. 【請求項18】 2個の発光素子に対して1本のアノー
    ドラインが共通に接続されることを特徴とする請求項1
    2ないし17のいずれかに記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 4個の発光素子に対して1本のアノー
    ドラインが共通に接続されることを特徴とする請求項1
    2ないし17のいずれかに記載の露光装置。
  20. 【請求項20】 複数個の発光素子が形成された発光素
    子チップを複数個配列して構成された発光素子チップア
    レイを有し、前記発光素子チップアレイからの光束を結
    像手段を介して感光体上に結像することにより露光を行
    う露光装置であって、 前記発光素子チップアレイが互いに略平行に複数列配列
    された基板と、 前記発光素子チップ内に設けられ、 しきい電圧もしくはしきい電流を電気的に制御可能な複
    数個の発光サイリスタと、 該近傍の発光サイリスタが互いに電圧もしくは電流の一
    方向性をもつ電気素子で接続された駆動部とを具え、該
    駆動部は2相の転送クロックによって自己走査を行うこ
    とを特徴とする露光装置。
  21. 【請求項21】 複数個の発光素子が形成された発光素
    子チップを複数個配列して構成された発光素子チップア
    レイを有し、前記発光素子チップアレイからの光束を結
    像手段を介して感光体上に結像することにより露光を行
    う露光装置であって、 前記発光素子チップアレイが互いに略平行に複数列配列
    された基板と、 前記発光素子として構成された発光ダイオードと、 前記発光素子チップ内の複数個の発光ダイオードに対し
    て1本のアノードラインが共通に接続され、かつ、当該
    アノードラインが前記発光素子チップ間で共有されたア
    ノードドライバと、 前記発光素子チップ内の1本のアノードラインに共有さ
    れる発光ダイオードの数に対応したカソードラインを、
    各発光素子チップ単位で有するカソードドライバとを具
    え、前記アノードドライバと前記カソードドライバとに
    よって、前記発光ダイオードをマトリックス制御するこ
    とを特徴とする露光装置。
  22. 【請求項22】 光源から出射された光束を結像手段に
    より結像し、該結像された光束を感光体上に露光するこ
    とによって顕像化する電子写真式の画像形成装置であっ
    て、 請求項1ないし21のいずれかに記載の露光装置を前記
    光源として設け、 発光素子の配列方向が前記像担持体の回転方向に直交す
    る方向となるように当該露光装置を配置したことを特徴
    とする画像形成装置。
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