JPH06992B2 - 便器装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房便座、温水洗浄器等の便器装置に関するも
のである。

従来例の構成とその問題点 従来は第５図に示すように本体ケース１の下部２に固定
ボルト３を挿入し、この固定ボルト３とナット５で本体
ケース１を便器６に固定していた。しかしこれでは固定
ボルト３は取外し出来ない構造であるので、便器６に取
付けると、掃除あるいはメンテをしようとするときは、
ゴムパッキン４、ナット５を外して便器６から本体ケー
ス１を取外さなければならないためわずらわしく手間も
かかる。

又第６図の場合は、本体ケース１の下部２に固定ボルト
３を挿入したのち止メ具８を後からネジ９止めしてお
り、ネジ９を外せば固定ボルト３は本体ケース１から取
外せる。しかしながら一旦便器６に設置するとロータン
ク７等がジャマとなり、手間がかかる。

発明の目的 そこで本発明は本体ケースが便器に設置された後も一般
的な工具（例えばドライバー）で容易に取外しできる構
造を提供することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明は便器装置の本体ケー
スの後方に設けた取付孔を有する突出部と、頭部を狭持
し係止された固定ボルトを介して便器上に固定された止
め具と、さらにネジよりより、前記取付孔を有する突出
部と前記止め具は嵌合しかつ前記突出部と前記止め具
は、前記便器装置の上方又は左右の外側方向より前記取
付孔を介して前記ネジにより締付取外し自在としたもの
である。

実施例 第１図〜第４図の示す本体ケース１の下部（裏板）２に
は、切欠き１３を設ける。又、その近傍は後方への突出
部１０を設ける。突出部１０にはネジ孔１６を設ける。
さらに切欠き１３と嵌合する固定ボルト３の止メ具１１
を設け、この止メ具１１の一端はネジ穴を設け、他端は
突出部１４があり、ケース側にはこの突出部１４と嵌合
する孔１５を設けている。固定ボルト３の頭部をはさむ
ように止メ具１１のミゾの中にスライドできるように入
れる。

そして、第３図の如く一旦便器６に本体ケース１を設置
した後でロータンク７がある場合でもドライバーで本体
ケース１を外せるように、ネジ１２を上方向から突出部
１０、止メ具１１に挿入している。なお、止め具１１は
本実施例では２ピースとしているが、１ピースでも可能
である。したがって便器６からの取外しが容易である。
なおネジ１２の方向はロータンク７の邪魔にならない両
外側方向でも良い。

発明の効果 本発明によれば便器に取付けた後でもドライバー等の工
具で容易に本体ケースを取外すことができるため、掃除
やメンテナンスのとき手間がかからず、便利なものとな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の設置斜視図、第２図は同平面
図、第３図は同側断面図、第４図は同裏側からの分解斜
視図、第５図は従来例を示す側断面図、第６図は他の従
来例を示す側断面図である。 １……本体ケース、３……固定ボルト、５……ナット、
６……便器、７……ロータンク、１０……突出部、１１
……止メ具、１２……ネジ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】便器装置の本体ケースの後方に設けた取付
   孔を有する突出部と、頭部を狭持し係止された固定ボル
   トを介して便器上に固定された止め具と、さらにネジよ
   りより、前記取付孔を有する突出部と前記止め具は嵌合
   しかつ前記突出部と前記止め具は、前記便器装置の上方
   又は左右の外側方向より前記取付孔を介して前記ネジに
   より締付取外し自在とした便器装置。