JPH0699027B2 - 物品仕分け装置 - Google Patents

物品仕分け装置

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JPH0699027B2
JPH0699027B2 JP8154090A JP8154090A JPH0699027B2 JP H0699027 B2 JPH0699027 B2 JP H0699027B2 JP 8154090 A JP8154090 A JP 8154090A JP 8154090 A JP8154090 A JP 8154090A JP H0699027 B2 JPH0699027 B2 JP H0699027B2
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卓雄 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物品仕分け装置、特に無端軌道に沿って駆動さ
れる多数のキャリヤを無端状に連結してなるコンベヤ装
置によって仕分けるべき物品を搬送し、その物品が所定
の仕分け先シュートに到達した時にキャリヤのベルトを
駆動してその物品を前記の所定の仕分け先シュートに払
出すようにした物品仕分け装置における、仕分け先シュ
ートへの物品の払出し位置の制御に関する。
〔従来の技術〕
第6図は例えば特開昭58−113027号公報に記載された形
式の従来の物品仕分け装置の平面図、第7図は第6図の
物品仕分け装置におけるキャリヤの斜視図、第8図はこ
の物品仕分け装置の機能ブロック図、第9図は概略フロ
ーチャートである。
図において、(1)はコンベヤ装置であって多数のキャ
リヤ(2)を無端状に連結してなり、無端軌道(3)に
沿って全体的に矢印(4)で示す搬送方向に走行する。
(5)はキャリヤ(2)に物品を積込む投入コンベヤで
あって矢印(6)の方向に駆動される。(7)はコンベ
ヤ装置(1)に沿って配設された複数のシュートであっ
て、これらのシュート(7)により仕分けステーション
(8)が構成される。(9)は例えばトラックから卸さ
れた物品を投入コンベヤ(5)まで搬送する搬送コンベ
ヤ、(10)はオペレータ、(11)は物品の仕分け先シュ
ートの番号をコンピュータ入力するためのキーボードで
ある。
各キャリヤ(2)は例えば、第7図に示すように構成さ
れており、図において、(201)はフレームであって、
このフレーム(201)は適宜のローラ(図示せず)によ
って無端軌道(3)に沿って走行しうるように支持され
ている。コンベヤ装置(1)をその搬送方向(4)に走
行させるためにモータ(図示せず)が各キャリヤ(2)
または選択されたいくつかのキャリヤ(2)に設けら
れ、あるいはかかるモータを使用する代りに無端軌道
(3)に沿って走行される駆動チェーン(図示せず)が
使用される。
コンベヤ装置(1)の搬送方向(4)に見て、フレーム
(201)の左右両側には一対のローラ(202),(203)
が回転可能に支持されており、このローラ(202),(2
03)間にはゴム、プラスチック、スチール等の適当な材
料からなるベルト(204)が掛け渡されている。ベルト
(204)の下方にはこのベルト(204)を駆動するための
モータ(205)がフレーム(201)に装着されており、モ
ータ(205)の回転駆動力はモータ(205)の出力軸に装
着されたプーリ(206)、ベルト(207)、ローラ(20
3)の軸に装着されたプーリ(208)およびローラ(20
3)を介してベルト(204)に伝達され、ベルト(204)
は矢印(12)で示すように軌道(3)に対して直角方向
に駆動される。なお、第6図ではキャリヤ(2)を明示
するために手前側のシュート(7)は仮想線で示してあ
る。(13)は隣接するキャリヤ(2)を互いに連結する
ジョイントである。
次に上述した物品仕分け装置を制御するマイクロコンピ
ュータの機能を第8図および第9図を参照して説明す
る。第8図および第9図において点線で囲んだ部分(M
C)がマイクロコンピュータ部である。
第8図において、(14)は物品の仕分け先シュートをそ
のシュート番号の形で入力する仕分け先シュート入力手
段であって、第6図のキーボード(11)に相当するもの
であり、(15)はコンベヤ装置(1)の搬送速度に比例
した周波数のパルス信号を発生するパルス発生手段であ
る。パルス発生手段(15)は例えば無端軌道(3)に沿
った一箇所に光源と受光器とを対向配置し、各キャリヤ
(2)に前記光源からの光を遮断する部材をいくつか等
間隔で設け、遮光のたびに受光器からパルス信号を発生
するようにしたものが使用されているが、その場合、パ
ルスの周波数がキャリヤ位置制御の精度に応じたものと
なるように遮光部材や光源等を設定する。(16)は仕分
け先シュート入力手段(14)によって入力された仕分け
先シュート(7)に対してキャリヤ(2)が後述する位
置(B)からどの位置に達したらそのベルト(204)の
駆動を開始するかを前記パルス発生手段(15)から発生
されるパルスの数として設定する払出し開始位置設定手
段、(17)はキャリヤ(2)が所定位置(投入コンベヤ
(5)の始動から積込み完了までに要する既知の時間の
間にキャリヤ(2)の速行する距離より大きい距離だけ
積込み完了位置(D)より上流側の位置(A))を通過
する時に、その上に物品が載置されているか否かを検出
し、その後投入コンベヤ(5)を始動してその上の物品
を積込むことのできる最初の空きキャリヤ(2)を決定
する積込みキャリヤ決定手段であって、例えば光源と受
光器とを対向配置してキャリヤ通過を判定すると共にそ
の通過時に物品によって遮光されなければそのキャリヤ
(2)は空であると判定する。また、この積込みキャリ
ヤ決定手段(17)は、例えば物品仕分け装置の始動時
に、ある基準位置を最初に通過するキャリヤ(2)を1
番キャリヤとし、その後通過するキャリヤ(2)の数を
カウントすることにより、今、空きキャリヤと判定され
たキャリヤ(2)がN番目のキャリヤであるとの判定も
行う。そして、積込みキャリヤ決定手段(17)は仕分け
先シュート入力手段(14)から入力信号を受け、この入
力信号を受けた時のみ、空きキャリヤ番号信号を出力す
る。即ち、仕分け先シュート番号が入力されている時の
み(投入コンベヤ(5)上に物品が載置されている時の
み)空きキャリヤ番号信号を出力し、仕分け先シュート
番号が入力されていない時(投入コンベヤ(5)に物品
が載置されていない時)に空きキャリヤが位置(A)を
通過してもそのキャリヤはそのままやりすごし、空きキ
ャリヤがその上に実際に物品を移載すべきものである場
合にのみ投入コンベヤ(5)を作動させ、危険防止を計
っている。(18)は積込みキャリヤ決定手段(17)から
出力された空きキャリヤ(2)の番号を受けて、払出し
開始位置設定手段(16)で設定されたパルス数をその番
号に対応するカウンタに登録され、パルス発生手段(1
5)からのパルスを受けて零まで減算し、このように零
まで減算したことにより、キャリヤ(2)が払出し開始
位置へ到達したことを判定する第一のキャリヤ位置判定
手段である。この第一のキャリヤ位置判定手段(18)
は、後述する第二のキャリヤ位置判定手段(21)から判
定信号を受けて減算開始するものであり、この点につい
ては後から説明する。(19)はキャリヤ(2)のモータ
(205)を駆動するキャリヤモータ駆動手段(例えばリ
レー)、(20)は第一のキャリヤモータ制御手段であっ
て、第一のキャリヤ位置判定手段(18)から判定信号を
受けると共にパルス発生手段(15)からパルス信号を受
ける。そしてこの第一のキャリヤモータ制御手段(20)
はキャリヤ(2)からの物品払出し時においてキャリヤ
モータ(205)を停止させるキャリヤ位置を、前記判定
信号を受けてモータ(205)を始動させる位置(E)か
ら払出し完了位置(F)までキャリヤ(2)が走行する
間にパルス発生手段(15)から発生されるパルスの数と
して予め設定されたカウンタで構成することができる。
そしてこの第一のキャリヤモータ制御手段(20)は前記
判定信号を受けた時に、キャリヤモータ駆動手段(19)
に始動信号を送り、これと同時にそのカウンタは設定さ
れたパルス数の減算を開始し、零まで減算した時に停止
信号を送るように構成されたカウンタで構成しうるもの
である。
次に、投入コンベヤ(5)からキャリヤ(2)への物品
積込み機能について説明する。
(21)は投入コンベヤ(5)の始動からキャリヤ(2)
への物品積込み完了までに要する既知の時間にキャリヤ
(2)の走行する距離より大きい距離だけ積込み完了位
置(D)より上流側ではあるが前記位置(A)より上流
側ではない位置(B)にキャリヤ(2)(積込みキャリ
ヤ決定手段(17)によって物品を積込むべきであると決
定されたN番キャリヤ)が到達したことを判定する第二
のキャリヤ位置判定手段であって例えばカウンタで構成
され、このカウンタにはキャリヤ(2)が位置(A)か
ら位置(B)まで走行する間にパルス発生手段(15)か
ら発生される既知のパルス数が予め設定されており、積
込みキャリヤ決定手段(17)からの空きキャリヤ(2)
を示す信号とパルス発生手段(15)からのパルス信号と
を受け、空きキャリヤ(2)を示す信号を受けた時に前
記の予め設定されたパルス数の減算を開始し、零まで減
算した時にその空きキャリヤ(2)が位置(B)に到達
したと判定する。(22)は積込みキャリヤ決定手段(1
7)によって物品を積込むべきであると決定された空き
キャリヤ(2)がどの位置に到達した時に投入コンベヤ
(5)を始動させるべきかという投入コンベヤ始動位置
(C)を設定する投入コンベヤ始動位置設定手段であっ
て、この位置(C)は予めわかっているので、キャリヤ
(2)が位置(B)から位置(C)まで走行する間にパ
ルス発生手段(15)から発生される既知のパルス数とし
て投入コンベヤ始動位置を設定する。(23)は積込みキ
ャリヤ(2)が、投入コンベヤ始動位置設定手段(22)
によって設定された投入コンベヤ始動位置に到達したこ
とを判定する第三のキャリヤ位置判定手段であって、こ
れもカウンタで構成しうる。そしてこのカウンタには投
入コンベヤ始動位置設定手段(22)によって設定された
パルス数が登録され、かつパルス発生手段(15)のパル
ス信号が送られる。しかして、このカウンタはこのパル
ス数の登録と同時に減算を開始し、零まで減算した時に
そのキャリヤ(2)が投入コンベヤ始動位置(C)に到
達したと判定する。(24)は投入コンベヤ(5)のモー
タ(25)を駆動する投入コンベヤモータ駆動手段(例え
ばリレーで構成される)、(26)は投入コンベヤモータ
制御手段であって、第三のキャリヤ位置判定手段(23)
から判定信号を受けると共ににパルス発生手段(15)か
らパルス信号を受ける。そしてこの投入コンベヤモータ
制御手段(26)はモータ(25)を停止させるキャリヤ位
置を前記判定信号を受けてモータ(25)を始動させるキ
ャリヤ位置(C)から積込み完了位置(D)までキャリ
ヤ(2)が走行する間にパルス発生手段(15)から発生
されるパルスの数として予め設定されたカウンタで構成
することができ、前記判定信号を受けた時に、設定され
たパルス数の減算を開始すると共に投入コンベヤモータ
駆動手段(24)に始動信号を送り、零まで減算した時に
停止信号を送る。(27)は第二のキャリヤモータ制御手
段であって、第二のキャリヤ位置判定手段(21)から判
定信号を受けると共にパルス発生手段(15)からパルス
信号を受ける。そして、この第二のキャリヤモータ制御
手段(27)はキャリヤ(2)への物品積込み時において
キャリヤモータ(205)を停止させるキャリヤ位置を、
前記判定信号を受けてから物品積込み完了位置(D)ま
でキャリヤ(2)が走行する間にパルス発生手段(15)
から発生されるパルスの数として予め設定されたカウン
タで構成することができる。そしてこの第二のキャリヤ
モータ制御手段(27)は第二のキャリヤ位置判定手段
(21)から判定信号を受けた時、キャリヤモータ駆動手
段(19)に始動信号を送り、これと同時にそのカウンタ
は設定されたパルス数の減算を開始し、零まで減算した
時に停止信号を送る。
次に、第9図を参照して上述した物品仕分け装置の動作
を説明する。
オペレータ(10)は搬送コンベヤ(9)で搬送されて来
た物品を停止している投入コンベヤ(5)上の所定の位
置に載置すると共にその物品の仕分け先シュートの番号
をキーボード(11)に打鍵する。これにより、払出し開
始位置設定手段(16)にそのシュート番号が入力され、
払出し開始位置設定手段(16)は、投入コンベヤ(5)
上の所定位置に載置された物品が投入コンベヤ(5)の
始動後、キャリヤ(2)に移載され、このキャリヤ
(2)がその仕分け先シュート(7)に対してベルト
(204)の駆動を開始すべき払出し開始位置に到達する
までの距離を上述したようにパルス発生手段(15)から
発生されるパルスの数(Xn)として設定する。
一方、投入コンベヤ(5)を始動してその上へ物品を積
込むことのできる最所の空きキャリヤ(2)が位置
(A)で積込みキャリヤ決定手段(17)によって決定さ
れると同時に第二のキャリヤ位置判定手段(21)のカウ
ンタが減算を開始する。積込みキャリヤ決定手段(17)
によって、物品を積込むべきであると決定されたキャリ
ヤ(2)の番号が基準のキャリヤ(2)からN番目のも
のであるとすると、第一のキャリヤ位置判定手段(18)
のN番カウンタに払出し開始位置設定手段(16)によっ
て設定されたパルス数(Xn)が登録される。そして、前
記位置(B)にN番キャリヤ(2)が到達すると、その
ことが第二のキャリヤ位置判定手段(21)の零カウント
によって判定され、その判定信号により次の三つのこと
が行われる。即ち、この判定信号により、(イ)投入コ
ンベヤ始動位置設定手段(22)によって投入コンベヤ
(5)の始動位置が上述したようにパルス発生手段(1
5)からのパルスの数(Y)として設定されかつこのパ
ルス数(Y)が第三のキャリヤ位置判定手段(23)のカ
ウンタに登録されると同時にこのカウンタが減算を開始
し、(ロ)第一のキャリヤ位置判定手段(18)のN番カ
ウンタが減算を開始し、(ハ)第二のキャリヤモータ制
御手段(27)によりN番キャリヤ(2)のモータ(20
5)が始動されると同時に第二のキャリヤモータ制御手
段(27)のカウンタが減算を開始する。N番キャリヤ
(2)が位置(C)に到達するとそのことが第三のキャ
リヤ位置判定手段(23)の零カウントによって判定さ
れ、投入コンベヤモータ制御手段(26)から投入コンベ
ヤモータ駆動手段(24)に始動信号が送られ、投入コン
ベヤモータ(25)を始動すると共に投入コンベヤモータ
制御手段(26)のカウンタが減算を開始する。N番キャ
リヤ(2)のベルト(204)は既に位置(B)で始動さ
れており、N番キャリヤ(2)が位置(D)に近づくと
投入コンベヤ(5)によって矢印(6)の方向に搬送さ
れてきた物品をベルト(204)上へ引込み、N番キャリ
ヤ(2)が積込み完了位置(D)に達した時には物品は
ベルト(204)上の所定位置(物品の中心がベルト(20
4)の中心と合致する位置)へ達し、第二のキャリヤモ
ータ制御手段(27)のカウンタおよび投入コンベヤモー
タ制御手段(26)のカウンタはいずれも零となり(換言
すれば第二のキャリヤモータ制御手段(27)は位置
(B)で、また、投入コンベヤモータ制御手段(26)は
位置(C)でそれぞれ減算を開始し、いずれも位置
(D)にN番キャリヤ(2)が到達した時に丁度零まで
減算するように設定しておくわけである)、N番キャリ
ヤ(2)のモータ(205)は第二のキャリヤモータ制御
手段(27)からの、そして投入コンベヤ(5)のモータ
(25)は投入コンベヤモータ制御手段(24)からの停止
信号により停止される。なお、仕分け能力にこだわらな
ければ、投入コンベヤ(5)はN番キャリヤ(2)が積
込み完了位置(D)を越えた後停止させるようにしても
良い。
N番キャリヤ(2)の物品が、シュート(7A)に払出さ
れるべきものである場合には、第一のキャリヤ位置判定
手段(18)のN番カウンタが零まで減算した時には、N
番キャリヤ(2)の例えば先端が位置(E)に達してお
り、N番カウンタの零カウントにより、第一のキャリヤ
モータ制御手段(20)からキャリヤモータ始動指令が発
生され、キャリヤモータ駆動手段(19)を介して位置
(E)でN番キャリヤ(2)のモータ(205)が付勢さ
れ、ベルト(204)が物品払出し方向に駆動され、物品
はシュート(7A)へ払出される。これと同時に第一のキ
ャリヤモータ制御手段(20)のカウンタが減算を開始す
る。そして払出しに要する時間が経過した後、例えば位
置(F)で第一のキャリヤモータ制御手段(20)は零カ
ウントとなって、キャリヤモータ停止信号を発し、ベル
ト(204)は停止され、最後にN番キャリヤ(2)に関
するデータ(この場合にはシュート(7A)のシュート番
号)が消去される。
このようにして仕分けに先に応じたシュート(7)に物
品が払出されるのであるが、払出された物品は払い出さ
れるたびにシュート(7)から取出されるか、あるいは
一般的にはそのシュート(7)の下部にある程度の量に
なるまでためられ、その後所謂バッチ方式で取出され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のようにバッチ方式でシュートから物品を取出す場
合、シュートの下部で重量、形状、大きさの異なる物品
が混在し、その後の物品の処理(例えば箱詰め)が煩雑
になるばかりでなく、破損しやすい物品と破損させやす
い物品との衝突により破損しやすい方の物品が破損する
等の問題点があった。
本発明は従来のもののかかる問題点を解決するためにな
されたもので、バッチ方式でシュートから物品を取出す
場合であっても、物品を所望の種類に応じてシュートの
異なる箇所に払出すことのできる物品仕分け装置を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、本発明による物品仕分け
装置は、各物品の仕分け先シュートを入力する仕分け先
入力手段に加えて、物品の種類を入力する物品種類入力
手段を設け、払出し開始位置設定手段は、入力された仕
分け先シュートに対応してキャリヤのベルトを始動させ
るべき基準となるキャリヤ位置を設定する払出し開始基
準位置設定手段と、入力された物品の種類に応じた補正
値で前記払出し開始基準位置を補正して実際にキャリヤ
のベルトを始動させるキャリヤ位置を設定する払出し開
始位置補正手段とから構成し、前記キャリヤ位置判定手
段は前記払出し開始位置補正手段によって設定された実
際の払出し開始位置にキャリヤが到達したことを判定す
るようにしたものである。
〔作用〕
以上のように構成された物品仕分け装置においては、入
力された物品の種類の応じて一つのシュートの範囲内に
おいて払出し開始位置が変えられるため、物品はその種
類に応じてコンベヤ装置の搬送方向に見てシュートの異
なる位置へ払出される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第4図を参照して
説明する。第1図は本発明の一実施例による物品仕分け
装置の機能ブロック図、第2図は第1図のものの概略フ
ローチャート、第3図は第1図のもののタイムチャー
ト、第4図は本発明の物品仕分け装置によって物品がそ
の種類に応じてシュートの異なる位置に払出される状態
を説明するための、シュート部分の拡大平面図、第5図
は投入コンベヤ部の拡大平面図であり、従来のものと同
一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
第1図において、(28)は物品種類入力手段であって、
従来の仕分け先シュート入力手段(14)に追加して設け
られたものであり、これも仕分け先シュート入力手段
(14)と同様キーボード(11)で構成しうる。(16A)
は従来のものの(16)に対応する払出し開始位置設定手
段であって、入力された仕分け先シュート(7)に応じ
て、その仕分け先シュート(7)に対してキャリヤ
(2)がどの位置に達した時に実際に払出しを開始すべ
きかということを、後述するように入力された物品の種
類に応じて決めるための基準となる位置を設定する払出
し開始基準位置設定手段(161)と物品種類入力手段(2
8)に接続され入力された物品の種類に応じて、その物
品の仕分け先シュート(7)に対してキャリヤ(2)が
どの位置に到達した時に実際に払出しを開始すべきかと
いうことを、入力された物品の種類に応じた補正値で前
記の払出し開始基準位置を補正することにより設定する
払出し開始位置補正手段(162)とから構成されてお
り、これら払出し開始基準位置と実際の払出し開始位置
とは従来のものと同様、パルス発生手段(15)から発生
されるパルス数として設定される。しかして第一のキャ
リヤ位置判定手段(18)はキャリヤ(2)が実際の払出
し開始位置に到達したことを判定する。
今、物品の種類として、破損しやすいものと、他の物品
を破損させやすいものとに区別したい場合を考える。そ
の場合、コンベヤ装置(1)の搬送方向(4)に見て破
損しやすい物品は各シュート(7)の手前半分の範囲に
払出し、破損させやすい物品は後側半分の範囲に払出せ
ば、シュート(7)上で破損しやすい物品と破損させや
すい物品との衝突は防止され、従ってまたかかる衝突が
原因となる破損しやすい物品の破損も回避しうるわけで
ある。衝突防止のためには、破損しやすい物品と破損さ
せやすい物品とを別々のシュートに払出すことも考えら
れるが、このようにするとシュートの数が倍増し、設備
費が高価になるばかりでなく、大きい据付面積を必要と
する等の問題が生じるので、本発明は一つのシュートの
範囲内で払出し位置を物品の種類に応じて変えようとす
るものである。その場合、一つのシュート内で払出し位
置を変えるには、シュートの幅を従来のものより若干大
きくするのが好ましいが、そのようにしても別々のシュ
ートを設ける場合より、経費、据付面積の両方の点で有
利である。
このように一つのシュート(7)の範囲内で二つの異な
る払出し位置を設定する場合、例えば払出し開始基準位
置設定手段(161)によって設定された払出し開始基準
位置をそのまま破損しやすい物品の払出しを実際に開始
すべき位置としてそのまま採用し、他の物品を破損させ
やすい物品についてはその払出しを実際に開始する位置
は、これら二つの払出し開始位置の間をキャリヤ(2)
が移動する間にパルス発生手段(15)から発生されるパ
ルスの数を、前者の位置、即ち破損しやすい物品の払出
し開始位置として採用された払出し開始基準位置に対応
するパルス数に加算することによって設定しうる。この
加算を、払出し開始位置補正手段(162)で行い、その
加算が機能的には払出し開始位置補正手段(162)によ
る補正ということになる。ここで述べている場合には、
破損しやすい物品については払出し開始位置補正手段
(162)はパルス数零の加算という補正を行うことにな
る。
次に、この物品仕分け装置の動作を説明する。なお、第
4図および第5図において、(29A)は破損しやすい物
品、(29B)は他の物品を破損させやすい物品を示す。
オペレータ(10)は搬送コンベヤ(9)で搬送されて来
た物品を停止中の投入コンベヤ(5)上の所定の位置に
載置すると共にその物品の仕分け先シュートの番号およ
びその物品が破損しやすいものであるか、破損させやす
いものであるかをキーボード(11)に打鍵する。ここで
投入コンベヤ(5)上の所定の位置に物品を載置するに
は、投入コンベヤ(5)の所定の点(30)(第5図)の
上方から集束光を照射する光源(図示せず)を設けてお
き、オペレータ(10)が目視で物品(29A),(29B)の
中心を照射された点(30)にほぼ合致するように置けば
良い。仕分け先シュート番号の打鍵により払出し開始基
準位置設定手段(161)にそのシュート番号が入力さ
れ、払出し開始基準位置設定手段(161)は投入コンベ
ヤ(5)上の所定位置に載置された物品がその仕分け先
シュート(7)に対する基準位置に到達するまでの距離
を従来のものと同様にパルス発生器(15)から発生され
るパルスの数として設定する。また、物品の種類、この
場合には破損しやすいものか、破損させやすいものかが
キーボード(11)の打鍵により払出し開始位置補正手段
(162)に入力され、払出し開始位置補正手段(162)は
物品の種類に応じた補正値(Z)によって前記の払出し
開始基準位置を補正して実際に払出しを開始する位置を
パルス発生手段(15)から発生されるパルスの数として
設定する。この補正値(Z)は、破損しやすい物品(29
A)の場合は零に設定され、破損させやすい物品(29B)
の場合には、破損しやすい物品(29A)の払出し開始位
置と破損させやすい物品(29B)の払出し開始位置との
間をキャリヤ(2)が移動する間に発生される一定のパ
ルス数(K)に設定される。
位置(A)において積込みキャリヤ決定手段(17)によ
って決定された積込みキャリヤ(2)の番号が基準のキ
ャリヤ(2)からN番目のものであるとすると、払出し
開始基準位置設定手段(161)によって設定されたパル
ス数(Xn)に前記補正値(Z)を加算したパルス数(Xn
+Z)が払出し開始位置補正手段(162)によってキャ
リヤ位置判定手段(18)のN番カウンタに登録される。
そしてN番キャリヤ(2)は位置(B)、位置(C)、
位置(D)を順次通過するが、これらの位置でマイクロ
コンピュータが行う作業は従来のものと全く同じであ
る。
N番キャリヤ(2)の物品が、シュート(7A)払出され
るべきものであってかつ破損しやすいもの(29A)であ
る場合には、第一のキャリヤ位置判定手段(18)のN番
カウンタに登録されるパルス数はXn+Z=Xnであり、他
の物品を破損させやすいもの(29B)である場合には、X
n+Z=Xn+Kである。今、N番キャリヤ(2)の物品
が破損しやすいもの(29A)である場合には、N番カウ
ンタが零まで減算した時にはN番キャリヤ(2)の先端
がシュート(7A)に対して位置(G)(第4図)に到達
している。即ち、第一のキャリヤ位置判定手段(18)の
N番カウンタの零カウンタによりN番キャリヤ(2)の
先端が位置(G)に到達したと判定され、この零カウン
タにより位置(G)でN番キャリヤ(2)のモータ(20
5)が付勢されてベルト(204)が物品払出し方向に駆動
開始され、破損しやすい物品(29A)は矢印(31)で示
すようにシュート(7A)の手前半分の範囲内へ払出され
る。一方、N番キャリヤ(2)の物品が他の物品を破損
させやすいもの(29B)である場合にはN番カウンタが
零まで減算するのは位置(G)よりパルス数にして
(K)だけ進んだ位置(H)である。しかして、N番カ
ウンタの零カウントによりN番キャリヤ(2)の先端が
位置(H)に到達したと判定され、破損させやすい物品
(29B)は矢印(32)で示すようにシュート(7A)の後
側半分の範囲内に払出される。従って、破損しやすい物
品(29A)と破損させやすい物品(29B)とは同一シュー
ト(7A)内の異なる範囲に払出されるため、互いの衝突
が防止され、破損しやすい物品(29A)の破損が回避さ
れる。払出しに要する時間が経過した後、破損しやすい
物品(29A)の場合は位置(I)で、また破損させやす
い物品(29B)の場合は位置(J)でベルト(204)は停
止され、このN番キャリヤ(2)に関するデータ(シュ
ート(7A)の番号および物品が破損しやすいものである
か、破損させやすいものであるかのデータ)が消去され
ることは従来のものと同様である。
なお、前記実施例では払出し開始基準位置を手前の位置
(G)にとり、パルス数(K)を加算する補正により位
置(H)を設定したが、これとは逆に払出し開始基準位
置を後側の位置(H)にとり、パルス数Kを減算する補
正により位置(G)を設定しても良いし、位置(G),
(H)とは全く別の位置を払出し開始基準位置とし、そ
れから適当なパルス数を加減算することによって位置
(G),(H)を設定しても良い。また、払出し開始位
置として(G),(H)の二箇所を設定したが、これは
物品の種類として破損しやすいものと、破損させやすい
ものとの二種類に分けたためであって、例えば物品の大
きさを大、中、小に分けたりする場合には三つの異なる
払出し開始位置を設定すれば良い。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、物品の種類に応じて単
一のシュート内の異なる範囲内に物品を仕分けることが
でき、安価にして仕分けの品質を向上できる高価が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による物品仕分け装置の機能
ブロック図、第2図は第1図のものの概略フローチャー
ト、第3図は第1図のもののタイムチャート、第4図は
本発明の物品仕分け装置によって物品がその種類に応じ
てシュートの異なる位置に払出される状態を説明するた
めの、シュート部の拡大平面図、第5図は投入コンベヤ
部の拡大平面図、第6図は従来の物品仕分け装置の平面
図、第7図は第6図の物品仕分け装置におけるキャリヤ
の斜視図、第8図はこの物品仕分け装置の機能ブロック
図、第9図は概略フローチャートである。 図において、(1)はコンベヤ装置、(2)はキャリ
ヤ、(3)は無端軌道、(5)は投入コンベヤ、
(7),(7A)はシュート、(11)はキーボード、(20
4)はキャリヤのベルト、(205)はキャリヤモータ、
(14)は仕分け先シュート入力手段(キーボード)、
(16A)は払出し開始位置設定手段、(161)は払出し開
始基準位置設定手段、(162)は払出し開始位置補正手
段、(18)はキャリヤ位置判定手段(第一のキャリヤ位
置判定手段)、(28)は物品種類入力手段(キーボー
ド)、(29A),(29B)は物品である。 なお、各図中同一符号は同一部または相当部を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端軌道に沿って走行する多数のキャリヤ
    を無端状に連結してなるコンベヤ装置、このコンベヤ装
    置に沿って配設された複数のシュート、前記キャリヤ上
    の所定位置に物品を積込む投入コンベヤ、各キャリヤに
    載置される物品を払出すべき所定の仕分け先シュートを
    入力する仕分け先シュート入力手段、入力された仕分け
    先シュートに対して払出し開始位置を設定する払出し開
    始位置設定手段およびキャリヤがその払出し開始位置に
    到達したことを判定するキャリヤ位置判定手段を備え、
    各キャリヤは前記無端軌道に対して直角方向に駆動され
    るベルトを備え、前記キャリヤ位置判定手段によってキ
    ャリヤがその払出し開始位置に到達したことが判定され
    た時にそのキャリヤのベルトのモータを駆動して物品を
    その仕分け先シュートへ払出すようにした物品仕分け装
    置において、各キャリヤに載置される物品の種類を入力
    する物品種類入力手段を設け、前記払出し開始位置設定
    手段は入力された仕分け先に対応してキャリヤのベルト
    を始動させるべき基準となるキャリヤ位置を設定する払
    出し開始基準位置設定手段と、入力された物品の種類に
    応じた補正値で前記払出し開始基準位置を補正して実際
    にキャリヤのベルトを始動させるキャリヤ位置を設定す
    る払出し開始位置補正手段とから構成し、前記キャリヤ
    位置判定手段は前記払出し開始位置補正手段によって設
    定された実際の払出し開始位置にキャリヤが到達したこ
    とを判定するようにしたことを特徴とする物品仕分け装
    置。
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DE19801706A1 (de) * 1998-01-17 1999-07-22 Axmann Foerdertechnik Vorrichtung zum Sortieren von Stückgütern
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