JP3321056B2 - 仕分けコンベヤへの物品導入方法及び装置、並びに物品導入装置を備えた物品仕分け装置 - Google Patents
仕分けコンベヤへの物品導入方法及び装置、並びに物品導入装置を備えた物品仕分け装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G43/00—Control devices, e.g. for safety, warning or fault-correcting
- B65G43/08—Control devices operated by article or material being fed, conveyed or discharged
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/22—Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors
- B65G47/26—Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors arranging the articles, e.g. varying spacing between individual articles
- B65G47/30—Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors arranging the articles, e.g. varying spacing between individual articles during transit by a series of conveyors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックターミナ
ルや配送センター等に設けられる、物品の仕分けコンベ
ヤに物品を供給する物品導入方法、該物品導入方法が実
行される物品導入装置、及び上記物品導入装置を備える
物品仕分け装置に関する。
ルや配送センター等に設けられる、物品の仕分けコンベ
ヤに物品を供給する物品導入方法、該物品導入方法が実
行される物品導入装置、及び上記物品導入装置を備える
物品仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチールベルト等を使用したベル
トコンベヤ式の仕分け装置では、図6に示すような払い
出し装置(以下、ダイバータと呼ぶ)が仕分けコンベヤ
のベルト1に沿って仕分け先別に複数配列されている。
このようなダイバータ10は、ダイバータの構成部品で
ある払い出し板11(以下、パドルと呼ぶ)をその一端
部に設けた縦型旋回軸12を中心として待機位置14と
払い出し位置13との間で搬送ベルト1を横切って往復
揺動動作をさせることで、ベルト1上に載置されて搬送
される被仕分け荷物(以下、物品という)をベルト1の
側方に設けたシュート或いは他のコンベヤ等へ払い出す
動作をする。尚、上記待機位置14とは、ベルト1にお
ける搬送方向の一端縁側であってベルト1上に載置され
て搬送される上記物品を通過させる位置を言い、上記払
い出し位置13とは、ベルト1上から上記物品を上記シ
ュートへ払い出す位置を言う。
トコンベヤ式の仕分け装置では、図6に示すような払い
出し装置(以下、ダイバータと呼ぶ)が仕分けコンベヤ
のベルト1に沿って仕分け先別に複数配列されている。
このようなダイバータ10は、ダイバータの構成部品で
ある払い出し板11(以下、パドルと呼ぶ)をその一端
部に設けた縦型旋回軸12を中心として待機位置14と
払い出し位置13との間で搬送ベルト1を横切って往復
揺動動作をさせることで、ベルト1上に載置されて搬送
される被仕分け荷物(以下、物品という)をベルト1の
側方に設けたシュート或いは他のコンベヤ等へ払い出す
動作をする。尚、上記待機位置14とは、ベルト1にお
ける搬送方向の一端縁側であってベルト1上に載置され
て搬送される上記物品を通過させる位置を言い、上記払
い出し位置13とは、ベルト1上から上記物品を上記シ
ュートへ払い出す位置を言う。
【0003】トラックターミナルや配送センター等のよ
うに、大量の物品を仕分ける場所では、近年、益々高い
仕分け処理能力が要求されるようになった。その結果、
上述のベルトコンベヤ式の仕分け装置では、上記ベルト
1の搬送速度を増加し、上記パドル11の作動速度を速
くし、更には上記ベルト1上における物品の間隔を時間
的に出来るだけ短くする必要が生じている。上述の内、
ベルトコンベヤの搬送速度及び上記ダイバータ10のパ
ドル11の作動速度の増加は、物品に与える衝撃を直接
に増加させることになり、かつ上記物品間隔が上記速度
増加に伴わないときには、上記処理能力の効果は得られ
ない。
うに、大量の物品を仕分ける場所では、近年、益々高い
仕分け処理能力が要求されるようになった。その結果、
上述のベルトコンベヤ式の仕分け装置では、上記ベルト
1の搬送速度を増加し、上記パドル11の作動速度を速
くし、更には上記ベルト1上における物品の間隔を時間
的に出来るだけ短くする必要が生じている。上述の内、
ベルトコンベヤの搬送速度及び上記ダイバータ10のパ
ドル11の作動速度の増加は、物品に与える衝撃を直接
に増加させることになり、かつ上記物品間隔が上記速度
増加に伴わないときには、上記処理能力の効果は得られ
ない。
【0004】又、上記仕分けコンベヤに上記物品を送り
込むには、その上流に設置された導入コンベヤにおいて
均等間隔で物品を供給するか、搬送方向に長い物品ほど
物品の間隔を狭めて供給する方法がとられ、その時間間
隔を上記パドル11の作動時間と対比させて出来るだけ
短くしようとする努力がなされてきた。換言すれば、通
常は物品ピッチ、即ち搬送方向に沿って前側の物品の前
端と、これに続く物品の前端との時間的な間隔を、パド
ル11による払い出し動作に必要な時間を基準として、
これを下回らない範囲で出来るだけ上記基準の時間に近
づけようとしてきた。
込むには、その上流に設置された導入コンベヤにおいて
均等間隔で物品を供給するか、搬送方向に長い物品ほど
物品の間隔を狭めて供給する方法がとられ、その時間間
隔を上記パドル11の作動時間と対比させて出来るだけ
短くしようとする努力がなされてきた。換言すれば、通
常は物品ピッチ、即ち搬送方向に沿って前側の物品の前
端と、これに続く物品の前端との時間的な間隔を、パド
ル11による払い出し動作に必要な時間を基準として、
これを下回らない範囲で出来るだけ上記基準の時間に近
づけようとしてきた。
【0005】これに対し、特開昭53―133861号
公報に開示される発明では、物品が異なる速度のコンベ
ヤ間を乗り移る際には、その物品の重心が乗っているコ
ンベヤの速度で物品は動くとしている。そして仕分けコ
ンベヤの上流側に該仕分けコンベヤに隣接して調整コン
ベヤを配置し、先行物品の中心が上記仕分けコンベヤに
乗り移った後に、上記先行物品の後端と該先行物品に続
く後続物品の前端との距離、即ち物品間隔を、実験値に
基づいて上記調整コンベヤの速度を切り替えることで調
整し、上記間隔を上記基準時間に近づけようとするもの
である。この発明が、それまでの考え方と異なる点は、
上記物品ピッチを一定にしようとするのではなく、上記
物品間隔を一定にしようとしている点である。
公報に開示される発明では、物品が異なる速度のコンベ
ヤ間を乗り移る際には、その物品の重心が乗っているコ
ンベヤの速度で物品は動くとしている。そして仕分けコ
ンベヤの上流側に該仕分けコンベヤに隣接して調整コン
ベヤを配置し、先行物品の中心が上記仕分けコンベヤに
乗り移った後に、上記先行物品の後端と該先行物品に続
く後続物品の前端との距離、即ち物品間隔を、実験値に
基づいて上記調整コンベヤの速度を切り替えることで調
整し、上記間隔を上記基準時間に近づけようとするもの
である。この発明が、それまでの考え方と異なる点は、
上記物品ピッチを一定にしようとするのではなく、上記
物品間隔を一定にしようとしている点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、仕
分けコンベヤへ物品を導入する方法には、上記物品ピッ
チを制御する場合と、上記物品間隔を制御する場合の2
つの方法があり、その何れかが実際に採用されている。
しかしながら、上記仕分けコンベヤ上を連続して搬送さ
れる2個の物品を考えた場合、上記後続物品に対して上
記先行物品が上記ダイバータ10によって先に排出され
るか、逆に、後で排出されるかで制御条件が大きく異な
ってくる。即ち、図7には、仕分けコンベヤ上を連続し
て搬送される2個の物品21,22の内、先行物品21
が、ある仕分け場所のダイバータ10にてベルト1上か
ら排出され、後続物品22は同じ仕分け場所、又は更に
下流側の仕分け場所で仕分けられる場合の、ダイバータ
10のパドル11の動きと物品21,22の動きとの関
係を示している。一方、図8には、先行物品21が上記
仕分け場所のダイバータ10では仕分けられず、更に下
流へ搬送され、後続物品22は上記仕分け場所のダイバ
ータ10にて排出される場合の、ダイバータ10のパド
ル11の動きと物品21,22の動きとの関係を示して
いる。尚、図7に示す「FF」が上述した物品ピッチに
対応し、図8に示す「BF」が上述した物品間隔に対応
する。
分けコンベヤへ物品を導入する方法には、上記物品ピッ
チを制御する場合と、上記物品間隔を制御する場合の2
つの方法があり、その何れかが実際に採用されている。
しかしながら、上記仕分けコンベヤ上を連続して搬送さ
れる2個の物品を考えた場合、上記後続物品に対して上
記先行物品が上記ダイバータ10によって先に排出され
るか、逆に、後で排出されるかで制御条件が大きく異な
ってくる。即ち、図7には、仕分けコンベヤ上を連続し
て搬送される2個の物品21,22の内、先行物品21
が、ある仕分け場所のダイバータ10にてベルト1上か
ら排出され、後続物品22は同じ仕分け場所、又は更に
下流側の仕分け場所で仕分けられる場合の、ダイバータ
10のパドル11の動きと物品21,22の動きとの関
係を示している。一方、図8には、先行物品21が上記
仕分け場所のダイバータ10では仕分けられず、更に下
流へ搬送され、後続物品22は上記仕分け場所のダイバ
ータ10にて排出される場合の、ダイバータ10のパド
ル11の動きと物品21,22の動きとの関係を示して
いる。尚、図7に示す「FF」が上述した物品ピッチに
対応し、図8に示す「BF」が上述した物品間隔に対応
する。
【0007】これら両図を比較してみると判るように、
図7の場合には、物品21の前端がダイバータ10のパ
ドル11の予め定められた位置(以後この位置を「起動
点」と呼ぶ)23に到達したときにダイバータ11が起
動し、物品21を矢印24の方向に払い出し、再び元の
待機位置14に帰る。この間、即ち、パドル11が起動
してから待機位置14に復帰するまで、後続物品22は
ダイバータ10の作動範囲内に到達してはいけない。つ
まり図9を参照すると、上記FF距離の内、最低限必要
なFF距離を考えるときには、パドル11の動作時間中
にベルト1の動く距離25だけでは足りず、該距離25
と、パドル11の上記起動点23までの距離26とを加
算した距離が上記最低限必要なFF距離となり、この距
離を必要FF間距離31として確保する必要があること
になる。このように、必要FF間距離31にはパドル1
1の作動時間が関係する。これに対し、図8の場合に
は、先行物品21がパドル11を通過する迄、後続物品
22がダイバータ起動点23に到達してはいけないこと
になる。つまり図9に示すように、先行物品21の後端
から後続物品22の前端迄の距離27が上記BF距離の
内、最低限必要なBF距離であり、この距離を必要BF
間距離32として確保する必要が生じる。後者の場合に
は、パドル11の作動時間は物品間距離には関係なく、
先行物品21が搬送方向に長いときには、後続物品22
との間隔、即ち上記FF距離も必然的に大きくなる。上
述のように、上記必要BF間距離32はダイバータ起動
点23からパドル11先端迄の距離となり、時間的には
この距離をベルト1の搬送速度で割った値となる。
図7の場合には、物品21の前端がダイバータ10のパ
ドル11の予め定められた位置(以後この位置を「起動
点」と呼ぶ)23に到達したときにダイバータ11が起
動し、物品21を矢印24の方向に払い出し、再び元の
待機位置14に帰る。この間、即ち、パドル11が起動
してから待機位置14に復帰するまで、後続物品22は
ダイバータ10の作動範囲内に到達してはいけない。つ
まり図9を参照すると、上記FF距離の内、最低限必要
なFF距離を考えるときには、パドル11の動作時間中
にベルト1の動く距離25だけでは足りず、該距離25
と、パドル11の上記起動点23までの距離26とを加
算した距離が上記最低限必要なFF距離となり、この距
離を必要FF間距離31として確保する必要があること
になる。このように、必要FF間距離31にはパドル1
1の作動時間が関係する。これに対し、図8の場合に
は、先行物品21がパドル11を通過する迄、後続物品
22がダイバータ起動点23に到達してはいけないこと
になる。つまり図9に示すように、先行物品21の後端
から後続物品22の前端迄の距離27が上記BF距離の
内、最低限必要なBF距離であり、この距離を必要BF
間距離32として確保する必要が生じる。後者の場合に
は、パドル11の作動時間は物品間距離には関係なく、
先行物品21が搬送方向に長いときには、後続物品22
との間隔、即ち上記FF距離も必然的に大きくなる。上
述のように、上記必要BF間距離32はダイバータ起動
点23からパドル11先端迄の距離となり、時間的には
この距離をベルト1の搬送速度で割った値となる。
【0008】以上述べたように、一律に、物品ピッチで
ある上記FF距離を出来るだけ小さな一定値に制御する
ことや、又、一律に、物品間隔である上記BF距離を最
小の一定値に保つことは、仕分けコンベヤにおいて最大
の処理量を得るための適切な制御方法ではないことがわ
かる。本発明はこのような問題点を解決するためになさ
れたもので、従来に比べてより物品の仕分け処理能力を
向上させることができる物品導入方法及び装置、並びに
上記物品導入装置を備えた物品仕分け装置を提供するこ
とを目的とする。
ある上記FF距離を出来るだけ小さな一定値に制御する
ことや、又、一律に、物品間隔である上記BF距離を最
小の一定値に保つことは、仕分けコンベヤにおいて最大
の処理量を得るための適切な制御方法ではないことがわ
かる。本発明はこのような問題点を解決するためになさ
れたもので、従来に比べてより物品の仕分け処理能力を
向上させることができる物品導入方法及び装置、並びに
上記物品導入装置を備えた物品仕分け装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の物品
導入方法は、被仕分け物である物品を一定速度にて搬送
する仕分けコンベヤへ上記物品を導入する物品導入方法
において、上記仕分けコンベヤの搬送方向に沿って互い
に隣接して先行物品及び後続物品をこの順に連続して上
記仕分けコンベヤ上へ導入するとき、上記先行物品及び
上記後続物品のそれぞれの仕分け先に基づいて必要FF
間情報又は必要BF間情報のいずれかを選択して、少な
くとも上記仕分けコンベヤ上において、上記先行物品と
上記後続物品とが上記選択された少なくとも上記必要F
F間情報又は少なくとも上記必要BF間情報に対応して
配置されるように上記先行物品と上記後続物品とを上記
仕分けコンベヤ上へ導入することを特徴とし、ここで、
上記必要FF間情報とは、少なくとも上記仕分けコンベ
ヤ上において上記搬送方向に沿った、上記先行物品の前
端と上記後続物品の前端との間隔を表す情報の内、最低
限必要な値であり、上記必要BF間情報とは、少なくと
も上記仕分けコンベヤ上において上記搬送方向に沿っ
た、上記先行物品の後端と上記後続物品の前端との間隔
を表す情報の内、最低限必要な値である。
導入方法は、被仕分け物である物品を一定速度にて搬送
する仕分けコンベヤへ上記物品を導入する物品導入方法
において、上記仕分けコンベヤの搬送方向に沿って互い
に隣接して先行物品及び後続物品をこの順に連続して上
記仕分けコンベヤ上へ導入するとき、上記先行物品及び
上記後続物品のそれぞれの仕分け先に基づいて必要FF
間情報又は必要BF間情報のいずれかを選択して、少な
くとも上記仕分けコンベヤ上において、上記先行物品と
上記後続物品とが上記選択された少なくとも上記必要F
F間情報又は少なくとも上記必要BF間情報に対応して
配置されるように上記先行物品と上記後続物品とを上記
仕分けコンベヤ上へ導入することを特徴とし、ここで、
上記必要FF間情報とは、少なくとも上記仕分けコンベ
ヤ上において上記搬送方向に沿った、上記先行物品の前
端と上記後続物品の前端との間隔を表す情報の内、最低
限必要な値であり、上記必要BF間情報とは、少なくと
も上記仕分けコンベヤ上において上記搬送方向に沿っ
た、上記先行物品の後端と上記後続物品の前端との間隔
を表す情報の内、最低限必要な値である。
【0010】本発明の第2態様の物品導入装置は、被仕
分け物である物品を一定速度にて搬送する仕分けコンベ
ヤに対して上流側にて同列状に隣接して設置される物品
導入装置であって、互いに隣接して載置された先行物品
及び後続物品をこの順に連続して上記仕分けコンベヤへ
導入する調整用コンベヤと、上記先行物品及び上記後続
物品を載置する上記調整用コンベヤを可変速に駆動する
駆動装置と、上記先行物品及び上記後続物品のそれぞれ
の仕分け先が供給され該仕分け先に基づいて必要FF間
情報又は必要BF間情報のいずれかを選択して、少なく
とも上記仕分けコンベヤ上において、上記先行物品と上
記後続物品とが上記選択された少なくとも上記必要FF
間情報又は少なくとも上記必要BF間情報に対応して配
置されるように上記調整用コンベヤの速度を調整すべく
上記駆動装置を制御する制御装置と、を備えたことを特
徴とし、ここで、上記必要FF間情報とは、少なくとも
上記仕分けコンベヤ上において上記搬送方向に沿った、
上記先行物品の前端と上記後続物品の前端との間隔を表
す情報の内、最低限必要な値であり、上記必要BF間情
報とは、少なくとも上記仕分けコンベヤ上において、上
記搬送方向に沿った、上記先行物品の後端と上記後続物
品の前端との間隔を表す情報の内、最低限必要な値であ
る。
分け物である物品を一定速度にて搬送する仕分けコンベ
ヤに対して上流側にて同列状に隣接して設置される物品
導入装置であって、互いに隣接して載置された先行物品
及び後続物品をこの順に連続して上記仕分けコンベヤへ
導入する調整用コンベヤと、上記先行物品及び上記後続
物品を載置する上記調整用コンベヤを可変速に駆動する
駆動装置と、上記先行物品及び上記後続物品のそれぞれ
の仕分け先が供給され該仕分け先に基づいて必要FF間
情報又は必要BF間情報のいずれかを選択して、少なく
とも上記仕分けコンベヤ上において、上記先行物品と上
記後続物品とが上記選択された少なくとも上記必要FF
間情報又は少なくとも上記必要BF間情報に対応して配
置されるように上記調整用コンベヤの速度を調整すべく
上記駆動装置を制御する制御装置と、を備えたことを特
徴とし、ここで、上記必要FF間情報とは、少なくとも
上記仕分けコンベヤ上において上記搬送方向に沿った、
上記先行物品の前端と上記後続物品の前端との間隔を表
す情報の内、最低限必要な値であり、上記必要BF間情
報とは、少なくとも上記仕分けコンベヤ上において、上
記搬送方向に沿った、上記先行物品の後端と上記後続物
品の前端との間隔を表す情報の内、最低限必要な値であ
る。
【0011】本発明の第3態様の物品仕分け装置は、上
記第2態様に記載の物品導入装置を備えたことを特徴と
する。
記第2態様に記載の物品導入装置を備えたことを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明の実施形態であ
る物品導入装置、及び該物品導入装置にて実行される物
品導入方法、並びに上記物品導入装置を備えた物品仕分
け装置について、図を参照しながら以下に説明する。
尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付
している。
る物品導入装置、及び該物品導入装置にて実行される物
品導入方法、並びに上記物品導入装置を備えた物品仕分
け装置について、図を参照しながら以下に説明する。
尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付
している。
【0013】図1に示すように上記実施形態における物
品仕分け装置101は、搬送コンベヤ110と、調整用
コンベヤ200と、乗り継ぎコンベヤ130と、仕分け
コンベヤ140と、制御装置160とを備える。尚、上
記物品導入装置の機能を果たす一例が本実施形態では上
記調整用コンベヤ200及び制御装置160に相当す
る。これらの搬送コンベヤ110、調整用コンベヤ20
0、乗り継ぎコンベヤ130、及び仕分けコンベヤ14
0は、図示するように、上流側から下流側へ上述の順に
て隣接して同列状に配列され、かつそれぞれ矢印170
に示す同一方向に物品を搬送する。当該物品仕分け装置
101における後述の制御動作を容易にする観点からす
ると、搬送コンベヤ110、調整用コンベヤ200、乗
り継ぎコンベヤ130、及び仕分けコンベヤ140は、
同一速度であるのが都合良いが、調整用コンベヤ200
は搬送動作を停止するときもあり、高速動作では上記停
止動作が不完全になる場合もあるので低速動作が好まし
い。一方、仕分けコンベヤ140は、物品の仕分け能力
との関係から高速動作が好ましい。よって、本実施形態
では、搬送コンベヤ110において物品を載置するベル
ト111は駆動装置112にて80m/minの一定速
度で駆動され、乗り継ぎコンベヤ130において物品を
載置するベルト131は駆動装置132にて120m/
minの一定速度で駆動され、及び仕分けコンベヤ14
0において物品を載置するベルト1は駆動装置142に
て150m/minの一定速度で駆動される。これらの
駆動装置112,132,142は、本実施形態ではそ
れぞれインダクションモータを使用している。一方、調
整用コンベヤ200において物品を載置するベルト20
1は駆動装置202にて通常時では100m/minの
速度であるが、可変速に駆動されている。本実施形態で
は駆動装置202としてサーボモータを使用している。
又、詳細後述するが、調整用コンベヤ200の駆動装置
202、及び仕分けコンベヤ140の駆動装置142に
はそれぞれエンコーダ203、及びエンコーダ143が
それぞれ接続されている。又、各コンベヤのそれぞれの
ベルト111,201,131は、本実施形態では樹脂
材やゴム材等にて形成され、仕分けコンベヤ140のベ
ルト1は、本実施形態ではスチールベルトを使用してい
る。尚、ベルト材は、これらに限定されるものではな
い。
品仕分け装置101は、搬送コンベヤ110と、調整用
コンベヤ200と、乗り継ぎコンベヤ130と、仕分け
コンベヤ140と、制御装置160とを備える。尚、上
記物品導入装置の機能を果たす一例が本実施形態では上
記調整用コンベヤ200及び制御装置160に相当す
る。これらの搬送コンベヤ110、調整用コンベヤ20
0、乗り継ぎコンベヤ130、及び仕分けコンベヤ14
0は、図示するように、上流側から下流側へ上述の順に
て隣接して同列状に配列され、かつそれぞれ矢印170
に示す同一方向に物品を搬送する。当該物品仕分け装置
101における後述の制御動作を容易にする観点からす
ると、搬送コンベヤ110、調整用コンベヤ200、乗
り継ぎコンベヤ130、及び仕分けコンベヤ140は、
同一速度であるのが都合良いが、調整用コンベヤ200
は搬送動作を停止するときもあり、高速動作では上記停
止動作が不完全になる場合もあるので低速動作が好まし
い。一方、仕分けコンベヤ140は、物品の仕分け能力
との関係から高速動作が好ましい。よって、本実施形態
では、搬送コンベヤ110において物品を載置するベル
ト111は駆動装置112にて80m/minの一定速
度で駆動され、乗り継ぎコンベヤ130において物品を
載置するベルト131は駆動装置132にて120m/
minの一定速度で駆動され、及び仕分けコンベヤ14
0において物品を載置するベルト1は駆動装置142に
て150m/minの一定速度で駆動される。これらの
駆動装置112,132,142は、本実施形態ではそ
れぞれインダクションモータを使用している。一方、調
整用コンベヤ200において物品を載置するベルト20
1は駆動装置202にて通常時では100m/minの
速度であるが、可変速に駆動されている。本実施形態で
は駆動装置202としてサーボモータを使用している。
又、詳細後述するが、調整用コンベヤ200の駆動装置
202、及び仕分けコンベヤ140の駆動装置142に
はそれぞれエンコーダ203、及びエンコーダ143が
それぞれ接続されている。又、各コンベヤのそれぞれの
ベルト111,201,131は、本実施形態では樹脂
材やゴム材等にて形成され、仕分けコンベヤ140のベ
ルト1は、本実施形態ではスチールベルトを使用してい
る。尚、ベルト材は、これらに限定されるものではな
い。
【0014】上記搬送コンベヤ110のベルト111上
には、それぞれの物品が互いにほとんど接触した状態に
て載置されており、搬送コンベヤ110はベルト111
上の物品を順次、調整用コンベヤ200へ供給する。調
整用コンベヤ200は、本実施形態において特徴的な構
成部分であり詳細後述するように、隣接し連続して搬送
される2つの先行物品21と後続物品22のそれぞれの
仕分け先に基づき先行物品21と後続物品22との間隔
を表す情報を所定値に設定するように動作する。乗り継
ぎコンベヤ130は、調整用コンベヤ200における搬
送速度と仕分けコンベヤ140における搬送速度との中
間の速度にて駆動され、調整用コンベヤ200から仕分
けコンベヤ140への物品の乗り移りを円滑にするため
に設けられるもので、図5に示す物品仕分け装置102
のように省略することもできる。
には、それぞれの物品が互いにほとんど接触した状態に
て載置されており、搬送コンベヤ110はベルト111
上の物品を順次、調整用コンベヤ200へ供給する。調
整用コンベヤ200は、本実施形態において特徴的な構
成部分であり詳細後述するように、隣接し連続して搬送
される2つの先行物品21と後続物品22のそれぞれの
仕分け先に基づき先行物品21と後続物品22との間隔
を表す情報を所定値に設定するように動作する。乗り継
ぎコンベヤ130は、調整用コンベヤ200における搬
送速度と仕分けコンベヤ140における搬送速度との中
間の速度にて駆動され、調整用コンベヤ200から仕分
けコンベヤ140への物品の乗り移りを円滑にするため
に設けられるもので、図5に示す物品仕分け装置102
のように省略することもできる。
【0015】仕分けコンベヤ140は、上述した従来技
術にて使用されるものと同様の構成であり、ベルト14
1の搬送方向に沿って一又は複数の、払出装置の一例で
あるダイバータ10が仕分け先別に配置され、さらに、
ダイバータ10に対応してシュート40が設置されてい
る。尚、図示では、搬送方向に向かって左側にのみシュ
ート40を配置した例を示すが、もちろんこれに限定さ
れず、右側のみ、若しくは左右両側にも配置することが
できる。又、各荷物がそれぞれの仕分け先に対応したシ
ュート40に到達したときに、払出板の一例であるパド
ル11を駆動させるために、仕分けコンベヤ140の始
端部には、仕分けコンベヤ140に供給された物品に対
して所望のシュート40までの搬送距離又は搬送時間の
計測の開始時点を検出するための計測開始用光電スイッ
チ144が設置されている。本実施形態では、該計測開
始用光電スイッチ144は、物品による遮光によりオン
信号を送出し、該遮光解除によりオフ信号を送出するタ
イプである。尚、本実施形態では、所望のシュート40
までの測定情報として上記搬送距離を用いるが、具体的
には搬送距離に対応して、仕分けコンベヤ140のエン
コーダ143が送出するパルス数を用いている。よっ
て、制御装置160には、上記計測開始用光電スイッチ
144の計測開始位置から各シュート40における各ダ
イバータ起動点23までの各距離に対応した上記パルス
数が、各シュート40毎、即ち上記仕分け先毎に記憶さ
れている。よって、後述のように、調整用コンベヤ20
0に備わる、「仕分け先検出装置」の機能を果たす一例
としてのバーコードリーダ206にて物品に対する仕分
け先が検出され、該検出情報によって制御装置160に
て仕分け先が認識される。そして、その物品が計測開始
用光電スイッチ144を通過した時点から制御装置16
0は上記パルス数の計数を実行し、上記仕分け先に対応
するパルス数に到達したとき、対応するダイバータ10
を作動させて当該物品をシュート40へ排出させる。
尚、後述するように、本実施形態の計測開始用光電スイ
ッチ144は、搬送方向に沿って隣接する物品同士の間
隔を再度検出するためにも使用される。
術にて使用されるものと同様の構成であり、ベルト14
1の搬送方向に沿って一又は複数の、払出装置の一例で
あるダイバータ10が仕分け先別に配置され、さらに、
ダイバータ10に対応してシュート40が設置されてい
る。尚、図示では、搬送方向に向かって左側にのみシュ
ート40を配置した例を示すが、もちろんこれに限定さ
れず、右側のみ、若しくは左右両側にも配置することが
できる。又、各荷物がそれぞれの仕分け先に対応したシ
ュート40に到達したときに、払出板の一例であるパド
ル11を駆動させるために、仕分けコンベヤ140の始
端部には、仕分けコンベヤ140に供給された物品に対
して所望のシュート40までの搬送距離又は搬送時間の
計測の開始時点を検出するための計測開始用光電スイッ
チ144が設置されている。本実施形態では、該計測開
始用光電スイッチ144は、物品による遮光によりオン
信号を送出し、該遮光解除によりオフ信号を送出するタ
イプである。尚、本実施形態では、所望のシュート40
までの測定情報として上記搬送距離を用いるが、具体的
には搬送距離に対応して、仕分けコンベヤ140のエン
コーダ143が送出するパルス数を用いている。よっ
て、制御装置160には、上記計測開始用光電スイッチ
144の計測開始位置から各シュート40における各ダ
イバータ起動点23までの各距離に対応した上記パルス
数が、各シュート40毎、即ち上記仕分け先毎に記憶さ
れている。よって、後述のように、調整用コンベヤ20
0に備わる、「仕分け先検出装置」の機能を果たす一例
としてのバーコードリーダ206にて物品に対する仕分
け先が検出され、該検出情報によって制御装置160に
て仕分け先が認識される。そして、その物品が計測開始
用光電スイッチ144を通過した時点から制御装置16
0は上記パルス数の計数を実行し、上記仕分け先に対応
するパルス数に到達したとき、対応するダイバータ10
を作動させて当該物品をシュート40へ排出させる。
尚、後述するように、本実施形態の計測開始用光電スイ
ッチ144は、搬送方向に沿って隣接する物品同士の間
隔を再度検出するためにも使用される。
【0016】次に、調整用コンベヤ200及び制御装置
160、並びに調整用コンベヤ200の関連動作につい
て説明する。当該調整用コンベヤ200の搬送方向にお
ける終端部分には、上述したように駆動装置202とし
てのサーボモータが設置され、該駆動装置202の出力
軸にはエンコーダ203を接続している。エンコーダ2
03は、駆動装置202の上記出力軸の回転に応じてパ
ルス信号を発生し該パルス信号を制御装置160に送出
する。制御装置160は、上記パルス信号のパルスを計
数することで調整用コンベヤ200の搬送速度を認識
し、必要に応じて、駆動装置202の上記出力軸の回転
を制御して上記搬送速度を制御する。又、後述のよう
に、制御装置160は、第1光電スイッチ205から供
給される信号に従い上記パルス信号のパルスを計数する
ことで先行物品21及び後続物品22のそれぞれの荷
長、並びに先行物品21と後続物品22との間の距離の
測定、ひいてはその計時動作にも使用される。尚、エン
コーダ203の取り付け箇所は、上述の駆動装置202
に限定されるものではなく、例えば、該駆動装置202
に対向して設けられベルト201が掛け回された従動側
プーリに取り付けることもできる。
160、並びに調整用コンベヤ200の関連動作につい
て説明する。当該調整用コンベヤ200の搬送方向にお
ける終端部分には、上述したように駆動装置202とし
てのサーボモータが設置され、該駆動装置202の出力
軸にはエンコーダ203を接続している。エンコーダ2
03は、駆動装置202の上記出力軸の回転に応じてパ
ルス信号を発生し該パルス信号を制御装置160に送出
する。制御装置160は、上記パルス信号のパルスを計
数することで調整用コンベヤ200の搬送速度を認識
し、必要に応じて、駆動装置202の上記出力軸の回転
を制御して上記搬送速度を制御する。又、後述のよう
に、制御装置160は、第1光電スイッチ205から供
給される信号に従い上記パルス信号のパルスを計数する
ことで先行物品21及び後続物品22のそれぞれの荷
長、並びに先行物品21と後続物品22との間の距離の
測定、ひいてはその計時動作にも使用される。尚、エン
コーダ203の取り付け箇所は、上述の駆動装置202
に限定されるものではなく、例えば、該駆動装置202
に対向して設けられベルト201が掛け回された従動側
プーリに取り付けることもできる。
【0017】又、調整用コンベヤ200の側縁部には、
搬送方向に沿って第1光電スイッチ205、バーコード
リーダ(BCR)206、第2光電スイッチ207、及
び第3光電スイッチ208が配置されている。これらの
光電スイッチ205,207,208は、それぞれ発
光、受光素子を備え、それぞれ制御装置160に接続さ
れている。第1光電スイッチ205は、第1スイッチに
相当し、当該調整用コンベヤ200の始端部から、処理
する物品の少なくとも最大荷長に相当する距離、本実施
形態では1800mm離して配置され、当該調整用コン
ベヤ200に供給された荷物の搬送方向に沿った長さ、
いわゆる荷長、及び先行物品21の後端と後続物品22
の前端との間隔を検出するためのスイッチである。即
ち、第1光電スイッチ205は、搬送されて来た先行物
品21の前端による第1光電スイッチ205の光軸の遮
断により、図4に示すように、時刻t0にて例えばオン
信号を制御装置160に送出し、上記先行物品21の後
端による上記遮断の回復により時刻t1にてオフ信号を
制御装置160に送出する。尚、この先行物品21に対
する上記オン、オフ信号が「第1検出情報」に相当す
る。又、上記先行物品21の場合と同様に、第1光電ス
イッチ205は、搬送されて来た後続物品22の前端及
び後端を検出し、検出信号を制御装置160に送出す
る。
搬送方向に沿って第1光電スイッチ205、バーコード
リーダ(BCR)206、第2光電スイッチ207、及
び第3光電スイッチ208が配置されている。これらの
光電スイッチ205,207,208は、それぞれ発
光、受光素子を備え、それぞれ制御装置160に接続さ
れている。第1光電スイッチ205は、第1スイッチに
相当し、当該調整用コンベヤ200の始端部から、処理
する物品の少なくとも最大荷長に相当する距離、本実施
形態では1800mm離して配置され、当該調整用コン
ベヤ200に供給された荷物の搬送方向に沿った長さ、
いわゆる荷長、及び先行物品21の後端と後続物品22
の前端との間隔を検出するためのスイッチである。即
ち、第1光電スイッチ205は、搬送されて来た先行物
品21の前端による第1光電スイッチ205の光軸の遮
断により、図4に示すように、時刻t0にて例えばオン
信号を制御装置160に送出し、上記先行物品21の後
端による上記遮断の回復により時刻t1にてオフ信号を
制御装置160に送出する。尚、この先行物品21に対
する上記オン、オフ信号が「第1検出情報」に相当す
る。又、上記先行物品21の場合と同様に、第1光電ス
イッチ205は、搬送されて来た後続物品22の前端及
び後端を検出し、検出信号を制御装置160に送出す
る。
【0018】制御装置160は、上記オン、オフ信号間
に上記エンコーダ203から供給された上記パルス信号
のパルス数と、上記オン、オフ間における調整用コンベ
ヤ200の搬送速度に対応する1パルス当たりの搬送距
離情報とに基づき、上記先行物品21の荷長を距離情報
として演算する。同様に、後続物品22の前端及び後端
の上記検出信号に基づき、制御装置160は後続物品2
2の荷長を距離情報として演算する。さらに、制御装置
160は、上述の場合と同様に、「第2検出情報」に相
当する情報であって時刻t1から時刻t2までの時間に
対応する先行物品21と後続物品22との間隔距離情報
を、実測された情報としての「計測BF間情報」として
演算する。
に上記エンコーダ203から供給された上記パルス信号
のパルス数と、上記オン、オフ間における調整用コンベ
ヤ200の搬送速度に対応する1パルス当たりの搬送距
離情報とに基づき、上記先行物品21の荷長を距離情報
として演算する。同様に、後続物品22の前端及び後端
の上記検出信号に基づき、制御装置160は後続物品2
2の荷長を距離情報として演算する。さらに、制御装置
160は、上述の場合と同様に、「第2検出情報」に相
当する情報であって時刻t1から時刻t2までの時間に
対応する先行物品21と後続物品22との間隔距離情報
を、実測された情報としての「計測BF間情報」として
演算する。
【0019】後述のように必要FF間情報、及び必要B
F間情報は、本実施形態ではいずれも時間情報にて得る
が、第1光電スイッチ205及びエンコーダ203を使
用した、それぞれの物品に対する上記荷長測定による荷
長、及び上記先行物品21と後続物品22との間隔は、
上述のように距離(長さ)情報にて得る。又、上記時刻
t1から時刻t2までの時間についてもエンコーダ20
3からのパルスを計数して得られる距離情報である、。
これは、上述のように調整用コンベヤ200は可変速に
て駆動され、通常搬送速度に対して減速、停止すること
もあるので、例えば上記荷長をタイマーにて計時する
と、ベルト201の停止中にも計時は進行し不正確な情
報を得ることになるからである。
F間情報は、本実施形態ではいずれも時間情報にて得る
が、第1光電スイッチ205及びエンコーダ203を使
用した、それぞれの物品に対する上記荷長測定による荷
長、及び上記先行物品21と後続物品22との間隔は、
上述のように距離(長さ)情報にて得る。又、上記時刻
t1から時刻t2までの時間についてもエンコーダ20
3からのパルスを計数して得られる距離情報である、。
これは、上述のように調整用コンベヤ200は可変速に
て駆動され、通常搬送速度に対して減速、停止すること
もあるので、例えば上記荷長をタイマーにて計時する
と、ベルト201の停止中にも計時は進行し不正確な情
報を得ることになるからである。
【0020】バーコードリーダ206は、本実施形態で
は第1光電スイッチ205と第2光電スイッチ207と
の間に配置され、搬送される荷物の側面に貼付されたバ
ーコードを読み取り、読み取った情報を制御装置160
に送出する。制御装置160は、上記読み取られた情報
に基づき荷物の配送先、即ち、当該物品仕分け装置10
1における仕分け先の情報、例えばシュート40に付さ
れたシュート番号の情報を得る。尚、上記シュート番号
は、仕分けコンベヤ140において配置されているシュ
ート40について搬送方向に沿って上流側から順に符番
されている。よって制御装置160は、調整用コンベヤ
200により搬送方向に沿って搬送される各荷物に対応
して順次上記仕分け先情報を認識する。さらに、制御装
置160は、搬送方向に沿って互いに隣接する2つの先
行物品21及び後続物品22における上記仕分け先情報
に基づいて必要FF間情報もしくは必要BF間情報のい
ずれかを選択する。尚、ここで上記必要FF間情報及び
必要BF間情報は、仕分けコンベヤ140上に先行物品
21及び後続物品22が載置された状態における先行物
品21と後続物品22との間隔を表す情報であり、本実
施形態では時間情報であり、図9を参照して上述した必
要FF間距離31及び必要BF間距離32にそれぞれ対
応し、これらの距離情報を仕分けコンベヤ140の搬送
速度にて除することで時間情報に換算したものである。
は第1光電スイッチ205と第2光電スイッチ207と
の間に配置され、搬送される荷物の側面に貼付されたバ
ーコードを読み取り、読み取った情報を制御装置160
に送出する。制御装置160は、上記読み取られた情報
に基づき荷物の配送先、即ち、当該物品仕分け装置10
1における仕分け先の情報、例えばシュート40に付さ
れたシュート番号の情報を得る。尚、上記シュート番号
は、仕分けコンベヤ140において配置されているシュ
ート40について搬送方向に沿って上流側から順に符番
されている。よって制御装置160は、調整用コンベヤ
200により搬送方向に沿って搬送される各荷物に対応
して順次上記仕分け先情報を認識する。さらに、制御装
置160は、搬送方向に沿って互いに隣接する2つの先
行物品21及び後続物品22における上記仕分け先情報
に基づいて必要FF間情報もしくは必要BF間情報のい
ずれかを選択する。尚、ここで上記必要FF間情報及び
必要BF間情報は、仕分けコンベヤ140上に先行物品
21及び後続物品22が載置された状態における先行物
品21と後続物品22との間隔を表す情報であり、本実
施形態では時間情報であり、図9を参照して上述した必
要FF間距離31及び必要BF間距離32にそれぞれ対
応し、これらの距離情報を仕分けコンベヤ140の搬送
速度にて除することで時間情報に換算したものである。
【0021】具体的に説明すると、上記必要FF間情報
は、払い出し位置13と待機位置14との間をパドル1
1が1往復する時間と、パドル11が物品と接触可能な
部分における旋回軸12側の一端部からパドル11の上
記起動点23までの距離、即ち図9に符号26にて示す
距離をベルト1の搬送速度で除して求まる時間と、を加
えた時間であり、上記必要BF間情報は、上記起動点2
3からパドル11の他端部である先端までの距離、即ち
図9に示す符号27にて示す距離をベルト1の搬送速度
で除して求まる時間である。このように、特に上記必要
FF間情報は、ダイバータ10のパドル11の動作時間
に関係する情報であり、該ダイバータ10の動作が時間
情報にて制御されることから、上述のように本実施形態
では上記必要FF間情報及び上記必要BF間情報は、時
間情報にて表すようにした。又、これらの必要FF間情
報及び必要BF間情報は、上述のようにパドル11の動
作時間、パドル11の寸法、ベルト1の搬送速度が決ま
れば算出することができるので、下記のように予め算出
された値として制御装置160に記憶されている。
は、払い出し位置13と待機位置14との間をパドル1
1が1往復する時間と、パドル11が物品と接触可能な
部分における旋回軸12側の一端部からパドル11の上
記起動点23までの距離、即ち図9に符号26にて示す
距離をベルト1の搬送速度で除して求まる時間と、を加
えた時間であり、上記必要BF間情報は、上記起動点2
3からパドル11の他端部である先端までの距離、即ち
図9に示す符号27にて示す距離をベルト1の搬送速度
で除して求まる時間である。このように、特に上記必要
FF間情報は、ダイバータ10のパドル11の動作時間
に関係する情報であり、該ダイバータ10の動作が時間
情報にて制御されることから、上述のように本実施形態
では上記必要FF間情報及び上記必要BF間情報は、時
間情報にて表すようにした。又、これらの必要FF間情
報及び必要BF間情報は、上述のようにパドル11の動
作時間、パドル11の寸法、ベルト1の搬送速度が決ま
れば算出することができるので、下記のように予め算出
された値として制御装置160に記憶されている。
【0022】本実施形態において、上記必要FF間情報
は0.46秒、上記必要BF間情報は0.15秒に設定
している。尚、上述のように上記必要FF間情報及び必
要BF間情報は、ダイバータ10のパドル11の1サイ
クルに要する時間、パドル11の全長、パドル11の上
記一端部から起動点23までの長さ、パドル11の起動
点23からパドル11の先端までの長さ、仕分けコンベ
ヤ140の搬送速度の各情報によって値は変動する。よ
って上記必要FF間情報の0.46秒、上記必要BF間
情報の0.15秒の値は、仕分けられる平均的な物品を
支障なく仕分けられるように出願人の実験、経験に基づ
き算出した値であり、それぞれ、先行物品21の荷長を
500mm、ダイバータ10のパドル11の1サイクル
に要する時間を0.28秒、パドル11の全長を800
mm、パドル11の起動点23からパドル11の先端ま
での長さを350mm、仕分けコンベヤ140の搬送速
度を2.5m/秒の条件に基づき算出した値である。
は0.46秒、上記必要BF間情報は0.15秒に設定
している。尚、上述のように上記必要FF間情報及び必
要BF間情報は、ダイバータ10のパドル11の1サイ
クルに要する時間、パドル11の全長、パドル11の上
記一端部から起動点23までの長さ、パドル11の起動
点23からパドル11の先端までの長さ、仕分けコンベ
ヤ140の搬送速度の各情報によって値は変動する。よ
って上記必要FF間情報の0.46秒、上記必要BF間
情報の0.15秒の値は、仕分けられる平均的な物品を
支障なく仕分けられるように出願人の実験、経験に基づ
き算出した値であり、それぞれ、先行物品21の荷長を
500mm、ダイバータ10のパドル11の1サイクル
に要する時間を0.28秒、パドル11の全長を800
mm、パドル11の起動点23からパドル11の先端ま
での長さを350mm、仕分けコンベヤ140の搬送速
度を2.5m/秒の条件に基づき算出した値である。
【0023】又、上述のように、例えば上記先行物品2
1についてバーコードリーダ206から上記仕分け先情
報を得ることで、制御装置160は上記先行物品21を
払い出す上記シュート番号情報を認識し、上記後続物品
22についてバーコードリーダ206から上記仕分け先
情報を得ることで、制御装置160は上記後続物品22
を払い出す上記シュート番号情報を認識する。よって、
先行物品21及び後続物品22のそれぞれの上記仕分け
先情報に基づいて先行物品21及び後続物品22が排出
されるべきシュートが認識され、制御装置160は、先
行物品21が払い出されるシュートよりも後続物品22
が上記搬送方向の下流側に位置するシュートへ払い出さ
れるか、又は、先行物品21が払い出されたシュートの
配置位置と同じ位置に配置されるシュートへ後続物品2
2が払い出されるときには、上記必要FF間情報を選択
し、一方、後続物品22が払い出されるシュートよりも
先行物品21が上記搬送方向の下流側に位置するシュー
トへ払い出されるときには上記必要BF間情報を選択す
る。尚、荷物は連続して順次調整用コンベヤ200に供
給されることから、上記物品22と、その直後の物品
(不図示)とにおいては、物品22が先行物品に相当し
上記直後の物品が後続物品に相当し、これら2つの物品
について上記必要FF間情報もしくは必要BF間情報の
いずれかが選択される。
1についてバーコードリーダ206から上記仕分け先情
報を得ることで、制御装置160は上記先行物品21を
払い出す上記シュート番号情報を認識し、上記後続物品
22についてバーコードリーダ206から上記仕分け先
情報を得ることで、制御装置160は上記後続物品22
を払い出す上記シュート番号情報を認識する。よって、
先行物品21及び後続物品22のそれぞれの上記仕分け
先情報に基づいて先行物品21及び後続物品22が排出
されるべきシュートが認識され、制御装置160は、先
行物品21が払い出されるシュートよりも後続物品22
が上記搬送方向の下流側に位置するシュートへ払い出さ
れるか、又は、先行物品21が払い出されたシュートの
配置位置と同じ位置に配置されるシュートへ後続物品2
2が払い出されるときには、上記必要FF間情報を選択
し、一方、後続物品22が払い出されるシュートよりも
先行物品21が上記搬送方向の下流側に位置するシュー
トへ払い出されるときには上記必要BF間情報を選択す
る。尚、荷物は連続して順次調整用コンベヤ200に供
給されることから、上記物品22と、その直後の物品
(不図示)とにおいては、物品22が先行物品に相当し
上記直後の物品が後続物品に相当し、これら2つの物品
について上記必要FF間情報もしくは必要BF間情報の
いずれかが選択される。
【0024】第2光電スイッチ207は、遮光されるこ
とでオン信号を送出し、遮光状態が解除されることでオ
フ信号を送出するタイプであり、調整用コンベヤ200
のベルト201の搬送速度の調整を開始する信号を制御
装置160へ送出するためのスイッチである。即ち、後
述の動作説明にて詳しく説明するが、上記必要FF間情
報が選択されたときには、第1光電スイッチ205の出
力信号に基づき実際に測定された上記計測BF間情報
が、算出BF間情報と同一もしくはそれを超えるよう
に、又は、上記必要BF間情報が選択されたときには、
上記計測BF間情報が上記必要BF間情報と同一もしく
はそれを超えるように、後続物品22の上記前端が第2
光電スイッチ207を遮光したとき、制御装置160は
調整用コンベヤ200の搬送速度の減速を開始する。
とでオン信号を送出し、遮光状態が解除されることでオ
フ信号を送出するタイプであり、調整用コンベヤ200
のベルト201の搬送速度の調整を開始する信号を制御
装置160へ送出するためのスイッチである。即ち、後
述の動作説明にて詳しく説明するが、上記必要FF間情
報が選択されたときには、第1光電スイッチ205の出
力信号に基づき実際に測定された上記計測BF間情報
が、算出BF間情報と同一もしくはそれを超えるよう
に、又は、上記必要BF間情報が選択されたときには、
上記計測BF間情報が上記必要BF間情報と同一もしく
はそれを超えるように、後続物品22の上記前端が第2
光電スイッチ207を遮光したとき、制御装置160は
調整用コンベヤ200の搬送速度の減速を開始する。
【0025】ここで上記算出BF間情報とは以下のもの
をいう。即ち、上述のように必要FF間情報は予め算出
される情報であり、又、先行物品21の上記荷長情報
は、調整用コンベヤ200のエンコーダ203のパルス
信号を第1光電スイッチ205の出力信号に基づき計数
して、該計数値に基づき演算される情報である。よっ
て、上記計数値に基づき先行物品21の上記荷長情報が
演算されることで、上記必要FF間情報から先行物品2
1の上記荷長情報を差し引くことで、搬送方向に沿った
先行物品21の後端と後続物品22の前端との間隔に対
応する情報を求めることができる。しかしながら、上述
のように上記必要FF間情報は、仕分けコンベヤ140
上に先行物品21及び後続物品22が載置された状態に
おける先行物品21と後続物品22との配置を表す情報
であり、本実施形態では時間情報にて表すことから図9
の符号31にて示す距離を仕分けコンベヤ140の搬送
速度で除して算出している。これに対し、先行物品21
の荷長情報は、調整用コンベヤ200から得られる情報
である。よって、調整用コンベヤ200のエンコーダ2
03から求まる先行物品21の荷長情報を仕分けコンベ
ヤ140上における換算荷長情報に変換する必要があ
り、本実施形態では、上記荷長情報を仕分けコンベヤ1
40の搬送速度にて除すことで、上記換算荷長情報とし
ての時間情報に変換している。そして、上記必要FF間
情報から上記換算荷長情報を差し引く。このようにして
求まる情報を、上記算出BF間情報とする。このように
上記必要FF間情報に基づき得られるのが上記算出BF
間情報であり、一方、第1光電スイッチ205及びエン
コーダ203の出力信号によって実際の計測に基づき得
られるのが上記計測BF間情報である。よって、本実施
形態のように上記計測BF間情報を時間情報にて表すと
きには、エンコーダ203のパルスに基づき得られた物
品間隔距離情報を調整用コンベヤ200の搬送速度で除
して求める。尚、これらの換算等の演算は制御装置16
0にて実行される。又、上述のように必要BF間情報
は、上記必要FF間情報と同様に仕分けコンベヤ140
に先行物品21及び後続物品22が載置された状態にお
ける先行物品21と後続物品22との配置を表す情報で
あり、本実施形態では時間情報で表すことから、図9に
示す距離27を仕分けコンベヤ140の搬送速度にて除
して求める。尚、本実施形態では、上述のように、該必
要BF間情報は、仕分けコンベヤ140上でも、調整用
コンベヤ200上でも不変であると仮定している。
をいう。即ち、上述のように必要FF間情報は予め算出
される情報であり、又、先行物品21の上記荷長情報
は、調整用コンベヤ200のエンコーダ203のパルス
信号を第1光電スイッチ205の出力信号に基づき計数
して、該計数値に基づき演算される情報である。よっ
て、上記計数値に基づき先行物品21の上記荷長情報が
演算されることで、上記必要FF間情報から先行物品2
1の上記荷長情報を差し引くことで、搬送方向に沿った
先行物品21の後端と後続物品22の前端との間隔に対
応する情報を求めることができる。しかしながら、上述
のように上記必要FF間情報は、仕分けコンベヤ140
上に先行物品21及び後続物品22が載置された状態に
おける先行物品21と後続物品22との配置を表す情報
であり、本実施形態では時間情報にて表すことから図9
の符号31にて示す距離を仕分けコンベヤ140の搬送
速度で除して算出している。これに対し、先行物品21
の荷長情報は、調整用コンベヤ200から得られる情報
である。よって、調整用コンベヤ200のエンコーダ2
03から求まる先行物品21の荷長情報を仕分けコンベ
ヤ140上における換算荷長情報に変換する必要があ
り、本実施形態では、上記荷長情報を仕分けコンベヤ1
40の搬送速度にて除すことで、上記換算荷長情報とし
ての時間情報に変換している。そして、上記必要FF間
情報から上記換算荷長情報を差し引く。このようにして
求まる情報を、上記算出BF間情報とする。このように
上記必要FF間情報に基づき得られるのが上記算出BF
間情報であり、一方、第1光電スイッチ205及びエン
コーダ203の出力信号によって実際の計測に基づき得
られるのが上記計測BF間情報である。よって、本実施
形態のように上記計測BF間情報を時間情報にて表すと
きには、エンコーダ203のパルスに基づき得られた物
品間隔距離情報を調整用コンベヤ200の搬送速度で除
して求める。尚、これらの換算等の演算は制御装置16
0にて実行される。又、上述のように必要BF間情報
は、上記必要FF間情報と同様に仕分けコンベヤ140
に先行物品21及び後続物品22が載置された状態にお
ける先行物品21と後続物品22との配置を表す情報で
あり、本実施形態では時間情報で表すことから、図9に
示す距離27を仕分けコンベヤ140の搬送速度にて除
して求める。尚、本実施形態では、上述のように、該必
要BF間情報は、仕分けコンベヤ140上でも、調整用
コンベヤ200上でも不変であると仮定している。
【0026】第3光電スイッチ208は、調整用コンベ
ヤ200の終端部に設けられ、後続物品22の前端にて
遮光されることでオン信号を、遮光解除によりオフ信号
を制御装置160へ送出するスイッチである。上述の第
2光電スイッチ207と同様に、第3光電スイッチ20
8も、調整用コンベヤ200のベルト201の搬送速度
の調整用の信号を制御装置160へ送出するためのスイ
ッチであり、第3光電スイッチ208が送出するオン信
号にて制御装置160は調整用コンベヤ200を停止さ
せる信号を駆動装置202へ送出する。
ヤ200の終端部に設けられ、後続物品22の前端にて
遮光されることでオン信号を、遮光解除によりオフ信号
を制御装置160へ送出するスイッチである。上述の第
2光電スイッチ207と同様に、第3光電スイッチ20
8も、調整用コンベヤ200のベルト201の搬送速度
の調整用の信号を制御装置160へ送出するためのスイ
ッチであり、第3光電スイッチ208が送出するオン信
号にて制御装置160は調整用コンベヤ200を停止さ
せる信号を駆動装置202へ送出する。
【0027】上述の第2光電スイッチ207及び第3光
電スイッチ208の説明から明らかなように、本実施形
態において制御装置160が実行する調整用コンベヤ2
00の搬送速度調整とは、調整用コンベヤ200の通常
搬送速度よりも遅い速度への減速及び調整用コンベヤ2
00の停止によって行われる。即ち、必要FF間情報が
選択された場合で上記計測BF間情報が上記算出BF間
情報よりも下回るとき、及び必要BF間情報が選択され
た場合で、上記計測BF間情報が上記必要BF間情報よ
りも下回るときには、それぞれ、上記計測BF間情報が
上記算出BF間情報と同一もしくはそれを超えるよう
に、又は上記計測BF間情報が上記必要BF間情報と同
一もしくはそれを超えるように、後続物品22が乗って
いる調整用コンベヤ200の搬送速度を減速し、又、該
減速でも不十分なときには調整用コンベヤ200を停止
する制御がなされる。よって、上記減速制御において、
制御装置160には、予め上記減速動作によりどの程
度、先行物品21の後端と後続物品22の前端とのいわ
ゆるBF間隔が開くかを表す情報が入力されている。本
実施形態では、減速動作による調整用コンベヤ200の
減速速度は40m/minであり、この減速速度に対応
して上記BF間隔の開き具合が予め制御装置160に格
納されている。尚、減速速度は、上述のように1種類に
限定されるものではなく複数種、若しくは無段階に設け
てもよく、又、上記BF間隔の開き具合についてもその
ときの減速速度に応じて所定の演算式や、いわゆるルッ
クアップテーブル方式により求めるようにすることもで
きる。
電スイッチ208の説明から明らかなように、本実施形
態において制御装置160が実行する調整用コンベヤ2
00の搬送速度調整とは、調整用コンベヤ200の通常
搬送速度よりも遅い速度への減速及び調整用コンベヤ2
00の停止によって行われる。即ち、必要FF間情報が
選択された場合で上記計測BF間情報が上記算出BF間
情報よりも下回るとき、及び必要BF間情報が選択され
た場合で、上記計測BF間情報が上記必要BF間情報よ
りも下回るときには、それぞれ、上記計測BF間情報が
上記算出BF間情報と同一もしくはそれを超えるよう
に、又は上記計測BF間情報が上記必要BF間情報と同
一もしくはそれを超えるように、後続物品22が乗って
いる調整用コンベヤ200の搬送速度を減速し、又、該
減速でも不十分なときには調整用コンベヤ200を停止
する制御がなされる。よって、上記減速制御において、
制御装置160には、予め上記減速動作によりどの程
度、先行物品21の後端と後続物品22の前端とのいわ
ゆるBF間隔が開くかを表す情報が入力されている。本
実施形態では、減速動作による調整用コンベヤ200の
減速速度は40m/minであり、この減速速度に対応
して上記BF間隔の開き具合が予め制御装置160に格
納されている。尚、減速速度は、上述のように1種類に
限定されるものではなく複数種、若しくは無段階に設け
てもよく、又、上記BF間隔の開き具合についてもその
ときの減速速度に応じて所定の演算式や、いわゆるルッ
クアップテーブル方式により求めるようにすることもで
きる。
【0028】以上のように構成される物品仕分け装置1
01の動作を説明する。尚、物品仕分け装置101の動
作は制御装置160にて制御され、制御装置160には
動作制御用のプログラムが格納されるとともに、上述し
たように時間情報にて上記必要FF間情報及び上記必要
BF間情報が予め記憶されている。図示するように搬送
方向に互いに隣接する物品41の後端と物品42の前端
とは、搬送コンベヤ110上では接触又は近接した状態
で搬送されるが、上述のように搬送コンベヤ110より
も調整用コンベヤ200の方が搬送速度が速いので、調
整用コンベヤ200に乗り移った段階では先行物品21
と後続物品22との間には適宜な隙間が発生する。図2
に示すステップ(図内では、「S」にて示す)1では、
調整用コンベヤ200に乗り移った先行物品21が第1
光電スイッチ205を遮光している間に、制御装置16
0はエンコーダ203から供給されるパルス信号のパル
スを計数し、該パルス数により先行物品21の上記荷長
を算出する。同様に、後続物品22が調整用コンベヤ2
00に乗り移り、第1光電スイッチ205の遮光検出に
基づき制御装置160は後続物品22の上記荷長を算出
する。さらに、先行物品21の後端と後続物品22の前
端とについて、第1光電スイッチ205のオン、オフ間
のエンコーダ203からのパルス数に基づき制御装置1
60は、先行物品21の後端と後続物品22の前端との
間隔を上記計測BF間情報として演算する。
01の動作を説明する。尚、物品仕分け装置101の動
作は制御装置160にて制御され、制御装置160には
動作制御用のプログラムが格納されるとともに、上述し
たように時間情報にて上記必要FF間情報及び上記必要
BF間情報が予め記憶されている。図示するように搬送
方向に互いに隣接する物品41の後端と物品42の前端
とは、搬送コンベヤ110上では接触又は近接した状態
で搬送されるが、上述のように搬送コンベヤ110より
も調整用コンベヤ200の方が搬送速度が速いので、調
整用コンベヤ200に乗り移った段階では先行物品21
と後続物品22との間には適宜な隙間が発生する。図2
に示すステップ(図内では、「S」にて示す)1では、
調整用コンベヤ200に乗り移った先行物品21が第1
光電スイッチ205を遮光している間に、制御装置16
0はエンコーダ203から供給されるパルス信号のパル
スを計数し、該パルス数により先行物品21の上記荷長
を算出する。同様に、後続物品22が調整用コンベヤ2
00に乗り移り、第1光電スイッチ205の遮光検出に
基づき制御装置160は後続物品22の上記荷長を算出
する。さらに、先行物品21の後端と後続物品22の前
端とについて、第1光電スイッチ205のオン、オフ間
のエンコーダ203からのパルス数に基づき制御装置1
60は、先行物品21の後端と後続物品22の前端との
間隔を上記計測BF間情報として演算する。
【0029】ステップ2では、制御装置160は時間情
報にて上記算出BF間時間及び上記計測BF間時間を求
める。即ち、上述したように、制御装置160は、距離
情報にてなる先行物品21の荷長情報を、仕分けコンベ
ヤ140上における時間情報に換算しかつ変換し、上記
時間情報による上記必要FF間時間から、先行物品21
の荷長に対応する上記時間を減算して上記算出BF間時
間を求める。又、制御装置160は、距離情報の上記計
測BF間情報を調整用コンベヤ200の搬送速度で除し
て時間情報による計測BF間時間を求める。尚、本実施
形態では、計測BF間情報、即ち上記計測BF間時間
は、上述のように調整用コンベヤ200上、及び仕分け
コンベヤ140上で変化しないものと仮定している。こ
のようにして求まった、上記算出BF間時間及び上記計
測BF間時間は制御装置160に備わるメモリ161に
記憶される。
報にて上記算出BF間時間及び上記計測BF間時間を求
める。即ち、上述したように、制御装置160は、距離
情報にてなる先行物品21の荷長情報を、仕分けコンベ
ヤ140上における時間情報に換算しかつ変換し、上記
時間情報による上記必要FF間時間から、先行物品21
の荷長に対応する上記時間を減算して上記算出BF間時
間を求める。又、制御装置160は、距離情報の上記計
測BF間情報を調整用コンベヤ200の搬送速度で除し
て時間情報による計測BF間時間を求める。尚、本実施
形態では、計測BF間情報、即ち上記計測BF間時間
は、上述のように調整用コンベヤ200上、及び仕分け
コンベヤ140上で変化しないものと仮定している。こ
のようにして求まった、上記算出BF間時間及び上記計
測BF間時間は制御装置160に備わるメモリ161に
記憶される。
【0030】ステップ3では、先行物品21が更に搬送
されてバーコードリーダ206を通過することで、先行
物品21の側面に貼られたバーコードが読み取られ、ス
テップ4にて、該先行物品21の仕分け先情報として上
記メモリ161内に記憶される。又、同様に、後続物品
22についても仕分け先情報がメモリ161に記憶され
る。このように、以後、調整用コンベヤ200に乗り移
った物品について、順次、荷長情報、間隔情報、及び仕
分け先情報がメモリ161に記憶されていく。
されてバーコードリーダ206を通過することで、先行
物品21の側面に貼られたバーコードが読み取られ、ス
テップ4にて、該先行物品21の仕分け先情報として上
記メモリ161内に記憶される。又、同様に、後続物品
22についても仕分け先情報がメモリ161に記憶され
る。このように、以後、調整用コンベヤ200に乗り移
った物品について、順次、荷長情報、間隔情報、及び仕
分け先情報がメモリ161に記憶されていく。
【0031】ステップ5では、制御装置160は、先行
物品21の仕分け先情報と、後続物品22の仕分け先情
報とを比較し、該比較結果に基づきステップ6では、後
続物品22に対して先行物品21との間隔を表す時間に
ついて、上記必要FF間時間又は上記必要BF間時間の
いずれとするのかを決定する。即ち、上述の繰り返しと
なるが、先行物品21が払い出されるシュートよりも後
続物品22が上記搬送方向の下流側に位置するシュート
へ払い出されるか、又は、先行物品21が払い出された
シュートの配置位置と同じ位置に配置されるシュートへ
後続物品22が払い出されるときには、制御装置160
は上記必要FF間時間を選択し、一方、後続物品22が
払い出されるシュートよりも先行物品21が上記搬送方
向の下流側に位置するシュートへ払い出されるときに
は、制御装置160は上記必要BF間時間を選択する。
尚、上述のように調整用コンベヤ200には物品が順
次、連続して供給されてくるので、上記後続物品22の
後ろにも物品が存在する。よって、上記「先行物品」及
び上記「後続物品」の概念は順次、置き換わっていく。
即ち、上記後続物品22とその後ろに配置される物品と
について上記仕分け先を比較するときには、上記後続物
品22が先行物品となり、上記後ろの物品が後続物品と
なる。
物品21の仕分け先情報と、後続物品22の仕分け先情
報とを比較し、該比較結果に基づきステップ6では、後
続物品22に対して先行物品21との間隔を表す時間に
ついて、上記必要FF間時間又は上記必要BF間時間の
いずれとするのかを決定する。即ち、上述の繰り返しと
なるが、先行物品21が払い出されるシュートよりも後
続物品22が上記搬送方向の下流側に位置するシュート
へ払い出されるか、又は、先行物品21が払い出された
シュートの配置位置と同じ位置に配置されるシュートへ
後続物品22が払い出されるときには、制御装置160
は上記必要FF間時間を選択し、一方、後続物品22が
払い出されるシュートよりも先行物品21が上記搬送方
向の下流側に位置するシュートへ払い出されるときに
は、制御装置160は上記必要BF間時間を選択する。
尚、上述のように調整用コンベヤ200には物品が順
次、連続して供給されてくるので、上記後続物品22の
後ろにも物品が存在する。よって、上記「先行物品」及
び上記「後続物品」の概念は順次、置き換わっていく。
即ち、上記後続物品22とその後ろに配置される物品と
について上記仕分け先を比較するときには、上記後続物
品22が先行物品となり、上記後ろの物品が後続物品と
なる。
【0032】上述したように後続物品22について、上
記必要FF間時間又は上記必要BF間時間のいずれにて
制御するのかが決定されている。ステップ6にて例えば
上記必要FF間時間が選択されたときには、ステップ7
にて、制御装置160は上記計測BF間時間が上記算出
BF間時間と同一もしくはそれを超えるか否かを判断す
る。その結果、上記計測BF間時間が上記算出BF間時
間と同一もしくはそれを超えているときには、先行物品
21の後端と後続物品22の前端とは上記算出BF間時
間以上の間隔があいているので、ステップ13にて調整
用コンベヤ200は、制御装置160の制御により、上
記通常搬送速度、即ち100m/minの速度を維持し
たまま後続物品22の搬送を続行する。一方、上記計測
BF間時間が上記算出BF間時間を下回るときには、先
行物品21の後端と後続物品22の前端とは上記算出B
F間時間未満の間隔となっているので、ステップ9にて
後続物品22の前端が第2光電スイッチ207の光軸を
遮断したときから、制御装置160は調整用コンベヤ2
00の駆動装置202に対して減速を指示する。尚、こ
の時点では先行物品21は既に乗り継ぎコンベヤ130
のベルト131上に乗り移っているので、調整用コンベ
ヤ200の搬送速度が低下することで、先行物品21の
後端と後続物品22の前端との時間的間隔は広がる。
又、上述のように制御装置160は、上記減速動作によ
って上記時間的間隔の広がる度合いを認識しており、制
御装置160は所定時間にわたり減速指示を出力する。
記必要FF間時間又は上記必要BF間時間のいずれにて
制御するのかが決定されている。ステップ6にて例えば
上記必要FF間時間が選択されたときには、ステップ7
にて、制御装置160は上記計測BF間時間が上記算出
BF間時間と同一もしくはそれを超えるか否かを判断す
る。その結果、上記計測BF間時間が上記算出BF間時
間と同一もしくはそれを超えているときには、先行物品
21の後端と後続物品22の前端とは上記算出BF間時
間以上の間隔があいているので、ステップ13にて調整
用コンベヤ200は、制御装置160の制御により、上
記通常搬送速度、即ち100m/minの速度を維持し
たまま後続物品22の搬送を続行する。一方、上記計測
BF間時間が上記算出BF間時間を下回るときには、先
行物品21の後端と後続物品22の前端とは上記算出B
F間時間未満の間隔となっているので、ステップ9にて
後続物品22の前端が第2光電スイッチ207の光軸を
遮断したときから、制御装置160は調整用コンベヤ2
00の駆動装置202に対して減速を指示する。尚、こ
の時点では先行物品21は既に乗り継ぎコンベヤ130
のベルト131上に乗り移っているので、調整用コンベ
ヤ200の搬送速度が低下することで、先行物品21の
後端と後続物品22の前端との時間的間隔は広がる。
又、上述のように制御装置160は、上記減速動作によ
って上記時間的間隔の広がる度合いを認識しており、制
御装置160は所定時間にわたり減速指示を出力する。
【0033】該減速動作により、ステップ10にて、先
行物品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔
が上記算出BF間時間に達しているときにはステップ1
3へ移行し調整用コンベヤ200を再び上記通常搬送速
度にて動作させる。一方、ステップ10において、上記
減速動作によっても先行物品21の後端と後続物品22
の前端との時間的間隔が上記算出BF間時間に達しない
と制御装置160が判断するときには、ステップ11に
て後続物品22の前端が第3光電スイッチ208の光軸
を遮断した時点にて、調整用コンベヤ200の駆動装置
202の動作を停止させベルト201を停止させる。
尚、調整用コンベヤ200のベルト201が停止したと
きに、後続物品22の前端ができるだけ上記ベルト20
1の終端付近にて停止するように、第3光電スイッチ2
08は設置されている。又、制御装置160は、乗り継
ぎコンベヤ130の搬送速度を認識しているので、該搬
送速度に基づきステップ12にて上記停止を実行する時
間、及び、先行物品21の後端と後続物品22の前端と
の時間的間隔の広がり具合を演算し、先行物品21の後
端と後続物品22の前端とが少なくとも上記算出BF間
時間に達した時点で調整用コンベヤ200の駆動装置2
02を再起動し、調整用コンベヤ200を上記通常搬送
速度にて動作させる。これにより後続物品22は乗り継
ぎコンベヤ130に乗り移っていく。
行物品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔
が上記算出BF間時間に達しているときにはステップ1
3へ移行し調整用コンベヤ200を再び上記通常搬送速
度にて動作させる。一方、ステップ10において、上記
減速動作によっても先行物品21の後端と後続物品22
の前端との時間的間隔が上記算出BF間時間に達しない
と制御装置160が判断するときには、ステップ11に
て後続物品22の前端が第3光電スイッチ208の光軸
を遮断した時点にて、調整用コンベヤ200の駆動装置
202の動作を停止させベルト201を停止させる。
尚、調整用コンベヤ200のベルト201が停止したと
きに、後続物品22の前端ができるだけ上記ベルト20
1の終端付近にて停止するように、第3光電スイッチ2
08は設置されている。又、制御装置160は、乗り継
ぎコンベヤ130の搬送速度を認識しているので、該搬
送速度に基づきステップ12にて上記停止を実行する時
間、及び、先行物品21の後端と後続物品22の前端と
の時間的間隔の広がり具合を演算し、先行物品21の後
端と後続物品22の前端とが少なくとも上記算出BF間
時間に達した時点で調整用コンベヤ200の駆動装置2
02を再起動し、調整用コンベヤ200を上記通常搬送
速度にて動作させる。これにより後続物品22は乗り継
ぎコンベヤ130に乗り移っていく。
【0034】又、ステップ6にて例えば上記必要BF間
時間が選択されたときには、ステップ8にて、制御装置
160は上記計測BF間時間が上記必要BF間時間と同
一もしくはそれを超えるか否かを判断する。その結果、
上記計測BF間時間が上記必要BF間時間と同一もしく
はそれを超えているときには、先行物品21の後端と後
続物品22の前端とは上記必要BF間時間以上の間隔が
あいているので、ステップ13にて調整用コンベヤ20
0は、制御装置160の制御により、上記通常搬送速度
の維持したまま後続物品22の搬送を続行する。一方、
上記計測BF間時間が上記必要BF間時間を下回るとき
には、先行物品21の後端と後続物品22の前端とは上
記必要BF間時間未満の間隔となっているので、ステッ
プ9にて後続物品22の前端が第2光電スイッチ207
の光軸を遮断したときから、制御装置160は調整用コ
ンベヤ200の駆動装置202に対して減速を指示す
る。尚、この時点では先行物品21は既に乗り継ぎコン
ベヤ130のベルト131上に乗り移っているので、調
整用コンベヤ200の搬送速度が低下することで、先行
物品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔は
広がる。上述の必要FF間時間が選択された場合と同様
に、制御装置160は所定時間にわたり減速指示を出力
する。
時間が選択されたときには、ステップ8にて、制御装置
160は上記計測BF間時間が上記必要BF間時間と同
一もしくはそれを超えるか否かを判断する。その結果、
上記計測BF間時間が上記必要BF間時間と同一もしく
はそれを超えているときには、先行物品21の後端と後
続物品22の前端とは上記必要BF間時間以上の間隔が
あいているので、ステップ13にて調整用コンベヤ20
0は、制御装置160の制御により、上記通常搬送速度
の維持したまま後続物品22の搬送を続行する。一方、
上記計測BF間時間が上記必要BF間時間を下回るとき
には、先行物品21の後端と後続物品22の前端とは上
記必要BF間時間未満の間隔となっているので、ステッ
プ9にて後続物品22の前端が第2光電スイッチ207
の光軸を遮断したときから、制御装置160は調整用コ
ンベヤ200の駆動装置202に対して減速を指示す
る。尚、この時点では先行物品21は既に乗り継ぎコン
ベヤ130のベルト131上に乗り移っているので、調
整用コンベヤ200の搬送速度が低下することで、先行
物品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔は
広がる。上述の必要FF間時間が選択された場合と同様
に、制御装置160は所定時間にわたり減速指示を出力
する。
【0035】該減速動作により、ステップ10にて、先
行物品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔
が上記必要BF間時間に達しているときにはステップ1
3へ移行し調整用コンベヤ200を再び上記通常搬送速
度にて動作させる。一方、ステップ10にて、上記減速
動作によっても先行物品21の後端と後続物品22の前
端との時間的間隔が上記必要BF間時間に達しないと制
御装置160が判断するときには、ステップ11にて後
続物品22の前端が第3光電スイッチ208の光軸を遮
断した時点にて、調整用コンベヤ200の駆動装置20
2の動作を停止させベルト201を停止させる。そして
ステップ12にて制御装置160は上記停止を実行する
時間、及び、先行物品21の後端と後続物品22の前端
との時間的間隔の広がり具合を演算し、先行物品21の
後端と後続物品22の前端とが少なくとも上記必要BF
間時間に達した時点で調整用コンベヤ200の駆動装置
202を再起動し、調整用コンベヤ200を上記通常搬
送速度にて動作させる。これにより後続物品22は乗り
継ぎコンベヤ130に乗り移っていく。
行物品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔
が上記必要BF間時間に達しているときにはステップ1
3へ移行し調整用コンベヤ200を再び上記通常搬送速
度にて動作させる。一方、ステップ10にて、上記減速
動作によっても先行物品21の後端と後続物品22の前
端との時間的間隔が上記必要BF間時間に達しないと制
御装置160が判断するときには、ステップ11にて後
続物品22の前端が第3光電スイッチ208の光軸を遮
断した時点にて、調整用コンベヤ200の駆動装置20
2の動作を停止させベルト201を停止させる。そして
ステップ12にて制御装置160は上記停止を実行する
時間、及び、先行物品21の後端と後続物品22の前端
との時間的間隔の広がり具合を演算し、先行物品21の
後端と後続物品22の前端とが少なくとも上記必要BF
間時間に達した時点で調整用コンベヤ200の駆動装置
202を再起動し、調整用コンベヤ200を上記通常搬
送速度にて動作させる。これにより後続物品22は乗り
継ぎコンベヤ130に乗り移っていく。
【0036】又、制御装置160による駆動装置202
に対する上述の制御動作は、乗り継ぎコンベヤ130を
設けず、調整用コンベヤ200から直接に仕分けコンベ
ヤ140へ物品を供給するように構成した場合にあって
も同じである。
に対する上述の制御動作は、乗り継ぎコンベヤ130を
設けず、調整用コンベヤ200から直接に仕分けコンベ
ヤ140へ物品を供給するように構成した場合にあって
も同じである。
【0037】このようにして上記算出BF間時間、又は
上記必要BF間時間に対応する間隔が開けられた先行物
品21と後続物品22は、乗り継ぎコンベヤ130を介
して仕分けコンベヤ140へ供給される。尚、上述のよ
うに乗り継ぎコンベヤ130よりも仕分けコンベヤ14
0の方が搬送速度が速いことから、先行物品21が仕分
けコンベヤ140上にあり後続物品22が乗り継ぎコン
ベヤ130上にある状態に起因して、先行物品21と後
続物品22との間の距離は、乗り継ぎコンベヤ130上
におけるよりも、仕分けコンベヤ140上における距離
の方が大きくなる。しかしながら本実施形態では、先行
物品21と後続物品22との間を距離ではなく時間で制
御しており、又、乗り継ぎコンベヤ130の搬送速度よ
りも仕分けコンベヤ140の搬送速度の方が速いことか
ら、先行物品21と後続物品22との間隔を表す時間
は、乗り継ぎコンベヤ130上も仕分けコンベヤ140
上もほとんど変わりはない。よって、先行物品21と後
続物品22との間隔について、本実施形態のように調整
用コンベヤ200にて設定を行っても、実際上、仕分け
コンベヤ140への物品供給量が低下することはほとん
どない。
上記必要BF間時間に対応する間隔が開けられた先行物
品21と後続物品22は、乗り継ぎコンベヤ130を介
して仕分けコンベヤ140へ供給される。尚、上述のよ
うに乗り継ぎコンベヤ130よりも仕分けコンベヤ14
0の方が搬送速度が速いことから、先行物品21が仕分
けコンベヤ140上にあり後続物品22が乗り継ぎコン
ベヤ130上にある状態に起因して、先行物品21と後
続物品22との間の距離は、乗り継ぎコンベヤ130上
におけるよりも、仕分けコンベヤ140上における距離
の方が大きくなる。しかしながら本実施形態では、先行
物品21と後続物品22との間を距離ではなく時間で制
御しており、又、乗り継ぎコンベヤ130の搬送速度よ
りも仕分けコンベヤ140の搬送速度の方が速いことか
ら、先行物品21と後続物品22との間隔を表す時間
は、乗り継ぎコンベヤ130上も仕分けコンベヤ140
上もほとんど変わりはない。よって、先行物品21と後
続物品22との間隔について、本実施形態のように調整
用コンベヤ200にて設定を行っても、実際上、仕分け
コンベヤ140への物品供給量が低下することはほとん
どない。
【0038】仕分けコンベヤ140に供給された、例え
ば先行物品21が計測開始用光電スイッチ144を遮光
した時点から制御装置160は、仕分けコンベヤ140
に備わるエンコーダ143から供給されるパルスの計数
を開始し、当該先行物品21の仕分け先に対応するパル
ス数に到達した時点で上記仕分け先に対応するダイバー
タ10のパドル11を作動させる。よって先行物品21
は仕分け先に応じたシュート40へ排出される。後続物
品22についても同様にして排出される。
ば先行物品21が計測開始用光電スイッチ144を遮光
した時点から制御装置160は、仕分けコンベヤ140
に備わるエンコーダ143から供給されるパルスの計数
を開始し、当該先行物品21の仕分け先に対応するパル
ス数に到達した時点で上記仕分け先に対応するダイバー
タ10のパドル11を作動させる。よって先行物品21
は仕分け先に応じたシュート40へ排出される。後続物
品22についても同様にして排出される。
【0039】尚、本実施形態では、計測開始用光電スイ
ッチ144の検出信号に基づき、制御装置160は、仕
分けコンベヤ140に乗り移った先行物品21の後端と
後続物品22の前端との時間的間隔を再度チェックして
いる。万が一、仕分けコンベヤ140上において先行物
品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔が、
上記必要FF間時間を選択されているときで上記算出B
F間時間を下回る場合、又は上記必要BF間時間を選択
されているときで上記必要BF間時間を下回る場合に
は、図7及び図8を参照して説明したように、目的のシ
ュートに物品が排出されない可能性がある。よってこの
ような場合には、制御装置160は、該当する先行物品
21及び後続物品22の両方について所定のシュートへ
の排出を中止し、即ち、これらの物品に対応した排出シ
ュートにこれらの物品が到達してもダイバータ10を駆
動させずに通過させ、いわゆるミス用シュートへ排出す
る。このような制御を行うことで、所定の上記時間的間
隔を満たしていない物品を無理やりに排出しようとした
ときに発生する排出ミスにより、所定の上記時間的間隔
を満たしている他の物品までも排出ミスを引き起こす可
能性を排除することができる。
ッチ144の検出信号に基づき、制御装置160は、仕
分けコンベヤ140に乗り移った先行物品21の後端と
後続物品22の前端との時間的間隔を再度チェックして
いる。万が一、仕分けコンベヤ140上において先行物
品21の後端と後続物品22の前端との時間的間隔が、
上記必要FF間時間を選択されているときで上記算出B
F間時間を下回る場合、又は上記必要BF間時間を選択
されているときで上記必要BF間時間を下回る場合に
は、図7及び図8を参照して説明したように、目的のシ
ュートに物品が排出されない可能性がある。よってこの
ような場合には、制御装置160は、該当する先行物品
21及び後続物品22の両方について所定のシュートへ
の排出を中止し、即ち、これらの物品に対応した排出シ
ュートにこれらの物品が到達してもダイバータ10を駆
動させずに通過させ、いわゆるミス用シュートへ排出す
る。このような制御を行うことで、所定の上記時間的間
隔を満たしていない物品を無理やりに排出しようとした
ときに発生する排出ミスにより、所定の上記時間的間隔
を満たしている他の物品までも排出ミスを引き起こす可
能性を排除することができる。
【0040】このように本実施形態によれば、隣接する
先行物品21と後続物品22との仕分け先に基づき、必
要FF間時間若しくは必要BF間時間のいずれかを選択
して、先行物品21と後続物品22との間隔を表す時間
が選択された上記必要FF間時間若しくは必要BF間時
間となるように調整用コンベヤ200にて先行物品21
と後続物品22との間隔を調整した後、先行物品21及
び後続物品22を仕分けコンベヤ140へ供給する。よ
って、単位時間に仕分けコンベヤ140へ供給する物品
量を最大にすることができる。
先行物品21と後続物品22との仕分け先に基づき、必
要FF間時間若しくは必要BF間時間のいずれかを選択
して、先行物品21と後続物品22との間隔を表す時間
が選択された上記必要FF間時間若しくは必要BF間時
間となるように調整用コンベヤ200にて先行物品21
と後続物品22との間隔を調整した後、先行物品21及
び後続物品22を仕分けコンベヤ140へ供給する。よ
って、単位時間に仕分けコンベヤ140へ供給する物品
量を最大にすることができる。
【0041】上記必要FF間時間及び上記必要BF間時
間、並びに仕分け処理能力の一実施例について、以下に
説明する。先行物品21の荷長を500mm、後続物品
22の荷長を800mmとし、ダイバータ10における
パドル11の1サイクルの作動時間を0.28秒、パド
ルの長さを800mm、パドル11の起動点23からパ
ドル先端までの長さを350mm、先行物品21の荷長
を測定したときの調整用コンベヤ200の搬送速度を1
00m/min (=1667mm/秒)、仕分けコン
ベヤ140の搬送速度を150m/min (=250
0mm/秒)とした場合、上記必要BF間時間は、図9
を参照して、パドル11の上記起動点23から上記パド
ル先端までの長さを仕分けコンベヤ140の搬送速度に
て除した値であり、具体的には、350/2500=
0.14秒であり、上記必要FF間時間は、パドル11
の1サイクルの作動時間の0.28秒と、図9に示す符
号26の距離を仕分けコンベヤ140の搬送速度にて除
した値、具体的には、(800−350)/2500=
0.18秒とを加算した値であり、0.46秒である。
したがって、従来のように、すべての物品について必要
FF間時間のみで制御しているとすると、各荷物が0.
46秒間隔で送られるので時間あたりに換算すると,3
600/0.46 =7826個/時間となるが,この間
に必要BF間時間にて制御される荷物が入ると、必要F
F間時間よりも必要BF間時間の方が小さいので、時間
あたりの仕分け量が従来に比べて更に増大することは明
白である。
間、並びに仕分け処理能力の一実施例について、以下に
説明する。先行物品21の荷長を500mm、後続物品
22の荷長を800mmとし、ダイバータ10における
パドル11の1サイクルの作動時間を0.28秒、パド
ルの長さを800mm、パドル11の起動点23からパ
ドル先端までの長さを350mm、先行物品21の荷長
を測定したときの調整用コンベヤ200の搬送速度を1
00m/min (=1667mm/秒)、仕分けコン
ベヤ140の搬送速度を150m/min (=250
0mm/秒)とした場合、上記必要BF間時間は、図9
を参照して、パドル11の上記起動点23から上記パド
ル先端までの長さを仕分けコンベヤ140の搬送速度に
て除した値であり、具体的には、350/2500=
0.14秒であり、上記必要FF間時間は、パドル11
の1サイクルの作動時間の0.28秒と、図9に示す符
号26の距離を仕分けコンベヤ140の搬送速度にて除
した値、具体的には、(800−350)/2500=
0.18秒とを加算した値であり、0.46秒である。
したがって、従来のように、すべての物品について必要
FF間時間のみで制御しているとすると、各荷物が0.
46秒間隔で送られるので時間あたりに換算すると,3
600/0.46 =7826個/時間となるが,この間
に必要BF間時間にて制御される荷物が入ると、必要F
F間時間よりも必要BF間時間の方が小さいので、時間
あたりの仕分け量が従来に比べて更に増大することは明
白である。
【0042】上述の実施形態では、先に説明したよう
に、上記計測BF間時間は、調整用コンベヤ200の搬
送速度を使用して求められた値を使用し、仕分けコンベ
ヤ140上でも変化せず常に一定値であると仮定した。
しかしながら、調整用コンベヤ200にて求めた上記計
測BF間時間を仕分けコンベヤ140においても使用す
ることに変わりはないが、実際には先行物品21及び後
続物品22の荷長により上記計測BF間時間は若干変化
する。そこで、例えば先行物品21の荷長に応じて上記
計測BF間時間を可変とするのがより好ましい。即ち、
調整用コンベヤ200の第1光電スイッチ205及びエ
ンコーダ203の出力信号により求まる先行物品21の
荷長情報を使用して、一例として、先行物品21の荷長
が200mm以上500mm未満のときには上記計測B
F間時間を0.14秒とし、該値を仕分けコンベヤ14
0においても使用し、これと同様に、上記荷長が500
mm以上800mm未満のときには上記計測BF間時間
を0.09秒とし、上記荷長が800mm以上のときに
は上記計測BF間時間を0.07秒とする。このように
上記計測BF間時間を変化させることで、仕分けコンベ
ヤ140上における先行物品21と後続物品22との配
置をより正確にすることができ、単位時間当たりの物品
仕分け量をさらに増大させることができる。尚、上記計
測BF間時間の算出方法は、上述のようなルックアップ
テーブルを用いる方法のみならず、演算式を使用して逐
次求める方法等、公知の手法を採ることができる。
に、上記計測BF間時間は、調整用コンベヤ200の搬
送速度を使用して求められた値を使用し、仕分けコンベ
ヤ140上でも変化せず常に一定値であると仮定した。
しかしながら、調整用コンベヤ200にて求めた上記計
測BF間時間を仕分けコンベヤ140においても使用す
ることに変わりはないが、実際には先行物品21及び後
続物品22の荷長により上記計測BF間時間は若干変化
する。そこで、例えば先行物品21の荷長に応じて上記
計測BF間時間を可変とするのがより好ましい。即ち、
調整用コンベヤ200の第1光電スイッチ205及びエ
ンコーダ203の出力信号により求まる先行物品21の
荷長情報を使用して、一例として、先行物品21の荷長
が200mm以上500mm未満のときには上記計測B
F間時間を0.14秒とし、該値を仕分けコンベヤ14
0においても使用し、これと同様に、上記荷長が500
mm以上800mm未満のときには上記計測BF間時間
を0.09秒とし、上記荷長が800mm以上のときに
は上記計測BF間時間を0.07秒とする。このように
上記計測BF間時間を変化させることで、仕分けコンベ
ヤ140上における先行物品21と後続物品22との配
置をより正確にすることができ、単位時間当たりの物品
仕分け量をさらに増大させることができる。尚、上記計
測BF間時間の算出方法は、上述のようなルックアップ
テーブルを用いる方法のみならず、演算式を使用して逐
次求める方法等、公知の手法を採ることができる。
【0043】尚、上述の実施形態では、バーコードリー
ダ206にて各物品の仕分け先を自動的に読み取った
が、例えば搬送コンベヤ110へ物品を投入する以前に
おいて作業者により各物品毎に仕分け先を入力すること
もできる。又、上述の実施形態では、光電スイッチを用
いているがこれに限定されるものではなく、当業者が考
える範囲内で同様の機能を果たす公知の検出器を使用す
ることができる。
ダ206にて各物品の仕分け先を自動的に読み取った
が、例えば搬送コンベヤ110へ物品を投入する以前に
おいて作業者により各物品毎に仕分け先を入力すること
もできる。又、上述の実施形態では、光電スイッチを用
いているがこれに限定されるものではなく、当業者が考
える範囲内で同様の機能を果たす公知の検出器を使用す
ることができる。
【0044】又、上述の実施形態では、上記計測BF間
情報が上記算出BF間情報と同一もしくはそれを超える
ため、若しくは上記計測BF間情報が上記必要BF間情
報と同一もしくはそれを超えるために、調整用コンベヤ
200のベルト201を減速又は停止させたが、これに
限定されるものではない。例えば、上記ベルト201は
駆動させた状態で調整用コンベヤ200から乗り継ぎコ
ンベヤ130への又は乗り継ぎコンベヤ130を省略し
たときには仕分けコンベヤ140への物品の乗り移りを
禁止するように、例えばアームを突出させて物品を該ア
ームに当接させる等により、ベルト201上で強制的に
物品のみを停止させてもよい。
情報が上記算出BF間情報と同一もしくはそれを超える
ため、若しくは上記計測BF間情報が上記必要BF間情
報と同一もしくはそれを超えるために、調整用コンベヤ
200のベルト201を減速又は停止させたが、これに
限定されるものではない。例えば、上記ベルト201は
駆動させた状態で調整用コンベヤ200から乗り継ぎコ
ンベヤ130への又は乗り継ぎコンベヤ130を省略し
たときには仕分けコンベヤ140への物品の乗り移りを
禁止するように、例えばアームを突出させて物品を該ア
ームに当接させる等により、ベルト201上で強制的に
物品のみを停止させてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
物品導入方法、第2態様の物品導入装置、及び第3態様
の物品仕分け装置によれば、制御装置により、先行物品
及び後続物品における仕分け先情報に基づいて、必要F
F間情報若しくは必要BF間情報のいずれか一方を選択
して、上記先行物品と上記後続物品とを、上記必要FF
間情報若しくは上記必要BF間情報に対応して配置する
ようにした。よって、互いに隣接して搬送される各物品
の仕分け先に応じて各物品間が適切な配置間隔に設定さ
れ、単位時間当たりに仕分けコンベヤへ供給する物品量
を最大にすることができ、物品の仕分け能力を従来より
も向上させることができる。
物品導入方法、第2態様の物品導入装置、及び第3態様
の物品仕分け装置によれば、制御装置により、先行物品
及び後続物品における仕分け先情報に基づいて、必要F
F間情報若しくは必要BF間情報のいずれか一方を選択
して、上記先行物品と上記後続物品とを、上記必要FF
間情報若しくは上記必要BF間情報に対応して配置する
ようにした。よって、互いに隣接して搬送される各物品
の仕分け先に応じて各物品間が適切な配置間隔に設定さ
れ、単位時間当たりに仕分けコンベヤへ供給する物品量
を最大にすることができ、物品の仕分け能力を従来より
も向上させることができる。
【図1】 本発明の実施形態における物品仕分け装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】 図1に示す物品仕分け装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】 図1に示す物品仕分け装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】 図1に示す物品仕分け装置に備わる第2光電
スイッチにて先行物品及び後続物品を検出したときの出
力波形を示す図である。
スイッチにて先行物品及び後続物品を検出したときの出
力波形を示す図である。
【図5】 図1に示す物品仕分け装置の変形例を示す図
である。
である。
【図6】 ダイバータを示す斜視図である。
【図7】 隣接する2つの物品についてFF間を規定し
て払い出しを行う場合の物品の動作状態を示す図であ
る。
て払い出しを行う場合の物品の動作状態を示す図であ
る。
【図8】 隣接する2つの物品についてBF間を規定し
て払い出しを行う場合の物品の動作状態を示す図であ
る。
て払い出しを行う場合の物品の動作状態を示す図であ
る。
【図9】 必要FF間距離及び必要BF間距離を表す図
である。
である。
10…ダイバータ、11…パドル、21…先行物品、2
2…後続物品、101,102…物品仕分け装置、16
0…制御装置、200…調整用コンベヤ、202…駆動
装置、205…第1光電スイッチ、206…バーコード
リーダ、207,208…第2光電スイッチ。
2…後続物品、101,102…物品仕分け装置、16
0…制御装置、200…調整用コンベヤ、202…駆動
装置、205…第1光電スイッチ、206…バーコード
リーダ、207,208…第2光電スイッチ。
Claims (14)
- 【請求項1】 被仕分け物である物品を一定速度にて搬
送する仕分けコンベヤ(140)へ上記物品を導入する
物品導入方法において、 上記仕分けコンベヤの搬送方向に沿って互いに隣接して
先行物品(21)及び後続物品(22)をこの順に連続
して上記仕分けコンベヤ上へ導入するとき、上記先行物
品及び上記後続物品のそれぞれの仕分け先に基づいて必
要FF間情報又は必要BF間情報のいずれかを選択し
て、少なくとも上記仕分けコンベヤ上において、上記先
行物品と上記後続物品とが上記選択された少なくとも上
記必要FF間情報又は少なくとも上記必要BF間情報に
対応して配置されるように上記先行物品と上記後続物品
とを上記仕分けコンベヤ上へ導入することを特徴とし、 ここで、上記必要FF間情報とは、少なくとも上記仕分
けコンベヤ上において上記搬送方向に沿った、上記先行
物品の前端と上記後続物品の前端との間隔を表す情報の
内、最低限必要な値であり、上記必要BF間情報とは、
少なくとも上記仕分けコンベヤ上において上記搬送方向
に沿った、上記先行物品の後端と上記後続物品の前端と
の間隔を表す情報の内、最低限必要な値である、物品導
入方法。 - 【請求項2】 上記仕分けコンベヤと、該仕分けコンベ
ヤの搬送方向に沿って仕分け先別に上記仕分けコンベヤ
上から上記物品が払い出されるシュート(40)と、該
シュートに対応して設けた払出装置(10)とを備え、
上記払出装置の払出板(11)を、該払出板の一端部に
設けた旋回軸を中心として上記物品を上記シュートへ払
い出す払出位置(13)と上記物品を通過させる待機位
置(14)との間で往復揺動させることで上記物品を仕
分ける物品仕分け装置において実行される、請求項1記
載の物品導入方法。 - 【請求項3】 上記必要FF間情報が選択されるときの
上記仕分け先とは、上記先行物品が払い出されるシュー
トよりも上記後続物品が上記搬送方向の下流側に位置す
るシュートへ払い出されるか、又は、上記先行物品が払
い出されたシュートの配置位置と同じ位置に配置される
シュートへ上記後続物品が払い出されるときであり、 上記必要BF間情報が選択されるときの上記仕分け先と
は、上記後続物品が払い出されるシュートよりも上記先
行物品が上記搬送方向の下流側に位置するシュートへ払
い出されるときである、請求項2記載の物品導入方法。 - 【請求項4】 上記必要FF間情報及び上記必要BF間
情報は時間情報であり、かつ上記仕分けコンベヤにおい
て物品が搬送される距離情報に基づいて上記仕分け先に
対応する上記払出装置にて物品が払い出される、請求項
2又は3記載の物品導入方法。 - 【請求項5】 上記必要FF間情報に対応した配置を得
るための制御及び上記必要BF間情報に対応した配置を
得るための制御は、上記仕分けコンベヤの上流側に設け
られ搬送速度が可変である調整用コンベヤ(200)上
を上記後続物品が搬送されているとき、上記調整用コン
ベヤの搬送速度を調整することで行う、請求項1ないし
4のいずれかに記載の物品導入方法。 - 【請求項6】 上記必要FF間情報が選択されたとき上
記必要FF間情報に対応した配置を得るために上記調整
用コンベヤの搬送速度の調整は、計測BF間情報が算出
BF間情報と同一若しくはより大きい情報となるように
実行され、 上記必要BF間情報が選択されたとき上記必要BF間情
報に対応した配置を得るために上記調整用コンベヤの搬
送速度の調整は、計測BF間情報が上記必要BF間情報
と同一若しくはより大きい情報となるように実行され、 ここで上記計測BF間情報とは、上記搬送方向に沿った
上記先行物品の後端と上記後端物品の前端との間を示す
情報であって実際に予め測定された情報であり、上記算
出BF間情報とは、上記先行物品に対して予め測定され
た、上記搬送方向に沿った上記先行物品の長さである先
行物品荷長に対応した荷長対応情報を、上記必要FF間
情報から差し引いて求めた情報である、請求項5記載の
物品導入方法。 - 【請求項7】 上記必要FF間情報及び上記必要BF間
情報は時間情報である、請求項1,2,3,5,6のい
ずれかに記載の物品導入方法。 - 【請求項8】 上記計測BF間情報は、上記先行物品の
荷長に基づき求められる、請求項6又は7記載の物品導
入方法。 - 【請求項9】 被仕分け物である物品を一定速度にて搬
送する仕分けコンベヤ(140)に対して上流側にて同
列状に隣接して設置される物品導入装置であって、 互いに隣接して載置された先行物品(21)及び後続物
品(22)をこの順に連続して上記仕分けコンベヤへ導
入する調整用コンベヤ(200)と、 上記先行物品及び上記後続物品を載置する上記調整用コ
ンベヤを可変速に駆動する駆動装置(202)と、 上記先行物品及び上記後続物品のそれぞれの仕分け先が
供給され該仕分け先に基づいて必要FF間情報又は必要
BF間情報のいずれかを選択して、少なくとも上記仕分
けコンベヤ上において、上記先行物品と上記後続物品と
が上記選択された少なくとも上記必要FF間情報又は少
なくとも上記必要BF間情報に対応して配置されるよう
に上記調整用コンベヤの速度を調整すべく上記駆動装置
を制御する制御装置(160)と、を備えたことを特徴
とし、 ここで、上記必要FF間情報とは、少なくとも上記仕分
けコンベヤ上において上記搬送方向に沿った、上記先行
物品の前端と上記後続物品の前端との間隔を表す情報の
内、最低限必要な値であり、上記必要BF間情報とは、
少なくとも上記仕分けコンベヤ上において、上記搬送方
向に沿った、上記先行物品の後端と上記後続物品の前端
との間隔を表す情報の内、最低限必要な値である、物品
導入装置。 - 【請求項10】 上記必要FF間情報が選択されるとき
の上記仕分け先とは、上記先行物品が払い出されるシュ
ートよりも上記後続物品が上記搬送方向の下流側に位置
するシュートへ払い出されるか、又は、上記先行物品が
払い出されたシュートの配置位置と同じ位置に配置され
るシュートへ上記後続物品が払い出されるときに行わ
れ、 上記必要BF間情報が選択されるときの上記仕分け先と
は、上記後続物品が払い出されるシュートよりも上記先
行物品が上記搬送方向の下流側に位置するシュートへ払
い出されるときに行われる、請求項9記載の物品導入装
置。 - 【請求項11】 上記調整用コンベヤにて搬送される上
記先行物品に対して上記搬送方向に沿った長さである先
行物品荷長を測定するため上記先行物品における前端及
び後端を検出して得られる第1検出情報を上記制御装置
へ送出するとともに、上記先行物品の後端と上記後続物
品の前端との間の情報を求めるため上記先行物品の後端
と上記後端物品の前端とを検出して得られる第2検出情
報を上記制御装置へ送出する第1スイッチ(205)を
さらに備え、 上記制御装置は、上記第1スイッチから供給される上記
第1検出情報に基づき上記先行物品荷長情報を算出し、
かつ上記第1スイッチから供給される上記第2検出情報
に基づき上記先行物品の上記後端と上記後続物品の上記
前端との間を示す情報であって実際に計測された情報で
ある計測BF間情報を求め、かつ上記先行物品荷長情報
を上記必要FF間情報から差し引いて算出BF間情報を
求めたうえで、上記必要FF間情報を選択したときに
は、上記計測BF間情報が上記算出BF間情報と同一若
しくはより大きい情報となるように、又、上記必要BF
間情報を選択したときには、上記計測BF間情報が上記
必要BF間情報と同一若しくはより大きい情報となるよ
うに、それぞれ、上記調整用コンベヤにおける搬送速度
を変更するために上記駆動装置の動作制御を行う、請求
項9又は10記載の物品導入装置。 - 【請求項12】 上記先行物品及び上記後続物品のそれ
ぞれの仕分け先を検出し上記制御装置へ送出する仕分け
先検出装置(206)をさらに備えた、請求項9ないし
11のいずれかに記載の物品導入装置。 - 【請求項13】 請求項9ないし12のいずれかに記載
の物品導入装置を備えたことを特徴とする物品仕分け装
置。 - 【請求項14】 上記仕分けコンベヤの搬送方向に沿っ
て仕分け先別に上記仕分けコンベヤ上から上記物品が払
い出されるシュート(40)と、該シュートに対応して
設けられ払出板(11)を有する払出装置(10)とを
さらに備え、上記払出装置は、上記払出板を、該払出板
の一端部に設けた旋回軸を中心として上記物品を上記シ
ュートへ払い出す払出位置(13)と上記物品を通過さ
せる待機位置(14)との間で往復揺動させることで上
記物品を仕分ける、請求項13記載の物品仕分け装置。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33282297A JP3321056B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 仕分けコンベヤへの物品導入方法及び装置、並びに物品導入装置を備えた物品仕分け装置 |
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JPH11165850A JPH11165850A (ja) | 1999-06-22 |
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Family Applications (1)
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JP33282297A Expired - Fee Related JP3321056B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 仕分けコンベヤへの物品導入方法及び装置、並びに物品導入装置を備えた物品仕分け装置 |
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-
1997
- 1997-12-03 JP JP33282297A patent/JP3321056B2/ja not_active Expired - Fee Related
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