JPH0698800A - アコレプラズマの検出方法 - Google Patents

アコレプラズマの検出方法

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JPH0698800A
JPH0698800A JP4274830A JP27483092A JPH0698800A JP H0698800 A JPH0698800 A JP H0698800A JP 4274830 A JP4274830 A JP 4274830A JP 27483092 A JP27483092 A JP 27483092A JP H0698800 A JPH0698800 A JP H0698800A
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dna
gene
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acholeplasma
pcr
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Application number
JP4274830A
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English (en)
Inventor
Tomoko Nakagawa
朋子 中川
Takashi Uemori
隆司 上森
Kiyozou Asada
起代蔵 浅田
Ikunoshin Katou
郁之進 加藤
Akira Harasawa
亮 原澤
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Takara Shuzo Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アコレプラズマに特異的な遺伝子を明らかに
し、その検出方法及びそれに用いるキットを提供する。 【構成】 アコレプラズマの16SrRNAをコードす
る遺伝子と23SrRNAをコードする遺伝子の間にあ
るスペーサー領域の遺伝子を検出するアコレプラズマの
検出方法。該スペーサー領域の遺伝子。該スペーサー領
域の遺伝子を増幅させるための特定のプライマーを含有
するアコレプラズマ検出キット。 【効果】 アコレプラズマを、迅速、かつ高感度に検出
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アコレプラズマ (Acho
leplasma) の検出方法に関し、更に詳細には16S/2
3SrRNAスペーサー領域の遺伝子領域を用いた迅速
かつ高感度なアコレプラズマの検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アコレプラズマはマイコプラズマ (Myco
plasma) と同じモリクテス (Molicutes)綱に属する細胞
壁を欠如する原核生物であり、栄養要求性の違いによ
り、マイコプラズマと分類学的に区別される。アコレプ
ラズマは、1936年、下水及び堆肥から分離されたの
が最初で、その後、各種動物の上部気道あるいは生殖器
などに正常フローラとして存在していることが明らかに
されている〔輿水ら、「マイコプラズマとその実験法」
近代出版(1988)〕。アコレプラズマは、マイコプ
ラズマと同様に、組織培養中の汚染やワクチン等の生物
製剤への混入が問題となっており、汚染マイコプラズマ
と同じ方法で検出、除去する方法が研究されている。更
に、実験動物は医学・生物学の研究の上で果す重要性が
近年高まり、その品質についても高度なものが要求され
てきており、マウス、ラット等の実験動物のコロニーを
維持、管理する上でもアコレプラズマ汚染の診断と予防
はマイコプラズマと同様に重要な項目となってきてい
る。現在アコレプラズマの検出方法としてはマイコプラ
ズマと同様に、分離培養方法、DNA蛍光染色方法、生
化学的方法、免疫学的方法などが開発されており、通常
利用されてはいるが、その操作は煩雑であり、簡便な方
法ではない。一方、近年種々の遺伝子診断方法が開発さ
れてきており、特にPCR法〔メソッズ イン エンザ
イモロジー(Methods in Enzymology)、第155巻、第
335〜350頁(1987)〕が微生物やウイルスの
迅速かつ高感度な検出法として利用されている。例え
ば、特開平2−106354号公報には、マイコプラズ
マに特異的な遺伝子領域をPCR法で増幅し、マイコプ
ラズマを迅速かつ高感度に検出する方法が記載されてい
る。しかしながら、アコレプラズマに特異的な遺伝子は
知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、アコレプラズ
マに特異的な遺伝子を特定できれば、該遺伝子を用いて
迅速かつ高感度な検出法を確立でき、前出のマイコプラ
ズマの検出と平行して行えば、組織培養等の管理が更に
確実なものとなる。すなわち、本発明の目的はアコレプ
ラズマに特異的な遺伝子を明らかにし、その検出方法及
びそれに用いるキットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明はアコレプラズマの検出方法に関し、
アコレプラズマの16SrRNAをコードする遺伝子と
23SrRNAをコードする遺伝子の間にあるスペーサ
ー領域の遺伝子を検出することを特徴とする。また、本
発明の第2の発明は、第1の発明のスペーサー領域の遺
伝子に関する。また、本発明の第3の発明は、第1の方
法を用いて検出を行うための検出キットであって、アコ
レプラズマのスペーサー領域の遺伝子を増幅させるため
の特定のプライマーを含有していることを特徴とする。
【0005】アコレプラズマのrRNAをコードするD
NAは、16SrRNA−スペーサー領域−23SrR
NA−スペーサー領域−5SrRNAの各DNA配列で
構成されている。本発明者らは前記課題を解決するため
にアコレプラズマのrRNAをコードしているDNA配
列の一部、すなわち16SrRNA−スペーサー領域−
23SrRNAをコードしている遺伝子の塩基配列の一
部を明らかにし、次にアコレプラズマに特異的な塩基配
列を見出した。次に、遺伝子検出方法として現在最も高
感度で簡便なPCR法を行うために、アコレプラズマに
特異的な遺伝子の特定領域をPCR法で増幅するための
オリゴヌクレオチドプライマーを合成した。次に、アコ
レプラズマDNAを鋳型としてPCR法を行い、アコレ
プラズマDNAの特定領域が効率よく増幅され、アコレ
プラズマが特異的に検出できることを見出し、本発明を
完成した。
【0006】以下、順を追って本発明を具体的に説明す
る。本発明に用いるアコレプラズマとしては例えばアコ
レプラズマ ライドラウイイ(A.laidlawii)PG8株
(東京大学医学部動物実験施設より入手可能)がある。
アコレプラズマの検出に用いられるrRNAをコードす
る遺伝子の塩基配列としては、アコレプラズマに特異的
な配列であれば良いが、例えば16SrRNA−スペー
サー領域−23SrRNAをコードする塩基配列より特
異的な配列を見出せば良い。16SrRNA及び23S
rRNAをコードする遺伝子は微生物間でよく保存され
ていることが知られている(特願平4−113154号
明細書)。
【0007】
【表1】 表 1 R16-2の配列: 5' -G T G C G G C T G G A T C A C C T C C T-3' ラクトバチルス カゼイ N N N N N N N N N - - - - - - - - - - - (Lactobacillus casei) バチルス ズブチリス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Bacillus subtilis) エシェリヒア コリ C - - - - - T - - - - - - - - - - - - - (Escherichia coli) マイコバクテリウム ボビス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Mycobacterium bovis) ハロバクテリウム ハロビ C - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ウム(Halobacterium halobium) マイコプラズマ カプリコ - - - - - - A - - - - - - - - - - - - - ラム(Mycoplasma capricolum) シュードモナス アエルギ C - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ノサ(Pseudomonus aeruginosa) サーマス サーモフィラス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Thermus thermophilus) ハロコッカス モールアエ C - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Halococcus morrhuae) ストレプトミセス リビダ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ンス(Streptomyces lividans) ヘリオバクテリウム クロ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ラム (Heliobacterium chlorum) フラボバクテリウム ヘパリ - N N N N N N N N - - - - - - - - - - - ナム (Flavobacterium heparinum)
【0008】
【表2】
【0009】上記表1及び表2は原核生物rRNA遺伝
子の保存されている塩基配列、及びそれらから選定した
プライマーの塩基配列を示すものであり、表1は16S
rRNA遺伝子の、表2は23SrRNA遺伝子の、そ
れぞれ保存されている塩基配列、及びそれらから選定し
たプライマーの塩基配列を表す。表1及び表2ではいず
れも、保存されている塩基を−で、異なる塩基をその塩
基の記号で、欠損している塩基を*で、同定されていな
い塩基をNで示した。
【0010】例えば、配列表の配列番号1で表されるR
16−2プライマーと配列表の配列番号2で表されるR
23−1Rプライマーの組合せで、アコレプラズマのス
ペーサー領域をPCR法で増幅することができる。
【0011】このプライマー対はDNA合成機により合
成でき、HPLCにて精製できる。このプライマー対を
用い、アコレプラズマのDNAを鋳型としてPCR反応
を行い、塩基配列決定用のDNAの増幅を行う。PCR
法についてはタック−ポリメラーゼ (Taq-polymerase)
を含む遺伝子増幅キット及び自動遺伝子増幅装置が宝酒
造社から市販されており、これと前述のプライマー対を
用い、アコレプラズマDNAの増幅反応を行う。
【0012】PCR法としては、酵素として、例えば耐
熱性タック−ポリメラーゼを用い、DNAの変性(94
℃)の工程、プライマーDNAのアニーリング(55
℃)の工程、DNA相補鎖の酵素的合成(72℃)の工
程より成る温度サイクルを30回繰返し、目的遺伝子を
増幅する。この場合アニーリング温度、温度サイクル回
数は、鋳型DNAとプライマーDNAの融解温度(T
m)、鋳型、プライマー間の相同性を考慮して適宜選定
される。
【0013】次に増幅されたDNAの塩基配列を決定す
る。PCR法によって増幅されたDNAの塩基配列決定
は、一旦DNAをM13又はpUC等のファージ又はプ
ラスミドベクターにクローニングする方法、又はこのク
ローニングのステップを省略し、直接PCR増幅DNA
を用いる方法〔ダイレクト シークエンス (Direct Seq
uence)法〕で決定することができる。タック−ポリメラ
ーゼを用いたイン ビトロ (in vitro) DNA合成の際
に起こりうるミスインコーポレーションに起因するDN
A配列の読み間違いを防ぐためにも、また時間、費用を
制約するためにも、ダイレクト シークエンス法が有利
である。
【0014】本発明者らは、アコレプラズマDNAを鋳
型として前述のR16−2プライマーとR23−1Rプ
ライマーを用いてPCRを行った。その結果、約440
bpと約230bpの断片が増幅され、それぞれをUL、U
Sと命名した。次にこれらの断片の塩基配列を決定し
た。配列表の配列番号3にULの塩基配列を、配列表の
配列番号4にUSの塩基配列を示す。16SrRNA、
スペーサー、23SrRNAの各領域は既知配列との相
同性から決定することができ、既知配列としては例えば
ヌクレイック アシッズ リサーチ (Nucleic Acids Re
search) 、第10巻、第1607〜1624頁(198
2)に記載のバチルス ズブチリスのものが知られてい
る。このようにして、配列表の配列番号3で表されるU
Lの塩基配列中の塩基番号1〜21を16SrRNAを
コードする領域、塩基番号22〜395をスペーサー領
域、塩基番号396〜440を23SrRNAをコード
する領域と決定し、同様に、配列表の配列番号4で表さ
れるUSの塩基配列中の塩基番号1〜21を16SrR
NAをコードする領域、塩基番号22〜188をスペー
サー領域、塩基番号189〜233を23SrRNAを
コードする領域と決定した。なお、ULのスペーサー領
域には、tRNAをコードする領域が2か所に導入され
ていた。
【0015】このようにして決定したスペーサー領域の
塩基配列は、例えばDNASISシステム(宝酒造社)
を用いて解析することができ、アコレプラズマに特異的
な領域を検索することができる。
【0016】次に、特異的な領域の検出方法としては、
サザンハイブリダイゼーション法等の遺伝子検出方法で
良いが、PCR法が現在最も高感度でかつ簡便な方法で
ある。PCR法に用いるプライマーとしては該領域にア
ニーリングできるものであれば良い。例えば配列表の配
列番号5〜9でそれぞれ表されるAF5、AF6、AF
3、AR6、AR5の各プライマーが選定できる。例え
ば、AF5、AF6、AF3から選択されるプライマー
と、AR6、AR5から選択されるプライマーの組合せ
でPCRを行うことができる。
【0017】また、特異性と検出感度を更に高めるため
に、ネステッドPCR法を用いることができる。ネステ
ッドPCR法とは、まず、第1回目のPCR(ファース
トPCR)を行い、次にその増幅領域内で別のプライマ
ーセットをデザインし、それらをプライマーとして第2
回目のPCR(セカンドPCR)を行う方法である。こ
れによりファーストPCRで生じた非特異的増幅産物が
セカンドPCRの鋳型になる可能性が排除されるので、
特異性を高めることができる。また、ファーストPCR
で目的物が検出に十分な量の増幅がなされなかった場合
でも、セカンドPCRを行うことにより確実に検出する
ことができる。例えば、ファーストPCRのプライマー
対としてはAF5とAF6、又はAF6とAR6のプラ
イマー対を用いることができ、セカンドPCRのプライ
マー対としてはAF3とAR5のプライマー対を用いる
ことができる。
【0018】また、増幅後のアコレプラズマDNAの検
出は、例えばアガロースゲル電気泳動、ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動、スポット法、サザンブロット法を用
いて行うことができる。この場合は、増幅領域内でプロ
ーブDNAを選択すればよい。プローブとしては例えば
増幅領域内でデザインしたプライマーセットにより増幅
した産物を、標識化して使用することもできる。これに
より、高感度な検出が可能となる。
【0019】標識化の方法は放射性同位元素標識法に限
らず、酵素標識、蛍光標識、ビオチン、アビジン系標
識、ケミプローブ標識法等公知の方法なら何でもよい。
実際選定されたプライマーを用い、アコレプラズマ由来
の遺伝子のPCR反応を行うことができ、電気泳動法、
サザンハイブリダイゼーション法等により高感度に検出
することができる。
【0020】このようにアコレプラズマに特有の遺伝子
領域が明らかになり、この領域を検出することによりア
コレプラズマを高感度に検出することができる。PCR
法の場合、アコレプラズマ感染細胞1個よりの検出が可
能であり、アコレプラズマの早期検出が可能となり、汚
染細胞、汚染動物等の管理が容易となった。
【0021】また、本発明に従って、アコレプラズマ特
定DNA領域を増幅させるためのプライマー対をそろえ
てキットとしておくことにより、アコレプラズマの検出
を簡便に行うことができる。また、キット中には増幅さ
れたDNA領域を検出するためのプローブを入れてもよ
い。なお、キットに用いる試薬は溶液状でも良いし、凍
結乾燥物でもよい。
【0022】以上PCR法を用いたアコレプラズマの高
感度検出法について詳細に説明してきたが、本発明はP
CR法に限定されるものではなく、特定の核酸及びその
相補鎖を高感度に検出する方法はすべて本発明に含まれ
るものであり、例えばQβ−レプリケース アンプリフ
ィケーション システム〔バイオ/テクノロジー(Bio/
technology) 、第6巻、第1197頁(1988)〕に
よる方法が挙げられる。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例をもって詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
【0024】実施例1 アコレプラズマの16SrRNA−スペーサー領域−2
3SrRNAをコードしているDNA領域の塩基配列決
定 (1)アコレプラズマDNAの調製 培養細胞に高頻度で汚染するアコレプラズマ ライドラ
ウイイ PG8株(東大医学部動物実験施設より分与)
を公知の改良したエドワード (Edward) 培地3リットル
を用いて、37℃で培養し、10000g、1時間遠心
して培地を除いた。TE緩衝液〔10mMトリス (Tris)
−HCl、pH7.5、1mM EDTA〕で菌体を洗浄
後、ラジン (Razin)らの方法〔インターナショナル ジ
ャーナルオブ システマチック バクテリオロジー(In
ternational Journal of Systematic Bacteriology) 、
第33巻、第201〜206頁(1983)〕でアコレ
プラズマDNAを調製した。
【0025】(2)オリゴヌクレオチド プライマーD
NAの合成及び精製 配列表の配列番号1で表されるR16−2、配列表の配
列番号2で表されるR23−1Rの各オリゴヌクレオチ
ド プライマーDNAをDNA合成機(アプライドバイ
オシステムズ社)を用いて合成し、脱保護の後、イオン
交換HPLC(TSKゲル、DEAE−2SW、東ソー
社)で精製し、セプ−パク (Sep-Pack)C18(ウォー
ターズ社)で脱塩し、各DNAを約50μg得た。
【0026】(3)PCR法によるスペーサー領域の増
幅 実施例1−(1)で調製したゲノムDNA0.1μgを
0.5ml用チューブ(バイオビック社)に取り、94
℃、10分間加熱処理した後、ジーン アンプキット
(Gene Amp Kit) (宝酒造社)中の10μlの10×増
幅用バッファー〔100mMトリス−HCl、(pH8.
3)、500mM KCl、15mM MgCl2 、0.1
%(W/V)ゼラチン〕、16μlの1.25mM dN
TP混合液(dATP、dGTP、dCTP、dTT
P)、0.5μlの5ユニット/μlのタック−ポリメ
ラーゼ、1μlの20μM R16−2プライマー、1
μlの20μM R23−1Rプライマーを加え、これ
に滅菌水を加えて100μlの溶液にした。この反応液
は上層に100μlのミネラルオイル(シグマ社)を加
えた後、自動遺伝子増幅装置サーマルサイクラー(宝酒
造社)により増幅反応を行った。反応条件は、94℃、
0.5分間の変性→55℃、2分間のプライマーのアニ
ーリング→72℃、2分間の合成反応のサイクルを30
サイクル行った。反応後10μlの反応液を取り、ヌシ
ーブ (Nusieve)3:1アガロース(FMC社)ゲル電気
泳動を行い、エチジウムブロマイドでDNAを染色し
て、増幅されたDNAを確認した。その結果、約440
bpと約230bpのDNAが増幅されており、該DNA断
片をそれぞれUL、USと命名した。
【0027】(4)スペーサー領域のクローニング及び
シークエンシング 実施例1−(3)で得られた増幅DNA反応液200μ
lを200μlのフェノール/クロロホルム(等量混合
液)を加え緩やかに混合し、12000rpm 、10分間
遠心し水層(上層)を回収した。次に、200μlのク
ロロホルムを加え緩やかに混合し、12000rpm 、1
0分間遠心し水層(上層)を回収した。最後に、20μ
lの3M酢酸ナトリウムと400μlのエタノールを加
え、12000rpm 、10分間遠心し沈殿を回収した。
沈殿は80%エタノールにて洗浄し、乾燥後、30μl
のTEバッファーに溶解した。このDNA溶液を、1%
シープラーク(Sea Plaque) アガロースゲル(FMC
社)電気泳動に供し、目的のDNAを切り出した。切り
出したDNAを含むゲルは、MERmaidTMキット(バイ
オ101社)により精製してDNA溶液を得た。まず切
り出したゲル(約0.2g)に、ハイ ソルト バイン
デイング ソルーション (High salt binding solutio
n) 600μl、グラス ホグ (glass fog)40μlを
加えて10分間、よくかくはんし、12000rpm 、5
秒間遠心して上清を除去した。ハイ ソルト バインデ
イング ソルーション200μlで沈殿を洗浄し、12
000rpm 、5秒間遠心し、上清を除去した。エタノー
ル ウォッシュ(Ethanol wash) 300μlで沈殿を洗
浄し、2〜3秒間よくかくはんし、軽く遠心した。エタ
ノール ウォッシュで洗浄する操作を2〜3回繰返し
て、沈殿、乾燥後、40μlの滅菌水を加え、50℃、
5分間インキュベート後、12000rpm 、1分間遠心
し、上清のDNA溶液を回収した。滅菌水でDNAを溶
出する操作を後1〜2回繰返した。最後に、10μlの
3M酢酸ナトリウムと200μlのエタノールを加え、
12000rpm 、10分間遠心し沈殿を回収した。沈殿
は80%エタノールにて洗浄し、乾燥後、20μlのT
E緩衝液に溶解した。
【0028】このようにして得られたDNAを鋳型とし
てシークエナーゼ(Sequenase)シークエンシング キッ
ト(USB社)を用いて以下のようにダイレクトシーク
エンス法によるDNA塩基配列決定を行った。PCRに
よるDNA増幅に用いたプライマーR16−2、及びプ
ライマーR23−1Rをメガラベル(MEGALABEL)キット
(宝酒造社)を用いて、5′末端を〔γ−32P〕dAT
Pで放射性標識した。放射性標識したプライマーR16
−2、あるいはR23−1R 20ng(4pmol) 鋳型D
NAを約0.5pmol、5×緩衝液2μlに滅菌水を加
え、8μlにした後、94℃で30分間加熱し、氷中で
急冷した。この反応液に1μlの0.1M DTT、2
μlの1/6希釈ラベリングミックス、0.5μlの
〔α−35S〕dCTP、及び2μlの1/9希釈シーク
エナーゼを加え室温、5分間ラベリング反応を行った。
あらかじめそれぞれ2.5μlのddGTP、ddAT
P、ddTTP、及びddCTPを加えた4本のチュー
ブにそれぞれ3.5μlのラベリング反応液を加え37
℃、5分間ターミネーション反応を行った後、4μlの
反応停止液を加えた。この反応液を6%ポリアクリルア
ミドゲル中で40ワット、1.5〜3時間電気泳動を行
った。泳動後、ゲルを乾燥し、X線フィルム(コダック
社)によりオートラジオグラムを得た。オートラジオグ
ラムより塩基配列を解析した。またダイレクトシークエ
ンス法ではプライマー付近の塩基配列が得られないた
め、プライマー付近のみ目的のDNA断片をM13mp
18RFDNA(宝酒造社)にクローニングしてシーク
エンシングを行った。
【0029】以上のようにして配列表の配列番号3及び
4でそれぞれ表されるUL及びUSの塩基配列を決定し
た。更に、既知配列との相同性から16SrRNAをコ
ードする領域、スペーサー領域、23SrRNAをコー
ドする領域を決定した。なお、ULのスペーサー領域に
はtRNAをコードする領域が挿入されていた。
【0030】実施例2 PCR法によるアコレプラズマの検出 (1)アコレプラズマ検出のためのプライマーの選定と
合成 実施例1−(4)で得られた塩基配列を基に、DNAS
ISシステム(宝酒造社)を用いてアコレプラズマに特
異的な配列を解析し、配列表の配列番号5〜9でそれぞ
れ表される特異的プライマーAF5、AF6、AF3、
AR6、AR5を選定した。これらのプライマーを実施
例1−(2)と同様の方法で合成及び精製した。
【0031】(2)特異的プライマーを用いたPCR法
によるアコレプラズマDNAの増幅 実施例1−(1)で得たアコレプラズマ ライドラウイ
イゲノムDNAを鋳型に用いて、実施例1−(3)の方
法でPCR法による増幅、検出を行った。プライマーと
して、それぞれ1μlの20μM、AF5とAR6、A
F6とAR6、AF3とAR5を用いた。
【0032】その結果、AF5とAR6のプライマー対
より389bpと182bp、AF6とAR6より、312
bp、AF3とAR5より247bpのアコレプラズマの遺
伝子を特異的に増幅することができた。しかし、7種類
のマイコプラズマ〔マイコプラズマ ホミニス(M.ho
minis)、マイコプラズマ アルスリティディス(M.ar
thritidis)、マイコプラズマハイオリニス(M.hyorhi
nis)、マイコプラズマ プルモニス(M.pulmonis)、
マイコプラズマ ニューロリティカム(M.neurolytic
um) 、マイコプラズマサリバニウム(M.salivalium)
、マイコプラズマ アルギニニ(M.arginini) 〕、
マウス、及び大腸菌のDNAを鋳型とした反応溶液で
は、バンドは認められなった。
【0033】実施例3 ネステッドPCRによるアコレプラズマDNAの検出 (1)実施例2−(2)で、プライマー対としてプライ
マーAF5とAR6、あるいはAF6とAR6を用いて
反応を行った反応溶液1μlを鋳型として、実施例1−
(3)の方法でPCR法による増幅、検出を行った。プ
ライマーとしてそれぞれ1μlの20μM AF3とA
R5を用いた。この結果、247bpのバンドが増幅され
たが、7種類のマイコプラズマDNA、マウスDNA、
大腸菌DNAを鋳型とした反応溶液ではバンドは認めら
れなかった。
【0034】実施例4 夾雑DNAの影響と検出感度 ヒトゲノムDNA中に、アコレプラズマDNAを混合
し、そのDNA溶液からアコレプラズマのDNAのみを
特異的に、かつ効率よく増幅するかどうかを検討した。
ヒトゲノムDNA100ngに対して、アコレプラズマD
NAを1ng、0.1ng、0.01ng、0.001ng加え
たサンプルを用意した。これらを鋳型とし、AF5とA
R6をプライマーとして、実施例1−(3)と同様にP
CR法による増幅、検出を行った。その結果、ヒトゲノ
ムDNAの有無に関係なく、アコレプラズマDNAが
0.001ngまで増幅、検出されることを確認した。
【0035】実施例5 アコレプラズマ検出キットの作成 試料中のアコレプラズマDNAを増幅、検出するための
キットを作成した。ファーストPCR用プライマーとし
て、プライマーAF6及びAR6が、各20μM溶液と
なるようにTE緩衝液20μlに溶解し、アコレプラズ
マプライマー液(A剤)とした。また、セカンドPCR
用プライマーとしてプライマーAF3及びAR6が各2
0μM溶液となるように、TE緩衝液20μlに溶解
し、アコレプラズマプライマー液(B剤)とした。A
剤、B剤、及びA剤とB剤の組合せでキットI〜III を
作成した(表3)。
【0036】
【表3】 表3 アコレプラズマ増幅・検出キット キットI A剤 アコレプラズマプライマー液 20μl(1μl×20回分) キットII B剤 アコレプラズマプライマー液 20μl(1μl×20回分) キットIII A剤 アコレプラズマプライマー液 20μl(1μl×20回分) B剤 アコレプラズマプライマー液 20μl(1μl×20回分)
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
りアコレプラズマの16S/23SrRNAスペーサー
領域の塩基配列が明らかになり、このスペーサー領域の
塩基配列を用いたアコレプラズマの迅速、かつ高感度な
検出方法が提供された。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: GTGCGGCTGG ATCACCTCCT 20 配列番号:2 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: CYTACSGAAC CGTGATCCTC 20 配列番号:3 配列の長さ:440 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:アコレプラズマ ライドラウイイ (Acholepla
sma laidlawii) 株名:PG8 配列の特徴: 1-21 16SrRNAをコードする領域 22-156 スペーサー領域 157-232 tRNAをコードする領域 233-254 スペーサー領域 255-328 tRNAをコードする領域 329-395 スペーサー領域 396-440 23SrRNA をコードする領域 配列: GGCTGGATCA CCTCCTTTCT AAGGAGAAAG GCTAACTAAC ACTTAGCACA AGATGACTAC 60 TAGTAAGTAG TAACATTCTC TAAATTTGTT CATCATATTC AGTTTTGAGA GACTTAAATG 120 TCACTCAAAC AAGTAACCAC ATATTAATAA TAAGTGGGGC CTGTAGCTCA GTTGGTTAGA 180 GCACTCGCTT GATAAGCGAG GGGTCGATGG TTCAAGTCGT TCAGGCCCAC CATTAATAAA 240 TATCAATAAA AATTGGGCCT TAGCTCAGCT GGGAGAGCGC CTGCCTTGCA CGCAGGAGGT 300 CAGCGGTTCG ATCCGCTAGG CTCCACCAAT ATAAAATTAG GGTAACCTAA TTGAGATCTT 360 TGAAAAGTAG ATAAATGATG TCTGAAAAGA AATAAGGTTA AGGAACAAAG GGCACACAGT 420 GGATGCCTTG GCACTAGGAG 440 配列番号:4 配列の長さ:233 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:アコレプラズマ ライドラウイイ (Acholepla
sma laidlawii) 株名:PG8 配列の特徴: 1-21 16SrRNAをコードする領域 22-188 スペーサー領域 188-233 23SrRNAをコードする領域 配列: GGCTGGATCA CCTCCTTTCT AAGGAGAAAG GCTAACTAAC ACTTAGCACA AGATGACTAC 60 TAGTAAGTAG TAATATTCTC TAAATTTGTT CATCATATTC AGTTTTGAAA GACTTAAAGT 120 AATTTAAGTG TTTCAAGAAG TAAAGAAAGT CTTTGAAAAG TAGATAAATG ATGTCTGAAA 180 AGAAATAAGG TTAAGGAACA AAGGGCACAC AGTGGATGCC TTGGCACTAG GAG 233 配列番号:5 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: CTAACTAACA CTTAGCACAA 20 配列番号:6 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: GAGACTTAAA TGTCACTCAA 20 配列番号:7 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: GTCACTCAAA CAAGTAACCA 20 配列番号:8 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: ACTGTGTGCC CTTTGTTCCT 20 配列番号:9 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) 配列: TTTCAAAGAT CTCAATTAGG 20
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12Q 1/04 C12R 1:01) (72)発明者 加藤 郁之進 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内 (72)発明者 原澤 亮 東京都足立区六月3−9−12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アコレプラズマの検出方法において、ア
    コレプラズマの16SrRNAをコードする遺伝子と2
    3SrRNAをコードする遺伝子の間にあるスペーサー
    領域の遺伝子を検出することを特徴とするアコレプラズ
    マの検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスペーサー領域の遺伝
    子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法を用いて検出を行う
    ための検出キットであって、アコレプラズマの請求項2
    記載のスペーサー領域の遺伝子を増幅させるための特定
    のプライマーを含有していることを特徴とするアコレプ
    ラズマ検出キット。
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