JP2709256B2 - マイコバクテリアプローブ - Google Patents

マイコバクテリアプローブ

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JP2709256B2 JP5124470A JP12447093A JP2709256B2 JP 2709256 B2 JP2709256 B2 JP 2709256B2 JP 5124470 A JP5124470 A JP 5124470A JP 12447093 A JP12447093 A JP 12447093A JP 2709256 B2 JP2709256 B2 JP 2709256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オリゴヌクレオチドプ
ローブに関し、特に、マイコバクテリアDNAに対して
選択的にハイブリッド形成しうるオリゴヌクレオチドプ
ローブに関する。
【0002】
【従来の技術】健康管理者は、マイコバクテリア感染の
症例の有意の増大に遭遇している。多数のこれらの新規
の症例はエイズ(AIDS)の流行に関係している。医
師は、マイコバクテリア感染を診断する場合に彼等を援
助する臨床微生物学者を信頼している。しかしながら、
このような感染の診断は、生物の酸性高速染色および培
養に続く生化学的検定法に大きく依存している。これら
は時間を浪費する過程である。したがって、マイコバク
テリア感染を診断する新規の、特に迅速な方法が引き続
き必要とされている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイコバクテ
リア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるオリ
ゴヌクレオチドプローブを提供する。オリゴヌクレオチ
ドプローブは、(a)本明細書中において配列番号:1
(MK14)として与えられたDNA配列から本質的に
成るオリゴヌクレオチドプローブ;(b)マイコバクテ
リア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるMK
14のフラグメントから成るオリゴヌクレオチドプロー
ブ;(c)MK14に対してハイブリッド形成し且つマ
イコバクテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形成
しうるオリゴヌクレオチドプローブ;および(d)前述
のいずれかに相補的であり且つマイコバクテリア核酸に
対して選択的にハイブリッド形成しうるオリゴヌクレオ
チドプローブから成る群より選択される。
【0004】前述の第一の実施態様は、(a)本明細書
中において配列番号:22(M.カンサシイフラグメン
トBC)として与えられたDNA配列から本質的に成る
オリゴヌクレオチドプローブ,本明細書中において配列
番号:23(ヒト型結核菌フラグメントBC)として与
えられたDNA配列から本質的に成るオリゴヌクレオチ
ドプローブおよび本明細書中において配列番号:24
(鳥型結核菌フラグメントBC)として与えられた配列
から本質的に成るオリゴヌクレオチドプローブ;(b)
マイコバクテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形
成しうる上記(a)のプローブのフラグメントから成る
オリゴヌクレオチドプローブ;(c)上記(a)のプロ
ーブに対してハイブリッド形成し且つマイコバクテリア
核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるオリゴヌ
クレオチドプローブ;並びに(d)前述のいずれかに相
補的であり且つマイコバクテリア核酸に対して選択的に
ハイブリッド形成しうるオリゴヌクレオチドプローブか
ら成る群より選択されるオリゴヌクレオチドプローブで
ある。
【0005】前述の第二の実施態様は、(a)本明細書
中において配列番号:14(MK14−C)として与え
られたDNA配列から本質的に成るオリゴヌクレオチド
プローブ;(b)マイコバクテリア核酸に対して選択的
にハイブリッド形成しうるMK14−Cのフラグメント
から成るオリゴヌクレオチドプローブ;(c)MK14
に対してハイブリッド形成し且つマイコバクテリア核酸
に対して選択的にハイブリッド形成しうるオリゴヌクレ
オチドプローブ;および(d)前述のいずれかに相補的
であり且つマイコバクテリア核酸に対して選択的にハイ
ブリッド形成しうるオリゴヌクレオチドプローブから成
る群より選択されるオリゴヌクレオチドプローブであ
る。
【0006】前述の第三の実施態様は、マイコバクテリ
ア・カンサシイ核酸に対して選択的にハイブリッド形成
しうるオリゴヌクレオチドプローブであり、そのオリゴ
ヌクレオチドプローブは、(a)本明細書中において配
列番号:15(MK14−D)として与えられたDNA
配列から本質的に成るオリゴヌクレオチドプローブ;
(b)マイコバクテリア・カンサシイ核酸に対して選択
的にハイブリッド形成しうるMK14のフラグメントか
ら成るオリゴヌクレオチドプローブ;(c)MK14に
対してハイブリッド形成し且つマイコバクテリア・カン
サシイ核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるオ
リゴヌクレオチドプローブ;および(d)前述のオリゴ
ヌクレオチドプローブのいずれかに相補的であり且つマ
イコバクテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形成
しうるオリゴヌクレオチドプローブから成る群より選択
される。
【0007】核酸試料中のマイコバクテリア核酸を検出
する方法を本明細書中において更に開示する。その方法
は、オリゴヌクレオチドプローブを、マイコバクテリア
核酸に対する該オリゴヌクレオチドプローブのハイブリ
ダイセーションを可能にする条件下で核酸試料に接触さ
せ、そこにおいて、オリゴヌクレオチドプローブは上記
のプローブであり、そして次に、オリゴヌクレオチドプ
ローブが核酸試料に対してハイブリッド形成するか否か
を検出することを含み、オリゴヌクレオチドプローブの
核酸試料に対するハイブリダイセーションは、核酸試料
がマイコバクテリア核酸を含むことを示す。
【0008】本明細書中において更に開示するのは、核
酸試料中のマイコバクテリア核酸を検出するためのキッ
トである。キットは、上記のオリゴヌクレオチドプロー
ブと一緒にハイブリダイセーション溶液を含む。オリゴ
ヌクレオチドプローブは、凍結乾燥するかまたはハイブ
リダイセーション溶液中で保存してよい。
【0009】核酸試料中の選択されたマイコバクテリア
核酸配列を増幅する方法を本明細書中において更に開示
する。増幅方法は、少なくとも1対のオリゴヌクレオチ
ドプローブを、選択されたマイコバクテリア核酸配列に
対するオリゴヌクレオチドプローブそれぞれのハイブリ
ダイセーションを可能にする条件下で核酸試料に接触さ
せ、そこにおいて、該プローブ対は互いに増幅対を含み
且つ該オリゴヌクレオチドプローブはそれぞれ、(i)
マイコバクテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形
成しうるMK14のフラグメントから成るオリゴヌクレ
オチドプローブ;(ii)MK14に対してハイブリッ
ド形成し且つマイコバクテリア核酸に対して選択的にハ
イブリッド形成しうるオリゴヌクレオチドプローブ;お
よび(iii)前述のいずれかに相補的であり且つマイ
コバクテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形成し
うるオリゴヌクレオチドプローブから成る群より選択さ
れ;そして次に、該選択されたマイコバクテリア標的配
列を増幅することを含む。
【0010】本発明は、好都合に、種々の異なるマイコ
バクテリア種に対して結合するプローブおよび特定のマ
イコバクテリア種に対して結合するプローブ双方を提供
する。それらの一般用プローブは、マイコバクテリア感
染に関する最初のスクリーンとして有用であり、そして
最初のスクリーンとして現在用いられている6週間程度
の培養を必要とする培養技術に代わる迅速な変法を提供
する。最初のスクリーンで陽性の結果が見出されると、
本明細書中の種特異性プローブは、特定の感染を診断す
る迅速な手段を提供する。
【0011】本明細書中においては、ヌクレオチド配列
を5′〜3′方向に左から右へ一本鎖だけで表わす。本
明細書中で用いられる一文字のヌクレオチド記号は、I
UPAC−IUB生化学専門用語委員会(Bioche
mical Nomencalture Commis
sion)の推薦による当該技術分野でのそれらの標準
的な意味を有する。
【0012】本明細書中で用いられる「マイコバクテリ
ア」という用語は、好酸性の非運動性桿状細菌に関する
当該技術分野でのその慣用的な意味を有する。一般的に
は、B.デイビス(Davis)ら、Microbio
logy,724〜742(第3版、1980年)を参
照されたい。例として、マイコバクテリアとしては、制
限されないが、マイコバクテリウム・アフリカヌム(M
ycobacterium africanum)、鳥
型結核菌、ウシ型結核菌(M.bovis)、ウシ型結
核菌−BCG,M.ケロネー(chelonae)、
M.フォルツイツム(fortuitum)、M.ゴル
ドネー(gordonae)、M.イントラセルレア
(intracellulare)、M.カンサシイ、
M.マイクロティ(microti)、M.スクロフラ
セウム(scroflaceum)およびヒト型結核菌
がある。
【0013】本明細書中で用いられる「増幅対」という
用語は、選択されたマイコバクテリア核酸配列を、下記
で更に詳細に説明されるポリメラーゼ連鎖反応、リガー
ゼ連鎖反応または鎖置換増幅などの工程によって増幅す
る場合に一緒に用いるのに適しているように選択された
本発明の1対のオリゴヌクレオチドプローブを意味す
る。
【0014】本発明を実施するための核酸(すなわち、
DNAまたはRNA)試料は、適当な源のいずれからも
入手することができる。典型的に、核酸試料は、マイコ
バクテリアを有すると疑われる生体液および生体組織の
試料の形で入手する。適当な生体液としては、制限され
ないが、喀痰、気管支洗浄液、胃洗浄液(飲み込まれた
痰を含む)、血液、乳汁およびリンパ液がある。適当な
組織試料としては、制限されないが、皮膚および軟組織
試料がある。マイコバクテリアがヒトおよび動物種双方
に感染している場合、本発明はヒトおよび獣医学診断法
双方に適用しうるし、そして試料をヒトおよび動物種双
方から採取することができる。例えば、ウシ型結核菌は
ウシの結核を引き起こし且つヒトに伝染しうるので、本
発明を用いてウシの感染を診断し且つヒトに伝染させる
ことがあるウシ型結核菌の存在に関して牛乳を検査する
ことができる。もう一つの例は、鳥類(例えば、ニワト
リおよびハト)、更にはブタに感染する鳥型結核菌およ
びM.イントラセルレアであり、したがって、本発明を
用いてこのような感染を検出することができる。更に、
ヒトは種々のマイコバクテリアからの感染に感受性であ
り、制限されないが、ヒト型結核菌、M.カンサシイ、
鳥型結核菌、M.イントラセルレア(intracel
lulaire)、M.スクロフラセウムおよびM.フ
ォルツイツムがあり、そして本発明を用いてこのような
感染を検出することができる。
【0015】本発明のオリゴヌクレオチドプローブは、
用いられる特定の検定形式に応じて任意の適当な長さで
あってよい。概して、オリゴヌクレオチドプローブの長
さは少なくとも10〜15ヌクレオチドである。例え
ば、マイコバクテリアを検出するのに用いられるオリゴ
ヌクレオチドプローブの長さは15〜20ヌクレオチド
であるのが好ましい。オリゴヌクレオチドプローブは、
下記に詳細に説明されるように、鎖置換増幅プローブの
要素を組込むことができる。オリゴヌクレオチドプロー
ブの増幅対が向けられている核酸配列の長さは50〜1
50ヌクレオチドであるのが好ましい。
【0016】本明細書中において開示された特定の核酸
配列に対してハイブリッド形成する核酸配列に関して、
ハイブリダイセーションは、標準的なハイブリダイセー
ション検定において減少した緊縮、中程度の緊縮または
均一緊縮条件(例えば、プローブの融解温度未満の20
若しくは30度の温度で0.5X SSCおよび0.1
%SDSの洗浄緊縮で表わされる条件またはMK14D
NAに対するDNA配列の融解温度未満の10度の温度
で0.1X SSCおよび0.1%SDSの洗浄緊縮で
表わされる均一条件)の条件下で実施することができ
る。J.サムブルック(Sambrook)ら、Mol
ecular Cloning,A Laborato
ry Manual(第2版、1989年)(コールド
・スプリング・ハーバー・ラボラトリー(Cold S
pring Harbor Laboratory))
を参照されたい。概して、本明細書中に開示されたMK
14DNAに対してハイブリッド形成する核酸配列は、
本明細書中に開示されたMK14DNAの配列と少なく
とも65%相同、70%相同および75%またはそれ以
上相同である。
【0017】本発明のプローブは、天然に存在する糖−
リン酸主鎖、更にはホスホロチオエート、ジチオネー
ト、アルキルホスホネートおよびα−ヌクレオチドを含
む修飾主鎖と一緒に用いることができる。修飾糖−リン
酸主鎖は、概して、ミラー(Miller)およびツォ
ー(T′so)、Ann.Reports Med.C
hem.,23:295(1988)およびモラン(M
oran)ら、Nuc.Acids Res.,14:
5019(1987)によって例示されている。本発明
のプローブは、リボ核酸(RNA)かまたはデオキシリ
ボ核酸(DNA)から構築することができ、DNAが好
ましい。
【0018】検出法におけるプローブの使用としては、
ノザンブロット(RNA検出)、サザンブロット(DN
A検出)、ウェスタンブロット(タンパク質検出)およ
びドットブロット(DNA、RNAまたはタンパク質)
がある。他の検出法としては、ディップスティック組立
等でのプローブを含むキットがある。
【0019】本発明のプローブを用いることにより形成
されたハイブリッド分子を検出するには、典型的に、検
出可能な標識をプローブの一つに加える。プローブはい
くつかの方法によって標識することができる。プローブ
は放射性標識し且つオートラジオグラフ法によって検出
することができる。オートラジオグラフ法のためのこの
ような標識としては、H、125I、35S、14
および32Pがある。典型的に、放射性同位体の選択は
同位体の合成の容易さ、安定性および半減期に関する研
究選択に依存する。他の検出可能な標識としては、リガ
ンド、発蛍光団、化学発光剤、検出器による電気化学、
時間分解蛍光、酵素および抗体がある。例えば、抗体は
リガンドで標識することができる。本発明のプローブと
一緒に用いるための他の検出可能な標識としては、ビオ
チン、放射性ヌクレオチド、酵素阻害剤、補酵素、ルシ
フェリン、常磁性金属、スピン標識および単クローン性
抗体がある。標識の選択は、標識をプローブに結合させ
る方法を指示する。
【0020】放射性ヌクレオチドは、いくつかの手段に
よって本発明のプローブ中に組込むことができる。この
ような手段は二本鎖プローブのニックトランスレーショ
ンを含み、放射性dNTPの存在下で大腸菌(E.co
li)のDNAポリメラーゼIまたは他のこのようなD
NAポリメラーゼのクレノウフラグメントを用いて特定
の挿入断片を有する一本鎖M13プラスミドをコピー
し、放射性dNTPの存在下において逆転写酵素を用い
てRNA鋳型からcDNAを転写し、放射性rNTPの
存在下においてSP6またはT7 RNAポリメラーゼ
を用いてSP6プロモーターまたはT7プロモーターな
どの強プロモーターを含むベクターからRNAを転写
し、ターミナルトランスフェラーゼを用いて放射性ヌク
レオチドでプローブの3′末端をテーリングし、そして
ガンマ32P ATPおよびポリヌクレオチドキナーゼ
を用いてプローブの5′末端をリン酸化することによ
る。
【0021】選択された、すなわち標的の核酸配列の増
幅は、適当な手段のいずれによっても実施することがで
きる。概して、D.クウォー(Kwoh)およびT.ク
ウォー、Am.Biotechnol.Lab.
14〜25(1990)を参照されたい。適当な増幅技
術の例としては、制限されないが、ポリメラーゼ連鎖反
応、リガーゼ連鎖反応、鎖置換増幅、転写に基づく増幅
(D.クウォーら、Proc.Natl.Acad.S
ci.USA 86,1173〜1177(1989)
を参照されたい)、自己持続配列複製(J.グアテリ
(Guatelli)ら、Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA 87,1874〜1878(19
90)を参照されたい)およびQβレプリカーゼシステ
ム(P.リザルディ(Lizardi)ら、BioTe
chnology 6,1197〜1202(198
8)を参照されたい)がある。
【0022】ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は既知の
技法によって実施する。例えば、米国特許第4,68
3,195号明細書;同第4,683,202号明細
書;同第4,800,159号明細書;および同第4,
965,188号明細書を参照されたい(本明細書中に
引用した米国特許参考文献全部の開示は参考として本明
細書中に包含される)。概して、PCRは、最初に、核
酸試料を(例えば、熱安定性DNAポリメラーゼ存在下
において)ハイブリッド形成条件下で検出される特定の
配列の各鎖に関する一つのオリゴヌクレオチドプライマ
ーで処理し、結果として、各核酸鎖に相補的である各プ
ライマーの伸長生成物を合成し、そのプライマーは特定
の配列の各鎖に対してそれとハイブリッド形成するよう
に十分に相補的であり、その結果、それをその補体から
分離する場合、各プライマーから合成された伸長生成物
は他のプライマーの伸長生成物の合成のための鋳型とし
て役立つことができ、そして次に、検出される1種類の
または複数の配列が存在する場合、試料を変性条件下で
処理してプライマー伸長生成物をそれらの鋳型から分離
することを行う。これらの工程は、所望の程度の増幅が
得られるまで循環する。増幅された配列の検出は、反応
生成物に対して、反応生成物にハイブリッド形成しうる
オリゴヌクレオチドプローブ(例えば、本発明のオリゴ
ヌクレオチドプローブ)を加え、プローブは検出しうる
標識を有し、そして次に既知の技法によって標識を検出
することによって実施することができる。
【0023】リガーゼ連鎖反応(LCR)は既知の技法
によって実施する。例えば、R.ワイス(Weis
s)、Science 254,1292(1991)
を参照されたい。概して、反応は、2対のオリゴヌクレ
オチドプローブを用いて行われ、その一方の対は検出さ
れる配列の一方の鎖に結合し、もう一方の対は検出され
る配列の他方の鎖に結合する。各対は、それが対応する
鎖に互いに完全に重なり合う。反応は、最初に、検出さ
れる配列の鎖を変性(例えば、分離)し、熱安定性リガ
ーゼの存在下での2対のオリゴヌクレオチドプローブと
それらの鎖との反応の結果としてオリゴヌクレオチドプ
ローブの各対を互いに連結させ、次に、反応生成物を分
離した後、配列が所望の程度まで増幅されるまで工程を
周期的に繰返すことによって行われる。次に、検出はP
CRに関する上記と同様の方法で行うことができる。
【0024】鎖置換増幅(SDA)も既知の技法によっ
て実施する。G.ウォーカー(Walker)ら、Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA 89,3
92〜396(1992);G.ウォーカーら、Nuc
leic Acids Res.20,1691〜16
96(1992)を参照されたい。SDAは、単一の増
幅プライマーか1対の増幅プライマーを用いて行うこと
ができ、指数的増幅は後者で達成される。概して、SD
A増幅プライマーは、5′〜3′方向に、フランキング
配列(重要ではないDNA配列)、反応に用いられた制
限酵素の制限部位並びに増幅および/または検出される
標的配列に対してハイブリッド形成するオリゴヌクレオ
チド配列(例えば、本発明のオリゴヌクレオチドプロー
ブ)を含む。フランキング配列は認識部位に対する制限
酵素の結合を容易にするのに極めて役立ち、好ましく
は、長さが約15〜20ヌクレオチドであり;制限部位
はSDA反応において機能的であり(すなわち、プライ
マー鎖に組込まれたホスホロチオエート結合は引き続き
のニッキングを阻害しない−−非パリンドローム認識部
位の使用によって満足させることができる条件);オリ
ゴヌクレオチドプローブ部分の長さは、好ましくは、約
13〜15ヌクレオチドである。SDAは、下記のよう
に単一の増幅プライマーを用いて行われる。すなわち、
検出される配列を含む制限フラグメント(好ましくは、
長さ約50〜約100ヌクレオチドおよび好ましくは低
GC含量)を、DNA試料を1種類またはそれ以上の制
限酵素で消化することによって製造し、SDA増幅プラ
イマーを、制限フラグメントを含む反応混合物に加え、
その結果として制限フラグメントおよび増幅プライマー
間の二重らせんを各末端の5′オーバーハングと一緒に
形成し、増幅プローブ上の制限部位に結合する制限酵素
(例えば、HincII)を反応混合物に加え、エキソ
ヌクレアーゼ欠失DNAポリメラーゼ(例えば、エキソ
ヌクレアーゼ欠失型の大腸菌DNAポリメラーゼI、
V.ダービーシャー(Derbyshire)、Sci
ence 240,199〜201(1988)を参照
されたい)を反応混合物に加え、そして3個のdNTP
および1個のdNTP[αS]を反応混合物に加える
が、そのdNTP[αS]は、ホスホロチオエート結合
が、用いられる特定の制限酵素の制限部位(例えば、制
限酵素がHincIIである場合、dGTP、dCT
P、dTTPおよびdATP[αS])でプライマー鎖
中に組込まれるように選択される。DNAポリメラーゼ
はdNTPを有する二重らせんの3′末端を伸長合成し
て標的鎖の下流補体を生成し、制限酵素は増幅プライマ
ー上の制限部位を切断し、そしてDNAポリメラーゼは
増幅プライマーの3′末端をニックで伸長合成して、前
に生成された標的鎖の下流補体を置換する。制限酵素は
新規の相補鎖が制限部位から生成されるとそれらを連続
的に切断し、そしてDNAポリメラーゼは切断された制
限部位から新規の相補鎖を連続的に生成するので、その
工程は本質的に反復する。SDAは二本鎖標的DNA配
列上で1対のプライマーを用いて行うことができ、第二
のプライマーは相補鎖の5′末端に結合するので二組の
反復反応が同時に生じ、一方の組の反応は他方の組の反
応において増幅プライマーの標的として役立つのでその
工程は指数的に進行する。更に、最初にDNA試料を消
化して制限フラグメントを生成する工程は、DNAポリ
メラーゼの鎖置換活性を利用することおよびフランキン
グ位置5′で基質に結合する1対の「バンパー」プライ
マーを各増幅プライマーが結合する位置に加えることに
よって削除することができる。各バンパープライマー伸
長生成物は対応する増幅プライマー伸長生成物を置換
し、そして二つの置換した相補的増幅プライマー伸長生
成物は互いに結合して、そのSDAプライマー対と一緒
に指数SDAの基質として引き続き役立つことがある二
本鎖DNAフラグメントを生成する。
【0025】SDAを用いる場合、本発明のオリゴヌク
レオチドプローブを選択して、グアニンにシトシンを加
えた含量が低い、好ましくは、プローブの全ヌクレオチ
ド組成の70%未満を含むようにするのが好ましい。同
様に、標的配列のGC含量を低くして二次構造の生成を
避ける必要がある。
【0026】核酸試料中のマイコバクテリア核酸を検出
するためのキットは少なくとも1種類の本発明のプロー
ブと、該プローブおよび核酸試料間のハイブリダイセー
ションを可能にするハイブリダイセーション溶液とを含
み、プローブは溶液中に懸濁しているかまたは凍結乾燥
状態で別個に与えられる。適当なハイブリダイセーショ
ン溶液の一つの例は、6X SSC(0.9M塩化ナト
リウム、0.09Mクエン酸ナトリウム、pH7.
0)、0.1M EDTA pH8.0、5Xデンハー
ト溶液[0.1%(w/v)フィコール(Ficol
l)400型、0.1%(w/v)ポリビニルピロリド
ン、0.1%(w/v)ウシ血清アルブミン]およびベ
セスダ・リサーチ・ラボラトリーズ(Bethesda
Research Laboratories)、ガ
イサーズバーグ、MD20877 USAからカタログ
番号5565UAとして商業的に入手可能な、切断さ
れ、変性したサケ精子DNAの100μg/mlから成
る溶液である。T.マニアティス(Maniatis)
ら、Molecular Cloning:A Lab
oratory Manual,387〜388(19
82)(コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリ
ー)を更に参照されたい。キットの成分は一般的な容器
(例えば、フランジを付けうるシールで密封された容
器)中に一緒に包装され、典型的に、キットは本発明の
方法の具体的な実施態様を実施するための取扱い説明書
を含む。用いられる検定形式に応じた追加の任意のキッ
ト成分としては、前記に説明したようなPCRを実施す
るための第一プローブと一緒に用いるのに適した本発明
の第二のプローブ(またはLCRを実施するためのキッ
トの場合、本発明の2対のプローブ)、1種類またはそ
れ以上の検出用プローブおよび検出工程を実施するため
の手段(例えば、検出しうる標識で標識した本発明のプ
ローブおよび場合により検出しうる標識が酵素である場
合の酵素基質)がある。
【0027】本発明を下記の実施例で更に詳細に説明す
るが、そこにおいて、「Kb」はキロベースを意味し、
「bp」は塩基対を意味し、「ng」はナノグラムを意
味し、「pモル」はピコモルを意味し、「μl」はマイ
クロリットルを意味し、「mM」はミリモルを意味し、
「μM」はマイクロモルを意味し、「DTT」はジチオ
トレイトールを意味し、「Tm」は融解温度を意味し、
そして温度は特に断らない限り摂氏度で与えられる。こ
れらの実施例は単に例示を目的とするものであり,本発
明を制限すると解釈すべきではない。
【0028】
【実施例】
実施例1菌株およびゲノムDNA調製試料 本明細書中に記載した実施例で用いたマイコバクテリア
は、M.アフリカヌムLCDC501、鳥型結核菌 A
TCC25291、ウシ型結核菌 CDC4、ウシ型結
核菌−BCG CDC34、M.ケロネー TMC15
43、M.フォルツイツム TMC1529、M.ゴル
ドネー TMC1318、M.イントラセルレア AT
CC13950、M.カンサシイ TMC1201、
M.マイクロティ LCDC201、M.スクロフラセ
ウム CDC78およびヒト型結核菌 ATCC272
94であった。用いた非マイコバクテリアは、百日咳菌
(Bordetella pertussis) AT
CC8467、カンジダアルビカンス(Candida
albicans) ATCC44808、ジフテリ
ア菌(Corynebacterium diphth
eriae) ATCC11913、大腸菌(Esch
erichia coli) ATCC11775、フ
ラボバクテリウム・メニンギセプティクム(Flavo
bacterium meningisepticu
m) ATCC13253、ノカルジア・アステロイデ
ス(Nocardia asteroides) AT
CC3308、ロドコッカス・ロドクラス(Rhodo
coccus rhodochrous) ATCC1
3808、肺炎連鎖球菌(Streptococcus
pnuemoniae) ATCC6303、アデノウ
イルス・シグマ(Adenovirus Sigma)
D3390(アドウイルス(Advirus))、真
核生物DNAマッコイ(McCoy)細胞(eukDN
A)であった。遅増殖性マイコバクテリアは、M.アフ
リカヌム、鳥型結核菌、ウシ型結核菌、ウシ型結核菌−
BCG、M.イントラセルレア、M.カンサシイ、M.
マイクロティ、M.スクロフラセウムおよびヒト型結核
菌である。速増殖性マイコバクテリアは、M.ケロネ
ー、M.フォルツイツムおよびM.ゴルドネーである。
マイコバクテリア菌株全部をBACTECバイアル中で
培養した後、70℃で4時間加熱殺菌した。ゲノムDN
Aを既知の技法によって単離した。S.ヴィスバナザン
(Visuvanathan)ら、種々の細菌からDN
Aを単離する簡単な酵素法(Simple Enzym
atic Method for Isolation
of DNA from Diverse Bact
eria),J.Microbiol.Meth.1
,59〜64(1989)を参照されたい。非マイコ
バクテリア菌株をルリア(Luria)ブイヨン中で培
養し、そしてゲノムDNAをCTABミニ−プレプ法に
よって単離した。例えば、F.アスベル(Asube
l)ら、Current Protocols in
Molecular Biology(1987)を参
照されたい。
【0029】実施例2M.カンサシイライブラリー M.カンサシイゲノムDNAをSau3AI(ギブコ
(GIBCO BRL))で切断した。フラグメント寸
法は1.4Kb〜<200bpであった。ベクターであ
るブルースクリプト(BlueScript)SK+
(ストラタジーン(Stratagene))をBam
HI(ギブコ BRL)で消化した後、ウシの腸由来の
アルカリ性ホスファターゼ(CIAP)(ベーリンガー
・マンハイム・バイオケミカルズ(Boehringe
r Mannheim Biochemicals))
を用いてホスファターゼ処理した。挿入断片750ng
を、50mMトリス−HCl pH7.5、7mM M
gCl、1mM DTT、1mM ATPおよびT4
DNAリガーゼ(ギブコ BRL)1単位/10μl
中においてベクター20ngに連結させた。連結反応は
15℃で一晩中インキュベートした後、コンピテントJ
M109細胞(ストラタジーン)中を形質転換した。1
000の独立単離物が得られた。
【0030】実施例3クローンMK14の識別および配列決定 前記の実施例2で生じた1000のクローンから、種々
のマイコバクテリアおよび非マイコバクテリアDNAか
ら成るゲノムブロットをスクリーンするのに15クロー
ンを選択した。15クローンの内、MK14(配列番
号:1)は全部のマイコバクテリアにハイブリッド形成
し、そして試験されたいずれの非マイコバクテリアにも
クロスハイブリッド形成しないことが分かった。
【0031】MK14を、シークエナーゼ(Seque
nase)変型2.0キット(ユナイテッド・ステーツ
・バイオケミカルズ(United States B
iochemicals))を用いて[α−35S]−
デオキシアデノシン三リン酸(NEN−デュポン(Du
Pont))で配列決定した。MK14を、更に、製造
業者によって示唆されたように染料プライマーキットを
用いるアプライド・バイオシステムズ(Applied
Biosystems)373A DNAシークエン
サーを用いて配列決定した。
【0032】実施例4オリゴヌクレオチド合成 オリゴヌクレオチド(オリゴ(oligos))を、製
造業者によって示唆されたようにアプライド・バイオシ
ステムズ380Bシンセサイザーで合成した。オリゴを
50℃で脱ブロックした後、製造業者によって示唆され
たようにオリゴヌクレオチド・ピュアリフィケーション
・カートリッジ(Oligonucleotide P
urification Cartridge)によっ
て精製した。オリゴヌクレオチドの名称および配列を表
1に記載する。
【0033】
【表1】 オリゴヌクレオチド14−3(配列番号:2)に関し
て、MK14(配列番号:1)の98位に対応する位置
のTは、このプローブの合成がより初期の配列情報に基
づいていたので不存在であったことに注目されたい。こ
の変化は、このオリゴヌクレオチドで合成されたMK1
4フラグメント(下記で論及される)中に組込まれる
が、悪影響は見られなかった。
【0034】実施例5ポリメラーゼ連鎖反応によるMK14フラグメントA〜
Eの製造 クローンMK14を、前記の実施例4で記載した鋳型お
よびオリゴヌクレオチドプライマーとしてプラスミドM
K14を図1に示したパターンで用いるポリメラーゼ連
鎖反応によってA〜Eと称する5個のより小型のフラグ
メントに分割した。
【0035】ポリメラーゼ連鎖反応増幅は、10mMト
リス−HCl pH8.3、50mM KCl、1.5
mM MgCl、0.001%(w/v)ゼラチン、
200μM dATP、200μM dCTP、200
μM dGTP、200μMdTTP、各プライマー
1.0μM、鋳型としてのゲノムDNA100ng/1
00μlまたは鋳型としてのプラスミドDNA50ng
/100μlから成る反応25〜100μl中で行われ
た。反応に鉱油を重層し95℃で5分間加熱した。Am
pliTaqポリメラーゼ(パーキン・エルマー・シー
タス(Perkin Elmer cetus))2.
5単位/100μlを加え、循環を開始した。典型的に
は、試料を94℃で1分30秒間、37〜50℃で2分
間、72℃で3分間25〜30サイクルインキュベート
した。これを次に72℃で7分間インキュベートした
後、4℃で貯蔵した。
【0036】フラグメントA(配列番号:12)はMK
14のヌクレオチド5〜95から成り;フラグメントB
(配列番号:13)はMK14のヌクレオチド96〜2
02から成り(前記の実施例4の注釈に注目された
い);フラグメントC(配列番号:14)はMK14の
ヌクレオチド203〜337から成り;フラグメントD
(配列番号:15)はMK14のヌクレオチド338〜
429から成り;そしてフラグメントE(配列番号:1
6)はMK14のヌクレオチド430〜527から成っ
た。
【0037】実施例6ゲノムサザンブロット分析によって決定されるMK14
フラグメントA〜Eのハイブリダイセーションパターン 前記の実施例5で製造したMK14フラグメントA〜E
を、種々のマイコバクテリアおよび非マイコバクテリア
由来のゲノムDNAのサザンブロット分析用のプローブ
として用いた。全部のフラグメントが独特のハイブリダ
イセーションパターンを生じた。フラグメントC(MK
14−C)(配列番号:14)は強い属特異性を示した
が(図2)、フラグメントD(MK14−D)(配列番
号:15)は強いM.カンサシイ特異性を示した(図
3)。フラグメントA(MK14−A)(配列番号:1
2)は試験されたマイコバクテリアの全種に対してハイ
ブリッド形成したが、少数の非マイコバクテリア種に対
して交差反応した。フラグメントB(MK14−B)
(配列番号:13)はM.カンサシイに対して強くハイ
ブリッド形成し、TB複合生物に対して弱くハイブリッ
ド形成し、そして試験された非マイコバクテリア種に対
する交差反応性を示さなかった。フラグメントE(MK
14−E)(配列番号:16)は、ウシ型結核菌、M.
ゴルドネー、M.イントラセルレアおよびM.カンサシ
イに対して十分にハイブリッド形成し、試験された他の
マイコバクテリア種に対してはハイブリッド形成しなか
ったし、そして試験された非マイコバクテリア種に対す
る交差反応性を示さなかった。
【0038】サザンブロット分析に関して、ゲノムDN
AをPstI(ギブコ BRL)で消化した。反応を
0.8%アガロースゲル上で分離した後、ナイロン膜
(ギブコBRL ナイロン−1またはNEN−デュポン
ジーン・スクリーン(Gene Screen))に
転写した。J.サムブルックら、MolecularC
loning,A Laboratory Manua
(第2版、1989年)(コールド・スプリング・ハ
ーバー・ラボラトリー)を参照されたい。次に、フィル
ターを紫外線架橋し(ストラタリンカー(Strata
linker))且つハイブリッド形成した(ギブコ
BRL)(サムブルックら)。プローブを、[α−32
P]−デオキシアデノシン三リン酸および[α−
32P]−デオキシシチジン三リン酸(NEN−デュポ
ン)を用いるランダムプライマー(ベーリンガー・マン
ハイム・バイオケミカルズ)によって標識した。ブロッ
トを、予測されたTmより低い−25℃〜−10℃で洗
浄した(サムブルックら)。フィルターをXAR−5フ
ィルムに1〜7日間感光させた。
【0039】実施例7ゲノムサザンブロット分析によって決定されるMK14
フラグメントC1およびC2のハイブリダイセーション
パターン フラグメントMK14−Cを前記に記載のPCR増幅に
よって二つのより小型のフラグメントに分割し、オリゴ
ヌクレオチドMK14−13(TAG TATCGA
CTG CGT)(配列番号:17)およびMK14−
14(TCTTGC CCG TTG GGG)(配列
番号:18)を用いて並びにオリゴヌクレオチドMK1
4−15(CCC CAA CGG GCA AGA)
(配列番号:19)およびMK14−10(配列番号:
9)を用いてそれぞれフラグメントMK14−C1(配
列番号:20)およびフラグメントMK14−C2(配
列番号:21)を生じた。MK14−C1は遅増殖性マ
イコバクテリア全部に対してハイブリッド形成したが、
しかしながら、それはM.フォルツイツムおよびM.ゴ
ルドネーに対してはハイブリッド形成しなかった。フラ
グメントMK14−C2は試験されたマイコバクテリア
全部に対してハイブリッド形成し、そして試験された非
マイコバクテリアDNAに対してクロスハイブリッド形
成しなかった。
【0040】実施例8フラグメントMK14−CのPCR分析 MK14−CをPCR分析によって更に分析した。多数
のマイコバクテリアおよび非マイコバクテリアDNAを
鋳型として用いる、オリゴ14−3(配列番号:2)お
よび14−10(配列番号:9)を含むPCR増幅反応
は、最もよい属特異性を示した(図4)。これらのオリ
ゴはフラグメントBおよびCを含む242bpの生成物
を増幅する(図1)(配列番号:22)。試験された遅
増殖性マイコバクテリア全部において正しい寸法の生成
物が存在した。速増殖性マイコバクテリアであるM.ケ
ロネー、M.フォルツイツムおよびM.ゴルドネーは、
臭化エチジウムで染色したアガロースゲル上の242b
pバンドを示さなかった。増幅された生成物の内部領域
に対する特定のプローブは、臭化エチジウムで染色した
アガロースゲル上で視覚化されないことがある特定の生
成物のみを示す。それは、更に、遅増殖性マイコバクテ
リアにおいて見られた242bpの生成物が実際にMK
14−C様生成物であることを証明する。
【0041】サザンブロットは、MK14−Cをプロー
ブとして用いるこれらのPCR増幅反応で行った。PC
Rサザンブロットは、PCR反応5μlを1.0%アガ
ロースゲル上で分離したことを除き、前記のゲノムサザ
ンブロットと同じ方法で行った。プローブは遅増殖性マ
イコバクテリア全部およびM.ゴルドネーに対してハイ
ブリッド形成した。それは、M.ケロネー、M.フォル
ツイツム、大腸菌、百日咳菌、N.アステロイデス、
R.ロドクラスまたは真核生物DNAに対してハイブリ
ッド形成しなかった(図5)。
【0042】実施例9トリ型結核菌およびヒト型結核菌からのMK14フラグ
メントBおよびCのサブクローニング 全部のマイコバクテリアを増幅するオリゴヌクレオチド
の選択は、MK14−C DNA配列が異なる種の中で
どの程度相同であるかということに依存する。したがっ
て、それを決定して、2種類の追加の種の鳥型結核菌お
よびヒト型結核菌からの類似のDNAの配列決定を行っ
た。次に、新規の配列とM.カンサシイ配列との比較を
もちいて具体的なオリゴヌクレオチドを設計することが
できた。PCR増幅反応は、オリゴ14−3(配列番
号:2)および14−10(配列番号:9)を用い、鳥
型結核菌、ヒト型結核菌およびM.カンサシイのゲノム
DNAを鋳型として用いて行った。242bpの生成物
を低融点(Low Melting Point)アガ
ロース(ギブコBRL)によって単離した。次に、それ
らを50mMトリス−HCl pH8.8、10mM
MgCl、5%グリセロール、5mM DTT、0.
5mM ATPおよびポリヌクレオチドキナーゼ(スト
ラタジーン)10単位/20μl中において37℃で3
0分間キナーゼ処理した。ベクターであるブルースクリ
プトSK+をHincII(ギブコBRL)で消化した
後、CIAP(ベーリンガー・マンハイム・バイオケミ
カルズ)でホスファターゼ処理した。3対1の比率で挿
入断片およびベクターを15℃で一晩中連結反応させ
た。それぞれのサブクローンを前記のように配列決定し
た。
【0043】M.カンサシイフラグメントBC(配列番
号:22)と、ヒト型結核菌フラグメントBC(配列番
号:23)または鳥型結核菌フラグメントBC(配列番
号:24)とを比較したところ、相同性はそれぞれ79
%および80%である。鳥型結核菌をヒト型結核菌と比
較した場合でも、相同性は76%である。3種類全部を
並列させた場合、相同性は69%である。
【0044】実施例10オリゴ14−23および14−15を用いるプライマー
拡張によるPCR増幅反応のスクリーニング 同一セットのPCR増幅反応の特異性を、オリゴ14−
23(図4)を用いるプライマー伸長によってスクリー
ンした。オリゴ14−23(CTA GTGAAT G
GG A)(配列番号:25)を、前記の配列相同性情
報を用いて設計した。結果は、サザンブロットと同一の
特異性を示した(データは示されていない)。様々な強
さのバンドについてはオリゴ配列で説明することができ
る。オリゴ配列はヒト型結核菌およびM.カンサシイに
おいて同一であるが、しかしながら、鳥型結核菌におい
ては誤対合が一つ存在する。
【0045】プライマー伸長に関して、オリゴヌクレオ
チド14−23の2ピコモルを1XREact1(BR
L)中において[g−32P]−アデノシン三リン酸
(NEN−デュポン)4.6ピコモルおよびポリヌクレ
オチドキナーゼ(ストラタジーン)1単位/μlでキナ
ーゼ処理した。反応を37℃で30分間インキュベート
した後、65℃まで10分間加熱した。次に、反応をT
E(10mMトリス/8.0、1mM EDTA)で2
Xの容量まで希釈した。プライマー伸長反応に関して、
PCR反応5μlを1X PCR緩衝液(パーキン・エ
ルマー・シータス)、0.125mM dNTPおよび
標識プライマー0.05ピコモル/10μl中で10μ
lまで希釈した。反応を95℃まで10分間加熱した
後、室温まで冷却した。クレノウラージフラグメント
(Klenow Large Fragment)(B
RL)1.5単位を加え、そして試料を37℃で10分
間インキュベートした。停止溶液(USB)を加え、そ
して試料を95℃まで5分間過熱した後に8%アクリル
アミド変性ゲル上で分離した。次に、ゲルをXARフィ
ルムに2〜16時間感光させた。
【0046】もう一つのプライマー伸長反応は、同一の
PCRで増幅した生成物でオリゴ14−15(配列番
号:16)を用いて行った。このオリゴは、M.カンサ
シイ、ヒト型結核菌および鳥型結核菌間での相同性が極
めて小さく、13bpの6〜7個の誤対合を有する。検
出された生成物だけがM.カンサシイおよび対照プラス
ミドpMK14からのものであった(データは示されて
いない)。更に、M.ゴルドネーで見られた僅かなバン
ドが存在した。2種類の異なるオリゴを用いてプライマ
ー伸長により同一のPCR増幅反応を検出することによ
って、劇的に異なるプロフィールが得られた。オリゴ1
4−23は属特異性を示したが、オリゴ14−15は
M.カンサシイ特異性を示した。これは、用いられた検
定および検出方法に応じて、ここで提供された配列を
M.カンサシイ、ヒト型結核菌または鳥型結核菌特異性
に用いることができるということを示している。サザン
ブロットおよびプライマー伸長検定双方において、N.
アステロイデスおよびM.フォルツイツムは、長期間の
暴露後に極めて弱いハイブリダイセーションを示した。
【0047】前述の実施例は本発明を例示するものであ
り、それを制限するものと解釈されるべきではない。本
発明を請求の範囲によって定義するが、請求の範囲の同
等物はそこに包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、クローンMK14の地図を示す。プラ
スミドMK14の挿入断片は5個のサブフラグメントA
〜Eに細分割された。DNAに沿って、オリゴヌクレオ
チド(オリゴ)は箱形で示され且つオリゴリスト(表
1)により標識される。各フラグメントの寸法およびG
C含量は記載の通りである。
【図2】図2は、32Pで標識されたMK14−Cでプ
ローブされたマイコバクテリアおよび非マイコバクテリ
アのサザンブロットを示す。このバンディングパターン
は強い属特異性を示し、試験されたいずれの非マイコバ
クテリアにおいても交差反応性は見られない。
【図3】図3は、32Pで標識されたMK14−Dでプ
ローブされたマイコバクテリアおよび非マイコバクテリ
アのサザンブロットを示す。このプローブは強いM.カ
ンサシイ特異性を示し且つ試験された他のいずれの生物
とも交差反応しない。
【図4】図4は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)アガ
ロースゲルを示す。オリゴ14−3(配列番号:2)お
よび14−10(配列番号:9)をプライマーとして用
いるPCR増幅反応は、1%臭化エチジウムで染色した
アガロースゲル上で視覚化することによって分析され
た。242bpの生成物に対する矢印の点は、鋳型とし
て用いられた遅増殖性マイコバクテリアの全部の列で見
られた。正の対照として、プラミドMK14(pMK1
4)を鋳型として用いた。負の対照としては、鋳型DN
Aの代わりに水を加えた。
【図5】図5は、32Pで標識されたMK14−Cでプ
ローブした図4でのPCRゲルのサザンブロットを示
す。242bpの生成物に対する矢印の点は、遅増殖性
マイコバクテリア全部およびM.ゴルドネーに存在す
る。それは,非マイコバクテリア全部において不存在で
あり且つマイコバクテリアM.ケロネーおよびM.フォ
ルツイツムにおいて不存在である。正および負の対照は
図4の場合と同じである。
フロントページの続き (72)発明者 ダリル・ディー・シャンク アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27712,ダーラム,ドンフィル・ドライ ブ 1108

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイコバクテリア核酸に対して選択的に
    ハイブリッド形成しうるオリゴヌクレオチドプローブで
    あって、 (a)本明細書中において配列番号:1(MK14)と
    して与えられたDNA配列から本質的に成るオリゴヌク
    レオチドプローブ; (b)マイコバクテリア核酸に対して選択的にハイブリ
    ッド形成しうるMK14のフラグメントから成るオリゴ
    ヌクレオチドプローブ;および (c)前述のいずれかに相補的であり且つマイコバクテ
    リア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるオリ
    ゴヌクレオチドプローブから成る群より選択される上記
    のオリゴヌクレオチドプローブ。
  2. 【請求項2】 本明細書中において配列番号:1(MK
    14)として与えられた配列から本質的に成る請求項1
    に記載のオリゴヌクレオチドプローブ。
  3. 【請求項3】 本明細書中において配列番号:12(M
    K14−A)、配列番号:13(MK14−B)、配列
    番号:14(MK14−C)、配列番号:15(MK1
    4−D)、配列番号:16(MK14−E)、配列番
    号:20(MK14−C1)および配列番号:21(M
    K14−C2)として与えられた配列から本質的に成る
    プローブから成る群より選択される請求項1に記載のオ
    リゴヌクレオチドプローブ。
  4. 【請求項4】 (a)本明細書中において配列番号:2
    2(M.カンサシイ(Kansasii)フラグメント
    BC)として与えられたDNA配列から本質的に成るオ
    リゴヌクレオチドプローブ,本明細書中において配列番
    号:23(ヒト型結核菌(M.tuberculosi
    s)フラグメントBC)として与えられたDNA配列か
    ら本質的に成るオリゴヌクレオチドプローブおよび本明
    細書中において配列番号:24(鳥型結核菌(M.av
    ium)フラグメントBC)として与えられた配列から
    本質的に成るオリゴヌクレオチドプローブ;並びに (b)前述のいずれかに相補的であり且つマイコバクテ
    リア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるオリ
    ゴヌクレオチドプローブから成る群より選択される請求
    項1に記載のオリゴヌクレオチドプローブ。
  5. 【請求項5】 核酸試料中のマイコバクテリア核酸を検
    出する方法であって、 (a)オリゴヌクレオチドプローブを、マイコバクテリ
    ア核酸に対する該オリゴヌクレオチドプローブのハイブ
    リダイセーションを可能にする条件下で核酸に接触さ
    せ、該オリゴヌクレオチドプローブは、 (i)本明細書中において配列番号:1(MK14)と
    して与えられたDNA配列から本質的に成るオリゴヌク
    レオチドプローブ; (ii)マイコバクテリア核酸に対して選択的にハイブ
    リッド形成しうるMK14のフラグメントから成るオリ
    ゴヌクレオチドプローブ;および (iii)前述のいずれかに相補的であり且つマイコバ
    クテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうる
    オリゴヌクレオチドプローブから成る群より選択され;
    そして次に、 (b)該オリゴヌクレオチドプローブが該核酸試料にハ
    イブリッド形成するか否かを検出し、オリゴヌクレオチ
    ドプローブの核酸試料に対するハイブリダイセーション
    は、核酸試料がマイコバクテリア核酸を含むことを示す
    ことを含む上記の方法。
  6. 【請求項6】 前記の検出工程の前に鎖置換増幅工程を
    更に含む請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 核酸試料中の選択されたマイコバクテリ
    ア核酸配列を増幅する方法であって、 (a)少なくとも1対のオリゴヌクレオチドプローブ
    を、選択されたマイコバクテリア核酸配列に対する該オ
    リゴヌクレオチドプローブそれぞれのハイブリダイセー
    ションを可能にする条件下で核酸試料に接触させ、該プ
    ローブ対は互いに増幅対を含み且つ該オリゴヌクレオチ
    ドプローブそれぞれは、 (i)マイコバクテリア核酸に対して選択的にハイブリ
    ッド形成しうるMK14のフラグメントから成るオリゴ
    ヌクレオチドプローブ;および (ii)前述のいずれかに相補的であり且つマイコバク
    テリア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうるオ
    リゴヌクレオチドプローブから成る群より選択され;そ
    して次に、 (b)該少なくとも1対のオリゴヌクレオチドプローブ
    と該核酸試料とを周期的に反応させて増幅生成物を生じ
    ることによって該選択されたマイコバクテリア標的配列
    を増幅することを含む上記の方法。
  8. 【請求項8】 前記の増幅工程を鎖置換増幅によって実
    施する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 核酸試料中の核酸のマイコバクテリア核
    酸を検出するためのキットであって、 (i)本明細書中において配列番号:1(MK14)と
    して与えられたDNA配列から本質的に成るオリゴヌク
    レオチドプローブ; (ii)マイコバクテリア核酸に対して選択的にハイブ
    リッド形成しうるMK14のフラグメントから成るオリ
    ゴヌクレオチドプローブ;および (iii)前述のいずれかに相補的であり且つマイコバ
    クテリア核酸に対して選択的にハイブリッド形成しうる
    オリゴヌクレオチドプローブから成る群より選択される
    オリゴヌクレオチドプローブと一緒にハイブリダイセー
    ション溶液を含む上記のキット。
  10. 【請求項10】 前記のオリゴヌクレオチドプローブ
    が、本明細書中において配列番号:12(MK14−
    A)、配列番号:13(MK14−B)、配列番号:1
    4(MK14−C)、配列番号:15(MK14−
    D)、配列番号:16(MK14−E)、配列番号:2
    0(MK14−C1)および配列番号:21(MK14
    −C2)として与えられた配列から本質的に成るオリゴ
    ヌクレオチドプローブから成る群より選択される請求項
    9に記載のキット。
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