JPH06987Y2 - 椅子の背もたれ位置調整装置 - Google Patents

椅子の背もたれ位置調整装置

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JPH06987Y2
JPH06987Y2 JP2330490U JP2330490U JPH06987Y2 JP H06987 Y2 JPH06987 Y2 JP H06987Y2 JP 2330490 U JP2330490 U JP 2330490U JP 2330490 U JP2330490 U JP 2330490U JP H06987 Y2 JPH06987 Y2 JP H06987Y2
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JP
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guide groove
nut
bolt
chair
backrest
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JP2330490U
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JPH04245U (ja
Inventor
容二郎 葛西
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チトセ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば学習机や食卓テーブル等に使用され
る主として子供用の椅子における背もたれ位置調整装置
に関する。
従来の技術 この種椅子として、背もたれの椅子本体に対する前後位
置を使用者の体格に応じて調整可能としたものが提案さ
れている。
例えば実公平1−36438号(実開昭62−2914
3号)で示される椅子では、背もたれは略く字形をなす
左右一対の背支持枠の立上り部間に取付けられ、これら
背支持枠がその水平部の前部と後部において椅子本体を
構成する左右の支持脚体の上水平桟部に固定ボルトを介
して連結されるが、該水平桟部には各固定ボルトに対応
して複数個のねじ孔が前後方向に所定間隔で形成されて
いることから、螺合させるねじ孔を選択することによっ
て背もたれの前後位置を複数段に設定できる。
また実開昭61−13653号で示される椅子では、上
記同様の背支持枠の水平部にボルト挿通孔と前後方向に
長い長孔が形成される一方、座部の両側部には上記ボル
ト挿通孔に対応する複数個のねじ孔が前後方向に所定間
隔で形成されると共に、上記の長孔に嵌入する摺動案内
ピンが突設されており、やはり上記ボルト挿通孔を通し
た固定ボルトと螺合させるねじ孔を選択することによっ
て背もたれの前後位置を複数段に設定できる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来の椅子における背もたれの位置
調整は、通常3段程度に段階的に行えるだけであるため
に使用者の体格や好みに充分には対応できず、また位置
変更に際して固定ボルトを一旦外した上で背支持枠を移
動させてボルト挿通孔と椅子本体側の目的とするねじ孔
とを合致させるが、該ねじ孔が背支持枠の水平部に隠れ
てしなうこと、ならびに、背支持枠が椅子本体から外れ
るためにこれを保持する必要があることから、上記両孔
を合致させるのに非常に手間どるという問題があった。
特に、前記前者のように背支持枠の水平部の前後2ケ所
を固定ボルトで止める構造では、背もたれの位置調整操
作がなおさら煩雑になることに加え、一対のボルト挿通
孔を同時に一対のねじ孔に合致させる上で該ねじ孔群の
形成に厳密な位置精度が要求され、それだけ椅子製作の
手間およびコストが重むという欠点がある。また前記後
者のように背支持枠の水平部に長孔を設けた構造では、
上記問題に加えて、該長孔とこれに嵌入する摺動案内ピ
ンが露呈して外観を悪くするという難点がある。
この考案は、上述の事情に鑑みて、背もたれの前後位置
を無段階にしかもワンタッチ操作で極めて容易に調整で
きると共に、椅子の外観を悪化させる虞れのない背もた
れ位置調整装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 この考案に係る椅子の背もたれ位置調整装置は、上記目
的を達成するために、略L字形をなす左右一対の背支持
枠の立上り部間に背もたれが取付けられると共に、これ
ら背支持枠の水平部の前部位置と後部位置とに各別に、
内面側に開いた前後方向に沿うピンガイド溝と、内外側
面を透通するボルト挿通孔とが設けられ、椅子本体の左
右側枠部に、上記ピンガイド溝に相対摺動自在に嵌入す
るガイドピンと、上記ボルト挿通孔に臨んで前後方向に
沿う長孔とが設けられ、かつ該長孔の上部側枠部内面側
が幅広に形成されてナットガイド溝を構成し、該ナット
ガイド溝に摺動自在かつ回転不能に嵌装されるナット部
材と、上記ボルト挿通孔に外側より挿入されて上記長孔
を通して該ナット部材に螺着される背位置設定ボルトと
を具備してなる構成を採用したものである。
作用 背位置設定ボルトを締め付けると、そのボルト頭部とナ
ット部材との間で椅子本体の側枠部と背支持枠の水平部
が挾着され、該背支持枠は椅子本体に対して移動不能に
固定される。このとき、椅子本体側のガイドピンが背支
持枠の水平部のピンガイド溝に嵌合しているため、背支
持枠の上記ボルトを中心とした前後方向の回動が阻止さ
れ、もって背もたれは定位置でかつ定姿勢に固定され
る。
一方、背位置設定ボルトを緩めると、格子本体の側枠部
と背支持枠の水平部とが挾着から解放され、背支持枠は
上記側枠部の長孔またはナットガイド溝の長さによって
規制される範囲内で椅子本体に対して前後移動可能とな
る。しかして、この背支持枠の移動時にナット部材がナ
ットガイド溝内を摺動すると共にガイドピンがピンガイ
ド溝内を摺動するから、該背支持枠は水平部の前後部で
上下方向の動きが封じられ、もってがた付かず円滑な移
動が可能となる。
こゝで、背位置設定ボルトを緩めた状態でも背支持枠は
該ボルトおよびガイドピンを介して椅子本体に支持さ
れ、この支持された状態のまゝ前後移動できい、かつ任
意の位置で該ボルトを締め付けるだけで固定できるか
ら、使用者は椅子に座ったまゝ正しい姿勢で背中に背も
たれが当接するように適格な位置調整を容易に行うこと
が可能である。
ナットガイド溝およびピンガイド溝は共に内面側に解放
しているために外側から見えず、これらに嵌装するナッ
ト部材およびガイドピンも外部から視認されず、また椅
子本体の長孔も外面側が背支持枠の水平部にてはほゞ塞
がれる。
実施例 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明する。
第1図および第2図に示すように、椅子(1)は、左右
一対の支持脚体(2)(2)とその上部間に取付けられ
た座部(3)とで構成される椅子本体(1a)に、背も
たれ(4)が左右一対の背支持杆(5)(5)を介して
取付けられてなる。
各支持脚体(2)は、前後脚枠(2a)(2b)の上部
間に頂部横桟(2c)を連結すると共に同じく下部間に
水平接地杆(2d)を連結することによって略矩形枠状
に形成されており、第3図および第4図で示すように、
頂部横桟(2c)の前部にガイドピン(6)が外面側に
突出するように植設され、また該横桟(2c)の後部に
内外面を透通して前後方向に沿う長孔(7)が穿設され
ている。この長孔(7)は横桟(2c)の内面側が外面
側よりも幅広となる2段状に形成されており、該内面側
がナットガイド溝(8)を構成している。更に前後脚杆
(2a)(2b)の各上部には、座部(3)を固定ボル
ト(9a)にて連結するための複数個のボルト挿通孔
(10a)が上下方向に沿って一定間隔で列設されてい
る。
しかして両支持脚体(2)(2)は、前後脚杆(2a)
(2b)の各下部において連結杆(11)にて相互に連結さ
れており、また前脚杆(2a)の内面側に足置板(12)を
嵌合させるための複数本の水平溝(12a)が設けてあり、
これら水平溝(12a)の選択によって足置板(12)の取付け
高さを選択できるようになっている。(9b)は足置板
(12)用の固定ボルト、(10b)は同じくボルト挿通孔であ
る。
座部(3)は、平面視略正方形の座板(3a)の下面側
に前後一対の略下向きコ字形の取付板(3b)(3b)
を固着すると共に、両取付板(3b)(3b)間に左右
一対の補強側板(3c)(3c)を固着したものであ
り、各取付板(3b)の両端面下部に設けた埋込みナッ
トによる各ねじ孔(13)に固定ボルト(9a)を支持脚体
(2)のボルト挿通孔(10a)のいずれかを通して螺着す
ることにより、両支持脚体(2)(2)の上部間に取付
けられる。
背支持枠(5)は立上り部(5a)と水平部(5b)と
からなる略L字形に形成されており、立上り部(5a)
には背もたれ(4)を固定ボルト(9c)にて連結する
ためのボルト挿通孔(10c)が穿設され、また水平部(5
b)の前部には内面側に開いた前後方向に沿うピンガイ
ド溝(14)が形成されると共に、該水平部(5b)の後部
にボルト挿通孔(15)が穿設されている。
しかして、背支持枠(5)は、第3図および第4図で示
すように、水平部(5b)のピンガイド溝(14)に支持脚
体(2)の上部横桟(2c)のガイドピン(6)を嵌入
させると共に、該水平部(5b)のボルト挿通孔(15)に
外側から挿入したハンドル(16a)付きの背位置設定ボル
ト(16)を上部横桟(2c)の長孔(7)に通し、更にナ
ットガイド溝(8)に嵌装された小判形ナット(17)に螺
着することにより、支持脚体(2)の上部横桟(2c)
の外側に重合する状態に取付けられている。こゝで、背
支持枠(5)のピンガイド溝(14)とボルト挿通孔(15)は
上部横桟(2c)のガイドピン(6)と長孔(7)に対
応した配置寸法関係にあり、背位置設定ボルト(16)が長
孔(7)の後端付近に位置するときにガイドピン(6)
がピンガイド溝(14)の前端付近に位置するように設定さ
れている。
なお、小判形ナット(17)は、小判形の孔付き板(17a)に
六角ナット(17b)が溶接一体化されたものであり、ナッ
トガイド溝(8)内で回転不能かつ摺動自在な寸法に設
定されている。また該小判形ナット(17)に螺挿した背位
置設定ボルト(16)の先端部には抜け止めピン(18)が止着
されており、これによって該ボルト(16)およびナット(1
7)の抜落を防止すると共に、該ボルト(16)の緩み限界を
ナット(17)がナットガイド溝(8)から離脱しない範囲
に設定している。
上記構成の椅子(1)では、背位置設定ボルト(16)をハ
ンドル(16a)の捻回によって緩めた際に背支持枠(5)
が椅子本体(1a)に対してナットガイド溝(8)の長
さ範囲で前後方向に移動可能となるから、背もたれ
(4)を第2図で示す後限位置と第5図で示す前限位置
との間の任意位置に設定でき、その設定位置において上
記ボルト(16)を締め付けることによって背もたれ(4)
を固定できる。従って、背もたれ(4)を使用者の体格
や好みに応じて自在にかつ容易に位置調整することが可
能である。また、この実施例構成の椅子(1)では、座
部(3)の高さも固定ボルト(9a)を通すボルト挿通
孔(10a)の選択によって第2図の高位置と第5図の低位
置との間で段々的に変更でき、同様に足置板(12)の高さ
も変更できる。
なお、この考案では、ナットガイド溝(8)を有する長
孔(7)とピンガイド溝(14)との前後関係を上記実施例
とは逆にしても差し支えない。またナットガイド溝
(8)に嵌装するナット部材としては、例示した小判形
ナット(17)以外の構造、形上のものも採用できる。
一方、この考案を適用し得る椅子の本体は、実施例のよ
うに左右一対の支持脚体(2)(2)に座部(3)が上
下位置調整可能に取付けられたものに限らず、座部が脚
体に対して固定されているもの、1本の脚柱上に座部が
取付けられているもの等、様々な構造のものがある。従
って、これら構造によって背支持枠を取付けるべき左右
側枠部の構成部も相違することになり、例えば座部を構
成する左右側枠部に背支持枠を取付ける場合にもこの考
案を適用可能である。
考案の効果 この考案によれば、椅子本体に対して背もたれの前後位
置が無段階に調整可能となることから、使用者の体格や
好みに応じて座部の奥行き長さを任意に変更でき、例え
ば子供用の椅子として成長に合わせて常に人間工学的に
適正な着座姿勢を採れるように背もたれ位置を設定する
ことができる。しかも、背もたれを固着した背支持枠が
背位置設定ボルトを緩めるだけで椅子本体に対して前後
移動可能となる上、この移動は背支持枠が上記ボルトと
ガイドピンとを介して前後2ケ所で椅子本体に支承され
た状態でがた付くことなく円滑に行え、また上記ボルト
を締め付けるだけで背支持枠を固定できることから、背
もたれの位置調整が極めて容易であり、使用者が着座し
たまゝで自ら位置調整操作することも可能である。更
に、この考案を適用した椅子は、上記ガイドピンとその
ガイド溝、上記ボルトに螺着するナット部材とそのガイ
ド溝がいずれも外側から視認されず、また上記ボルトを
案内する長孔も殆ど露呈しないため、外観体裁に優れる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は背も
たれが後限位置にある椅子全体の斜視図、第2図は同側
面図、第3図は第2図のIII−III線の矢視断面図、第4
図は椅子要部の分解斜視図、第5図は背もたれが前限位
置にある椅子全体の側面図である。 (1)…椅子、(1a)…椅子本体、(2c)…上部横
桟(側枠部)、(4)…背もたれ、(5)…背支持枠、
(5a)…立上り部、(5b)…水平部、(6)…ガイ
ドピン、(7)…長孔、(8)…ナットガイド溝、(14)
…ピンガイド溝、(15)…ボルト挿通孔、(16)…背位置設
定ボルト、(17)…小判形ナット(ナット部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略L字形をなす左右一対の背支持枠の立上
    り部間に背もたれが取付けられると共に、これら背支持
    枠の水平部の前部位置と後部位置とに各別に、内面側に
    開いた前後方向に沿うピンガイド溝と、内外側面を透通
    するボルト挿通孔とが設けられ、椅子本体の左右側枠部
    に、上記ピンガイド溝に相対摺動自在に嵌入するガイド
    ピンと、上記ボルト挿通孔に臨んで前後方向に沿う長孔
    とが設けられ、かつ該長孔の上記側枠部内面側が幅広に
    形成されてナットガイド溝を構成し、該ナットガイド溝
    に摺動自在かつ回転不能に嵌装されるナット部材と、上
    記ボルト挿通孔に外側より挿入されて上記長孔を通して
    該ナット部材に螺着される背位置設定ボルトとを具備し
    てなる椅子の背もたれ位置調整装置。
JP2330490U 1990-03-08 1990-03-08 椅子の背もたれ位置調整装置 Expired - Lifetime JPH06987Y2 (ja)

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JPH04245U JPH04245U (ja) 1992-01-06
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