JPH0698793B2 - プリンタ用プラテン - Google Patents
プリンタ用プラテンInfo
- Publication number
- JPH0698793B2 JPH0698793B2 JP6472189A JP6472189A JPH0698793B2 JP H0698793 B2 JPH0698793 B2 JP H0698793B2 JP 6472189 A JP6472189 A JP 6472189A JP 6472189 A JP6472189 A JP 6472189A JP H0698793 B2 JPH0698793 B2 JP H0698793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platen
- printer
- thermal expansion
- core portion
- coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handling Of Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プリンタ用プラテンに関するものである。
［従来の技術］ 従来から用いられているプリンタ用プラテンは、第２図
に示すようにNBR（ニトリロブタジエンラバー）などの
単一の弾性材料からなる円柱体11の中心部に、プラテン
軸12を設けたもので、この弾性材料は正の熱膨張係数を
有するものである。
に示すようにNBR（ニトリロブタジエンラバー）などの
単一の弾性材料からなる円柱体11の中心部に、プラテン
軸12を設けたもので、この弾性材料は正の熱膨張係数を
有するものである。
［解決しようとする課題］ シリアルプリンタでは、第２図示のプラテンを巻回して
いる記録紙13の印字面13aと印字ヘッド14の先端との間
隙Ｇは非常に小さく設定してあり、印字ピンの微小スト
ロークの前進後退によって鮮明な印字が得られるように
なっている。さらに近来、印字スピードの高速化に伴な
って印字ヘッド14の発熱も甚だしく、狭い間隙Ｇで対向
するプラテンの環境温度も上昇し、プラテン自身も加熱
されることになる。上記したようにプラテンを構成して
いる弾性材料は正の熱膨張係数を有するので、この温度
上昇により一方ではプラテンの径が大きくなり、他方で
は印字ヘッド14のノーズ部も熱膨張により前進し、印字
面13aと印字ヘッド14の先端部との狭い間隙Ｇがさらに
狭まる。その結果、間隙Ｇ内を通過しているインクリボ
ンが記録紙13に接触し易くなり、印字面13aが汚れた
り、印字ピンが引掛ったりして、良好な印字ができなく
なる問題を生ずる。
いる記録紙13の印字面13aと印字ヘッド14の先端との間
隙Ｇは非常に小さく設定してあり、印字ピンの微小スト
ロークの前進後退によって鮮明な印字が得られるように
なっている。さらに近来、印字スピードの高速化に伴な
って印字ヘッド14の発熱も甚だしく、狭い間隙Ｇで対向
するプラテンの環境温度も上昇し、プラテン自身も加熱
されることになる。上記したようにプラテンを構成して
いる弾性材料は正の熱膨張係数を有するので、この温度
上昇により一方ではプラテンの径が大きくなり、他方で
は印字ヘッド14のノーズ部も熱膨張により前進し、印字
面13aと印字ヘッド14の先端部との狭い間隙Ｇがさらに
狭まる。その結果、間隙Ｇ内を通過しているインクリボ
ンが記録紙13に接触し易くなり、印字面13aが汚れた
り、印字ピンが引掛ったりして、良好な印字ができなく
なる問題を生ずる。
本発明の目的は、プリンタの温度が上昇してもプラテン
の径が大となることを防止し、常に良好な印字を継続可
能とすることにある。
の径が大となることを防止し、常に良好な印字を継続可
能とすることにある。
［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために本発明のプラテンは、負の
熱膨張係数を有する材料にて形成した円柱状のコア部の
外周に弾性材からなる外被部が設けてある。
熱膨張係数を有する材料にて形成した円柱状のコア部の
外周に弾性材からなる外被部が設けてある。
［作用］ 温度が上昇すると、負の熱膨張係数を有する材料にて形
成してあるコア部は収縮して外径が小さくなり、弾性材
からなる外被部が膨脹しても全体としてその外径に変化
を生じない、または僅かに縮小する。
成してあるコア部は収縮して外径が小さくなり、弾性材
からなる外被部が膨脹しても全体としてその外径に変化
を生じない、または僅かに縮小する。
［実施例］ 以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第１図は、本発明のプラテンの断面図を示すものであ
り、コア部１の中心にプラテン軸２が、そしてコア部１
の外周に外被部３が設けてある。
り、コア部１の中心にプラテン軸２が、そしてコア部１
の外周に外被部３が設けてある。
コア部１の材料は、負の熱膨張係数を有するセラミック
スを採用し、コア部１の中心部にインサート成形により
プラテン軸２を一体に設けてある。負の熱膨張係数を有
するセラミックス材料の例としては、チタン酸アルミニ
ウム（Al2O3・TiO2）結晶からなるセラミックス、具体
的には旭硝子株式会社のローテック−TM（商品名）が適
用可能である。この熱膨脹率は約−13×10-7/℃であ
る。
スを採用し、コア部１の中心部にインサート成形により
プラテン軸２を一体に設けてある。負の熱膨張係数を有
するセラミックス材料の例としては、チタン酸アルミニ
ウム（Al2O3・TiO2）結晶からなるセラミックス、具体
的には旭硝子株式会社のローテック−TM（商品名）が適
用可能である。この熱膨脹率は約−13×10-7/℃であ
る。
外被部３は、NBR（熱膨脹率：約77×10-6/℃）にてコア
部１の外周部を覆ったものである。負の熱膨張係数を有
するコア部１の熱変形に対し、正の熱膨張係数を有する
外被部３が剥離しないようにするためには、予め外被部
３がコア部１に対して圧縮力を与えるようにしておくこ
とが望ましい。また、コア部１の外径と外被部３の厚さ
とを適当に設定することにより、発熱時にプラテン全体
の外径が若干小さくなるようにすることも可能である。
部１の外周部を覆ったものである。負の熱膨張係数を有
するコア部１の熱変形に対し、正の熱膨張係数を有する
外被部３が剥離しないようにするためには、予め外被部
３がコア部１に対して圧縮力を与えるようにしておくこ
とが望ましい。また、コア部１の外径と外被部３の厚さ
とを適当に設定することにより、発熱時にプラテン全体
の外径が若干小さくなるようにすることも可能である。
上記のようにして作られたプラテンをプリンタに使用し
た場合には、印字動作によりプリンタの温度が上昇して
印字ヘッドのノーズ部が前進しても、プラテンのコア部
が収縮することにより一定の間隙Ｇを保持することが可
能となる。
た場合には、印字動作によりプリンタの温度が上昇して
印字ヘッドのノーズ部が前進しても、プラテンのコア部
が収縮することにより一定の間隙Ｇを保持することが可
能となる。
［効果］ 以上説明したように本発明は、負の熱膨張係数を有する
材料にてコア部を形成したので、高速印字等によりプリ
ンタが発熱しても、プラテンのコア部は逆に収縮するの
で、印字面と印字ヘッドのノーズ部との間の間隙が狭ま
ることを防止でき、紙の汚れや紙送り不良を防止でき、
常に良好な印字を維持することができる。
材料にてコア部を形成したので、高速印字等によりプリ
ンタが発熱しても、プラテンのコア部は逆に収縮するの
で、印字面と印字ヘッドのノーズ部との間の間隙が狭ま
ることを防止でき、紙の汚れや紙送り不良を防止でき、
常に良好な印字を維持することができる。
第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は従来
例を示す断面図である。 １……コア部、 ３……外被部。
例を示す断面図である。 １……コア部、 ３……外被部。
Claims (1)
- 【請求項１】負の熱膨張係数を有する材料にて形成した
円柱状のコア部の外周に弾性材からなる外被部が設けて
あることを特徴とするプリンタ用プラテン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6472189A JPH0698793B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | プリンタ用プラテン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6472189A JPH0698793B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | プリンタ用プラテン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02241766A JPH02241766A (ja) | 1990-09-26 |
| JPH0698793B2 true JPH0698793B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13266303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6472189A Expired - Lifetime JPH0698793B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | プリンタ用プラテン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698793B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3484861B2 (ja) * | 1995-03-31 | 2004-01-06 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置用のローラ及びその成形用金型 |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP6472189A patent/JPH0698793B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02241766A (ja) | 1990-09-26 |
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