JPH069867Y2 - オートマチック車用トランスミッション安全装置 - Google Patents

オートマチック車用トランスミッション安全装置

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JPH069867Y2
JPH069867Y2 JP1988046585U JP4658588U JPH069867Y2 JP H069867 Y2 JPH069867 Y2 JP H069867Y2 JP 1988046585 U JP1988046585 U JP 1988046585U JP 4658588 U JP4658588 U JP 4658588U JP H069867 Y2 JPH069867 Y2 JP H069867Y2
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shift lever
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shift
key
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世英 竹岡
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ナイルス部品株式会社
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両のブレーキ手段の操作に応動してシフ
トレバーをパーキングポジションから解除することがで
きるオートマチック車用トランスミッション安全装置に
関する。
〔従来の技術〕
近時オートマチックトランスミッションを備えた車両の
暴走事故が多発している。例えば、シフトレバーの操作
位置が誤って操作された状態でエンジンを発進操作した
場合等に於いて、一般的なマニアルトランスミッション
を備えた車両ではエンストを生じて暴走状態に至ること
はないが、オートマチックトランスミッションを備えた
車両ではエンストをせずその為にドライバーが適切な判
断を誤ってしまうと暴走現象を惹起することと成った。
その為、従来の技術は例えば、実公昭62−42826
号公報に開示されたごときシフト位置表示装置によって
シフト位置をインジケータに表示し、ドライバーはこの
表示によってシフトレバーのシフト位置を確認するよう
にしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら前記した従来の技術の場合、シフトレバー
のシフト位置が例えばエンジン始動前に於いて例えば、
R(リバース)ポジション、D(ドライブ)ポジション
等の位置にあっても、エンジンを始動操作することによ
りドライバーがインジケータに表示されたシフトレバー
のシフト位置の確認を忘れた場合は暴走事故を招来する
危険があった。又、単にブレーキベダルの踏込み時に作
動するストップランプスイッチの作動モードによってシ
フトレバーのロックを解除するよう構成した場合、スト
ップランプに直列接続されたヒューズが断線した場合に
もストップランプスイッチが作動しないときと同一モー
ドに成り、シフトレバーがロックのままと成り、緊急時
に車両を発進できないといった問題を生じる可能性を有
していた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、車両の発進時に於ける暴走事故を防止する
ためにブレーキ手段の操作をした時及びストップランプ
のヒューズが断線した時シフトレバーをパーキングポジ
ションから解除し、他のポジションにシフトレバーを操
作できるようにしたオートマチック車用トランスミッシ
ョン安全装置を提供することを目的としたものである。
その為の手段として、オートマチック車用トランスミッ
ションのシフトレバーと、該シフトレバーをパーキング
ポシションにロックするロック手段と、該ロック手段を
車両のブレーキ手段の操作に応動して解除する制御手段
と、前記ブレーキ手段の操作によって開閉するストップ
ランプスイッチと、該ストップランプスイッチに接続し
たヒューズと、を備えたオートマチック車用トランスミ
ッション安全装置に於いて、前記制御手段は前記ブレー
キ手段の操作又はヒューズの断線によって前記ロック手
段を解除する作動回路を有し、該作動回路を前記ストッ
プランプスイッチとヒューズとの接続点に接続したこと
を特徴とするオートマチック車用トランスミッション安
全装置を提供し、所期の目的を達成するものである。
〔作用〕
前記本考案に係る構成手段によって構成されたオートマ
チック車用トランスミッション安全装置は次のように作
用する。
すなわち、前記制御手段は前記ヒューズが断線していな
いときブレーキ手段の操作によってロック手段の解除を
すべく作動する作動回路を有したことを特徴としその
為、ブレーキ手段の操作によってストップランプが点灯
する時又はヒューズが断線したとき前記ソレノイドは非
励磁状態に作動され、シフトレバーはパーキングポジシ
ョンに於けるロック状態から解除されるものである。
〔第1実施例〕 第1図は、この考案の第1実施例を示した電気回路図で
ある。
第1図に於いて、1は制御手段としての制御回路であ
り、該制御回路1にはキースイッチ2,キーロックソレ
ノイド3,ディテントスイッチ4,イグニションスイッ
チ5,ブレーキ手段としてのブレーキペダルの踏込みに
よって作動するストップランプスイッチ6,ランプフィ
ラメントを備えたストップランプ7,ヒューズ8,直流
電源9,シフトロックソレノイド10,リバーススイッ
チ11,及びバックアップランプ12が接続構成されて
いる。ここに於いて作動回路は前記ストップランプスイ
ッチ6とヒューズ8との接続点に接続した後述する第2
出力回路107で構成されている。
前記各構成について詳述すると、前記キースイッチ2は
第2図に示すごときキーシリンダ13にキー14を差込
んだ状態でオンするスイッチである。該キーシリンダ1
3には二操作ノブ15が並設されており、前記14をキ
ーシリンダ13から抜取る際に二操作ノブ15を押込ま
ないとキー14が抜けないように構成されている。
キーロックソレノイド3は、自己保持タイプのソレノイ
ドで構成されており、第1図のa点を正極側に、b点を
負極側にして励磁した場合をアンロック(UN LOCK)作動
と称し、その逆にb点を正極側に、a点を負極側にして
励磁した場合をロック(LOCK)作動と称する。該キーロッ
クソレノイド3は、例えば、第3図に示すごとき構造を
しており、前記二操作ノブ15の動きを規制するキー規
制部材16と、該キー規制部材16と一体成形されたア
ーム17と、該アーム17を回動自在に軸支する支軸1
8と、前記アーム17を作動するロッド19と、該ロッ
ド19をアンロック作動方向への励磁によって吸引する
電磁コイル20と、前記ロッド19を吸引側に保持する
マグネット21と、前記電磁コイル20のロック作動方
向への励磁によってマグネット21の磁力が相殺される
とき前記ロッド19を復帰する復帰バネ22とによって
構成されている。そして、該キーロックソレノイド3が
ロック作動されるときキー規制部材16はC位置によっ
て二操作ノブ15の動きを規制し、アンロック作動され
るときキー規制部材16はd位置によって二操作ノブ1
5の動きを自由にする。
前記ディテントスイッチ4は、第4図及び第5図に示す
ごとくシフトレバー23の下端部に配置されたマイクロ
スイッチであり、シフトレバー23をパーキングポジシ
ョンに位置しかつ操作ボタン24をプッシュ操作しない
ときのみ係止ピン25によってディテントスイッチ4の
作用片4aが押圧されオン作用するスイッチである。
前記シフトレバー23には前記係止ピン25の下方向へ
の動きを規制するシフト規制部材26と、該シフト規制
部材26を作動するシフトロックソレノイド10を配設
している。
そして該シフトロックソレノイド10は励磁されるとき
ロッド27を吸引し、前記シフト規制部材26を第4図
に示すf位置に作動して係止ピン25の下方向への動き
を規制し、又、非励磁されるときロッド27を復帰バネ
(図示せず)によって押出し、シフト規制部材26をe
位置に作動して係止ピン25の動きを自由にする。
而して、前記シフトロックソレノイド10が励磁される
と、シフトレバー23の操作ボタン24をプッシュ操作
してパーキングポジションから他のシフトポジションへ
切替ようとしてもシフト規制部材26によって係止ピン
25の下方向への動きが規制され、シフトレバー23は
パーキングポジションから他のポジションに切替え操作
し得ない。
尚、第4図に示す番号28はシフトレバー23をトラン
スミッション(図示せず)に接続する軸であり、29は
床板である。又、第5図中、番号30は前記係止ピン2
5が各シフトポジションに応じて係止される溝31を備
えたディテントプレートである。
前記リバーススイッチ11はシフトレバー23をRポジ
ションへ操作するとき作動するスイッチである。すなわ
ち、シフトレバー23をRポジションへ操作するときリ
バーススイッチ11はオンし、バックアップランプ12
が点灯する。
次に、第1図に示す制御回路1について構成を詳述す
る。
該制御回路1は複数の回路構成すなわち、第1出力回路
101、論理回路102、定電圧回路103、リセット回路104、
ディレー回路105、積分回路106、第2出力回路107、発
振回路108、及び警報器109の各電気回路によって構成さ
れている。
前記第1出力回路101は論理回路102からの信号に応じて
キーロックソレノイド3に励磁電流を出力する回路であ
り、トランジスタT1,T2、コンデンサC1及び抵抗R1〜R3
で接続構成された回路である。
又前記論理回路102は前記ディテントスイッチ4及びイ
グニションスイッチ5からの入力信号に応じて第1出力
回路101にワンショットパルス信号を出力する回路であ
り、インバータG1,G5、ナンドゲートG2〜G4、第1及び
第2ワンショットマルチバイブレータG6,G7、ダイオー
ドD1〜D3、抵抗R4〜R7、コンデンサC2,C3、及び微分回
路1021,1022で接続構成された回路である。
又前記リセット回路104はキースイッチ2を操作時、前
記第1及び第2ワンショットマルチバイブレータG6,G7
の▲▼端子にリセット信号を付与する回路で
あり、ダイオードD4,コンデンサC4、及び抵抗R8〜R11
で接続構成された回路である。尚、前記抵抗R8,R9,R11
の各抵抗値r8,r9,r11〔Ω〕は(r8+r11)≪r9の関係に
設定されている。
又ディレー回路105は第1及び第2ワンショットマルチ
バイブレータG6,G7が後段の第1出力回路101に対して同
時に出力を導出することを防止するための回路であり、
ダイオードD5,D6、コンデンサC5、抵抗R12〜R14で接続
構成されて回路である。
又第2出力回路107はヒューズ8が正常であるときディ
テントスイッチ4及びストップランプスイッチ6の操作
モードに応じてシフトロックソレノイド10に励磁電流
を通電する回路であり、トランジスタT3、ダイオードD
7、抵抗R15、リレーコイル1071、及び常開リレー接点10
72で接続構成された回路である。
又発振回路108はリバーススイッチ11のオン時に警報
器109に断続信号を出力する回路であり、インバータG8,
G10、オアゲートG9、トランジスタT4、ダイオードD8,D
9、コンデンサC6,C7、及び抵抗R16〜R21で接続構成され
た回路である。
又警報器109は例えば圧電セラミックを用いたブザーに
よって構成されている。
次に前述した構成から成る当該第1実施例の作動を説明
する。
先ず、エンジンを始動し、車両を発進させるべくシフト
レバー23をパーキングポジションから他のポジション
へ切替えようとした時に於けるシフトロックソレノイド
10の作動について説明する。
このとき、シフトレバー23はヒューズ8及びストップ
ランプ7が断線していないときブレーキペダルを踏込ま
ないとシフトロックソレノイド10の作用によってパー
キングポジションから他のポジションへ切替えできない
ように作動する。すなわち、前記ブレーキペダルを踏込
まない状態、つまりストップランプスイッチ7がオンし
ていない状態ではシフトロックソレノイド10は第2出
力回路107のリレーコイル1071がヒューズ8、トランジ
スタT3のコレクタとエミッタ、ダイオードD7、及びスト
ップランプ7を介して励磁され、リレー接点1072がオン
されることによって励磁電流が通電される。その為第4
図に示すシフト規制部材26はf位置に作動され、係止
ピン25の下方向への動きを規制し、前記のごとくシフ
トレバー23をパーキングポジションに保持する。そし
て、ブレーキペダルを踏込んだ状態ではストップランプ
7が点灯されると共に前記第2出力回路107のダイオー
ドD7のカソード側が高電位に反転され、リレーコイル10
71は非励磁状態になり、シフトロックソレノイド10は
励磁電流が停止する。その為、前記シフト規制部材26
はe位置に作動され、係止ピン25の規制を解除する。
而して、シフトレバー23はブレーキペダルの踏込みに
よってパーキングポジションから他のポジションへ自由
に切替操作でき、しかもヒューズ8又はストップランプ
7が断線した場合にもシフトレバー23は切替操作でき
る。
次にシフトレバー23はRポジションに切替え操作した
場合、若しくはRポジションを一瞬時通過した場合の発
振回路108及び警報器109の作動を説明する。
先ず、Rポジションに切替えた場合、リバーススイッチ
11のオンによってコンデンサC6の充電電位は暫時上昇
する。前記コンデンサC6の充電電位がインバータG8のス
レッショルドレベルに達する前、インバータG8の出力信
号は“1”レベルである。
その為、オアゲートG9の出力信号は“1”レベル、イン
バータG10の出力信号は“0”レベルであり、トランジ
スタT4は非導通となり警報器109は作動されない。この
ときコンデンサC7は、オアゲートG9、抵抗R19、ダイオ
ードD8及びインバータG10を介して充電され、満充電に
達した時点でオアゲートG9の一方の入力部の電位は
“0”レベルにバイアスされる。
そして所定時間例えば約1〔秒〕経過してコンデンサC6
の充電電位がインバータG8のスレッショルドレベルに達
した時、インバータG8の出力信号は“0”レベルに反転
する。そしてオアゲートG9の一方の入力部の電位は前記
のごとく“0”レベルにバイアスされているため、該オ
アゲートG9の両入力部の電位は“0”レベルと成り、オ
アゲートG9の出力信号は“0”レベルに反転しインバー
タG10の出力信号は“1”レベルとなり、トランジスタT
4は導通し警報器109は鳴動する。
このときコンデンサC7はインバータG10、ダイオードD
9、抵抗R20及びオアゲートG9を介して充電され、この充
電はオアゲートG9の一方の入力部の電位レベルがオアゲ
ートG9のスレッショルドレベルに達するまで継続され
る。そして、オアゲートG9の出力信号が“1”レベルに
反転されると再びインバータG10の出力信号は“0”レ
ベルに反転し、以下この繰り返しによって警報器109は
断続的に作動される。
このようにシフトレバー23をRポジションに切替えた
場合は、警報器109の作動により乗員に対してシフトレ
バー23がRポジションにあることを報知し得る。
又Rポジションを一瞬時通過した場合、該通過時間が前
記コンデンサC6の充電時間より短い場合は前記発振回路
108の発振が始まらず、警報器109は作動しない。
すなわち、例えば、シフトレバー23をパーキングポジ
ションからDボジション等に切替える際にRポジション
を一瞬時通過しても警報器109は誤動作することがな
い。
次にエンジンを停止し、第2図に示す二操作ノブ15を
押操作してキー14をキーシリンダ13から抜取ろうと
した時のキーロックソレノイド3の作動について説明す
る。
先ず、エンジン始動時イグニションスイッチ5をオン作
用すればキーロックソレノイド3はロック作動される。
すなわち、イグニションスイッチ5のオン作用によって
第2ワンショットマルチバイブレータG7の2端子の出
力信号は“1”レベルであり、ナンドゲートG2の出力信
号は“0”レベルであり、これを第1ワンショットマル
チバイブレータG6の1に入力する。その為Q1端子から
“1”レベルの出力信号のワンショットパルスが出力さ
れトランジスタT1がオン作動される。該トランジスタT1
がオン作動する前はコンデンサC1は抵抗R1からキーロッ
クソレノイド3を経て充電されており、前記トランジス
タT1のオン作動によってコンデンサC1は放電され、この
放電電流のによってキーロックソレノイド3はロック作
動される。
次に、エンジン停止時イグニションスイッチ5をオフ作
用し、シフトレバー23をパーキングポジションに戻さ
ない状態に於いてキーロックソレノイド3はロック状態
のままであり、二操作ノブ15は押操作ができず、キー
14をキーシリンダ13から抜取ることができない。
すなわち、シフトレバー23をパーキングポジションに
戻さない場合ディテントスイッチ4はオフ作用のままで
あり、ナンドゲートG4の出力信号は“1”レベル、第2
ワンショットマルチバイブレータG7のQ2端子の電位は
“0”レベルであるためトランジスタT2はオン作用され
ず、したがってキーロックソレノイド3はアンロック作
動されない。
次に、エンジン停止時イグニションスイッチ5をオフ作
用し、シフトレバー23をパーキングポジションに戻し
た場合、キーロックソレノイド3はアンロック作動され
る為二操作ノブ15は自由に押操作ができキー14をキ
ーシリンダ13から抜取ることができる。
すなわち、シフトレバー23をパーキングポジションに
戻した場合ディテントスイッチ4はオン作用し、ナンド
ゲートG4の出力信号は“0”レベルとなるため第2ワン
ショットマルチバイブレータG7のQ2端子から“1”レベ
ルの出力信号のワンショットパルスが出力され、インバ
ータG1を介してトランジスタT2がオン作用され、したが
ってキーロックソレノイド3はアンロック作動される。
又、第1出力回路101のトランジスタT1,T2は同時にオン
作用されない。
すなわち、第1ワンショットマルチバイブレータG6がQ1
端子からトランジスタT1の作動信号を出力するときダイ
オードD3によってナンドゲートG4の入力を“0”レベル
に下げて第2ワンショットマルチバイブレータG7に対す
る信号入力を禁止し、逆に第2ワンショットマルチバイ
ブレータG7がQ2端子からトランジスタT2の作動信号を出
力するときダイオードD5によってナンドゲートG2,G3の
入力信号を“0”レベルに下げて第1ワンショットマル
チバイブレータG6に対する信号入力を禁止する。
而して、トランジスタT1,T2の同時作動が禁止されるこ
とと成る。
又、トランジスタT2がオン作用するときコンデンサC1は
放電される。
その為、トランジスタT2のオン作用直後にトランジスタ
T1がオン作用してもすでにコンデンサC1が放電完了した
状態にあるとキーロックソレノイド3はロック作動でき
ない。これを防止するために、第2ワンショットマルチ
バルブレータG7がトランジスタT2の作動信号を出力した
場合は、ディレー回路105によって所定時間ナンドゲー
トG2,G3の入力信号のレベルを下げて第1ワンショット
マルチバイブレータG6に対する信号入力を禁止してい
る。そして前記コンデンサG1はディレー回路105による
遅延時間中に満充電され、トランジスタT2のオン作用直
後にトランジスタT1がオン作用されてもキーロックソレ
ノイド3はコンデンサC1の放電によって確実にロック作
動し得る。
又、定電圧回路103はノイズ対策及び出力電圧を安定化
する為にコンデンサ(図示せず)を内蔵しており、キー
スイッチ2がオフした後も少しの時間論理回路102に電
源を供給する。
その為、ディテントスイッチ4がオン作用しているにも
かかわらずキースイッチ2のオフによってナンドゲート
G4の出力信号が“1”レベルに反転され、ナンドゲート
G3を介して第1ワンショットマルチバイブレータG6に作
動信号が入力される。
そして、第1ワンショットマルチバイブレータG6が誤動
作することと成る。これを防止するために、リセット回
路104は第1,第2ワンショットマルチバイブレータG
6,G7のリセット端子にリセット信号を入力する。
すなわち、キースイッチ2をオフする時リセット回路10
4のコンデンサC4は抵抗R8、ダイオードD4、ディテントス
イッチ4、及び抵抗R11を介して急速放電され、第1,
第2のワンショットマルチバイブレータG6,G7の▲
▼端子に“0”レベルのリセット信号が入力さ
れ、キースイッチ2のオフ作動による誤動作が防止され
る。尚、該リセット回路104はキースイッチ2のオン作
用時に於いても第1,第2ワンショットマルチバイブレ
ータG6,G7に対してリセット信号を入力する。
〔第2実施例〕 第6図は、この考案の第2実施例を示した電気回路図で
ある。
当該第2実施例は前記第1実施例と一部相違しており、
その相違点を説明するとともに同一部分は説明を省略す
る。
当該第2実施例では、シフトロックソレノイド10′、
論理回路102′、ディレー回路105′、積分回路106′、
及び第2出力回路107′が第1実施例のものと相違す
る。ここに於いて作動回路は論理回路102′と第2出力
回路107′との組合せによって構成されている。
先ず、シフトロックソレノイド10′は自己保持タイプ
のソレノイドで構成されており、コイル10a′の励磁に
よってシフトレバー23はパーキングポジションにロッ
クされ、コイル10b′の励磁によってシフトレバー23
は他のポジションへ自由に切替えできる。
論理回路102′は、第1,及び第2出力回路101及び10
7′に制御信号を出力する回路であり、ノアゲートG11、
オアゲートG12,G20,G21,ナンドゲートG13,G14,G16,G1
9、インバータG15,G18、第1,第2ワンショットマルチ
バイブレータG22,G23、微分回路1021′〜1024′ダイオ
ードD10〜D14、コンデンサC8,C9、抵抗R22〜D26によっ
て構成された回路である。
ディレー回路105′は、ダイオードD15、コンデンサC1
0、及び抵抗R27、R28で構成された回路である。
積分回路106′群は、各回路1061〜1063の集合で構成さ
れた回路である。
第2出力回路107′は、トランジスタT5,T6及び抵抗R2
9,R30で構成された回路である。
〔考案の効果〕
この考案は、オートマチック車用トランスミッションの
シフトレバーと、該シフトレバーをパーキングポジショ
ンにロックするロック手段と、該ロック手段を車両のブ
レーキ手段の操作に応動して解除する制御手段と、前記
ブレーキ手段の操作によって開閉するストップランプス
イッチと、該ストップランプスイッチに接続したヒュー
ズと、を備えたオートマチック車用トランスミッション
安全装置に於いて、前記制御手段は前記ブレーキ手段の
操作又はヒューズの断線によって前記ロック手段を解除
する作動回路を有し、該作動回路を前記ストップランプ
スイッチとヒューズとの接続点に接続したことを特徴と
し、そのため車両の始動時に於ける暴走事故を未然に防
止できると共に、ヒューズの断線によってブレーキ手段
を操作しないときと同一モードに成ってもシフトレバー
のロック状態を解除することができ、緊急時に於いて車
両を発進できないといった問題点を招来することがない
等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例を示した電気回路図で
ある。 第2図は、第1図に示すキーロックソレノイドが配備さ
れたキーシリンダの正面図である。 第3図は、第1図に示すキーロックソレノイドの斜視図
である。 第4図は、第1図に示すシフトロックソレノイドを配備
したシフトレバーの斜視図である。 第5図は、第4図のA方向からみた要部側面図である。 第6図は、この考案の第2実施例を示した電気回路図で
ある。 1,1′……制御回路、2……キースイッチ、3……キ
ーロックソレノイド、4……ディテントスイッチ、5…
…イグニションスイッチ、6……ストップランプスイッ
チ、7……ストップランプ、8……ヒューズ、10,1
0′……シフトロックソレノイド、11……リバースス
イッチ、12……バックアップランブ、13……キーシ
リンダ、14……キー、15……二操作ノブ、16……
キー規制部材、23……シフトレバー、25……係止ピ
ン、26……シフト規制部材、101……第1出力回路、1
02,102′……論理回路、104……リセット回路、105,10
5′……ディレー回路、106,106′……積分回路、107,10
7′……第2出力回路、108……発振回路、109……警報
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オートマチック車用トランスミッションの
    シフトレバーと、該シフトレバーをパーキングポジショ
    ンにロックするロック手段と、該ロック手段を車両のブ
    レーキ手段の操作に応動して解除する制御手段と、前記
    ブレーキ手段の操作によって開閉するストップランプス
    イッチと、該ストップランプスイッチに接続したヒュー
    ズと、を備えたオートマチック車用トランスミッション
    安全装置に於いて、 前記制御手段は前記ブレーキ手段の操作又はヒューズの
    断線によって前記ロック手段を解除する作動回路を有
    し、該作動回路を前記ストップランプスイッチとヒュー
    ズとの接続点に接続したことを特徴とするオートマチッ
    ク車用トランスミッション安全装置。
JP1988046585U 1988-04-06 1988-04-06 オートマチック車用トランスミッション安全装置 Expired - Lifetime JPH069867Y2 (ja)

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JP1988046585U JPH069867Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06 オートマチック車用トランスミッション安全装置

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