JPH0637187Y2 - ドアロックアクチュエータ駆動装置 - Google Patents

ドアロックアクチュエータ駆動装置

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JPH0637187Y2
JPH0637187Y2 JP19244286U JP19244286U JPH0637187Y2 JP H0637187 Y2 JPH0637187 Y2 JP H0637187Y2 JP 19244286 U JP19244286 U JP 19244286U JP 19244286 U JP19244286 U JP 19244286U JP H0637187 Y2 JPH0637187 Y2 JP H0637187Y2
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door lock
switch
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敏夫 岩岡
勝 井上
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自動車電機工業株式会社
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/46Locking several wings simultaneously
    • E05B77/48Locking several wings simultaneously by electrical means

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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車のオートドアロックシステム
や、キーレスエントリーシステムを備えたオートドアロ
ックシステムなどに利用できるようにしたドアロックア
クチュエータ駆動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車のドアロックシステムには、運転席側のロ
ックノブあるいはドアキーまたはドアロックアクチュエ
ータによるドアロックの施錠方向および解錠方向の動作
を検出するために、例えば特開昭58-206016号公報に記
載された一方向スイッチを2個備え、施錠方向および解
錠方向の検出を別々に行なっていた。
すなわち、この一方向スイッチは、例えば第5図に示す
ようにターミナルベース101上の一対のターミナル102a,
102bと接離する可動コンタクタ103と、前記一対のター
ミナル102a,102bの導通・遮断を制御するインシュレー
タ104とを、操作子支軸105と同軸上に配し、操作子106
を一方向に回動したときには、第6図(a),(b)に
示すように可動コンタクタ103に設けた突起103aとイン
シュレータ104に設けた突起104aとが係合して、インシ
ュレータ回動手段Rを形成し、一定の範囲でインシュレ
ータ104が可動コンタクタ103と一体に回動し、前記可動
コンタクタ103を介して前記一対のターミナル102a,102b
を導通させる。そして、第6図(c)に示すようにイン
シュレータ104のアーム107が一対のストッパー110a,110
bのうち一方のストッパー110aに当接して、前記可動コ
ンタクタ103のみが回動し、前記コンタクタ103の突起10
3aとインシュレータ104の突起104aとの係合が解かれ、
可動コンタクタ103がインシュレータ104上に乗り上げ
て、第6図(d)に示すようにターミナル102a,102bと
の導通を遮断する。この作動を例えば自動車のドアロッ
クシステムのドアロックの動作に対応させると、ドアロ
ックノブを押下げ操作した場合に相当する。
他方、上述した状態から操作子106を他方向に回動させ
たときには、可動コンタクタ103のみの回動を経たのち
に、インシュレータ回動手段Rである可動コンタクタ10
3の突起103aとインシュレータ104の突起104aとが係合し
て、インシュレータ104が前記ターミナル102a,102bの導
通を遮断したまま一体に回動させ、インシュレータ104
のアーム107が前記一対のストッパー110a,110bのうち他
方のストッパー110bと当接して、上述したように一方向
に回動させたときと同様に可動コンタクタ103がインシ
ュレータ104上に乗り上げ、第6図(e)に示すように
可動コンタクタ103のみが回動してオン作動前の体勢に
戻る。この作動は、ドアロックノブの動作に対応させる
と、ドアロックノブを引上げ操作したときに相当するも
のである。
なお、上記した一方向スイッチは、ドアロックの施錠方
向の動作を検出するものであり、ドアロックの解錠方向
を検出する一方向スイッチは、上記の一方向スイッチと
は逆方向のドアロックの動作を検出するものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記した従来の一方向スイッチでは、可動コ
ンタクタ103の突起103aがストッパ110a,110bで回動範囲
を規制しているインシュレータ104の突起104aと係合し
てインシュレータ104を回動させるので、前記可動コン
タクタ103の突起103aがインシュレータ104の突起104aを
乗り越えて係合が解かれた際、可動コンタクタ103が有
する弾性によって当該可動コンタクタ103の回動方向と
は逆方向にインシュレータ104が弾かれるため、操作子1
06の回動方向をドアロックの動作を検出しない方向に回
動させた場合には、可動コンタクタ103の突起103aとイ
ンシュレータ104の突起104aとの係合が解かれた際に、
前記可動コンタクタ103およびインシュレータ104の製造
上の誤差によって、可動コンタクタ103がターミナル102
aに当接して一対のターミナル102a,102bを導通させ、当
該一方向スイッチが誤動作を起こすという問題点があっ
た。このような誤動作を解決するためにはインシュレー
タ104の回動範囲を広くする必要があるが、その結果、
操作子106の回動範囲に対して可動コンタクタ103が一対
のターミナル102a,102bを導通させる範囲が狭くなると
いう問題点があり、上記のドアロックシステムのように
2個の一方向スイッチを備えるものでは、2個の一方向
スイッチのそれぞれのインシュレータ104,104の回動範
囲を広くする必要から、ドアロックの可動範囲が限定さ
れているためにそれぞれの可動コンタクタ103が一対の
ターミナル102a,102bを導通させる範囲がより狭くなる
という問題点があった。
(考案の目的) そこでこの考案は、上述した従来の問題点に着目してな
されたもので、機械的な動作をする一方向スイッチに依
らずにドアロックの作動方向を検出すると共に、検出し
たドアロックの作動方向と同一方向の駆動指令をドアロ
ックアクチュエータに対して出力できるようしたドアロ
ックアクチュエータ駆動装置を提供することを目的とし
ている。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するためのこの考案によるドアロック
アクチュエータ駆動装置の構成を第1図に示す機能ブロ
ック図を用いて説明すると、第1および第2のスイッチ
を有し、ドアロックを施錠する際には、上記第1のスイ
ッチがオン状態になった後あらかじめ定められた第1の
時間が経過したのちに上記第2のスイッチがオン状態に
なり、ドアロックを解錠する際には、上記第2のスイッ
チがオン状態になった後あらかじめ定められた第1の時
間とほぼ等しい第2の時間が経過したのちに上記第1の
スイッチがオン状態になるドアロック用スイッチ1と、
第1および第2の制御回路を有し、上記第1の制御回路
は、上記ドアロック用スイッチ1の第1のスイッチが第
2のスイッチに先んじてオン状態になった際に第1の出
力信号を発生するとともに上記第2の制御回路の作動を
禁止し、上記第2の制御回路は、上記ドアロック用スイ
ッチの第2のスイッチが第1のスイッチに先んじてオン
状態になった際に第2の出力信号を発生するとともに上
記第1の制御回路の作動を禁止する制御手段2と、上記
制御手段2に接続されて上記制御手段2から第1または
第2の出力信号が供給され、上記第1または第2の出力
信号が供給されてから後あらかじめ定められた第3の時
間が経過するまで第3の出力信号を発生するタイマー回
路5と、施錠用駆動回路と解錠用駆動回路とを有し、上
記施錠用駆動回路は、上記制御手段2の第1の制御回路
と上記タイマー回路5とに接続され、上記第1の制御回
路から第1の出力信号が供給された後から上記タイマー
回路5が第3の出力信号を発生している間において施錠
用駆動信号を発生し、上記解錠用駆動回路は、上記制御
手段2の第2の制御回路と上記タイマー回路5とに接続
され、上記第2の制御回路から第2の出力信号が供給さ
れた後から上記タイマー回路5が第3の出力信号を発生
している間において解錠用駆動信号を発生する駆動手段
4と、上記駆動手段4に接続され、上記駆動手段4が発
生する施錠用駆動信号に応答してドアロックの施錠操作
をし、上記駆動手段4が発生する解錠用駆動信号に応答
してドアロックの解錠操作をするドアロックアクチュエ
ータ3とを備えたものである。
(作用) この考案は、例えば運転席のロックノブ、ドアキーおよ
びドアロックアクチュエータによってドアロックが施錠
方向または解錠方向に操作された際、前記ドアロックの
施錠動作または解錠動作を、施錠方向と解錠方向とで最
初に出力する信号が異なるドアロック用スイッチ1の出
力信号で制御手段2が判断し、駆動手段4およびタイマ
ー回路5を動作させて運転席側ドア以外の他のドアのド
アロックアクチュエータ3を所定時間で施錠方向または
解錠方向に動作させるものである。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第2図〜第4図は、この考案によるドアロックアクチュ
エータ駆動装置の一実施例を示す図であり、第2図はド
アロックアクチュエータの回路構成を示す説明図であ
る。
第2図において、11は運転席側のドアに設置したロック
ノブ,またはドアキー,あるいは集中ドアロックスイッ
チまたはキーレスエントリーシステムによって作動する
ドアロックアクチュエータなどでドアロックを施錠方向
または解錠方向に動作させる際にその動作方向に対応し
て位相差T1を生じて出力するドアロック用スイッチ(第
1図に示すドアロック用スイッチ1に対応)である。こ
のドアロック用スイッチ11は、第1スイッチSW1と、第
2スイッチSW2とを備えており、この第1スイッチSW1と
第2スイッチSW2との位相差T1は、ドアロック施錠操作
では第3図に示すような出力形態を有し、ドアロック解
錠操作では第4図に示すような出力形態を有している。
さらに、前記第1スイッチSW1および第2スイッチSW2
は、それぞれ抵抗R1および抵抗R2を介して電源12に接続
している。
13は前記ドアロック用スイッチ11の施錠操作における最
初の第1スイッチSW1のオン状態に対応して作動すると
共に後述する第2制御回路14を非作動状態にする第1制
御回路(第1図に示す制御手段2に対応)である。この
第1制御回路13は、PNP形トランジスタTr1と、ダイオー
ドD1およびD2と、抵抗R10およびR11とを備えている。
14は前記ドアロック用スイッチ11の解錠操作における最
初の第2スイッチSW2のオン状態に対応して作動すると
共に前記第1制御回路13を非作動状態にする第2制御回
路(第1図に示す制御手段2に対応)である。この第2
制御回路14は、PNP形トランジスタTr2と、ダイオードD3
およびD4と、抵抗R12およびR13とを備えている。
15は前記第1制御回路13または第2制御回路14の作動に
対応して所定時間T0の計数を開始するタイマー回路(第
1図に示すタイマー回路5に対応)である。このタイマ
ー回路15は、タイマー本体15aと、ダイオードD10〜D13
とを備えている。なお、所定時間T0は、他のドア内に設
置したドアロックアクチュエータ(第1図に示すドアロ
ックアクチュエータ3に対応)が各々のドアロックを施
錠方向または解錠方向に確実に作動させるのに要する時
間に設定してある。
16は前記第1制御回路13の作動に対応して前記タイマー
回路15が計数する所定時間T0で後述する施錠用リレー18
を駆動する施錠用駆動回路(第1図に示す駆動手段4に
対応)である。この施錠用駆動回路16は、NPN形トラン
ジスタTr10と、前記トランジスタTr10を保護するツェナ
ーダイオードZD1と、ダイオードD20と、抵抗R20およびR
21とを備えている。
17は前記第2制御回路14の作動に対応してタイマー回路
15が計数する所定時間T0で後述する解錠用リレー22を駆
動する解錠用駆動回路(第1図に示す駆動手段4に対
応)である。この解錠用駆動回路17は、NPN形トランジ
スタTr11と、前記トランジスタTr11を保護するツェナー
ダイオードZD2と、ダイオードD21と、抵抗R22およびR23
とを備えている。
18は前記施錠用駆動回路16の作動に対応して運転席側ド
ア以外の他のドアのドアロックアクチュエータにそれぞ
れ設置したモータ19〜21を施錠方向に駆動する施錠用リ
レーである。この施錠用リレー18は、前記施錠用駆動回
路16によって励磁されるリレーコイルL1と、前記リレー
コイルL1の励磁によってアース側接点18aから電源側接
点18bに吸引される可動接片18cとを備えている。
22は前記解錠用駆動回路17の作動に対応して前記他のド
アのドアロックアクチュエータにそれぞれ設置したモー
タ19〜21を解錠方向に駆動する解錠用リレーである。こ
の解錠用リレー22は、前記解錠用駆動回路17によって励
磁されるリレーコイルL2と、前記リレーコイルL2の励磁
によってアース側接点22aから電源側接点22bに吸引され
る可動接片22cとを備えている。
次に、上記構成のドアロックアクチュエータ駆動装置の
作動について説明する。
最初に、ドアロック施錠操作について説明する。
まず、運転席側のロックノブを押下げ操作するか、また
はドアキーを施錠方向に回動させるか、あるいは集中ド
アロックスイッチまたはキーレスエントリーシステムに
よって運転席側のドア内に設置したドアロックアクチュ
エータを施錠方向に作動させてドアロックを施錠操作す
ると、すなわち、第3図に示すように、運転席側のドア
ロックが矢印方向に操作された場合には、まず、ドアロ
ック用スイッチ11の第1のスイッチSW1がオン状態にな
り、次いで、所定の位相T1を保って第2スイッチSW2が
オン状態になる。つまり、最初に、電源12から抵抗R1,
ドアロック用スイッチ11の第1スイッチSW1(ON状態)
を経てアースに至る回路が成立し、次いで、位相差T1
保って電源12から抵抗R2,ドアロック用スイッチ11の第
2スイッチSW2(ON状態)を経てアースに至る回路が成
立する。
そして、第1制御回路13の抵抗R11およびダイオードD1
を介してトランジスタTr1のベースが導通して前記トラ
ンジスタTr1がオン状態になり、電源12から第1制御回
路13のトランジスタTr1(ON状態),抵抗R10を経てアー
スに至る回路が成立する。このとき、前記トランジスタ
Tr1は、施錠用駆動回路16の抵抗R20およびR21を介して
トランジスタTr10のベースに電流を供給すると共に、第
2制御回路14のトランジスタTr2のベースをHIレベルに
する。したがって、ドアロック用スイッチ11の第2スイ
ッチSW2がオン状態になっても、第2制御回路14のトラ
ンジスタTr2はオン状態になることができないため、ド
アロック用スイッチ11の最初の出力信号、すなわち第1
スイッチSW1のオン信号を優先して第2制御回路14は非
作動状態になる。
さらに、前記施錠用駆動回路16のトランジスタTr10がオ
ン状態になると、電源12から施錠用リレー18のリレーコ
イルL1,施錠用駆動回路16のトランジスタTr10(ON状
態)を経てアースに至る回路が成立し、前記施錠用リレ
ー18のリレーコイルL1の励磁によって可動接片18cをア
ース側接点18aから電源接点18bに吸引する。この結果、
電源13から施錠用リレー18の電源側接点18b,可動接片18
c,モータ19〜21,解錠用リレー22の可動接片22c,アース
側接点22aを経てアースに至る回路が成立する。したが
って、他のドアにそれぞれ設置したドアロックアクチュ
エータのモータ19〜21は、各々施錠方向に回転して操作
子およびロッドを介して運転席以外の他のドアのドアロ
ックを施錠する。
また、前記第1制御回路13が作動(すなわち、トランジ
スタTr1がオン状態)すると、タイマー回路15のダイオ
ードD10を介してタイマー本体15aを作動させて所定時間
T0の計数を開始しており、所定時間T0の計数が完了する
と、タイマー本体15aはダイオードD12を介して施錠用駆
動回路16におけるトランジスタTr10へのベース電流の供
給を中止し、トランジスタTr10をオフ状態にする。した
がって、所定時間T0が経過すると、施錠用駆動回路16は
運転席以外の他のドアに設置したドアロックアクチュエ
ータがそれぞれのドアロックの施錠を完了したものと判
断し、運転席側ドア以外の他のドアのドアロックの施錠
操作を終了するものである。
さらに、ドアロック用スイッチ11による運転席側のドア
のドアロックの施錠動作の検出は、第3図に示すよう
に、短時間でオン−オフ動作が行なわれるが、第1制御
回路13のトランジスタTr1がオン状態になると、第1制
御回路13のトランジスタTr1のベースから施錠用駆動回
路16のダイオードD20,トランジスタTr10のコレクタに至
る回路が成立し、所定時間T0が経過してトランジスタTr
10がオフ状態になるまでは第1制御回路13のトランジス
タTr1はオン状態を維持することができる。
次に、ドアロック解錠操作について説明する。
まず、運転席側のロックノブを引上げ操作するか、また
はドアキーを解錠方向に回動するか、あるいは集中ドア
ロックスイッチまたはキーレスエントリーシステムによ
って運転席側のドア内に設置したドアロックアクチュエ
ータを解錠方向に作動させるなどしてドアロックを解錠
操作すると、すなわち、第4図に示すように、運転席側
のドアロックが矢印方向に操作された場合には、まず、
ドアロック用スイッチ11の第2スイッチSW2がオン状態
になり、次いで、所定の位相差T1を保って第1スイッチ
SW1がオン状態になる。
したがって、上記説明のドアロック施錠操作とは逆に、
電源12から抵抗R2,ドアロックスイッチ11の第2スイッ
チSW2(ON状態)を経てアースに至る回路が成立すると
共に、第2制御回路14の抵抗R12およびダイオードD3を
介してトランジスタTr2のベースを導通させ、トランジ
スタTr2をオン状態にする。この結果、解錠用駆動回路1
7の抵抗R22およびR23を介してトランジスタTr11のベー
スに電流を供給し、トランジスタTr11をオン状態にする
と共に、第1制御回路13におけるトランジスタTr1のベ
ースをハイレベルにする。つまり、ドアロック用スイッ
チ11の第1スイッチSW1が第2スイッチSW2に続いて位相
差T1を保ってオン状態になっても、第1制御回路13は作
動することができず、解錠用駆動回路17が解錠用リレー
22を作動させて運転席以外の他のドアのドアロックアク
チュエータの各々のモータ19〜21を解錠方向に回転させ
る。したがって、運転席側ドア以外の他のドアのドアロ
ックは解錠に至る。
このとき、第2制御回路14の作動に対応して所定時間T0
の計数を開始しているタイマー回路15が所定時間T0の計
数を完了すると、解錠用駆動回路17のトランジスタTr11
のベースをローレベルにし、解錠用駆動回路17を非作動
状態にしてドアロック解錠操作を終了する。
また、ドアロック用スイッチ11による運転席側のドアの
ドアロック解錠操作の検出は、第4図に示すように、短
時間でオン−オフ動作が行なわれるが、解錠用駆動回路
17のトランジスタTr11がオン状態を維持している限り
は、第2制御回路14のトランジスタTr2のベースから解
錠用駆動回路17のダイオードD21を経てトランジスタTr1
1のコレクタに至る回路が成立し、第2制御回路14を作
動状態で維持することができる。
なお、上記の実施例では、運転席側ドア以外の他のドア
に設置されているドアロックアクチュエータの数を3個
であると説明したが、これは4ドア車の場合を説明した
ものであり、2ドア車あるいは3ドア車などの場合で
も、この考案の技術的な範囲に含まれることは言うまで
もないことである。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によるドアロックア
クチュエータ駆動装置によれば、上記構成としたことに
より、ドアロック用スイッチの最初の出力信号を制御手
段が優先させると共に、この出力信号に対応して制御手
段が所定時間で駆動手段を駆動させるので、従来の機械
的な一方向スイッチで問題となっていた誤動作およびド
アロックの可動範囲によって検出範囲が限定されるとい
うことはなく、ドアロックの可動範囲がどのように狭く
ても電気的な信号で検出するため、確実にドアロックの
施錠動作および解錠動作を検出することができる。ま
た、従来のドアロックシステムでは、ドアロックの施錠
方向および解錠方向を検出するために、それぞれの方向
ごとに一方向スイッチを使用していたが、このドアロッ
クアクチュエータ駆動装置では両方向を制御手段が検出
し、その出力信号に対応して駆動手段がドアロックアク
チュエータを駆動することができるという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のドアロックアクチュエータ駆動装置
による一実施態様の構成を示す機能ブロック図、第2図
はこの考案のドアロックアクチュエータ駆動装置による
一実施例の回路構成を示す説明図、第3図は第2図の施
錠方向の作動状態を示す時間経過説明図、第4図は第2
図の解錠方向の作動状態を示す時間経過説明図、第5図
は従来の一方向スイッチの構造を示す分解斜視説明図、
第6図(a)〜第6図(e)は第5図の作動状態を示す
各々説明図である。 1……ドアロック用スイッチ、 2……制御手段、 3……ドアロックアクチュエータ、 4……駆動手段、 5……タイマー回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2のスイッチを有し、ドアロ
    ックを施錠する際には、上記第1のスイッチがオン状態
    になった後あらかじめ定められた第1の時間が経過した
    のちに上記第2のスイッチがオン状態になり、ドアロッ
    クを解錠する際には、上記第2のスイッチがオン状態に
    なった後あらかじめ定められた第1の時間とほぼ等しい
    第2の時間が経過したのちに上記第1のスイッチがオン
    状態になるドアロック用スイッチと、 第1および第2の制御回路を有し、上記第1の制御回路
    は、上記ドアロック用スイッチの第1のスイッチが第2
    のスイッチに先んじてオン状態になった際に第1の出力
    信号を発生するとともに上記第2の制御回路の作動を禁
    止し、上記第2の制御回路は、上記ドアロック用スイッ
    チの第2のスイッチが第1のスイッチに先んじてオン状
    態になった際に第2の出力信号を発生するとともに上記
    第1の制御回路の作動を禁止する制御手段と、 上記制御手段に接続されて上記制御手段から第1または
    第2の出力信号が供給され、上記第1または第2の出力
    信号が供給されてから後あらかじめ定められた第3の時
    間が経過するまで第3の出力信号を発生するタイマー回
    路と、 施錠用駆動回路と解錠用駆動回路とを有し、上記施錠用
    駆動回路は、上記制御手段の第1の制御回路と上記タイ
    マー回路とに接続され、上記第1の制御回路から第1の
    出力信号が供給された後から上記タイマー回路が第3の
    出力信号を発生している間において施錠用駆動信号を発
    生し、上記解錠用駆動回路は、上記制御手段の第2の制
    御回路と上記タイマー回路とに接続され、上記第2の制
    御回路から第2の出力信号が供給された後から上記タイ
    マー回路が第3の出力信号を発生している間において解
    錠用駆動信号を発生する駆動手段と、 上記駆動手段に接続され、上記駆動手段が発生する施錠
    用駆動信号に応答してドアロックの施錠操作をし、上記
    駆動手段が発生する解錠用駆動信号に応答してドアロッ
    クの解錠操作をするドアロックアクチュエータとを備え
    ていることを特徴とするドアロックアクチュエータ駆動
    装置。
JP19244286U 1986-12-16 1986-12-16 ドアロックアクチュエータ駆動装置 Expired - Lifetime JPH0637187Y2 (ja)

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US07/131,788 US4858060A (en) 1986-12-16 1987-12-11 Driving device for door lock-actuator

Applications Claiming Priority (1)

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