JPH069844Y2 - 可変式エアサスペンション - Google Patents
可変式エアサスペンションInfo
- Publication number
- JPH069844Y2 JPH069844Y2 JP17007187U JP17007187U JPH069844Y2 JP H069844 Y2 JPH069844 Y2 JP H069844Y2 JP 17007187 U JP17007187 U JP 17007187U JP 17007187 U JP17007187 U JP 17007187U JP H069844 Y2 JPH069844 Y2 JP H069844Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- spring
- support beam
- suspension
- communication passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はばね力を可変した可変式エアサスペンションに
関する。
関する。
〈従来の技術〉 大型バス等ではエアスプリングを用いたエアサスペンシ
ョンが使用されている。
ョンが使用されている。
従来のエアサスペンションは、エアタンクからレベリン
グバルブを介してエアスプリングにエアを供給する構造
となっており、ばね力はエアスプリングの大きさに基づ
いて一定になっている。
グバルブを介してエアスプリングにエアを供給する構造
となっており、ばね力はエアスプリングの大きさに基づ
いて一定になっている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来のエアサスペンションは、ばね力が一定になってい
るので、例えば大型バスでは乗客が多い場合と少ない場
合とでは乗心地が変わってしまう不具合があった。また
一般にサスペンションのばねは、例えば坂道走行の場合
かたく、高速道路走行の場合やわらかく作用させると乗
心地が良いとされているが、従来のエアサスペンション
はばね力が一定であるため走行状態によって乗心地が変
わっていた。
るので、例えば大型バスでは乗客が多い場合と少ない場
合とでは乗心地が変わってしまう不具合があった。また
一般にサスペンションのばねは、例えば坂道走行の場合
かたく、高速道路走行の場合やわらかく作用させると乗
心地が良いとされているが、従来のエアサスペンション
はばね力が一定であるため走行状態によって乗心地が変
わっていた。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、ばね力を適
宜変更することができる可変式エアサスペンションを提
供し、もって車体の重量及び走行状況に係らず乗心地の
安定化を図ることを目的とする。
宜変更することができる可変式エアサスペンションを提
供し、もって車体の重量及び走行状況に係らず乗心地の
安定化を図ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案の構成は、エアタンク
とエアスプリングを連通路でもって連通してなるエアサ
スペンションにおいて、前記エアスプリングはアクスル
を支持するサポートビームと車両ボデーのフレームとの
間に設けられ、第二連通路を介して前記エアスプリング
に連通する補助エアタンクと、前記第二連通路を遮断可
能な弁部材とを設け、更に前記補助エアタンクが前記サ
ポートビーム内を仕切壁により仕切って形成されたこと
を特徴とする。
とエアスプリングを連通路でもって連通してなるエアサ
スペンションにおいて、前記エアスプリングはアクスル
を支持するサポートビームと車両ボデーのフレームとの
間に設けられ、第二連通路を介して前記エアスプリング
に連通する補助エアタンクと、前記第二連通路を遮断可
能な弁部材とを設け、更に前記補助エアタンクが前記サ
ポートビーム内を仕切壁により仕切って形成されたこと
を特徴とする。
〈作用〉 エアサスペンションをかたく作用させる場合第二連通路
を弁部材で遮断して、補助エアタンクとエアスプリング
を非連通状態にする。エアサスペンションをやわらかく
作用させる場合第二連通路を開放し、補助エアタンクと
エアスプリングを連通しエアスプリングの空気室の容量
を大きくした状態にする。
を弁部材で遮断して、補助エアタンクとエアスプリング
を非連通状態にする。エアサスペンションをやわらかく
作用させる場合第二連通路を開放し、補助エアタンクと
エアスプリングを連通しエアスプリングの空気室の容量
を大きくした状態にする。
また、補助エアタンクはサポートビーム内を仕切壁によ
り仕切って形成され、補助エアタンクのための配管及び
専用部品が不要となりサポートビーム自体の剛性が高ま
る。
り仕切って形成され、補助エアタンクのための配管及び
専用部品が不要となりサポートビーム自体の剛性が高ま
る。
〈実施例〉 第１図には本考案の一実施例に係る可変式エアサスペン
ションの概略構成を示してある。
ションの概略構成を示してある。
エアタンク１とエアスプリング２はレベリングバルブ３
を介して連通路４により連通し、エアサスペンションを
構成している。エアスプリング２はアクスルを支持する
サポートビームと車両ビームのフレームとの間に設けら
れている。エアスプリング２には第二連通路５を介して
補助エアタンク６が連通し、第二連通路５には第二連通
路５を遮断可能な弁部材としての開閉弁７が設けられて
いる。補助エアタンク６はサポートビーム内を仕切って
形成されている。
を介して連通路４により連通し、エアサスペンションを
構成している。エアスプリング２はアクスルを支持する
サポートビームと車両ビームのフレームとの間に設けら
れている。エアスプリング２には第二連通路５を介して
補助エアタンク６が連通し、第二連通路５には第二連通
路５を遮断可能な弁部材としての開閉弁７が設けられて
いる。補助エアタンク６はサポートビーム内を仕切って
形成されている。
第２図、第３図に基づいてエアサスペンションの構成を
具体的に説明する。第２図にはエアスプリング部の側
面、第３図にはサポートビームのエアスプリング取付部
の斜視を示してある。
具体的に説明する。第２図にはエアスプリング部の側
面、第３図にはサポートビームのエアスプリング取付部
の斜視を示してある。
アクスル１１を支持するサポートビーム１２と車両ボデ
ーのフレーム１３との間にはエアスプリング２が設けら
れ、エアスプリング２は第二連通路５ａ，５ｂを介して
サポートビーム１２内に形成された補助エアタンク６
ａ，６ｂに連通している。補助エアタンク６ａ，６ｂ
は、サポートビーム１２内を仕切壁２１，２２により仕
切って形成されている。第二連通路５ａ，５ｂには開閉
弁７ａ，７ｂが設けられ、開閉弁７ａ，７ｂによって第
二連通路５ａ，５ｂが遮断可能となっている。
ーのフレーム１３との間にはエアスプリング２が設けら
れ、エアスプリング２は第二連通路５ａ，５ｂを介して
サポートビーム１２内に形成された補助エアタンク６
ａ，６ｂに連通している。補助エアタンク６ａ，６ｂ
は、サポートビーム１２内を仕切壁２１，２２により仕
切って形成されている。第二連通路５ａ，５ｂには開閉
弁７ａ，７ｂが設けられ、開閉弁７ａ，７ｂによって第
二連通路５ａ，５ｂが遮断可能となっている。
上記構成の可変式エアサスペンションの作用を説明す
る。
る。
エアサスペンションをかたく作用させる場合、開閉弁７
ａ，７ｂを閉じ補助エアタンク６ａ，６ｂとエアスプリ
ング２が連通しない状態にする。これによりエアスプリ
ング２のばね力だけが働いてエアサスペンションがかた
めに作用する。エアサスペンションを少しやわらかめに
作用させる場合、開閉弁７ａを開くと共に開閉弁７ｂを
閉じ、補助エアタンク６ａだけをエアスプリング２と連
通する。これによりエアスプリング２の空気室容積が補
助エアタンク６ａの分大きくなり、ばね力が少しやわら
かくなってエアサスペンションが少しやわらかめに作用
する。エアサスペンションをやわらかめに作用させる場
合、開閉弁７ａ，７ｂを両方開き補助エアタンク６ａ，
６ｂとエアスプリング２を連通する。これによりエアス
プリング２の空気室容積が補助エアタンク６ａ，６ｂの
分大きくなり、ばね力がやわらかくなってエアサスペン
ションがやわらかめに作用する。
ａ，７ｂを閉じ補助エアタンク６ａ，６ｂとエアスプリ
ング２が連通しない状態にする。これによりエアスプリ
ング２のばね力だけが働いてエアサスペンションがかた
めに作用する。エアサスペンションを少しやわらかめに
作用させる場合、開閉弁７ａを開くと共に開閉弁７ｂを
閉じ、補助エアタンク６ａだけをエアスプリング２と連
通する。これによりエアスプリング２の空気室容積が補
助エアタンク６ａの分大きくなり、ばね力が少しやわら
かくなってエアサスペンションが少しやわらかめに作用
する。エアサスペンションをやわらかめに作用させる場
合、開閉弁７ａ，７ｂを両方開き補助エアタンク６ａ，
６ｂとエアスプリング２を連通する。これによりエアス
プリング２の空気室容積が補助エアタンク６ａ，６ｂの
分大きくなり、ばね力がやわらかくなってエアサスペン
ションがやわらかめに作用する。
この可変式エアサスペンションは、開閉弁７ａ，７ｂの
操作によりばね力を三通りに設定することができるの
で、車両の重量や走行状況に応じてエアサスペンション
のばね力を選ぶことができる。また、サポートビーム１
２に補助エアタンク６を形成したので、専用の補助エア
タンク及び配管が不用でスペース的に有利となる。更
に、補助エアタンク６がサポートビーム１２内を仕切壁
により仕切って形成されているため、サポートビーム１
２自体の剛性が向上する。
操作によりばね力を三通りに設定することができるの
で、車両の重量や走行状況に応じてエアサスペンション
のばね力を選ぶことができる。また、サポートビーム１
２に補助エアタンク６を形成したので、専用の補助エア
タンク及び配管が不用でスペース的に有利となる。更
に、補助エアタンク６がサポートビーム１２内を仕切壁
により仕切って形成されているため、サポートビーム１
２自体の剛性が向上する。
尚、上記実施例では補助エアタンク６を二つ形成した場
合について説明したが、一つもしくは二つ以上設け、よ
り多数のばね力を得るようにしても良い。また、サポー
トビーム１２内の仕切壁２２を移動自在として補助エア
タンク６ａ（もしくは６ｂ）の大きさを任意に設定でき
るようにし、サスペンションのばね力を任意に得るよう
にすることも可能である。
合について説明したが、一つもしくは二つ以上設け、よ
り多数のばね力を得るようにしても良い。また、サポー
トビーム１２内の仕切壁２２を移動自在として補助エア
タンク６ａ（もしくは６ｂ）の大きさを任意に設定でき
るようにし、サスペンションのばね力を任意に得るよう
にすることも可能である。
〈考案の効果〉 本考案の可変式エアサスペンションは、第二連通路を介
してエアスプリングとサポートビーム内に形成された補
助エアタンクとを連通し、第二連通路を遮断可能な弁部
材を設けたので、専用のタンク室部品、配管を設けるこ
となく弁部材の操作によってエアスプリングの空気室の
容積を変更することができる。この結果、部品点数及び
スペースを増すことなくエアサスペンションのばね力の
変更が可能となり、車体の重量及び走行状況に係らず乗
心地の安定化が図れる。また、補助エアタンクが仕切壁
によってサポートビーム内に形成されているので、サポ
ートビーム自体の剛性が高くなり強度向上が図れる。
してエアスプリングとサポートビーム内に形成された補
助エアタンクとを連通し、第二連通路を遮断可能な弁部
材を設けたので、専用のタンク室部品、配管を設けるこ
となく弁部材の操作によってエアスプリングの空気室の
容積を変更することができる。この結果、部品点数及び
スペースを増すことなくエアサスペンションのばね力の
変更が可能となり、車体の重量及び走行状況に係らず乗
心地の安定化が図れる。また、補助エアタンクが仕切壁
によってサポートビーム内に形成されているので、サポ
ートビーム自体の剛性が高くなり強度向上が図れる。
第１図は本考案の一実施例に係る可変式エアサスペンシ
ョンの概略構成図、第２図は可変式エアサスペンション
を具体的に説明するエアスプリング部の側面図、第３図
はサポートビームのエアスプリング取付部の斜視図であ
る。 図面中、 １はエアタンク、 ２はエアスプリング、 ４は連通路、 ５ａ，５ｂは第二連通路、 ６ａ，６ｂは補助エアタンク、 ７ａ，７ｂは開閉弁、 １１はアクスル、 １２はサポートビーム、 １３はフレーム、 ２１，２２は仕切壁である。
ョンの概略構成図、第２図は可変式エアサスペンション
を具体的に説明するエアスプリング部の側面図、第３図
はサポートビームのエアスプリング取付部の斜視図であ
る。 図面中、 １はエアタンク、 ２はエアスプリング、 ４は連通路、 ５ａ，５ｂは第二連通路、 ６ａ，６ｂは補助エアタンク、 ７ａ，７ｂは開閉弁、 １１はアクスル、 １２はサポートビーム、 １３はフレーム、 ２１，２２は仕切壁である。
Claims (1)
- 【請求項１】エアタンクとエアスプリングを連通路でも
って連通してなるエアサスペンションにおいて、前記エ
アスプリングはアクスルを支持するサポートビームと車
両ボデーのフレームとの間に設けられ、第二連通路を介
して前記エアスプリングに連通する補助エアタンクと、
前記第二連通路を遮断可能な弁部材とを設け、更に前記
補助エアタンクが前記サポートビーム内を仕切壁により
仕切って形成されたことを特徴とする可変式エアサスペ
ンション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17007187U JPH069844Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 可変式エアサスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17007187U JPH069844Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 可変式エアサスペンション |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0174904U JPH0174904U (ja) | 1989-05-22 |
| JPH069844Y2 true JPH069844Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31460689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17007187U Expired - Lifetime JPH069844Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 可変式エアサスペンション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069844Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-09 JP JP17007187U patent/JPH069844Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0174904U (ja) | 1989-05-22 |
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