JPH0698239B2 - ズボンのタツク押え装置 - Google Patents

ズボンのタツク押え装置

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JPH0698239B2
JPH0698239B2 JP61057687A JP5768786A JPH0698239B2 JP H0698239 B2 JPH0698239 B2 JP H0698239B2 JP 61057687 A JP61057687 A JP 61057687A JP 5768786 A JP5768786 A JP 5768786A JP H0698239 B2 JPH0698239 B2 JP H0698239B2
Authority
JP
Japan
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pants
plate
device frame
arm
tack
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Application number
JP61057687A
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JPS62213800A (ja
Inventor
圭一 谷口
茂 鎌田
Original Assignee
富士車輌株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ズボンのタック押え装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ズボンのタックは、第4図に示すように、装置フ
レーム20に回動可能に取付けられた回動アーム21の先端
に、ズボン22のタック面23を押えるための整形プレート
24を設け、回動アーム21をシリンダ25により回動させ
て、上記のフレーム20下部のパッド26に取付けたズボン
22のタック面23に、上記プレート24を押し付け、蒸気を
吹きかけて整形した後、乾燥させる方法で仕上げてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の方法では、第4図の矢印のごとくプレー
ト24の円弧運動でズボン22を押し付けるため、プレート
24とズボン22との接触時、ズボン22には下向きの力が加
わる。このためズボン22が下向にずれて、タックの型く
ずれを引き起こすことがあった。
この発明は、上記問題点に鑑み、プレートをズボンのタ
ック面に対して水平に押し付けて、ズボンの位置ずれを
無くしたタック押え装置を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、この発明は、装置フレーム
1の前面に、ズボン3のタック面5を装着する半円筒形
のタック面装着部4aを設け、その装置フレーム1の後方
上部に取付けた水平な軸6の両端に、それぞれ作動板
7、7を上下に回転可能に取付け、その各作動板7、7
に、装置フレーム1の両側面に平行に沿って前方へ延び
る回動アーム8、8をそれぞれ軸9を介して回動可能に
連結し、この各回動アーム8、8の前端部に、回動アー
ムと作動板の連結軸9が回動最下位置に達した時に上記
装置フレームのタック面装着部4aの両側面とすき間を介
して平行に向かい合う整列プレート10、10を取付け、上
記装置フレーム1に、上記連結軸9が回動最下位置達し
た時に各回動アーム8、8を下側から受けると共にその
各アームの軸方向の移動を許容するストッパ14、14と、
上記各作動板7、7を上下に回転させる駆動装置11、11
とを設け、上記各作動板7、7には、上記連結軸9が回
動最下位置にある状態から各回動アーム8、8の下面に
当接して作動板の回転と共に回動アームを上向きに回動
させるピン15を設けたものである。
〔作用〕
上記のように構成されたタック押え装置において、回動
アームが上方に持上げられた状態で駆動装置の作動によ
り作動板を回動させると、回動アームが下方に回動しア
ームの連結点が最下位置になったときにストッパに当接
して停止する。この状態でさらに作動板を回動させる
と、上記回動アームはプレートがタック面に向かう方向
に引き込まれるが、その回動アームの連結点は最下点の
近傍を動くので、プレートはズボンのタック面に平行に
向き合った状態で、ほぼ水平に移動してタック面に押付
けられる。
上記の駆動装置を逆に作動して作動板を逆転させると、
回動アームは所定の位置までプレートがタック面から離
れる方向に水平移動した後、作動板のピンに支持されて
上向きに回動する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第3図に示すように、装置フレーム1は、先
端のヘッド部2下部に、ズボン3を下方からはかせるよ
うに取り付けるパッド4が設けられている。このパッド
4は、前側が丸く回り込んだ半円筒形の形状をしてお
り、ズボン3を取付けたときにタック面5にしわがよら
ないようなタック面装着部4aになっている。
上記フレーム1上部に固定された軸6の両端には、1対
の作動板7が回転可能に取付けられ、その作動板7に
は、回動アーム8が軸9を介して回転可能に連結してい
る。回動アーム8の先端は下方に曲げられてパッド4前
方に回り込んだ形状になっており、その先端部に整形プ
レート10が取付けられている。この整形プレート10は、
押圧面が作動板7の回転支点となる軸6と、アーム8を
連結する軸9とを結ぶ線に対してほぼ平行になるように
取付けられる。
また上記フレーム1の両側面には回動するアーム8を下
から受け止めるストッパ14が設けられている。このスト
ッパ14は、アーム8を連結する軸9が回動の最下点に達
したときに、そのアーム8と当接するように配置されて
おり、第2図に示すようにストッパ14にアーム8が当接
した状態でプレート10の押圧面はパッド4に対してほぼ
平行に向かい合う。
さらに上記フレーム1の両側にはシリンダ装置11が取付
けられ、そのピストンロッド端部は作動板7に突出した
リンク12にピン13により回転可能に連結されている。
上記作動板7には、第1図に示すように、アーム8をは
さんで2個のピン15、16が設けられ、そのうち下側のピ
ン15は、アーム8の回動時、その重量を受けとめて回動
させる受け部になる。一方のピン16は後述するようにア
ーム8が下向きに回動する場合のストッパとなる。
上記のシリンダ装置11の作動ストロークは、アーム8が
ストッパ14に当接した後、さらに作動板7を回動させ、
少なくともアーム8が上記のピン16に当接する位置まで
回動させるように設定されている。
次に作用について述べる。
第1図の状態からシリンダ装置11を伸長すると、作動板
7と共に回動アーム8が下向きに回動し、軸9が最下位
置に達したときにストッパ14に当接して回動が止まる。
この状態ではプレート10は、ズボン3にわずかに接触す
る程度で、タック面5をパッド4に押し付けていない。
タック面5をプレート10で押圧して整形するにはさらに
シリンダ装置11を伸長させて作動板7を回動させる必要
がある。すなわち上記の状態からさらに作動板7が回動
すると、アーム8はストッパ14上をすべりながら、シリ
ンダ装置11側に引き込まれるが、その場合軸9が最下点
近傍で回動してその高さがほとんど変化しないので、プ
レート10は、タック面5に平行に向き合った状態でほぼ
水平に移動して、タック面5に押し付けられる。このた
め、ズボン3にはプレート10との接触時、下向きの力が
作用せず均一な押圧が加わるので、位置ずれが生じな
い。このプレート10の移動は、アーム8が作動板7のピ
ン16に当接したときに停止される。
上記のように整列プレート10がタック面5に圧着した状
態では、各回動アーム8が整列プレート10を前後方向に
引き込むため、第3図に示すように半円筒形のタック面
装着部4aに対して各整列プレート10が前後方向の押圧力
Fを与えることになり、その押圧力Fは、ズボン3をタ
ック面装着部4aに垂直に押し付ける力Fxと、タック面装
着部4aの表面に沿ってズボン3を引張る力Fyとに分解さ
れる。
この場合、2つの整形プレート10、10がタック面装着部
4aの両側面に同時に圧着するため、上記力Fyはズボン3
の布地を両側から引張るように作用し、ズボン3の前面
には適度な張力が生じてしわが延ばされる。このため、
整列プレート10の圧着によって、タック面5がタック面
装着部4aに垂直に押圧されて正しく整形されると共に、
それ以外のズボン3の布地には張力が加えられてしわが
延ばされることになり、美しい仕上がりを得ることがで
きる。
次にシリンダ装置11を収縮させると、上記とは反対にア
ーム8はストッパ14上をほぼ水平に押し戻され、プレー
ト10は平行移動してズボン3のタック面5から離れる。
すなわち、タック面5にはプレート10が離れる際もズボ
ン3にはずれを生じさせるような不都合な力が加わらな
い。さらにシリンダ装置11を収縮させて作動板7を回動
させるとピン15がアーム8に当接し、アーム8はピン15
に支持されて上方に回動する。
上記の構造では、第2図のように各回動アーム8が水平
方向に移動してタック面装着部4aと接近離反し、その
後、上下方向に回動して第1図に示すような装置フレー
ム1上方の待機位置まで移動するため、回動アーム8の
回転軸跡は装置フレーム1の前面にほぼ沿った形状にな
り、フレーム1の前方に大きく突出しない。このため、
装置フレーム1のタック面装着部4aの前方側で作業する
作業者に対して回動アーム8が干渉することが少なく、
作業性がそこなわれない。
なお、上記のタック押え装置は、タックの仕上げだけで
なく、タックの付いていないズボンの整形用として用い
ることもできる。
〔効果〕
以上説明したように、この発明においては、整形プレー
トがズボンのタック面に対して平行に向い合った状態で
ほぼ水平に押付けられるようにしたので、プレートとの
接触時ズボンには下向きの力が加わらずずれが生じな
い。したがって、タックの型くずれが防止されて常に良
好なタックの仕上がりを得ることができる。
また、整形プレートはタック面装着部に対してズボンを
垂直に押圧する力と布地に張力を与える力とを生じさせ
るため、ズボンはタック面の整形と同時に表面のしわが
延ばされた状態で仕上げられることになり、安定して美
しい仕上りを得ることができる。
さらに、回動アームは水平移動してタック面装着部に接
近離反した後、上下に回動して待機位置に移動するた
め、そのアームの回動軸跡が装置フレームから大きく突
出せず、作業者によるズボンの装着作業が安全に効率よ
く行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す正面図、第2図は同上
の作動状態を示す正面図、第3図は第2図の平面図、第
4図は従来例を示す正面である。 1……装置フレーム、3……ズボン、5……タック面、
7……作動板、8……回動アーム、10……整形プレー
ト、11……シリンダ装置、14……ストッパ、15……ピ
ン、16……ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置フレーム1の前面に、ズボン3のタッ
    ク面5を装着する半円筒形のタック面装着部4aを設け、
    その装置フレーム1の後方上部に取付けた水平な軸6の
    両端に、それぞれ作動板7、7を上下に回転可能に取付
    け、その各作動板7、7に、装置フレーム1の両側面に
    平行に沿って前方へ延びる回動アーム8、8をそれぞれ
    軸9を介して回動可能に連結し、この各回動アーム8、
    8の前端部に、回動アームと作動板の連結軸9が回動最
    下位置に達した時に上記装置フレームのタック面装着部
    4aの両側面とすき間を介して平行に向かい合う整列プレ
    ート10、10を取付け、上記装置フレーム1に、上記連結
    軸9が回動最下位置達した時に各回動アーム8、8を下
    側から受けると共にその各アームの軸方向の移動を許容
    するストッパ14、14と、上記各作動板7、7を上下に回
    転させる駆動装置11、11とを設け、上記各作動板7、7
    には、上記連結軸9が回動最下位置にある状態から各回
    動アーム8、8の下面に当接して作動板の回転と共に回
    動アームを上向きに回動させるピン15を設けたことを特
    徴とするズボンのタック押え装置。
JP61057687A 1986-03-13 1986-03-13 ズボンのタツク押え装置 Expired - Lifetime JPH0698239B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP61057687A JPH0698239B2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13 ズボンのタツク押え装置

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JP61057687A JPH0698239B2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13 ズボンのタツク押え装置

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JPS62213800A JPS62213800A (ja) 1987-09-19
JPH0698239B2 true JPH0698239B2 (ja) 1994-12-07

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JP61057687A Expired - Lifetime JPH0698239B2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13 ズボンのタツク押え装置

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JPH0362598U (ja) * 1989-10-17 1991-06-19
JPH0725195Y2 (ja) * 1989-10-26 1995-06-07 富士車輌株式会社 ズボンのタック押え装置
KR100641886B1 (ko) 2005-05-10 2006-11-03 문빈 다림질장치

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JPS62213800A (ja) 1987-09-19

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