JPH0698201B2 - 消火設備自動点検システムの試験用弁制御装置 - Google Patents

消火設備自動点検システムの試験用弁制御装置

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JPH0698201B2
JPH0698201B2 JP22550989A JP22550989A JPH0698201B2 JP H0698201 B2 JPH0698201 B2 JP H0698201B2 JP 22550989 A JP22550989 A JP 22550989A JP 22550989 A JP22550989 A JP 22550989A JP H0698201 B2 JPH0698201 B2 JP H0698201B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動点検時に試験用配管に設けている試験用
弁を開閉制御してポンプ性能試験等の各種の消火設備の
自動点検を行なう消火設備自動点検システムの試験用弁
制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、消火設備の自動点検設備にあっては、監視室等に
設置した自動点検管理盤から引き出された伝送路に自動
点検中継盤を接続し、自動点検管理盤からの自動点検の
開始指令を受けた際に自動点検中継盤の制御部が所定の
制御手順に従って消火設備の自動点検を行なうようにし
ている。
このような消火設備の自動点検システムにおける点検項
目の1つとして、試験用配管に設けられた試験用弁を制
御してポンプ性能試験を行なうものがある。
例えばポンプ吐出側の試験配管に設けた試験用電動弁を
開状態にしてポンプを起動し、この時のポンプ吐出圧
力、流量等を計測し、規定のポンプ性能が得られている
か否かを確認する性能試験を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ポンプ性能試験等の試験中における試験
用電動弁の開状態で、自動点検中継盤に対する自動点検
管理盤からの伝送路に短絡、断線等の伝送異常が起きた
場合あるいは自動点検管理盤が故障した場合、自動点検
管理盤からの点検終了に伴なう試験用電動弁の閉制御指
令を受信できなくなるために試験用電動弁は開状態を維
持し、この時、火災が発生したとすると試験用電動弁が
開状態にあるために火災により作動したスプリンクラー
ヘッドや消火栓等に対し十分に消火用水を加圧供給する
ことができず、消火活動に支障を来たす問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、伝送異常が生じた場合には試験用弁を初期状態に
復旧して消火活動に支障をきたさないようにした消火設
備の自動点検システムの試験用弁制御装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] まず本考案は、少なくとも自動点検の開始及び終了信号
を送出する上位制御盤と、該上位制御盤から引き出され
た伝送路に接続され点検開始信号の受信により消火ポン
プの起動及び試験用配管に設けた試験用弁の開閉制御を
伴う所定の制御手順に従った自動点検を開始し点検終了
信号を受信した際に該自動点検を終了する下位制御盤
と;該下位制御盤内に設けられ前記自動点検の制御手順
に従った開閉信号により前記試験用弁を開閉制御する弁
制御手段とを備えた消火設備の自動点検システムを対象
とする。
このような消火設備の自動点検システムにつき本発明の
試験用弁制御装置にあっては、前記下位制御盤に、前記
上位制御盤との間の伝送異常を検出する伝送異常検出手
段と;該伝送異常検出手段の検出出力が得られた時に前
記試験用弁を初期状態に復旧させる弁復旧手段と;を設
けるようにしたものである。
[作用] このような構成を備えた本発明による消火設備自動点検
システムの試験用弁制御装置にあっては、自動点検中の
試験用弁を開放している状態で上位制御盤(自動点検管
理盤)と下位制御盤(自動点検中継盤)との間に伝送路
に断線、短絡等の伝送異常が起きたり、上位制御盤その
もので故障が起きると、この伝送異常の検出出力に基づ
き強制的に試験用弁が初期状態に復旧され、このとき火
災が発生したとしても、試験用弁は例えば閉状態となる
初期状態に戻っているため、試験用配管にポンプからの
加圧消火用水を流すことなく本来の消火活動のためにス
プリンクラーヘッドや消火栓等に十分な消火用水を加圧
供給でき、消火活動に影響を与えない信頼性の高い自動
点検システムとすることができる。
[実施例] 第4図は本発明が対象とする消火設備自動点検システム
の設備構成を示した説明図である。第4図において、ま
ず消火設備を説明すると次のようになる。
建物の地下階にはモータ12及び消火ポンプ14が設けら
れ、モータ12に対してはポンプ制御盤10が設けられる。
消火ポンプ14の吸込管は貯水槽16に立ち下げられ、また
消火ポンプ14の吐出側には建物の垂直方向に立ち上げら
れた給水本管18が設けられ、給水本管18の先端は屋上等
の高架水槽20に接続される。給水本管18の途中からは、
例えば各階毎に分岐管26が引き出され、分岐管26に設け
たアラーム弁28の2次側に複数のスプリンクラーヘッド
30を設けている。
また消火ポンプ14の吐出側に設けた仕切弁8の2次側に
は圧力タンク32が分岐接続され、圧力タンク32は消火ポ
ンプ14により加圧された給水本管18の水圧を受けて内部
の空気を圧縮しており、圧縮空気の圧力は圧力センサ34
で監視されている。
更に、消火ポンプ14の吐出側には呼水槽22が設けられ、
呼水槽22の水位は常にフロート24により一定に保たれて
いる。
このような消火設備にあっては、例えば火災によりスプ
リンクラーヘッド30が作動すると、スプリンクラーヘッ
ド30から放水された消火用水が分岐管26のアラーム弁28
に流れることでアラーム弁28より検出信号が得られ、こ
の検出信号をポンプ制御盤10に与えることでモータ12に
より消火ポンプ14を起動させる。また、給水本管18の圧
力低下に対しては圧力タンク32に設けた圧力センサ34の
検出出力より圧力低下を検知し、同様にしてポンプ制御
盤10によりモータ12を起動して消火ポンプ14を運転し、
この結果、給水本管18の管内圧力を常に一定に保つよう
になる。
次に、自動点検のための設備構成を説明する。
まず、消火ポンプ14の吐出側には試験配管36が分岐接続
され、試験配管36には試験用弁としての電動弁40−1お
よび流量計42が設けられる。試験配管36消火ポンプ14の
ポンプ性能試験に用いられ、消火ポンプ14を起動して電
動弁40−1を開き、試験用配管36に加圧消火用水を流
し、その流量を流量計42で計測することで規定のポンプ
性能が得られているか否か試験する。
次に、分岐管26の管末には末端試験装置44−1が設けら
れる。末端試験装置44−1には仕切弁46、試験用弁とし
ての電動弁40−3及びオリフィス48が設けられ、遠隔的
に電動弁40−3を開くことによりオリフィス48で決まる
スプリンクラーヘッド30、1個分の作動流量を分岐管26
に流すことで擬似的な火災状態を作り出し、このときの
アラーム弁28の検出信号により消火ポンプ14を起動させ
る試験を行なう。このため、末端試験装置44−1には電
動弁40−3を制御するためのローカル中継器400が設け
られ、ローカル中継器400は更に圧力センサ50の検出圧
力を上位の制御盤側に送出する。尚、52は圧力計であ
る。
更に、第4図の実施例にあっては、圧力タンク32に対す
る分岐管の管末に試験用弁としての電動弁40−2を設け
ており、この電動弁40−2を開いて圧力タンク32の圧力
を下げることで圧力センサ34の検出出力に基づいて消火
ポンプ14を起動させる試験ができるようにしている。
第5図は第4図に示す消火設備を対象とした本発明の自
動点検システムのシステム構成図である。
第5図において、100は上位制御盤としての自動点検管
理盤であり、例えば中央管理室等に設置されている。20
0は下位制御盤としての自動点検中継盤であり、第4図
に示すようにポンプ制御盤10に併設されている。
自動点検中継盤200は自動点検管理盤100から引き出され
た伝送路L11に接続され、自動点検管理盤100との間でポ
ーリング方式によりデータ伝送を行なう。即ち自動点検
管理盤100は所定の点検サイクル毎に又は予め設定した
プログラムによる任意の時間毎に自動点検中継盤200に
対し点検開始信号を送出し、この点検開始信号を受けて
自動点検中継盤200は予め定めた所定の制御手順に従っ
て自動点検を行ない、自動点検によって得られた計測デ
ータ等の結果を自動点検管理盤100に通知する。そし
て、一旦開始された自動点検は自動点検管理盤100から
の点検終了信号を待って終了させる。
自動点検中継盤200に対しては、第4図に示した電動弁4
0−1,40−2,40−3を含む複数の試験用電動弁40−1〜4
0−nが接続されると共に、流量計42等の複数のセンサ5
6−1〜56−nが接続される。また、自動点検中継盤200
にはポンプ制御盤10が接続され、自動点検中継盤200か
らポンプ制御盤10に対し起動停止を行なうと共にポンプ
制御盤10側に設けている電圧計や電流計等のセンサ58−
1〜58−nの計測データを受信できるようにしている。
更に、自動点検中継盤200に対しては伝送路L12を介して
末端試験装置44−1〜44−n毎に設けられたローカル中
継器400が接続される。ローカル中継器400には試験用電
動弁40−3及び圧力センサ50が接続される。伝送路L12
による自動点検中継盤200とローカル中継器400との間の
データ伝送もポーリング方式により行なわれる。従っ
て、自動点検中継盤200とローカル中継器400を見ると、
自動点検中継盤200が上位制御盤となり、ローカル中継
器400が下位制御盤となる関係にある。
更に、自動点検管理盤100に対しては火災受信盤300が接
続され、火災受信盤300で火災受信が行なわれたときに
は自動点検管理盤100に火災通報を行なって自動点検を
終了させるようにしている。
第1図は本発明による試験用弁制御装置の一実施例を、
第4図に示した試験配管36に設けたポンプ性能試験用の
電動弁40−1を例にとって示した実施例構成図である。
第1図において、消火ポンプ14の吐出側に設けた試験用
配管36には試験用弁としての電動弁40−1及び流量計42
が設けられている。
このような消火ポンプ14の性能試験を行なう電動弁40−
1に対しては自動点検中継盤200内に図示の試験用弁制
御装置が設けられる。
即ち、自動点検中継盤200内に試験用弁制御装置としてC
PU62及び電動弁制御回路64が設けられ、CPU62はインタ
フェース60を介して伝送路L11に接続され、第5図に示
した自動点検管理盤100との間でデータ転送を行なうよ
うにしている。また、電動弁制御回路64はインタフェー
ス66を介して試験用配管36に設けた電動弁40−1に接続
される。更に、試験用配管36に設けた流量計42の検出信
号はA/Dコンバータ68でデジタルデータに変換されてCPU
62に取り込まれる。
CPU62は伝送路L11及びインタフェース60を介して自動点
検管理盤100より自動点検起動に基づくポンプ性能試験
の開始指令を受けると、電動弁制御回路64に開閉制御信
号を出力し、インタフェース66を介して電動弁40−1の
モータを開方向に駆動して弁を開く。勿論、電動弁40−
1の開放時にあっては、既に自動点検動作により消火ポ
ンプ14は運転状態に置かれている。
電動弁40−1の開放により試験用配管36に流れる流量は
流量計42で検出され、A/Dコンバータ68でデジタルデー
タに変換された後CPU62へ取り込まれ、CPU62において予
め設定されている性能流量が得られるか否か判断され
る。また、CPU62は流量計42の検出流量が定格流量とな
った時点で電動弁の開制御を停止させ、その時点での消
火ポンプ14の吐出圧力、モータ電流、電圧等の各種のデ
ータを取り込んで所定範囲内にあるか否か判断する。
このような中継盤200の試験用弁制御装置に加え、本発
明にあっては、伝送路L11の断線、短絡、更に上位から
のポーリング停止等の伝送異常を検出する伝送異常検出
回路65と、伝送異常検出回路65の検出出力が得られたと
きにCPU62による制御のもとに強制的に電動弁40−1を
初期状態に復旧させる弁復旧回路70が設けられる。
尚、CPU62に対してはウォッチドッグ回路72が設けら
れ、ウォッチドッグ回路72によりCPU62の暴走等の異常
を検出した際にも弁復旧回路70を作動して電動弁40−1
を初期状態に復旧させるようにしている。即ち、CPU62
が正常に作動しているときには、一定周期毎にCPU62か
らウォッチドッグ回路72に信号出力が行なわれるが、CP
U62が暴走等により異常になるとウォッチドッグ回路72
に対する一定周期毎の信号出力が行なわれなくなり、こ
の信号出力の停止からウォッチドッグ回路72はCPU62の
異常を検出して弁復旧回路70を作動するようになる。ま
た流量計42はオン、オフ型でもよく、この場合はA/Dコ
ンバータ68は省略できる。
第2図は第1図の自動点検中継盤200に設けられた電動
弁制御回路64及び弁復旧回路70の具体的な実施例を示し
た回路図である。
第2図において、まず電動弁制御回路64にはCPU62から
の起動信号により作動されるリレー74と、CPU62からの
開閉制御信号により作動されるリレー76,78が設けられ
る。リレー74,76,78の一端は共通接続され、後の説明で
明らかにする弁復旧回路70に設けたリレー82の常閉リレ
ー接点82aを介して電源ラインに接続される。リレー74
は常開リレー接点74aを有し、またリレー76は切替リレ
ー接点76aを有し、更にリレー78は切替リレー接点78aを
有する。
一方、弁復旧回路70は伝送異常検出回路65に検出出力に
基づくCPU62からの復旧制御信号により作動されるリレ
ー80,82が設けられる。リレー80,82の一端は共通接続さ
れて電源ラインに接続され、電源ラインに対してはリレ
ー80のリレー接点80aを介してリレー84が接続されてい
る。
ここで、リレー82は常閉リレー接点82aを有し、常閉リ
レー接点82aは電動弁制御回路64に設けたリレー74〜78
に対する電源ラインに挿入接続される。また、リレー84
はリレー接点84aを有し、このリレー接点84aは電動弁制
御回路64に設けられる。
電動弁制御回路64から電動弁40−1に対する駆動は、常
開リレー接点74a,84a及び切替リレー接点76a,78aを備え
た回路により実現される。即ち、図示の通り切替リレー
接点76aをA側に接続すると共に切替リレー接点78aをA
側に接続し、常開リレー接点74aを閉制御するすること
で電動弁40−1に対する閉制御が可能となる。
逆に、電動弁40−1を開制御する場合は、切替リレー接
点76aをB側に接続すると共に、切替リレー接点78aをB
側に接続し、常開リレー74Aを閉制御することで電動弁4
0−1に対する開制御が可能となる。切替リレー接点76a
の切替出力は常開リレー接点74a,84aの並列接続回路を
介して出力端子86より電動弁40−1に引き出され、一
方、切替リレー接点78aの切替出力は出力端子88を介し
て電動弁40−1側に引き出されている。
尚、出力端子86,88の間にはサージ吸収のためアレスタ9
0を接続している。
次に、第3図の動作フロー図を参照して第1図に示した
自動点検中継盤200における試験用弁制御装置の動作を
説明する。
まず、第5図に示したように自動点検システムの自動点
検管理盤100からは伝送路L11を使用したポーリングによ
り自動点検の開始指令が行なわれ、複数項目に亘る自動
点検の内、例えば第1図に示した試験用配管36を使用し
たポンプ性能試験を開始する点検指令が与えられる。
このような試験用配管36を使用したポンプ性能試験の点
検開始指令に対し、第1図に示した自動点検中継盤200
のCPU62はポンプ性能試験を行なうために、まず電動弁
制御回路64に対し起動信号を出力し、第2図に示すよう
に、電動弁制御回路64に設けたリレー74が作動する。こ
のとき、伝送異常検出回路65は伝送異常を検出しておら
ず、CPU62からは復旧制御信号が弁復旧回路70に与えら
れていないことから、リレー80,82は非作動状態にあ
り、リレー82のリレー接点82aは図示のように閉じてお
り、起動信号を受けるとリレー74を正常に作動すること
ができる。リレー74が作動すると、そのリレー接点7aが
閉じ、電動弁40−1に対する出力端子86,88の極性は図
示のようになり、これによって電動弁40−1の閉鎖駆動
が行なわれて初期状態となる。
続いて、CPU62は電動弁40−1を開制御するために電動
弁制御回路64に対し開制御信号を出力し、これによって
リレー76,78が作動する。リレー76の作動により、その
切替リレー接点76aはA側からB側に替わり、またリレ
ー78の作動によりその切替リレー接点78aはA側からB
側に切り替わる。従って、出力端子86と88の極性が逆極
性に切り替わり、これによって電動弁40−1の開制御が
開始される。
電動弁40−1が全開もしくは所定の試験流量となる開度
に達すると、電動弁制御回路64に対する起動信号及び開
制御信号がなくなってリレー74,78が復旧し、リレー74
の常開リレー接点74aが開くことで電動弁40−1に対す
る駆動電圧の供給を停止し、また切替リレー接点76a,78
aが図示の初期状態に戻る。
次に、ポンプ性能試験を終了して自動点検中継盤200か
らのポーリングにより点検終了信号を受信した際には、
CPU62は電動弁制御回路64に対し起動信号のみを出力す
る。この起動信号によりリレー74が作動して常開リレー
接点74aが閉じることにより、出力端子86,88からは図示
の極性をもつ駆動電圧が電動弁40−1に供給され、電動
弁40−1を閉鎖駆動し、閉鎖完了で起動信号が断たれる
とリレー74が復旧する。
次に、電動弁40−1を開制御した状態で伝送異常検出回
路65の検出出力が得られたときの動作を説明する。
第3図において、自動点検中継盤200に設けたCPU62は自
動点検管理盤100からポーリング信号が受信されるか否
か判別している。自動点検中において、所定時間を越え
てもポーリング信号が受信されていないときには、伝送
異常と判断してステップS2に進む。このステップS1にお
ける伝送異常の検出処理は、第1図に示したように伝送
異常検出回路65においてインタフェース60を介して伝送
路L11よりポーリング信号が正常に受信されるか否か監
視しており、一定時間を越えてポーリング信号が受信さ
れない状態が生じたときにCPU62に対し異常検出出力を
行なうことで実現される。勿論、伝送異常検出回路65は
ポーリング信号の有無を監視する以外に直接伝送路L11
の短絡または断線を線路電圧または線路電流から検出す
るようにしてもよい。
ステップS1で伝送異常が検出されてステップS2に進む
と、まず電動弁40−1が定常状態、即ち閉鎖状態にある
か否かチェックし、閉鎖状態にあれば復旧制御を行なう
ことなく処理を終了する。
ステップS2で電動弁40−1が例えば点検中のため定常状
態にないとき、即ち開状態にあったときにはステップS3
に進んで弁復旧制御を行なって定常監視状態に戻す。こ
のステップS3における弁復旧制御は、第2図に示した弁
復旧回路70に対し復旧制御信号を供給することで行なわ
れる。即ち、復旧制御信号が弁復旧回路70に与えられる
リレー80,82が作動し、リレー80の作動によるリレー接
点80aの閉鎖でリレー84を駆動し、同時にリレー82の作
動で電動弁制御回路64に設けたリレー接点82aを開いて
リレー74〜78を復旧させる。このため、電動弁制御回路
64に設けた切替リレー接点76a,78aは図示の位置に戻る
と共にリレー接点74aも開き、一方、弁復旧回路70のリ
レー84の作動でリレー接点84aが閉じ、出力端子86,88に
図示の極性の駆動電圧が印加されることで電動弁40−1
を閉鎖駆動するようになる。
このようなステップS3における弁復旧制御により閉鎖駆
動される電動弁40−1の状態はステップS4で初期状態に
復旧したか否か判別されており、初期状態に復旧したこ
とが判別されると一連の処理を終了する。
尚、上記の実施例はポンプ性能試験を行なうための試験
用配管36に設けられた電動弁40−1の制御対象とした自
動点検中継盤200の試験用弁制御装置を例にとるもので
あったが、第5図から明らかなように、ローカル中継器
400に対しても末端試験用の電動弁40−3が設けられて
いることから、ローカル中継器400についても本発明の
試験用弁制御装置をそのまま適用することができる。
即ち、ローカル中継器400については自動点検中継盤200
が上位制御盤となり、この自動点検中継盤200に対し伝
送路L12を介して下位制御盤としてのローカル中継器400
が接続された関係にあり、ローカル中継器400に第1,2図
に示した構成の試験用弁制御装置を設ければよい。自動
点検中継盤200とローカル中継器400の間はポーリングに
よるデータ伝送が行なわれており、ローカル中継器400
側の試験用弁制御装置に設けられた伝送異常検出回路65
による伝送異常の検出に基づき弁復旧回路70を作動し
て、もし電動弁40−3が開状態にあれば強制的に初期状
態に復旧させるようになる。
更に、本発明は、第4図に示した圧力タンク32の分岐管
に設けている電動弁40−2についても試験配管36の電動
弁40−1と全く同様に、第1,2図に示す試験用弁制御装
置を適用できる。
また、上記の実施例は試験用弁として電動弁を例にとる
ものであったが、電磁弁等の適宜の試験用弁を含むもの
である。
更に、上記の実施例にあっては、伝送異常検出時に試験
用弁を閉制御するものであったが、逆に初期状態で弁開
状態にあるものについては開制御とすることは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明したきたように本発明によれば、自動点検中に
試験用弁を作動している状態で上位制御盤と下位制御盤
との間にポーリング停止、断線、短絡等の伝送異常が起
きると、伝送異常の検出出力に基づき強制的に試験用弁
が初期状態に復旧され、伝送異常が起きたときに火災が
発生したとしても試験用弁は例えば閉状態となる初期状
態に復旧しているため、試験用配管にポンプからの加圧
消火用水を流すことなく、本来の消火活動のためにスプ
リンクラーヘッドや消火栓等に十分な消火用水を加圧供
給でき、自動点検中に伝送異常を起こしても消火活動に
影響を与えない信頼性の高い自動点検システムを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した実施例構成図; 第2図は第1図の電動弁制御回路及び弁復旧回路の具体
例を示した回路図; 第3図は本発明の試験用弁制御装置の伝送異常時の制御
処理を示した動作フロー図; 第4図は本発明が対象とする消火設備の構成図; 第5図は本発明が対象とする自動点検システムの構成図
である。 10:ポンプ制御盤 12:モータ 14:消火ポンプ 18:給水本管 26:分岐管 28:アラーム弁 30:スプリンクラーヘッド 32:圧力タンク 36:試験配管 40−1〜40−n:電動弁(試験用弁) 42:流量計 44−1〜44−n:末端試験装置 62:CPU 64:電動弁制御回路 65:伝送異常検出回路 70:弁復旧回路 74,76,78,80,82,84:リレー 86,88:出力端子 100:自動点検管理盤 200:自動点検中継盤 300:火災受信盤 400:ローカル中継器 L11,L12:伝送路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも自動点検の開始及び終了信号を
    送出する上位制御盤と; 該上位制御盤から引き出された伝送路に接続され点検開
    始信号の受信により消火ポンプの起動及び試験配管に設
    けた試験用弁の開閉制御を伴う自動点検を開始し点検終
    了信号を受信した際に該自動点検を終了する下位制御盤
    と; 該下位制御盤内に設けられ前記自動点検の制御手順に従
    った開閉信号により前記試験用弁を開閉制御する弁制御
    手段と; を備えた消火設備自動点検システムに於いて、 前記下位制御盤に、 前記上位制御盤との間の伝送異常を検出する伝送異常検
    出手段と; 該伝送異常検出手段の検出出力が得られた時に前記試験
    用弁を初期状態に復旧させる弁復旧手段と; を設けたことを特徴とする消火設備自動点検システムの
    試験用弁制御装置。
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