JPH0698182A - 色分解方法 - Google Patents

色分解方法

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JPH0698182A
JPH0698182A JP3254770A JP25477091A JPH0698182A JP H0698182 A JPH0698182 A JP H0698182A JP 3254770 A JP3254770 A JP 3254770A JP 25477091 A JP25477091 A JP 25477091A JP H0698182 A JPH0698182 A JP H0698182A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 「測定」色に対して「仮想」色をノイゲバウ
アー係数を計算するために用いる色分解方法を開示す
る。 【構成】 「仮想」の色は原初の色と関連している。C
M、CY、MY原色の飽和度は、それらの原色の色合い
を変えることなく増加する。その結果生じるCM’、C
Y’、MY’原色により、実際の印刷過程よりも広い飽
和階をもつ「仮想」印刷過程を校正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に色再現過程に関
し、特に色分解方法に関する。
【0002】本発明は同日付特許出願(整理番号000
30145)「RGB色データベースとその作成方法」
に説明された発明に関する。
【0003】
【従来の技術】色とそのCMYK再現ドット域に関して
は3つの基本的なモデルが文献で説明されている。
【0004】マスキング方程式 マスキング方程式は色のCMYドット・パーセンテージ
をそのRGB濃度値から計算するものである。その基礎
となる概念は、全てのインクは2つの他のインクの望ま
ない側の吸収の濃度に対し補償する必要があるというこ
とである。黒は、その色の相当する中性濃度に基づいて
計算される。マスキング方程式には3つの変形がある。 1. 線形マスキング方程式。CMYドット域はRGB濃
度の線形関数である。この方法を用いては3色だけしか
正確に補正できないので、高品質石版印刷再現には不十
分である。 2. 高次多項式。線形マスキング方程式に高次項を付加
することで、更に多くの点に対して正確な補償が得られ
る。この方法の問題は、高次項は振動を生じ易く、校正
された点の間で色の偏差を生じるということである。こ
の方法は、多くの点で正確に補償を行わないようにし、
むしろ多数の色のサンプルから始め、回帰手法を用いて
多項係数を計算することで、印刷可能階全体に対して再
現過程のRマスキング方程式エラーを最小化して改善す
ることができる。 3. 「白」「黒」色に対する異なる係数での線形マスキ
ング。6色に対して正確な補正ができる。例えばシアン
・インクについては、高い赤の濃度をもつ色に対しては
低い赤の濃度をもつ色よりも異なるマスキング係数を用
いる。大部分のスキャナーで用いられているこの手法は
非常にうまく作動させることができ、アナログ回路を用
いて色補正をする必要がある場合は、唯一の現実的な選
択肢である。
【0005】色補正に対するマスキング方程式手法はそ
れ自身の限界がある。 1. 理論的な観点からは、マスキング方程式は再現過程
(例えば写真過程あるいは熱昇華過程)に基づいて濃度
を記述する。石版再現過程は、色(少なくとも最初のオ
ーダーで)は「インク濃度」よりも「ドット・サイズ」
を混合することで得るという点で異なる。 2. マスキング方程式は望ましくないインク側の吸収を
補償するモデルに基づくが、色に対する黒の効果がどの
様なものか十分予測はしない。これは高レベルの黒イン
クを用いたときに問題となり、高いGCRレベルでもそ
うである。
【0006】経験的データに基づく計算 この方法では、多数のCMYK色サンプルが生成、測定
され、色サンプルの各々の色は表に保管される。色の再
現については、表の索引、補間手法を用いてCMYK再
現値を予知する。この方法はどの様な再現過程に対して
も非常に正確にすることができるが、いくつかの重大な
欠点を有している。 1. 校正過程が冗長である:多くのサンプルを作って全
ての個別の校正に対して測定しなければならない。 2. モデルは柔軟性に欠ける:校正モデルは再現過程が
実際にどの様に作動するかを反映していないので、たっ
た1つないし複数の印刷条件が変化しても校正方法を容
易に変えることはできない。このモデルは「のろま」で
あるので、校正データも多くの冗長性を含んでいる。 3. モデルは印刷可能階色外の色を取り扱う「自然な」
方法を提供しない。それを行うには追加アルゴリズムが
必要である。 おそらくこの手法のもっとも有用なアプリーケーション
は、別の十分正確だがより単純な校正過程に対する「2
次補正」として用いることであろう。
【0007】ノイゲバウアー方程式 4つの異なるインクのドットはわずか16の異なる重複組
合せしか生成できない事実及びドットの相対的位置はラ
ンダム(30度の異なるスクリーニング角を用いる結果)
とみなすことができるという前提に基づき、ノイゲバウ
アー方程式は色の3刺激値を効果的CMYKドット区域
の関するとして予知する。ノイゲバウアー方程式の深い
説明は、ユーレ「色再現の原理」ウィリー・アンド・サ
ンズ、1967年にみられる。
【0008】全ての既知のモデルの中で、ノイゲバウア
ー方程式は石版色再現過程がどの様に作動するか最も正
確に記述する。また黒のプリンタが色に対してどの様な
影響を与えるかよく予知する。16色(黒インクとの8つ
の組合せを含む)に対して色補正を正確に行うことが可
能である。今までの所、ノイゲバウアー方程式は広く用
いられていないが、それは次の理由からであろう。 1. RGB用のノイゲバウアー方程式をCMYK色分解
過程に用いるには、反復手法とデジタル・コンピュータ
(アナログでの実施は全く成功していない)を用いるこ
とが必要である。その反復を「十分しつける」のに問題
が生じる。反復は計算的に集中的に行われるので、その
結果は索引表に記憶する必要がある。 2. 最適ノイゲバウアー係数(中性バランス、飽和度な
ど)の計算のベースは広く知られていない。過去におけ
るいくつかの試み(「N修正」ノイゲバウアー方程式な
ど)は辛うじて成功しただけで、ノイゲバウアー・モデ
ル自身の良くない評判をもたらした。
【0009】ノイゲバウアー方程式の算術的分析 ノイゲバウアー方程式 算術的にノイゲバウアー方程式のもっとも単純な形式は
次の通りである。 R = a0 + a1*C + a2*M + a3*Y + a4*K + a5*C*M + a6*C*Y + a7*C*K + a8*M*Y + a9*M*K + a10*Y*K + a11*M*Y*K + a12*C*Y*K + a13*C*M*K + a14*C*M*Y + a15*C*M*Y*K G = b0 + b1*C + b2*M + b3*Y + b4*K + b5*C*M + b6*C*Y + b7*C*K + b8*M*Y + b9*M*K + b10*Y*K + b11*M*Y*K + b12*C*Y*K + b13*C*M*K + b14*C*M*Y + b15*C*M*Y*K B = c0 + c1*C + c2*M + c3*Y + c4*K + c5*C*M + c6*C*Y + c7*C*K + c8*M*Y + c9*M*K + c10*Y*K + c11*M*Y*K + c12*C*Y*K + c13*C*M*K + c14*C*M*Y + c15*C*M*Y*K 短い形式にすると、 R = f(C、M、Y、K) G = g(C、M、Y、K) B = h(C、M、Y、K)
【0010】16CMYK組合せに対して知られている16
RGB値を持つ3組の線形 16 X 16方程式を解くこと
で、48の係数を求めることができる。ノイゲバウアー方
程式は線形であり、従ってその最初の部分的導関数を計
算することができる。
【0011】ノイゲバウアー方程式の反復的解法 ノイゲバウアー方程式は色をCMYKドット域の関数と
して表現する。RGBデータをCMYKデータへ色分解
するには、反対の関係が必要となる。分析的解法は存在
しないが、ニュートン・ラフソン・アルゴリズムに基づ
く反復手法を用いることができる。K値を一定に保つ
と、所与の色Qの周りのCMYとRGBの小さい「変
化」に対して次の関係が存在する(部分的導関数は色Q
内で評価される)。
【0012】この関係は逆転することができるので、d
C、d M、d Yはd R、d G、d Bの関数として表現す
ることができる。
【0013】これが分かると、CMY値を求めるためR
GBデータの関数として反復段階を定義することが可能
である。 出発値:C1 、M1 、Y1 所望色:R G B K: 事前にセットした固定値で R1 = f(C1 、M1 、Y1 、K) G1 = g(C1 、M1 、Y1 、K) B1 = h(C1 、M1 、Y1 、K) d R = R1 − R d G = G1 − G d B = B1 − B C2 = C1 − dC M2 = M1 − dM Y2 = Y1 − dY Kは反復中、一定である。 R2 = f(C2 、M2 、Y2 、K) G2 = g(C2 、M2 、Y2 、K) B2 = h(C2 、M2 、Y2 、K)
【0014】反復には、CMY値の妥当な出発点が必要
である。原初のノイゲバウアー方程式の高次の項を無視
して得られた以下の関係を用いることができる。 R - a4*K = a0 + a1*C + a2*M + a3*Y R - b4*K = b0 + b1*C + b2*M + b3*Y R - c4*K = c0 + c1*C + c2*M + c3*Y これからCMYを排除することができる。よい出発値を
得るのに単純だが効果的なのは次のものである。 C = 1.0 − R M = 1.0 − G Y = 1.0 − B CMY値が安定になると反復は停止する。
【0015】黒インク値の判定 黒は2つの目的を果たさなければならない。 1. 再現可能な色階を暗い色調に延長しなければならな
い。このために経験的な公式を用いて黒を暗い無色に加
えることができる。このようにして得られる黒分解はと
きどき文献で「骨格的黒」と呼ばれている。 2. 黒はまた、色づけされたCMYインクを取り替える
のに用いることができる。理論的には最大限(再現され
る色の色合いを決める)2色のインクを(その色にその
適切な色調と飽和値を与えるため)特定量の黒インクと
組み合わせることで印刷可能色階の全ての色(非常に暗
いものを除き)を再現することが可能である。この手法
はGCRと呼ばれている。その場合無色の色合いは、黒
だけで再現される。GCRは暗い色調での低い合計イン
ク値をもたらし(より早い印刷速度を可能にする)、色
インクの使用を少なくし、それにより原価を節約し、色
バランスはより安定したものになる。
【0016】通常最適黒は先の両極の間の値である。
【0017】反復中にKを一定に保つ代わりに、色イン
クの1つを一定に保ち、他の2色のインクとKを反復す
ることも可能である。例えば 100%CGRでのインク値
を計算するには、黒で置き換えた色インクを一定にゼロ
に等しく保つ。
【0018】PIXにおける分解アルゴリズム ノイゲバウアー係数の計算 基本的方法 ノイゲバウアー係数を計算することは理論的にはむしろ
容易である。その過程は次の通りである。 1. CMYK値の16の異なる組合せを持つプレスないし
校正装置で16色のサンプルを生成する。伝統的だが最も
一般的な場合かならずしもそうではないが、それらの16
の組合せはインクの0%と 100%の16の順列である。 2. 基準中性光源を想定して(グラフィックアート業界
ではD5000)、16色のサンプルの各々の3刺激値を得
る。それらは通常(しかし必ずしもそうではないが)、
色彩計ないし分光器を用いてXYZ3刺激値を測定し、
それらを3X 3行列乗算によりRGB原色系に変換する
ことで得られるRGB3刺激値である。 3. ノイゲバウアー係数を未知として、3組の線形方程
式の組合せは、その16の組合せにCMYKドット・パー
センテージとノイゲバウアー方程式内の対応する3刺激
値を満たすことで作ることができる。 4. 48のノイゲバウアー係数は次にそれらの3組の16方
程式を解くことで得ることができる。
【0019】上記の方法は実際に利用可能なノイゲバウ
アー係数をもたらさないことが分かり、次のような問題
に遭遇した。 1. 中性バランスは正確ではない。中性の色を生成する
はずのCMYKデータを先の係数を持つノイゲバウアー
方程式内で評価したとき、基準中性と対応しない3刺激
値が得られる。これに対する3つの可能な説明は次の通
りである。原初の16色のサンプルを再現する用紙の非中
性性の影響(極端なハイライト内で最も顕著)、ノイゲ
バウアー・モデルのいくつかの固有の不正確性、原初の
16色のサンプルの測定エラー。 2. 所与の色の3刺激値からCMYKを解く反復過程
は、色が暗いと十分収束しない。これに対する説明は、
100%黒インクを含むそれら校正色サンプルと殆ど同じ
ように暗いないしそれよりも暗い色に対して反復を行う
と、その問題の解法の条件付けは不十分になる。これの
別の見方は、黒の高い割合を他の色インクのいずれかと
組み合わせることで得られる色は「殆ど」おなじ黒色を
もたらすと考えることである。逆に反復はどのインク値
に収束して所与の暗い色を再現すべきか「十分知らな
い」のである。 3. 印刷プレスのCMYK色再現過程は、鮮明な青の再
現では特に弱い。それらの色を先の係数で再現しようと
すると、 100%よりも大きいシアン・インク値を度々得
ることがある。色の転移で、突然シアン値が 100%イン
クで縮小し、マゼンダ・インク値(依然 100%以下)は
増大し続けるという厄介な色合いの不連続性が生じる。
非常に鮮明な赤ないし緑色の再現でも同様なことが少な
い範囲で生じる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の一般的
な目的は、色分解の改善方法を提供することである。
【0021】本発明のより詳細な目的は、ノイゲバウア
ー係数を利用する色分解方法を提供することである。
【0022】本発明の更なる目的は、「測定する」色に
対して1組の「仮想」色を用いてノイゲバウアー係数を
計算する色分解方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】1組の「仮想」色をノイ
ゲバウアー係数を計算するために用いる。測定される色
に対する「仮想」色は原初の色と関連している。ディス
プレイ装置のRGB原色と印刷インクの色度階に基づい
て、仮想原色R’G’B’の3角色度階を作成する。仮
想R’G’B’原色の3角色度階には、印刷インクの色
度階とディスプレイ装置の色度階の両方が含まれる。C
M、CY、MY原色の飽和度は、それらの原色の色合い
を変えることなく増加する。その結果生じるCM’、C
Y’、MY’原色は印刷インクの色度階内にある仮想原
色を構成し、仮想R’G’B’原色の3角色度階内に含
まれる。
【0024】
【実施例】このノイゲバウアー係数の計算で先に述べた
問題を克服するため、1組の「仮想」色を用いてノイゲ
バウアー係数を計算する。
【0025】上述の関連出願の「仮想」色RGBデータ
ベースの説明と図1に示す色度階の関係を参照して説明
を行う。前記の出願の主題をここに参考として取り入れ
る。
【0026】CM、CY、MY原色の飽和度、中性バラ
ンス、反復の安定性の問題は次のように対処する。 1. 印刷インクの原色CM、CY、MYの飽和度は(色
合いは変わることなく)増加する。この効果は、実際の
印刷過程よりも広い飽和階を持つ「仮想」印刷過程に対
して校正を行うことができるということである。この仮
想印刷過程上で校正された分解アルゴリズムは、先の節
の問題点3で述べた問題をもたらさない。トレードオフ
は、CM、CYないしMYで決められた色合いを持つ色
の飽和度はわずかに減少するということである。しかし
この不飽和は、過剰飽和された色のCMYKの縮小によ
りもたらされる色合いの転移に比べるとはるかに問題は
少ない。それらの色合いに対する全域的な不飽和は、全
域的な不飽和手法は飽和差を残存するので、飽和外の階
層色が印刷可能飽和階に投射される「投射」方法よりも
好ましい。図1はCM、CY、MY原色がどのように転
移されたかを示している。 2. 測定する原色の相対的明るさを変化し、それらの色
合いと飽和度をそのために不変にすると、中性バランス
要件が得られる。ハイライトと4分の1色調では、中性
バランスはおもにC,M、Yインクの相対的濃度により
影響される。それらの3つの濃度の各々を(できれば
1.0の平均値を持つ)異なる要素で乗算することで、例
えば12%C、9%M、9%Yで中性バランスを得ること
が可能である。中間色調及び4分の3色調では、中性バ
ランスはおもにCM、CY、MYオーバープリントの相
対的強度により影響される。従ってCM、CY、MYオ
ーバープリントの測定濃度を適当な係数(再び 1.0の平
均値を持つことが望ましい)で乗算することで、例えば
65%C、55%M、55%Yで中性バランスを得ることが可
能である。4分の1色調と4分の3色調の中性バランス
の間には独立性があり、従ってC、M、Y、CM、C
Y、MY濃度に対する最適乗算係数を得るいくつかの経
路が作られる。深い陰では、中性バランスはおもにCM
Yトリプル・オーバープリントの色により影響を受け
る。このサンプルの測定色度は、例えば95%C、85%
M、85%Yで中性が得られるように変更する。黒色イン
クの測定色はまた正確に中性に変えられる。これらの操
作全ての結果は、色調スケールの3つの異なる部分での
3つのCMY値の組合せに対して中性バランスが得られ
るということである。この中性スケールの「3点校正」
はまた、中性スケール上の他の点に対してもきわめて満
足の行くものであることが分かっている。 3. 暗い色に対する反復の安定性を向上するため、4単
位からなるCMYKオーバープリントの3刺激値を大き
な数、一般的に 100で割る。これは、非常に暗い色を印
刷できるプレスをシミュレートし、色階の暗い部分の不
十分な数値条件問題を解決するという効果がある。また
色調スケールの非常に暗い部分における色調圧縮の望ま
しい様式をもたらす。
【0027】飽和度圧縮を持つことで、ノイゲバウアー
係数に組み込まれた中性バランス及び色調圧縮は、単純
で一貫しかつ信頼のできる変換を、3刺激値とCMYK
再現値の間で追加圧縮、写像ないし投射手法を必要とせ
ずに、繰り返し得ることができるという重要な利点を持
つ。これにより色分解ソフトウエアは非常に単純化でき
る。
【0028】PIX内での黒色インクの計算 黒色インク曲線は「骨格的」黒色曲線と「 100%GC
R」黒色曲線の間で補間される。補間係数はGCRレベ
ルである。
【0029】骨格的黒色曲線 骨格的黒色は中性RGB成分に基づいている。所与の点
k スタートで出発し、100 %中性成分に対して所定の
最大値k maxに到達する放物線を用いる。RGB3刺激
値の成分の最低を決定し、放物線をそれに適用する。骨
格的黒色値はこの最低に等しくする。図2を参照のこ
と。
【0030】GCR黒色 これは定義では、所与の色を再現するための黒色の最大
量である。一般的に1つ、2つないし3つの色インク
は、この黒色でゼロになる。
【0031】従ってあるものは最初に、CMY値に対し
てゼロに等しい黒色で反復することで、その色は中性成
分を含むかどうかを判定する。全ての3つのCMY値が
正であれば、中性成分があることになる。なければGC
R黒色はゼロにセットされる。次の判定は、どの色イン
クが黒色により置換されそうであるかである。これはC
MYの最低値を0%黒で判定することで行う。このイン
クは次にゼロにセットされ、反復を行って黒の値と2つ
の色インクの値を得る。2つの色インクの値が正であれ
ば、 100%GCR黒に対する有効な解法が見つかる。色
インクの1つが負になれば、その色インクは黒で置き換
えられ、反復が新たに行われる。
【0032】この過程は、1つの色インク値がゼロに等
しく、正の黒色インク値と組み合わせてゼロより大きい
か等しい2つの他のインク値を持つ1組のインク値が見
つけられるまで繰り返される。この 100%GCR黒色の
計算方法は通常、素早く収束する。しかし無色に近い色
については、この過程はときどき振動することがある。
それらの色に対しては、セカント方法を用いて、色イン
クの1つを全く負にしない黒色の最大量を判定する。
【0033】黒色曲線 使用する黒色は、図2に示すように「骨格的」黒色と
「 100%GCR黒色」の平均である。黒色値が得られれ
ば、1組のCMY値を反復して、その黒色と共に所与の
色を再現する。
【0034】輝度の縮小 色の飽和圧縮を上記で説明した。しかし色が印刷可能な
飽和階内にあるとしても、依然CMYK再現過程の輝度
階外にあることがある。一般的にこれは色インクの1つ
に対して負のインク値をもたらす。負の色インク値をゼ
ロに縮小すると、輝度、色合い、飽和度の転移がもたら
される。これは非常に鮮明かつ明るい赤色の分解で注目
されている。
【0035】輝度の縮小の結果としての色合いの転移は
次のようにして避けることができる。色分解が負の色イ
ンクをもたらすならば、分解ソフトウエアはそのインク
の値を大きな係数(一般的に10)で割り、減少した負の
インク値を一定に保ち、しかしその代わり黒色インクが
変わることができるようにして反復を行う。一般的にこ
の操作の結果は、ここで負の黒色インク値となる。この
負の黒色インク値をゼロに縮小すると、再現する色のみ
の明るさのエラーをもたらし、色合いと飽和度は正確な
ものとなる。
【0036】以上本発明の実施例の詳細な説明を行った
が、ここで当技術に熟達した者にとって本発明の特許請
求の範囲で定義される発明の範囲から逸脱することなく
数多くの修正をできることは明かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー・ディスプレイ・モニターないし装置の
RGB原色の色度階、印刷インクの色度階、仮想R’
G’B’原色の色度階をCIE色度図の形式(測定値と
対比した原色(c,m,y)と二次色(cm,cy,m
y)仮想色のxy色度位置)で例示したものである。
【図2】0、25、50、75、100%のGCR割合
に対する黒曲線の生成を示した図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定する1組の元の色に関連した1組の
    仮想色を定義する段階と、 前記1組の仮想色に基づいてノイゲバウアー係数を計算
    する段階からなる色分解方法。
  2. 【請求項2】 CM、CY、MY原色の色合いを変えず
    にその飽和度を増加し、前記1組の仮想色の一部である
    仮想CM’、CY’、MY’原色を生成する段階を更に
    含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 最初の色の色合いや飽和度を変えずに、
    その色の測定した原色の相対的明るさを変える段階を更
    に含む請求項1の方法。
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