JPH0697B2 - 暖房便座の構造 - Google Patents

暖房便座の構造

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JPH0697B2
JPH0697B2 JP60089347A JP8934785A JPH0697B2 JP H0697 B2 JPH0697 B2 JP H0697B2 JP 60089347 A JP60089347 A JP 60089347A JP 8934785 A JP8934785 A JP 8934785A JP H0697 B2 JPH0697 B2 JP H0697B2
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JP
Japan
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toilet seat
surface layer
heater
back surface
resin
Prior art date
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JP60089347A
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JPS61247426A (ja
Inventor
英和 村林
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [従来分野] 本発明は、暖房便座の構造に関し、詳しくはデザイン性
を高め、その表面にも傷付きが生じにくく、掃除も容易
にしようとする技術に関する。
[背景技術] 従来、暖房便座3はその断面図を第9図に示すように、
中空構造としてあり、便座1の表面材12′と便座1の
裏板10′とを接着又は超音波溶着で接合していたの
で、接合部の僅かの隙間に汚れが浸入し、これを掃除し
難くて汚れやすく、そして開閉時の衝撃にも充分に耐え
られるだけ丈夫にするため、便座1の裏板10′が必要
となり、その分だけ重くデザイン的にも厚ぼったい感じ
となり、しかもヒーター2を便座1の裏面に接着剤で貼
りつけたり、便座1の裏板10′を接合したりする作業
を行うため、便座1を工程間で移動させなければなら
ず、手間がかかり、便座1の表面に傷がつきやすいもの
となつていた。
[発明の目的] 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、ヒーターを有するものであり
ながら便座の裏板を不要とし、デザイン性を高め、掃除
も汚れを残すことなく行うことができ、表面にも傷つき
が生じ難い暖房便座の構造を提供することにある。
[発明の開示] 本発明は、表面層12と裏面層10とからなる便座1の
内部に複数の貫通孔9を有して裏面側に断熱材7を貼着
した面状発熱体6からなるヒーター2をインサート成形
してヒーター2の貫通孔9に表面層12乃至は裏面層1
0を形成している樹脂を充填させて成ることを特徴とす
る暖房便座の構造にかかるものであり、このように構成
することによって、上記目的を達成できるに至った。つ
まり、ヒーター2を保護するとともにこれを隠す便座1
の裏板を不要にでき、したがって全体を軽量にでき、合
わせ部の隙間を全くなくすことができ、掃除をしても隙
間に汚れを残すことがなく、掃除が容易で長年月にわた
って掃除がゆきとどいた状態を維持でき、更に工程数も
従来に比べて軽減させることができ、成形品の移動もな
くなるため、便座1の表面に傷つきを生じさせなくする
ことができるようにしたものである。
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
暖房便座3は第1図のように、便器(図示せず)に取付
けボルト4を介して取付けられる取付基台(図示せず)
に回動自在に枢着したものであり、便蓋5も取付基台に
回動自在に枢着してある。そして暖房便座3は第2図に
示すようにヒーター2をインサート成形したものであ
る。即ち、ヒーター2は20〜30ワット程度の導電性
プラスチック製の面状発熱体6を使用するものであり、
この面状発熱体6の裏面には1mm程度の断熱材7をラミ
ネートしてある。電源コード8と面状発熱体6とは予め
電気的に接続してある。面状発熱体6には部分的に貫通
孔9があけられており、まず裏面層10とヒーター2の
インサート成形を行い、第4図(a)(b)のようにヒーター
2の貫通孔9から裏面層10と連なつた突起11を突出
させて貫通孔9に裏面層10を形成している樹脂を充填
させている。次に表面層12のインサート成形を行い射
出成形を完了させる(第2図及び第5図参照)。そして
成形材料の裏面層10は廉価なポリプロピレンであり、
4mm厚程度である。表面層12は傷が付きにくいABS
樹脂であり、平均2mm厚程度である。そしてこのよな成
形後、暖房便座3の裏面に一部は第6図及び第7図のよ
うに、断熱材7を部分的にくり抜かれた部分に約96℃
で溶融する温度ヒューズ13及びサーミスタ14を取り
付けて、ヒーター2がそれ以上の温度に昇温すると断電
するようにしてある。そしてこのような温度ヒューズ1
3及びサーミスタ14はシリコンゴム15を充填し、更
にカバー16をして保護してある。
そしてこのような構成によれば、ヒーター2には部分的
に貫通孔9があり、表裏に成形品層が凹凸を形成してい
るため、成形品層とヒーター2の熱収縮率の違いや体重
による負荷の繰り返しがあつてもヒーター2と成形品層
とのインサート境界部分のずれやクラックが発生しにく
いものとなる。しかも成形材料の裏面層10の廉価なも
のであり、コストダウンできる。更にヒーター2の裏面
には断熱材7を貼ってあるので、裏面側への放熱を抑制
でき、熱ロスを少なく、省エネ効果を期待できる。そし
て温度ヒューズ13やサーミスタ14を成形後に取り付
け、インサート成形しないから、約200℃程度に成形
材料を加熱していても約96℃に溶融設定された温度ヒ
ューズ13は溶断されることはなく、裏面に取り付けら
れるため水が浸入しにくい。更に温度ヒューズ13等は
シリコンゴム15で覆われカバー16をねじ17で固定
してあるから、故障時のメンテナンスも容易である。
第8図は他の実施例を示し、ヒーター2は40ワツトの
フェライト箔18をポリエステル19でラミネートされ
たものであり、表面層12は約2mm高光沢ABS樹脂、
裏面層10はガラス繊維を約20%入れた約3mmのAB
S樹脂である。この実施例にあつても、ヒーター2の貫
通孔9から裏面層10と連なつた突起11を突出させて
貫通孔9に裏面層10を形成している樹脂を充填させて
いる。尚、後述するエポキシ樹脂22に対向している貫
通孔9には表面層12を形成している樹脂が充填されて
いる。そして温度ヒューズ13及びサーミスタ14は第
8図(a)のように脚ゴム20の凹部21にヒーター2と
接して取り付けられ、移動を防ぐためにエポキシ樹脂2
2で固定してある。凹部21は脚ゴム20で覆われるか
ら外観上全く支障はない。
このような構成によれば、表面層12はガラス繊維を混
入したABS樹脂であり、強度が高いうえ、その分だけ
薄くできる。又、温度ヒューズ13等は脚ゴム20の凹
部21に取り付けたので、デザイン的に問題はない。し
かもヒーター2の表面にはアルミニウム箔23をラミネ
ートしてあるから、熱伝導を良好にし、表面層12の温
度にむらがないようにできてよい。
上記実施例にあっては、ヒーター2の貫通孔9に裏面層
10を形成している樹脂を充填させているが、本発明に
あっては、例えば、まず表面12とヒーター2をインサ
ート成形して表面層12を形成する樹脂を充填してもよ
いのである。
[発明の効果] 以上要するに本発明は、便座の内部にヒーターをインサ
ート成形してあるから、ヒーターを保護するとともにこ
れを隠す便座の裏板を不要にでき、したがつて全体を軽
量にでき、合わせ部の隙間を全くなくすことができ、掃
除をしても隙間に汚れを残すことがなく、掃除が容易で
長年月にわたって掃除がゆきとどいた状態を維持でき、
更に工程数も従来に比べて軽減させることができ、成形
品の移動もなくなるため、便座の表面に傷つきを生じさ
せることもなくすることができるという利点がある。し
かも、ヒータの貫通孔に表面層乃至は裏面層を形成して
いる樹脂を充填させているので、便座の表面層及び裏面
層とヒーターとの熱収縮率の違いや体重による負荷の繰
り返しがあつてもヒーターと表面層及び裏面層とのイン
サート境界部分のずれやクラックが発生しにくいものと
なり、更にヒーターの裏面側には断熱材を貼付している
ので、裏面側への放熱を抑制でき、熱ロスが少なく省エ
ネ効果が期待できるものである。又、便座を表面層と裏
面層とで形成しているので、裏面層を形成する樹脂を安
価なものに採択でき、コストダウンを図ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体斜視図、第2図は同上
のA−A線断面図、第3図(a)(b)は同上のヒーターの斜
視図、断面図、第4図(a)(b)は同上の一時成形品の斜視
図、断面図、第5図(a)(b)は同上の暖房便座の斜視図、
断面図、第6図は同上の温度ヒューズ、サーミスタ及び
カバーを示す斜視図、第7図は同上の断面図、第8図
(a)(b)は同上の他の実施例の暖房便座の断面図、部分拡
大断面図、第9図は従来例の断面図であり、1は便座、
2はヒーター、7は断熱材、9は貫通孔、10は裏面
層、12は表面層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層と裏面層とからなる便座の内部に複
    数の貫通孔を有して裏面側に断熱材を貼付させた面状発
    熱体からなるヒータをインサート成形してヒータの貫通
    孔に表面層乃至は裏面層を形成している樹脂を充填させ
    て成ることを特徴とする暖房便座の構造。
JP60089347A 1985-04-24 1985-04-24 暖房便座の構造 Expired - Lifetime JPH0697B2 (ja)

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JPS61247426A JPS61247426A (ja) 1986-11-04
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