JPH0697828B2 - ステツプモ−タ - Google Patents
ステツプモ−タInfo
- Publication number
- JPH0697828B2 JPH0697828B2 JP28037586A JP28037586A JPH0697828B2 JP H0697828 B2 JPH0697828 B2 JP H0697828B2 JP 28037586 A JP28037586 A JP 28037586A JP 28037586 A JP28037586 A JP 28037586A JP H0697828 B2 JPH0697828 B2 JP H0697828B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic pole
- pole teeth
- stator
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Linear Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、いわゆるOA機器等に適用されるステップモ
ータに関するものである。
ータに関するものである。
交互に異なる磁極を周方向に形成した永久磁石板を有す
るステップモータのロータに対して、前記磁極に対面す
るとともに互いに周方向に電気角で1/2πずれた磁極歯
を有する一対の磁心に励磁コイルを巻装した一対の固定
子磁極部を有するステータの提案例を第5図に示す。
るステップモータのロータに対して、前記磁極に対面す
るとともに互いに周方向に電気角で1/2πずれた磁極歯
を有する一対の磁心に励磁コイルを巻装した一対の固定
子磁極部を有するステータの提案例を第5図に示す。
すなわち、このステータは、電気角で周方向に1/2πず
れた磁極歯50,51を有する一対の磁心52,53を焼結,鋳造
等によりステータボディ54に一体に形成し、かつ周方向
に交互に4個ずつ配設している。
れた磁極歯50,51を有する一対の磁心52,53を焼結,鋳造
等によりステータボディ54に一体に形成し、かつ周方向
に交互に4個ずつ配設している。
しかしながら、このステップモータのステータは、焼結
等により磁心52,53を形成するため、磁心52,53の寸法精
度および磁気特性が悪いという製造上の欠点があった。
等により磁心52,53を形成するため、磁心52,53の寸法精
度および磁気特性が悪いという製造上の欠点があった。
また、磁心52,53が塊状であるため、うず電流損が大き
いという構造上の欠点があった。
いという構造上の欠点があった。
この発明の目的は、ステータの磁極歯の寸法精度および
磁気特性が良好で、しかもうず電流損を低減することが
できるステップモータを提供することである。
磁気特性が良好で、しかもうず電流損を低減することが
できるステップモータを提供することである。
ロータ(2)と、ステータ(12)とを備えたステップモ
ータであって、 ロータ(2)は、交互に異なる磁極を周方向に形成した
永久磁石板(1)を有し、ステータ(12)は、一対の磁
心(7,8)と、励磁コイル(9)からなり、 磁心(7,8)の各々は、2種類の高さの異なる複数の薄
板(3,4)が厚さ方向に交互に積層され、かつ高い方の
薄板(4)を同じ方向に突出させることにより積層方向
の側面に永久磁石板(1)に対剖する磁極歯(5,6)を
形成し、 一対の磁心(7,8)は磁極歯(5,6)が周方向に電気角で
1/2πずれたものである。
ータであって、 ロータ(2)は、交互に異なる磁極を周方向に形成した
永久磁石板(1)を有し、ステータ(12)は、一対の磁
心(7,8)と、励磁コイル(9)からなり、 磁心(7,8)の各々は、2種類の高さの異なる複数の薄
板(3,4)が厚さ方向に交互に積層され、かつ高い方の
薄板(4)を同じ方向に突出させることにより積層方向
の側面に永久磁石板(1)に対剖する磁極歯(5,6)を
形成し、 一対の磁心(7,8)は磁極歯(5,6)が周方向に電気角で
1/2πずれたものである。
この発明の構成によれば、磁極歯を有する一対の磁心を
高さの異なる薄板を交互に積層することにより形成した
ため、磁極歯を有する磁心は鋳造や焼結によらず形成す
ることができ、したがって提案例と比較して寸法精度お
よび磁極特性を良好にすることができる。しかも磁心は
薄板を積層しているため、うず電流損を低減することが
できる。
高さの異なる薄板を交互に積層することにより形成した
ため、磁極歯を有する磁心は鋳造や焼結によらず形成す
ることができ、したがって提案例と比較して寸法精度お
よび磁極特性を良好にすることができる。しかも磁心は
薄板を積層しているため、うず電流損を低減することが
できる。
実施例 この発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説
明する。すなわち、このステップモータは、ロータ
(2)と、ステータ12とを備えたステップモータであっ
て、 ロータ2は、交互に異なる磁極を周方向に形成した永久
磁石板(1)を有し、 ステータ(12)は、一対の磁心7,8と、励磁コイル9か
らなり、 磁心7,8の各々は、2種類の高さの異なる複数の薄板3,4
が厚さ方向に交互に積層され、かつ高い方の薄板(4)
を同じ方向に突出させることにより積層方向の側面に永
久磁石板(1)に対面する磁極歯5,6を形成し、 一対の磁心7,8は、磁極歯5,6が周方向に電気角で1/2π
ずれている。
明する。すなわち、このステップモータは、ロータ
(2)と、ステータ12とを備えたステップモータであっ
て、 ロータ2は、交互に異なる磁極を周方向に形成した永久
磁石板(1)を有し、 ステータ(12)は、一対の磁心7,8と、励磁コイル9か
らなり、 磁心7,8の各々は、2種類の高さの異なる複数の薄板3,4
が厚さ方向に交互に積層され、かつ高い方の薄板(4)
を同じ方向に突出させることにより積層方向の側面に永
久磁石板(1)に対面する磁極歯5,6を形成し、 一対の磁心7,8は、磁極歯5,6が周方向に電気角で1/2π
ずれている。
前記ロータ2は、永久磁石板1の中心部をブッシュ13に
接着剤により取付け、ブッシュ13に回転軸14を貫着して
いる。
接着剤により取付け、ブッシュ13に回転軸14を貫着して
いる。
前記永久磁石板1の各磁極(図示せず)は、永久磁石板
1の厚さ方向に着磁している。
1の厚さ方向に着磁している。
前記ステータ12は、円板形のステータボディ15と、ステ
ータボディ15の周縁部の溝18に冠着される筒状のカバー
16とで構成されて、ステップモータのハウジングを兼ね
るとともに、それぞれの中央部に軸受17を設けて、ロー
タ2の回転軸14を軸支している。なお、ステータボディ
15およびカバー16はいずれも鉄等の磁性を有する材料で
形成されている。
ータボディ15の周縁部の溝18に冠着される筒状のカバー
16とで構成されて、ステップモータのハウジングを兼ね
るとともに、それぞれの中央部に軸受17を設けて、ロー
タ2の回転軸14を軸支している。なお、ステータボディ
15およびカバー16はいずれも鉄等の磁性を有する材料で
形成されている。
前記固定子磁極部10,11は、第2図に示すようにそれぞ
れ4個ずつ周方向に交互にステータボディ15に配設され
る。これらの固定子磁極部0,1の磁心7,8は第3図および
第4図に示すように、ステータボディ15に切起し片19,2
0を相対向するように形成し、その間に薄板3,4を積層し
たものを圧入している。この場合、磁極歯5,6は高い方
の薄板4および切起し片19,20により薄板3,4の積層方向
の側面に形成される。
れ4個ずつ周方向に交互にステータボディ15に配設され
る。これらの固定子磁極部0,1の磁心7,8は第3図および
第4図に示すように、ステータボディ15に切起し片19,2
0を相対向するように形成し、その間に薄板3,4を積層し
たものを圧入している。この場合、磁極歯5,6は高い方
の薄板4および切起し片19,20により薄板3,4の積層方向
の側面に形成される。
前記薄板3,4は鉄板を実施例とし、積層した状態で磁極
歯5,6を形成する面が永久磁石板1の磁極の並ぶ円周の
曲率にほぼ等しい扇状をなすようにそれぞれ楔形に形成
されている。そして、励磁コイル9を巻装したコイル枠
21を第3図に示すように磁心7,8に嵌着する。なお、磁
極歯5,6の高さはコイル枠21の表面に面一になるように
揃えられる。
歯5,6を形成する面が永久磁石板1の磁極の並ぶ円周の
曲率にほぼ等しい扇状をなすようにそれぞれ楔形に形成
されている。そして、励磁コイル9を巻装したコイル枠
21を第3図に示すように磁心7,8に嵌着する。なお、磁
極歯5,6の高さはコイル枠21の表面に面一になるように
揃えられる。
なお、磁極歯5,6は、永久磁石板1の周方向の最も接近
した同じ磁極間を1ピッチとして、同じ1ピッチの間隔
で複数形成される(実施例では4個である)が、これは
薄板3,4の厚さにより達成される。また磁極歯5,6の相互
は電気角で1/2πすなわち1/4ピッチ周方向にずれるよう
に磁心7,8の位置が設定されている。
した同じ磁極間を1ピッチとして、同じ1ピッチの間隔
で複数形成される(実施例では4個である)が、これは
薄板3,4の厚さにより達成される。また磁極歯5,6の相互
は電気角で1/2πすなわち1/4ピッチ周方向にずれるよう
に磁心7,8の位置が設定されている。
また、前記磁極歯5,6に永久磁石板1を間にして対向す
る磁極歯5a,6aをカバー16に一体形成している。
る磁極歯5a,6aをカバー16に一体形成している。
このステップモータは、永久磁石板1の磁極が磁極歯5,
5aまたは磁極歯6,6aに対面して1/4ピッチごとに安定状
態となる。励磁コイル9,10に互いに1/2π位相のずれた
矩形波の交流電流を通電すると、磁極歯5,6間および磁
極歯5a,6a間に異なる磁極が現れるとともに、磁極歯5,6
と磁極歯5a,6aとに交互に異なる磁極が現れるので、永
久磁石板1の磁極と吸引力および反発力が生じて永久磁
石板1が周方向に公知の動作で1/4ピッチずつステップ
動作する。
5aまたは磁極歯6,6aに対面して1/4ピッチごとに安定状
態となる。励磁コイル9,10に互いに1/2π位相のずれた
矩形波の交流電流を通電すると、磁極歯5,6間および磁
極歯5a,6a間に異なる磁極が現れるとともに、磁極歯5,6
と磁極歯5a,6aとに交互に異なる磁極が現れるので、永
久磁石板1の磁極と吸引力および反発力が生じて永久磁
石板1が周方向に公知の動作で1/4ピッチずつステップ
動作する。
この実施例によれば、磁極歯5,6を有する一対の磁心7,8
を高さの異なる薄板3,4を交互に積層することにより形
成したため、磁極歯5,6を有する磁心7,8は鋳造や焼結に
よらずに形成することができ、したがって提案例と比較
して寸法精度および磁気特性を良好にすることができ
る。しかも磁心7,8は薄板3,4を積層しているため、うず
電流損を低減することができる。
を高さの異なる薄板3,4を交互に積層することにより形
成したため、磁極歯5,6を有する磁心7,8は鋳造や焼結に
よらずに形成することができ、したがって提案例と比較
して寸法精度および磁気特性を良好にすることができ
る。しかも磁心7,8は薄板3,4を積層しているため、うず
電流損を低減することができる。
なお、薄板3,4の各々はさらに薄い薄板を積層して形成
したものでもよい。またこの発明の薄板3,4は楔形でな
く等厚の平板でもよい。
したものでもよい。またこの発明の薄板3,4は楔形でな
く等厚の平板でもよい。
この発明のステップモータによれば、磁極歯を有する一
対の磁心を高さの異なる薄板を交互に積層することによ
り形成したため、磁極歯を有する磁心は鋳造や焼結によ
らずに形成することができ、したがって提案例と比較し
て寸法精度および磁気特性を良好にすることができる。
しかも磁心は薄板を積層しているため、うず電流損を低
減することができるという効果がある。
対の磁心を高さの異なる薄板を交互に積層することによ
り形成したため、磁極歯を有する磁心は鋳造や焼結によ
らずに形成することができ、したがって提案例と比較し
て寸法精度および磁気特性を良好にすることができる。
しかも磁心は薄板を積層しているため、うず電流損を低
減することができるという効果がある。
第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図はそのス
テータボディの平面図、第3図は固定子磁極部の分解斜
視図、第4図はその断面図、第5図は提案例の斜視図で
ある。 1……永久磁石板、2……ロータ、3,4……薄板、5,6…
…磁極歯、7,8……磁心、9……励磁コイル、10,11……
固定子磁極部、12……ステータ、13……ブッシュ、14…
…回転軸、15……ステータボディ、16……カバー、17…
…軸受、18……溝、19,20……切起し片、21……コイル
枠
テータボディの平面図、第3図は固定子磁極部の分解斜
視図、第4図はその断面図、第5図は提案例の斜視図で
ある。 1……永久磁石板、2……ロータ、3,4……薄板、5,6…
…磁極歯、7,8……磁心、9……励磁コイル、10,11……
固定子磁極部、12……ステータ、13……ブッシュ、14…
…回転軸、15……ステータボディ、16……カバー、17…
…軸受、18……溝、19,20……切起し片、21……コイル
枠
Claims (1)
- 【請求項1】ロータ(2)と、ステータ(12)とを備え
たステップモータであって、 ロータ(2)は、交互に異なる磁極を周方向に形成した
永久磁石板(1)を有し、 ステータ(12)は、一対の磁心(7,8)と、励磁コイル
(9)からなり、 磁心(7,8)の各々は、2種類の高さの異なる複数の薄
板(3,4)が厚さ方向に交互に積層され、かつ高い方の
薄板(4)を同じ方向に突出させることにより積層方向
の側面に永久磁石板(1)に対面する磁極歯(5,6)を
形成し、 一対の磁心(7,8)は、磁極歯(5,6)が周方向に電気角
で1/2πずれた ステップモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28037586A JPH0697828B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | ステツプモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28037586A JPH0697828B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | ステツプモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133863A JPS63133863A (ja) | 1988-06-06 |
JPH0697828B2 true JPH0697828B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=17624137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28037586A Expired - Lifetime JPH0697828B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | ステツプモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0697828B2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP28037586A patent/JPH0697828B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63133863A (ja) | 1988-06-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |