JPH069751B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH069751B2
JPH069751B2 JP1066721A JP6672189A JPH069751B2 JP H069751 B2 JPH069751 B2 JP H069751B2 JP 1066721 A JP1066721 A JP 1066721A JP 6672189 A JP6672189 A JP 6672189A JP H069751 B2 JPH069751 B2 JP H069751B2
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JP
Japan
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laser beam
optical axis
laser
laser processing
processing apparatus
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JP1066721A
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和夫 米良
実 鈴木
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ加工装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来技術は溶接学会全国大会講演集第40集に記載のよ
うに、4枚の帯状反射鏡を向い合わせて構成される筒状
多面鏡体(以下、筒状多面鏡体と称する)、すなわち内
面が反射鏡である筒状多面鏡体にレーザビームを入射さ
せ、多重反射でレーザビームの強度分布を均一化してい
る。この筒状多面鏡体を用いる方法は、他の方法に比べ
均一なビーム強度分布が得られ、特にエッジ部はシャー
プな境界となっている。また、部品点数も少なく、作成
が容易であるため安価である等の非常に大きな利点があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記筒状多面鏡体は向かい合った反射鏡の多重反射によ
つてレーザビームの強度分布を均一化するので、干渉が
生じ、均一化したレーザビームにはマス目のような干渉
縞が発生する欠点がある。この干渉縞部ではビーム強度
の極大、極小があり、均一性を悪くしていた。つまり、
ビーム強度の極大、極小によって温度が高かったり、低
かったりするので、このビームで被加工物、例えば金属
部材を熱処理すると、熱処理個所では硬さが硬い個所と
軟かい個所ができて、均一な硬さが得られない欠点があ
った。
このような加熱加工ではレーザビームの強度分布が非常
に均一である必要があり、筒状多面鏡体で発生する干渉
縞のような微小なビーム強度の差も問題となるケースが
多くなってきた。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、筒状多面
鏡体を使用してもビーム強度を均一化することを可能と
したレーザ加工装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、筒状多面鏡体の入射側光路に筒状多面鏡体
内の異なる位置にレーザビームを移動させながら入射さ
せる光学的移動手段を設けることにより、達成される。
〔作用〕
上記手段を設けたので、光軸の時間的変化に対応してレ
ーザビームの干渉縞の位置が変化するようになつて、干
渉縞のビーム強度の差が平均化されるようになり、強度
分布が均一なレーザビームを得ることができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
1図から第3図には本発明の一実施例が示されている。
レーザ加工装置はレーザ発振器1より出射されるレーザ
ビーム2をビーム均一化光学系の筒状多面鏡体3に入射
させ、レーザビーム2の出力分布を均一にする。
このように構成されたレーザ加工装置で本実施例ではビ
ーム均一化光学系のビーム入射側に入射ビームの光軸4
aを時間的に変化させる手段を設けた。このようにする
ことにより光軸4aの時間的変化に対応してレーザビー
ム2の干渉縞5の位置が変化するようになつて、干渉縞
5のビーム強度の差が平均化されるようになり、筒状多
面鏡体3を使用してもビーム強度を均一化することを可
能としたレーザ加工装置を得ることができる。
すなわちレーザ発振器1より照射されたレーザビーム2
はミラー6により光路を変え、光軸移動装置7に入射す
る。光軸移動装置7を出たレーザビーム2は入射側集光
レンズ8により集光され、筒状多面鏡体3に入射され
る。筒状多面鏡体3内で多重反射したレーザビーム2は
出射側集光レンズ9により集光され、加工点10で均一
なビーム強度分布11となる。このビーム強度分布11
には干渉縞5が生じているが、光軸移動装置7によりレ
ーザビーム2の光軸4aを同図2点鎖線表示のように照
射位置を変え、時間的に変化させると、干渉縞5の位置
が変化し、ビーム強度分布12のように干渉縞5が平均
化した分布となる(第1図および第2図参照)。
この光軸移動装置7を本実施例では第3図にも示されて
いるようにした。すなわち第1図のミラー6をモータ1
3で微小角度、正・逆回転させることによつて光軸4a
を一方向に移動させるようにした。このようにすること
により、入射側光軸4aを出射側で複数の位置に照射
し、筒状多面鏡体中で異なる位置に照射させ、多重反射
させて筒状多面鏡体を通過後のビームの干渉縞は、光軸
4aの移動方向に対応して一方向に軌跡14aを画くよ
うになつて、干渉縞は第2図に示すように軌跡14a方
向には平均化した形となる。
このように本実施例によれば筒状多面鏡体を使用しても
強度の均一なレーザビームを得ることができ、被加工物
に熱処理すると均一な硬さの被加工物が得られる。ま
た、筒状多面鏡体の入射側でミラー6を移動させる簡単
な構造で均一なビーム強度が得られる。
第4図には本発明の実施例が示されている。本実施例は
夫直交した方向にモータ13a、13bにより高速振動
するミラー6a、6bを配置した。このようにすること
により光軸4bは直交する2方向へ高速移動するように
なつて、ビームの干渉縞も2方向の軌跡14bを画くよ
うになる。
第5図には本発明の更に他の実施例が示されている。本
実施例はプリズム15aを光軸4c上に配置した場合で
ある。光軸4cはプリズム15aの屈折によつて変化す
る。このことは上述のミラーの角度変化により光軸4c
を変化させるのと同じである。従つてプリズム15aを
光軸4cと同軸に回転させることによつて、光軸4cは
時間的に変化することになり、筒上多面鏡体通過後のビ
ームの干渉縞は、軌跡14cのように円運動をすること
になる。この円運動は干渉縞を平均化する上で最も効果
的な動きである。
第6図には本発明の更に他の実施例が示されている。本
実施例はプリズム15a、15bを直列に配置させた場
合である。このようにすることにより干渉縞は軌跡14
dのように円運動しながら動くようになって、前述の場
合よりもビームを均一化することができる。なお同図に
おいて4dは光軸である。
第7図には本発明の更に他の実施例が示されている。本
実施例は光軸4eに対し、集光レンズ16を微小距離h
だけ偏芯させて配置した場合である。このようにするこ
とにより光軸4eが変化する。従って上述の第5図と同
様にこの偏芯した集光レンズ16を光軸中心に回転させ
る。このようにすることにより光軸4eは時間的に変化
することになり、筒状多面鏡体3を通過後のビームの干
渉縞は軌跡14eのように円運動をするようになり、第
5図の場合と同様な効果を得ることができる。
第8図には上述の第5図のプリズムを使用した場合の構
造図が示されている。入射レーザビーム17は回転式の
プリズム15aを通過し、筒状多面鏡体3の入射側集光
レンズ8により集光され、筒状多面鏡体3内に入射さ
れ、内部で多重反応したのち、筒状多面鏡体3より出射
され、出射側集光レンズ9により集光されて、加工点1
0で均一なビームとなる。プリズム15a部の構造は、
プリズム15aを内蔵したミラーホルダー18がベース
19とベアリングで接続され、回転できる構造となって
いると共に、隣接して配置したモータ20のシャフトと
歯車21で噛み合った構造となつている。従ってモータ
20を回転させると歯車21により回転が伝達され、ミ
ラーホルダー18が回転し、光軸が時間的に回転する 第9図には上述の第8図の実施例を使用した場合の電気
制御構成図が示されている。上述の第8図の実施例にて
得られるビームの加工点10における散乱光を、強度分
布測定カメラ22にて計測し、その信号により強度分布
制御回路23にてビーム強度分布不均一量を演算する。
かつ、該ビーム強度分布不均一量を均一に補正するよう
に、強度分布制御回路23より補正信号をモータドライ
ブ回路24へ送り、モータ20の回転を変化させる。こ
のようにすることにより、ビーム強度分布を自動的に均
一分布とすることができる。
〔発明の効果〕
上述のように本発明は筒状多面鏡体を使用してもビーム
強度を均一化することができるようになつて、筒状多面
鏡体を使用してもビーム強度を均一化することを可能と
したレーザ加工装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザ加工装置の一実施例の説明図、
第2図は同じく一実施例によるビーム強度分布図、第3
図は同じく一実施例の光軸移動装置をミラーで形成した
場合の斜視図、第4図は本発明のレーザ加工装置の他の
実施例の光軸移動装置をミラーで形成した場合の斜視
図、第5図から第7図は本発明のレーザ加工装置の夫々
異なる光軸移動装置の具体例を示す説明図、第8図は本
発明のレーザ加工装置の更に他の実施例を示す縦断側面
図、第9図は本発明のレーザ加工装置の更に他の実施例
の電気制御構成図である。 1…レーザ発信器、2…レーザビーム、3…筒状多面鏡
体、4a〜4e…光軸、6,6a,6b…ミラー、7…
光軸移動装置、15a,15b…プリズム、16…集光
レンズ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振器より出射されるレーザビーム
    を内面が4枚の帯状反射鏡を向い合わせて構成される筒
    状多面鏡体に入射させ、前記レーザビームの出力分布を
    均一にするレーザ加工装置において、前記筒状多面鏡体
    の入射側光路に筒状多面鏡体内の異なる位置にレーザビ
    ームを移動させながら入射させる光学的移動手段を設け
    たことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】前記光学的移動手段が、前記レーザ発振器
    から出射されたレーザビームを反射させるミラーの角度
    を振動させるようにされたものである特許請求の範囲第
    1項記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】前記光学的移動手段が、前記レーザビーム
    の光軸上に配置したプリズムを回転させるようにされた
    ものである特許請求の範囲第1項記載のレーザ加工装
    置。
  4. 【請求項4】前記光学的移動手段が、前記筒状多面鏡体
    に前記レーザビームを集光入射させる入射側の集光レン
    ズの光軸を偏心させて回転するようにされたものである
    特許請求の範囲第1項記載のレーザ加工装置。
JP1066721A 1989-03-18 1989-03-18 レーザ加工装置 Expired - Lifetime JPH069751B2 (ja)

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JPH02247096A JPH02247096A (ja) 1990-10-02
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DE4429913C1 (de) * 1994-08-23 1996-03-21 Fraunhofer Ges Forschung Vorrichtung und Verfahren zum Plattieren
JP2002231655A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd レーザアニール装置
US7169630B2 (en) 2003-09-30 2007-01-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Beam homogenizer, laser irradiation apparatus, and method for manufacturing semiconductor device
JP4467390B2 (ja) * 2004-09-17 2010-05-26 住友重機械工業株式会社 レーザ加工方法及びレーザ照射装置

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