JPH0697461B2 - 電子ブック - Google Patents

電子ブック

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JPH0697461B2
JPH0697461B2 JP1240677A JP24067789A JPH0697461B2 JP H0697461 B2 JPH0697461 B2 JP H0697461B2 JP 1240677 A JP1240677 A JP 1240677A JP 24067789 A JP24067789 A JP 24067789A JP H0697461 B2 JPH0697461 B2 JP H0697461B2
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治紀 槌屋
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日生下産業株式会社
株式会社システム技術研究所
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、書物、新聞、雑誌などの文字、線画、写真
等の内容を、電子的、光学的、磁気的な記録装置に保存
しておいて、これを読み出して表示する装置に関する。
(従来の技術) 一般に書物、新聞、雑誌は文字、写真、線画を紙の上に
印刷して、読みやすい形にして広く流布されている。紙
に印刷した場合、人間はそれを直接肉眼で見ることがで
きるので非常に便利であり、また印刷技術は短時間に大
量の部数を印刷できるのでマスコミニケーションの手段
として、書物、新聞、雑誌は重要な役割を果たしてい
る。
しかし、紙の使用は、原料の調達、輸送、使用後の廃棄
の各段階で、大きな重量と体積のために莫大な輸送・保
管コストが必要になっている。また資源としての紙のリ
サイクルが行われているが、低質紙として再利用される
にすぎないのが現状だから、印刷可能な高級な紙の供給
のために、膨大な森林資源が消費されている。
こうした問題点を解決するために、高密度な、紙以外の
情報の記録方法として、従来から電子的、光学的、磁気
的記録媒体を利用することが考えられてきた。
すなわちICカード(電子的)、コンパクト・ディスク
(光学的)、フロッピーディスケット(磁気的)、磁気
カード(磁気的)、ディジタル・オーディオ・テープ
(磁気的)、レーザーカード(光学的)などの各種の記
録媒体が、活字、写真、線画を記録する手段として考え
られている。そして、これらの記録媒体に収められた情
報は、各々固有の読み出し装置によって読み出して利用
できるようになっている。例えば以下のような組み合わ
せである。
しかしながら、このような構成の現状の記録媒体の利用
方法は、従来の書物、新聞、雑誌を読む利用方法とは全
く異なっている。
コンパクト・ディスクやフロッピィディスクの場合に
は、パーソナルコンピュータによって読み出す方式が主
になっている。そして読み出し装置と表示装置が分離さ
れていて、キーボードからの複雑なキー操作によって記
録媒体の内容を検索して利用することが中心となるた
め、装置は大型となり、記録容量も大量になっている。
このため書物、新聞、雑誌を読むのとは全く異なる形式
になっている。
ICカードや磁気カードの場合には、クレッジト・カード
の大きさの記録媒体であることから、小規模な用途に利
用されている。ICカードは書き換え可能である点を中心
に、クレジット・カードに類似の利用用途が考えられ、
磁気カードは、クレジットカードや電話カードのような
単一の目的ごとに開発され、比較的小さな情報量の記録
媒体として利用されている。またレーザカードも磁気カ
ードに比べて大型の読み出し装置が個別に開発されて利
用されている。
このように、電子的、光学的、磁気的記録体は、様々な
用途に個別に開発されてはいるが、紙の代用として書
物、新聞、雑誌とほぼ同じ働きを提供されるには至って
いないのが現状である。
尚、前述の表1の中でCD、フロッピィーデスク、レーザ
ーカードが、現在ある書物、新聞雑誌の容量になってい
る。しかし、CD−ROMは、容量が大きすぎ、現状の出版
の取り扱っている規模を越えており、経済的に成立しに
くいものになりやすい。(百科事典のようなものしか対
象にできない)。リーザーカードは、コンパクトである
が読み出し装置が大きい。
そこで発明者は、紙の代用として書物、新聞、雑誌とほ
ぼ同じ働きを有する電子ブックなるものを提案する。こ
こにいう電子ブックとは、以下の要件を満たす装置であ
る。
(1)既存の書籍と同等の表示能力で文章(漢字を含
む)若しくは図形等を表示できる。
(2)数100頁以上の書籍の内容を小型ディスク(磁気
又は光学的)若しくはICカードに格納しておき、これを
読み出して表示する。
(3)ポータブルな機器として書籍と同様に持ち歩くこ
とができ、どこでも読むことができる。
ポータブルな機器とするために、パーソナルコンピュー
タに比べ以下の機能を排除してある。つまり、以下の機
能をなくしたことにより、新しいツールが生まれたとも
いえる。
(a)表示した内容をプリントアウトすること。(プリ
ンタがない) (b)複雑な検索を実行すること。(キーボードがな
い) (発明が解決しようとする課題) しかし、上述の電子ブックは、さらに工夫を加える必要
がある。
すなわち、表示内容を変更する際に、書物をめくる場合
と同じように短時間で実行できないと、その変更に要す
る待ち時間が読者にとってきわめて煩わしいという問題
が生ずる。
本発明の電子ブックは、以上の問題点を解決することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明は以下のように構
成した。
すなわち、本発明は、頁ごとに区分して記憶媒体に格納
した文字などの情報を読み出す読み出し装置と、読み出
した1頁分の情報を表示する表示装置と、次の頁を表示
するよう指示する次頁指示キーと、前の頁の表示に戻る
よう指示する前頁指示キーと、前記読出し装置が読み出
した情報を複数頁単位で記憶する補助記憶手段と、前記
各キーの操作により補助記憶手段に記憶されている情報
を読み出して頁をめくるように表示装置に表示するよう
に制御する表示出力制御手段と、前記補助記憶手段に記
憶されている情報が全て表示されたときに、前記読出し
装置が前記記憶媒体から新たな情報を読み出して前記補
助記憶手段に記憶するように制御する読出し制御手段
と、を備えてなるものである。
(作用) 以上のような構成の本発明では、次頁支持キー、および
前頁支持キーを操作すると、そのキー操作に応じて表示
出力制御手段は、補助記憶手段から情報を読み出して書
物の頁をめくるように表示装置に表示させるように制御
する。従って、読者は、書物を読むと同じ要領で文章を
読むことができる。
また、読出し制御手段は、補助記憶手段に記憶されてい
る情報が全て表示されたときには、読出し装置が記憶媒
体から新たな情報を読み出して補助記憶手段に記憶する
ように制御する。
このように記憶媒体の情報を複数頁単位で補助記憶手段
にいったん記憶するようにしたので、表示装置の表示内
容を変更する際に要する時間がきわめて短時間となる。
(実施例) 以下、図面にしたがって本発明の実施例を説明する。
第1図は、電子ブックを開いた状態を示す。第2図は、
電子ブックを閉じた状態を示す。第3図は、第2図の電
子ブックにストラップをつけ持ち運びしやすくしたもの
を示す。第4図は、第1図のように開いた状態におい
て、開き面が平らになるように設けたミシン丁番を示
す。
第1図に示すように、電子ブック1の左右一対の表示装
置2、3は、液晶ディスプレイあるいはプラズマディス
プレイ又は扁平形ブラウン管のような薄形のものが採用
される。
表示装置2の表示画面には、その画面に表示される内容
の頁を表示する領域2A、および後述のように電子ブック
1の作動状態を表示する領域2Bを設ける。また、表示装
置3の表示画面には、その画面に表示される内容の頁を
表示する領域3A、およびその表示内容に関する項目のタ
イトルを表示する領域3Bを設ける。
キー群4Aは、次の頁を表示するように指示する次頁指示
キー4A、前の頁に戻るように指示する前頁指示キー4B、
格納された情報の目次を表示するよう指示する目次指示
キー4C、表示されている頁の特定の位置を指示するカー
ソルを自由に移動させるカーソル移動キー4D、カーソル
移動キー4Dで特定したカーソルの位置を確定させるカー
ソル確定キー4E、自動的に次の頁を表示するように指示
する自動表示指示キー4F、後述のようにアンダーライン
に関する情報を抽出することにを指示する情報抽出キー
4G、後述のように各部からの情報を受信することを指示
する外部情報受信キー4H、後述のようにファクシミリの
受信情報を表示出力すべきことを指示するファクシミリ
表示出力キー4I、などからなる。
ところで、カーソル移動キー4Dに代えて、縦方向および
横方向にカーソルをそれぞれ移動する縦方向カーソル移
動キー4D1、横方向カーソル移動キー4D2を各別に設ける
ようにしてもよい。
この場合には、縦方向カーソル移動キー4D1を押下する
と、カーソルは表示画面の上端から下方へと移動してゆ
き、最下端に到達すると、反転して上方へと移動する。
また、横方向カーソル移動キー4D2についても、同様に
カーソルが表示画面の左右の端部へ到達すると、反転し
て元の方向へ戻る。
従って、このようにキー4D1および4D2を2つ設けると、
表示画面の特定位置に能率よく移動でき、操作性が向上
する。
また、キー4F〜4Iについては、頻繁に利用しないので、
これらの各キーを省略し、使用頻度の高いキーのみを操
作しやすい位置に配置してもよい。この場合には、これ
らの各キーの機能を、表示装置2または3の表示画面の
領域2Bまたは3Bに表示させ、あるいは目次として表示さ
せる内容の最前部(または最後部)に表示させる。そし
て、カーソル移動キー4Dとカーソル確定キー4Eを使用
し、キー4F〜4Iの各々の機能のうちひとつを選ぶように
すれば、キー4F〜4Iを本体に設置しなくても設置したと
同等の効果を達成することができる。
この実施例において、記憶媒体はフロッピーディスクで
あり、このフロッピーディスクは複数のものがフロッピ
ーディスクストックホール5に収納できるようになって
いる。また表示を行いたいフロッピーディスクはフロッ
ピーディスク駆動装置6に挿入される。挿入の後、電源
スイッチ7によって表示が開始される。電子ブック1を
閉じると、節度感のあるパチンという音がしてフック10
が係止し、第2図の状態となる。また第1図のように開
いた状態においては、第4図に示すミシン丁番8の働き
により、表示面が左右平らになる。また、第2図の電子
ブック1にストラップ9を設け、第3図の状態にするこ
とが可能である。
次に、本発明の実施例のハードウエアの構成の一例につ
いて、第5図のブロック図を参照して説明する。
本実施例においては、8、16または32ビットのCPU11が
使用されている。
また、水晶発振器12の働きによりクロック発生器13から
パルスが発生し、このパルスによりCPU11の実行サイク
ルが決定される。
また、各種のキー4A〜4Iを操作することにより、キー信
号がI/Oインターフェイス15およびバス21を介してCPU11
に取り込まれる。電話回線を介しての交信は、モデム
(図示せず)を介してコンバータ16およびシリアルI/O
インターフェイス17を経由して行う。
読み書き可能な半導体メモリのようなメモリ18は、記憶
媒体であるフロッピーディスク14などからの情報を後述
のように一時的に記憶する。
ROM(リード・オンリ・メモリ)19は、後述のように電
子ブック1を機能させるプログラムをあらかじめ格納す
る。また、あらかじめ用意した標準漢字フォント用リー
ド・オン・メモリ20を有する。そして、これらの要素
は、バス21に接続する。
バス21には、液晶コントロールIC22およびドライバ23、
23を介して、液晶ディスプレイからなる表示装置2、3
を接続する。
なお、液晶ディスプレイからなる表示装置2、3は、第
1図に示すように見開き本のように表示したり、必要に
応じて一方は文章、他方は目次等を表示するようにして
もよい。
液晶コントロールIC22には、表示装置2、3の各表示画
面を更新するための画像表示用メモリ(画面2枚分)25
を接続する。フロッピーディスク駆動装置6に挿入され
たフロッピーディスク14は、フロッピーディスク駆動装
置6によりその内容が読み出され、フロッピーディスク
コントローラ26によって処理される。
次に、このように構成する電子ブック1の基本機能につ
いて、以下に説明する。
電源スイッチ7の投入後に、目次指示キー4Cが操作され
ると、フロッピーディスク14に格納される目次の内容を
読み出すようにCPU11は、フロッピーディスクコントロ
ーラ26に指示する。すると、フロッピーディスク駆動装
置6は、フロッピーディスケット14からその指示された
目次の内容を読み出し、その読み出された目次の内容は
画像表示用メモリ25に転送されるので、表示装置2、3
の各表示画面に文字パターンの形態でその目次の内容が
表示される。
これにより、その表示内容に基いて操作者(読者)は希
望する目次を選択できるが、その選択は以下のように行
う。
すなわち、カーソル移動キー4Dの操作により、表示画面
中のカーソルを希望する目次の位置まで移動させて停止
し、再び目次指示キー4Cを操作すると、これによりその
希望の目次が選択される。
すると、その選択した目次に対応する頁の内容がフロッ
ピーディスク14から読み出され、画像表示用メモリ25に
転送されると、その頁の内容が表示装置2、3の表示画
面に表示されるので、表示画面を通じて読者はその表示
内容を読むことができる。
次に、次頁指示キー4Aが操作されると、現在表示中の頁
につづく次の一頁分の内容がフロッピーディスク14から
読み出されて表示装置2または表示装置3の表示内容が
変更される。一方、前頁指示キー4Bが操作されると、現
在表示中の頁の前の一頁分の内容がフロッピーディスク
14から読み出されて表示装置2または表示装置3の表示
内容が変更される。
従って、次頁指示キー4Aおよび前頁指示キー4Bの操作に
より、表示装置2、3の各表示画面には、記憶媒体であ
るフロッピーディスク14の内容が本の頁をめくるように
表示される。
以上が電子ブック1の基本機能であるが、この他に6つ
の機能を有するので、その各機能について以下に順次説
明する。
(1)作動状態表示機能 この機能は、第6図に示すように、表示装置2、3にフ
ロッピーディスク14から読み出した指定の頁の内容が表
示されているときに(ステップS1)、キー4A〜4Iのうち
の特定キーからの入力または状態変化の入力があると
(ステップS2)、その入力に応じた作動状態、例えば
「文章読み込み中」、「しおり書き込み中」、「自動め
くり中、・・秒おき」、「早めくり中、・・秒ごと」、
「アンダーライン指定中」などのいずれかを表示装置2
における表示画面の領域2Bに表示するものである。そし
て、この作動状態表示中は、その内容に応じた各動作が
行われる(ステップS4〜S8)。
ここで、「文章読み込み中」とは、次頁指示キー4Aまた
前頁指示キー4Bなどからのキー入力により、記憶媒体で
あるフロッピーディスク14から文章などの情報を読み出
していることを示す。
「しおり書き込み中」とは、後述のように、例えば所定
時間キー入力がないときには、そのときに表示して内容
の頁の番号をフロッピーディスク14に書き込んでいるこ
とを示す。
「自動めくり中、・・秒おき」とは、自動表示指示キー
4Fが押下されて自動的に表示画面の内容が更新されると
きに、何秒おきに新しい頁を表示するかを示す。
「早めくり、何頁ごと」とは次頁指示キー4Bが所定時間
以上にわたって押下されていると、早めくりモードにな
る。この早めくりモードでは、あらかじめ設定された頁
ごとに早めくりが行なわれるので、その状態を表示す
る。
「アンダーライン指定中」とは、後述のようにカーソル
移動キー4Dなどを使ってアンダーラインを指定表示する
ときに、その旨を示す。
(2)しおり書き込み機能 この機能は、読みかけの書物にはさみ、目じるしにする
しおりに類似するものである。すなわち、電源スイッチ
7がOFFになったとき、またはキー4A〜4Iから所定時間
キー入力がないときに、現在表示装置2、3で表示中の
内容に関する頁番号を記憶媒体であるフロッピーディス
ク14に書き込むようにするものである。
これを第7図を参照して説明すると、表示装置2、3に
フロッピーディスク14から読み出した指定の頁の内容が
表示されているときに(ステップS11)、キー4A〜4Iか
らの入力があると(ステップS12)、電源スイッチ7がO
FFか否かが判別される(ステップS13)。
電源スイッチ7がONのときには、そのキー入力に応じた
所定の動作を行う(ステップS14)。一方、電源スイッ
チ7がOFFのときには、現在、表示装置2、3で表示中
の内容に関する頁番号をフロッピーディスク14に書き込
んだのち(ステップS15)、主電源を切断する(ステッ
プS16)。
また、ステップS12において、キー4A〜4Iからの入力が
なく、このキー入力のない状態が例えば5分以上継続し
たときには(ステップS17)、現在、表示装置2、3で
表示中の内容に関する頁番号をフロッピーディスクに書
き込んだのち(ステップS15)、主電源を切断する。
ここで、主電源の切断は、電子回路を利用して自動的に
行うものとする。
次に、再び電源のスイッチ7を投入すると、フロッピー
ディスク14に書き込まれている頁番号の内容が、表示装
置2、3に再表示される。従って、書物にはさんで使用
するしおりと同様の機能を有する。
(3)情報読み出し機能 この機能は、表示装置2、3の表示内容を変更する際
に、書物をめくる場合と同様に短時間で実行するもので
ある。
これを実施するために、第8図に示すようにメモリ18
に、フロッピーディスク14の情報を複数頁分(例えば16
頁)記憶する領域18−1〜18−16を設ける。
そして、表示装置2、3の表示開始時には、指定された
2頁分の情報をフロッピーディスク14から読み出し、こ
の情報をメモリ18の領域18−7、18−8にそれぞれ書き
込む。これと同時に、メモリ18の領域18−1〜18−6に
は表示すべき2頁よりも前の頁の情報を6頁分書き込む
とともに、メモリ18の領域18−9〜18−16には表示すべ
き2頁よりも後の頁の情報を8頁分書き込む。
これにより、第9図で示すように、表示装置2、3には
フロッピーディスク14の指定された頁の内容が表示され
る。(ステップS21)。そして表示中に、キー4A〜4Iか
らの入力があると(ステップS22)、このキー入力が次
頁指示キー4Aか否かが判定される(ステップS23)。
その結果、次頁指示キー4Aのときには、メモリ18の記憶
領域18−9〜18−16の文章データに余裕があるか否かが
判定される(ステップS24)。
その結果、文章データに余裕のないとき、換言すればキ
ー入力によりメモリ18の記憶領域18−15、18−16の各内
容までの表示が終了したときに、その表示の頁につづく
後の8頁分の情報をフロッピーディスク14から読み出し
(ステップS25)、記憶領域18−1〜18−16に格納され
ている情報(文章データ)を矢印A方向に8頁シフトす
る(ステップS26)。これにより、次に表示されるべき
情報は記憶領域18−7〜18−8にシフトされて格納され
るとともに、新たな8頁分の情報は記憶領域18−9〜18
〜16に格納される。
他方、ステップS24における判定の結果、文章データに
余裕のあるときには、ステップS27に進み、次に表示す
る頁をセットする。
ところで、ステップS23おいて否定判定のときにはステ
ップS28に進み、キー入力が前頁指示キー4Bか否かが判
定され、前頁指示キー4Bに余裕があるか否かが判定され
る。(ステップS29)。
その判定の結果、余裕のないとき、換言すればキー入力
によりメモリ18の記憶領域18−1、18−2の内容までの
表示が終了したときには、その表示の頁につづく前の8
頁分の情報をフロッピーディスク14から読み出し(ステ
ップS30)、記憶領域18−1〜18−16に格納されている
情報(文章データ)を矢印B方向に8頁分シフトする
(ステップS31)。
これにより、いままで記憶領域18−1〜18−8までに記
憶されていた情報は、記憶領域18−9〜18−16にシフト
されて格納されるとともに、新たな8頁分の情報は記憶
領域18−1〜18−8に格納される。
他方、ステップS29における判定の結果、文章データに
余裕のあるときには、ステップS27に進み、次に表示す
る頁をセットする。
(4)情報抽出表示機能 この機能は読者が表示装置2、3の画面の文章を見なが
ら必要な箇所にアンダーラインを引いておき、その後
に、このアンダーラインの引かれた頁に文章のみを抽出
して表示できるようにし、必要性の高い文章内容を容易
に読み取れるようにしたものである。
これを実現するために、フロッピーディスク14は、第10
図に示すように1頁単位で文章データを記憶する領域14
−1、14−2……を設けるとともに、その領域14−1、
14−2……の一部をアンダーライン情報を記憶する領域
14−1、14−2……とする。このアンダーライン情報と
しては、アンダーラインの始点と終点とを示す行数、お
よびその行内における文字番号である。
次に、アンダーラインを引く操作について説明する。
まず、表示装置2、3の画面に表示された内容のアンダ
ーラインをひく始点の位置に、カーソル移動キー4Dによ
りカーソルを移動させ、この始点位置にカーソルがきた
ときにキー4Eを操作してその位置を確定させる。次に、
カーソル移動キー4Dを操作してアンダーラインの終点位
置に向けてカーソルを移動すると、アンダーラインが表
示されていく。そして、カーソルがその終点位置にきた
ときに、キー4Eを操作すると、そのアンダーラインの終
点位置が確定する。
このようなキー操作により、アンダーラインに関する情
報は、現在表示されているフロッピーディスク14の各頁
の記憶領域14−1、14−2……の各領域14−1A、14−2A
……に格納される。
次に、このようにして文章データとアンダーライン情報
が格納されたフロッピーディスク14を利用し、アンダー
ラインが引かれた頁の文章データを抽出して表示する場
合には、情報抽出キー4Gを操作することにより、実現で
きる。これについて、第11図のフローチャートを参照し
て説明する。
まず、ステップS41において、ページ番号Pを「1」、
ページめくり方向Mを次頁をめくる方向を示す「1」に
それぞれ設定し、次に、その設定された頁のデータをフ
ロッピーディスク14から読み込む(ステップS42)。
そして、そのデータの中にアンダーラインに関するデー
タがあるか否かを判定し、(ステップS43)、そのデー
タがあるときには、その頁の内容およびアンダーライン
を同時に表示装置2、3の表示画面に表示する。(ステ
ップS44)。
次に、キーア4A〜4Iの入力の有無が判定され(ステップ
S45)、そのキー入力が次頁指示キー4Aのときには、M
=1が設定されてページ番号Pが1頁増加し(ステップ
S46〜ステップS48)、その増加した頁の内容をフロッピ
ーディスケット14から読み込む(ステップS42)。
他方、そのキー入力が前頁指示キー4Bのときには、M=
−1が設定されてページ番号Pが1頁減少し(ステップ
S49、S50、S48)、その減少した頁の内容をフロッピー
ディスク14から読み込む(ステップS42)。
そして、そのキー入力が目次キー4Cのときには(ステッ
プS51)、以上の制御を終了する。
従って、これらのキー操作により、表示装置2、3に
は、フロッピーディスク14中のアンダーラインを引いた
頁の文章データのみが順次抽出され、この文章データが
アンダーラインとともに順次表示される。
(5)外部情報受信機能 この機能は、電話回線などを利用して新聞や雑誌などの
外部情報を受信できるようにするとともに、受信の際
に、フロッピーディスク14のような記憶媒体にあらかじ
で書き込んであるとともに、受信の毎に更新される有効
受信回数のような受信許可情報の有無を調べ、その受信
許可情報があるときにのみ外部情報をはじめて受信でき
るものである。
これを実現するために、フロッピーディスク14には、第
12図で示すように本文テキストを格納する領域の他に、
有効期間を格納する領域14−A、有効受信量を格納する
領域14−B、有効受信回数を格納する領域14−Cをそれ
ぞれ設ける。
ここで、有効期間としては年月日を使用し、有効受信量
としてはページ数または文字数とする。
次に、この機能の制御例について、第13図のフローチャ
ートを参照して説明する。
まず、外部情報を受信するよう指示する外部情報受信キ
ー4Hが操作されると、その日の日付を受信する(ステッ
プS61)。
次に、記憶媒体であるフロッピーディスク14の各領域14
A〜14Cから、受信許可情報である有効期間、有効受信
量、および有効受信回数をそれぞれ読み出す(ステップ
S62)。
そして、有効期間が期間内にあり、かつ有効受信量およ
び有効回数がいずれも制限内にあるときには(ステップ
S63〜S65)、外部情報(本文データ)を受信し、その受
信した本文データをフロッピーディスク14の所定の領域
に格納する。
次に、フロッピーディスク14への外部情報の格納が終了
すると、受信量に応じた分だけ有効受信量の値を減少し
て残余の有効受信量にフロッピーディスク14の領域14−
Bの内容を書き換えるとともに、受信回数を1だけ減少
して残余の有効受信回数に領域14−Cの内容を書き換え
る。従って、フロッピーディスク14における領域14−B
および14−Cの各内容は、外部情報を受信して記憶する
たびに更新される。
一方、ステップS63、S64、S65でいずれも否定判定のと
きには、外部情報のフロッピーディスク14への格納はで
きないので、その旨の警告を表示する(ステップS6
8)。
なお、上述の場合には、ステップS63、S64、S65の3つ
の条件をいずれも満足しなければフロッピーディスク14
への外部情報の格納は不可能としたが、これら1つの条
件のみを満足すればフロッピーディスク14への外部情報
の格納が可能となるようにしてもよい。
このように機能を持たせることにより、第12図で示すよ
うなフロッピーディスク14を販売するようにすれば、購
入者はその購入の際に、外部情報の受信に対する対価を
すでに支払っていることになる。従って、従来のように
情報を受信するときに、受信者の登録の有無などのチェ
ックが不要となる。
(6)ファクシミリ受信表示機能 この機能は、ファクシミリで受信すべき情報をいったん
記憶媒体であるフロッピーディスク14に格納しておき、
その情報を必要に応じて表示装置2、3に表示させるも
のである。
このような機能を実現するために、第15図に示すように
電話回線30の終端に、信号の経路を切替える切替装置31
を設け、この切替装置31により電話回線30とファクシミ
リ32との接続、または電話回線30と電子ブック1との接
続ができるように構成する。
次にこの機能について、第14図のフローチャートを参照
して説明する。
まず、ファクシミリの受信のときには、記憶媒体である
フロッピーディスク14の書き込み可能なページPを読み
出し(ステップS71)、受信を開始する(ステップS7
2)。
次に、1ページ分の内容が受信されるまで、その受信内
容をメモリ18内に貯える(ステップS73、S74)。そし
て、1ページ頁の内容がメモリ18内に貯えられると、そ
の内容をフロッピーディスク14に1ページ書き込む(ス
テップS75)。
次いで、Pの値をひとつ増加させて(ステップS76)、
受信終了でなければ(ステップS77)、次の1ページ分
の受信を続ける。他方、ステップS77で受信終了信号が
検出されると、Pの値をフロッピーディスク14の所定領
域に書き込んでおく(ステップS78)。
従って、次回からの受信は、第Pページから書き込むこ
とが可能となる。
次に、このように受信した情報を表示装置2、3に表示
するときには、ファクシミリの受信情報を出力表示すべ
きことを指示するキー4Iを操作すると、その情報が表示
される。
また、そのキー4Iを操作するたびに、表示装置2、3に
は受信情報が順次更新されて表示されていく。
なお、フロッピーディスク14内の受信情報をファクシミ
リに転送し、ファクシミリによりハードコピーを得るこ
とも可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明では、記憶媒体に格納された文章情
報を書物の頁をめくるように表示装置に表示するととも
に、表示装置の表示内容をきわめて短時間で変更できる
ようにしたので、読者は従来の書物と同様に短時間でペ
ージめくり動作を行って文章を読むことができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の開いた状態を示す斜視図、第2
図はその閉じた状態を示す斜視図、第3図は第2図にス
トラップを設けて持ち運びやすくした状態を示す斜視
図、第4図は第1図のミシン丁番を側面から見た図、第
5図は本発明実施例のハードウェアのブロック図、第6
図は作動状態表示機能を説明するフローチャート、第7
図はしおり書き込み機能を説明するフローチャート、第
8図は情報読み出し機能を実現するためのメモリの使用
例を説明する図、第9図は情報読み出し機能を説明する
フローチャート、第10図は情報抽出表示機能を実現する
ためのフロッピーディスケットの格納例を示す図、第11
図は情報抽出表示機能を説明するフローチャート、第12
図は外部情報受信機能を実現するためのフロッピーディ
スケットの格納例を示す図、第13図は外部情報受信機能
を説明するフローチャート、第14図はファクシミリ受信
表示機能を説明するフローチャート、第15図はファクシ
ミリ受信表示機能を実現するための説明図である。 1……電子ブック、2、3……表示装置、 4A……次頁指示キー、4B……前頁指示キー、 4D……カーソル移動キー、 4G……情報抽出キー、 4H……外部情報受信キー、 4I……ファクシミリ表示出力キー、 6……フロッピーディスク駆動装置、 11……CPU、14……フロッピーディスク、 18……メモリ、19……ROM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頁ごとに区分して記憶媒体に格納した文字
    などの情報を読み出す読み出し装置と、読み出した1頁
    分の情報を表示する表示装置と、次の頁を表示するよう
    指示する次頁指示キーと、前の頁の表示に戻るよう指示
    する前頁指示キーと、前記読出し装置が読み出した情報
    を複数頁単位で記憶する補助記憶手段と、前記各キーの
    操作により補助記憶手段に記憶されている情報を読み出
    して頁をめくるように表示装置に表示するように制御す
    る表示出力制御手段と、前記補助記憶手段に記憶されて
    いる情報が全て表示されたときに、前記読出し装置が前
    記記憶媒体から新たな情報を読み出して前記補助記憶手
    段に記憶するように制御する読出し制御手段と、 を備えてなる電子ブック。
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