JPH0697413A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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Publication number
JPH0697413A
JPH0697413A JP4242006A JP24200692A JPH0697413A JP H0697413 A JPH0697413 A JP H0697413A JP 4242006 A JP4242006 A JP 4242006A JP 24200692 A JP24200692 A JP 24200692A JP H0697413 A JPH0697413 A JP H0697413A
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JP
Japan
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charge transfer
photoelectric conversion
isolation layer
charge
conversion element
Prior art date
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Pending
Application number
JP4242006A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Mori
康雄 森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0697413A publication Critical patent/JPH0697413A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1電荷転送素子の電荷転送路の幅を所定通
りに形成する。 【構成】 光像投影面にマトリック状に形成された光電
変換素子1群と、一方向に並設される光電変換素子列に
隣接して形成され前記光電変換素子列を構成する各光電
変換素子からの電荷を転送する第1電荷転送素子2と、
この第1電荷転送素子に直交しかつ前記光電変換素子群
に隣接して形成された第2電荷転送素子4とを備え、上
記各素子のそれぞれにおいて電気的分離がなされるため
それらの間にアイソレーション層50が形成されている
とともに、前記光電変換素子列と第2電荷転送素子4と
の間に比較的面積の大きなアイソレーション層50が形
成されている固体撮像素子において、前記光電変換素子
列と第2電荷転送素子4との間に形成されている比較的
面積の大きなアイソレーション層50を、その中央部に
アイソレーション層が存在しない環状形状とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子に係り、
特に二次元像の情報が得られる固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の固体撮像素子は、半導体材料か
ら構成され、その基板の主表面である光像投影面に光電
変換素子群がマトリック状に形成されている。
【0003】そして、一方向に並設されるそれぞれの光
電変換素子列に隣接して第1電荷転送素子(垂直シフト
レジスタ)が形成され、該光電変換素子列を構成する各
光電変換素子からの電荷を光像投影面外の領域に転送す
るようになっている。
【0004】さらに、これら第1電荷転送素子に直交し
かつ前記光電変換素子群に隣接して形成された第2電荷
転送素子(水平シフトレジスタ)が形成され、各第1電
荷転送素子からの電荷を電圧変換回路に送出するように
なっている。
【0005】このように構成される固体撮像素子は、上
記各素子のそれぞれにおいて電気的分離がなされるため
それらの間にアイソレーション層が形成され、また、こ
のアイソレーション層は、各光電変換素子列と第2電荷
転送素子との間にも比較的面積の大きな領域として形成
されている。
【0006】このように比較的面積の大きなアイソレー
ション層が形成されている領域は、その上層において第
1電荷転送素子からの電荷を第2電荷転送素子側へ読み
だすための電荷読出し電極(この電極は第1電荷転送素
子における電荷転送電極を兼ねている場合もある。)が
形成されることから、光電変換素子を形成することがで
きない領域となっているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された固体撮像素子は、上述したような比較的
面積の大きなアイソレーション層が形成されていること
によって、次のような問題点が残されていることが指摘
された。
【0008】すなわち、該アイソレーション層を形成す
る際において、その面積が比較的大きいことから、平面
的に観察してその縦横方向に不純物層が必要以上に拡散
して形成されてしまうという現象が発生するようにな
る。
【0009】この場合、特に、隣接する第1電荷転送素
子の形成されている領域にも浸入して形成される結果、
該第1電荷転送素子の転送路の幅(実効チャンネル幅)
を狭めてしまうことになっていた。
【0010】このため、それぞれの第1電荷転送素子に
おける電荷転送量にばらつきを生じさせることになり、
その改善が望まれていた。
【0011】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的とするところのものは、第1
電荷転送素子の電荷転送路の幅を所定通りに形成できる
固体撮像素子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による固体撮像素子は、基本的には、
光像投影面にマトリック状に形成された光電変換素子群
と、一方向に並設される光電変換素子列に隣接して形成
され前記光電変換素子列を構成する各光電変換素子から
の電荷を転送する第1電荷転送素子と、この第1電荷転
送素子に直交しかつ前記光電変換素子群に隣接して形成
された第2電荷転送素子とを備え、上記各素子のそれぞ
れにおいて電気的分離がなされるためそれらの間にアイ
ソレーション層が形成されているとともに、前記光電変
換素子列と第2電荷転送素子との間に比較的面積の大き
なアイソレーション層が形成されている固体撮像素子に
おいて、前記光電変換素子列と第2電荷転送素子との間
に形成されている比較的面積の大きなアイソレーション
層を、その中央部にアイソレーション層が存在しない環
状形状としたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】このように構成した固体撮像素子は、特に、光
電変換素子列と第2電荷転送素子との間に形成されてい
る比較的面積の大きなアイソレーション層を、その中央
部にアイソレーション層が存在しない環状形状としたも
のである。
【0014】このようにアイソレーション層を環状とす
ることによって、その形成の際に、平面的に観察してそ
の縦横方向に不純物層が必要以上に拡散して形成されて
しまうということがなくなる。
【0015】そして、このアイソレーション層の形成さ
れる領域は、その上層において第1電荷転送素子からの
電荷を第2電荷転送素子側へ読みだすための電荷読出し
電極が形成される領域であることから、上述のように該
アイソレーション層を環状形状としてもそれによる弊害
は全くみられないものとなる。
【0016】むしろ、上述したアイソレーション層を環
状形状とすることは、第1電荷転送素子に隣接する各光
電変換素子がその周囲をほぼ環状形状からなるアイソレ
ーション層によって電気的分離が図られて構成されてい
ることから、条件が同等となり、第1電荷転送素子の電
荷転送路への浸入度合が均等になる。
【0017】したがって、該電荷転送路の幅の小さい部
分が特に形成されてしまうことはなく、該幅を所定通り
に形成できることになる。
【0018】
【実施例】図3は、本発明による固体撮像装置の一実施
例を示す概略構成図である。
【0019】同図は、一チップの半導体基板の主表面に
図示のような配列で各素子が形成されたものとなってい
る。同図において、前記半導体基板の主表面の光像投影
領域に複数のフォトダイオード1がマトリックス状に配
列されて形成されている。
【0020】ここで、フォトダイオード1は、光照射に
よりその光の強度に応じて電荷を発生する光電変換素子
である。
【0021】また、列方向に配列されたフォトダイオー
ド1の群毎に該列方向に沿って形成された垂直シフトレ
ジスタ(第1電荷転送素子)2があり、これら各垂直シ
フトレジスタ2はCCD素子から構成されている。
【0022】これら垂直シフトレジスタ2は、それぞれ
列方向に配列された各フォトダイオード1にて発生した
電荷を読出すとともに、この電荷を列方向に沿って前記
光像投影領域外に転送させるものとなっている。
【0023】なお、各フォトダイオード1から垂直シフ
トレジスタ2への電荷読出しは、図示しない電荷読出し
ゲートによりなされるようになっている。
【0024】さらに、各垂直シフトレジスタ2からそれ
ぞれ転送されてきた電荷は、水平シフトレジスタ4(第
2電荷転送素子)に出力され、この水平シフトレジスタ
4によって水平方向に転送されるようになっている。こ
の水平シフトレジスタ4は、前記各垂直シフトレジスタ
2と同様にCCD素子により構成されている。
【0025】水平シフトレジスタ4からの出力は、出力
回路5に入力され、この出力回路5において例えば電圧
に変換され、外部に取り出されるようになっている。
【0026】図4は、前記垂直シフトレジスタ2である
CCD素子とフォトダイオード1との関係を詳細に示し
た平面構成図である。
【0027】同図において、図中散点領域がフォトダイ
オード1の形成領域となっており、これらフォトダイオ
ード1はマトリックス状に配置されている。
【0028】そして、列方向(図中縦方向)に配置され
た各フォトダイオード群の間には、第1電荷転送路35
が形成されている。第1電荷転送路35は、図中左側に
位置付けられている各フォトダイオード1からの電荷を
読みだし、かつ転送するようになっている。
【0029】電荷の読みだしおよび転送は、一層目に形
成された転送電極30B、二層目に形成された転送電極
30Aによってなされるようになっている。
【0030】転送電極30Bおよび転送電極30Aはそ
れぞれ電荷転送路35に沿って順次交互に配置されてい
るとともに、電荷転送路方向における転送電極30A
(二層目)の両端は、それぞれ転送電極30B(一層
目)の上方に位置付けられ重畳領域を有するようになっ
ている。
【0031】また、転送電極30Aの両脇辺(電荷転送
路35と平行な辺)は、その一方の辺において転送電極
30Bの対応する辺の延長線上に位置付けられている
が、他方の辺はフォトダイオード1の領域に及んで延在
されている。この転送電極30Aの前記延在部は、該フ
ォトダイオード1の電荷を読みだすための電荷読み出し
電極の機能を持たせるためのものである。
【0032】そして、これら各電荷転送路35上の転送
電極30B、30Aは、隣接する電荷転送路35上の転
送電極30B、30Aと共通に転送信号が印加されるよ
うにそれらは互いに接続されている。
【0033】図5は、前記垂直シフトレジスタ2である
CCD素子と水平シフトレジスタ4であるCCD素子と
の関係を詳細に示した平面構成図である。
【0034】同図において、前記第1電荷転送路35と
直交して第2電荷転送路38が形成されており、この第
2電荷転送路38は前記各第1電荷転送路35から転送
されてくる電荷を読みだし、そのまま図中左側へ転送す
るようになっている。
【0035】その電荷の読みだしおよび転送は、一層目
に形成された転送電極40B、二層目に形成された転送
電極40Aによってなされるようになっている。
【0036】転送電極40Bおよび転送電極40Aはそ
れぞれ電荷転送路38に沿って順次交互に配置されてい
るとともに、電荷転送路方向における転送電極30A
(二層目)の両端は、それぞれ転送電極30B(一層
目)の上方に位置付けられ重畳領域を有するようになっ
ている。
【0037】図1は、上記図4および図5において、各
転送電極30A、30B、40A、40Bを除いた半導
体基板の主表面を示した平面図である。
【0038】同図において、フォトダイオード1が形成
されている領域において、N型拡散層(図中、N型拡散
層の形成領域を散点領域で示している)が形成されてい
る。
【0039】また、第1電荷転送路35、第2電荷転送
路38の各領域においてもN型拡散層が形成されてい
る。
【0040】そして、フォトダイオード1と第1電荷転
送路35、フォトダイオード1と第2電荷転送路38と
の相互の電気的分離を図るためのアイソレーション層5
0がP型拡散層で形成されている。
【0041】ここで、フォトダイオード1と第1電荷転
送路35との間においては、フォトダイオード1から第
1電荷転送路35への電荷読みだし領域1Aがあり、し
たがって、この領域の部分には前記アイソレーション層
50が形成されていないものとなっている。
【0042】また、第1電荷転送路35に沿って並設さ
れているフォトダイオード1群と第2電荷転送論理リン
ク38との間には、該フォトダイオード1が形成されて
いない(あるいは機能していない)領域があり、この領
域には、図5に示すように、第1電荷転送路35から第
2電荷転送路38への電荷読みだしおよび転送を行なう
転送電極40A、40Bが形成されるようになってい
る。
【0043】そして、この領域において形成されるアイ
ソレーション層50は、この実施例では、特に、その中
央部において該アイソレーション層が形成されていない
環状形状となっている。ここで、従来では、前記中央部
においてもアイソレーション層が形成され、従って平面
的に観て比較的面積の広いものとなっていた。
【0044】さらに、この領域に形成されたアイソレー
ション層50は、フォトダイオード1の形成領域に形成
されたアイソレーション層50とほぼ同様の形状をな
し、フォトダイオード1の形成領域に形成されたアイソ
レーション層50と異なる部分は、電荷読みだしに相当
する領域においてもアイソレーション層が形成されてい
ることにある。
【0045】図1のIIa−IIa線、IIb−IIb線におけ
る断面図をそれぞれ図2(a)、図2(b)に示す。各
図から判るように、アイソレーション層20の間に位置
づけられる第1電荷転送路35は、その周辺の条件が全
く同じであることから、その幅Wもいづれにおいて全く
同じになる。
【0046】この実施例のように構成した固体撮像素子
は、フォトダイオード1群と水平シフトレジスタ4との
間に形成されている比較的面積の大きなアイソレーショ
ン層を、その中央部にアイソレーション層が存在しない
環状形状としたものである。
【0047】このようにアイソレーション層50を環状
とすることによって、その形成の際に、平面的に観察し
てその縦横方向に不純物層が必要以上に拡散して形成さ
れてしまうということがなくなる。
【0048】そして、このアイソレーション層50の形
成される領域(その中央部を含む)は、その上層におい
て垂直シフトレジスタ2からの電荷を水平シフトレジス
タ4側へ読みだすための電荷読出し電極が形成される領
域であることから、上述のように該アイソレーション層
50を環状形状としてもそれによる弊害は全くみられな
いものとなる。
【0049】むしろ、上述したアイソレーション層50
を環状形状とすることは、垂直シフトレジスタ2に隣接
する各フォトダイオード1がその周囲をほぼ環状形状か
らなるアイソレーション層50によって電気的分離が図
られて構成されていることから、それらと条件が同等と
なり、垂直シフトレジスタ2の電荷転送路35への拡散
浸入度合が均等になる。
【0050】したがって、該電荷転送路35の幅の小さ
い部分が特に形成されてしまうことはなく、該幅を所定
通りに形成できることになる。
【0051】上述した実施例では、アイソレーション層
としてはP型の拡散層からなるものであるが、N型の拡
散層であってもよいし、またシリコン酸化膜等であって
もよいことはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による固体撮像素子によれば、第1電荷転送素子
の電荷転送路の幅を所定通りに形成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像素子の一実施例を示す説
明図で、電荷転送電極を除いた半導体基板の主表面を示
す平面図である。
【図2】(a)、(b)は、それぞれ図1のIIa−IIa
線、IIb−IIb線における断面図である。
【図3】本発明による固体撮像素子の一実施例を示す概
略構成図である。
【図4】本発明による固体撮像素子のフォトダイオード
と垂直シフトレジスタとの関係における電荷転送電極の
一実施例を示した平面図である。
【図5】本発明による固体撮像素子の垂直シフトレジス
タと水平シフトレジスタとの関係における電荷転送電極
の一実施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 フォトダイオード(光電変換素子) 35 第1電荷転送路 38 第2電荷転送路 50 アイソレーション層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光像投影面にマトリック状に形成された
    光電変換素子群と、一方向に並設される光電変換素子列
    に隣接して形成され前記光電変換素子列を構成する各光
    電変換素子からの電荷を転送する第1電荷転送素子と、
    この第1電荷転送素子に直交しかつ前記光電変換素子群
    に隣接して形成された第2電荷転送素子とを備え、上記
    各素子のそれぞれにおいて電気的分離がなされるためそ
    れらの間にアイソレーション層が形成されているととも
    に、前記光電変換素子列と第2電荷転送素子との間に比
    較的面積の大きなアイソレーション層が形成されている
    固体撮像素子において、 前記光電変換素子列と第2電荷転送素子との間に形成さ
    れている比較的面積の大きなアイソレーション層を、そ
    の中央部にアイソレーション層が存在しない環状形状と
    したことを特徴とする固体撮像素子。
JP4242006A 1992-09-10 1992-09-10 固体撮像素子 Pending JPH0697413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4242006A JPH0697413A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 固体撮像素子

Applications Claiming Priority (1)

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JP4242006A JPH0697413A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 固体撮像素子

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JPH0697413A true JPH0697413A (ja) 1994-04-08

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ID=17082862

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4242006A Pending JPH0697413A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 固体撮像素子

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JP (1) JPH0697413A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021044641A1 (ja) 2019-09-05 2021-03-11 キタムラ機械株式会社 Cadデータによるマシニングセンタの自動運転装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021044641A1 (ja) 2019-09-05 2021-03-11 キタムラ機械株式会社 Cadデータによるマシニングセンタの自動運転装置

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