JPH0697260A - 枚葉式真空処理装置 - Google Patents
枚葉式真空処理装置Info
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- JPH0697260A JPH0697260A JP24763392A JP24763392A JPH0697260A JP H0697260 A JPH0697260 A JP H0697260A JP 24763392 A JP24763392 A JP 24763392A JP 24763392 A JP24763392 A JP 24763392A JP H0697260 A JPH0697260 A JP H0697260A
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Abstract
て、被搬送物である基板を収納し大気圧と真空間を繰り
返す小部屋内の塵埃低減とロ−ドロック動作の高速化を
目的とする。 【構成】真空中で上下方向に2段階に駆動できるステ−
ジ2を動作させ、中間位置でア−ム5から基板10を受
取り、ステ−ジ2を最上段まで上昇させて大気圧と真空
との状態を繰り返す小部屋8を形成する。この小部屋8
の内部にシ−ル機構が存在しないため摺動による塵埃の
発生がない。また従来の基板の直下にプシャを設けて基
板を持ち上げて搬送する場合に比べて基板直下の気体の
流れがスム−になり,より短時間内にリ−クや排気がで
きる。
Description
の製造装置に係り、特に真空中で基板に対してエッチン
グやCVD等の処理をする装置の大気中から装置内へ基
板を搬入するロ−ドロック機構に関する。
ては、特許公報昭63−45467に示された装置があ
る。また基板の処理面を反転させてロ−ドロック機構か
ら搬送した特開昭59−94435の装置や、リング状
ガスケットを用いて円板を上下させてプラズマ反応室や
基板出入室を形成した特許公報63−24412の例が
ある。
小部屋を形成し、その小部屋を介して大気と真空間で基
板を搬出入するロ−ドロック機構において、通常基板を
持ち上げて保持するリフトとかプッシャと呼ばれるもの
を設けている。これは大気中に設けた基板のハンドリン
グ機構との受け渡しや真空中のハンドリング機構との受
け渡しの為に必要であった。ところで、本来ロ−ドロッ
ク機構に必要なのはこの小部屋に対して短時間のうちに
真空排気して短時間のうちに大気圧に戻すかが重要であ
る。基板に処理を施すのに要する時間よりも短時間のう
ちにこの小部屋の真空排気、ハンドリング、大気開放、
ハンドリングの一連のロ−ドロックのための動作が終了
しなければ装置全体の生産能力を低下させてしまう。ま
た大気からの真空排気の際に小部屋の表面に付着した水
分等の不純ガスを装置内に持ち込まぬためにも小部屋内
の表面積を極力小さくすると共に、体積や真空室と連通
させるときの到達圧力を小さくすることは、言うまでも
ない。このために、従来例で示した枚葉式のロ−ドロッ
ク機構を用いた場合は異物の巻き上げを起こさない範囲
でできるだけ素早く真空排気や大気開放を行う必要があ
る。この際に前出のプッシャ(リフト)を有するため、
真空排気のときに基板が動いたり、大気開放のときに基
板が搭載面に吸着されたりする問題があった。
されたプッシャ部の気体をスム−スに排気できないため
や、基板と搭載面の密着性が良すぎることによりリ−ク
した気体がプッシャ部の空間に入り込めないために起こ
ることである。もちろん一部の装置では基板の搭載面に
溝を設けて、気体の流入が少しでもスム−スにいくよう
に工夫した例があるが、前出の表面積を小さくする見地
からは好ましくないと共にプッシャのシ−ル部材で発生
した塵埃を小部屋内に持ち込むことになり必ずしも良い
解決策とはならない。
夫してプッシャそのものを廃止した。真空内での基板の
受け渡しにおいては、例えばロ−ドロック部にある基板
を装置の真空中に設けたハンドリグのためのア−ム上に
移し替える場合には、小部屋を形成していた基板搭載面
(ステ−ジ)を下降させる際に中間位置で一旦停止させ
る。次にア−ムを基板搭載面と干渉しないように基板の
下部に挿入してから、改めて基板搭載面を最下段の位置
まで下降させる。また逆の方向に基板を搬送する場合に
はこれとまったく逆に操作すれば、基板を基板搭載面上
に受け取ることが出来る。基板を受け取ったのち、基板
搭載面を最上段まで上昇させて小部屋を形成し、この小
部屋に対してN2ガス等を導入して大気圧に戻す。次に
小部屋の側面に設けたゲ−トバルブを開けて、大気中に
設けたロ−ダによって基板を大気中に取り出す。この際
はロ−ダ自身に基板下に挿入して上昇する機能を持たす
ことにより、プッシャを設ける必要を無くした。逆にロ
−ダ側から基板を小部屋内に搬入する場合は、ロ−ダが
基板搭載面上に侵入した後下降して基板を置いて来るよ
うにすれば良い。また本方式によった場合でも枚葉式真
空処理装置に対して、ロ−ドロック部を搬入だけを担当
するものと搬出だけを担当するものとを別個に2つもう
けたり、1つのロ−ドロック部で搬入も搬出も行えるよ
うにしても何ら差し支えない。
ムやロ−ダを挿入するための気体が十分に出入り可能な
空間を有することにより、真空排気中に基板がずれた
り、大気開放後に基板が搭載面に吸着したりすることが
ない。またプッシャを基板下面、言い替えれば大気真空
を繰り返すロ−ドロックのために形成した小部屋の中に
設ける必要が無く、摺動部そのものを無くすことができ
るので塵埃の発生の無い,基板のロ−ドロックに好適な
小部屋を形成できる。
する。図1は枚葉式真空処理装置のロ−ドロック部の断
面を示した略図である。1はロ−ドロックチャンバ、2
はステ−ジであり、3のシリンダの軸である3´により
上下方向に駆動できる。また、シリンダ3はシリンダ4
と筐体どうしを繋がれており、シリンダ4の駆動軸4´
を保持して位置を固定している。いわゆる、ダブルロッ
ドシリンダを利用した構成とした。5は真空中の基板を
搬送するためのア−ムであり、基板搭載部を旋回する部
材の先端の下部に釣上げて持つ形状とした。ア−ム5の
旋回の駆動装置が6である。7は搬送チャンバであり、
13は搬送チャンバ7のフタである。9は大気中との基
板の出し入れをする場合に矩形の開口部を開放できるよ
うな構造を有するゲ−トバルブであり、内部の詳細な構
造は省略した。10が搬送される基板であり、処理面を
上にして水平に搬送される。11はロ−ドロックチャン
バ1のメンテナンス用のフタであり、12のノゾキマド
を組み込んだ構造とした。19はステ−ジ2を組み込む
ためのフタであり、駆動軸4´を支持する20のブラケ
ットを取付けた。21、22はそれぞれ直動のためのシ
−ル機構と回転シ−ル機構であり、本実施例ではOリン
グを二重に設けた。また図1のなかで黒点で示したもの
はシ−ル材であり、特に説明のための番号を付していな
い。
とを一体とし、同一部材で形成してもよい。またア−ム
5は本実施例の形状に限らず、ステ−ジ2と干渉するこ
と無く基板10の受け渡しができれば、単なる平板構造
としてもよい。ステ−ジ2の駆動に本実施例ではダブル
ロッドシリンダをもちいたが、電動を利用した駆動機構
としてもよい。ア−ム5は本実施例では旋回駆動して搬
送する方式としたが、複数の節を持つロボットア−ムと
してもよい。さらに、シ−ル機構にベロ−ズや運動導入
機を用いた構造としても本発明に何ら変わることはな
い。
上下する機構を追加してステ−ジとの基板の受け渡しを
可能とすることもできるが、ア−ムは他の位置に設けた
プロセスチャンバへの搬入搬出も担当しており、通常こ
れらプロセスチャンバにおいてはプロセス処理の安定化
のために基板搭載面の形状を最適化することをするた
め、ア−ム5を上下させて基板を受けわたすのに都合の
よい基板搭載面の形状とすることはできない。このため
プロセスチャンバでの基板の受け渡しでは、プロセス処
理への影響を軽微とするため細いピン状の複数のプシャ
を用いて基板の持ち上げをして搬送するのが普通であ
り、ア−ムに対しては上下する機構は不要である。さら
には水平方向と上下方向にア−ムを駆動すると機構が複
雑となり信頼性の点でも不利である。このため本実施例
では、ロ−ドロックチャンバ2での基板受け渡しのため
の上下方向のうごきはステ−ジ2に担当させた。
ム5に搭載された基板10を大気中に取り出すときの動
作を説明する。まず図1のようにア−ム旋回駆動装置6
を動作させて、ステ−ジ2の上にア−ム5を挿入する。
この際シリンダ3および4に対してそれぞれの駆動軸、
3´および4´は引き込んだ状態であり、ステ−ジ2は
最下段となっている。つぎに、図2に示すようにシリン
ダ4を駆動させて駆動軸4´を下方に突き出すことによ
り、ステ−ジ2を上昇させて上部の基板搭載部に基板1
0を受け取る。この状態から図3に示すようにア−ム5
を退避させて、シリンダ3の駆動軸3´を上方に突き出
すことにより、基板搭載面以外の外周部でシ−ルする位
置までステ−ジ2を上昇させて小部屋8を形成する。小
部屋8には真空から大気圧にもどすためのリ−ク機構
(図示せず)や大気圧から真空排気するための排気手段
(図示せず)が設けられていることは言うまでもない。
図3の状態でこのリ−ク機構を動作させて小部屋8の内
部を大気圧に戻す。そののちゲ−トバルブ9を開放し、
大気中に設けたロ−ダ14で外に取り出す。ロ−ダ14
は水平方向と上下方向の両方に駆動できるようにしたた
め、基板10の下方へ侵入させ真空チャックを駆動させ
ながら上昇させて基板10を握かみ水平方向移動して取
りだすことができる。
は、ロ−ダ14をまたっく逆に動作させて、基板をステ
−ジ2の基板搭載部に乗せたのちゲ−トバルブ9を閉
じ、小部屋8を形成し、前出の排気手段を用いて真空排
気する。ある決めた圧力(例えば真空から100Pa)
まで排気したのちステ−ジ2を中間位置まで下降させて
ア−ム5を挿入し、ステ−ジ2を最下段まで下降させ
て、基板をア−ム5に搭載させることが可能である。
説明する。図4において、図1と同一番号を記入したも
のについては説明を省略する。3゛はシリンダ3の駆動
軸であるが内部を中空としステ−ジ2´の表面まで連続
させて貫通させるとともに、下部に16のバルブと連結
させた。17はフレキシブルチュ−ブであり、小部屋8
の排気配管として駆動軸3゛を設けた。この構造を採用
することにより、前出の小部屋8の排気手段の排気口を
基板10に対して同軸上直下に配設せつっすることが可
能となり、従来の側壁に排気口を設けた場合に比べて小
部屋8内の排気による気流の流れがスム−スになり、排
気による基板の位置ずれの頻度を低減することができ
た。また小部屋8の内部を基板10の上方から見た図が
図6であり、図6を搬送チャンバ7がわから見た図が図
7である。ステ−ジ2´の基板搭載部を15の基板周囲
抑えで形成し、文字どうり基板10の周辺を下部で支え
る構造とした。本実施例では、ステ−ジ2´の基板搭載
部を基板周囲抑え15のように突出させて設けたがステ
−ジ2´の母材そのものを切削してロ−ダ14の侵入す
るスペ−スや基板10を乗せた場合の周辺抑え部を形成
してもよい。むしろ表面積を低減する見地からはそうし
た方が好ましい。
空排気や大気圧リ−クする際に基板10の直下にプッシ
ャのような摺動するものが無く、そのための塵埃の発生
が無く基板の処理にたいして有利となるとともに、真空
排気やリ−ク処理が素早く出来るため生産効率を律速し
ないメリットがある。
の縦断面図である。
の縦断面図である。
ジが上昇して小部屋を形成した状態の縦断面図である。
部の縦断面図である。
ダ、4…シリンダ、5…ア−ム、6…ア−ム旋回駆動装
置、7…搬送チャンバ、8…小部屋、9…ゲ−トバル
ブ、10…基板、11…フタ、12…ノゾキマド、13
…フタ14…ロ−ダ、15…基板周囲抑え、16…バル
ブ、17…フレキシブルチュ−ブ、18…継手、19…
フタ、20…ブラケット、21…シ−ル機構、22…回
転シ−ル機構。
Claims (1)
- 【請求項1】ステ−ジが上昇して封止することにより大
気と連通させる小部屋を形成するロ−ドロック機構を用
い、基板を一枚ずつ搬入して減圧下で処理する枚葉式真
空処理装置において、前記ステ−ジを上下方向に2段階
駆動するように設け、大気中のロ−ダが上下方向に2段
階駆動するように設けたことを特徴とする枚葉式真空処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24763392A JP3350107B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 枚葉式真空処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publications (2)
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ID=17166411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 1992-09-17 JP JP24763392A patent/JP3350107B2/ja not_active Expired - Lifetime
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