JPH069724Y2 - タンディッシュ - Google Patents
タンディッシュInfo
- Publication number
- JPH069724Y2 JPH069724Y2 JP3657790U JP3657790U JPH069724Y2 JP H069724 Y2 JPH069724 Y2 JP H069724Y2 JP 3657790 U JP3657790 U JP 3657790U JP 3657790 U JP3657790 U JP 3657790U JP H069724 Y2 JPH069724 Y2 JP H069724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tundish
- weir
- molten steel
- filter
- partition walls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、溶鋼中の微小な非金属介在物の除去機能を有
するタンディッシュに関するものである。
するタンディッシュに関するものである。
従来の技術 溶鋼中に含有されている非金属介在物は、鋳造時のノズ
ル詰りの原因になると共に、鋳片中に存在すると製品に
種々な欠陥を引き起こす。
ル詰りの原因になると共に、鋳片中に存在すると製品に
種々な欠陥を引き起こす。
したがって、従来から溶鋼中に含有されている非金属介
在物の除去に多大の努力が払われている。
在物の除去に多大の努力が払われている。
その一つが、連続鋳造用タンディッシュにおけるフィル
ターの設置で、これについては既に種々な提案がなされ
ている（特開昭59-189050、同59-156556、同60-11451
3、同62-227559、同62-197251、同63-72452、同61-8782
9、同63-162807、同62-20818、実公昭52-27843、同54-3
3939、同54-33940、実開昭60-146562等）。
ターの設置で、これについては既に種々な提案がなされ
ている（特開昭59-189050、同59-156556、同60-11451
3、同62-227559、同62-197251、同63-72452、同61-8782
9、同63-162807、同62-20818、実公昭52-27843、同54-3
3939、同54-33940、実開昭60-146562等）。
上記の中で、特開昭62-20818、同63-162807、同61-8782
9で使用されているセラミックフィルターは、複雑な微
細気孔を有しているために100ミクロン以下の微細な非
金属介在物の吸着除去が可能である。
9で使用されているセラミックフィルターは、複雑な微
細気孔を有しているために100ミクロン以下の微細な非
金属介在物の吸着除去が可能である。
考案が解決しようとする課題 従来のタンディッシュへのセラミックフィルターを有す
る堰の設置は、タンディッシュの幅方向に設置するのが
一般的であり、次の如き問題点を有するものである。
る堰の設置は、タンディッシュの幅方向に設置するのが
一般的であり、次の如き問題点を有するものである。
現在連続鋳造に使用されているタンディッシュは、一般
的に長くて幅の狭いものである。
的に長くて幅の狭いものである。
従って、タンディッシュの幅方向にセラミックフィルタ
ーを有する堰を設置する従来の場合は、タンディッシュ
幅と高さによりフィルター面積が制約を受ける結果、フ
ィルターの面積を大きくとることができず、早期にフィ
ルターの目詰まりが発生して多量の溶鋼処理が出来ず、
甚だしい場合には、鋳造の途中で鋳造を中断せざるを得
ないという鋳造トラブルの原因になっていた。
ーを有する堰を設置する従来の場合は、タンディッシュ
幅と高さによりフィルター面積が制約を受ける結果、フ
ィルターの面積を大きくとることができず、早期にフィ
ルターの目詰まりが発生して多量の溶鋼処理が出来ず、
甚だしい場合には、鋳造の途中で鋳造を中断せざるを得
ないという鋳造トラブルの原因になっていた。
本考案は、上記従来の問題点を解決するタンディッシュ
を提供するものである。
を提供するものである。
課題を解決するための手段 本考案のタンディッシュの要旨は、次のとおりである。
溶鋼の連続鋳造用タンディッシュにおいて、上記タンデ
ィッシュの長手方向に２枚の仕切壁５、６を設けるとと
もに、上記両仕切壁５、６間のタンディッシュの幅方向
のほぼ中央部の位置にセラミックフィルター10を有する
堰９をタンディッシュの長手方向に設け、上記両仕切壁
５、６の下部に上記堰９に対して流入口７と流出口８を
左右千鳥に設けてなる、タンディッシュ。
ィッシュの長手方向に２枚の仕切壁５、６を設けるとと
もに、上記両仕切壁５、６間のタンディッシュの幅方向
のほぼ中央部の位置にセラミックフィルター10を有する
堰９をタンディッシュの長手方向に設け、上記両仕切壁
５、６の下部に上記堰９に対して流入口７と流出口８を
左右千鳥に設けてなる、タンディッシュ。
作用 本考案により、タンディッシュの長手方向にセラミック
フィルターを有する堰を設置した場合は、堰をタンディ
ッシュの幅方向に設置する場合に比較してタンディッシ
ュの長手方向の空間が大きく活用出来るため、フィルタ
ーの面積を大幅に拡大できるものである。これにより、
多量の溶鋼処理でもフィルターの目詰まりが発生せず、
上記従来の問題点が解消されると共に、鋳造チャージ毎
の非金属介在物の除去効率も安定するものである。以上
の結果、本考案によれば、セラミックフィルターによる
長時間の微細な非金属介在物の吸着除去が可能となるも
のである。
フィルターを有する堰を設置した場合は、堰をタンディ
ッシュの幅方向に設置する場合に比較してタンディッシ
ュの長手方向の空間が大きく活用出来るため、フィルタ
ーの面積を大幅に拡大できるものである。これにより、
多量の溶鋼処理でもフィルターの目詰まりが発生せず、
上記従来の問題点が解消されると共に、鋳造チャージ毎
の非金属介在物の除去効率も安定するものである。以上
の結果、本考案によれば、セラミックフィルターによる
長時間の微細な非金属介在物の吸着除去が可能となるも
のである。
実施例 以下、本考案の一実施例を第１図により詳細に説明す
る。
る。
第１図において１はタンディッシュで、ロングノズル
（図示せず）から注入２された溶鋼はタンディッシュ１
内を流れ浸漬ノズル３から鋳型（図示せず）へ注入４さ
れる。
（図示せず）から注入２された溶鋼はタンディッシュ１
内を流れ浸漬ノズル３から鋳型（図示せず）へ注入４さ
れる。
５及び６は、タンディッシュ１の長手方向において所定
の間隔でタンディッシュ１の幅方向に設けた２枚の仕切
壁である。９は、同じ高さの位置に複数個の円形セラミ
ックフィルター10を固定した堰で、この堰９は、図示の
如く上記２枚の仕切壁５、６間においてタンディッシュ
１の幅方向のほぼ中央部の位置に設置する。７は、上記
入側仕切壁５の下部に設けた流入口、８は、上記出側仕
切壁６の下部に設けた流出口で、この両口７、８は、図
示の如く堰９を挟んで左右千鳥状に設けるものである。
の間隔でタンディッシュ１の幅方向に設けた２枚の仕切
壁である。９は、同じ高さの位置に複数個の円形セラミ
ックフィルター10を固定した堰で、この堰９は、図示の
如く上記２枚の仕切壁５、６間においてタンディッシュ
１の幅方向のほぼ中央部の位置に設置する。７は、上記
入側仕切壁５の下部に設けた流入口、８は、上記出側仕
切壁６の下部に設けた流出口で、この両口７、８は、図
示の如く堰９を挟んで左右千鳥状に設けるものである。
本考案の実施例は上記の通りであり、ロングノズル（図
示せず）から注入２された溶鋼は矢印Ａの如く流入口７
から堰９の一方側へ流入し、ついで矢印Ｂで示す如くセ
ラミックフィルター10を流速10〜12cm／ｓｅｃで通過し
て非金属介在物が効率良く除去されて後堰９の反対側へ
流出し、しかる後、矢印Ｃで示す如く流出口８方向へ流
れて流出口８を通り、高清浄溶鋼は浸漬ノズル３から鋳
型（図示せず）へ注入４され凝固されて非金属介在物起
因の欠陥が発生しない鋳片が得られる。
示せず）から注入２された溶鋼は矢印Ａの如く流入口７
から堰９の一方側へ流入し、ついで矢印Ｂで示す如くセ
ラミックフィルター10を流速10〜12cm／ｓｅｃで通過し
て非金属介在物が効率良く除去されて後堰９の反対側へ
流出し、しかる後、矢印Ｃで示す如く流出口８方向へ流
れて流出口８を通り、高清浄溶鋼は浸漬ノズル３から鋳
型（図示せず）へ注入４され凝固されて非金属介在物起
因の欠陥が発生しない鋳片が得られる。
具体例を示せば、内容量14トンのタンディッシュにおい
て、本考案の堰９に直径200mm、厚み30mm、セルサイズ1
0ppi、材質AL2O3・ZrO2よりなるセラミックフィルター1
0を４個一列に設け、500トンの溶鋼に対して鋳造トラブ
ルもなく非金属介在物が効率良く除去できた。これに対
して、従来のタンディッシュの幅方向に堰を設置する場
合には、セラミックフィルターは２個が限度で、フィル
ターの目詰まりによって150トンで鋳造を中止した。
て、本考案の堰９に直径200mm、厚み30mm、セルサイズ1
0ppi、材質AL2O3・ZrO2よりなるセラミックフィルター1
0を４個一列に設け、500トンの溶鋼に対して鋳造トラブ
ルもなく非金属介在物が効率良く除去できた。これに対
して、従来のタンディッシュの幅方向に堰を設置する場
合には、セラミックフィルターは２個が限度で、フィル
ターの目詰まりによって150トンで鋳造を中止した。
考案の効果 以上の如く、本考案によれば、タンディッシュにおいて
セラミックフィルターにより長時間の微細な非金属介在
物の除去が可能となり、清浄な良質鋳片の製造に大きく
寄与するものである。
セラミックフィルターにより長時間の微細な非金属介在
物の除去が可能となり、清浄な良質鋳片の製造に大きく
寄与するものである。
第１図は本考案の実施例を示す一部断面全体図である。 １……，タンディッシュ、５、６……仕切壁、７……流
入口、８……流出口、９……堰、10……セラミックフィ
ルター。
入口、８……流出口、９……堰、10……セラミックフィ
ルター。
Claims (1)
- 【請求項１】溶鋼の連続鋳造用タンディッシュにおい
て、上記タンディッシュの長手方向に２枚の仕切壁５、
６を設けるとともに、上記両仕切壁５、６間のタンディ
ッシュの幅方向のほぼ中央部の位置にセラミックフィル
ター10を有する堰９をタンディッシュの長手方向に設
け、上記両仕切壁５、６の下部に上記堰９に対して流入
口７と流出口８を左右千鳥に設けてなるタンディッシ
ュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3657790U JPH069724Y2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | タンディッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3657790U JPH069724Y2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | タンディッシュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04448U JPH04448U (ja) | 1992-01-06 |
| JPH069724Y2 true JPH069724Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31542933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3657790U Expired - Lifetime JPH069724Y2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | タンディッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069724Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2539730B2 (ja) * | 1993-01-29 | 1996-10-02 | 秀工電子株式会社 | 硬貨リサイクル両替装置 |
-
1990
- 1990-04-06 JP JP3657790U patent/JPH069724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04448U (ja) | 1992-01-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4721567A (en) | Ceramic pouring filter with tortuous flow paths | |
| KR101613577B1 (ko) | 몰드 및 패턴, 내화성 하우징, 및 금속 주조물 형성 방법 | |
| JPH069724Y2 (ja) | タンディッシュ | |
| EP0858852B1 (en) | Filter for molten metal and casting apparatus | |
| JP2790781B2 (ja) | 広幅薄鋳片の連続鋳造装置用注入ノズル | |
| JPS61165257A (ja) | 連続鋳造装置における注湯装置 | |
| JPH01228649A (ja) | 広幅薄肉鋳片の連続鋳造用ノズル | |
| JPH0238055B2 (ja) | Suichokuikomihoho | |
| JPS6321957Y2 (ja) | ||
| JPH03294051A (ja) | 双ドラム式連続鋳造装置用注湯ノズル | |
| JPS59193739A (ja) | 金属板の連続鋳造装置 | |
| JPH0434998Y2 (ja) | ||
| RU2806451C1 (ru) | Фильтр-стабилизатор потока металла в полости литейной формы | |
| JPS60221158A (ja) | 連続鋳造設備 | |
| JPS6321958Y2 (ja) | ||
| JPS6355385B2 (ja) | ||
| JPH0538040Y2 (ja) | ||
| JPS6221458A (ja) | 垂直鋳込方法 | |
| JPH089158Y2 (ja) | 金属溶湯フィルターカートリッジ | |
| JPH052417B2 (ja) | ||
| JPH0238058B2 (ja) | ||
| JPS6235565Y2 (ja) | ||
| JPH07290203A (ja) | 双ドラム式連続鋳造機の注入用横吹出しノズル | |
| JPH0137822Y2 (ja) | ||
| JPS60199555A (ja) | 連続鋳造法およびその方法に使用するロングノズル |