JPH089158Y2 - 金属溶湯フィルターカートリッジ - Google Patents
金属溶湯フィルターカートリッジInfo
- Publication number
- JPH089158Y2 JPH089158Y2 JP1990051610U JP5161090U JPH089158Y2 JP H089158 Y2 JPH089158 Y2 JP H089158Y2 JP 1990051610 U JP1990051610 U JP 1990051610U JP 5161090 U JP5161090 U JP 5161090U JP H089158 Y2 JPH089158 Y2 JP H089158Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- side plate
- filter cartridge
- molten metal
- metal melt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は金属溶湯、特にアルミニウム溶湯をチューブ
状フィルター外側より内側に流すことにより金属溶湯中
に含まれる不純物（介在物）を濾過する金属溶湯フィル
ターカートリッジに関する。
状フィルター外側より内側に流すことにより金属溶湯中
に含まれる不純物（介在物）を濾過する金属溶湯フィル
ターカートリッジに関する。
［従来の技術］ 金属の薄板や箔は金属溶湯をインゴットに鋳造し、こ
れを圧延することにより製造される。ところが、金属溶
湯に含まれる金属酸化物や耐火物の微小破片等の固形不
純物がそのままインゴット中に混入すると、これを圧延
して薄板や箔等を製造する過程でピンホール、表面欠陥
が発生することがある。これを防ぐには、溶湯中から固
形不純物を除去する必要があり、そのために、従来より
特公昭52-22327号公報、特開昭64-21019号公報等に示さ
れるように、炭化珪素やアルミナ等の骨材粒子を無機質
結合材により結合させて骨材粒子間に無数の微細連続気
孔を形成した構成のチューブ状のフィルターを複数本相
対向する側板の間に固着し、かつ側板にチューブ状フィ
ルター内に連通する出湯口を設けたフィルターカートリ
ッジが好適なものとして使用されるようになってきた。
れを圧延することにより製造される。ところが、金属溶
湯に含まれる金属酸化物や耐火物の微小破片等の固形不
純物がそのままインゴット中に混入すると、これを圧延
して薄板や箔等を製造する過程でピンホール、表面欠陥
が発生することがある。これを防ぐには、溶湯中から固
形不純物を除去する必要があり、そのために、従来より
特公昭52-22327号公報、特開昭64-21019号公報等に示さ
れるように、炭化珪素やアルミナ等の骨材粒子を無機質
結合材により結合させて骨材粒子間に無数の微細連続気
孔を形成した構成のチューブ状のフィルターを複数本相
対向する側板の間に固着し、かつ側板にチューブ状フィ
ルター内に連通する出湯口を設けたフィルターカートリ
ッジが好適なものとして使用されるようになってきた。
このような金属溶湯用のフィルターカートリッジにお
いて、従来よりフィルターカートリッジの側板出湯口の
口径はチューブ状フィルターの内径とほぼ同一に形成さ
れている。
いて、従来よりフィルターカートリッジの側板出湯口の
口径はチューブ状フィルターの内径とほぼ同一に形成さ
れている。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、上記構成のフィルターカートリッジに
おいては、金属溶湯の通湯の際には、フィルター内側の
骨材等が脱落することがあり、この脱落骨材等が濾過後
の金属溶湯の流れとともに側板出湯口を越え、次工程の
鋳造工程にまで流れていく可能性があった。その結果、
鋳造工程に混入した骨材等の異物は圧延時の表面欠陥、
ピンホールの原因となっていた。
おいては、金属溶湯の通湯の際には、フィルター内側の
骨材等が脱落することがあり、この脱落骨材等が濾過後
の金属溶湯の流れとともに側板出湯口を越え、次工程の
鋳造工程にまで流れていく可能性があった。その結果、
鋳造工程に混入した骨材等の異物は圧延時の表面欠陥、
ピンホールの原因となっていた。
［課題を解決するための手段］ 本考案は上記の問題に鑑みなされたもので、本考案に
よれば、相対向する側板間にチューブ状のフィルターを
複数本固着するとともに、該側板に該チューブ状フィル
ター内に連通する出湯口を設けてなる金属溶湯フィルタ
ーカートリッジであって、該チューブ状フィルター内径
より側板の出湯口径を小さく形成したことを特徴とする
金属溶湯フィルターカートリッジ、が提供される。
よれば、相対向する側板間にチューブ状のフィルターを
複数本固着するとともに、該側板に該チューブ状フィル
ター内に連通する出湯口を設けてなる金属溶湯フィルタ
ーカートリッジであって、該チューブ状フィルター内径
より側板の出湯口径を小さく形成したことを特徴とする
金属溶湯フィルターカートリッジ、が提供される。
［作用］ 金属溶湯をチューブ状フィルター外側より内側に流し
てその中に含まれる不純物（介在物）を濾過した後、金
属溶湯は側板の出湯口より次工程の鋳造工程へ移され
る。本考案では、チューブ状フィルター内径より側板の
出湯口径を小さく形成したので、濾過後の金属溶湯中に
脱落骨材等の異物が混入した場合、異物はアルミニウム
溶湯などの金属溶湯より重いため沈み、側板の出湯口を
出ずチューブ内部にて止り、鋳造工程へ移動することが
ない。
てその中に含まれる不純物（介在物）を濾過した後、金
属溶湯は側板の出湯口より次工程の鋳造工程へ移され
る。本考案では、チューブ状フィルター内径より側板の
出湯口径を小さく形成したので、濾過後の金属溶湯中に
脱落骨材等の異物が混入した場合、異物はアルミニウム
溶湯などの金属溶湯より重いため沈み、側板の出湯口を
出ずチューブ内部にて止り、鋳造工程へ移動することが
ない。
［実施例］ 以下、本考案を図示の実施例に基づきさらに説明する
が、本考案はこれらの実施例に限られるものではない。
が、本考案はこれらの実施例に限られるものではない。
第１図は金属溶湯用フィルターカートリッジの側板出
湯口を示す概要図であり、側板２にはチューブ状フィル
ター１内に連通する出湯口３が設けられている。
湯口を示す概要図であり、側板２にはチューブ状フィル
ター１内に連通する出湯口３が設けられている。
側板２の出湯口３の口径ａは、チューブ状フィルター
１の内径ｂより小さくし、側板出湯口３とフィルター１
の内周部の間で段差ｃを形成している。なお、フィルタ
ー１と側板２の嵌合部分５はモルタルが塗布されシール
された構造となっている。
１の内径ｂより小さくし、側板出湯口３とフィルター１
の内周部の間で段差ｃを形成している。なお、フィルタ
ー１と側板２の嵌合部分５はモルタルが塗布されシール
された構造となっている。
このような構成の金属溶湯用のフィルターカートリッ
ジを用いてアルミニウム溶湯を濾過する場合、アルミニ
ウム溶湯はチューブ状フィルター１の外側からフィルタ
ー１を通過して介在物を濾過した後フィルター１の内側
に入り、側板２の出湯口３を経て出湯する。
ジを用いてアルミニウム溶湯を濾過する場合、アルミニ
ウム溶湯はチューブ状フィルター１の外側からフィルタ
ー１を通過して介在物を濾過した後フィルター１の内側
に入り、側板２の出湯口３を経て出湯する。
フィルター１内に入ったアルミニウム溶湯中に脱落骨
材等の異物が混入した場合には、その異物がアルミニウ
ム溶湯より重いため、異物４はアルミニウム溶湯中に沈
み、側板出湯口３とフィルター１の内周部の間で形成し
た段差ｃによって止められ、フィルター１内に留まる。
材等の異物が混入した場合には、その異物がアルミニウ
ム溶湯より重いため、異物４はアルミニウム溶湯中に沈
み、側板出湯口３とフィルター１の内周部の間で形成し
た段差ｃによって止められ、フィルター１内に留まる。
段差ｃの大きさとしては特に限定はされず、異物が側
板出湯口３を出ない程度の大きさとすれば十分である。
例えば異物が骨材原料の場合、その粒径は0.3〜3.0mm程
度であるため、段差ｃは3mm程度とすればよい。
板出湯口３を出ない程度の大きさとすれば十分である。
例えば異物が骨材原料の場合、その粒径は0.3〜3.0mm程
度であるため、段差ｃは3mm程度とすればよい。
より具体的にいえば、チューブ状フィルター１の内径
が62mmφであれば、側板出湯口３の口径は56mmφとし、
段差ｃを3mmとすればよい。
が62mmφであれば、側板出湯口３の口径は56mmφとし、
段差ｃを3mmとすればよい。
［考案の効果］ 以上説明した通り、本考案はチューブ状フィルター内
径より側板の出湯口径を小さく形成したので、濾過後の
金属溶湯中に脱落骨材等の異物が混入した場合であって
も、側板の出湯口を出ずチューブ内部にて止り、鋳造工
程へ移動することがない。従って、鋳造工程において、
圧延時に表面欠陥、ピンホールを生じることがない。
径より側板の出湯口径を小さく形成したので、濾過後の
金属溶湯中に脱落骨材等の異物が混入した場合であって
も、側板の出湯口を出ずチューブ内部にて止り、鋳造工
程へ移動することがない。従って、鋳造工程において、
圧延時に表面欠陥、ピンホールを生じることがない。
第１図は金属溶湯用フィルターカートリッジの側板出湯
口を示す概要図である。 １……チューブ状フィルター、２……側板、３……側板
出湯口、４……異物、ａ……側板出湯口の口径、ｂ……
フィルターの内径、ｃ……段差。
口を示す概要図である。 １……チューブ状フィルター、２……側板、３……側板
出湯口、４……異物、ａ……側板出湯口の口径、ｂ……
フィルターの内径、ｃ……段差。
Claims (1)
- 【請求項１】相対向する側板間にチューブ状のフィルタ
ーを複数本固着するとともに、該側板に該チューブ状フ
ィルター内に連通する出湯口を設けてなる金属溶湯フィ
ルターカートリッジであって、該チューブ状フィルター
内径より側板の出湯口径を小さく形成したことを特徴と
する金属溶湯フィルターカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990051610U JPH089158Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 金属溶湯フィルターカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990051610U JPH089158Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 金属溶湯フィルターカートリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413044U JPH0413044U (ja) | 1992-02-03 |
| JPH089158Y2 true JPH089158Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31571198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990051610U Expired - Lifetime JPH089158Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 金属溶湯フィルターカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089158Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4298475A (en) * | 1980-07-18 | 1981-11-03 | Gartner William J | Water purification system |
| JPH05337771A (ja) * | 1992-06-04 | 1993-12-21 | Seiwa Seiki Kk | 工具挿着装置 |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP1990051610U patent/JPH089158Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413044U (ja) | 1992-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |