JPH0697196A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0697196A
JPH0697196A JP24211092A JP24211092A JPH0697196A JP H0697196 A JPH0697196 A JP H0697196A JP 24211092 A JP24211092 A JP 24211092A JP 24211092 A JP24211092 A JP 24211092A JP H0697196 A JPH0697196 A JP H0697196A
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JP
Japan
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film
semiconductor
semiconductor device
laser annealing
polycrystalline
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Application number
JP24211092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutomo Arima
靖智 有馬
Takashi Tagami
高志 田上
Tomonori Yamaoka
智則 山岡
Shuhei Tanaka
修平 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面平坦度の良好な半導体膜表面を有し、良
好な電気的特性を示し、易動度が高い高速動作を示す半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 半導体用ガラス基板10上にアモルファスS
i膜20を成膜し、さらにSiO2 膜30を成膜し、エ
キシマレーザ40を照射する。アモルファスSi膜20
は、結晶化して多結晶Si膜50となる。SiO2 膜3
0を除去し、多結晶Si膜50をパターニング後、Si
2 膜60を成膜した。アモルファスSi膜70をSi
2 膜60上に成膜し、パターニングを行う。リンイオ
ンを添加し、エキシマレーザアニールによって活性化し
て多結晶Si膜80および多結晶Si膜90を得た。S
iO2 膜100を形成し、Al電極110を形成してコ
プラナ型の薄膜トランジスタを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に関し、特に半導体膜のパルスレーザを用いた
結晶化および不純物を添加された半導体領域のパルスレ
ーザを用いた低抵抗化の方法を改良した半導体装置およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置を製造する場合
の、半導体膜を結晶化する方法として、また不純物が添
加された半導体領域を低抵抗化する方法として、パルス
レーザによってアニールする方法がある。パルスレーザ
アニールでは、レーザ光の波長並びに下地材料および積
層する半導体材料を選択することによって半導体層にお
いてのみレーザエネルギーの吸収が起き、半導体層のみ
を数10nsの間高温状態にすることができる。したが
って、半導体膜の下地に熱的な影響をほとんど与えずに
アニールすることができる方法である。また、パルスレ
ーザアニールは、溶融再結晶化過程であるので、アニー
ル後の半導体膜は、他の下地に熱的影響を与えない低温
工程によって得られる半導体膜に較べて、各結晶内の欠
陥等が少なく、良好な電気的特性を示す多結晶膜であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体装置およびその製造方法においては、結晶化
または低抵抗化の効果が表れるようなエネルギー密度で
レーザアニールを行うと、半導体膜表面の平坦性がレー
ザアニール前と比較して劣化するという問題点があっ
た。例えば、コプラナ型の薄膜トランジスタの場合、パ
ルスレーザアニール後の平坦度の劣化した半導体膜の上
にゲート絶縁膜を形成し、この界面に沿って電子または
正孔が移動することになる。界面の平坦度の劣化は、電
子または正孔の電界効果易動度の低下の原因になり、ま
たゲート絶縁膜の絶縁耐圧の低下の原因になる。このこ
とは、高速動作の半導体装置の作製上、1つの問題点と
なっていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決し、表
面平坦度の良好な半導体膜表面を有し、良好な電気的特
性を示し、易動度が高い高速動作を示す半導体装置およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置
は、半導体膜の結晶化、または再結晶化をパルスレーザ
アニールによって行う半導体装置において、該半導体膜
上の一部または全面に被覆膜を設けることを特徴とす
る。
【0006】請求項2の半導体装置は、不純物元素を含
む半導体領域の低抵抗化をパルスレーザアニールによっ
て行う半導体装置において、該半導体領域上の一部また
は全面に被覆膜を設けることを特徴とする。
【0007】請求項3の半導体装置は、請求項1の半導
体装置において、被覆膜で覆った半導体膜表面をゲート
絶縁膜との界面としている薄膜トランジスタ構造を有す
ることを特徴とする。
【0008】請求項4の半導体装置の製造方法は、半導
体膜の結晶化、または再結晶化をパルスレーザアニール
によって行う半導体装置の製造方法において、該半導体
膜上の一部または全面に被覆膜を設け、該被覆膜を介し
てパルスレーザアニールすることを特徴とする。
【0009】請求項5の半導体装置の製造方法は、不純
物元素を含む半導体領域の低抵抗化をパルスレーザアニ
ールによって行う半導体装置の製造方法において、該半
導体膜上の一部または全面に被覆膜を設け、該被覆膜を
介してパルスレーザアニールすることを特徴とする。
【0010】請求項6の半導体装置の製造方法は、請求
項4の半導体装置の製造方法において、被覆膜で覆った
半導体膜表面をゲート絶縁膜との界面としている薄膜ト
ランジスタ構造を形成することを特徴とする。
【0011】図1は、本発明の半導体装置の製造方法の
概略を表す工程図である。図1(a)に示すように、ガ
ラス等の非晶質基板1の表面にアモルファスの半導体膜
2を成膜する。図1(b)に示すように、該アモルファ
ス半導体膜2の上に被覆膜3を形成する。図1(c)に
示すように、該アモルファス半導体膜2をパルスレーザ
アニール4等によって結晶化または低抵抗化させる。こ
のとき、該アモルファス半導体膜2の上に被覆膜3を形
成しておくと、結晶化または低抵抗化によって得られる
多結晶半導体膜5の表面荒さは、レーザアニール前のア
モルファス半導体膜2と同じ程度に抑えられる。被覆膜
3が不要な場合には、図1(d)に示すように、レーザ
アニール後被覆膜3を除去すれば、表面平坦性の良好な
多結晶半導体膜5が得られる。
【0012】成膜する半導体膜として、ここではアモル
ファス状態で成膜した半導体膜を用いたが、多結晶半導
体膜を成膜し、その後アモルファス化を行っても構わな
い。また、多結晶状態で成膜した半導体膜を再結晶化し
ても構わない。
【0013】本発明に使用できる被覆膜としては、照射
するレーザ光に対する吸収係数が小さいものであればか
まわない。また、被覆膜をレーザアニール後除去する場
合には、被覆膜は半導体膜に対して選択エッチングでき
ることが望ましい。
【0014】本発明に使用できるレーザ光としては、下
地に影響を与えないために、半導体膜での吸収係数が大
きいことが望ましい。
【0015】
【実施例】以下に本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0016】図2は、本発明の実施例に係る半導体装置
の製造方法の概略を表す工程図である。
【0017】被覆膜を介してレーザアニールを行い、表
面平坦度の良好な多結晶Si膜をゲート絶縁膜との界面
に用いたコプラナ型の薄膜トランジスタを作製した。
【0018】図2(a)に示すように、半導体用ガラス
基板10上にチャネル部となるアモルファスSi膜20
を常圧CVD法により膜厚80nm成膜した。このアモ
ルファスSi膜20上に被覆膜となるSiO2 膜30を
常圧CVD法によって100nm成膜した。アモルファ
スSi膜20に、SiO2 膜30を介して波長308n
mのXeClエキシマレーザ40を照射する。アモルフ
ァスSi膜20は、結晶化して多結晶Si膜50とな
る。結晶化後、被覆SiO2 膜30は除去する。図2
(b)に示すように、チャネル部となる多結晶Si膜5
0をパターニング後、ゲート絶縁膜となるSiO2 膜6
0を常圧CVD法で100nm成膜した。図2(c)に
示すように、ゲート電極となるアモルファスSi膜70
をSiO2 膜60上に成膜し、パターニングを行う。図
2(d)に示すように、イオン注入法によってリン
(P)イオンを添加し、エキシマレーザアニールによっ
て活性化すると、ゲート電極となる多結晶Si膜80お
よびソース・ドレイン電極となる多結晶Si膜90が得
られる。図2(e)に示すように、保護膜となるSiO
2 膜100を形成し、図2(f)に示すように、外部電
極となるAl電極110を形成してコプラナ型の薄膜ト
ランジスタを作製するプロセスは終了する。
【0019】本実施例では、被覆SiO2 膜30はレー
ザアニール後除去しているが、被覆SiO2 膜30をゲ
ート絶縁膜とすることも可能である。
【0020】本実施例により結晶化したチャネル部Si
膜の表面形状を原子間力顕微鏡によって評価したとこ
ろ、SiO2 膜を介してレーザアニールした多結晶Si
膜の表面形状は、アニール前のアモルファスSi膜の表
面形状と同等の表面荒れしか持たない。この表面平坦度
の良好な多結晶Si膜をチャネル部に使用した薄膜トラ
ンジスタは、アモルファスSi膜を直接にエキシマレー
ザアニールした多結晶Si膜をチャネル部に使用した薄
膜トランジスタに較べて、良好な特性を示し、易動度で
3倍程度の高速動作を示した。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
パルスレーザを用いて半導体膜をアニールする工程を経
て半導体装置を製造する場合、パルスレーザアニールの
工程で、半導体膜の上部に被覆膜を形成し、被覆膜を介
してレーザ光を照射することによって、半導体膜に直接
パルスレーザアニールする場合よりも表面平坦性の良好
な半導体膜を得ることができるので、半導体膜に直接パ
ルスレーザアニールする工程を持つ半導体装置よりも特
性の良好な半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の概略を表す工
程図である。
【図2】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法の
概略を表す工程図である。
【符号の説明】
1 非晶質基板 10 ガラス基板 2 アモルファス半導体膜 20 アモルファスS
i膜 3 被覆膜 30 SiO2 膜 4 パルスレーザアニール 40 XeClエキシ
マレーザ 5 多結晶半導体膜 50 多結晶Si膜 60 SiO2 膜 70 アモルファスSi膜 80 多結晶Si膜 90 多結晶Si膜 100 SiO2 膜 110 Al電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/12 R (72)発明者 田中 修平 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体膜の結晶化、または再結晶化をパ
    ルスレーザアニールによって行う半導体装置において、
    該半導体膜上の一部または全面に被覆膜を設けることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 不純物元素を含む半導体領域の低抵抗化
    をパルスレーザアニールによって行う半導体装置におい
    て、該半導体領域上の一部または全面に被覆膜を設ける
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の半導体装置において、被覆膜
    で覆った半導体膜表面をゲート絶縁膜との界面としてい
    る薄膜トランジスタ構造を有することを特徴とする半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 半導体膜の結晶化、または再結晶化をパ
    ルスレーザアニールによって行う半導体装置の製造方法
    において、該半導体膜上の一部または全面に被覆膜を設
    け、該被覆膜を介してパルスレーザアニールすることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 不純物元素を含む半導体領域の低抵抗化
    をパルスレーザアニールによって行う半導体装置の製造
    方法において、該半導体膜上の一部または全面に被覆膜
    を設け、該被覆膜を介してパルスレーザアニールするこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4の半導体装置の製造方法におい
    て、被覆膜で覆った半導体膜表面をゲート絶縁膜との界
    面としている薄膜トランジスタ構造を形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08139334A (ja) * 1994-11-10 1996-05-31 Nec Corp 薄膜トランジスタおよびその製造方法
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