JPH0697117B2 - 遠隔操作型給湯装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、運転スイッチ、能力切換スイッチ、装置のON
状態を表示する運転表示灯、バーナ燃焼状態を表示する
燃焼表示灯、及び、能力切換状態を択一的点灯により表
示する第１並びに第２表示灯をリモートコントローラに
装備し、前記運転スイッチからの操作指令に基づいて装
置状態をバーナ燃焼作動が可能なON状態と不能なOFF状
態とに切換える手段、前記能力切換スイッチからの操作
指令に基づいて前記バーナの加熱能力を切換える手段、
水加熱部に対する給水状態検出に基づいて出湯栓が開き
状態にあるときに前記バーナを自動的に燃焼作動させる
手段を装置本体側に装備し、いわゆる先止め機能に加え
て、装置のON、OFF操作、能力切換操作、及び装置の運
転状態確認を全て出湯栓側から行えるようにした遠隔操
作型給湯装置に関し、詳しくは、その遠隔操作構成に関
する。

〔従来の技術〕

従来、上記給湯装置において、リモートコントローラと
装置本体側とを接続するにそれらを電源用渡り配線で接
続すると共に、リモートコントローラに備えた各スイッ
チ、及び、表示灯と装置本体側の制御部とを各別の操作
用渡り配線で接続していた。（文献を示すことができな
い。） 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、従来のものにあっては、渡り配線の本数が、電
源用線と操作用線との共通化を図ったとしてもリモート
コントローラに装備した各スイッチ及び表示灯の個数と
ほぼ同数の多数本とならざるを得ず、そのために、据付
施工において配線の接続ミスを犯し易く、又、渡り配線
の束が太くなって曲げに対する柔軟性が損なわれるため
に配線工事そのものが面倒となる問題があった。

本発明の目的は、合理的な操作回路構成によって、リモ
ートコントローラと装置本体とにわたらせる渡り配線の
必要本数を少数本化する点にある。

〔問題を解決するための手段〕

本発明による遠隔操作型給湯装置の特徴構成は、 運転スイッチ、能力切換スイッチ、装置のON状態を表示
する運転表示灯、バーナ燃焼状態を表示する燃焼表示
灯、及び、能力切換状態を択一的点灯により表示する第
１並びに第２表示灯を装備したリモートコントローラ側
において、第１ないし第３の３個の外部接続端子を設
け、前記第１端子と前記第２端子との間に前記運転表示
灯及び前記燃焼表示灯を、それら表示灯を点灯させるた
めの電流流れ方向が互いに逆向きとなるような選択点灯
機能を備えさせて介装し、前記第３端子と前記第２端子
との間に前記第１表示灯及び前記第２表示灯を、それら
表示灯を点灯させるための電流流れ方向が互いに逆向き
となるような選択点灯機能を備えさせて介装し、常時開
き付勢型のスイッチで構成した前記運転スイッチの閉操
作に伴って前記第１端子と前記第２端子とを短絡する回
路、及び、常時開き付勢型のスイッチで構成した前記能
力切換スイッチの閉操作に伴って前記第３端子と前記第
２端子とを短絡する回路の夫々を設け、 他方、装置状態をバーナ燃焼作動が可能なON状態と不能
なOFF状態とに切換える手段、前記バーナの加熱能力を
切換える手段、水加熱部に対する給水状態検出に基づい
て出湯栓が開き状態にあるときに前記バーナを自動的に
燃焼作動させる手段を装備した装置本体側において、 前記第１端子に対して外部配線接続される第４端子、前
記第２端子に対して外部配線接続される第５端子、及
び、前記第３端子に対して外部配線接続される第６端子
を設け、前記第５端子をアース接続し、前記第４端子を
第１電源回路に接続し、前記第６端子を第２電源回路に
接続し、前記第４端子と前記第１電源回路との間に介装
した短絡検出素子の両端の直流電位差変化検出に基づい
て前記第１端子と第２端子の短絡状態を検知することに
より前記リモートコントローラ側における前記運転スイ
ッチの閉操作の有無を判断する第１判定回路、及び、前
記第６端子と前記第２電源回路との間に介装した短絡検
出素子の両端の電位差変化検出に基づいて前記第３端子
と第２端子の短絡状態を検知することにより前記リモー
トコントローラ側における前記能力切換スイッチの閉操
作の有無を判断する第２判定回路を設け、 前記第１電源回路を構成するに、その第１電源回路の電
源状態を、 （イ）前記運転表示灯及び前記燃焼表示灯を点灯させる
には不十分な電圧を付与する状態、 （ロ）前記運転表示灯を点灯させる電流流れ方向で、か
つ、その点灯に十分な電圧を付与する状態、 （ハ）前記運転表示灯及び前記燃焼表示灯を点灯させる
に十分な交流電圧を付与する状態、 上記（イ）〜（ハ）の３状態に択一的に切換える第１電
源状態切換手段を設け、 前記第２電源回路を構成するに、その第２電源回路の電
源状態を、 （ニ）前記第１表示灯を点灯させる電流流れ方向で、か
つ、その点灯に十分な電圧を付与する状態、 （ホ）アース状態、 （ヘ）前記第２表示灯を点灯させる電流流れ方向で、か
つ、その点灯に十分な電圧を付与する状態、 上記（ニ）〜（ヘ）の３状態に択一的に切換える第２電
源状態切換手段を設け、 前記第１判定回路、前記第２判定回路、及び、前記バー
ナ自動燃焼作動手段からの情報に基づいて、 （ｉ）前記運転スイッチが閉操作されるごとに装置状態
をON状態とOFF状態とに交互に切換える。

（ii）装置状態がOFF状態にあるときに、前記第１電源
回路を前記（イ）の状態に、かつ、前記第２電源回路を
前記（ホ）の状態に夫々維持する。

（iii）装置状態がON状態に切換えられたときに、前記
第１電源回路を前記（ロ）の状態とし、かつ、前記第２
電源回路を前記（ニ）の状態とし、更に、バーナ加熱能
力切換状態を高能力状態と低能力状態とのいずれか一方
側とする。

（iv）装置状態がON状態にあるときにおいて前記能力切
換スイッチが閉操作されるごとに、前記第２電源回路を
前記（ニ）の状態と前記（ヘ）の状態とに交互に切換
え、かつ、それに伴いバーナ加熱能力切換状態を高能力
状態と低能力状態とに交互に切換える。

（ｖ）装置状態がON状態にあるときにおいて前記バーナ
が燃焼作動状態にあるときにのみ、前記第１電源回路を
前記（ハ）の状態とする。

上記（ｉ）〜（ｖ）を選択的に実行するように前記装置
状態ON・OFF切換手段、前記加熱能力切換手段、並び
に、前記第１及び第２電源状態切換手段に対して自動的
に操作指令を与える制御手段を前記装置本体側に装備し
たことにあり、その作用・効果は次の通りである。

〔作用〕

本発明を適用した具体回路構成の一例を示す第２図、及
び、その動作の一例を示すタイムチャートをである第３
図に基づいて作用を説明する。

A.装置OFF状態においては、制御手段（29）から第１、
及び、第２電源状態切換手段（25A），（26A）に与えら
れる指令により、 （ａ）第１電源回路（25）の電源状態が、運転表示灯
（10）及び燃焼表示灯（11）を点灯させるには不十分な
電圧＋V_Lを付与する状態（（イ）状態）に維持されて、
運転表示灯（10）及び燃焼表示灯（11）の両方が消灯状
態に維持される。

（ｂ）第２電源回路（26）の電源状態がアース状態
（（ホ）状態）に維持されて、第１表示灯（12）及び第
２表示灯（13）の両方が消灯状態に維持される。

B.第１電源回路（25）により操作用電圧として電圧＋V_L
が付与されている装置OFF状態において、運転スイッチ
（８）が閉操作されて第１端子（P₁）と第２端子（P₂）
とが一旦短絡されると、その短絡に伴う短絡検出素子
（r₁）の両端の直流電位差変化検出に基づいて第１判定
回路（27）が運転スイッチ（８）の閉操作を検出する。
そして、その検出結果に基づいて制御手段（29）から装
置状態ON・OFF切換手段（15）、加熱能力切換手段（1
7）、並びに、第１及び第２電源状態切換手段（25A），
（26A）に与えられる指令により、 （ｃ）装置状態が、バーナ燃焼作動の可能なON状態に切
換えられる。

（ｄ）第１電源回路（25）の電源状態が、運転表示灯
（10）を点灯させる電流流れ方向で、かつ、その点灯に
十分な電圧＋V_Hを付与する状態（（ロ）状態）に切換え
られて、装置ON状態を表示する運転表示灯（10）が点灯
する。

（ｅ）加熱能力切換状態が高能力状態と低能力状態との
うち予め内部設定されたいずれか一方の状態となる。
尚、本例においては低能力状態が先ず現出されるように
内部設定してある。

（ｆ）第２電源回路（26）の電源状態が、第１表示灯
（12）を点灯させる電流流れ方向で、かつ、その点灯に
十分な電圧−V_Mを付与する状態（（ニ）状態）に切換え
られて、第１表示灯（12）が点灯する。尚、本例におい
ては、第１表示灯（12）が低能力状態を表示する表示灯
であり、第２表示灯（13）が高能力状態を表示する表示
灯である。

C.前述Ｂの制御が実行された装置ON状態において、能力
切換スイッチ（９）が閉操作されて第３端子（P₃）と第
２端子（P₂）とが短絡されると、その短絡に伴う短絡検
出素子（r₂）の両端の電位差変化検出に基づいて第２判
定回路（28）が能力切換スイッチ（９）の閉操作を検出
する。そして、その検出結果に基づいて制御手段（29）
から加熱能力切換手段（17）、及び、第２電源状態切換
手段（26A）に与えられる指令により、能力切換スイッ
チ（９）が閉操作されるごとに、 （ｇ）加熱能力切換状態が低能力状態と高能力状態とに
交互に切換えられる。

（ｈ）第２電源回路（26）の電源状態が、前述第１表示
灯（12）を点灯させるための電圧−V_Mを付与する状態
（（ニ）状態）と、第２表示灯（13）を点灯させる電流
流れ方向で、かつ、その点灯に十分な電圧＋V_Nを付与す
る状態（（ヘ）状態）とに交互に切換えられて、低能力
状態を表示する第１表示灯（12）の点灯状態と高能力状
態を表示する第２表示灯（13）の点灯状態とが、上述
（ｇ）の能力切換に伴い交互に現出される。

D.装置ON状態において出湯栓（４）が開き操作され、そ
れに伴いバーナ自動燃焼作動手段（22）によりバーナ
（２）が自動着火されると、そのバーナ自動燃焼作動手
段（22）からの付与情報に基づいて制御手段（29）から
第１電源状態切換手段（25A）に与えられる指令によ
り、バーナ（２）が燃焼作動状態にあるときにのみ、換
言すれば、給湯作動時のみ、 （ｉ）第１電源回路（25）の電源状態が、運転表示灯
（10）及び燃焼表示灯（11）を点灯させるに十分な交流
電圧（＋V_X，−V_Y）を付与る状態（（ハ）状態）に切換
・維持されて、運転表示灯（10）及び燃焼表示灯（11）
があたかも同時点灯しているかの如き状態が現出され
る。尚、この（ハ）状態においても、前記短絡検出素子
（r₁）両端に電位差変位が発生することとなるが、その
変化は交流であり、直流電位差が生じないため、第１判
定回路（27）は作動しない。

E.第１電源回路（25）により電圧＋V_H（ないし＋V_X、−
V_Y）が付与されている装置ON状態において、運転スイッ
チ（８）が閉操作されて第１端子（P₁）と第２端子
（P₂）とが再び短絡されると、その短絡に伴う短絡検出
素子（r₁）の両端の直流電位差変化検出に基づいて第１
判定回路（27）が装置ON状態時における運転スイッチ
（８）の閉操作を検出する。そして、その検出結果に基
づいて制御手段（29）から装置状態ON・OFF切換手段（1
5）、並びに、第１及び第２電源状態切換手段（25A），
（26A）に与えられる指令により、 （ｊ）装置状態が、バーナ燃焼作動の不能なOFF状態に
切換られる。

（ｋ）第１電源回路（25）の電源状態が、前述の電圧＋
V_Lを付与する状態（（イ）状態）に切換えられて、運転
表示灯（10）（及び、燃焼表示灯（11））が消灯する。

（ｌ）第２電源回路（26）の電源状態が、前述のアース
状態（（ホ）状態）に切換えられて、第１表示灯（12）
及び第２表示灯（13）の両方が消灯する。

尚、本例では各表示灯（10）〜（13）の電流流れ方向に
対する選択点灯機能を、表示灯として用いる発光ダイオ
ード自体が有する電流流れ方向に対する発光動作の選択
性を利用している。

〔発明の効果〕

上述の結果、リモートコントローラと装置本体とを、３
対の外部接続端子（第１端子（P₁）と第４端子（P₄）、
第２端子（P₂）と第５端子（P₅）、第３端子（P₃）と第
６端子（P₆））を各別接続する３本の外部配線で接続す
ることだけで、リモートコントローラの所定機能、すな
わち、運転表示灯、燃焼表示灯、並びに、能力切換状態
表示のための第１及び第２表示灯による装置運転状態表
示機能と、運転スイッチ、及び能力切換スイッチによる
装置操作機能とを適切に発揮させることができ、それに
よって、スイッチ及び表示灯の個数とほぼ同数の配線本
数を要する従来のものに比して、配線の接続ミスを効果
的に回避できると共に、渡り配線の束の取扱いを容易に
することができて、給湯装置の設置施工性を大巾に向上
し得るに至った。又、外部渡り配線中に断線トラブルが
生じた場合の補修メンテナンスも、配線本数が少ないこ
とから極めて容易となる。

〔実施例〕

次に本発明の実施例を第１図ないし第３図に基づいて説
明する。

フィンチューブ型の水加熱用熱交換器（１）、及び、そ
れに対するバーナ（２）を備えた装置体（３）と出湯栓
（４）とを、例えば屋外から屋内にわたる長尺の隠蔽給
湯配管（５）を介して接続すると共に、出湯栓（４）に
一体的に取付けたリモートコントローラ（６）と装置本
体（３）とを３本の外部渡り配線（7a），（7b），（7
c）により電気的に接続し、もって、遠隔操作型の給湯
装置を構成してある。

リモートコントローラ（６）には、運転スイッチ
（８）、能力切換スイッチ（９）、装置のON状態を表示
する運転LED（10）、バーナ（２）の燃焼作動状態を表
示する燃焼LED（11）、並びに、能力切換状態が低能力
状態であることを表示する第1LED（12）及び高能力状態
であることを表示する第2LED（13）を装備してある。

一方、装置本体（３）側においては、 （あ）運転スイッチ（８）からの操作指令に基づいて安
全ガス弁（14）を自動開閉操作したり、燃焼制御用電源
をON・OFF操作することにより、装置状態をバーナ
（２）の燃焼作動が可能なON状態と不能なOFF状態とに
択一的に切換える装置ON・OFF切換回路（15）、 （い）能力切換スイッチ（９）からの操作指令に基づい
て能力切換用ガス弁（16）を自動操作することにより、
バーナ（２）の加熱能力を低能力状態と高能力状態とに
択一的に切換える能力切換回路（17）、 （う）熱交換器（１）に対する給水管路（18）に付設し
た水流センサー（19）からの情報に基づいて、メインガ
ス弁（20）を自動開閉操作したり、点火プラグ（21）を
自動操作することにより、出湯栓（４）が開き状態にあ
るときに（すなわち、出湯操作により給湯配管（５）
中、及び、熱交換器（１）中を水が流動しているとき
に）、バーナ（２）を自動的に燃焼作動させる自動燃焼
作動回路（22）、 の夫々を制御部（3A）に組込み装備してある。

つまり、自動燃焼作動回路（22）による所謂先止め機能
に加えて、装置のON・OFF操作、能力切換操作、運転状
態確認の全てを出湯栓（４）側で簡便に行えるように構
成してある。

リモートコントローラ（６）と装置本体（３）の制御部
（3A）との間の情報受渡し構成を構成するに、 リモートコントローラ（６）側において、 第１ないし第３の３個の外部接続端子（P₁〜P₃）を設
け、第１端子（P₁）と第２端子（P₂）との間に運転LED
（10）及び燃焼LED（11）を、それらLED（10），（11）
を点灯させるための電流流れ方向が互いに逆向きとなる
ように配置して並列に介装し、第３端子（P₃）と第２端
子（P₂）との間に第1LED（12）及び第2LED（13）を、そ
れらLED（12），（13）を点灯させるための電流流れ方
向が互いに逆向きとなるように配置して並列に介装し、
常時開き付勢型のスイッチで構成した運転スイッチ
（８）の閉操作によりを第１端子（P₁）と第２端子
（P₂）とを短絡する回路（23）、及び、常時開き付勢型
のスイッチで構成した能力切換スイッチ（19）の閉操作
により第３端子（P₃）と第２端子（P₂）とを短絡する回
路（24）の夫々を設けてある。

他方、前記装置本体（３）側において、 第１端子（P₁）に対して外部配線（7a）接続される第４
端子（P₄）、第２端子（P₂）に対して外部配線（7b）接
続される第５端子（P₅）、及び、第３端子（P₃）に対し
て外部配線（7c）接続される第６端子（P₆）を設け、第
５端子（P₅）をアース接続し、第４端子（P₄）を第１電
源回路（25）に接続し、第６端子（P₆）を第２電源回路
（26）に接続し、第４端子（P₄）と第１電源回路（25）
との間に介装した短絡検出素子としての抵抗（r₁）の両
端の電位差変化検出に基づいて前記第１端子（P₁）と第
２端子（P₂）の短絡状態を検知することによりリモート
コントローラ（６）側における運転スイッチ（８）の閉
操作の有無を判断する第１判定回路（27）、及び、第６
端子（P₆）と第２電源回路（26）との間に介装した短絡
検出素子としての抵抗（r₂）の両端の電位差変化検出に
基づいて前記第３端子（P₃）と第２端子（P₂）の短絡状
態を検知することによりリモートコントローラ側におけ
る能力切換スイッチ（９）の閉操作の有無を判断する第
２判定回路（28）を設けてある。

第１電源回路（25）を構成するに、その第１電源回路
（25）の電源状態を、 （イ）運転LED（10）及び燃焼LED（11）を点灯させるに
は不十分な電圧＋V_L（＋2V）を付与する状態、 （ロ）運転LED（10）を点灯させる電流流れ方向で、か
つ、その点灯に十分な電圧＋V_H（＋5V）を付与する状
態、 （ハ）運転LED（10）及び燃焼LED（11）を点灯させるに
十分な正電圧＋V_X（＋10V）並びに負電圧−V_Y（−10V）
を高周期で交互に付与する交流電圧付与状態、 上記（イ）〜（ハ）の３状態に択一的に切換える第１電
源状態切換回路（25A）を設け、 第２電源回路（26）を構成するに、その第２電源回路
（26）の電源状態を、 （ニ）第1LED（12）を点灯させる電流流れ方向で、か
つ、その点灯に十分な電圧−V_M（−5V）を付与する状
態、 （ホ）アース状態、 （ヘ）第2LED（13）を点灯させる電流流れ方向で、か
つ、その点灯に十分な電圧＋V_N（＋5V）を付与する状
態、 上記（ニ）〜（ヘ）の３状態に択一的に切換える第２電
源状態切換回路（26A）を設けてある。

そして、第１判定回路（27）、第２判定回路（27）、及
び、自動燃焼作動回路（22）からの情報に基づいて、 （ｉ）運転スイッチ（８）が閉操作されるごとに装置状
態をON状態とOFF状態とに交互に切換える。

（ii）装置状態がOFF状態にあるときに、第１電源回路
（25）を前記（イ）の状態に、かつ、第２電源回路（2
6）を前記（ホ）の状態に夫々維持する。

（iii）装置状態がON状態に切換えられたときに、第１
電源回路（25）を前記（ロ）の状態とし、かつ、第２電
源回路（26）を前記（ニ）の状態とし、更に、バーナ加
熱能力切換状態を低能力状態とする。

（iv）装置状態がON状態にあるときにおいて能力切換ス
イッチ（９）が閉操作されるごとに第２電源回路（26）
を前記（ニ）の状態と前記（ヘ）の状態とに交互に切換
え、かつ、それに伴いバーナ加熱能力切換状態を高能力
状態と低能力状態とに交互に切換える。

（ｖ）装置状態がON状態にあるときにおいてバーナ
（２）が燃焼作動状態にあるときにのみ、第１電源回路
（25）を前記（ハ）の状態とする。

上記（ｉ）〜（ｖ）を選択的に実行するように装置状態
ON・OFF切換回路（15）、加熱能力切換回路（17）、並
びに、第１及び第２電源状態切換回路（25A），（26A）
に対して自動的に操作指令を与える制御回路（29）を装
置本体（３）側の制御部（3A）に組込み装備してある。

尚、第１電源回路（25）、及び、第２電源回路（26）に
おいて、電圧＋V_L、＋V_H、−V_M、＋V_Nの夫々は変圧回路
（30）の出力端子から直接に与えられ、電圧＋V_X、−V_Y
は高周波交流電圧発生用の発振回路（31）から増幅回路
（32）を介して与えられるように構成してある。

又、第１判定回路（27）は、第１電源回路（25）の電源
状態が前記の（イ）〜（ハ）の状態のいずれである場合
でも、運転スイッチ（８）が開状態にあるときには比較
器（27A）への入力条件をLOW信号発信条件に維持し、か
つ、運転スイッチ（８）が閉操作されて第１端子（P₁）
と第２端子（P₂）とが短絡されると比較器（27A）への
入力条件をHIGH信号発信条件に反転するように構成して
あり、同様に第２判定回路（28）は、第２電源回路（2
6）の電源状態が前記の（ニ）状態で能力切換スイッチ
（９）が開状態のときに比較器（28A）への入力条件をL
OW信号発信条件に、かつ、電源状態が前記の（ヘ）状態
で能力切換スイッチ（９）が開状態のときに比較器（28
A）への入力条件をHIGH信号条件に夫々維持し、さら
に、電源状態が（ニ）あるいは（ヘ）のいずれの状態に
ある場合でも能力切換スイッチ（９）が閉操作されて第
３端子（P₃）と第２端子（P₂）とが短絡されると比較器
（28A）への入力条件をLOW/HIGH反転するように構成し
てある。

更に、図中（33）は外部電源回路である。

上述の情報受渡し構成により次の如き制御を行わせる。
（第３図参照） A.装置OFF状態においては、制御回路（29）から第１、
及び第２電源状態切換回路（25A），（26A）に与えられ
る指令により、 （ａ）第１電源回路（25）の電源状態が、運転LED（1
0）及び燃焼LED（11）を点灯させるには不十分な電圧＋
V_Lを付与する状態（（イ）状態）に維持されて、運転LE
D（10）及び燃焼LED（11）の両方が消灯状態に維持され
る。

（ｂ）第２電源回路（26）の電源状態がアース状態
（（ホ）状態）に維持されて、第1LED（12）及び第2LED
（13）の両方が消灯状態に維持される。

B.第１電源回路（25）により操作用電圧として電圧＋V_L
が付与されている装置OFF状態において、運転スイッチ
（８）が閉操作されて第１端子（P₁）と第２端子（P₂）
とが一旦短絡されると、その短絡に伴う抵抗（r₁）の両
端の電位差変化検出に基づいて第１判定回路（27）が運
転スイッチ（８）の閉操作を検知してHIGH信号をワンシ
ョット的に発信する。そして、そのHIGH信号に基づいて
制御回路（29）から装置状態ON・OFF切換回路（15）、
加熱能力切換回路（17）、ならびに、第１及び第２電源
状態切換手段（25A），（26A）に与えられる指令によ
り、 （ｃ）装置状態がバーナ燃焼作動の可能なON状態に切換
えられる。

（ｄ）第１電源回路（25）の電源状態が、運転LED（1
0）を点灯させる電流流れ方向で、かつ、その点灯に十
分な電圧＋V_Hを付与する状態（（ロ）状態）に切換えら
れて、装置ON状態を表示する運転LED（10）が点灯す
る。

（ｅ）加熱能力切換状態が低能力状態とされる。

（ｆ）第２電源回路（26）の電源状態が、第1LED（12）
を点灯させる電流流れ方向で、かつ、その点灯に十分な
電圧−V_Mを付与する状態（（ニ）状態）に切換えられ
て、低能力状態表示用の第1LED（12）が点灯する。

尚、この際、（ホ）状態から（ニ）状態への切換に伴う
抵抗（r₂）の両端の電位差変化検出に基づいて第２判定
回路（28）がLOW信号発信状態に切換わる。

C.前述Ｂの制御が実行された装置ON状態において、能力
切換スイッチ（９）が閉操作されて第３端子（P₃）と第
２端子（P₂）とが短絡されると、その短絡に伴う抵抗
（r₂）の両端の電位差変化検出に基づいて第２判定回路
（28）が能力切換スイッチ（９）の閉操作を検知してそ
の信号発信状態をLOW信号発信状態からHIGH信号発信状
態に変化させる。そして、その信号発信状態の変化に基
づいて制御回路（29）から加熱能力切換手段（17）、及
び、第２電源状態切換手段（26A）に与えられる指令に
より、能力切換スイッチ（９）が閉操作されるごとに、 （ｇ）加熱能力切換状態が低能力状態と高能力状態とに
交互に切換えられる。

（ｈ）第２電源回路（26）の電源状態が、前述第1LED
（12）を点灯させるための電圧−V_Mを付与する状態
（（ニ）状態）と、第2LED（13）を点灯させる電流流れ
方向で、かつ、その点灯に十分な電圧＋V_Nを付与する状
態（（ヘ）状態）とに交互に切換えられて、低能力状態
を表示する第1LED（12）の点灯状態と高能力状態を表示
する第2LED（13）の点灯状態とが、上述（ｇ）の能力切
換に伴い交互に現出される。

尚、第2LED（13）点灯状態においては第２判定回路（2
8）はHIGH信号発信状態となる。

D.装置ON状態において出湯栓（４）が開き操作され、そ
れに伴いバーナ自動燃焼作動回路（22）によりバーナ
（２）が自動着火されると、そのバーナ自動燃焼作動回
路（22）からの付与情報に基づいて制御回路（29）から
第１電源状態切換回路（25A）に与えられる指令によ
り、バーナ（２）が燃焼作動状態にあるときにのみ、換
言すれば、給湯作動時のみ、 （ｉ）第１電源回路（25）の電源状態が、運転LED（1
0）及び燃焼LED（11）を点灯させるに十分な正電圧＋V_X
並びに負電圧−V_Yを高周期で交互に付与する交流電圧付
与状態（（ハ）状態）に切換・維持されて、運転LED（1
0）及び燃焼LED（11）があたかも同時点灯しているかの
如き状態が現出される。

尚、この状態において、前記抵抗（r₁）の両端には電位
差変位が発生するのであるが、その変化は交流であり、
直流電位は変化しないので、第１判定回路（27）は作動
しないのである。

E.第１電源回路（25）により電圧＋V_H（ないし＋V_X、−
V_Y）が付与されている装置ON状態において、運転スイッ
チ（８）が閉操作されて第１端子（P₁）と第２端子
（P₂）とが再び短絡されると、その短絡に伴う抵抗
（r₁）の両端の電位差変化検出に基づいて第１判定回路
（27）が装置ON状態時における運転スイッチ（８）の閉
操作を検知してHIGH信号をワンショット的に発信する。
そして、そのHIGH信号に基づいて制御回路（29）から装
置状態ON・OFF切換回路（15）、並びに第１及び第２電
源状態切換回路（25A），（26A）に与えられる指令によ
り、 （ｊ）装置状態がバーナ燃焼作動の不能なOFF状態に切
換えられる。

（ｋ）第１電源回路（25）の電源状態が、前述の電圧＋
V_Lを付与する状態（（イ）状態）に切換えられて、運転
LED（10）（及び、燃焼LED（11））が消灯する。

（ｌ）第２電源回路（26）の電源状態が、前述アース状
態（（ホ）状態）に切換えられて、第1LED（12）及び第
2LED（13）の両方が消灯する。

尚、（ホ）状態においては、第２判定回路（28）は装置
OFF状態に伴うLOW信号発信状態に復帰される。

〔別実施例〕 次に本発明の別実施例を説明する。

装置本体（３）側の制御部（3A）において、装置状態を
バーナ燃焼作動が可能なON状態とOFF状態に切換えるた
めの具体的回路構成、バーナ（２）加熱能力を切換える
ための具体的回路構成、並びに、給水状態検出に基づい
て出湯栓（４）が開き状態にあるときにバーナ（２）を
自動的に燃焼作動させるための具体的回路構成は、夫々
種々の形式の回路構成を採用することが可能であり、そ
れら回路構成を総称して夫々を装置状態ON・OFF切換手
段（15）、加熱能力切換手段（17）、及び、バーナ自動
燃焼作動手段（22）と称する。

第１端子（P₁）と第２端子（P₂）との短絡、ないし、第
３端子（P₃）と第２端子（P₂）との短絡に伴う短絡検出
素子（r₁），（r₂）の両端の電位差変化検出に基づいて
運転スイッチ（８）あるいは能力切換スイッチ（９）の
閉操作を検知する第１ないし第２判定回路（27），（2
8）の具体的回路構成は種々の構成変更が可能であり、
又、制御回路（29）に付与する信号の形態も種々の変更
が可能である。ちなみに、短絡検出素子（r₁），（r₂）
とし、前述実施例の如く抵抗を用いるに代えて、ダイオ
ードを夫々の極性が反対となるように並列接続して、電
流が流れるとその両端子間に電圧が発生するようにして
もよい。

第１及び第２電源回路（25），（26）を構成するに、そ
れらの電源状態を切換える回路を前述実施例の如く各種
電圧（＋V_L、＋V_H、＋V_X、−V_Y、），（−V_M、＋V_N、ア
ース）の出力接点を択一的に接続する切換スイッチ形式
の回路で構成するに代えて、発生電圧そのものの状態を
変化させる回路を採用する等、各電源回路（25），（2
6）における電源状態切換用回路の具体的回路構成は種
々の構成変更が可能であり、それら切換用の回路構成を
総称して第１電源状態切換手段（25A）、及び第２電源
状態切換手段（26A）と称する。

又、第１、及び第２電源回路（25），（26）が付与する
電圧（＋V_L、＋V_H、＋V_X、−V_Y、），（−V_M、＋V_N）の
具体的電圧値並びに正負も、各表示灯（10），（11），
（13），（14）の定格電圧、点灯に適した電流の流れ方
向設定、あるいは、第１及び第２判定回路（27），（2
8）との関連等に応じて適宜設定変更が可能である。
又、各表示灯（10），（11），（12），（13）として
は、発生ダイオード（LED）に代えて、ランプ等の電流
流れ方向に対する点灯選択性の無い表示手段を用いて、
その電流流れ方向をダイオード等によって選択性を付与
するようにしてもよい。

前記第１、第２判定回路（27），（28）、及び、バーナ
自動燃焼作動手段（22）からの情報に基づいて、前述
（ｉ）〜（ｖ）の制御状態を選択的に実行するように前
記装置状態ON・OFF切換手段（15）、加熱能力切換手段
（17）、及び、第１、第２電源状態切換手段（25A），
（26A）に自動的に操作指令を与えるための具体的制御
回路構成は、マイクロコンピュータを適用する等、種々
の形式の制御回路構成を適用でき、それら制御回路構成
を総称して制御手段（29）と称する。

又、第１表示灯（12）を高能力状態表示用とし、かつ、
第２表示灯（13）を低能力状態表示用としておき、装置
OFF状態において運転スイッチ（８）が閉操作されると
先ず高能力状態が現出されて第１表示灯（12）が点灯す
るような内部設定を施こしておいても良い。

本発明において、バーナ（２）に対する供給燃料の形態
は不問である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の実施例を示し、第１図
は、概略全体構造図、第２図は、制御回路図、第３図
は、その動作を示すタイムチャートである。 （１）……水加熱部、（２）……バーナ、（３）……装
置本体（４）……出湯栓、（６）……リモートコントロ
ーラ、（7a），（7b），（7c）……外部配線、（８）…
…運転スイッチ、（９）……能力切換スイッチ、（10）
……運転表示灯、（11）……燃焼表示灯、（12）……第
１表示灯、（13）……第２表示灯、（15）……装置状態
ON・OFF切換手段、（17）……加熱能力切換手段、（2
2）……バーナ自動燃焼作動手段、（23），（24）……
短絡回路、（25）……第１電源回路、（25A）……第１
電源状態切換手段、（26）……第２電源回路、（26A）
……第２電源状態切換手段、（27）……第１判定回路、
（28）……第２判定回路、（29）……制御手段、（P₁〜
P₆）……外部接続端子、（r₁），（r₂）……短絡検出素
子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】運転スイッチ（８）、能力切換スイッチ
   （９）、装置のON状態を表示する運転表示灯（10）、バ
   ーナ燃焼状態を表示する燃焼表示灯（11）、及び、能力
   切換状態を択一的点灯により表示する第１並びに第２表
   示灯（12），（13）をリモートコントローラ（６）に装
   備し、前記運転スイッチ（８）からの操作指令に基づい
   て装置状態をバーナ燃焼作動が可能なON状態と不能なOF
   F状態とに切換える手段（15）、前記能力切換スイッチ
   （９）からの操作指令に基づいて前記バーナ（２）の加
   熱能力を切換える手段（17）、水加熱部（１）に対する
   給水状態検出に基づいて出湯栓（４）が開き状態にある
   ときに前記バーナ（２）を自動的に燃焼作動させる手段
   （22）を装置本体（３）側に装備した遠隔操作型給湯装
   置であって、 前記リモートコントローラ（６）側において、第１ない
   し第３の３個の外部接続端子（P₁），（P₂），（P₃）を
   設け、前記第１端子（P₁）と前記第２端子（P₂）との間
   に前記運転表示灯（10）及び前記燃焼表示灯（11）を、
   それら表示灯（10），（11）を点灯させるための電流流
   れ方向が互いに逆向きとなるような選択点灯機能を備え
   させて介装し、前記第３端子（P₃）と前記第２端子
   （P₂）との間に前記第１表示灯（12）及び前記第２表示
   灯（13）を、それら表示灯（12），（13）を点灯させる
   ための電流流れ方向が互いに逆向きとなるような選択点
   灯機能を備えさせて介装し、常時開き付勢型のスイッチ
   で構成した前記運転スイッチ（８）の閉操作に伴って前
   記第１端子（P₁）と前記第２端子（P₂）とを短絡する回
   路（23）、及び、常時開き付勢型のスイッチで構成した
   前記能力切換スイッチ（９）の閉操作に伴って前記第３
   端子（P₃）と前記第２端子（P₂）とを短絡する回路（2
   4）の夫々を設け、 他方、前記装置本体（３）側において、前記第１端子
   （P₁）に対して外部配線（7a）接続される第４端子
   （P₄）、前記第２端子（P₂）に対して外部配線（7b）接
   続される第５端子（P₅）、及び、前記第３端子（P₃）に
   対して外部配線（7c）接続される第６端子（P₆）を設
   け、前記第５端子（P₅）をアース接続し、前記第４端子
   （P₄）を第１電源回路（25）に接続し、前記第６端子
   （P₆）を第２電源回路（26）に接続し、前記第４端子
   （P₄）と前記第１電源回路（25）との間に介装した短絡
   検出素子（r₁）の両端の直流電位差変化検出に基づいて
   前記第１端子（P₁）と第２端子（P₂）の短絡状態を検知
   することにより前記リモートコントローラ（６）側にお
   ける前記運転スイッチ（８）の閉操作の有無を判断する
   第１判定回路（27）、及び、前記第６端子（P₆）と前記
   第２電源回路（26）との間に介装した短絡検出素子
   （r₂）の両端の電位差変化検出に基づいて前記第３端子
   （P₃）と第２端子（P₂）の短絡状態を検知することによ
   り前記リモートコントローラ（６）側における前記能力
   切換スイッチ（９）の閉操作の有無を判断する第２判定
   回路（28）を設け、 前記第１電源回路（25）を構成するに、その第１電源回
   路（25）の電源状態を、 （イ）前記運転表示灯（10）及び前記燃焼表示灯（11）
   を点灯させるには不十分な電圧を付与する状態、 （ロ）前記運転表示灯（10）を点灯させる電流流れ方向
   で、かつ、その点灯に十分な電圧を付与する状態、 （ハ）前記運転表示灯（10）及び前記燃焼表示灯（11）
   を点灯させるに十分な交流電圧を付与する状態、 上記（イ）〜（ハ）の３状態に択一的に切換える第１電
   源状態切換手段（25A）を設け、 前記第２電源回路（26）を構成するに、その第２電源回
   路（26）の電源状態を、 （ニ）前記第１表示灯（12）を点灯させる電流流れ方向
   で、かつ、その点灯に十分な電圧を付与する状態、 （ホ）アース状態、 （ヘ）前記第２表示灯（13）を点灯させる電流流れ方向
   で、かつ、その点灯に十分な電圧を付与する状態、 上記（ニ）〜（ヘ）の３状態に択一的に切換える第２電
   源状態切換手段（26A）を設け、 前記第１判定回路（27）、前記第２判定回路（28）、及
   び、前記バーナ自動燃焼作動手段（22）からの情報に基
   づいて、 （ｉ）前記運転スイッチ（８）が閉操作されるごとに装
   置状態をON状態とOFF状態とに交互に切換える。 （ii）装置状態がOFF状態にあるときに、前記第１電源
   回路（25）を前記（イ）の状態に、かつ、前記第２電源
   回路（26）を前記（ホ）の状態に夫々維持する。 （iii）装置状態がON状態に切換えられたときに、前記
   第１電源回路（25）を前記（ロ）の状態とし、かつ、前
   記第２電源回路（26）を前記（ニ）の状態とし、更に、
   バーナ加熱能力切換状態を高能力状態と低能力状態との
   いずれか一方側とする。 （iv）装置状態がON状態にあるときにおいて前記能力切
   換スイッチ（９）が閉操作されるごとに、前記第２電源
   回路（26）を前記（ニ）の状態と前記（ヘ）の状態とに
   交互に切換え、かつ、それに伴いバーナ加熱能力切換状
   態を高能力状態と低能力状態とに交互に切換える。 （ｖ）装置状態がON状態にあるときにおいて前記バーナ
   （２）が燃焼作動状態にあるときにのみ、前記第１電源
   回路（25）を前記（ハ）の状態とする。 上記（ｉ）〜（ｖ）を選択的に実行するように前記装置
   状態ON、OFF切換手段（15）、前記加熱能力切換手段（1
   7）、並びに、前記第１及び第２電源状態切換手段（25
   A），（26A）に対して自動的に操作指令を与える制御手
   段（29）を前記装置本体（３）側に装備した遠隔操作型
   給湯装置。