JPH069676Y2 - 血液バッグの採血チューブ - Google Patents

血液バッグの採血チューブ

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JPH069676Y2
JPH069676Y2 JP9166389U JP9166389U JPH069676Y2 JP H069676 Y2 JPH069676 Y2 JP H069676Y2 JP 9166389 U JP9166389 U JP 9166389U JP 9166389 U JP9166389 U JP 9166389U JP H069676 Y2 JPH069676 Y2 JP H069676Y2
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JP
Japan
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tube
blood
bag
diameter portion
collection tube
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JP9166389U
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JPH0331444U (ja
Inventor
毅 藤末
Original Assignee
株式会社ニッショー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は血液バッグの採血チューブに関し、さらに詳し
くは、バッグ内の血液保存液の液洩れやバッグ内への外
気の侵入を防ぐため、チューブ内に開放可能な閉鎖手
段、特に折れ棒チューブを装着した血液バッグの採血チ
ューブに関する。
<従来の技術> 従来、輸血時等の採血には一端が穿刺針に接合された採
血チューブと血液バッグとが一体に連結した穿刺針付血
液バッグが用いられている。この血液バッグは、穿刺針
部で、中空針を覆うとともにハブに嵌着および脱離可能
とされる硬質プラスチック製プロテクタによって外気と
遮断されているのが一般的である。
しかしながら、従来の穿刺針付血液バッグにあっては、
製造工程において針部全体をオートクレーブで滅菌する
際、針基とハブの接着が不完全な場合はハブ外径部が変
形し、ハブとプロテクタとの嵌着部からバツク内の血液
保存液が洩れ出すことがあった。また、使用時において
もプロテクタを外した瞬間、気圧の変化により外気が侵
入したり、逆に液洩れがすることもあった。
かかる問題を解消するために特開昭58-155867号公報で
は、嵌着部に弾性体をハブおよび/またはプロテクタに
一体化して設け、ハブとプロテクタとの嵌着面を液密に
した穿刺針付医療用容器が、提案されている。
この方法によれば製造工程における液洩れは防止できる
が、プロテクタを外したとき瞬時にしてチューブ内に外
気が侵入し、空気中の細菌や微生物が薬液に混入してく
る虞があった。
<考案が解決しようとする課題> 本考案は、このような従来品の欠点を解消せんがために
第1図に示すようにチューブのハブ側に連通機構を介し
て開放可能な閉鎖手段を設けることによりチューブ内の
液体の流れを遮断し、高圧蒸気滅菌時における液洩れを
防止するとともに、プロテクタの着脱時に外気の細菌が
バッグ内に侵入するのを防止する血液バッグの採血チュ
ーブを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案は、中空針と、中空針の基部に接合されたハブ
と、一端が該ハブに接合され、他端が血液出入口用ポー
トに融着された、血液を流通させるチューブとからなる
血液バッグにおいて、前記チューブの中空部に開放可能
な閉鎖手段を設けてなる血液バッグの採血チューブであ
る。
また本考案は、前記血液バッグの採血チューブにおい
て、開放可能な閉鎖手段が、一端に羽状の突起部をもつ
中実状の小径部と、中空状の大径部とからなり、該小径
部と該大径部の中間に薄肉部が設けられ、該大径部が流
通チューブ内面に密着固定されてなり、該薄肉部を前記
流通チューブの外部から人手で折り曲げることによっ
て、流通チューブ内が連通可能となる折れ棒チューブか
らなる血液バッグの採血チューブである。
<作用> 本考案の採血チューブは中空針と血液バッグとを連通す
るチューブに開放可能な閉鎖手段を設けることによって
バッグ内の液体が液洩れするのを防ぐとともに、プロテ
クタを外した瞬間外気の細菌が侵入するのを防ぐ。特に
開放可能な閉鎖手段として折れ棒チューブを使用した場
合、折れ棒チューブは小径部で密閉され、流通チューブ
の外部から薄肉部を折り曲げて小径部と大径部を切断す
ることによって通路を形成し、針部からバッグまでが連
通する。
折れ棒チューブ切断後の小径部は先端の羽状突起がチュ
ーブの直径より若干大きいため、チューブを通過してバ
ッグ内に入る虞もないし、切断面の小径部の外径が流通
チューブの内径より小さいため血液の流通を妨げること
もない。
<実施例> 次に本考案の一実施例について図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る血液バッグの採血チュ
ーブの斜視図であり、第2図は折れ棒チューブを折った
ときの状態を示す側面図である。
流通チューブ(1)は内径がチューブ(3)の外径より
若干大きめになっている可撓性チューブであり、従来品
の採血チューブを切断して流通チューブを連結させ、両
端をシクロヘキサノン等の接着剤で接着した構造になっ
ている。流通チューブ(1)は注射針付近にある方が外
気の侵入が少なく好ましい。
折れ棒チューブ(2)は、中実状の小径部(2c)と、中空
状の大径部(2a)と、その中間に設けられた薄肉部(2b)と
からなるプラスチック製の筒体であり、大径部(2a)の外
面が流通チューブ(1)の中空部の内面に密着固定され
ている。
流通チューブ(1)の先端は注射針あるいはコネクタが
接続されており、他端はACD液、CPD液等の血液保
存液を充填した血液バッグ(図示せず)と連結してい
る。
採血時は、プロテクタを外し、血管に針を穿刺して流通
チューブ(1)の上から指等で薄肉部(2b)を押し曲げ
る。第2図に示すように、折れ棒チューブ(2)は薄肉
部(2b)で切断されて通路を形成し、血液バッグに連通可
能となる。切断された小径部(2c)は、血液によってバッ
グ側へと押し流されるが、密閉端にある羽状の突起部(2
d)がチューブ(3)の接続口に引っ掛かり、バッグ内に
流入するのを防ぐことができ、羽状の突起部(2d)の先端
の直径がチューブ(3)の内径より小さいので、その隙
間から血液がバッグ内へ流れ、血流を妨げることもな
い。
以上開放可能な閉鎖手段を折れ棒チューブを中心として
説明してきたが、前記閉鎖手段としてはチューブ内に二
方活栓を設けたり、ボールを設けたりしてチューブ内を
開閉することもできる。
<効果> 本考案の採血チューブを採用すれば、開放可能な閉鎖手
段によってチューブ内が密封されているので、高圧蒸気
滅菌時のバッグ内の圧力上昇に伴う液洩れを防ぐことが
でき、プロテクタ脱離時も外気の侵入を極力抑えること
ができるので、採取血液の長期保存における細菌や微生
物による汚染が少ない。
また、外部から折れ棒チューブを折るだけでチューブと
バッグを連通させることができるので、操作が簡単な
上、製造も容易で安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であり、第2図
は折れ棒チューブを折った状態を示す側面図である。 <主な符号の説明> 1:流通チューブ 2:折れ棒チューブ 2a:大径部 2b:薄肉部 2c:小径部 2d:羽状の突起部 3:チューブ 4:中空針 5:ハブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空針と、中空針の基部に接合されたハブ
    と、一端が該ハブに接合され他端が血液出入口用ポート
    に融着された血液を流通させるチューブとからなる血液
    バッグにおいて、 前記チューブの中空部に開放可能な閉鎖手段を設けてな
    る血液バッグの採血チューブ。
  2. 【請求項2】開放可能な閉鎖手段が、一端に羽状の突起
    部をもつ中実状の小径部と、中空状の大径部とからな
    り、該小径部と該大径部の中間に薄肉部が設けられ、該
    大径部が流通チューブ内面に密着固定されてなり、該薄
    肉部を前記流通チューブの外部から人手で折り曲げるこ
    とによって、流通チューブ内が連通可能となる折れ棒チ
    ューブである請求項1記載の血液バッグの採血チュー
    ブ。
JP9166389U 1989-08-03 1989-08-03 血液バッグの採血チューブ Expired - Lifetime JPH069676Y2 (ja)

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JP9166389U JPH069676Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 血液バッグの採血チューブ

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JP9166389U JPH069676Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 血液バッグの採血チューブ

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JPH0331444U JPH0331444U (ja) 1991-03-27
JPH069676Y2 true JPH069676Y2 (ja) 1994-03-16

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US7217258B2 (en) * 2003-05-02 2007-05-15 Becton, Dickinson And Company Controlled release structure for attaching medical devices

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JPH0331444U (ja) 1991-03-27

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