JP2580661Y2 - カテ−テル洗浄用キット - Google Patents
カテ−テル洗浄用キットInfo
- Publication number
- JP2580661Y2 JP2580661Y2 JP5412293U JP5412293U JP2580661Y2 JP 2580661 Y2 JP2580661 Y2 JP 2580661Y2 JP 5412293 U JP5412293 U JP 5412293U JP 5412293 U JP5412293 U JP 5412293U JP 2580661 Y2 JP2580661 Y2 JP 2580661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste liquid
- cleaning
- connector
- cleaning liquid
- syringe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、カテーテルにより血管
造影剤を患者に注入する前にカテーテルに洗浄液（生理
食塩液）をプライミングして、カテーテル内及び血管内
の老廃物を除去するために使用するカテーテル洗浄用キ
ットに関する。
造影剤を患者に注入する前にカテーテルに洗浄液（生理
食塩液）をプライミングして、カテーテル内及び血管内
の老廃物を除去するために使用するカテーテル洗浄用キ
ットに関する。
【０００２】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】従来はカ
テーテルを洗浄する際、針を装着したシリンジを用い
て、次のように行っていた。針を洗浄液（生理食塩液）
を封入したバッグの口部に穿刺してシリンジ内に洗浄液
を分取し、針をはずした後、シリンジの先端をカテーテ
ルと接続してカテーテル内へ洗浄液を注入して洗浄して
いた。
テーテルを洗浄する際、針を装着したシリンジを用い
て、次のように行っていた。針を洗浄液（生理食塩液）
を封入したバッグの口部に穿刺してシリンジ内に洗浄液
を分取し、針をはずした後、シリンジの先端をカテーテ
ルと接続してカテーテル内へ洗浄液を注入して洗浄して
いた。
【０００３】洗浄終了後は老廃物を含んだ洗浄液をシリ
ンジにより注出し、バケツ、ビーカー等の容器へ廃棄し
ていた。以上のように従来の洗浄方法では操作に手間が
かかるばかりでなく廃液する際に患者等の血液が作業者
に触れる機会が多いので衛生上好ましくない。特にエイ
ズ患者等の場合は、作業者に感染する危険があるので廃
液を用心して行わなければならなかった。そこで本考案
者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果
次の考案に到達した。
ンジにより注出し、バケツ、ビーカー等の容器へ廃棄し
ていた。以上のように従来の洗浄方法では操作に手間が
かかるばかりでなく廃液する際に患者等の血液が作業者
に触れる機会が多いので衛生上好ましくない。特にエイ
ズ患者等の場合は、作業者に感染する危険があるので廃
液を用心して行わなければならなかった。そこで本考案
者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果
次の考案に到達した。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、コネクター２
と該コネクター２に接続される輸液セット５とシリンジ
の接続部材より構成され、前記コネクター２は側部に洗
浄液入口６と廃液出口７と接続管８が形成され、前記洗
浄液出口６と接続管８は洗浄液通路１１を介して連通さ
れ、前記洗浄液通路１１内に洗浄液流通用バルブ９が配
置され、前記廃液出口７と接続管８は廃液通路１２、１
３を介して連通され、廃液通路１２と１３の間に廃液流
通用バルブ１０が配置され、前記輸液セット５は穿刺針
１５を装着した点滴筒１４と該点滴筒１４に接続される
チューブ１６より構成され、前記シリンジ接続部材は前
記接続管８より構成された、カテーテル洗浄用キットを
提供する。
と該コネクター２に接続される輸液セット５とシリンジ
の接続部材より構成され、前記コネクター２は側部に洗
浄液入口６と廃液出口７と接続管８が形成され、前記洗
浄液出口６と接続管８は洗浄液通路１１を介して連通さ
れ、前記洗浄液通路１１内に洗浄液流通用バルブ９が配
置され、前記廃液出口７と接続管８は廃液通路１２、１
３を介して連通され、廃液通路１２と１３の間に廃液流
通用バルブ１０が配置され、前記輸液セット５は穿刺針
１５を装着した点滴筒１４と該点滴筒１４に接続される
チューブ１６より構成され、前記シリンジ接続部材は前
記接続管８より構成された、カテーテル洗浄用キットを
提供する。
【０００５】
【実施例】図１は本考案のカテーテル洗浄用キット１の
概略図で、図２は図１のコネクターの拡大図である。カ
テーテル洗浄用キット１はコネクター２と該コネクター
２に接続される輸液セット５とシリンジの接続部材（後
述する）より構成される。
概略図で、図２は図１のコネクターの拡大図である。カ
テーテル洗浄用キット１はコネクター２と該コネクター
２に接続される輸液セット５とシリンジの接続部材（後
述する）より構成される。
【０００６】コネクター２は硬質合成樹脂よりなり本体
２ａの側部に洗浄液入口６と廃液出口７と接続管８が一
体に形成されている。本体２ａの内部には壁面１７、１
８より区画された洗浄液通路１１が形成され、該洗浄液
通路１１内に洗浄液流通用バルブ９が配置されている。
前記洗浄液入口６と接続管８は洗浄液通路８を介して連
通されている。
２ａの側部に洗浄液入口６と廃液出口７と接続管８が一
体に形成されている。本体２ａの内部には壁面１７、１
８より区画された洗浄液通路１１が形成され、該洗浄液
通路１１内に洗浄液流通用バルブ９が配置されている。
前記洗浄液入口６と接続管８は洗浄液通路８を介して連
通されている。
【０００７】また本体２ａの内部には壁面１８より区画
される廃液通路１２と壁面１８、１９より区画された廃
液通路１３が形成され、廃液通路１２と１３の間に廃液
通路用バルブ１０が配置されている。前記廃液出口７と
接続管８は廃液通路１２、１３を介して連通されてい
る。
される廃液通路１２と壁面１８、１９より区画された廃
液通路１３が形成され、廃液通路１２と１３の間に廃液
通路用バルブ１０が配置されている。前記廃液出口７と
接続管８は廃液通路１２、１３を介して連通されてい
る。
【０００８】前記洗浄液流通用バルブ９と廃液流通用バ
ルブ１０は薄いシート状の合成樹脂、合成ゴム等により
構成され、その一端部は壁面１７、１９に固定され、他
方の一端部は障害壁２０、２１に接触して障害壁２０、
２１と反対方向のみに開放するように形成されている。
また廃液出口７には先端にコネクタ−２３を装着したチ
ュ−ブ２４が接続されている。
ルブ１０は薄いシート状の合成樹脂、合成ゴム等により
構成され、その一端部は壁面１７、１９に固定され、他
方の一端部は障害壁２０、２１に接触して障害壁２０、
２１と反対方向のみに開放するように形成されている。
また廃液出口７には先端にコネクタ−２３を装着したチ
ュ−ブ２４が接続されている。
【０００９】前記シリンジの接続部材は、内面にルア−
テ−パ−を形成した接続管８より構成される。
テ−パ−を形成した接続管８より構成される。
【００１０】前記輸液セット５は穿刺針１５を装着した
点滴筒１４と該点滴筒１４に接続されるチューブ１６よ
り構成されている。チューブ１６の後端はコネクター２
の洗浄液入口６に接続される。
点滴筒１４と該点滴筒１４に接続されるチューブ１６よ
り構成されている。チューブ１６の後端はコネクター２
の洗浄液入口６に接続される。
【００１１】次に本考案のカテーテル洗浄用キット１の
使用方法の一例について説明する。シリンジ２５の先端
を接続管８に接続し、廃液バッグ４にチューブ２７を介
して接続されたコネクター２６を前記廃液出口７にチュ
−ブ２３を介して接続されたコネクタ−２４に接続した
後、輸液セット５の穿刺針１５を洗浄液（生理食塩液）
を封入したバッグ３の口部２８に穿刺して洗浄液を輸液
セット５、コネクター２を経てシリンジ２５に採取す
る。
使用方法の一例について説明する。シリンジ２５の先端
を接続管８に接続し、廃液バッグ４にチューブ２７を介
して接続されたコネクター２６を前記廃液出口７にチュ
−ブ２３を介して接続されたコネクタ−２４に接続した
後、輸液セット５の穿刺針１５を洗浄液（生理食塩液）
を封入したバッグ３の口部２８に穿刺して洗浄液を輸液
セット５、コネクター２を経てシリンジ２５に採取す
る。
【００１２】洗浄液をシリンジ２５よりカテーテル３０
内に注入し、カテーテル３０及び患者の血管を洗浄す
る。洗浄終了後、廃液をシリンジ２５より注出し、シリ
ンジ２５をコネクター２の接続管８に接続してコネクタ
ー２、チューブ２７を経て廃液バッグ４へ採取する。
内に注入し、カテーテル３０及び患者の血管を洗浄す
る。洗浄終了後、廃液をシリンジ２５より注出し、シリ
ンジ２５をコネクター２の接続管８に接続してコネクタ
ー２、チューブ２７を経て廃液バッグ４へ採取する。
【００１３】最初洗浄液をシリンジ２５に採取するとき
は、シリンジ２５の吸引力より洗浄液流通用バルブ９は
接続管８方向に開くので洗浄液は洗浄液入口６、洗浄液
通路１１、接続管８を経てシリンジ２５内に採取され
る。他方洗浄終了後、廃液を廃液バッグ４内に採取する
ときは接続管８、廃液通路１２、１３、廃液出口７、チ
ューブ２７を経て廃液バッグ４内に採取される。廃液流
通用バルブ１０は廃液通路１３側のみに開き、洗浄液流
通用バルブ９は洗浄液入口６側には開かないので廃液は
確実に廃液通路１２、１３、廃液出口７、チューブ２７
を経て廃液バッグ４内へ回収することができる。
は、シリンジ２５の吸引力より洗浄液流通用バルブ９は
接続管８方向に開くので洗浄液は洗浄液入口６、洗浄液
通路１１、接続管８を経てシリンジ２５内に採取され
る。他方洗浄終了後、廃液を廃液バッグ４内に採取する
ときは接続管８、廃液通路１２、１３、廃液出口７、チ
ューブ２７を経て廃液バッグ４内に採取される。廃液流
通用バルブ１０は廃液通路１３側のみに開き、洗浄液流
通用バルブ９は洗浄液入口６側には開かないので廃液は
確実に廃液通路１２、１３、廃液出口７、チューブ２７
を経て廃液バッグ４内へ回収することができる。
【００１４】また２回目に洗浄液をシリンジ２５に採取
してカテーテル３０の洗浄を行う時は洗浄液は前記と同
様にシリンジ２５内に採取されるが、廃液流通用バルブ
１０は障害壁２１より接続管８方向には開かないので廃
液は洗浄液入口６方向に逆流することはない。
してカテーテル３０の洗浄を行う時は洗浄液は前記と同
様にシリンジ２５内に採取されるが、廃液流通用バルブ
１０は障害壁２１より接続管８方向には開かないので廃
液は洗浄液入口６方向に逆流することはない。
【００１５】
【考案の作用効果】洗浄液の採取と廃液の回収操作が、
シリンジ２５をコネクタ２の接続管８に接続するのみで
連続して行うことができるので操作性が良い。廃液の回
収作業の際に患者の血液が作業者に触れることがないの
で衛生的であり安心して作業を行うことができる。
シリンジ２５をコネクタ２の接続管８に接続するのみで
連続して行うことができるので操作性が良い。廃液の回
収作業の際に患者の血液が作業者に触れることがないの
で衛生的であり安心して作業を行うことができる。
【図１】本考案のカテーテル洗浄用キットの概略図
【図２】図１のコネクターの拡大図
１ カテーテル洗浄用キット ２ コネクター ２ａ 本体 ３ 洗浄液入りバッグ（生理食塩液入りバッグ） ４ 廃液バッグ ５ 輸液セット ６ 洗浄液入口 ７ 廃液出口 ８ 接続管 ９ 洗浄液流通用バルブ １０ 廃液流通用バルブ １１ 洗浄液通路 １２、１３ 廃液通路 １４ 点滴筒 １５ 穿刺針 １６ チューブ １７ 壁面 １８ 壁面 １９ 壁面 ２０ 障害壁 ２１ 障害壁
Claims (1)
- 【請求項１】 コネクター２と該コネクター２に接続さ
れる輸液セット５とシリンジの接続部材より構成され、 前記コネクター２は側部に洗浄液入口６と廃液出口７と
接続管８が形成され、前記洗浄液出口６と接続管８は洗
浄液通路１１を介して連通され、前記洗浄液通路１１内
に洗浄液流通用バルブ９が配置され、前記廃液出口７と
接続管８は廃液通路１２、１３を介して連通され、廃液
通路１２と１３の間に廃液流通用バルブ１０が配置さ
れ、 前記輸液セット５は穿刺針１５を装着した点滴筒１４と
該点滴筒１４に接続されるチューブ１６より構成され、 前記シリンジ接続部材は前記接続管８より構成された、
ことを特徴とするカテーテル洗浄用キット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5412293U JP2580661Y2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | カテ−テル洗浄用キット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5412293U JP2580661Y2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | カテ−テル洗浄用キット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718740U JPH0718740U (ja) | 1995-04-04 |
| JP2580661Y2 true JP2580661Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=12961800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5412293U Expired - Lifetime JP2580661Y2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | カテ−テル洗浄用キット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2580661Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP5412293U patent/JP2580661Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0718740U (ja) | 1995-04-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |