JPH0696537A - 位置決め制御システム - Google Patents
位置決め制御システムInfo
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- JPH0696537A JPH0696537A JP24443192A JP24443192A JPH0696537A JP H0696537 A JPH0696537 A JP H0696537A JP 24443192 A JP24443192 A JP 24443192A JP 24443192 A JP24443192 A JP 24443192A JP H0696537 A JPH0696537 A JP H0696537A
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- magnetic head
- target
- moving
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、データ記録再生装置の位置決め制御
システムにおいて、ディジタル微分フィルタを用いて磁
気ヘッドの実際の移動速度により近い移動速度を検出す
ることを特徴とする。 【構成】本発明の位置決め制御システムでは、磁気ヘッ
ドの移動位置はサンプル/ホールド部38で検出され
る。ディジタル微分フィルタ処理部39は検出された移
動位置を基にして移動速度を演算し、この演算移動速度
を減算部31に出力する。減算部31では、目標速度生
成部30から出力される目標速度と演算移動速度が減算
され、誤差速度として取得される。この誤差速度に応じ
て、ループゲイン設定部32、演算時間遅延部33、ノ
ッチフィルタ処理部34、電流増幅部35を介して、所
定の電流がボイスコイルモータ部36に供給される。こ
れにより、磁気ヘッドを支持するアクチュエータ部37
が移動する。
システムにおいて、ディジタル微分フィルタを用いて磁
気ヘッドの実際の移動速度により近い移動速度を検出す
ることを特徴とする。 【構成】本発明の位置決め制御システムでは、磁気ヘッ
ドの移動位置はサンプル/ホールド部38で検出され
る。ディジタル微分フィルタ処理部39は検出された移
動位置を基にして移動速度を演算し、この演算移動速度
を減算部31に出力する。減算部31では、目標速度生
成部30から出力される目標速度と演算移動速度が減算
され、誤差速度として取得される。この誤差速度に応じ
て、ループゲイン設定部32、演算時間遅延部33、ノ
ッチフィルタ処理部34、電流増幅部35を介して、所
定の電流がボイスコイルモータ部36に供給される。こ
れにより、磁気ヘッドを支持するアクチュエータ部37
が移動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスク装置の
ようなデータ記録再生装置等で用いられる位置決め制御
システムに関する。
ようなデータ記録再生装置等で用いられる位置決め制御
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置等のデータ記
録再生装置における磁気ヘッドの位置決め制御には、磁
気ヘッドを目標トラック(シリンダ)に移動させるため
のアクセス制御、および目標シリンダの中心に磁気ヘッ
ドを位置決めするための位置制御がある。なお、アクセ
ス制御は磁気ヘッドの移動速度を制御することから、速
度制御とも呼ばれている。
録再生装置における磁気ヘッドの位置決め制御には、磁
気ヘッドを目標トラック(シリンダ)に移動させるため
のアクセス制御、および目標シリンダの中心に磁気ヘッ
ドを位置決めするための位置制御がある。なお、アクセ
ス制御は磁気ヘッドの移動速度を制御することから、速
度制御とも呼ばれている。
【0003】速度制御では、磁気ヘッドが目標シリンダ
に到達するまでの距離に対応する目標速度が予め設定さ
れ、設定された目標速度に磁気ヘッドの実際の移動速度
を一致させるような制御が行われる。
に到達するまでの距離に対応する目標速度が予め設定さ
れ、設定された目標速度に磁気ヘッドの実際の移動速度
を一致させるような制御が行われる。
【0004】磁気ヘッドの実際の移動速度を検出する方
法としては、差分速度検出法が一般に用いられている。
例えば、セクタサーボ方式のハードディスク装置では、
記録媒体の各セクタ毎に予め記録されているサーボデー
タを磁気ヘッドでサンプリングすることにより磁気へッ
ドの現在位置が取得されている。
法としては、差分速度検出法が一般に用いられている。
例えば、セクタサーボ方式のハードディスク装置では、
記録媒体の各セクタ毎に予め記録されているサーボデー
タを磁気ヘッドでサンプリングすることにより磁気へッ
ドの現在位置が取得されている。
【0005】現在のサンプリングによって得られた現在
位置をA、前回のサンプリングによって得られた前回位
置をB、サンプリング時間をTとすると、差分速度V
は、次式で表される。 V=(A−B)/T (1)
位置をA、前回のサンプリングによって得られた前回位
置をB、サンプリング時間をTとすると、差分速度V
は、次式で表される。 V=(A−B)/T (1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、差分速度検出
法によって磁気ヘッドの速度検出を行うと、磁気ヘッド
の移動期間(加速期間、定速期間、および減速期間を含
む)の中の減速期間においては、(1)式によって検出
される差分速度は磁気ヘッドの実際の速度よりも必ず大
きくなるので、一種の遅延が生じていた。従って、シス
テムの帯域を大幅に広げることができず、これにより、
磁気ヘッドの高速な位置決め制御の妨げとなっていた。
法によって磁気ヘッドの速度検出を行うと、磁気ヘッド
の移動期間(加速期間、定速期間、および減速期間を含
む)の中の減速期間においては、(1)式によって検出
される差分速度は磁気ヘッドの実際の速度よりも必ず大
きくなるので、一種の遅延が生じていた。従って、シス
テムの帯域を大幅に広げることができず、これにより、
磁気ヘッドの高速な位置決め制御の妨げとなっていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、ハードディスクのようなデータ記録再生装置等にお
いて、ディジタル微分フィルタによって磁気ヘッドの移
動速度を演算することにより、磁気ヘッドの実際の移動
速度により近い移動速度を検出し、これによって、磁気
ヘッドのより高速な位置決め制御を行う位置決めシステ
ムを提供することを目的とする。
り、ハードディスクのようなデータ記録再生装置等にお
いて、ディジタル微分フィルタによって磁気ヘッドの移
動速度を演算することにより、磁気ヘッドの実際の移動
速度により近い移動速度を検出し、これによって、磁気
ヘッドのより高速な位置決め制御を行う位置決めシステ
ムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の位置決め制御シ
ステムは、位置情報が記録されている記録媒体と、記録
媒体から位置情報を読出すヘッド手段と、ヘッド手段を
目標位置に移動させる移動手段と、読出した位置情報に
従ってヘッド手段の位置を検出する検出手段と、検出し
た位置を基にしてディジタル微分フィルタによりヘッド
手段の移動速度を取得する手段と、検出した位置に応じ
て目標速度を生成する手段と、取得した移動速度と生成
した目標速度との誤差に応じて移動手段の移動を制御す
る制御手段とを有する。
ステムは、位置情報が記録されている記録媒体と、記録
媒体から位置情報を読出すヘッド手段と、ヘッド手段を
目標位置に移動させる移動手段と、読出した位置情報に
従ってヘッド手段の位置を検出する検出手段と、検出し
た位置を基にしてディジタル微分フィルタによりヘッド
手段の移動速度を取得する手段と、検出した位置に応じ
て目標速度を生成する手段と、取得した移動速度と生成
した目標速度との誤差に応じて移動手段の移動を制御す
る制御手段とを有する。
【0009】
【作用】以上のような構成により、磁気ヘッドの実際の
移動速度により近い移動速度を検出することができる。
従って、磁気ヘッドのより高速な位置決め制御を行うこ
とが可能となる。
移動速度により近い移動速度を検出することができる。
従って、磁気ヘッドのより高速な位置決め制御を行うこ
とが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例である位置決め制
御システムモデルの構成を示すブロック図である。図1
において、本位置決め制御システムモデルは、目標速度
生成部30、減算部31、ループゲイン設定部32、演
算時間遅延部33、ノッチフィルタ処理部34、電流増
幅部35、ボイスコイルモータ部36、アクチュエータ
部37、サンプル/ホールド部38、およびディジタル
微分フィルタ処理部39によって構成される。
御システムモデルの構成を示すブロック図である。図1
において、本位置決め制御システムモデルは、目標速度
生成部30、減算部31、ループゲイン設定部32、演
算時間遅延部33、ノッチフィルタ処理部34、電流増
幅部35、ボイスコイルモータ部36、アクチュエータ
部37、サンプル/ホールド部38、およびディジタル
微分フィルタ処理部39によって構成される。
【0012】目標速度生成部30では、サンプル/ホー
ルド部38から出力された移動位置を基にして目標位置
までの残り移動距離が取得され、この残り移動距離に対
応する目標速度が生成される。
ルド部38から出力された移動位置を基にして目標位置
までの残り移動距離が取得され、この残り移動距離に対
応する目標速度が生成される。
【0013】減算部31では、目標速度生成部30から
出力された目標速度からディジタル微分フィルタ処理部
39から出力された移動速度が減算され、その減算結果
を示す誤差速度が生成される。
出力された目標速度からディジタル微分フィルタ処理部
39から出力された移動速度が減算され、その減算結果
を示す誤差速度が生成される。
【0014】ループゲイン設定部32は、本システムの
帯域を設定するために用いられ,減算部31から出力さ
れた誤差速度のゲイン制御を行う。演算時間遅延部33
は、遅延要素であり、CPUの演算によってループゲイ
ン設定部32から出力された誤差速度に応じて所定の制
御信号(電圧)を生成する。
帯域を設定するために用いられ,減算部31から出力さ
れた誤差速度のゲイン制御を行う。演算時間遅延部33
は、遅延要素であり、CPUの演算によってループゲイ
ン設定部32から出力された誤差速度に応じて所定の制
御信号(電圧)を生成する。
【0015】ノッチフィルタ処理部34では、本システ
ムにおける機械部品の共振による影響を取除くために、
演算時間遅延部33で生成された制御信号に対してフィ
ルタリング処理が行われる。
ムにおける機械部品の共振による影響を取除くために、
演算時間遅延部33で生成された制御信号に対してフィ
ルタリング処理が行われる。
【0016】電流増幅部35では、ノッチフィルタ処理
部34でフィルタリング処理された制御信号(電圧)が
電流に変換される。この電流は、ボイスコイルモータ
(VCM)部36において加速度に変換される。
部34でフィルタリング処理された制御信号(電圧)が
電流に変換される。この電流は、ボイスコイルモータ
(VCM)部36において加速度に変換される。
【0017】アクチュエータ部37では、この加速度が
移動速度に変換される。このアクチュエータ部37には
磁気ヘッド(図示しない)が取付けられており、この移
動速度が磁気ヘッドの移動位置に変換される。
移動速度に変換される。このアクチュエータ部37には
磁気ヘッド(図示しない)が取付けられており、この移
動速度が磁気ヘッドの移動位置に変換される。
【0018】サンプル/ホールド部38では、所定のサ
ンプリング時間毎に磁気ヘッドの移動位置が検出され、
この移動位置が目標速度生成部30およびディジタル微
分フィルタ処理部39に出力される。
ンプリング時間毎に磁気ヘッドの移動位置が検出され、
この移動位置が目標速度生成部30およびディジタル微
分フィルタ処理部39に出力される。
【0019】ディジタル微分フィルタ処理部39は、後
述するようなディジタル微分フィルタで構成され、サン
プル/ホールド部38から出力された移動位置を基にし
て磁気ヘッドの移動速度を演算し、この磁気ヘッドの移
動速度を減算部31に出力する。
述するようなディジタル微分フィルタで構成され、サン
プル/ホールド部38から出力された移動位置を基にし
て磁気ヘッドの移動速度を演算し、この磁気ヘッドの移
動速度を減算部31に出力する。
【0020】以上のように、本発明では、ディジタル微
分フィルタを用いて磁気ヘッドの移動速度を演算してい
るので、従来のシステムと比較して、磁気ヘッドの実際
の移動速度により近い移動速度を得ることができる。
分フィルタを用いて磁気ヘッドの移動速度を演算してい
るので、従来のシステムと比較して、磁気ヘッドの実際
の移動速度により近い移動速度を得ることができる。
【0021】図2は、図1に示す本発明実施例のヘッド
位置決め制御システムモデルにおけるディジタル微分フ
ィルタの構成を示す図である。このディジタル微分フィ
ルタは、演算プログラムであり、ファームウェアで構成
され、CPUによって動作する。図3は、このディジタ
ル微分フィルタのゲイン特性(a)、および位相特性
(b)を示す図である。例えば、本実施例で用いられる
ディジタル微分フィルタの伝達関数G(s)が 、 G(s)=( 2.244e− 5s)/(9.90e− 6s+ 1) (2) で表される場合、この伝達関数をZ変換すると、次式と
なる。 Y/X=(0.1220−0.1220z-1)/( 1+0.8923z-1) (3)
位置決め制御システムモデルにおけるディジタル微分フ
ィルタの構成を示す図である。このディジタル微分フィ
ルタは、演算プログラムであり、ファームウェアで構成
され、CPUによって動作する。図3は、このディジタ
ル微分フィルタのゲイン特性(a)、および位相特性
(b)を示す図である。例えば、本実施例で用いられる
ディジタル微分フィルタの伝達関数G(s)が 、 G(s)=( 2.244e− 5s)/(9.90e− 6s+ 1) (2) で表される場合、この伝達関数をZ変換すると、次式と
なる。 Y/X=(0.1220−0.1220z-1)/( 1+0.8923z-1) (3)
【0022】なお、Xはディジタル微分フィルタの入
力、Yはディジタル微分フィルタの出力、サンプリング
周波数fsは2987Hzである。従って、(3)式か
ら次式が得られる。 Y=0.1220X+(−0.1220X−0.8923Y)z-1 (4) (4)式を逆Z変換すると、次式となる。 Yn =0.1220Xn −0.1220Xn-1 −0.8923Yn-1 (5)
力、Yはディジタル微分フィルタの出力、サンプリング
周波数fsは2987Hzである。従って、(3)式か
ら次式が得られる。 Y=0.1220X+(−0.1220X−0.8923Y)z-1 (4) (4)式を逆Z変換すると、次式となる。 Yn =0.1220Xn −0.1220Xn-1 −0.8923Yn-1 (5)
【0023】このディジタル微分フィルタは、(5)式
に示すような演算を行うように構成される。従って、
(5)式を基にして順次演算を実行することによって磁
気ヘッドの移動速度が検出される。なお、このようなデ
ィジタル微分フィルタを用いることにより、従来よりも
位相遅れが少なくなる。
に示すような演算を行うように構成される。従って、
(5)式を基にして順次演算を実行することによって磁
気ヘッドの移動速度が検出される。なお、このようなデ
ィジタル微分フィルタを用いることにより、従来よりも
位相遅れが少なくなる。
【0024】図4は、図1に示すヘッド位置決め制御シ
ステムモデルに対応するヘッド位置決め制御システムの
構成を示す図である。図4に示すように、ハードディス
ク装置のようなデータ記録再生装置等に用いられるヘッ
ド位置決め制御システムは、記録媒体10、磁気ヘッド
11、増幅器12、位置検出器13、アナログ/ディジ
タル(A/D)変換器14、CPU(central processi
ng unit )15、ROM(read only memory)16、デ
ィジタル/アナログ(D/A)変換器17、電力増幅器
18、ボイスコイルモータ(VCM)19、およびアク
チュエータ20によって構成される。
ステムモデルに対応するヘッド位置決め制御システムの
構成を示す図である。図4に示すように、ハードディス
ク装置のようなデータ記録再生装置等に用いられるヘッ
ド位置決め制御システムは、記録媒体10、磁気ヘッド
11、増幅器12、位置検出器13、アナログ/ディジ
タル(A/D)変換器14、CPU(central processi
ng unit )15、ROM(read only memory)16、デ
ィジタル/アナログ(D/A)変換器17、電力増幅器
18、ボイスコイルモータ(VCM)19、およびアク
チュエータ20によって構成される。
【0025】ディスクのような記録媒体10には、予め
各セクタ毎にサーボデータが記録されている。このサー
ボデータには、各シリンダを識別するためのアドレスデ
ータおよびシリンダの中心に磁気ヘッドを位置決めする
ためのバーストデータが含まれている。記録媒体10に
対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッド11はアク
チュエータ20によって支持されており、ボイスコイル
モータ(VCM)19の駆動によるアクチュエータ20
の移動に伴って記録媒体10上を移動する。増幅器12
は磁気ヘッド11からの再生信号を増幅する。
各セクタ毎にサーボデータが記録されている。このサー
ボデータには、各シリンダを識別するためのアドレスデ
ータおよびシリンダの中心に磁気ヘッドを位置決めする
ためのバーストデータが含まれている。記録媒体10に
対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッド11はアク
チュエータ20によって支持されており、ボイスコイル
モータ(VCM)19の駆動によるアクチュエータ20
の移動に伴って記録媒体10上を移動する。増幅器12
は磁気ヘッド11からの再生信号を増幅する。
【0026】位置検出器13は増幅器12によって増幅
された再生信号に含まれるサーボデータを基にして磁気
ヘッドの現在のシリンダ位置を示すアドレスデータを検
出し、検出したアドレスデータをCPU15に出力す
る。また、位置検出器13は、増幅器12によって増幅
された再生信号に含まれるサーボデータを基にして磁気
ヘッドの現在のシリンダの中心からのずれ量を示すバー
ストデータを取得し、このバーストデータ(アナログデ
ータ)をA/D変換器15を介してCPU15に出力す
る。
された再生信号に含まれるサーボデータを基にして磁気
ヘッドの現在のシリンダ位置を示すアドレスデータを検
出し、検出したアドレスデータをCPU15に出力す
る。また、位置検出器13は、増幅器12によって増幅
された再生信号に含まれるサーボデータを基にして磁気
ヘッドの現在のシリンダの中心からのずれ量を示すバー
ストデータを取得し、このバーストデータ(アナログデ
ータ)をA/D変換器15を介してCPU15に出力す
る。
【0027】A/D変換器14は、位置検出器13によ
って検出されたバーストデータをディジタルデータに変
換する。なお、アドレスデータはA/D変換器14を介
さずに位置検出器13からCPU15に直接入力され
る。
って検出されたバーストデータをディジタルデータに変
換する。なお、アドレスデータはA/D変換器14を介
さずに位置検出器13からCPU15に直接入力され
る。
【0028】CPU15は、本システム全体の制御、お
よびディジタル微分フィルタによる磁気ヘッド11の移
動速度の演算等を行う。ROM16は、磁気ヘッド11
の移動距離に応じた目標速度の速度プロフィール曲線を
示す目標速度データ、ディジタル微分フィルタ演算プロ
グラム等の各種制御プログラムを記憶する。
よびディジタル微分フィルタによる磁気ヘッド11の移
動速度の演算等を行う。ROM16は、磁気ヘッド11
の移動距離に応じた目標速度の速度プロフィール曲線を
示す目標速度データ、ディジタル微分フィルタ演算プロ
グラム等の各種制御プログラムを記憶する。
【0029】D/A変換器17は、CPU15からのデ
ィジタルの制御信号をアナログ信号に変換する。電力増
幅器18はD/A変換器17からのアナログ信号(電
圧)を所定のVCM駆動電流に変換する。
ィジタルの制御信号をアナログ信号に変換する。電力増
幅器18はD/A変換器17からのアナログ信号(電
圧)を所定のVCM駆動電流に変換する。
【0030】ボイスコイルモータ19は電力増幅器18
からのVCM駆動電流によって駆動される。これによっ
て、磁気ヘッド11を支持するアクチュエータ20が移
動する。ここで、本発明実施例の位置決め制御システム
の動作について説明する。
からのVCM駆動電流によって駆動される。これによっ
て、磁気ヘッド11を支持するアクチュエータ20が移
動する。ここで、本発明実施例の位置決め制御システム
の動作について説明する。
【0031】データ読出/書込される目標シリンダが決
定された場合、磁気ヘッド11は決定された目標シリン
ダに向かって記録媒体10上を移動する。磁気ヘッド1
1の移動中、記録媒体10に予め記録されているサーボ
データが磁気ヘッド11によって読出される。読出され
たサーボデータは増幅器12で増幅された後、位置検出
器13に入力される。位置検出器13では、サーボデー
タを基にして磁気ヘッド11の現在のシリンダ位置を示
すアドレスデータおよび磁気ヘッド11の現在のシリン
ダの中心からのずれ量を示すバーストデータが生成さ
れ、CPU15に出力される。CPU15では、次のよ
うな処理が行われる。
定された場合、磁気ヘッド11は決定された目標シリン
ダに向かって記録媒体10上を移動する。磁気ヘッド1
1の移動中、記録媒体10に予め記録されているサーボ
データが磁気ヘッド11によって読出される。読出され
たサーボデータは増幅器12で増幅された後、位置検出
器13に入力される。位置検出器13では、サーボデー
タを基にして磁気ヘッド11の現在のシリンダ位置を示
すアドレスデータおよび磁気ヘッド11の現在のシリン
ダの中心からのずれ量を示すバーストデータが生成さ
れ、CPU15に出力される。CPU15では、次のよ
うな処理が行われる。
【0032】位置検出器13から出力されたアドレスデ
ータを基にして目標シリンダまでの残り距離が計算さ
れ、計算された残り距離を基にしてROM16に記憶さ
れている速度プロフィール曲線における目標速度データ
が読出される。
ータを基にして目標シリンダまでの残り距離が計算さ
れ、計算された残り距離を基にしてROM16に記憶さ
れている速度プロフィール曲線における目標速度データ
が読出される。
【0033】また、ROM16に記憶されているディジ
タル微分フィルタ演算プログラムが読出され、アドレス
データに対して図2に示すように構成されたディジタル
微分フィルタによる演算が行われる。これによって、磁
気ヘッド11の移動速度を示す移動速度データが得られ
る。
タル微分フィルタ演算プログラムが読出され、アドレス
データに対して図2に示すように構成されたディジタル
微分フィルタによる演算が行われる。これによって、磁
気ヘッド11の移動速度を示す移動速度データが得られ
る。
【0034】目標速度データと移動速度データは比較さ
れ、その差を示す誤差速度データがディジタルの制御信
号として生成され、所定のゲイン倍される。この制御信
号はD/A変換器17に出力される。
れ、その差を示す誤差速度データがディジタルの制御信
号として生成され、所定のゲイン倍される。この制御信
号はD/A変換器17に出力される。
【0035】CPU15から出力された制御信号はD/
A変換器17によってアナログ信号に変換された後、電
力増幅器18に入力される。電力増幅器18では、この
アナログ信号(電圧)が所定のVCM駆動電流に変換さ
れ,ボイスコイルモータ19に供給される。
A変換器17によってアナログ信号に変換された後、電
力増幅器18に入力される。電力増幅器18では、この
アナログ信号(電圧)が所定のVCM駆動電流に変換さ
れ,ボイスコイルモータ19に供給される。
【0036】ボイスコイルモータ19は、このVCM駆
動電流によって駆動される。アクチュエータ20は、ボ
イルコイルモータ19におけるトルクの発生によって加
速度が生じる。これによって、アクチュエータ20に支
持されている磁気ヘッド11が動き始め、所定の移動速
度で移動する。磁気ヘッドの現在位置は、記録媒体10
に記憶されているサーボデータによって所定のサンプリ
ング時間毎に検出される。
動電流によって駆動される。アクチュエータ20は、ボ
イルコイルモータ19におけるトルクの発生によって加
速度が生じる。これによって、アクチュエータ20に支
持されている磁気ヘッド11が動き始め、所定の移動速
度で移動する。磁気ヘッドの現在位置は、記録媒体10
に記憶されているサーボデータによって所定のサンプリ
ング時間毎に検出される。
【0037】本実施例では、ハードディスク装置のよう
なデータ記録再生装置等における位置決め制御システム
について説明したが、本発明は、これに限定されず、速
度検出をファームウェア等で行っているすべての位置決
め制御システムに適用することが可能である。以上、本
発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例
に限定されることなく本発明の要旨の範囲内において種
々の変形実施が可能である。
なデータ記録再生装置等における位置決め制御システム
について説明したが、本発明は、これに限定されず、速
度検出をファームウェア等で行っているすべての位置決
め制御システムに適用することが可能である。以上、本
発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例
に限定されることなく本発明の要旨の範囲内において種
々の変形実施が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、ディジタル微分フィルタ
を用いて磁気ヘッドの移動速度を演算することにより、
磁気ヘッドの実際の移動速度により近い移動速度を得る
ことができる。これによって、より正確で高速な位置決
め制御を行うことができる。
を用いて磁気ヘッドの移動速度を演算することにより、
磁気ヘッドの実際の移動速度により近い移動速度を得る
ことができる。これによって、より正確で高速な位置決
め制御を行うことができる。
【図1】本発明の実施例である位置決め制御システムモ
デルの構成を示すブロック図。
デルの構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す本発明の実施例の位置決め制御シス
テムモデルにおけるディジタル微分フィルタの構成を示
す図。
テムモデルにおけるディジタル微分フィルタの構成を示
す図。
【図3】図2に示すディジタル微分フィルタのゲイン特
性および位相特性を示す図。
性および位相特性を示す図。
【図4】図1に示す位置決め制御システムモデルに対応
する位置決め制御システムの構成を示すブロック図。
する位置決め制御システムの構成を示すブロック図。
10…記録媒体、11…磁気ヘッド、12…増幅器、1
3…位置検出器、14…A/D変換器、15…CPU、
16…ROM、17…D/A変換器、18…電力増幅
器、19…VCM、20…アクチュエータ、30…目標
速度生成部、31…減算部、32…ループゲイン設定
部、33…演算時間遅延部、34…ノッチフィルタ処理
部、35…電流増幅部、36…ボイスコイルモータ部、
37…アクチュエータ部、38…サンプル/ホールド
部、39…ディジタル微分フィルタ処理部。
3…位置検出器、14…A/D変換器、15…CPU、
16…ROM、17…D/A変換器、18…電力増幅
器、19…VCM、20…アクチュエータ、30…目標
速度生成部、31…減算部、32…ループゲイン設定
部、33…演算時間遅延部、34…ノッチフィルタ処理
部、35…電流増幅部、36…ボイスコイルモータ部、
37…アクチュエータ部、38…サンプル/ホールド
部、39…ディジタル微分フィルタ処理部。
Claims (1)
- 【請求項1】 位置情報が記録されている記録媒体と、 記録媒体から位置情報を読出すヘッド手段と、 ヘッド手段を目標位置に移動させる移動手段と、 読出した位置情報に従ってヘッド手段の位置を検出する
検出手段と、 検出した位置を基にしてディジタル微分フィルタにより
ヘッド手段の移動速度を取得する手段と、 検出した位置に応じて目標速度を生成する手段と、 取得した移動速度と生成した目標速度との誤差に応じて
移動手段の移動を制御する制御手段とを有することを特
徴とする位置決め制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24443192A JPH0696537A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 位置決め制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24443192A JPH0696537A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 位置決め制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0696537A true JPH0696537A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17118559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24443192A Pending JPH0696537A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 位置決め制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696537A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100506262B1 (ko) * | 1997-12-29 | 2005-10-07 | 삼성전자주식회사 | 액츄에이터 언래칭 제어방법 |
WO2011155518A1 (ja) | 2010-06-08 | 2011-12-15 | カルピス株式会社 | 脂質代謝改善剤 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP24443192A patent/JPH0696537A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100506262B1 (ko) * | 1997-12-29 | 2005-10-07 | 삼성전자주식회사 | 액츄에이터 언래칭 제어방법 |
WO2011155518A1 (ja) | 2010-06-08 | 2011-12-15 | カルピス株式会社 | 脂質代謝改善剤 |
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