JPH0695713A - プログラマブルコントローラとそのプログラミング方法 - Google Patents
プログラマブルコントローラとそのプログラミング方法Info
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- JPH0695713A JPH0695713A JP24487892A JP24487892A JPH0695713A JP H0695713 A JPH0695713 A JP H0695713A JP 24487892 A JP24487892 A JP 24487892A JP 24487892 A JP24487892 A JP 24487892A JP H0695713 A JPH0695713 A JP H0695713A
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- Japan
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- cpu
- program
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- sequence
- programmable controller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のプログラマブルコントローラをネット
ワークで接続した制御システムにおけるシーケンスプロ
グラムの作成を容易にする。 【構成】 シーケンスプログラムを構成する各ステップ
範囲とそのシーケンスプログラムを実行する個々のプロ
グラマブルコントローラ(CPU)とを対応付けしたプ
ログラムCPU情報と、各CPUのネットワーク上での
位置を記述したCPU構成情報とを持ち、複数のCPU
のためのシーケンスプログラムを一本のプログラムとし
て記述した後に、プログラムCPU情報とCPU構成情
報とに基づいてこの一本のプログラムを個々のCPU用
のプログラムに分割して転送する。これにより、ユーザ
プログラムの作成効率が向上し、操作性が向上し、保守
性が向上する。
ワークで接続した制御システムにおけるシーケンスプロ
グラムの作成を容易にする。 【構成】 シーケンスプログラムを構成する各ステップ
範囲とそのシーケンスプログラムを実行する個々のプロ
グラマブルコントローラ(CPU)とを対応付けしたプ
ログラムCPU情報と、各CPUのネットワーク上での
位置を記述したCPU構成情報とを持ち、複数のCPU
のためのシーケンスプログラムを一本のプログラムとし
て記述した後に、プログラムCPU情報とCPU構成情
報とに基づいてこの一本のプログラムを個々のCPU用
のプログラムに分割して転送する。これにより、ユーザ
プログラムの作成効率が向上し、操作性が向上し、保守
性が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプログラマブルコントロ
ーラとそのプログラミング方法に係り、特に、接続され
た複数のCPUに対するシーケンスプログラムを一つの
プログラムとして記述するのに好適なプログラマブルコ
ントローラのプログラミング方法に関する。
ーラとそのプログラミング方法に係り、特に、接続され
た複数のCPUに対するシーケンスプログラムを一つの
プログラムとして記述するのに好適なプログラマブルコ
ントローラのプログラミング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプログラマブルコントローラのプ
ログラムは、一台のプログラマブルコントローラを対象
にシーケンスプログラムのプログラミングを行ってい
る。これは、プログラマブルコントローラで行う制御規
模が限られていたためである。また、プログラマブルコ
ントローラの制御対象の大半が、スイッチやランプとい
った単純な機器であるためである。しかし、制御技術の
発達により、プログラマブルコントローラの利用分野が
拡大すると共に、制御規模も、一台のプログラマブルコ
ントローラでは満足の行く制御が行えないくらい大きく
なり、複数のプログラマブルコントローラを用いて制御
するようになってきている。大規模な制御システムの構
成を図10に示す。この例では、複数のプログラマブル
コントローラ同士をネットワークで結び、各々のプログ
ラマブルコントローラには、制御対象として入出力機
器,インバータ,ロボット等を接続し、全体として一つ
の制御システムを構成している。
ログラムは、一台のプログラマブルコントローラを対象
にシーケンスプログラムのプログラミングを行ってい
る。これは、プログラマブルコントローラで行う制御規
模が限られていたためである。また、プログラマブルコ
ントローラの制御対象の大半が、スイッチやランプとい
った単純な機器であるためである。しかし、制御技術の
発達により、プログラマブルコントローラの利用分野が
拡大すると共に、制御規模も、一台のプログラマブルコ
ントローラでは満足の行く制御が行えないくらい大きく
なり、複数のプログラマブルコントローラを用いて制御
するようになってきている。大規模な制御システムの構
成を図10に示す。この例では、複数のプログラマブル
コントローラ同士をネットワークで結び、各々のプログ
ラマブルコントローラには、制御対象として入出力機
器,インバータ,ロボット等を接続し、全体として一つ
の制御システムを構成している。
【0003】各プログラマブルコントローラは、夫々の
プログラマブルコントローラが行う制御に合った制御プ
ログラムによって動作する。プログラマブルコントロー
ラが制御する対象にロボット及びインバータがあるが、
これらはシーケンスプログラムとは全く異なるソフトウ
ェアによって動作する。
プログラマブルコントローラが行う制御に合った制御プ
ログラムによって動作する。プログラマブルコントロー
ラが制御する対象にロボット及びインバータがあるが、
これらはシーケンスプログラムとは全く異なるソフトウ
ェアによって動作する。
【0004】図9は、ロボットの内部構成図である。ロ
ボット本体91は、モータ制御を行う制御部91bと、
外部とデータ交換を行う入出力I/F部91eと、ロボ
ットの動作データを格納しているユーザメモリ91d
と、ロボットシステムプログラムを格納しているシステ
ムメモリ91Cと、システムメモリに書き込まれている
システムプログラムを実行するCPU91aで構成され
ている。ロボットに対するシステムプログラムの書き込
みと、動作データの設定等は、専用のプログラムローダ
92により行うようになっている。
ボット本体91は、モータ制御を行う制御部91bと、
外部とデータ交換を行う入出力I/F部91eと、ロボ
ットの動作データを格納しているユーザメモリ91d
と、ロボットシステムプログラムを格納しているシステ
ムメモリ91Cと、システムメモリに書き込まれている
システムプログラムを実行するCPU91aで構成され
ている。ロボットに対するシステムプログラムの書き込
みと、動作データの設定等は、専用のプログラムローダ
92により行うようになっている。
【0005】このような複数のプログラマブルコントロ
ーラが接続されたシステムに対するシーケンスプログラ
ムを作成する場合、従来は、一台のプログラミング装置
で各プログラマブルコントローラ用のシーケンスプログ
ラムを作成し、これを表示したりしている。
ーラが接続されたシステムに対するシーケンスプログラ
ムを作成する場合、従来は、一台のプログラミング装置
で各プログラマブルコントローラ用のシーケンスプログ
ラムを作成し、これを表示したりしている。
【0006】尚、従来技術に関連するものとして、例え
ば三菱電機のA6GPP/A6PHP(SW3GP−G
PPA用)の汎用シーケンサオペレーティングマニュア
ル(昭和62年12月発行)がある。
ば三菱電機のA6GPP/A6PHP(SW3GP−G
PPA用)の汎用シーケンサオペレーティングマニュア
ル(昭和62年12月発行)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は、1台の
プログラミング装置で複数のプログラマブルコントロー
ラの個々に対してシーケンスプログラムを作成すること
ができるが、プログラマブルコントローラ毎に独立した
シーケンスプログラムを作成することが必要であった。
つまり、ユーザにおける使い勝手という点についての配
慮がされていなかった。このため、プログラマブルコン
トローラ間で協調をとる必要があるシーケンスプログラ
ムや、プログラマブルコントローラ間でデータの受け渡
しを行うシーケンスプログラムを作成する場合、各シー
ケンスプログラム中に協調やデータの受渡しを行う部分
を持たせることが必要になる。しかし、従来の場合、プ
ログラマブルコントローラ毎にシーケンスプログラムが
独立しているためお互いの関連性が不明確となり、動作
確認を行う時の効率や保守性が低下するという問題があ
る。また、複数のプログラマブルコントローラが行う処
理の中で共通化できる部分があっても、それぞれのプロ
グラマブルコントローラにその処理のためのシーケンス
プログラムを持たせなければならず、シーケンスプログ
ラム量が増大し、開発効率が悪いという問題もある。更
に、各プログラマブルコントローラ毎にプログラミング
装置から転送処理を行わなければならないという問題も
ある。
プログラミング装置で複数のプログラマブルコントロー
ラの個々に対してシーケンスプログラムを作成すること
ができるが、プログラマブルコントローラ毎に独立した
シーケンスプログラムを作成することが必要であった。
つまり、ユーザにおける使い勝手という点についての配
慮がされていなかった。このため、プログラマブルコン
トローラ間で協調をとる必要があるシーケンスプログラ
ムや、プログラマブルコントローラ間でデータの受け渡
しを行うシーケンスプログラムを作成する場合、各シー
ケンスプログラム中に協調やデータの受渡しを行う部分
を持たせることが必要になる。しかし、従来の場合、プ
ログラマブルコントローラ毎にシーケンスプログラムが
独立しているためお互いの関連性が不明確となり、動作
確認を行う時の効率や保守性が低下するという問題があ
る。また、複数のプログラマブルコントローラが行う処
理の中で共通化できる部分があっても、それぞれのプロ
グラマブルコントローラにその処理のためのシーケンス
プログラムを持たせなければならず、シーケンスプログ
ラム量が増大し、開発効率が悪いという問題もある。更
に、各プログラマブルコントローラ毎にプログラミング
装置から転送処理を行わなければならないという問題も
ある。
【0008】本発明の目的は、各CPU毎のシーケンス
プログラムを纏めて一つのプログラムとして扱うことが
でき、CPU間の動作における関連性が明確になり、動
作確認時の効率及び保守性が向上し、さらに共通処理部
分の集約化や転送処理が容易なプログラミング方法を提
供することにある。
プログラムを纏めて一つのプログラムとして扱うことが
でき、CPU間の動作における関連性が明確になり、動
作確認時の効率及び保守性が向上し、さらに共通処理部
分の集約化や転送処理が容易なプログラミング方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、シーケンス
制御を実行可能なCPUを備えたプログラマブルコント
ローラ複数をネットワークで接続したプログラマブルコ
ントローラのプログラミング方法において、シーケンス
プログラムの部分範囲と各部分範囲を実行する個々のC
PUとを対応付けしたプログラムCPU情報と、各CP
Uのネットワーク上での位置を記述したCPU構成情報
とを用意し、複数のCPU用の一本のシーケンスプログ
ラムを作成した後に該シーケンスプログラムを前記プロ
グラムCPU情報と前記CPU構成情報とに基づいて各
CPU用のシーケンスプログラムに分割しネットワーク
を通して各CPUに転送することで、達成される。
制御を実行可能なCPUを備えたプログラマブルコント
ローラ複数をネットワークで接続したプログラマブルコ
ントローラのプログラミング方法において、シーケンス
プログラムの部分範囲と各部分範囲を実行する個々のC
PUとを対応付けしたプログラムCPU情報と、各CP
Uのネットワーク上での位置を記述したCPU構成情報
とを用意し、複数のCPU用の一本のシーケンスプログ
ラムを作成した後に該シーケンスプログラムを前記プロ
グラムCPU情報と前記CPU構成情報とに基づいて各
CPU用のシーケンスプログラムに分割しネットワーク
を通して各CPUに転送することで、達成される。
【0010】
【作用】複数のCPUに対するシーケンスプログラムを
一つとして作成し、作成後に各CPUに当該CPUに該
当する部分のみを転送する構成のため、複数のCPU間
でのデータ授受、お互いの動作制御、及びインタロック
等を行うシーケンスプログラムを容易に作成することが
できる。また、ユーザは、プログラマブルコントローラ
のシステム全体を一つの制御システムと捕らえることが
容易となり、制御システム全体の構築及び保守性を高め
ることができる。
一つとして作成し、作成後に各CPUに当該CPUに該
当する部分のみを転送する構成のため、複数のCPU間
でのデータ授受、お互いの動作制御、及びインタロック
等を行うシーケンスプログラムを容易に作成することが
できる。また、ユーザは、プログラマブルコントローラ
のシステム全体を一つの制御システムと捕らえることが
容易となり、制御システム全体の構築及び保守性を高め
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照
して説明する。図2はプログラマブルコントローラのプ
ログラミング装置21と、CPUユニット20のハード
ウェア構成図である。プログラミング装置21は、ユー
ザプログラムが書き込まれているユーザプログラムメモ
リ21gと、ユーザプログラムを保存するための外部記
憶装置であるフロッピーディスク21fと、ユーザプロ
グラムやシステム情報を表示するための表示器21d
と、入力を行うためのキーボード21eと、CPUユニ
ット20と情報交換を行うための通信I/F21aと、
プログラミング装置21の制御用プログラムが書き込ま
れているシステムメモリ21cと、システムメモリ21
cに書き込まれたプログラムを実行するためのCPU2
1bからなる。
して説明する。図2はプログラマブルコントローラのプ
ログラミング装置21と、CPUユニット20のハード
ウェア構成図である。プログラミング装置21は、ユー
ザプログラムが書き込まれているユーザプログラムメモ
リ21gと、ユーザプログラムを保存するための外部記
憶装置であるフロッピーディスク21fと、ユーザプロ
グラムやシステム情報を表示するための表示器21d
と、入力を行うためのキーボード21eと、CPUユニ
ット20と情報交換を行うための通信I/F21aと、
プログラミング装置21の制御用プログラムが書き込ま
れているシステムメモリ21cと、システムメモリ21
cに書き込まれたプログラムを実行するためのCPU2
1bからなる。
【0012】CPUユニット20は、プログラミング装
置21と情報交換を行うための通信I/F20eと、他
のCPUユニット20と情報交換を行うための通信I/
F20fと、図示しない入出力機器と接続するためのI
/O20dと、ユーザプログラムが書き込まれているユ
ーザプログラムメモリ20aと、自CPUユニット20
の制御用プログラムが書き込まれているシステムメモリ
20bと、システムメモリ20bに書き込まれたプログ
ラムを実行するためのCPU20cからなる。
置21と情報交換を行うための通信I/F20eと、他
のCPUユニット20と情報交換を行うための通信I/
F20fと、図示しない入出力機器と接続するためのI
/O20dと、ユーザプログラムが書き込まれているユ
ーザプログラムメモリ20aと、自CPUユニット20
の制御用プログラムが書き込まれているシステムメモリ
20bと、システムメモリ20bに書き込まれたプログ
ラムを実行するためのCPU20cからなる。
【0013】図1は、プログラマブルコントローラにお
けるデータの持ち方を示すデータ構成図である。CPU
1及びCPU2は、共にネットワークによって接続され
た異なるプログラマブルコントローラのCPUである。
CPU1は、情報管理データと、CPU1用ユーザプロ
グラムとで構成され、情報管理データは、プログラムC
PU情報と、CPU構成情報と、自身がCPU1である
というデータとからなる。CPU2も、CPU1と同様
に、情報管理データ及びCPU2用ユーザプログラムと
で構成され、情報管理データは、プログラムCPU情報
と、CPU構成情報と、自身がCPU2であるというデ
ータからなる。プログラミング装置は、複数のCPUに
対応した1本のユーザプログラムと、プログラムCPU
情報と、CPU構成情報とで構成されている。
けるデータの持ち方を示すデータ構成図である。CPU
1及びCPU2は、共にネットワークによって接続され
た異なるプログラマブルコントローラのCPUである。
CPU1は、情報管理データと、CPU1用ユーザプロ
グラムとで構成され、情報管理データは、プログラムC
PU情報と、CPU構成情報と、自身がCPU1である
というデータとからなる。CPU2も、CPU1と同様
に、情報管理データ及びCPU2用ユーザプログラムと
で構成され、情報管理データは、プログラムCPU情報
と、CPU構成情報と、自身がCPU2であるというデ
ータからなる。プログラミング装置は、複数のCPUに
対応した1本のユーザプログラムと、プログラムCPU
情報と、CPU構成情報とで構成されている。
【0014】図3は、プログラミング装置のソフトウェ
ア全体の処理の流れを示すフローチャートである。以
下、このソフトウェア全体の処理を説明する。イニシャ
ル処理31を実行後、ユーザプログラム入力処理32に
よりキーボードからユーザプログラムを入力する。ユー
ザプログラムの入力後、プログラムCPU情報入力処理
33により、ユーザプログラムのどこからどこまでの範
囲をどのCPUが実行するのかを入力し、プログラムC
PU情報を作成する。CPU構成情報入力処理34で
は、それぞれのCPUが情報交換を行う時に必要とする
局番をCPU構成情報として入力する。すべてのCPU
に対するプログラミングを終了すると、プログラム転送
処理36により、ユーザプログラム、プログラムCPU
情報、及びCPU構成情報を、プログラムCPU情報と
CPU構成情報によって特定されたCPUに次々と転送
する。
ア全体の処理の流れを示すフローチャートである。以
下、このソフトウェア全体の処理を説明する。イニシャ
ル処理31を実行後、ユーザプログラム入力処理32に
よりキーボードからユーザプログラムを入力する。ユー
ザプログラムの入力後、プログラムCPU情報入力処理
33により、ユーザプログラムのどこからどこまでの範
囲をどのCPUが実行するのかを入力し、プログラムC
PU情報を作成する。CPU構成情報入力処理34で
は、それぞれのCPUが情報交換を行う時に必要とする
局番をCPU構成情報として入力する。すべてのCPU
に対するプログラミングを終了すると、プログラム転送
処理36により、ユーザプログラム、プログラムCPU
情報、及びCPU構成情報を、プログラムCPU情報と
CPU構成情報によって特定されたCPUに次々と転送
する。
【0015】図8は、図3で示したプログラムCPU情
報入力処理33及びCPU構成情報入力処理34の詳細
手順を示すフローチャートである。プログラムCPU情
報入力処理33では、先ず、イニシャル処理81を実行
し、プログラム範囲入力処理82を行う。このプログラ
ム範囲入力処理82では、プログラミング装置に書き込
まれたユーザプログラムの一部分を特定する。次のPC
名入力処理83では、処理82で特定されたユーザプロ
グラムに対応するPC名(CPU名)を入力する。処理
84は、ユーザプログラムの全てについて、上記の処理
82,83を繰り返し、ユーザプログラムの全てについ
て対応するPC名が入力されるようにする。
報入力処理33及びCPU構成情報入力処理34の詳細
手順を示すフローチャートである。プログラムCPU情
報入力処理33では、先ず、イニシャル処理81を実行
し、プログラム範囲入力処理82を行う。このプログラ
ム範囲入力処理82では、プログラミング装置に書き込
まれたユーザプログラムの一部分を特定する。次のPC
名入力処理83では、処理82で特定されたユーザプロ
グラムに対応するPC名(CPU名)を入力する。処理
84は、ユーザプログラムの全てについて、上記の処理
82,83を繰り返し、ユーザプログラムの全てについ
て対応するPC名が入力されるようにする。
【0016】PC名が入力された後に実行されるCPU
構成情報入力処理34では、イニシャル処理85の実行
後に、このPC名に対応する該当PCのネットワーク上
での存在位置を確定する局番を局番入力処理86により
入力する。処理87では、全てのPC名に対して局番入
力処理86を繰り返す。これにより、ユーザプログラム
のどの部分がどのプログラマブルコントローラに対応す
るのかと、そのプログラマブルコントローラのネットワ
ーク上での位置(局番)を決定する。
構成情報入力処理34では、イニシャル処理85の実行
後に、このPC名に対応する該当PCのネットワーク上
での存在位置を確定する局番を局番入力処理86により
入力する。処理87では、全てのPC名に対して局番入
力処理86を繰り返す。これにより、ユーザプログラム
のどの部分がどのプログラマブルコントローラに対応す
るのかと、そのプログラマブルコントローラのネットワ
ーク上での位置(局番)を決定する。
【0017】図4は、各CPUへのプログラム転送処理
の流れを示すフローチャートである。以下、複数のCP
U用として作成した1本のプログラムを各CPU用に部
分化し、それぞれを対応するCPUへ連続して転送する
ソフトウェア処理の詳細を説明する。
の流れを示すフローチャートである。以下、複数のCP
U用として作成した1本のプログラムを各CPU用に部
分化し、それぞれを対応するCPUへ連続して転送する
ソフトウェア処理の詳細を説明する。
【0018】イニシャル処理41を実行後、ユーザプロ
グラム読出処理42によりプログラミング装置のユーザ
メモリに書き込まれたユーザプログラムを先頭ステップ
から読み出す。読み出したステップは該当するCPUに
転送するが、このとき、先ず、プログラムCPU情報に
基づいて転送すべきCPUを特定し、あらかじめ転送先
としたCPUと異なるかを調べる。転送先CPUが異な
っている場合、宛先変更処理44で宛先を変更し、情報
管理データ転送処理45により先程特定したCPUに対
し、プログラムCPU情報と、CPU構成情報と、宛先
としたCPU名とを転送する。続いて、プログラム転送
処理46で、読み出したユーザプログラムを転送する。
プログラミング装置のユーザメモリに書き込まれたユー
ザプログラムすべてを転送したか否かを判定し、全てを
転送していなければ、読み出しステップ位置を更新し、
再びユーザプログラム読み出し処理を行う。これにより
一回の転送操作でプログラミング装置のユーザメモリに
書き込まれたユーザプログラムを複数のCPUに分割し
て書き込むことができる。
グラム読出処理42によりプログラミング装置のユーザ
メモリに書き込まれたユーザプログラムを先頭ステップ
から読み出す。読み出したステップは該当するCPUに
転送するが、このとき、先ず、プログラムCPU情報に
基づいて転送すべきCPUを特定し、あらかじめ転送先
としたCPUと異なるかを調べる。転送先CPUが異な
っている場合、宛先変更処理44で宛先を変更し、情報
管理データ転送処理45により先程特定したCPUに対
し、プログラムCPU情報と、CPU構成情報と、宛先
としたCPU名とを転送する。続いて、プログラム転送
処理46で、読み出したユーザプログラムを転送する。
プログラミング装置のユーザメモリに書き込まれたユー
ザプログラムすべてを転送したか否かを判定し、全てを
転送していなければ、読み出しステップ位置を更新し、
再びユーザプログラム読み出し処理を行う。これにより
一回の転送操作でプログラミング装置のユーザメモリに
書き込まれたユーザプログラムを複数のCPUに分割し
て書き込むことができる。
【0019】図5は、CPUからプログラミング装置に
ユーザプログラムを読み出すプログラム転送処理の流れ
を示すフローチャートである。以下、複数のCPUに書
き込まれているユーザプログラムを連続してプログラミ
ング装置に読み出し後、一本のプログラムとする手順を
説明する。
ユーザプログラムを読み出すプログラム転送処理の流れ
を示すフローチャートである。以下、複数のCPUに書
き込まれているユーザプログラムを連続してプログラミ
ング装置に読み出し後、一本のプログラムとする手順を
説明する。
【0020】イニシャル処理51を実行後、情報管理デ
ータ転送処理52でプログラミング装置を直接接続して
いるCPUから情報管理データを読み出し、情報管理デ
ータ書込処理53でプログラミング装置のメモリに書き
込むとともに、CPU構成情報を参照し、初めに読み出
すCPUの宛先を特定する。宛先変更処理54でユーザ
プログラムを読み出すCPUの宛先をセットし、プログ
ラム転送処理55でプログラムCPU情報に示すユーザ
プログラム量を宛先としたCPUから読み出し、ユーザ
プログラム書込処理56でプログラミング装置のユーザ
プログラムメモリに読み出したユーザプログラムを書き
込む。宛先としたCPUから必要量のユーザプログラム
を読み出し後、再びプログラムCPU情報を参照し、読
み出すべきユーザプログラムが残っていれば再びCPU
構成情報を参照し、読み出すCPUの宛先を特定しユー
ザプログラムを読み出す。これにより一回の転送操作で
複数のCPUに書き込まれたユーザプログラムをプログ
ラミング装置のユーザメモリに一本のユーザプログラム
として読み出すことができる。
ータ転送処理52でプログラミング装置を直接接続して
いるCPUから情報管理データを読み出し、情報管理デ
ータ書込処理53でプログラミング装置のメモリに書き
込むとともに、CPU構成情報を参照し、初めに読み出
すCPUの宛先を特定する。宛先変更処理54でユーザ
プログラムを読み出すCPUの宛先をセットし、プログ
ラム転送処理55でプログラムCPU情報に示すユーザ
プログラム量を宛先としたCPUから読み出し、ユーザ
プログラム書込処理56でプログラミング装置のユーザ
プログラムメモリに読み出したユーザプログラムを書き
込む。宛先としたCPUから必要量のユーザプログラム
を読み出し後、再びプログラムCPU情報を参照し、読
み出すべきユーザプログラムが残っていれば再びCPU
構成情報を参照し、読み出すCPUの宛先を特定しユー
ザプログラムを読み出す。これにより一回の転送操作で
複数のCPUに書き込まれたユーザプログラムをプログ
ラミング装置のユーザメモリに一本のユーザプログラム
として読み出すことができる。
【0021】図6は、図1に基づきシーケンスプログラ
ムにプログラムCPU情報を付加してプログラミング装
置に表示した例である。この様に表示することで、シー
ケンスプログラムがどのCPUに対応しているのかを一
目で確認することができる。
ムにプログラムCPU情報を付加してプログラミング装
置に表示した例である。この様に表示することで、シー
ケンスプログラムがどのCPUに対応しているのかを一
目で確認することができる。
【0022】図7はプログラムCPU情報の構成内容を
示す図である。プログラムCPU情報構成(1)70で
は、プログラムCPU情報を、シーケンスプログラムの
命令単位でその命令に対応するCPUを特定する構成と
したものである。プログラミング装置のキーボードより
シーケンスプログラムを入力する時、シーケンス命令に
対応するCPU名を入力することで、プログラムCPU
情報を作成する。
示す図である。プログラムCPU情報構成(1)70で
は、プログラムCPU情報を、シーケンスプログラムの
命令単位でその命令に対応するCPUを特定する構成と
したものである。プログラミング装置のキーボードより
シーケンスプログラムを入力する時、シーケンス命令に
対応するCPU名を入力することで、プログラムCPU
情報を作成する。
【0023】別の実施例に係るプログラムCPU情報構
成(2)71では、プログラムCPU情報を、入出力番
号単位で対応するCPUを特定する構成としたものであ
る。シーケンスプログラムとは別に入出力毎に対応する
CPU名を入力することでプログラムCPU情報を作成
する。どちらも一層木目細かな制御内容を記述する場合
に適する。
成(2)71では、プログラムCPU情報を、入出力番
号単位で対応するCPUを特定する構成としたものであ
る。シーケンスプログラムとは別に入出力毎に対応する
CPU名を入力することでプログラムCPU情報を作成
する。どちらも一層木目細かな制御内容を記述する場合
に適する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、プログラミング装置で
ユーザプログラムを作成する場合、一本のユーザプログ
ラム中にCPU単位で範囲設定を行いユーザプログラム
を作成及び管理することが可能になるため、一回の転送
操作でそれぞれのCPUにプログラムを書き込み及び読
み出しを行うことができ、ユーザプログラム作成効率向
上、操作性向上、及び保守性向上といった効果がある。
ユーザプログラムを作成する場合、一本のユーザプログ
ラム中にCPU単位で範囲設定を行いユーザプログラム
を作成及び管理することが可能になるため、一回の転送
操作でそれぞれのCPUにプログラムを書き込み及び読
み出しを行うことができ、ユーザプログラム作成効率向
上、操作性向上、及び保守性向上といった効果がある。
【図1】プログラマブルコントローラにおけるデータ構
成図である。
成図である。
【図2】プログラマブルコントローラのハードウェア構
成図である。
成図である。
【図3】プログラミング装置のソフトウェア全体の処理
の流れを示すフローチャートである。
の流れを示すフローチャートである。
【図4】CPUへのプログラム転送処理のフローチャー
トである。
トである。
【図5】CPUからプログラミング装置にユーザプログ
ラムを読み出すプログラム転送処理のフローチャートで
ある。
ラムを読み出すプログラム転送処理のフローチャートで
ある。
【図6】シーケンスプログラムにプログラムCPU情報
を付加してプログラミング装置に表示した例である。
を付加してプログラミング装置に表示した例である。
【図7】プログラムCPU情報の構成図である。
【図8】図3の処理33,34の詳細手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】プログラマブルコントローラの制御対象の一つ
であるロボットの構成図である。
であるロボットの構成図である。
【図10】大規模な制御システムの一例の構成図であ
る。
る。
20…CPUユニット、21…プログラミング装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 シーケンス制御を実行可能なCPUを備
えたプログラマブルコントローラ複数をネットワークで
接続したプログラマブルコントローラのプログラミング
方法において、シーケンスプログラムの部分範囲と各部
分範囲を実行する個々のCPUとを対応付けしたプログ
ラムCPU情報と、各CPUのネットワーク上での位置
を記述したCPU構成情報とを用意し、複数のCPU用
の一本のシーケンスプログラムを作成した後に該シーケ
ンスプログラムを前記プログラムCPU情報と前記CP
U構成情報とに基づいて各CPU用のシーケンスプログ
ラムに分割しネットワークを通して各CPUに転送する
ことを特徴とするプログラマブルコントローラのプログ
ラミング方法。 - 【請求項2】 ネットワークで接続された複数のCPU
個々が夫々のシーケンス制御を実行するプログラマブル
コントローラにおいて、プログラミング装置がシーケン
スプログラムの部分範囲と各部分範囲を実行する個々の
CPUとを対応付けしたプログラムCPU情報及び各C
PUのネットワーク上での位置を記述したCPU構成情
報を備えると共に、複数のCPU用の一本のシーケンス
プログラムが作成された後に該シーケンスプログラムを
前記プログラムCPU情報と前記CPU構成情報とに基
づいて各CPU用のシーケンスプログラムに分割しネッ
トワークを通して各CPUに転送する手段を備えること
を特徴とするプログラマブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24487892A JPH0695713A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | プログラマブルコントローラとそのプログラミング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24487892A JPH0695713A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | プログラマブルコントローラとそのプログラミング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0695713A true JPH0695713A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17125344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24487892A Pending JPH0695713A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | プログラマブルコントローラとそのプログラミング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0695713A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-09-14 JP JP24487892A patent/JPH0695713A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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