JPH069555A - 殺昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製法 - Google Patents
殺昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製法Info
- Publication number
- JPH069555A JPH069555A JP3348519A JP34851991A JPH069555A JP H069555 A JPH069555 A JP H069555A JP 3348519 A JP3348519 A JP 3348519A JP 34851991 A JP34851991 A JP 34851991A JP H069555 A JPH069555 A JP H069555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- compound
- halopyrrole
- formula
- formylmethyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D207/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D207/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D207/30—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D207/32—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D207/325—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D207/327—Radicals substituted by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C255/00—Carboxylic acid nitriles
- C07C255/01—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms
- C07C255/11—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms containing cyano groups and singly-bound oxygen atoms bound to the same saturated acyclic carbon skeleton
- C07C255/13—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms containing cyano groups and singly-bound oxygen atoms bound to the same saturated acyclic carbon skeleton containing cyano groups and etherified hydroxy groups bound to the carbon skeleton
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D207/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D207/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D207/30—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D207/34—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 殺昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2
−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製造方法
を提供する。 【構成】 マロノニトリルを塩基及び(RO)2CHC
H2Xで表わされるハロアセトアルデヒド(C1−4ア
ルキル)アセタールと反応させて式(III)の(ホルミ
ルメチル)マロノニトリルジ(C1−4アルキル)アセ
タールを得、式(III)の化合物にハロゲン化水素酸を
反応させて式(I)の化合物とする、2−ハロピロール
−3−カルボニトリルの製造方法。 〔式中、RはC1−4アルキル;XはCl,Br;であ
る〕
−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製造方法
を提供する。 【構成】 マロノニトリルを塩基及び(RO)2CHC
H2Xで表わされるハロアセトアルデヒド(C1−4ア
ルキル)アセタールと反応させて式(III)の(ホルミ
ルメチル)マロノニトリルジ(C1−4アルキル)アセ
タールを得、式(III)の化合物にハロゲン化水素酸を
反応させて式(I)の化合物とする、2−ハロピロール
−3−カルボニトリルの製造方法。 〔式中、RはC1−4アルキル;XはCl,Br;であ
る〕
Description
【0001】本発明は、式I
【0002】
【化8】
【0003】[式中、XはClまたはBrである]の殺
昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2−ハロピロー
ル−3−カルボニトリル化合物の製造方法に関するもの
である。
昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2−ハロピロー
ル−3−カルボニトリル化合物の製造方法に関するもの
である。
【0004】驚くべきことに、マロノニトリルを溶媒の
存在下で塩基および式II
存在下で塩基および式II
【0005】
【化9】 [式中、RはC1−C4アルキルでありそしてXは上記の
如くである]のハロアセトアルデヒドジ(C1−C4アル
キル)アセタール化合物と反応させて式III
如くである]のハロアセトアルデヒドジ(C1−C4アル
キル)アセタール化合物と反応させて式III
【0006】
【化10】 [式中、Rは上記の如くである]の(ホルミルメチル)
マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセタール化合
物を得て、そして該式(III)の化合物をハロゲン化水
素酸と反応させることにより、式Iの化合物を製造でき
ることを見いだした。
マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセタール化合
物を得て、そして該式(III)の化合物をハロゲン化水
素酸と反応させることにより、式Iの化合物を製造でき
ることを見いだした。
【0007】本発明の一好適態様は、マロノニトリルを
溶媒の存在下で好適には約0℃−100℃の温度範囲に
おいて少なくとも1モル当量の、好適には約1−3モル
当量の、塩基および少なくとも1モル当量の、好適には
約1−3モル当量の、式IIのハロアセトアルデヒドジ
(C1−C4アルキル)アセタール化合物と反応させて上
記の如き式IIIの(ホルミルメチル)マロノニトリルジ
(C1−C4アルキル)アセタール化合物を生成し、そし
て式IIIの化合物を約15℃−100℃の温度範囲にお
いて少なくとも1モル当量のハロゲン化水素酸、好適に
は塩酸または臭化水素酸、と反応させて式Iの2−ハロ
ピロール−3−カルボニトリル化合物を生成することを
含んでいる。
溶媒の存在下で好適には約0℃−100℃の温度範囲に
おいて少なくとも1モル当量の、好適には約1−3モル
当量の、塩基および少なくとも1モル当量の、好適には
約1−3モル当量の、式IIのハロアセトアルデヒドジ
(C1−C4アルキル)アセタール化合物と反応させて上
記の如き式IIIの(ホルミルメチル)マロノニトリルジ
(C1−C4アルキル)アセタール化合物を生成し、そし
て式IIIの化合物を約15℃−100℃の温度範囲にお
いて少なくとも1モル当量のハロゲン化水素酸、好適に
は塩酸または臭化水素酸、と反応させて式Iの2−ハロ
ピロール−3−カルボニトリル化合物を生成することを
含んでいる。
【0008】式Iの化合物は一般的技術により、例えば
水を用いる反応混合物の希釈および濾過または適当な溶
媒を用いる抽出により、単離することができる。適当な
抽出溶媒には、水−非混和性の溶媒、例えばエーテル、
酢酸エチル、トルエン、塩化メチレンなどが包含され
る。
水を用いる反応混合物の希釈および濾過または適当な溶
媒を用いる抽出により、単離することができる。適当な
抽出溶媒には、水−非混和性の溶媒、例えばエーテル、
酢酸エチル、トルエン、塩化メチレンなどが包含され
る。
【0009】本発明の方法で使用するために適している
塩基類には、アルカリ金属C1−C6アルコキシド類、ア
ルカリ金属水酸化物類、アルカリ金属水素化物類、アル
カリ金属炭酸塩類、C1−C4トリアルキルアミン類およ
びピリジンが包含される。好適な塩基類は、カリウムタ
ーシャリー−ブトキシド、ナトリウムメトキシドおよび
水素化ナトリウムである。
塩基類には、アルカリ金属C1−C6アルコキシド類、ア
ルカリ金属水酸化物類、アルカリ金属水素化物類、アル
カリ金属炭酸塩類、C1−C4トリアルキルアミン類およ
びピリジンが包含される。好適な塩基類は、カリウムタ
ーシャリー−ブトキシド、ナトリウムメトキシドおよび
水素化ナトリウムである。
【0010】本発明で使用するために適している反応溶
媒には、有機溶媒、例えばエーテル、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル、トルエンお
よびそれらの混合物が包含される。好適な反応溶媒はテ
トラヒドロフランおよびエチレングリコールジメチルエ
ーテルである。
媒には、有機溶媒、例えばエーテル、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル、トルエンお
よびそれらの混合物が包含される。好適な反応溶媒はテ
トラヒドロフランおよびエチレングリコールジメチルエ
ーテルである。
【0011】出発物質である式IIのハロアセトアルデヒ
ドジ(C1−C4アルキル)アセタール化合物は、バイル
スタインス・ハンドブッフ・デル・オルガニッシェン・
ヘミー(Beilsteins Handbuch Der Organischen Chemi
e)、I帯、システム番号1−151、611、624お
よび625頁、1918の工程に従い製造される。
ドジ(C1−C4アルキル)アセタール化合物は、バイル
スタインス・ハンドブッフ・デル・オルガニッシェン・
ヘミー(Beilsteins Handbuch Der Organischen Chemi
e)、I帯、システム番号1−151、611、624お
よび625頁、1918の工程に従い製造される。
【0012】殺軟体動物性の式IVの2,4,5−トリハロ
ピロール−3−カルボニトリル化合物は、式Iの化合物
を標準的なハロゲン化技術を使用してハロゲン化するこ
とにより、製造できる。反応は下記の如く示すことがで
きる:
ピロール−3−カルボニトリル化合物は、式Iの化合物
を標準的なハロゲン化技術を使用してハロゲン化するこ
とにより、製造できる。反応は下記の如く示すことがで
きる:
【0013】
【化11】
【0014】[式中、XはClまたはBrであり、そし
てYはClまたはBrである]。
てYはClまたはBrである]。
【0015】N−置換された式IVの2,4,5−トリハロ
ピロール−3−カルボニトリル類は、式IVのピロールを
アルカリ金属アルコキシドまたは水素化物の存在下でア
ルキル化剤またはアシル化剤と反応させることにより、
製造できる。反応は下記の如く示すことができる:
ピロール−3−カルボニトリル類は、式IVのピロールを
アルカリ金属アルコキシドまたは水素化物の存在下でア
ルキル化剤またはアシル化剤と反応させることにより、
製造できる。反応は下記の如く示すことができる:
【0016】
【化12】
【0017】[式中、XはClまたはBrであり、Yは
ClまたはBrであり、Zはハロゲンであり、そしてR
は任意に1−3個のハロゲン原子、1個のシアノ、1個
のC1−C4アルコキシ、1個のC1−C6アルキルカルボ
ニルオキシ基、1個のC1−C6アルコキシカルボニル基
またはベンジルオキシ基により置換されていてもよいC
1−C6アルキルである]。
ClまたはBrであり、Zはハロゲンであり、そしてR
は任意に1−3個のハロゲン原子、1個のシアノ、1個
のC1−C4アルコキシ、1個のC1−C6アルキルカルボ
ニルオキシ基、1個のC1−C6アルコキシカルボニル基
またはベンジルオキシ基により置換されていてもよいC
1−C6アルキルである]。
【0018】本発明をさらに良く理解するために、それ
のさらに個別の詳細事項を説明するために下記の実施例
を示す。本発明は特許請求の範囲に規定されているもの
以外には実施例により限定されるものではない。
のさらに個別の詳細事項を説明するために下記の実施例
を示す。本発明は特許請求の範囲に規定されているもの
以外には実施例により限定されるものではない。
【0019】
【実施例】実施例1 (ホルミルメチル)マロノニトリルジメチルアセタール
の製造
の製造
【0020】
【化13】
【0021】マロノニトリル(20g、0.30モル)
を、カリウムターシャリー−ブトキシド(37g、0.
33モル)、エチレングリコールジメチルエーテル(3
00ml)およびテトラヒドロフラン(75ml)の0
℃混合物に加えた。短時間後に、ブロモアセトアルデヒ
ドジメチルアセタール(52g、0.30モル)を反応
混合物に加えた。反応混合物を48時間にわたり還流さ
せ、そして次に室温に冷却した。溶媒を除去し、そして
エーテル、水および食塩水を反応混合物に加えた。有機
層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして真空
中で濃縮して、褐色の油を与えた。シリカゲルおよび溶
離剤としての5:1ヘキサン類/酢酸エチル溶液を使用
するフラッシュクロマトグラフィーにより無色の油が生
成し、それを蒸留すると、標記化合物が無色の油状で得
られ(10g、21%、沸点110°−115℃、3m
mHg)、それはIRおよびNMRスペクトル分析によ
り同定された。
を、カリウムターシャリー−ブトキシド(37g、0.
33モル)、エチレングリコールジメチルエーテル(3
00ml)およびテトラヒドロフラン(75ml)の0
℃混合物に加えた。短時間後に、ブロモアセトアルデヒ
ドジメチルアセタール(52g、0.30モル)を反応
混合物に加えた。反応混合物を48時間にわたり還流さ
せ、そして次に室温に冷却した。溶媒を除去し、そして
エーテル、水および食塩水を反応混合物に加えた。有機
層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして真空
中で濃縮して、褐色の油を与えた。シリカゲルおよび溶
離剤としての5:1ヘキサン類/酢酸エチル溶液を使用
するフラッシュクロマトグラフィーにより無色の油が生
成し、それを蒸留すると、標記化合物が無色の油状で得
られ(10g、21%、沸点110°−115℃、3m
mHg)、それはIRおよびNMRスペクトル分析によ
り同定された。
【0022】実施例2 2−クロロピロール−3−カルボニトリルの製造
【0023】
【化14】
【0024】塩酸(7ml、37%)を(ホルミルメチ
ル)マロノニトリルジメチルアセタール(2g、0.0
13モル)に加えた。反応混合物はわずかに発熱して3
3°−37℃になり、それは約10分間そのままであっ
た。さらに20分間撹拌した後に、薄色の固体が沈澱し
た。この時点で、反応混合物を氷−水混合物上に注ぎ、
そして真空濾過した。生じた橙色固体を酢酸エチル中に
溶解させ、そしてシリカゲルおよび溶離剤としての5:
1ヘキサン/酢酸エチル溶液を使用するフラッシュクロ
マトグラフィーにかけると、標記化合物が白色固体状で
得られ(0.7g、43%、融点105°−106
℃)、それはIRおよびNMRスペクトル分析により同
定された。
ル)マロノニトリルジメチルアセタール(2g、0.0
13モル)に加えた。反応混合物はわずかに発熱して3
3°−37℃になり、それは約10分間そのままであっ
た。さらに20分間撹拌した後に、薄色の固体が沈澱し
た。この時点で、反応混合物を氷−水混合物上に注ぎ、
そして真空濾過した。生じた橙色固体を酢酸エチル中に
溶解させ、そしてシリカゲルおよび溶離剤としての5:
1ヘキサン/酢酸エチル溶液を使用するフラッシュクロ
マトグラフィーにかけると、標記化合物が白色固体状で
得られ(0.7g、43%、融点105°−106
℃)、それはIRおよびNMRスペクトル分析により同
定された。
【0025】実施例3 2−ブロモピロール−3−カルボニトリルの製造
【0026】
【化15】
【0027】臭化水素酸(5ml、47−49%)を
(ホルミルメチル)マロノニトリルジメチルアセタール
(0.55g、0.0036モル)に加えた。30分間に
わたり撹拌した後に、反応混合物を氷−水混合物中に注
ぎ、そして真空濾過した。固体をシリカゲルおよび溶離
剤としての5:1ヘキサン/酢酸エチル溶液を使用する
フラッシュクロマトグラフィーにかけると、標記化合物
がベージュ色の固体状で得られ(0.38g、62%、
融点102°−106℃)、それはIRおよびNMRス
ペクトル分析により同定された。
(ホルミルメチル)マロノニトリルジメチルアセタール
(0.55g、0.0036モル)に加えた。30分間に
わたり撹拌した後に、反応混合物を氷−水混合物中に注
ぎ、そして真空濾過した。固体をシリカゲルおよび溶離
剤としての5:1ヘキサン/酢酸エチル溶液を使用する
フラッシュクロマトグラフィーにかけると、標記化合物
がベージュ色の固体状で得られ(0.38g、62%、
融点102°−106℃)、それはIRおよびNMRス
ペクトル分析により同定された。
【0028】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
おりである。
【0029】1.構造式
【0030】
【化16】
【0031】[式中、XはClまたはBrである]を有
する2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製
造方法において、マロノニトリルを溶媒の存在下で少な
くとも1モル当量の塩基および少なくとも1モル当量の
構造式
する2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製
造方法において、マロノニトリルを溶媒の存在下で少な
くとも1モル当量の塩基および少なくとも1モル当量の
構造式
【0032】
【化17】 [式中、RはC1−C4アルキルでありそしてXは上記の
如くである]を有するハロアセトアルデヒドジ(C1−
C4アルキル)アセタール化合物と反応させて構造
如くである]を有するハロアセトアルデヒドジ(C1−
C4アルキル)アセタール化合物と反応させて構造
【0033】
【化18】 [式中、Rは上記の如くである]を有する(ホルミルメ
チル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセター
ル化合物を得て、そして該(ホルミルメチル)マロノニ
トリルジ(C1−C4アルキル)アセタール化合物を少な
くとも1モル当量のハロゲン化水素酸と反応させて該2
−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物を生成する
ことを特徴とする方法。
チル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセター
ル化合物を得て、そして該(ホルミルメチル)マロノニ
トリルジ(C1−C4アルキル)アセタール化合物を少な
くとも1モル当量のハロゲン化水素酸と反応させて該2
−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物を生成する
ことを特徴とする方法。
【0034】2.塩基が約1−3モル当量の量で存在し
ており、そしてハロアセトアルデヒドジ(C1−C4アル
キル)アセタール化合物が約1−3モル当量の量で存在
している、上記1の方法。
ており、そしてハロアセトアルデヒドジ(C1−C4アル
キル)アセタール化合物が約1−3モル当量の量で存在
している、上記1の方法。
【0035】3.ハロゲン化水素酸が塩酸または臭化水
素酸である、上記1の方法。
素酸である、上記1の方法。
【0036】4.塩基がアルカリ金属C1−C6アルコキ
シド、アルカリ金属水素化物およびアルカリ金属炭酸塩
からなる群から選択され、そして溶媒がテトラヒドロフ
ラン、エーテルおよびエチレングリコールジメチルエー
テルからなる群から選択される、上記1の方法。
シド、アルカリ金属水素化物およびアルカリ金属炭酸塩
からなる群から選択され、そして溶媒がテトラヒドロフ
ラン、エーテルおよびエチレングリコールジメチルエー
テルからなる群から選択される、上記1の方法。
【0037】5.構造式
【0038】
【化19】
【0039】[式中、XはClまたはBrである]を有
する2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製
造方法において、構造式
する2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製
造方法において、構造式
【0040】
【化20】 [式中、RはC1−C4‐アルキルである]を有する(ホ
ルミルメチル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)
アセタール化合物を少なくとも1モル当量のハロゲン化
水素と反応させて該2−ハロピロール−3−カルボニト
リル化合物を生成することを特徴とする方法。
ルミルメチル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)
アセタール化合物を少なくとも1モル当量のハロゲン化
水素と反応させて該2−ハロピロール−3−カルボニト
リル化合物を生成することを特徴とする方法。
【0041】6.ハロゲン化水素酸が塩酸または臭化水
素酸である、上記5の方法。
素酸である、上記5の方法。
【0042】7.反応混合物の温度が約15℃−100
℃である、上記6の方法。
℃である、上記6の方法。
【0043】8.構造式
【0044】
【化21】 [式中、RはC1−C4‐アルキルである]を有する(ホ
ルミルメチル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)
アセタール化合物の製造方法において、マロノニトリル
を溶媒の存在下で少なくとも1モル当量の塩基および少
なくとも1モル当量の構造式
ルミルメチル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)
アセタール化合物の製造方法において、マロノニトリル
を溶媒の存在下で少なくとも1モル当量の塩基および少
なくとも1モル当量の構造式
【0045】
【化22】 [式中、RはC1−C4アルキルでありそしてXはClま
たはBrである]を有するハロアセトアルデヒドジ(C
1−C4アルキル)アセタール化合物と反応させて該(ホ
ルミルメチル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)
アセタール化合物を生成することを特徴とする方法。
たはBrである]を有するハロアセトアルデヒドジ(C
1−C4アルキル)アセタール化合物と反応させて該(ホ
ルミルメチル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)
アセタール化合物を生成することを特徴とする方法。
【0046】9.塩基がアルカリ金属C1−C6アルコキ
シド、アルカリ金属水素化物およびアルカリ金属炭酸塩
からなる群から選択され、そして溶媒がテトラヒドロフ
ラン、エーテルおよびエチレングリコールジメチルエー
テルからなる群から選択される、上記8の方法。
シド、アルカリ金属水素化物およびアルカリ金属炭酸塩
からなる群から選択され、そして溶媒がテトラヒドロフ
ラン、エーテルおよびエチレングリコールジメチルエー
テルからなる群から選択される、上記8の方法。
【0047】10.反応混合物の温度が約0℃−100
℃である、上記9の方法。
℃である、上記9の方法。
Claims (3)
- 【請求項1】 構造式 【化1】 [式中、 XはClまたはBrである]を有する2−ハロピロール
−3−カルボニトリル化合物の製造方法において、マロ
ノニトリルを溶媒の存在下で少なくとも1モル当量の塩
基および少なくとも1モル当量の構造式 【化2】 [式中、 RはC1−C4アルキルでありそしてXは上記の如くであ
る]を有するハロアセトアルデヒドジ(C1−C4アルキ
ル)アセタール化合物と反応させて構造 【化3】 [式中、 Rは上記の如くである]を有する(ホルミルメチル)マ
ロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセタール化合物
を得て、そして該(ホルミルメチル)マロノニトリルジ
(C1−C4アルキル)アセタール化合物を少なくとも1
モル当量のハロゲン化水素酸と反応させて該2−ハロピ
ロール−3−カルボニトリル化合物を生成することを特
徴とする方法。 - 【請求項2】 構造式 【化4】 [式中、 XはClまたはBrである]を有する2−ハロピロール
−3−カルボニトリル化合物の製造方法において、構造
式 【化5】 [式中、 RはC1−C4‐アルキルである]を有する(ホルミルメ
チル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセター
ル化合物を少なくとも1モル当量のハロゲン化水素酸と
反応させて該2−ハロピロール−3−カルボニトリル化
合物を生成することを特徴とする方法。 - 【請求項3】 構造式 【化6】 [式中、 RはC1−C4‐アルキルである]を有する(ホルミルメ
チル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセター
ル化合物の製造方法において、マロノニトリルを溶媒の
存在下で少なくとも1モル当量の塩基および少なくとも
1モル当量の構造式 【化7】 [式中、 RはC1−C4アルキルでありそしてXはClまたはBr
である]を有するハロアセトアルデヒドジ(C1−C4ア
ルキル)アセタール化合物と反応させて該(ホルミルメ
チル)マロノニトリルジ(C1−C4アルキル)アセター
ル化合物を生成することを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US625739 | 1990-12-11 | ||
US07/625,739 US5041556A (en) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | Process for the preparation of insecticidal, acaricidal and molluscicidal 2-halopyrrole-3-carbonitrile compounds |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069555A true JPH069555A (ja) | 1994-01-18 |
JP3145760B2 JP3145760B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=24507366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34851991A Expired - Fee Related JP3145760B2 (ja) | 1990-12-11 | 1991-12-06 | 殺昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製法 |
Country Status (16)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5041556A (ja) |
EP (1) | EP0490063B1 (ja) |
JP (1) | JP3145760B2 (ja) |
KR (1) | KR100199662B1 (ja) |
AT (1) | ATE165596T1 (ja) |
AU (2) | AU647218B2 (ja) |
BR (1) | BR9105338A (ja) |
CA (1) | CA2057259A1 (ja) |
DE (1) | DE69129326T2 (ja) |
DK (1) | DK0490063T3 (ja) |
ES (1) | ES2115602T3 (ja) |
HU (1) | HU211762B (ja) |
IE (1) | IE914290A1 (ja) |
IL (1) | IL99812A (ja) |
PT (1) | PT99704B (ja) |
ZA (1) | ZA919728B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5101042A (en) * | 1990-12-11 | 1992-03-31 | American Cyanamid Company | Process for the preparation of insecticidal, nematicidal and acaricidal 2-halo-3-substituted-5-arylpyrrole compounds |
US5252746A (en) * | 1990-12-11 | 1993-10-12 | American Cyanamid Company | Process for the preparation of insecticidal, nematicidal and acaricidal 2-halo-3-substituted-5-arylpyrrole compounds |
US5041556A (en) * | 1990-12-11 | 1991-08-20 | American Cyanamid Company | Process for the preparation of insecticidal, acaricidal and molluscicidal 2-halopyrrole-3-carbonitrile compounds |
US6271392B1 (en) | 1994-10-07 | 2001-08-07 | Rhone-Poulenc Inc. | Intermediates useful for the synthesis of 1-arylpyrrole pesticides |
JP4269574B2 (ja) | 2001-05-09 | 2009-05-27 | 住友化学株式会社 | マロノニトリル化合物及びその用途 |
TW201111385A (en) | 2009-08-27 | 2011-04-01 | Biocryst Pharm Inc | Heterocyclic compounds as janus kinase inhibitors |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR8906202A (pt) * | 1988-12-05 | 1990-09-25 | American Cyanamid Co | Processo e composicao para o controle de pragas de insetos,acaros e moluscos,composto para tal controle e processo para sua preparacao |
US5041556A (en) * | 1990-12-11 | 1991-08-20 | American Cyanamid Company | Process for the preparation of insecticidal, acaricidal and molluscicidal 2-halopyrrole-3-carbonitrile compounds |
-
1990
- 1990-12-11 US US07/625,739 patent/US5041556A/en not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-10-18 DE DE69129326T patent/DE69129326T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-18 AT AT91117797T patent/ATE165596T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-10-18 ES ES91117797T patent/ES2115602T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-18 EP EP91117797A patent/EP0490063B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-18 DK DK91117797T patent/DK0490063T3/da active
- 1991-10-21 IL IL9981291A patent/IL99812A/xx not_active IP Right Cessation
- 1991-12-06 PT PT99704A patent/PT99704B/pt not_active IP Right Cessation
- 1991-12-06 JP JP34851991A patent/JP3145760B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-09 CA CA002057259A patent/CA2057259A1/en not_active Abandoned
- 1991-12-10 AU AU89613/91A patent/AU647218B2/en not_active Ceased
- 1991-12-10 IE IE429091A patent/IE914290A1/en not_active IP Right Cessation
- 1991-12-10 ZA ZA919728A patent/ZA919728B/xx unknown
- 1991-12-10 KR KR1019910022591A patent/KR100199662B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-12-11 HU HU913900A patent/HU211762B/hu not_active IP Right Cessation
- 1991-12-11 BR BR919105338A patent/BR9105338A/pt not_active IP Right Cessation
-
1994
- 1994-01-07 AU AU53087/94A patent/AU5308794A/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HU211762B (en) | 1995-12-28 |
ATE165596T1 (de) | 1998-05-15 |
KR920012025A (ko) | 1992-07-25 |
AU647218B2 (en) | 1994-03-17 |
IL99812A (en) | 1997-02-18 |
IE914290A1 (en) | 1992-06-17 |
DK0490063T3 (da) | 1998-10-05 |
HUT61728A (en) | 1993-03-01 |
DE69129326D1 (de) | 1998-06-04 |
PT99704B (pt) | 1999-05-31 |
EP0490063A2 (en) | 1992-06-17 |
AU8961391A (en) | 1992-06-18 |
ES2115602T3 (es) | 1998-07-01 |
BR9105338A (pt) | 1992-08-25 |
EP0490063A3 (en) | 1992-08-26 |
JP3145760B2 (ja) | 2001-03-12 |
AU5308794A (en) | 1994-03-03 |
US5041556A (en) | 1991-08-20 |
DE69129326T2 (de) | 1998-08-20 |
KR100199662B1 (ko) | 1999-06-15 |
EP0490063B1 (en) | 1998-04-29 |
HU913900D0 (en) | 1992-02-28 |
ZA919728B (en) | 1992-09-30 |
PT99704A (pt) | 1992-10-30 |
CA2057259A1 (en) | 1992-06-12 |
IL99812A0 (en) | 1992-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3954106B2 (ja) | ニトロビフェニルの製造方法 | |
EP0744400A2 (en) | Process for producing 4-trifluoromethylnicotinic acid | |
US6156925A (en) | Process for the preparation of halogenated phenylmaloates | |
JP3145760B2 (ja) | 殺昆虫性、殺ダニ性および殺軟体動物性の2−ハロピロール−3−カルボニトリル化合物の製法 | |
KR100411410B1 (ko) | 2-(치환된벤조일)-1,3싸이클로헥산디온의제조방법 | |
KR20080031910A (ko) | 1-[시아노(4-하이드록시페닐)메틸]사이클로헥사놀화합물의 제조 방법 | |
US5869684A (en) | Method for producing pyrazolinone compounds | |
US5116998A (en) | Process for the preparation of insecticidal, acaricidal and mollusicidal 2-halopyrrole-3-carbonitrile compounds | |
KR100475244B1 (ko) | 아토르바스타틴 합성 중간체의 제조방법 | |
KR100619386B1 (ko) | 할로겐화 페닐말로네이트의 제조방법 | |
US5543531A (en) | Thiophen compounds and their preparation | |
KR20040039430A (ko) | (2-니트로페닐)아세토니트릴 유도체의 제조방법 및 그합성중간체 | |
WO2006109570A1 (ja) | 2-イソプロペニル-5-メチル-4-ヘキセン-1-イル 3-メチル-2-ブテノアートの製造方法 | |
JPH06100487A (ja) | エーテル化合物の製造方法 | |
JP2004509165A (ja) | △1−ピロリン類の製造方法 | |
JPH06166666A (ja) | ヒドラゾン誘導体およびその製造方法 | |
EP0406065B1 (fr) | Procédé de préparation de la pseudo-ionone | |
JP2004506628A (ja) | ビタミンeの調製に用いるための中間体 | |
KR20050012432A (ko) | 아토르바스타틴 합성 중간체의 제조방법 | |
US4582913A (en) | 5-halo-4H-1,3-dioxin-4-one compounds | |
JP2984848B2 (ja) | N―アルキルピラゾール誘導体の製法 | |
JP3952670B2 (ja) | 2−(5−ハロゲノ−2−ニトロフェニル)−2−置換酢酸エステル誘導体の製法 | |
KR850000821B1 (ko) | 플루오로-페녹시 벤질 알코올의 제조방법 | |
JP2004515473A (ja) | デルタ1−ピロリン類の製造方法 | |
JPH06228103A (ja) | 新規なオクタヒドロアクリジン誘導体とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |