JPH0695182A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JPH0695182A
JPH0695182A JP17541893A JP17541893A JPH0695182A JP H0695182 A JPH0695182 A JP H0695182A JP 17541893 A JP17541893 A JP 17541893A JP 17541893 A JP17541893 A JP 17541893A JP H0695182 A JPH0695182 A JP H0695182A
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JP
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region
switch
light
signal light
optical
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JP17541893A
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Inventor
Yasuo Shibata
泰夫 柴田
Masahiro Ikeda
正宏 池田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のものに比べて顕著な高速スイッチング
動作が可能でかつ吸収損失の少ない光スイッチを提供す
ることを目的とする。 【構成】 制御光によって信号光をオン・オフ制御する
光制御型グレーテイング光スイッチは、信号光の透過お
よび反射を切り替えるスイッチ領域と、スイッチ部に信
号光を導く入出力光導波路領域と、制御光と信号光とを
コリニアに合波する合波器領域と、制御光と信号光とを
分離する分波器領域とが設けられていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導波路中での光伝搬に
もとづいた情報伝達システムに利用される光スイッチ、
特に制御光によって信号光をオン・オフ制御する光制御
型グレーテイング光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光制御型の光スイッチは、超高速光スイ
ッチングシステムや全光学的信号処理システム実現のた
めのキーデバイスとして重要である。なかでもIII-V 族
化合物半導体の多重量子井戸(MQW)を用いた光スイ
ッチは、MQWの非線形性が大きい、半導体レーザを光
源として用いることができる等の特徴があり最も有望な
光スイッチのひとつして研究開発され、面型Fably
−Perotエタロン(A. Miqus et al., Appl. Phys.
Lett. 46, 70. 1985)、導波路型方向性結合器(R. J
in et al., Appl. Phys. Lett. 53, 1791. 1988 )等が
報告されている。なかでも導波路型の光スイッチとして
光制御型グレーテイング光スイッチ(OG−SW)がそ
のすぐれたスイッチング特性から注目されている(例え
ば特許出願公開平1−182833号)。
【0003】図13ないし図17にもとづいて従来の光
制御型グレーテイング光スイッチの一例を説明する。
【0004】図13は従来の光スイッチの構成を説明す
るための斜視図、そして図14はその平面図である。図
中、参照符号1(1Aおよび1B)は信号光の入出力光
導波路(コア)、2は信号光の透過・反射を切り替える
スイッチング部、3は制御光導波路、4はInPクラッ
ド、そして5はInP基板である。
【0005】図15,図16および図17は、それぞれ
図13におけるA−A′線、B−B′線およびC−C′
線に沿う断面図であり、入出力光導波路1Aおよび1B
は、In0.72Ga0.28As0.590.41によるコアで構成
される。グレーデイング2は多重量子井戸構造とした光
線形媒質で構成され、その内部構造は井戸部6と障壁部
7とからなる。井戸部6はIn0.47Ga0.53As層を5
0オングストロームの厚さで形成したものであり、一方
障壁部7はInP層を75オングストロームの厚さで形
成したものである。なお、多重量子井戸構造のバンドギ
ャップ波長λgは1.50μmである。このバンドギャ
ップ波長とは、半導体素子のバンドギャップできまる吸
収帯波長λg のことで、入射光の波長λがλ<λg なら
ば入射光は吸収され、λ>λg ならば入射光は透過され
る。この光スイッチは、コア1とグレーテイング2の光
軸が一致するように構成されている。ここで、光軸はX
軸およびY軸と直交するZ軸に沿った光の伝播方向に一
致している(これらの軸は、図13に示した3次元空間
を決める)。制御光導波路3はクラッド4に埋め込まれ
たIn0.72Ga0.28As0.590.41からなるコアで構成
されている。制御光導波路3の構造もA−A′線断面と
同じである。
【0006】図13に示すように、従来の光スイッチ
は、入出力光導波路1と制御光導波路3が互いに直交す
るようにして配置されており、信号光と制御光とが互い
に直交してグレーテイング2に注入される。
【0007】つぎに、このような構成からなる従来の光
スイッチのスイッチング動作を以下説明する。ここで
は、本発明との比較を容易とするために後述する本実施
例で用いられた信号波長1.55μmを使用する場合の
スイッチング動作について説明する。
【0008】グレーテイング2は、ブラッグ波長として
設定する信号光の波長帯によってそのピッチ等が決定さ
れる。例えば、一般に信号光は1.55μm の波長の光
を用いるのでグレーテイングのブラッグ波長λB を1.
55μmとする必要がある。すなわち、波長1.55μ
m付近で強い反射特性を示すとともに、ここからやや離
れた波長では光を透過させることが可能となるような一
次回折格子としてグレーテイングを形成する必要があ
る。ブラッグ波長λB はグレーテイングのピッチΛと一
定の関係にあり、この従来例ではグレーテイングのピッ
チΛを0.24μm、また厚さtを0.34μmとする
ことによってブラッグ波長λB =1.55μmに対応さ
せている。また、反射結合係数κは、周期的な屈折率の
変化の大きさと周期的屈折率変化のある領域への光の閉
じ込め率とによって決定されかつ前進波(入射光)と後
退波(反射光)との結合の度合を示すものである。そこ
で、光線形媒質およびクラッド5の屈折率がそれぞれ
3.4および3.2であるから、グレーテイング2の深
さgを0.15μmとすることによって反射結合係数κ
を約300cm-1以上とすることができる。さらに、こ
こでグレーテイング2の長さLg を100μmとする
と、最大反射率を約99%とすることができる。
【0009】図18は、グレーテイング2における波長
−反射率特性を示すものである。信号波長λS =1.5
5μmに対応させて、ブラッグ波長λB を1.55μm
となるようにしてある。したがって、初期状態(制御光
の入射がない状態で図中の曲線A)ではグレーテイング
2は反射状態となる。この図ではブラッグ波長λB から
離れた波長帯で反射率が最初に0になる波長までの波長
幅からなる反射帯域△λは約30オングストロームであ
る。したがって、グレーテイング2に制御光を入射し、
光非線形媒質でキャリアを励起して屈折率を変化させ、
ブラッグ波長λB を△λだけシフトさせれば、波長の変
化による反射率の値の変化は曲線Aが低波長帯△λだけ
シフトした曲線Bとなり、その結果、グレーテイング2
は信号光(λS =1.55μm)に対して反射状態から
透過状態へとスイッチングされる。この時、スイッチの
初期状態からの遷移は多重量子井戸構造のバンド間遷移
時間で決まるため非常に高速である。
【0010】以上のように、従来の光制御型グレーテイ
ング光スイッチは、光スイッチ部を量子閉じ込め型構造
の半導体媒質で構成し、制御信号光を入力出力導波路と
直交する方向から注入する構成としたため、以下のよう
な利点がある。
【0011】(i) 導波路型で構成できるため小型・集積
化が可能;(ii)導波路型で構成するため、スイッチング
所要パワーが小さくてすむ;(iii) 信号光と制御光とを
直交さっせるため相互作用による悪影響がなく、光アイ
ソレータ等が不要な簡易な構成となる;(iv)信号光と制
御信号光を任意の波長に設定できるため構成が容易で高
性能化が図れる;そして(iv)同一構成でゲート型光スイ
ッチのみならず双安定型光メモリ、波形整形等高機能化
が容易に行える。
【0012】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、初期状態へ
の復帰は多重量子井戸構造のキャリアのライフタイムに
よって制限されるため、スイッチング時間に10ns程
度の時間を必要とする。したがって、このような動作速
度では高速動作に適さないという問題があった。
【0013】従来の光スイッチが抱えていた動作速度に
ついての問題を解決するために、特公平4−20892
0号はグレーテイングの反射結合係数を500cm-1
し、あるいは量子井戸構造の不純物濃度を5×1017
-3以上とすることによって光スイッチの動作速度を約
1ns に短縮可能とした。しかし、このような動作速度は
十分満足されるものではなく、より一層の高速動作が求
められている。また従来の光スイッチでは信号光波長が
多重量子井戸構造のバンド端波長に近いため、信号光に
対する吸収係数が50〜100cm-1程度で、スイッチ
部のみでの吸収損失が3〜6dBであった。そこで、本
発明は、従来のものに比べて顕著な高速スイッチング動
作が可能でかつ吸収損失の少ない光スイッチを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一の発明にもとづく光スイッチは、制御光によっ
て信号光の透過および反射をオン・オフ制御する光制御
型グレーテイング光スイッチにおいて、信号光の透過お
よび反射を切り替えるオン・オフ制御をするスイッチ領
域と、スイッチ領域に信号光を入力することおよび信号
光をスイッチ領域から出力させることを行う入出力光導
波路領域と、制御光と信号光とをコリニアに合波し、制
御光を信号光とともにスイッチ領域へ誘導する合波器領
域と、制御光と信号光とを分離する分波器領域とが設け
られたことを特徴とする。好ましくはスイッチ領域は制
御光が吸収されない非共鳴な媒質からなるグレーテイン
グスイッチであり、非共鳴な媒質はII-VI 族化合物およ
びIII-V 族化合物からなる群から選択される半導体、好
ましくはGaAs系半導体およびInP系半導体から選
択される。また、好ましくはスイッチ領域は制御光が吸
収される媒質からなるグレーテイングスイッチであって
もよい。この制御光が吸収される媒質は、III-V 群化合
物半導体多重量子井戸構造およびII-VI 群化合物半導体
多重量子井戸構造からなる群から選択される。さらに、
好ましくは合波器領域および分波器領域の少なくとも一
つは方向性結合器型カプラであるか、もしくはグレーテ
イングカプラである。そして、スイッチ領域と、入出力
光導波路領域と、合波器領域と、分波器領域とがそれぞ
れ同一基板上にリッジ型導波路構造または埋め込み型導
波路構造として設けられる。このような構成からなる光
スイッチは、さらに第二の制御光によって信号光の透過
および反射をオン・オフ制御する第二のスイッチ領域
と、第二スイッチ領域と分波器領域とに結合した第二の
入出力光導波路領域と、第二制御光と信号光とをコリニ
アに合波し第二制御光を信号光とともに第二スイッチ領
域へ誘導する第二の合波器領域と、第二制御光と信号光
とを分離する第二の分波器領域とが設けられてもよい。
【0015】第二の発明にもとづく光スイッチは、制御
光によって信号光の透過および反射をオン・オフ制御す
る光スイッチにおいて、半導体基板と、基板上に形成さ
れ、かつ信号光を誘導するための第一光導波路と、第一
光導波路内に形成され、かつ多重量子井戸構造からなる
単一共鳴媒質からなり、信号光の透過及び反射を切り替
えることによってオン・オフ制御を行うグレーテイング
と、基板上に形成されかつ制御光を誘導し、信号光に制
御光をコリニアに合波させて信号光とともに制御光をグ
レーテイングへ誘導するための方向性結合器として形成
されるように第一光導波路と一部分が近接した第二光導
波路と、制御光と信号光とを分離し、かつ第一光導波路
に結合したグレーテイングカプラとからなるもので、さ
らに、グレーテイングは制御光が結合しない場合に信号
光を透過し、一方制御光が結合しない場合は信号光を反
射することによって、グレーティングはスイッチとして
作動することを特徴とする。
【0016】
【作用】上記の構成によって、信号光と制御光とがコリ
ニアに入射するために、スイッチングパワーが低減さ
れ、またスイッチング時間が大幅に短縮される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】<実施例1>図1および図2は本発明にも
とづく光スイッチの好適な一実施例を説明するためのも
ので、図1は光スイッチの斜視図、図2は図1のD−
D′線に沿う断面図である。これらの図に示した光スイ
ッチは、GaAs基板上12にAlGaAsクラッド1
1a,GaAsコア10およびAlGaAsクラッド1
1bを積層させてなる積層体上に隆起した制御光導波路
と信号光導波路17とを有するリッジ(隆起)型光導波
路構造のものである。
【0019】この光スイッチの信号光導波路17は、両
端部を入出力光導波路領域14とし、さらに信号光の透
過・反射を切り替えるためのグレーテイングスイッチ領
域13、制御光と信号光とを合波するための方向性結合
器型カプラ領域15、そして制御光と信号光とを分離す
るためのグレーテイングカプラ領域16が形成されてい
る。この実施例では、信号光導波路17の幅を2μmと
した。
【0020】グレーテイングスイッチ領域16の製造方
法は、既知の方法を用いた。すなわち、電子ビーム露光
法によってグレーテングのレジストパターンを作製し、
つづいてArイオンビームエッチングによってグレーテ
イングを作製し、さらにクラッドを厚く成長させ(MO
VPE)、最後にC26 RIEによりクラッドに導波
路パターンを形成してリッジ型素子にする。この際、グ
レーテイングスイッチ領域16は信号光波長1.55μ
m帯に対応してグレーテイングのブラッグ波長が1.5
5μmとなるように形成され、長さを100μm、そし
てピッチを0.24μmとした。またGaAsコアおよ
びAlGaAsクラッドの屈折率はそれぞれ3.5およ
び3.3であることから、そこでグレーテイングの深さ
を0.15μmとすることによって、反射結合係数κを
約300cm-1以上とすることができ、さらにグレーテ
イングの長さを100μmとすることで最大反射率を約
99%とすることができた。
【0021】なお、この光スイッチに入射される信号光
の波長は1.55μm帯であることから、この波長帯で
はGaAsでの吸収は無視できるため入出力光導波路も
グレーテイング部と同一のGaAs層を用いることがで
きる。
【0022】つぎに、ここで近接かつ平行となるように
配置された2本の導波路における光の導波について説明
する。
【0023】導波路の端面から入射された光は、コアと
クラッドとの境界で全反射され、コア内に閉じ込められ
て伝搬する。導波路の構造(コア径、屈折率および比屈
折率差)と光源からの光の波長λ(波数は、k=2π/
λ)が与えられた場合には、光線は任意の伝搬角をとる
ことができず、所定の位相整合条件を満足させるとびと
びの伝搬角からなる光線のみが伝搬可能となる。このよ
うな位相整合条件を満足させる光波の形態を“モード”
と呼ぶ。導波路中の電界を偶モードと奇モードの和とし
て表すことができる。二つの導波路を互いに近付けた場
合には、おのおのの導波路のモードは相互に結合する。
方向性結合器のモード結合特性は導波路中の偶モードと
奇モードとの干渉にもとづく。導波路が近接している領
域(結合領域)においては、互いに直交する正規モード
として偶および奇対称モードが存在する。ここでEe
(x),βe ,E0 (x),β0 はそれぞれ偶、および
奇モードの電界分布および伝搬定数とする。いま、入力
端z=0で一方の導波路(コアIとする) ら光が入力さ
れると、この点で電界振幅が等しい偶・奇モードが同相
で励起される。
【0024】
【数1】|E(x,0)|=|Ee(x)+E0(x)|=E1(x) E1 (x)はコアIに局在する電界分布である。
【0025】距離zにおける電界は、
【0026】
【数2】 |E(x,z)|=|Ee(x)+E0(x) exp[j(βe −β0)z]| と表される。これらのモードが結合領域を伝搬していく
につれて2つのモード間に位相差P
【0027】
【数3】P=(βe −β0 )・ z が生じ、伝搬距離が
【0028】
【数4】L=π/(βe −β0 ) となったとき位相差がπとなる。
【0029】このとき、
【0030】
【数5】|E(x,z)|=|Ee(x)−E0(x)|=E2(x) E2 (x)はもう一方の導波路(コアIIとする)に局在
した電界を表すことから、偶・奇モードの合成電界分布
は結合領域外におけるコアIIの導波モードの電界分布と
一致したことになる。すなわち、光がコアIIに移行した
ことを表す。結合領域の長さ(結合長;Lc )がLであ
れば一方の導波路から入射した光が損失なく100%も
う一方の導波路に移行することになる。このLを完全結
合長という。完全結合長は導波光の伝搬定数に依存する
ため、導波光の波長により完全結合長は変化する。
【0031】いま、波長λ1 の導波光に対する完全結合
長がL1 、波長λ2 の導波光に対する完全結合長がL2
であるとする。図1のカプラ部15では結合長Lc
【0032】
【数6】Lc= (2n+1)L1 (n=0,1,2,…) にとってあり、導波路18から入力された波長λ1 の光
は2本の導波路間で移行を繰り返しながら最終的には導
波路17に結合する。一方、結合長Lc は、
【0033】
【数7】Lc=2nL2 (n=1,2,…) の関係も同時に満たすような長さにとってあるため導波
路17から入力された波長λ2 の光は2本の導波路間で
移行を繰り返しながら最終的には導波路17から取り出
される。したがって導波路18から入射した波長λ1
光、導波路17から入射した波長λ2 の光がともに導波
路17に結合し、領域15は波長カプラとして動作す
る。
【0034】ここで導波路18から波長λ1 =1.06
μmの制御光を入射し、導波路17から波長λ2 =1.
55μmの信号光を入射したとする。カプラ領域15の
結合長Lc は、
【0035】
【数8】Lc=3L1 =2L2 =1.8 mm としたため、制御光・信号光ともに導波路17に結合
し、スイッチ部に同一光路を通り入射する。
【0036】いま、波長1.55μmの信号光がスイッ
チ部13に入射したとすると、信号光はグレーテイング
で反射される。ここで信号光と同一光路をとり、波長
1.06μmの制御光を入射させたとする。GaAsは
波長1.06μmの光に対しては透明であり、GaAs
コア内にキャリアは励起されない。したがって、この場
合GaAsの屈折率は制御光の電界により変化すること
になる(光カー効果)。ここで、光カー効果とは、光の
パワー(すなわち, 電界の2乗)に比例して屈折率が変
化することで、すなわち、光の電界E によって屈折率が
0 からn0 +n2 |E|2 に変化する。この場合、係
数n2 がカー定数(光カー効果の非線形屈折率)と呼ば
れるもので、この値は材料固有の値であるが多重量子井
戸(MQW)構造にすることによって1.5倍程度に改
善される。なお、この実施例において光カー効果の非線
形屈折率n2 は10-10 cm2 /Wのオーダーである。
ブラッグ波長をΔλ=30オングストロームシフトさせ
るのに必要な屈折率変化は約0.007であるため、導
波路内における導波光のスポットサイズ、すなわち光の
電界の広がりであるモードサイズが約3μm2 となる。
スイッチングに必要な屈折率変化ΔnSWとスイッチング
に必要なピークパワー密度10との関係は、
【0037】
【数9】l0=ΔnSW/n2 (W/cm2) となる。これにより制御光ピークパワーは、
【0038】
【数10】l0 × [モードサイズ] によって求められる。したがって、この実施例では、ス
イッチングに必要な制御光ピークパワーは、2.1Wと
なる。したがって、2.1Wの制御光を導波路に入射し
てやれば、ブラッグ波長がシフトし信号光がグレーテイ
ング13を透過してスイッチングが行われる。この場合
のスイッチング時間は1ps程度であり、キャリアライ
フタイムによらない高速なスイッチングが可能である。
【0039】スイッチングが行われ信号光がグレーテイ
ング13を通過した際、制御光もグレーテイング13を
通過し、信号光・制御光はともにグレーテイングカプラ
16に入射する。
【0040】ここでグレーテイングカプラの動作につい
て説明する。
【0041】図3にグレーテイングカプラのベクトルダ
イヤグラムを示す。(A)は、信号光に対するベクトル
ダイアグラム、(B)は制御光に対するベクトルダイヤ
グラムである。図中、k=2π/λは真空中での波数、
はクラッド層の屈折率、nIIはコア層の屈折率、
eqは導波路の透過屈折率、K=2π/Λはグレーテイ
ングの格子ベクトル、Λはグレーテイングの周期であ
る。ここで添え字sは信号光、cは制御光を表してい
る。グレーテイングに伝搬定数β=k・neqをもつ導波
光が入射した場合、この波に付随して伝搬定数
【0042】
【数11】βq =β+ q ・ K (q=0,±1,±2,・・・ ) をもつ空間高調波が生じる。空間高調波のうち
【0043】
【数12】|βq|< k・nI の関係を満たす次数qがある場合は、この空間高調波
は、
【0044】
【数13】nIS ・ sin θ=βq = k ・ neq+ q ・ K できまる放射角θで上下クラッド方向へ放射される。し
たがって、図9に示すように、
【0045】
【数14】Ks ・ nIS < |βq|= |β−K|< kc ・ nIS となるようにグレーテイングの周期をとれば信号光はグ
レーテイングの影響を受けずにそのまま伝搬し、制御光
だけが導波路外へ放射されて信号光と制御光との分離が
行われる。その結果、信号光のみを取り出すことが可能
となり、スイッチングの多段接続も可能となる。したが
って、本発明のスイッチを組み合わせて多段に接続する
ことによりマトリックススイッチも構成することができ
る。
【0046】以上、制御光と信号光とを合波する構造と
して方向性結合器型カプラを、制御光と信号光とを分離
する構造としてグレーテイングカプラを用いた場合につ
いて説明してきたが、制御光と信号光とを合波・分離す
る構造の両方とも方向性結合器型カプラを用いた場合、
両方ともグレーテイングカプラを用いた場合、あるいは
合波用にグレーテイングカプラを、分離用に方向性結合
型カプラを用いた場合にも全く同様な効果が期待でき
る。ただし、合波用にグレーテイングカプラを用いる場
合は、制御光を前述の角度θ方向から入射させることに
なる。
【0047】なお、既に述べたように従来はスイッチ部
のみでの光の吸収損失が3〜6dBであったが、このよ
うな構成からなる本発明にもとづく光スイッチでは非共
鳴領域を用いるために光の吸収損失がなくスイッチ部で
の損失は散乱損失のみで0.1dB下であった。
【0048】この実施例では、GaAsバルクを光導波
路のコアとして用いた場合について説明してきたが、A
lGaAs半導体またはGaAs/AlGaAs多重量
子井戸構造、AlGaAs/AlGaAs多重量子井戸
構造等のGaAs系半導体を用いた場合についても全く
同様の効果が期待できる。また、CdTe,ZnTe,
ZnS等ワイドギャップII-VI族化合物半導体を用いた
場合についても同様である。さらに、信号光および制御
光波長よりも短いバンド端波長を有するInP系化合物
半導体、例えばInP,InGaAsP,InAlA
s,InGaAlAsおよびそれらを用いた多重量子井
戸構造についても同様の議論が成り立つことは言うまで
もない。さらに半導体ドープガラス等のガラス系材料、
あるいは有機系材料を用いた場合でも同様な効果が期待
できる。
【0049】以上説明したように、本実施例の光スイッ
チは、導波信号光の透過・反射を切り替える構造を信号
光および制御光の両者に対し吸収スペクトルが非共鳴で
あるような媒質で構成し、制御光と信号光とを合波・分
離する構造を有する構成としたことによって、 (i) スイッチオフ時間が従来のものと比較して大幅に短
縮される; (ii)信号光の吸収損失が大幅に低減される; (iii) 入出力光導波路がスイッチ部と同一の半導体で構
成でき、製作プロセスが簡略化される; (iv)スイッチングパワーが低減される; (v) 光学部品を必要としないため安価かつ動作が安定す
る;そして (vi)信号光と制御光の偏光状態を任意に選ぶことができ
る、という利点が獲られる。
【0050】さらに、本発明にもとづく光スイッチの構
成は上記の実施例に限定されることなくいろいろな変形
例が可能である。以下、本発明にもとづく光スイッチの
他の実施例について説明する。もちろん、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
【0051】<実施例2>図4および図5は、本発明の
第二の実施例を説明するためのもので、図4が光スイッ
チの斜視図、そして図5がE−E′線の沿う断面図であ
る。実施例1では、制御光と信号光とを合波する部分の
みに方向性結合器型カプラを用いたが、この実施例では
制御光と信号光とを合波・分離する構造の両方とも方向
性結合器型カプラ15および15′を用いた場合を示し
ている。
【0052】<実施例3>図6および図7は、本発明の
第三の実施例を説明するためのもので、図6が光スイッ
チの斜視図、そして図7がF−F′線に沿う断面図であ
る。この実施例では、制御光と信号光とを合波・分離す
る構造の両方ともグレーテイングカプラ16および1
6′を用いた場合を示している。合波用にグレーテイン
グカプラを、分離用に方向性結合型カプラを用いた場合
は素子の構造は図7のものと同一であるが、信号光・制
御光の伝搬方向が逆になる。
【0053】<実施例4>図8は、本発明の第四の実施
例を説明するためのもので、実施例1の光スイッチ(図
1)においてグレーテイングスイッチ部を制御光を吸収
する物質で構成した場合の図1のD−D′線に沿う断面
図である。図中符号19はInPクラッド、20は多重
量子井戸構造(InGaAsからなる井戸層とInPか
らなる障壁層)、21はInGaAsPイド層、22は
InP基板、23は信号光の透過・反射を切り替えるグ
レーテイングスイッチ部、24は入出力光導波路部、2
5は方向性結合器型カプラ部、26はグレーテイングカ
プラ部である。この場合も方向性結合器型カプラ部およ
びグレーテイングカプラ部の作用については実施例1の
場合と全く同一である。しかし、実施例4の光スイッチ
の場合、グレーテイングスイッチ部に入射した制御光は
InGaAs/InP多重量子井戸構造で吸収され、キ
ャリアが生じる。その結果、バンドフィリング、プラズ
マ効果といったキャリア効果により屈折率が変化しスイ
ッチングが行われる。従来のものでは、この発生したキ
ャリアは再結合と拡散との二つの効果により消滅する
が、この実施例の場合は制御光が信号光とコリニアに入
射するために幅2μmの導波路径程度に絞りこまれるこ
と考えられる。このため、再結合に比べ拡散の効果が支
配的になりスイッチング時間は従来のものに比べて一桁
以上短縮される。
【0054】<実施例5>図9は本発明の第五の実施例
を説明するためのもので、実施例4と同様にして実施例
2の光スイッチのグレーテイングスイッチ部を制御光を
吸収するような媒質で構成した場合を示す(図4のE−
E′線に沿う断面に相当)。
【0055】<実施例6>図10は本発明の第六の実施
例を説明するためのもので、実施例4と同様にして実施
例2の光スイッチのグレーテイングスイッチ部を制御光
を吸収するような媒質で構成した場合を示す(図6のF
−F′線に沿う断面に相当)。
【0056】<実施例7>図11および図12は本発明
の第七の実施例(埋め込み型導波路構造)を説明するた
めのもので、図11は光スイッチの斜視図、そして図1
2はG−G′線に沿う断面図である。この実施例では、
実施例1と同一構成の光スイッチにさらにInPクラッ
ドを積層させたものである。
【0057】図中符号30はInGaAsPコア(λg
<λS )、31はInPクラッド、32はInP基板、
33はグレーテイングスイッチ部、34は入出力光導波
路、35は方向性結合器型カプラ、36はグレーテイン
グカプラ、37は信号光導波路、そして38は制御光導
波路である。これは既知の製造方法によって製造可能で
あり、例えば以下のようしてグレーテイングが形成され
る。
【0058】電子ビーム露光法によりグレーテイングの
レジストパターンを作製し、Arイオンビームエッチン
グによりグレーテイングを作製する。つづいてMOVP
E法によりグレーテイングを埋め込んだのち、C26
リアクテイブイオンエッチング(RIE)によりコアの
導波路パターンを形成し、最後に全体をクラッドで埋め
込む(MOVPE)。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
光スイッチは、信号光の透過および反射を切り替えるス
イッチ部を有し、また、制御光と信号光とをコリニアに
合波するものなので、スイッチング時間は従来のものに
比べて一桁以上短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光スイッチの第一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1のD−D′線に沿う断面図である。
【図3】(A)はグレーテイングカプラの信号光に対す
るベクトルダイアグラム、(B)はグレーテイングカプ
ラの制御光に対するベクトルダイアグラムである。
【図4】本発明の光スイッチの第二実施例を示す斜視図
である。
【図5】図4のE−E′線に沿う断面図である。
【図6】本発明の光スイッチの第三実施例を示す斜視図
である。
【図7】図6のF−F′線に沿う断面図である。
【図8】本発明の光スイッチの第四実施例を示す断面図
である。
【図9】本発明の光スイッチの第五実施例を示す断面図
である。
【図10】本発明の光スイッチの第六実施例を示す断面
図である。
【図11】本発明の光スイッチの第七実施例を示す斜視
図である。
【図12】図11のG−G′線に沿う断面図である。
【図13】従来の光スイッチの一例を示す斜視図であ
る。
【図14】図13に示した光スイッチの正面図である。
【図15】図13のA−A′線に沿う断面図である。
【図16】図13のB−B′線に沿う断面図である。
【図17】図13のC−C′線に沿う断面図である。
【図18】図13に示した光スイッチのグレーテイング
における波長- 反射率特性図である。
【符号の説明】
10 GaAsコア(コア) 11 AlGaAsクラッド(クラッド) 12 GaAs基板(基板) 13 グレーティングスイッチ領域(グレーティング) 14 入出力光導波路領域(導波路) 15 方向性結合器型カプラ領域(カプラ部) 16 グレーティングカプラ領域(グレーティングカプ
ラ) 17 信号光導波路(導波路) 18 制御光導波路(導波路) 19 InPクラッド 20 多重量子井戸構造 21 InGaAsPガイド層 22 InP基板 23 グレーティングカプラ部 30 InGaAsPコア 31 InPクラッド 32 InP基板 33 グレーティングスイッチ部 34 入出力光導波路 35 方向性結合器型カプラ 36 グレーティングカプラ 37 信号光導波路 38 制御光導波路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御光によって信号光の透過および反射
    をオン・オフ制御する光制御型グレーテイング光スイッ
    チにおいて、 前記信号光の透過および反射を切り替えるオン・オフ制
    御をするスイッチ領域と、 前記スイッチ領域に前記信号光を入力することおよび前
    記信号光を前記スイッチ領域から出力させることを行う
    入出力光導波路領域と、 前記制御光と前記信号光とをコリニアに合波し、前記制
    御光を前記信号光とともに前記スイッチ領域へ誘導する
    合波器領域と、 前記制御光と前記信号光とを分離する分波器領域とが設
    けられたことを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記スイッチ領域は制御光が吸収されない非共鳴な媒質か
    らなるグレーテイングスイッチであることを特徴とする
    光スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光スイッチにおいて、前
    記非共鳴な媒質は、II-VI 族化合物およびIII-V 族化合
    物からなる群から選択される半導体であることを特徴と
    する光スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光スイッチにおいて、前
    記半導体は、GaAs系半導体およびInP系半導体か
    ら選択されることを特徴とする光スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記スイッチ領域は前記制御光が吸収される媒質からなる
    グレーテイングスイッチであることを特徴とする光スイ
    ッチ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光スイッチにおいて、前
    記制御光が吸収される媒質は、III-V 群化合物半導体多
    重量子井戸構造およびII-VI 群化合物半導体多重量子井
    戸構造からなる群から選択されることを特徴とする光ス
    イッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記合波器領域および前記分波器領域の少なくとも一つは
    方向性結合器型カプラであること特徴とする光スイッ
    チ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記合波器領域および前記分波器領域の少なくとも一つは
    グレーテイングカプラであること特徴とする光スイッ
    チ。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記スイッチ領域と、前記入出力光導波路領域と、前記合
    波器領域と、前記分波器領域とがそれぞれ同一基板上に
    リッジ型導波路構造として設けられたことを特徴とする
    光スイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の光スイッチにおいて、
    前記スイッチ領域と、前記入出力光導波路領域と、前記
    合波器領域と、前記分波器領域とがそれぞれ同一基板上
    に埋め込み型導波路構造として設けられたことを特徴と
    する光スイッチ。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の光スイッチにおいて、
    さらに、 第二の制御光によって前記信号光の透過および反射をオ
    ン・オフ制御する第二の光スイッチ領域と、 前記第二スイッチ領域と前記分波器領域とに結合した第
    二の入出力光導波路領域と、 前記第二制御光と前記信号光とをコリニアに合波し、前
    記第二制御光を前記信号光とともに前記第二スイッチ領
    域へ誘導する第二の合波器領域と、 前記第二制御光と前記信号光とを分離する第二の分波器
    領域とが設けられたことを特徴とする光スイッチ。
  12. 【請求項12】 制御光によって信号光の透過および反
    射をオン・オフ制御する光スイッチにおいて、 半導体基板と、 前記基板上に形成され、かつ前記信号光を誘導するため
    の第一光導波路と、 前記第一光導波路内に形成され、かつ多重量子井戸構造
    からなる単一共鳴媒質からなり、前記信号光の透過及び
    反射を切り替えることによって前記オン・オフ制御を行
    うグレーテイングと、 前記基板上に形成されかつ制御光を誘導し、前記信号光
    に前記制御光をコリニアに合波させて前記信号光ととも
    に前記制御光を前記グレーテイングへ誘導するための方
    向性結合器として形成されるように前記第一光導波路と
    一部分が近接した第二光光導波路と、 前記制御光と前記信号光とを分離し、かつ前記第一光導
    波路に結合したグレーテイングカプラとからなるもの
    で、 さらに、前記グレーテイングは前記制御光が結合しない
    場合に前記信号光を透過し、一方前記制御光が結合しな
    い場合は前記信号光を反射することによって、前記グレ
    ーティングはスイッチとして作動することを特徴とする
    光スイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5963688A (en) * 1997-03-14 1999-10-05 Cselt-Centro Studi Laboratori Telecomunicazioni S.P.A. Non-linear optical coupler
JP2004045709A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Nec Corp 結合光導波路

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