JPH0694590A - 土の標準貫入試験装置 - Google Patents
土の標準貫入試験装置Info
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- JPH0694590A JPH0694590A JP26821092A JP26821092A JPH0694590A JP H0694590 A JPH0694590 A JP H0694590A JP 26821092 A JP26821092 A JP 26821092A JP 26821092 A JP26821092 A JP 26821092A JP H0694590 A JPH0694590 A JP H0694590A
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- knocking head
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 土の標準貫入試験を能率よく高精度に行うこ
とのできる試験装置を提供する。 【構成】 土の標準貫入試験用のサンプラ−に連結され
たパイプに取り付けられハンマ−によって打撃されるノ
ッキングヘッドの側部に、側方に突出する支持ア−ムを
設け、ハンマ−をつかむ開閉自在なつかみ具とその開閉
手段を備えた昇降パイプを前記ノッキングヘッドの上部
に取り付けたガイドパイプに摺動自在に嵌合するととも
に、下部が前記ノッキングヘッドの支持ア−ム上に載置
されたシリンダユニットの上部を前記昇降パイプに固定
した。前記シリンダユニットには、つかみ具でハンマ−
をつかんだ昇降パイプを所定の距離だけ持ち上げるシリ
ンダと、該シリンダの伸縮を案内するガイド装置が設け
られている。
とのできる試験装置を提供する。 【構成】 土の標準貫入試験用のサンプラ−に連結され
たパイプに取り付けられハンマ−によって打撃されるノ
ッキングヘッドの側部に、側方に突出する支持ア−ムを
設け、ハンマ−をつかむ開閉自在なつかみ具とその開閉
手段を備えた昇降パイプを前記ノッキングヘッドの上部
に取り付けたガイドパイプに摺動自在に嵌合するととも
に、下部が前記ノッキングヘッドの支持ア−ム上に載置
されたシリンダユニットの上部を前記昇降パイプに固定
した。前記シリンダユニットには、つかみ具でハンマ−
をつかんだ昇降パイプを所定の距離だけ持ち上げるシリ
ンダと、該シリンダの伸縮を案内するガイド装置が設け
られている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＪＩＳ Ａ１２１９号
に規定された土の標準貫入試験を行うために使用する試
験装置に関するものである。
に規定された土の標準貫入試験を行うために使用する試
験装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】原位置における土の硬軟、締まりぐあい
の相対値を知るための試験方法として、ＪＩＳ Ａ１２
１９号に規定された土の標準貫入試験方法がある。この
方法は、重量６３．５ｋｇｆのハンマ−を７５ｃｍ自由
落下させ、標準貫入試験用サンプラ−を３０ｃｍ打ち込
むに要する打撃数Ｎ値を求める方法である。この試験に
おけるハンマ−の自由落下方法として従来採用された方
法は、とんびの形をした器具にハンマ−の鎖をかけ、ボ
−リング機械の巻上ワイヤ−で吊り上げて所定の高さに
達した時とんび器具につけた別のワイヤ−を引いてハン
マ−を落下させる方法である。この場合、ハンマ−を落
下させる位置は、ガイドロッド等につけた目印で決定す
る。この方法は、落下動作の精度は良いとされている
が、非能率的であるため採用されることは少ない。
の相対値を知るための試験方法として、ＪＩＳ Ａ１２
１９号に規定された土の標準貫入試験方法がある。この
方法は、重量６３．５ｋｇｆのハンマ−を７５ｃｍ自由
落下させ、標準貫入試験用サンプラ−を３０ｃｍ打ち込
むに要する打撃数Ｎ値を求める方法である。この試験に
おけるハンマ−の自由落下方法として従来採用された方
法は、とんびの形をした器具にハンマ−の鎖をかけ、ボ
−リング機械の巻上ワイヤ−で吊り上げて所定の高さに
達した時とんび器具につけた別のワイヤ−を引いてハン
マ−を落下させる方法である。この場合、ハンマ−を落
下させる位置は、ガイドロッド等につけた目印で決定す
る。この方法は、落下動作の精度は良いとされている
が、非能率的であるため採用されることは少ない。
【０００３】上記とんび器具を用いる方法の他に、ボ−
リング機械のコ−ンプ−リを利用する方法もある。この
方法は、コ−ンプ−リの回転と摩擦を利用して、ロ−プ
で所定の位置までハンマ−を巻き上げ、その位置でロ−
プを前方に弧を描くように放出してハンマ−を落下させ
る方法である。この方法は、ロ−プの摩擦で所定の高さ
を確保するのが難しく、作業者の技能と経験等によるバ
ラツキが大きいため、信頼性が低いと言われているが、
操作が簡単で能率が良いため最も多く利用されている。
リング機械のコ−ンプ−リを利用する方法もある。この
方法は、コ−ンプ−リの回転と摩擦を利用して、ロ−プ
で所定の位置までハンマ−を巻き上げ、その位置でロ−
プを前方に弧を描くように放出してハンマ−を落下させ
る方法である。この方法は、ロ−プの摩擦で所定の高さ
を確保するのが難しく、作業者の技能と経験等によるバ
ラツキが大きいため、信頼性が低いと言われているが、
操作が簡単で能率が良いため最も多く利用されている。
【０００４】さらに異なる方法としては、手動で巻上ド
ラムを操作し、ワイヤ−の上端に取り付けた着脱器具
（押しバネ式三ツ爪）をハンマ−に嵌着し、所定の位置
に巻き上げた時着脱器具の爪を開いてハンマ−を落下さ
せる方法がある。この方法は、比較的精度が良いので次
第に普及し始めているが、ボ−リングした孔にガイドロ
ッドを垂直に立てた場合、ボ−リング機械のギヤに接触
するという問題があるほか、予備打ち等によって着脱器
具の調子が悪くなる等の問題があり、落下のバラツキも
生じやすい。これらの他にも、例えばワイヤ−ウインチ
と電磁クラッチを利用する方法（特開平３−１７９２３
５号）や、ジェネバ駆動車と電磁石を用いる方法（特開
平１−１４７３６４号）等種々の方法が試みられている
が、作業能率が良く、高精度が得られるものはなかっ
た。
ラムを操作し、ワイヤ−の上端に取り付けた着脱器具
（押しバネ式三ツ爪）をハンマ−に嵌着し、所定の位置
に巻き上げた時着脱器具の爪を開いてハンマ−を落下さ
せる方法がある。この方法は、比較的精度が良いので次
第に普及し始めているが、ボ−リングした孔にガイドロ
ッドを垂直に立てた場合、ボ−リング機械のギヤに接触
するという問題があるほか、予備打ち等によって着脱器
具の調子が悪くなる等の問題があり、落下のバラツキも
生じやすい。これらの他にも、例えばワイヤ−ウインチ
と電磁クラッチを利用する方法（特開平３−１７９２３
５号）や、ジェネバ駆動車と電磁石を用いる方法（特開
平１−１４７３６４号）等種々の方法が試みられている
が、作業能率が良く、高精度が得られるものはなかっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
土の標準貫入試験を高精度で能率よく行うことができる
試験装置を提供することを課題としている。
土の標準貫入試験を高精度で能率よく行うことができる
試験装置を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、第
１の発明にかかる土の標準貫入試験装置は、上端部にハ
ンマ−による打撃面が形成されるとともに、側方に突出
する支持ア−ムが設けられ、サンプラ−に連結されたパ
イプに取り付けられるノッキングヘッドと、ハンマ−を
つかむ開閉自在なつかみ具とその開閉手段が設けられ前
記ノッキングヘッドの上方のパイプに昇降自在に取り付
けられた昇降パイプと、上部が前記昇降パイプに取り付
けられ下部が前記ノッキングヘッドの支持ア−ム上に載
置されたシリンダユニットとを備え、前記シリンダユニ
ットには、つかみ具でハンマ−をつかんだ昇降パイプを
所定の距離だけ持ち上げるシリンダと、該シリンダの伸
縮を案内するガイド装置が設けられていることを特徴と
している。
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、第
１の発明にかかる土の標準貫入試験装置は、上端部にハ
ンマ−による打撃面が形成されるとともに、側方に突出
する支持ア−ムが設けられ、サンプラ−に連結されたパ
イプに取り付けられるノッキングヘッドと、ハンマ−を
つかむ開閉自在なつかみ具とその開閉手段が設けられ前
記ノッキングヘッドの上方のパイプに昇降自在に取り付
けられた昇降パイプと、上部が前記昇降パイプに取り付
けられ下部が前記ノッキングヘッドの支持ア−ム上に載
置されたシリンダユニットとを備え、前記シリンダユニ
ットには、つかみ具でハンマ−をつかんだ昇降パイプを
所定の距離だけ持ち上げるシリンダと、該シリンダの伸
縮を案内するガイド装置が設けられていることを特徴と
している。
【０００７】また、第２の発明にかかる土の標準貫入試
験装置は、サンプラ−に連結されたパイプに取り付けら
れるノッキングヘッドと、該ノッキングヘッドから側方
に突出する支持ア−ム上に載置されるシリンダの伸縮に
よって前記パイプに沿って昇降する昇降パイプとを備
え、該昇降パイプに取り付けられたつかみ具によってハ
ンマ−を所定距離だけ持ち上げて落下させ前記ノッキン
グヘッドを打撃するようにした試験機本体と、該試験機
本体の前記ノッキングヘッドに接続されたワイヤを介し
て該ノッキングヘッドの移動量を検出する検出器と、該
検出器の信号を読み取り試験機本体の打撃回数と貫入量
を計算して表示する計測制御装置とを具備することを特
徴としている。
験装置は、サンプラ−に連結されたパイプに取り付けら
れるノッキングヘッドと、該ノッキングヘッドから側方
に突出する支持ア−ム上に載置されるシリンダの伸縮に
よって前記パイプに沿って昇降する昇降パイプとを備
え、該昇降パイプに取り付けられたつかみ具によってハ
ンマ−を所定距離だけ持ち上げて落下させ前記ノッキン
グヘッドを打撃するようにした試験機本体と、該試験機
本体の前記ノッキングヘッドに接続されたワイヤを介し
て該ノッキングヘッドの移動量を検出する検出器と、該
検出器の信号を読み取り試験機本体の打撃回数と貫入量
を計算して表示する計測制御装置とを具備することを特
徴としている。
【０００８】
【作用】つかみ具でハンマ−をつかんでシリンダを伸長
させ、昇降パイプを上昇させてハンマ−を所定の試験距
離だけ持ち上げる。然る後、つかみ具を開いてハンマ−
をパイプに沿って自由落下させ、ノッキングヘッドの上
端面を打撃する。この打撃により、サンプラ−が地中に
打ち込まれるので、ノッキングヘッドはパイプと共にそ
の分だけ急激に下降するが、支持ア−ム上に載置されて
いたシリンダ等の部品は慣性により一瞬宙に浮いた状態
となり、ノッキングヘッド上にその荷重が加わらないの
で、ハンマ−の重量のみの適正な荷重がサンプラ−に加
えられることになり、高精度の試験を行うことができる
のである。打撃後はシリンダ等が遅れて下降し、再度支
持ア−ム上に載置されるので、そのまま試験を続行する
ことができる。
させ、昇降パイプを上昇させてハンマ−を所定の試験距
離だけ持ち上げる。然る後、つかみ具を開いてハンマ−
をパイプに沿って自由落下させ、ノッキングヘッドの上
端面を打撃する。この打撃により、サンプラ−が地中に
打ち込まれるので、ノッキングヘッドはパイプと共にそ
の分だけ急激に下降するが、支持ア−ム上に載置されて
いたシリンダ等の部品は慣性により一瞬宙に浮いた状態
となり、ノッキングヘッド上にその荷重が加わらないの
で、ハンマ−の重量のみの適正な荷重がサンプラ−に加
えられることになり、高精度の試験を行うことができる
のである。打撃後はシリンダ等が遅れて下降し、再度支
持ア−ム上に載置されるので、そのまま試験を続行する
ことができる。
【０００９】また、第２の発明によれば、上記ノッキン
グヘッドの移動量が検出器によって自動的に検出され、
この検出結果と試験機本体の打撃回数とから、必要なデ
ータが自動的に計算される。
グヘッドの移動量が検出器によって自動的に検出され、
この検出結果と試験機本体の打撃回数とから、必要なデ
ータが自動的に計算される。
【００１０】
【実施例】以下、図面に表された実施例について説明す
る。図は、本発明の一実施例を表すもので、この標準貫
入試験装置１は、試験機本体１ａと後述の計測制御装置
を備えている。試験機本体のベ−スとなるノッキングヘ
ッド２には、側方に突出する水平な支持ア−ム３が設け
られている。ノッキングヘッド２は、図３に示すように
上下２段の円柱状に形成され、その上下両端部にねじ棒
４、５が突設されており、サンプラ−に連結された下側
のパイプ７に下側のねじ棒５を螺着することにより該パ
イプに取り付けられる。また、上側のねじ棒４には、前
記下側のパイプと等径のガイドパイプ９が螺着される。
る。図は、本発明の一実施例を表すもので、この標準貫
入試験装置１は、試験機本体１ａと後述の計測制御装置
を備えている。試験機本体のベ−スとなるノッキングヘ
ッド２には、側方に突出する水平な支持ア−ム３が設け
られている。ノッキングヘッド２は、図３に示すように
上下２段の円柱状に形成され、その上下両端部にねじ棒
４、５が突設されており、サンプラ−に連結された下側
のパイプ７に下側のねじ棒５を螺着することにより該パ
イプに取り付けられる。また、上側のねじ棒４には、前
記下側のパイプと等径のガイドパイプ９が螺着される。
【００１１】前記支持ア−ム３には、シリンダユニット
１０のブラケット１１の下部に設けられている二股のコ
字形脚部材１３が跨がるように載置されている。支持ア
−ム３の先端部と脚部材１３の下端部には抜け止め用の
ピン１５、１６が取り付けられている。また、支持ア−
ム３の基部には移動量検出用のワイヤをつなぐＵ形の繋
着具１４が固着されている。
１０のブラケット１１の下部に設けられている二股のコ
字形脚部材１３が跨がるように載置されている。支持ア
−ム３の先端部と脚部材１３の下端部には抜け止め用の
ピン１５、１６が取り付けられている。また、支持ア−
ム３の基部には移動量検出用のワイヤをつなぐＵ形の繋
着具１４が固着されている。
【００１２】前記ブラケット１１上には、ハンマ−持ち
上げ用の油圧シリンダ１７とガイド装置１９が立設され
ている。油圧シリンダ１７のピストンロッド１７ａ先端
部は、上部−ブラケット２０に枢着されている。ガイド
装置１９は、角形の案内筒１９ａと該案内筒に摺動自在
に嵌合するロッド１９ｂとで構成され、該ロッドの上端
部は、前記上部ブラケット２０に取り付けられるととも
に、前記油圧シリンダ１７のシリンダチュ−ブ１７ｂの
上端部が、金具２１によってこの案内筒１９ａに固定さ
れている。
上げ用の油圧シリンダ１７とガイド装置１９が立設され
ている。油圧シリンダ１７のピストンロッド１７ａ先端
部は、上部−ブラケット２０に枢着されている。ガイド
装置１９は、角形の案内筒１９ａと該案内筒に摺動自在
に嵌合するロッド１９ｂとで構成され、該ロッドの上端
部は、前記上部ブラケット２０に取り付けられるととも
に、前記油圧シリンダ１７のシリンダチュ−ブ１７ｂの
上端部が、金具２１によってこの案内筒１９ａに固定さ
れている。
【００１３】前記上部ブラケット２０は、前記ガイドパ
イプ９に摺動自在に外嵌する昇降パイプ２５に一体の取
り付け部材２６にピン２７，２７で固着されている。昇
降パイプ２５の下端部には、ハンマ−保持用のつかみ具
３０と、該つかみ具を開閉する油圧シリンダ３１が設け
られている。つかみ具３０は、基板３２に左右一対のフ
ック３４（Ａ，Ｂ）がピンで枢着されており、図４にお
ける左側のフック３４（Ａ）の支点Ｐよりも下の部分と
右側のフック３４（Ｂ）の支点（Ｐ）よりも上の部分が
連結板３５によってピンで互いに連結されている。ま
た、右側のフック３４（Ｂ）の支点Ｐ付近には側方へ突
出する突出ア−ム３７が一体に設けられており、その先
端部に前記開閉用シリンダ３１のピストンロッド３１ａ
が枢着されている。開閉用シリンダ３１を伸ばせば、両
側のフック３４（Ａ，Ｂ）の下端部が互いに接近する方
向に回動してつかみ具３０が閉じられ、該シリンダを収
縮させれば、両側のフック３４（Ａ，Ｂ）の下端部が互
いに離れる方向に回動してつかみ具３０が開かれる。
イプ９に摺動自在に外嵌する昇降パイプ２５に一体の取
り付け部材２６にピン２７，２７で固着されている。昇
降パイプ２５の下端部には、ハンマ−保持用のつかみ具
３０と、該つかみ具を開閉する油圧シリンダ３１が設け
られている。つかみ具３０は、基板３２に左右一対のフ
ック３４（Ａ，Ｂ）がピンで枢着されており、図４にお
ける左側のフック３４（Ａ）の支点Ｐよりも下の部分と
右側のフック３４（Ｂ）の支点（Ｐ）よりも上の部分が
連結板３５によってピンで互いに連結されている。ま
た、右側のフック３４（Ｂ）の支点Ｐ付近には側方へ突
出する突出ア−ム３７が一体に設けられており、その先
端部に前記開閉用シリンダ３１のピストンロッド３１ａ
が枢着されている。開閉用シリンダ３１を伸ばせば、両
側のフック３４（Ａ，Ｂ）の下端部が互いに接近する方
向に回動してつかみ具３０が閉じられ、該シリンダを収
縮させれば、両側のフック３４（Ａ，Ｂ）の下端部が互
いに離れる方向に回動してつかみ具３０が開かれる。
【００１４】ノッキングヘッド２よりも上側のガイドロ
ッド９には、芯部に上下方向の通孔４１が穿設された所
定重量の円柱状ハンマ−４０が摺動自在に嵌合してい
る。ハンマ−４０の上部には係止フランジ部４２が設け
られ、その下側にくびれたネック部４３が設けられてい
る。前記つかみ具３０のフックは、前記フランジ部４２
の下側に係合しハンマ−を保持するようになっている。
ッド９には、芯部に上下方向の通孔４１が穿設された所
定重量の円柱状ハンマ−４０が摺動自在に嵌合してい
る。ハンマ−４０の上部には係止フランジ部４２が設け
られ、その下側にくびれたネック部４３が設けられてい
る。前記つかみ具３０のフックは、前記フランジ部４２
の下側に係合しハンマ−を保持するようになっている。
【００１５】前記支持ア−ム３に設けられている繋着具
１４には、移動量検出器５０の検出用ワイヤ５１が繋着
されている。移動量検出器５０は、ワイヤに常に巻き取
り方向の力を付与する巻き取り用のボビン５２と該ボビ
ンの回転に同期して回転するロ−タリ−エンコ−ダ５３
を備え、ノッキングヘッド２の移動量をワイヤの巻き取
り量に換算して電気的に検出するようになっている。こ
の検出信号は、計測制御装置であるコンピュ−タ５５に
入力され、Ｎ値等の必要なデ−タが演算され表示部５６
に表示されとともに、プリンタ５７でプリントアウトさ
れる。
１４には、移動量検出器５０の検出用ワイヤ５１が繋着
されている。移動量検出器５０は、ワイヤに常に巻き取
り方向の力を付与する巻き取り用のボビン５２と該ボビ
ンの回転に同期して回転するロ−タリ−エンコ−ダ５３
を備え、ノッキングヘッド２の移動量をワイヤの巻き取
り量に換算して電気的に検出するようになっている。こ
の検出信号は、計測制御装置であるコンピュ−タ５５に
入力され、Ｎ値等の必要なデ−タが演算され表示部５６
に表示されとともに、プリンタ５７でプリントアウトさ
れる。
【００１６】この標準貫入試験装置１の使用に際して
は、図５に示す如く、ボ−リングマシン６０で試験用の
ボ−リング孔を所要の深さまで掘削し、ロッド７に接続
したサンプラ−７０を孔底に降ろす。ロッド７の上端部
にはノッキングヘッド２が取り付けられている。試験機
本体１ａの油圧シリンダ１７、３１は、ボ−リングマシ
ン６０の油圧ユニット６１にバルブユニット６２を介し
て油圧ホ−ス６３で接続される。バルブユニット６２は
複数の電磁弁を備え、該電磁弁は制御装置５５に電気的
に接続されている。図中、６４はボ−リングマシンのエ
ンジンである。
は、図５に示す如く、ボ−リングマシン６０で試験用の
ボ−リング孔を所要の深さまで掘削し、ロッド７に接続
したサンプラ−７０を孔底に降ろす。ロッド７の上端部
にはノッキングヘッド２が取り付けられている。試験機
本体１ａの油圧シリンダ１７、３１は、ボ−リングマシ
ン６０の油圧ユニット６１にバルブユニット６２を介し
て油圧ホ−ス６３で接続される。バルブユニット６２は
複数の電磁弁を備え、該電磁弁は制御装置５５に電気的
に接続されている。図中、６４はボ−リングマシンのエ
ンジンである。
【００１７】この状態で、開閉シリンダ３１を伸長させ
てつかみ具３０でハンマ−を保持し、持ち上げ用のシリ
ンダ１７を伸長させて該ハンマ−を所定の距離だけ持ち
上げる。この時、上部ブラケット２０、昇降パイプ２
５、開閉シリンダ３１、つかみ具３０等が一体となって
移動する。所定の距離だけ上昇したら、開閉シリンダ３
１を収縮させてつかみ具を開き、ハンマ−４０をガイド
パイプ９に沿って自由落下させる。このハンマ−がノッ
キングヘッド２を打撃し、パイプ７を介してサンプラ−
７０を打ち込むのである。図中７１は孔壁保護用のケ−
シングパイプ、７２はパイプを孔の中心に保持するセン
タ−ガイドである。
てつかみ具３０でハンマ−を保持し、持ち上げ用のシリ
ンダ１７を伸長させて該ハンマ−を所定の距離だけ持ち
上げる。この時、上部ブラケット２０、昇降パイプ２
５、開閉シリンダ３１、つかみ具３０等が一体となって
移動する。所定の距離だけ上昇したら、開閉シリンダ３
１を収縮させてつかみ具を開き、ハンマ−４０をガイド
パイプ９に沿って自由落下させる。このハンマ−がノッ
キングヘッド２を打撃し、パイプ７を介してサンプラ−
７０を打ち込むのである。図中７１は孔壁保護用のケ−
シングパイプ、７２はパイプを孔の中心に保持するセン
タ−ガイドである。
【００１８】ハンマ−４０がノッキングヘッド２を打撃
すると、サンプラ−が打ち込まれるため、該ノッキング
ヘッドが急激に下降するが、その上に自由載置されてい
るシリンダユニット１０は慣性により宙に浮いた状態と
なり、若干遅れて下降して再度支持ア−ム上に載置され
る。１回の打撃が終了すると、ノッキングヘッド２の移
動量が記録され、引き続き同様な試験が行われる。
すると、サンプラ−が打ち込まれるため、該ノッキング
ヘッドが急激に下降するが、その上に自由載置されてい
るシリンダユニット１０は慣性により宙に浮いた状態と
なり、若干遅れて下降して再度支持ア−ム上に載置され
る。１回の打撃が終了すると、ノッキングヘッド２の移
動量が記録され、引き続き同様な試験が行われる。
【００１９】この試験装置は、ノッキングヘッド２を取
り付けたパイプ７１本で支持されるので、構造的にコン
パクトである。ハンマ−による打撃時に該ハンマ−を持
ち上げるための装置すなわちシリンダユニット１０やつ
かみ具等の荷重がハンマ−に加わらないので、正確な試
験を行うことができる。シリンダ１７にはガイド装置１
９が付設されているので、ハンマ−持ち上げ時における
ねじれ等が防止される。また、運搬や保管のためには、
ピン２７とピン１５を外すことにより、シリンダユニッ
ト１０を分離することができるので取扱上便利である。
なお、上記実施例では、試験機本体の動作の制御も計測
制御装置であるコンピュ−タ５５で行うことができるよ
うになっており、自動的に試験を行うことができるが、
バルブユニット６２の電磁バルブを手動操作バルブに代
えて、手動でシリンダ１７、３１の操作を行うようにす
ることもできる。さらに、つかみ具３０としては、図示
例のものに限らず、例えば電磁石を利用するもの等、他
の適当なつかみ具を用いることができる。
り付けたパイプ７１本で支持されるので、構造的にコン
パクトである。ハンマ−による打撃時に該ハンマ−を持
ち上げるための装置すなわちシリンダユニット１０やつ
かみ具等の荷重がハンマ−に加わらないので、正確な試
験を行うことができる。シリンダ１７にはガイド装置１
９が付設されているので、ハンマ−持ち上げ時における
ねじれ等が防止される。また、運搬や保管のためには、
ピン２７とピン１５を外すことにより、シリンダユニッ
ト１０を分離することができるので取扱上便利である。
なお、上記実施例では、試験機本体の動作の制御も計測
制御装置であるコンピュ−タ５５で行うことができるよ
うになっており、自動的に試験を行うことができるが、
バルブユニット６２の電磁バルブを手動操作バルブに代
えて、手動でシリンダ１７、３１の操作を行うようにす
ることもできる。さらに、つかみ具３０としては、図示
例のものに限らず、例えば電磁石を利用するもの等、他
の適当なつかみ具を用いることができる。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる土の標準貫入試験装置は、サンプラ−に取り付
けたパイプ１本でハンマ−持ち上げ用の装置を支持する
ことができるので、構造的にコンパクトで使用上簡便な
ものである。ハンマ−の落下距離が機械的に定まるとと
もに、ハンマ−持ち上げ用の装置の荷重が打撃時にハン
マ−に加わらないので、高精度の試験を行うことができ
る。特に、図示例のような移動量検出器と制御装置を設
けておけば、試験を自動的かつ能率よく行うことができ
るので、より便利なものとなる。
にかかる土の標準貫入試験装置は、サンプラ−に取り付
けたパイプ１本でハンマ−持ち上げ用の装置を支持する
ことができるので、構造的にコンパクトで使用上簡便な
ものである。ハンマ−の落下距離が機械的に定まるとと
もに、ハンマ−持ち上げ用の装置の荷重が打撃時にハン
マ−に加わらないので、高精度の試験を行うことができ
る。特に、図示例のような移動量検出器と制御装置を設
けておけば、試験を自動的かつ能率よく行うことができ
るので、より便利なものとなる。
【図１】本発明の一実施例を表す側面図である。
【図２】その要部の拡大正面図である。
【図３】ノッキングヘッドの説明図である。
【図４】つかみ具の説明図である。
【図５】使用法の説明図である。
１ 標準貫入試験装置 ２ ノッキングヘッド ３ 支持ア−ム １０ シリンダユニット １７ 油圧シリンダ ２５ 昇降パイプ ３０ つかみ具 ４０ ハンマ− ５０ 移動量検出器 ５５ 計測制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 上端部にハンマ−による打撃面が形成さ
れるとともに、側方に突出する支持ア−ムが設けられ、
サンプラ−に連結されたパイプに取り付けられるノッキ
ングヘッドと、ハンマ−をつかむ開閉自在なつかみ具と
その開閉手段が設けられ前記ノッキングヘッドの上方の
パイプに昇降自在に取り付けられた昇降パイプと、上部
が前記昇降パイプに取り付けられ下部が前記ノッキング
ヘッドの支持ア−ム上に載置されたシリンダユニットと
を備え、前記シリンダユニットには、つかみ具でハンマ
−をつかんだ昇降パイプを所定の距離だけ持ち上げるシ
リンダと、該シリンダの伸縮を案内するガイド装置が設
けられていることを特徴とする土の標準貫入試験装置。 - 【請求項２】 サンプラ−に連結されたパイプに取り付
けられるノッキングヘッドと、該ノッキングヘッドから
側方に突出する支持ア−ム上に載置されるシリンダの伸
縮によって前記ノッキングヘッドの上方に設けられたパ
イプに沿って昇降する昇降パイプとを備え、該昇降パイ
プに取り付けられたつかみ具によってハンマ−を所定距
離だけ持ち上げて落下させ前記ノッキングヘッドを打撃
するようにした試験機本体と、該試験機本体の前記ノッ
キングヘッドに接続されたワイヤを介して該ノッキング
ヘッドの移動量を検出する検出器と、該検出器の信号を
読み取り試験機本体の打撃回数および貫入量を計算して
表示する計測制御装置とを具備することを特徴とする土
の標準貫入試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26821092A JPH0694590A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 土の標準貫入試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26821092A JPH0694590A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 土の標準貫入試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0694590A true JPH0694590A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17455451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26821092A Pending JPH0694590A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 土の標準貫入試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694590A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100423119B1 (ko) * | 2001-08-02 | 2004-03-16 | 에스케이건설 주식회사 | 표준 관입 시험 자동 수행 장치 |
| KR100755351B1 (ko) * | 2006-07-18 | 2007-09-04 | 이한용 | 구동모터의 전류 측정값을 이용한 표준관입시험 타격수ｎ값 도출방법 및 ｎ값 산출장치 |
| KR100842186B1 (ko) * | 2007-04-24 | 2008-07-01 | 주식회사 델타이엔씨 | 표준 관입 시험용 자동 측정장치 |
| CN102261060A (zh) * | 2010-05-25 | 2011-11-30 | 上海市城市建设设计研究院 | 在土层浅部设置深孔静力触探试验静探护管的方法及设备 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP26821092A patent/JPH0694590A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100423119B1 (ko) * | 2001-08-02 | 2004-03-16 | 에스케이건설 주식회사 | 표준 관입 시험 자동 수행 장치 |
| KR100755351B1 (ko) * | 2006-07-18 | 2007-09-04 | 이한용 | 구동모터의 전류 측정값을 이용한 표준관입시험 타격수ｎ값 도출방법 및 ｎ값 산출장치 |
| KR100842186B1 (ko) * | 2007-04-24 | 2008-07-01 | 주식회사 델타이엔씨 | 표준 관입 시험용 자동 측정장치 |
| CN102261060A (zh) * | 2010-05-25 | 2011-11-30 | 上海市城市建设设计研究院 | 在土层浅部设置深孔静力触探试验静探护管的方法及设备 |
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