JPH069420U - コード型草刈装置のコード保持機構 - Google Patents

コード型草刈装置のコード保持機構

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JPH069420U
JPH069420U JP6134492U JP6134492U JPH069420U JP H069420 U JPH069420 U JP H069420U JP 6134492 U JP6134492 U JP 6134492U JP 6134492 U JP6134492 U JP 6134492U JP H069420 U JPH069420 U JP H069420U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなるコード繰り出し機構を持つコード型
草刈装置(例えばバンプアンドゴー機構を持つコード型
草刈装置)においても、該コード繰り出し機構の障害に
ならず、簡単にコード収納部材にコードを巻回収納でき
ると共に確実なコード保持力を有するコード保持機構。 【構成】 コード収納部材(B)のフランジ(15)に
該コード収納部材(B)の筒状胴部(14)より延びて
該フランジ(15)の外周部(17)を切り欠くスリッ
ト(16)を1又は複数設けると共に、該コード収納部
材(B)の筒状胴部(14)にはフランジ(15)の平
面に対し垂直方向にコード差し込み孔(18)を1又は
複数設ける。コード(5)の端部(5a)を該コード差
し込み孔(18)に挿入し、該コード(5)をフランジ
(15)のスリット(16)を潜らせて該コード(5)
を保持させることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、刈刃として使用するナイロンコード等の可撓性紐体を巻回収納した コード型草刈装置の、コード保持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来コード型草刈装置のコード収納部材(B)のコード保持機構は、図7乃至 図10に示すようなものがあった。図7においてはコード収納部材(B)の筒状 胴部(14)を横切るように貫通孔(22)を設け、該貫通孔(22)にコード (5)の端部(5a)を差し込みコード収納部材(B)に巻回収納するものであ り、又図8はコード(5)の端部(5a)に結び目(5b)を作り、コード(5 )の本体ケース外部への抜け出しを防止するものである。図9のものは実公平2 −5715号公報記載のものであり、コード(5)の中央部(5c)をコード収 納部材(B)の筒状胴部外面(26)に設けたフック(23)に引掛けて、コー ド(5)を保持し該コード収納部材(B)に巻回収納するものであり、又図10 は実公平1−35629号公報記載のものであり、コード収納部材(B)の筒状 胴部外面(26)に設けたコード保持部(24)の貫通孔(25)にコード(5 )の端部(5a)をコード中央部(5c)が該コード保持部(24)に至る迄通 し、該コード中央部(5c)でコード(5)を折り曲げ該コード(5)をコード 収納部材(B)に巻回収納するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、以下のような問題が発生した。 (1)現在コード型草刈装置(4)においては、特開平3−160917号公報 や特開平3−195410号公報に記載されているような、本体ケース( A)のコード出口(8)より外出しているコード(5)が草刈作業により 摩耗し短くなると、該装置(4)を地面等に打ち当てることにより所定量 だけコード収納部材(B)からコード(5)が追加され本体ケース(A) のコード出口(8)より該追加されたコード(5)が外出する機構(以降 バンプアンドゴー機構と記す)を有するコード型草刈装置が普及している 。しかしバンプアンドゴー機構のコード型草刈装置においては図1(b) に示すように、コード収納部材(B)の筒状胴部内面(27)に係止爪( 13)を設け、筒状胴部内部空間(9)には切換部材(11)や弾性体( 10)が挿入され、該切換部材(11)は軸線方向に移動すると共に、コ ード収納部材(B)も本体ケース(A)と相対回転する。したがって図7 や図8に示すコード保持機構は、コード収納部材(B)の筒状胴部内部空 間(9)にコード(5)の端部(5a)が突出するため、パンプアンドゴ ー機構の妨げとなる問題があった。 (2)上記の問題に対し図9や図10に記すコード保持機構が考案されたが、現 在市場のニーズとして、コード消耗によるコード収納部材(B)への新し いコード巻回収納作業回数を減らすため、該コード収納部材(B)のコー ド収納量を増す(直径2.5mmのコードを10m強収納する)ことを要 望されている。 しかし図9や図10に記すコード保持機構は、長いコードを1本で巻回収 納するためコードが絡み易く、又コード中央部(5b)を探すのはとても 煩雑かつ面倒である。さらに図10においては長いコードの一端をコード 収納部材(B)の筒状胴部外面(26)に設けたコード保持部(24)の 貫通孔(25)にコード中央部(5b)が該コード保持部(24)に至る 迄通さなければならない為、コード収納部材(B)へのコード巻回収納作 業は一層の困難を増すという問題があった。 (3)図7、図9に記すコード保持機構においては、コードが終端近くまで摩耗 するとコード保持部(22)、(23)よりコード(5)は外れて、外部 へ飛び出し危険であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記問題点を解決するため、コード収納部材(B)のフランジ(15 )に該コード収納部材(B)の筒状胴部(14)より延びて該フランジ(15) の外周部(17)を切欠くスリツト(16)を1又は複数設けると共に、該コー ド収納部材(B)の筒状胴部(14)にはフランジ(15)の平面に対し垂直方 向にコード差し込み孔(18)を1又は複数設けるようにしたものである。
【0005】
【作用】
本考案によればコード収納部材(B)のコード保持機構を上記の構成にしたの で、コード(5)の端部(5a)はコード収納部材(B)の筒状胴部(14)の 内部空間(9)には突出せず、バンプアンドゴー機構のコード型草刈装置におい ても何ら障害は発生しない。又コード(5)の端部(5a)を保持するため、長 いコード(5)であっても該コード(5)の端部(5a)を捜し出すことは容易 で、コードの巻回収納作業が簡単に行なえる。
【0006】
【第1実施例】 以下、本考案の第1実施例に係るコード型草刈装置のコード保持機構を図2乃 至図4を参照して説明する。 コード収納部材(B)は筒状胴部(14)を有し該筒状胴部(14)の両側に フランジ(15)を設け、該フランジ(15)間に筒状胴部(14)の円周方向 に区画板(19)を設けてある。フランジ(15)には該筒状胴部(14)より 延びて該フランジ(15)の外周部(17)を切欠くようにスリット(16)が 設けてあり、該スリット(16)を有する筒状胴部(14a)にはフランジ(1 5)の平面に対し垂直方向へ有底のコード差し込み孔(18)が設けられている コード(5)の端部(5a)を該コード差し込み孔(18)に挿入し該コード (5)をフランジ(15)のスリット(16)を潜らせて該コード(5)を保持 させ、フランジ(15)と区画板(19)からなるコード収納溝(20)にコー ド(5)を巻回収納するものである。 なお、本実施例においては、コード(5)2本が使用できるようにフランジ( 15)のスリット(16)及び、筒状胴部(14a)のコード差し込み孔(18 )が相対位置にも設けて有るが、必ずしもそうでなくても良い。
【0007】
【第2実施例】 次に、本考案の第2実施例を前記第1実施例との相違点を中心に図5及び図6 を参照にして説明する。 コード収納部材(B)のフランジ(15)には筒状胴部(14)より延びて該 フランジ(15)の外周部(17)を切欠くようにスリット(16)が設けてあ り、該スリット(16)と適間ずれた筒状胴部(14b)にはフランジ(15) の平面に対し垂直方向に有底のコード差し込み孔(18)が設けられている。又 、該スリット(16)と該コード差し込み孔(18)は、コード(5)の直径よ りもやや深いコード通路溝(21)によりつながっている。 コード(5)の端部(5a)を該コード差し込み孔(18)に挿入し該コー ド(5)を上記コード通路溝(21)内を通し上記フランジ(15)のスリット (16)を潜らせて該コード(5)を折り曲げて該コード(5)を保持させ、フ ランジ(15)と区画板(19)からなるコード収納溝(20)にコード(5) を巻回収納するものである。 なお、本実施例においても第1実施例同様、コード(5)2本が使用できるよ うにフランジ(15)のスリット(16)及び、筒状胴部(14b)のコード差 し込み孔(18)とコード通路溝(21)が相対位置にも設けて有るが、必ずし もそうでなくても良い。又、コード通路溝(21)は無くても良いが、無いとコ ード収納部材(B)のフランジ(15)の表面にコード(5)が突出するため、 コード通路溝(21)は有るのが好ましい。 第1、第2実施例共、フランジ(15)にスリット(16)を設けたが、スリ ットでは無く外周部まで切り欠かない孔でもよい。
【0008】
【考案の効果】
本考案に係るコード型草刈装置のコード保持機構によれば、以下の利点を有す る。 (1)コード収納部材にコードを収納する際、長いコードの中央部を探さなくて も又、貫通孔にコードの中央部までと通さなくてもよく、コード端部をコ ード差し込み孔に挿入しフランジのスリットを潜らせ巻回収納するので、 コード収納が簡単に行なえる。 (2)コード差し込み孔は、コード収納部材の筒状胴部にフランジ平面に対し垂 直方向に設けられている為、コード差し込み孔を長く出来ると共に、フラ ンジのスリットを潜らせることにより、コード保持能力が向上した。 この為、コードを終端近くまで使用摩耗した場合でも、コードが外部へ飛 び出すのを防止でき安全性が向上する。 (3)コード端部がコード収納部材筒状胴部の内部空間に突出しない為、コード 収納部材筒状胴部の内部空間に係合部材や弾性体及び本体ケースの突出部 等が挿入される機構(例えばバンプアンドゴー機構)を持つコード型草刈 装置においても、何ら問題なく使用できるコード保持機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はコード型草刈機の全体を示す側面図で
あり、(b)はこのコード型草刈機においてバンプアン
ドゴー機構と本考案のコード保持機構を持つコード型草
刈装置を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例に係るコード収納部材の平
面図である。
【図3】図2に示す第1実施例に係るコード収納部材の
A−A断面図である。
【図4】図2に示す第1実施例に係るコード収納部材の
X矢視図である。
【図5】本考案の第2実施例に係るコード収納部材の平
面図である。
【図6】図5に示す第2実施例に係るコード収納部材の
Y矢視図である。
【図7】従来技術のコード保持機構を示すコード収納部
材の断面図である。
【図8】別の従来技術のコード保持機構を示すコード収
納部材の断面図である。
【図9】別の従来技術のコード保持機構を示すコード収
納部材の正面図である。
【図10】別の従来技術のコード保持機構を示すコード
収納部材の正面図である。
【符合の説明】
1 草刈機、4 コード型草刈装置、5 コード、 5
a コード端部、14筒状胴部、15 フランジ、16
スリット、18 コード差し込み孔、21コード通路
溝、27 筒状胴部内面、A 本体ケース、B コード
収納部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機(2)を持つ草刈機(1)の駆動軸
    (3)に嵌合固定され、ナイロンコード等の可撓性紐体
    を巻回収納したコード収納部材(B)を有するコード型
    草刈装置(4)において、該コード収納部材(B)は筒
    状胴部(14)を有し該筒状胴部(14)の両側にはフ
    ランジ(15)を設け、該フランジ(15)には筒状胴
    部(14)より延びてフランジ(15)の外周部(1
    7)を切り欠くスリット(16)を設けると共に、筒状
    胴部(14)にはフランジ(15)の平面に対し垂直方
    向へコード差し込み孔(18)を設けたことを特徴とす
    るコード型草刈装置のコード保持機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110385A1 (ja) * 2008-03-05 2009-09-11 スターテング工業株式会社 刈払い機用ロータリカッタ
WO2018143686A1 (ko) * 2017-02-01 2018-08-09 신연철 예초기용 4줄 나일론 커터 어셈블리

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US10952371B2 (en) 2017-02-01 2021-03-23 TwoY. co. ltd. Four-line nylon cutter assembly for mower

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