JPH0694055B2 - 刃物の製造法 - Google Patents
刃物の製造法Info
- Publication number
- JPH0694055B2 JPH0694055B2 JP12282783A JP12282783A JPH0694055B2 JP H0694055 B2 JPH0694055 B2 JP H0694055B2 JP 12282783 A JP12282783 A JP 12282783A JP 12282783 A JP12282783 A JP 12282783A JP H0694055 B2 JPH0694055 B2 JP H0694055B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- polishing
- rolling
- edge
- shape
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D53/00—Making other particular articles
- B21D53/60—Making other particular articles cutlery wares; garden tools or the like
- B21D53/64—Making other particular articles cutlery wares; garden tools or the like knives; scissors; cutting blades
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はミキサーのカッターなどの刃物の製造法に関す
るものである。
るものである。
従来例の構成とその問題点 従来から行われているミキサーのカッター等の製造は、
第1図に示すように、コイル状に巻いた細長い刃物材料
1の両側縁を、圧延機4の圧延ローラ3により圧延し、
第2図の刃部9が形成され、レベラー5により歪を取
り、プレス8の金型7へ送られ、刃先(第2図に示すA
部)のみたたき、より一層刃先9を鋭くし、目的とする
刃物形状に切断していた。しかしこの加工では、高級刃
物としての切れ味は不十分であった。すなわち刃先の鋭
利さに欠点があった。なお図中の6はパイロットスタン
ドである。
第1図に示すように、コイル状に巻いた細長い刃物材料
1の両側縁を、圧延機4の圧延ローラ3により圧延し、
第2図の刃部9が形成され、レベラー5により歪を取
り、プレス8の金型7へ送られ、刃先(第2図に示すA
部)のみたたき、より一層刃先9を鋭くし、目的とする
刃物形状に切断していた。しかしこの加工では、高級刃
物としての切れ味は不十分であった。すなわち刃先の鋭
利さに欠点があった。なお図中の6はパイロットスタン
ドである。
発明の目的 本発明はこのような従来の問題を解消し、生産性を低下
させることなく、刃物の切れ味の向上をはかった刃物の
製造方法を提供するものである。
させることなく、刃物の切れ味の向上をはかった刃物の
製造方法を提供するものである。
発明の構成 前記目的を達成するため本発明は、冷間圧延により細長
い刃物材料の側縁に刃部を形成すると同時に中央部を
凹、刃先部を凸にし、この刃先を含む凸部をわずか平面
研摩し、プレス加工により刃物形状に形成する刃物製造
法としたものであり、刃先の硬度が高くより鋭利な高級
刃物を、安定した品質で連続にしかも安価に製造するも
のである。
い刃物材料の側縁に刃部を形成すると同時に中央部を
凹、刃先部を凸にし、この刃先を含む凸部をわずか平面
研摩し、プレス加工により刃物形状に形成する刃物製造
法としたものであり、刃先の硬度が高くより鋭利な高級
刃物を、安定した品質で連続にしかも安価に製造するも
のである。
実施例の説明 以下、第3図〜第7図に基づいて本発明の一実施例を説
明する。なお従来例と同じ構成のものは、同一符号を用
い説明は省き、従来の構成と異なる部分のみ説明する。
明する。なお従来例と同じ構成のものは、同一符号を用
い説明は省き、従来の構成と異なる部分のみ説明する。
第3図において、10は圧延された材料1の刃先を含む平
面部(第5図のB部)を研摩するピンチローラタイプの
ベルト研削盤であり、材料1を送るピンチローラ13、材
料1の平面部を研摩ベルト11に押し上げる金属性のビリ
ーロール12、研削油を注入するノズル14、材料1に付着
した研摩くずを除去する洗浄シャワー15を備えている。
6はパイロットスタンドであり、間欠的に作動するプレ
ス8と連続作動する圧延機4、研摩機10とのタイミング
を取る。すなわちプレス8より圧延機4と研摩機10の加
工スピードを若干早くしておくが、材料1がプレス8の
前で余ってきた場合、パイロットスタンド6で感知し、
圧延ローラ3と研摩機10のピンチローラ13の回転を止
め、材料1の送りを止め、かつ、ビリーロール12を下方
にさげ、研摩作業を中止する。このとき、研摩ベルトの
回転は止めない。
面部(第5図のB部)を研摩するピンチローラタイプの
ベルト研削盤であり、材料1を送るピンチローラ13、材
料1の平面部を研摩ベルト11に押し上げる金属性のビリ
ーロール12、研削油を注入するノズル14、材料1に付着
した研摩くずを除去する洗浄シャワー15を備えている。
6はパイロットスタンドであり、間欠的に作動するプレ
ス8と連続作動する圧延機4、研摩機10とのタイミング
を取る。すなわちプレス8より圧延機4と研摩機10の加
工スピードを若干早くしておくが、材料1がプレス8の
前で余ってきた場合、パイロットスタンド6で感知し、
圧延ローラ3と研摩機10のピンチローラ13の回転を止
め、材料1の送りを止め、かつ、ビリーロール12を下方
にさげ、研摩作業を中止する。このとき、研摩ベルトの
回転は止めない。
次に上記構成において動作説明を行う。第4図のような
断面形状の刃物材料1は圧延機4によって引っ張られ、
圧延用ローラ3によって刃物材料1の両側縁と、中央部
を凹に圧延成形され、第5図に示す断面形状のように刃
部9と、B部のような凹凸部が形成される。圧延された
刃物材料1の歪はレベラー5で取られ研摩工程に移る。
研摩工程では圧延ローラ3と同期したピンチローラ13に
より刃物材料1を送り、ビリーロール12より刃物材料1
をへ字型に持ち上げその頂点で、研摩ベルト14により、
圧延された刃物材料の刃先を含む凸部(第5図のB部)
を研摩し、より刃先を鋭利にする。(第6図)この研摩
工程は1工程でもよいが、仕上げを良くするためには数
工程かけた方がよい。なお、ここでは、荒・仕上の2工
程とした。研摩工程の最後に刃物材料1に付着した研摩
くずを洗浄シャワー15で洗い流し、プレス工程に移る。
プレス工程では目的とする刃物形状に切断をする。
断面形状の刃物材料1は圧延機4によって引っ張られ、
圧延用ローラ3によって刃物材料1の両側縁と、中央部
を凹に圧延成形され、第5図に示す断面形状のように刃
部9と、B部のような凹凸部が形成される。圧延された
刃物材料1の歪はレベラー5で取られ研摩工程に移る。
研摩工程では圧延ローラ3と同期したピンチローラ13に
より刃物材料1を送り、ビリーロール12より刃物材料1
をへ字型に持ち上げその頂点で、研摩ベルト14により、
圧延された刃物材料の刃先を含む凸部(第5図のB部)
を研摩し、より刃先を鋭利にする。(第6図)この研摩
工程は1工程でもよいが、仕上げを良くするためには数
工程かけた方がよい。なお、ここでは、荒・仕上の2工
程とした。研摩工程の最後に刃物材料1に付着した研摩
くずを洗浄シャワー15で洗い流し、プレス工程に移る。
プレス工程では目的とする刃物形状に切断をする。
ここで刃物材料1に加工硬化の著しいオーステナイト系
のステンレス(たとえばSUS301)を用いた場合、刃元9a
は圧延率を変えることにより目的とする硬度にすること
ができ、刃物9bにおいてはその材料のなしうる最高の硬
度にでき熱処理をすることなく、耐摩耗性を向上でき
る。(SUS301の場合Hv550゜〜600゜) 圧延時において中央部をへこませるのは、全面を研摩す
るには、加工時間が長く必要となり、また研摩ベルトの
摩耗も著しいため、研摩量を最小にするためである。第
5図において、圧延の形状、カッター巾l=17mmに対し
て、研摩巾d=2.5mm程度が良く、凹部は山型にする方
が、より圧延時に鋭い刃部を形成すると同時に圧延時の
材料の蛇行を防止することができ、その寸法は、m=0.
08mm,h=0.16mmとするのがよい。研摩量kは圧延された
刃先の厚みnに関係するがこの場合n=0.05〜0.08とな
るので、k=0.08程度とする。第7図は刃先の拡大図を
示し破線で示された部分は従来の加工方法によった形状
を示し、本発明の場合、斜線部を研摩するため、実線で
示すように鋭利な刃先が形成される。また研摩は刃先に
対して平行に行うため、刃先のバリはほとんどでず品質
的に安定したものが得られる。
のステンレス(たとえばSUS301)を用いた場合、刃元9a
は圧延率を変えることにより目的とする硬度にすること
ができ、刃物9bにおいてはその材料のなしうる最高の硬
度にでき熱処理をすることなく、耐摩耗性を向上でき
る。(SUS301の場合Hv550゜〜600゜) 圧延時において中央部をへこませるのは、全面を研摩す
るには、加工時間が長く必要となり、また研摩ベルトの
摩耗も著しいため、研摩量を最小にするためである。第
5図において、圧延の形状、カッター巾l=17mmに対し
て、研摩巾d=2.5mm程度が良く、凹部は山型にする方
が、より圧延時に鋭い刃部を形成すると同時に圧延時の
材料の蛇行を防止することができ、その寸法は、m=0.
08mm,h=0.16mmとするのがよい。研摩量kは圧延された
刃先の厚みnに関係するがこの場合n=0.05〜0.08とな
るので、k=0.08程度とする。第7図は刃先の拡大図を
示し破線で示された部分は従来の加工方法によった形状
を示し、本発明の場合、斜線部を研摩するため、実線で
示すように鋭利な刃先が形成される。また研摩は刃先に
対して平行に行うため、刃先のバリはほとんどでず品質
的に安定したものが得られる。
なお上記実施例では研摩をベルトで行なったが、と石を
使用してもよい。
使用してもよい。
発明の効果 上記実施例からあきらかなように、本発明の刃物製造法
は、冷間圧延により刃物材料の側縁に刃部を形成すると
同時に、中央部を凹に圧延形成し、刃先を含む凸部を平
面研摩し、その後プレスで所定の刃物形状に形成するこ
とにより、生産性を低下させず、刃先が鋭利でしかも熱
処理もせずに耐久性の優れた高級刃物を提供するもので
ある。
は、冷間圧延により刃物材料の側縁に刃部を形成すると
同時に、中央部を凹に圧延形成し、刃先を含む凸部を平
面研摩し、その後プレスで所定の刃物形状に形成するこ
とにより、生産性を低下させず、刃先が鋭利でしかも熱
処理もせずに耐久性の優れた高級刃物を提供するもので
ある。
第1図は従来の刃物の成形方法の工程略図、第2図は従
来方法によりミキサー用のカッターを成形する場合を示
した工程図、第3図は本発明の一実施例を示す工程略
図、第4図は冷間圧延される前の刃物材料の断面図、第
5図は圧延された刃物用材料の断面図、第6図は研摩後
の刃物用材料の断面図、第7図は刃先の拡大断面図であ
る。 1……刃物用材料、4……圧延機、8……プレス、9…
…刃部、9a……刃元、9b……刃先、10……研摩機、B…
…刃先を含む凸部。
来方法によりミキサー用のカッターを成形する場合を示
した工程図、第3図は本発明の一実施例を示す工程略
図、第4図は冷間圧延される前の刃物材料の断面図、第
5図は圧延された刃物用材料の断面図、第6図は研摩後
の刃物用材料の断面図、第7図は刃先の拡大断面図であ
る。 1……刃物用材料、4……圧延機、8……プレス、9…
…刃部、9a……刃元、9b……刃先、10……研摩機、B…
…刃先を含む凸部。
Claims (1)
- 【請求項1】冷間圧延により細長い刃物材料の側縁に刃
部を形成し、同時に中央部を凹、刃先部を凸にし、この
凸部を平面研摩し、その後プレス加工により所定の刃物
形状に形成する刃物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12282783A JPH0694055B2 (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 刃物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12282783A JPH0694055B2 (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 刃物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6015033A JPS6015033A (ja) | 1985-01-25 |
JPH0694055B2 true JPH0694055B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=14845616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12282783A Expired - Lifetime JPH0694055B2 (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 刃物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694055B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103736886B (zh) * | 2014-01-22 | 2015-06-10 | 浙江精龙刀剑有限公司 | 刀剑初胚热滚压成型机及采用其进行的热滚压加工方法 |
CN105618647B (zh) * | 2016-02-25 | 2018-08-21 | 唐良能 | 刀坯的冷轧方法 |
CN111266817A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-12 | 晏榕谦 | 刀坯的冷轧方法 |
-
1983
- 1983-07-06 JP JP12282783A patent/JPH0694055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6015033A (ja) | 1985-01-25 |
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