JPH0694022A - 戻り止めナット - Google Patents
戻り止めナットInfo
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- JPH0694022A JPH0694022A JP3273965A JP27396591A JPH0694022A JP H0694022 A JPH0694022 A JP H0694022A JP 3273965 A JP3273965 A JP 3273965A JP 27396591 A JP27396591 A JP 27396591A JP H0694022 A JPH0694022 A JP H0694022A
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- nut
- detent nut
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- subjected
- coil spring
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B23/00—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool
-
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- F16B33/00—Features common to bolt and nut
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-
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- F16B39/00—Locking of screws, bolts or nuts
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S411/00—Expanded, threaded, driven, headed, tool-deformed, or locked-threaded fastener
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- Y10S411/914—Coated bolt
Abstract
(57)【要約】
【目的】 戻り止めナットの高温における耐酸化性を向
上させる。 【構成】 戻り止めナット１の上部に設けたカラー部３
に、軸方向に延在する複数のＵ字型の溝を形成し、それ
ら複数の溝によって、そのカラー部を複数の円弧部に分
割する。それら複数の円弧部を、円弧部の外周に装着し
たコイルばねによって径方向内方へ押圧する。溝の幅
は、複数の円弧部どうしを互いに接触させることのない
広さとする。コイルばねに対しては、その装着以前に、
高温亜鉛めっき処理を施す。また、コイルばねは、使用
温度が、２５０℃未満の場合には、ハーモニックばね鋼
製とし、一方、使用温度が２５０℃以上であれば、ステ
ンレスばね鋼製とする。戻り止めナットがステンレス鋼
製で、その使用温度が高温の場合には、戻り止めナット
に電気銅めっき処理を施しておく。
上させる。 【構成】 戻り止めナット１の上部に設けたカラー部３
に、軸方向に延在する複数のＵ字型の溝を形成し、それ
ら複数の溝によって、そのカラー部を複数の円弧部に分
割する。それら複数の円弧部を、円弧部の外周に装着し
たコイルばねによって径方向内方へ押圧する。溝の幅
は、複数の円弧部どうしを互いに接触させることのない
広さとする。コイルばねに対しては、その装着以前に、
高温亜鉛めっき処理を施す。また、コイルばねは、使用
温度が、２５０℃未満の場合には、ハーモニックばね鋼
製とし、一方、使用温度が２５０℃以上であれば、ステ
ンレスばね鋼製とする。戻り止めナットがステンレス鋼
製で、その使用温度が高温の場合には、戻り止めナット
に電気銅めっき処理を施しておく。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形の一端がコイル
ばねによって圧縮された型の戻り止めナットの改良に関
する。
ばねによって圧縮された型の戻り止めナットの改良に関
する。
【０００２】
【従来の技術】略々円筒形の端部に溝を軸方向に設け
て、複数の円弧部を形成し、これらの円弧部にコイルば
ねを装着して円弧部を径方向に圧縮する戻り止めナット
がこれまでに数種提案されている。
て、複数の円弧部を形成し、これらの円弧部にコイルば
ねを装着して円弧部を径方向に圧縮する戻り止めナット
がこれまでに数種提案されている。
【０００３】先ず、発明者ベメックスに１９６８年１２
月２４日付で付与された米国特許第３４１７８０１号の
戻り止めナットを例にとって説明する。同特許にクレー
ムされたナットは、その一側面にリング状の延出部を有
し、延出部の径方向に設けられた溝が複数の円弧部を形
成する。そして、弾性リングがこの円弧部を径方向に圧
締する。
月２４日付で付与された米国特許第３４１７８０１号の
戻り止めナットを例にとって説明する。同特許にクレー
ムされたナットは、その一側面にリング状の延出部を有
し、延出部の径方向に設けられた溝が複数の円弧部を形
成する。そして、弾性リングがこの円弧部を径方向に圧
締する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第３４１７８
０１号のナットは、円筒形の一端であるカラー部に設け
られた縦溝が幅狭なため以下の問題を抱える。その一つ
は、使用中に埃等の異物が溝に侵入するため、取り外し
た後に再使用するのが難しいことである。従って、再使
用に際しては、圧縮空気や溶剤及び／又は機械的手段を
用いてナットを綺麗にする必要がある。
０１号のナットは、円筒形の一端であるカラー部に設け
られた縦溝が幅狭なため以下の問題を抱える。その一つ
は、使用中に埃等の異物が溝に侵入するため、取り外し
た後に再使用するのが難しいことである。従って、再使
用に際しては、圧縮空気や溶剤及び／又は機械的手段を
用いてナットを綺麗にする必要がある。
【０００５】もう一つの問題は、ナット壁の可撓性、即
ち、圧縮性がばねによって制限されることである。径方
向に曲げが生じると、円弧部の上縁が互いに当接するた
め、ネジ溝がやせている場合には取り付け時にナットの
使用が制限される。但し、これらの問題点は、エイリア
ンインターナショナル社に１９９０年１月１６日付で付
与された米国特許第４８９３９７７号のナット構造によ
って解決済みである。米国特許第４８９３９７７号のナ
ットは、狭い溝に起因する問題が生じないようにするた
めにカラーに幅の広いＶ字又はＵ字溝を形成している。
本発明が解決しようとする問題は、この米国特許第４８
９３９７７号の問題ではなく、現在のナット技術が抱え
る問題である。
ち、圧縮性がばねによって制限されることである。径方
向に曲げが生じると、円弧部の上縁が互いに当接するた
め、ネジ溝がやせている場合には取り付け時にナットの
使用が制限される。但し、これらの問題点は、エイリア
ンインターナショナル社に１９９０年１月１６日付で付
与された米国特許第４８９３９７７号のナット構造によ
って解決済みである。米国特許第４８９３９７７号のナ
ットは、狭い溝に起因する問題が生じないようにするた
めにカラーに幅の広いＶ字又はＵ字溝を形成している。
本発明が解決しようとする問題は、この米国特許第４８
９３９７７号の問題ではなく、現在のナット技術が抱え
る問題である。
【０００６】これまで、ナットに装着するコイルばね
は、酸化防止のために、例えば燐酸塩処理したり、摂氏
２５０度以上の環境下で使用する場合には、ばねの素材
にステンレススチールを使用していた。
は、酸化防止のために、例えば燐酸塩処理したり、摂氏
２５０度以上の環境下で使用する場合には、ばねの素材
にステンレススチールを使用していた。
【０００７】しかし、斯かる従来技術には以下に述べる
不都合が生じる。
不都合が生じる。
【０００８】１．燐酸塩処理では、ばねの酸化防止が十
分でない。
分でない。
【０００９】２．ステンレススチール製のばねは以下の
問題が生じる。
問題が生じる。
【００１０】（１）コストが嵩む。
【００１１】（２）高温（摂氏２５０度以上）の環境下
で使用する場合に限る。低温（摂氏２５０度以下）で
は、弾性に優れ、制動トルクの大きい通常（ばね鋼製）
のばねの方が好ましい。
で使用する場合に限る。低温（摂氏２５０度以下）で
は、弾性に優れ、制動トルクの大きい通常（ばね鋼製）
のばねの方が好ましい。
【００１２】（３）通常、ステンレススチール製のばね
を使ったナットは、ばね鋼製のばねを使ったナットに比
べて制動トルクがかなり低くなる。
を使ったナットは、ばね鋼製のばねを使ったナットに比
べて制動トルクがかなり低くなる。
【００１３】本発明が解決しようとする課題は以上に列
挙した問題を解決し、又、以下に示す効果を奏する戻り
止めナットを提供することにある。その効果とは、低コ
ストであること、耐酸化性を有すること、それに、全温
度領域において使用可能なナットとすることである。
挙した問題を解決し、又、以下に示す効果を奏する戻り
止めナットを提供することにある。その効果とは、低コ
ストであること、耐酸化性を有すること、それに、全温
度領域において使用可能なナットとすることである。
【００１４】ここで特に考慮すべきことは、摂氏２５０
度以上の高温に適合させるための現行の技法には、以下
に示す少なくとも３種類の技法があるが、それらの技法
はいずれも、ステンレス鋼のばねを使用している。それ
ら３種の技法とは、 ａ）ナットを低炭素含有量の鋼で製作する技法、 ｂ）ナットを高炭素含有量の鋼で製作する技法、そし
て、 ｃ）ナットをステンレス鋼で製作する技法である。
度以上の高温に適合させるための現行の技法には、以下
に示す少なくとも３種類の技法があるが、それらの技法
はいずれも、ステンレス鋼のばねを使用している。それ
ら３種の技法とは、 ａ）ナットを低炭素含有量の鋼で製作する技法、 ｂ）ナットを高炭素含有量の鋼で製作する技法、そし
て、 ｃ）ナットをステンレス鋼で製作する技法である。
【００１５】以上３つの技法のうち、特に、技法ａ）と
技法ｂ）とはナットがある程度の長時間に亙って高温環
境下（摂氏４００度〜５００度）におかれた後にはおね
じ乃至植込みボルトを係合する力が大きくなり過ぎる欠
点がある。また、技法ｃ）では、この現象が発生する頻
度は低いものの、時としてある種の不都合が生じる。こ
こで「不都合」という用語で言い表している事態の具体
的な事例を挙げると、例えば、ナットを緩めて取り外そ
うとした時に、ナットではなく植込みボルトの方がねじ
込み取付座から緩んで外れてしまうことや、或は、さら
に悪い場合として、その植込みボルト自体が破談してし
まうこと等である。
技法ｂ）とはナットがある程度の長時間に亙って高温環
境下（摂氏４００度〜５００度）におかれた後にはおね
じ乃至植込みボルトを係合する力が大きくなり過ぎる欠
点がある。また、技法ｃ）では、この現象が発生する頻
度は低いものの、時としてある種の不都合が生じる。こ
こで「不都合」という用語で言い表している事態の具体
的な事例を挙げると、例えば、ナットを緩めて取り外そ
うとした時に、ナットではなく植込みボルトの方がねじ
込み取付座から緩んで外れてしまうことや、或は、さら
に悪い場合として、その植込みボルト自体が破談してし
まうこと等である。
【００１６】例えば、エンジンの修理ないし整備の作業
中に（エンジンに締め付けるナットの数は１０個以上に
及ぶことがある）、この種の「不都合」がたとえ１本の
植込みボルトについてだけ発生したとしても、それによ
って 、大きな現実的な問題が発生することになる。即
ち、第１の場合（植込みボルトが緩んで外れた場合）に
は、その外れた植込みボルトを、外径寸法の公差設定点
をより大きく設定してある別の植込みボルトに交換しな
ければならない。また、第２の場合（植込みボルト自体
が破断した場合）には、さらに問題は深刻である。なぜ
なら、ドリルで掘り出す等の苦心をして、その（破断し
た）植込みボルトを取り外さなければならず、しかも、
この種の作業は特にエンジンが車両に搭載されている場
合には、殆ど常に快適とはいえない姿勢で行わなければ
ならない。
中に（エンジンに締め付けるナットの数は１０個以上に
及ぶことがある）、この種の「不都合」がたとえ１本の
植込みボルトについてだけ発生したとしても、それによ
って 、大きな現実的な問題が発生することになる。即
ち、第１の場合（植込みボルトが緩んで外れた場合）に
は、その外れた植込みボルトを、外径寸法の公差設定点
をより大きく設定してある別の植込みボルトに交換しな
ければならない。また、第２の場合（植込みボルト自体
が破断した場合）には、さらに問題は深刻である。なぜ
なら、ドリルで掘り出す等の苦心をして、その（破断し
た）植込みボルトを取り外さなければならず、しかも、
この種の作業は特にエンジンが車両に搭載されている場
合には、殆ど常に快適とはいえない姿勢で行わなければ
ならない。
【００１７】本発明の別の目的は、これらの「不都合」
を解決することにあり、そのために本発明はナットが不
用意に緩んでしまうことのないようにしつつ、しかもそ
のナットを容易に取り外せるようにする特別の処理を施
したナットを提供するものである。もしナットが緩んで
しまったならば、それによってガスの吹き抜けが起こ
り、その結果として、シール用のガスケットが破損する
虞れがある。
を解決することにあり、そのために本発明はナットが不
用意に緩んでしまうことのないようにしつつ、しかもそ
のナットを容易に取り外せるようにする特別の処理を施
したナットを提供するものである。もしナットが緩んで
しまったならば、それによってガスの吹き抜けが起こ
り、その結果として、シール用のガスケットが破損する
虞れがある。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明の以上に述べた目
的及び利点、並びにその他の目的及び利点は、以下の説
明から明らかになり、またそれらの目的及び利点は、以
下の構成の戻り止めナットによって達成される。即ち、
本発明の戻り止めナットは、上部にカラー部を有し、該
カラー部にＵ字形の溝を軸方向に形成してカラー部を複
数の円弧部に分割すると共に該円弧部を、その外周に装
着したコイルばねによって押圧し、前記複数の溝はその
溝幅が前記複数の円弧部どうしを互いに接触させること
のない広さであって、装着前にコイルばねに高温亜鉛め
っき処理が施されて耐酸化性が高められたことを特徴と
する。
的及び利点、並びにその他の目的及び利点は、以下の説
明から明らかになり、またそれらの目的及び利点は、以
下の構成の戻り止めナットによって達成される。即ち、
本発明の戻り止めナットは、上部にカラー部を有し、該
カラー部にＵ字形の溝を軸方向に形成してカラー部を複
数の円弧部に分割すると共に該円弧部を、その外周に装
着したコイルばねによって押圧し、前記複数の溝はその
溝幅が前記複数の円弧部どうしを互いに接触させること
のない広さであって、装着前にコイルばねに高温亜鉛め
っき処理が施されて耐酸化性が高められたことを特徴と
する。
【００１９】本発明の一実施態様としては、戻り止めナ
ットに対して電気銅めっき処理を施しておくことによっ
て、この戻り止めナットとおねじとの間に膠着を防止す
るようにしたものがある。
ットに対して電気銅めっき処理を施しておくことによっ
て、この戻り止めナットとおねじとの間に膠着を防止す
るようにしたものがある。
【００２０】本発明の別の実施態様としては、戻り止め
ナットの使用温度が摂氏２５０度未満の場合に、高温亜
鉛めっき処理するコイルばねをハーモニックばね鋼製と
しておくというものがある。
ナットの使用温度が摂氏２５０度未満の場合に、高温亜
鉛めっき処理するコイルばねをハーモニックばね鋼製と
しておくというものがある。
【００２１】又、本発明の別の実施態様としては、戻り
止めナットの使用温度が摂氏２５０度以上の場合にコイ
ルばねをステンレスばね鋼製としておくというものがあ
る。
止めナットの使用温度が摂氏２５０度以上の場合にコイ
ルばねをステンレスばね鋼製としておくというものがあ
る。
【００２２】
【実施例】以上に本発明を添付図面に沿って詳述する
が、但し、その説明は本発明の具体例を示すものであっ
て、本発明を限定するものではない。
が、但し、その説明は本発明の具体例を示すものであっ
て、本発明を限定するものではない。
【００２３】添付図面には、本発明に係るナットを引用
符号１で示してあり、このナット１はおねじに螺合させ
るものである。そのおねじは、図示してはいないが、言
うまでもなく、このナット１の中に螺合するものであ
る。
符号１で示してあり、このナット１はおねじに螺合させ
るものである。そのおねじは、図示してはいないが、言
うまでもなく、このナット１の中に螺合するものであ
る。
【００２４】ナット１はカラー部３を備えており、この
カラー部３の外周にコイルばね５を装着してある。この
コイルばね５は、カラー部３を径方向に押圧する。又、
このカラー部３には、幅の広いＵ字形の複数の溝７を形
成してあるため、コイルばね５からカラー部３に加えら
れた径方向に押圧する力は更にこのカラー部３からナッ
ト１外周に螺合しているおねじへ加えられる。
カラー部３の外周にコイルばね５を装着してある。この
コイルばね５は、カラー部３を径方向に押圧する。又、
このカラー部３には、幅の広いＵ字形の複数の溝７を形
成してあるため、コイルばね５からカラー部３に加えら
れた径方向に押圧する力は更にこのカラー部３からナッ
ト１外周に螺合しているおねじへ加えられる。
【００２５】複数の溝７を形成したことによって、カラ
ー部３が分割されて、一連の円弧部９が形成されてお
り、更に、此れら円弧部９の上端には、径方向外方へ延
出する小さなリブが設けてある。
ー部３が分割されて、一連の円弧部９が形成されてお
り、更に、此れら円弧部９の上端には、径方向外方へ延
出する小さなリブが設けてある。
【００２６】ナット１の上面には、くぼんだ形状の座面
１３が形成してあり、この座面１３にはコイルばね５を
装着する。コイルばね５は、カラー部３の外周を取り囲
むように巻き付いて、このカラー部３の複数の円弧部９
を径方向内方へ押圧し、それらの円弧部９を、ナット１
が嵌合しているおねじの表面へ押し付ける。
１３が形成してあり、この座面１３にはコイルばね５を
装着する。コイルばね５は、カラー部３の外周を取り囲
むように巻き付いて、このカラー部３の複数の円弧部９
を径方向内方へ押圧し、それらの円弧部９を、ナット１
が嵌合しているおねじの表面へ押し付ける。
【００２７】このナット１の、それ自体の機械構造的な
説明については、先に言及した米国特許第４８９３９７
７号に示されている説明がそのまま該当するため、更に
詳細な説明をするまでもなく以上の説明で充分であろ
う。
説明については、先に言及した米国特許第４８９３９７
７号に示されている説明がそのまま該当するため、更に
詳細な説明をするまでもなく以上の説明で充分であろ
う。
【図１】本発明の係る戻り止めナットの斜視図。
１ ナット ３ カラー部 ５ コイルばね ７ 溝 ９ 円弧部
Claims (4)
- 【請求項１】 上部にカラー部を有し、該カラー部にＵ
字形の溝を軸方向に形成してカラー部を複数の円弧部に
分割すると共に該円弧部を、その外周に装着したコイル
ばねによって押圧し、前記複数の溝はその溝幅が前記複
数の円弧部どうしを互いに接触させることのない広さで
ある戻り止めナットにおいて、前記コイルばねは、その
装着前に高温亜鉛めっき処理されて耐酸化性が高められ
たことを特徴とする戻り止めナット。 - 【請求項２】 前記戻り止めナットを摂氏２５０度未満
の温度環境下で使用する場合には、高温亜鉛めっき処理
される前記コイルばねをハーモニックばね鋼製としてお
くことを特徴とする請求項１の戻り止めナット。 - 【請求項３】 前記戻り止めナットを摂氏２５０度以上
の高温環境下で使用する場合には、前記コイルばねをス
テンレスばね鋼製としておくことを特徴とする請求項１
又は２の戻り止めナット。 - 【請求項４】 前記戻り止めナットはナット自体の腐食
を防ぎ（酸化防止）且つ取り外しを容易にするために、
電気銅めっき処理が施されており、また、前記ステンレ
ス鋼製戻り止めナットにこの処理を施す場合には、その
処理によって該ステンレス鋼製戻り止めナットを長時間
に亙って高温環境下（摂氏約４００〜５００度）におい
た後であっても、容易に取り外すことができるようにし
たことを特徴とする請求項１、２又は３の戻り止めナッ
ト。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH02054/91-3 | 1991-07-10 | ||
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