JPH069364Y2 - 車輛用灯具 - Google Patents
車輛用灯具Info
- Publication number
- JPH069364Y2 JPH069364Y2 JP1987044744U JP4474487U JPH069364Y2 JP H069364 Y2 JPH069364 Y2 JP H069364Y2 JP 1987044744 U JP1987044744 U JP 1987044744U JP 4474487 U JP4474487 U JP 4474487U JP H069364 Y2 JPH069364 Y2 JP H069364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- lens
- housing
- reflection
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は自動車のフロントサイドターン又はクリアラン
ス（ポジション）ランプとして使用される灯具に関する
ものである。
ス（ポジション）ランプとして使用される灯具に関する
ものである。
［従来技術］ 一般にこの種の灯具としては、第５図に示した構成のも
のが公知である。この灯具において、１はハウジングで
あり、該ハウジングの全面にレンズ２が取付けられ、該
レンズの一部を外側に山形に突出させて、突出部２ａを
形成すると共に、レンズの内側面には所定のレンズカッ
ト２ｂを施し、前記突出部の内側に略対応する位置のハ
ウジング１にソケット３を介してバルブ４が取付けら
れ、該バルブの前面に断面弧状を呈するインナーレンズ
５が取付けられている。そして、この種灯具において
は、その取付位置に制約を受ける関係上、灯具全体の厚
みをそれ程厚くすることができず、従って、ハウジング
は略平板状となり、そのハウジングの内面１ａを必然的
にフラットな面となっているのである。
のが公知である。この灯具において、１はハウジングで
あり、該ハウジングの全面にレンズ２が取付けられ、該
レンズの一部を外側に山形に突出させて、突出部２ａを
形成すると共に、レンズの内側面には所定のレンズカッ
ト２ｂを施し、前記突出部の内側に略対応する位置のハ
ウジング１にソケット３を介してバルブ４が取付けら
れ、該バルブの前面に断面弧状を呈するインナーレンズ
５が取付けられている。そして、この種灯具において
は、その取付位置に制約を受ける関係上、灯具全体の厚
みをそれ程厚くすることができず、従って、ハウジング
は略平板状となり、そのハウジングの内面１ａを必然的
にフラットな面となっているのである。
［考案が解決しようとする問題点］ 前記従来例においては、外光ａ（太陽光線等）がレンズ
２を通して、灯具内に入射した場合に、前記ハウジング
１のフラットな内面１ａでの反射は、方向性のある反射
光ａ′となって外部に反射し、恰も点灯しているように
視認され、疑似点灯現象が生ずると云う問題点も有して
いる。
２を通して、灯具内に入射した場合に、前記ハウジング
１のフラットな内面１ａでの反射は、方向性のある反射
光ａ′となって外部に反射し、恰も点灯しているように
視認され、疑似点灯現象が生ずると云う問題点も有して
いる。
又、ハウジング１のフラットな内面１ａでの反射が、全
反射でしかも方向性のある反射光ａ′となるため、前記
フラットな内面１ａがそのまま表出した状態で視認さ
れ、灯具に奥行きのないフラットな感じを与える。そし
て、このランプと隣接して奥行きのある例えばヘッドラ
ンプ等を配設した場合に、両者が異質のものとなり、一
体感のない組み合わせとなり、デザインをセールスポイ
ントとする自動車において、外観の商品性に欠けると云
う問題点を有している。
反射でしかも方向性のある反射光ａ′となるため、前記
フラットな内面１ａがそのまま表出した状態で視認さ
れ、灯具に奥行きのないフラットな感じを与える。そし
て、このランプと隣接して奥行きのある例えばヘッドラ
ンプ等を配設した場合に、両者が異質のものとなり、一
体感のない組み合わせとなり、デザインをセールスポイ
ントとする自動車において、外観の商品性に欠けると云
う問題点を有している。
［問題点を解決するための手段］ 前記問題点を解決するための具体的手段として本考案
は、略平板状のハウジングにソケットを介して光源が取
り付けられ、前面にレンズを取り付けたターンランプ又
はクリアランスランプにおいて、前記光源をハウジング
と略同一平面に設けるとともに、前記ハウジングのレン
ズ側の面に方向性の揃わない反射又は乱反射が生ずる加
工面を設けたことを特徴とする車輌用灯具を提供しよう
とするものであって、前記加工により外光が灯具内に入
射しても、反射光の方向がバラバラになり、一定の方向
性を持たなくなるために、疑似点灯現象がなく、又、反
射面がフラットに見えなくなるので、奥行きが深く見え
他の灯具との隣接配設において、違和感がなくなるので
ある。
は、略平板状のハウジングにソケットを介して光源が取
り付けられ、前面にレンズを取り付けたターンランプ又
はクリアランスランプにおいて、前記光源をハウジング
と略同一平面に設けるとともに、前記ハウジングのレン
ズ側の面に方向性の揃わない反射又は乱反射が生ずる加
工面を設けたことを特徴とする車輌用灯具を提供しよう
とするものであって、前記加工により外光が灯具内に入
射しても、反射光の方向がバラバラになり、一定の方向
性を持たなくなるために、疑似点灯現象がなく、又、反
射面がフラットに見えなくなるので、奥行きが深く見え
他の灯具との隣接配設において、違和感がなくなるので
ある。
［実施例］ 次に本考案を図示の幾つかの実施例により更に詳しく説
明する。尚、理解を容易にするため、従来例と同一部分
には同一符号を付して説明する。先ず、第１〜２図に示
した第１実施例において、灯具はハウジング１の前面側
開口部にレンズ２が取付けられ、該レンズの一部に突出
部２ａを形成すると共に、レンズカット２ｂが施され、
ソケット３、バルブ４及びインナーレンズ５を配設した
基本的構成は従来例のものと変わるところがないのであ
る。
明する。尚、理解を容易にするため、従来例と同一部分
には同一符号を付して説明する。先ず、第１〜２図に示
した第１実施例において、灯具はハウジング１の前面側
開口部にレンズ２が取付けられ、該レンズの一部に突出
部２ａを形成すると共に、レンズカット２ｂが施され、
ソケット３、バルブ４及びインナーレンズ５を配設した
基本的構成は従来例のものと変わるところがないのであ
る。
本考案の特徴とする部分は、前記ハウジング１の内面に
ある。即ち、ハウジング１のフラットな内面に、レンズ
２から入射した外光を乱反射させる加工面６が施してあ
る。この場合の加工面６としては、例えば前記レンズ２
の内側に施したレンズカット２ｂと略対応したカットを
施して加工面６とするとか、或は他の所定のカットを施
して、要は乱反射させるようにすれば良いのである。
ある。即ち、ハウジング１のフラットな内面に、レンズ
２から入射した外光を乱反射させる加工面６が施してあ
る。この場合の加工面６としては、例えば前記レンズ２
の内側に施したレンズカット２ｂと略対応したカットを
施して加工面６とするとか、或は他の所定のカットを施
して、要は乱反射させるようにすれば良いのである。
このような他の所定のカットの例としては、第３図に第
２実施例が、第４図に第３実施例が夫々示してある。第
２実施例においては、細分化した細い線状のカット面を
変化させて加工面６ａを形成し、第３実施例においては
前面レンズの形状とは無関係に、波形のカットを施して
加工面６ｂとしてある。
２実施例が、第４図に第３実施例が夫々示してある。第
２実施例においては、細分化した細い線状のカット面を
変化させて加工面６ａを形成し、第３実施例においては
前面レンズの形状とは無関係に、波形のカットを施して
加工面６ｂとしてある。
このように、ハウジング１の内面に乱反射又は方向の揃
わない反射の加工面６、６ａ、６ｂを施すことによっ
て、レンズ２から入射した外光ａがそれらの加工面で反
射光ａ′となるが、この反射光は方向性が揃わない反射
となるか又は乱反射光となり、灯具を外部から見た時
に、フラット感のない奥行きのあるように視認される。
そして奥行感を有しながらも、図１に示すように、バル
ブはハウジングと略同一平面に設けられていて、灯具全
体の薄形化に寄与している。
わない反射の加工面６、６ａ、６ｂを施すことによっ
て、レンズ２から入射した外光ａがそれらの加工面で反
射光ａ′となるが、この反射光は方向性が揃わない反射
となるか又は乱反射光となり、灯具を外部から見た時
に、フラット感のない奥行きのあるように視認される。
そして奥行感を有しながらも、図１に示すように、バル
ブはハウジングと略同一平面に設けられていて、灯具全
体の薄形化に寄与している。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案に係る車輌用灯具は、ハウジ
ングの内面に乱反射が生ずる加工面を設けた構成にする
ことによって、外部からレンズを通して灯具内に入射し
た光線が乱反射し、その反射方向が揃わなくなるので、
どの位置から見ても外光による疑似点灯現象がなくなる
と云う優れた効果を奏する。
ングの内面に乱反射が生ずる加工面を設けた構成にする
ことによって、外部からレンズを通して灯具内に入射し
た光線が乱反射し、その反射方向が揃わなくなるので、
どの位置から見ても外光による疑似点灯現象がなくなる
と云う優れた効果を奏する。
又、前記乱反射によって、ハウジングの反射面が外部か
らレンズを通して視認されず、沈み込んだ奥行きの深い
感じを与えるので、他の奥行きのある灯具との組み合わ
せにおいても、違和感がなく、従って、自動車のセール
スポイントであるデザインを損ねることがないと云う優
れた効果も奏する。
らレンズを通して視認されず、沈み込んだ奥行きの深い
感じを与えるので、他の奥行きのある灯具との組み合わ
せにおいても、違和感がなく、従って、自動車のセール
スポイントであるデザインを損ねることがないと云う優
れた効果も奏する。
第１図は本考案に係る第１実施例の灯具の斜視図、第２
図は第１図のII−II線に沿う断面図、第３図は第２図と
同様の第２実施例を示す要部のみの一部断面図、第４図
は第２図と同様の第３実施例を示す要部のみの一部断面
図、第５図は従来例の灯具で第２図と同様の断面図であ
る。 １……ハウジング、２……レンズ ３……ソケット、４……光源（バルブ） ５……インナーレンズ ６、６ａ、６ｂ……方向の揃わない又は乱反射の加工面
図は第１図のII−II線に沿う断面図、第３図は第２図と
同様の第２実施例を示す要部のみの一部断面図、第４図
は第２図と同様の第３実施例を示す要部のみの一部断面
図、第５図は従来例の灯具で第２図と同様の断面図であ
る。 １……ハウジング、２……レンズ ３……ソケット、４……光源（バルブ） ５……インナーレンズ ６、６ａ、６ｂ……方向の揃わない又は乱反射の加工面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−12530（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−82302（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−165801（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−165603（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−162903（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−50042（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭47−10753（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭56−14120（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】略平板状のハウジングにソケットを介して
光源が取り付けられ、前面にレンズを取り付けたターン
ランプ又はクリアランスランプにおいて、 前記光源をハウジングと略同一平面に設けるとともに、
前記ハウジングのレンズ側の面に方向性の揃わない反射
又は乱反射が生ずる加工面を設けたことを特徴とする車
輌用灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987044744U JPH069364Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 車輛用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987044744U JPH069364Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 車輛用灯具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63152103U JPS63152103U (ja) | 1988-10-06 |
| JPH069364Y2 true JPH069364Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=30862841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987044744U Expired - Lifetime JPH069364Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 車輛用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069364Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH081523Y2 (ja) * | 1990-07-16 | 1996-01-17 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5938814Y2 (ja) * | 1979-07-12 | 1984-10-29 | 株式会社那須板金工業 | スレ−ト葺屋根の補修用金属板屋根材 |
| JPS5616001U (ja) * | 1979-07-17 | 1981-02-12 | ||
| JPS58165801U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-04 | マツダ株式会社 | 自動車の前照灯 |
| JPS59165603U (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-06 | 市光工業株式会社 | 自動車用灯具 |
-
1987
- 1987-03-26 JP JP1987044744U patent/JPH069364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63152103U (ja) | 1988-10-06 |
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