JPH069347A - ケラチン質繊維処理剤 - Google Patents
ケラチン質繊維処理剤Info
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- JPH069347A JPH069347A JP4170911A JP17091192A JPH069347A JP H069347 A JPH069347 A JP H069347A JP 4170911 A JP4170911 A JP 4170911A JP 17091192 A JP17091192 A JP 17091192A JP H069347 A JPH069347 A JP H069347A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)金属イオンを含有する第1剤と、(B
−1)ケラチン質繊維内部に容易に浸透でき、かつ第1
剤の金属イオンと反応して水に難溶性又は不溶性の複合
体を形成し得る有機又は無機化合物及び(B−2)ケラ
チン質繊維内部に容易に浸透できず、かつ第1剤の金属
イオンと反応して水溶性の複合体を形成し得る有機化合
物を含有する第2剤とからなるケラチン質繊維処理剤、
並びにこれを用いたケラチン質繊維処理方法。 【効果】 このケラチン質繊維処理剤を用いて処理を行
えば、ケラチン質繊維表面での水に不溶性又は難溶性の
複合体の析出を防ぎながら、ケラチン質繊維内部におい
て水に不溶性又は難溶性の複合体の析出が行われるた
め、キシミ感やゴワツキ感などの感触上の劣化をまねく
ことなしに、ケラチン質繊維に充分かつ持続的なハリ、
コシを与えることができる。
−1)ケラチン質繊維内部に容易に浸透でき、かつ第1
剤の金属イオンと反応して水に難溶性又は不溶性の複合
体を形成し得る有機又は無機化合物及び(B−2)ケラ
チン質繊維内部に容易に浸透できず、かつ第1剤の金属
イオンと反応して水溶性の複合体を形成し得る有機化合
物を含有する第2剤とからなるケラチン質繊維処理剤、
並びにこれを用いたケラチン質繊維処理方法。 【効果】 このケラチン質繊維処理剤を用いて処理を行
えば、ケラチン質繊維表面での水に不溶性又は難溶性の
複合体の析出を防ぎながら、ケラチン質繊維内部におい
て水に不溶性又は難溶性の複合体の析出が行われるた
め、キシミ感やゴワツキ感などの感触上の劣化をまねく
ことなしに、ケラチン質繊維に充分かつ持続的なハリ、
コシを与えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケラチン質繊維処理剤に
関し、更に詳細には毛髪等のケラチン質繊維に感触を損
なうことなく、良好なハリ、コシ等を効果的かつ持続的
に付与することのできるケラチン質繊維処理剤及びこれ
を用いた処理方法に関する。
関し、更に詳細には毛髪等のケラチン質繊維に感触を損
なうことなく、良好なハリ、コシ等を効果的かつ持続的
に付与することのできるケラチン質繊維処理剤及びこれ
を用いた処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられているケラチン質繊
維、すなわち毛髪、羊毛、毛糸編織物用繊維等の改質方
法としては、例えば、(1)パーマ剤やヘアダイ中に添
加したポリマーなどを毛髪表面に吸着させることによ
り、毛髪のハリ、コシを改善する方法(特開昭52−7
449号、同58−216113号)、(2)タンパク
質の加水分解物を毛髪内部に充填する方法、(3)収れ
ん剤により毛髪を収れんさせる方法(特開昭55−10
8812号、同58−109405号、同60−872
08号)、(4)水溶性物質をケラチン質繊維に添加
し、該繊維内において水に不溶あるいは難溶な塩を形成
させる方法(特開平1−233208号)、などが知ら
れている。
維、すなわち毛髪、羊毛、毛糸編織物用繊維等の改質方
法としては、例えば、(1)パーマ剤やヘアダイ中に添
加したポリマーなどを毛髪表面に吸着させることによ
り、毛髪のハリ、コシを改善する方法(特開昭52−7
449号、同58−216113号)、(2)タンパク
質の加水分解物を毛髪内部に充填する方法、(3)収れ
ん剤により毛髪を収れんさせる方法(特開昭55−10
8812号、同58−109405号、同60−872
08号)、(4)水溶性物質をケラチン質繊維に添加
し、該繊維内において水に不溶あるいは難溶な塩を形成
させる方法(特開平1−233208号)、などが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のケラチン質繊維改質方法には、いくつかの問題が
あった。
従来のケラチン質繊維改質方法には、いくつかの問題が
あった。
【0004】すなわち上記(1)の方法においては、使
用されるポリマー等がいずれも毛髪の表面に吸着するこ
とによって効果を発揮するものであるため、それらを含
まないシャンプーで洗浄すれば容易にその効果は消失し
てしまう。また(2)の方法においては、使用されるタ
ンパク質の加水分解物は、その分子量が通常数千以上で
あることから毛髪内部に充填される量は微量であり、そ
の効果は充分ではない。(3)の方法においては、収れ
ん剤として金属イオン等が使用されているが、この収れ
ん剤の効果は金属イオンと毛髪内の官能基(主にカルボ
キシル基)とのキレート化により生ずるものである。従
ってエチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキレート
剤を含む一般的なシャンプーで洗浄すれば、キレート交
換反応を生じるため、その効果は徐々に消失してしまう
ものである。更に(4)の方法においては、ある程度の
ハリ、コシ感を付与することができ、かつ、ハリ、コシ
感が数回のシャンプー後も持続するという点で優れた方
法であるが、更に効果を上げるため有効成分の濃度を上
げた場合、水に不溶あるいは難溶な塩が毛髪表面におい
ても多量に生成するため、著しいキシミ感やゴワツキ感
が生じるという問題がある。
用されるポリマー等がいずれも毛髪の表面に吸着するこ
とによって効果を発揮するものであるため、それらを含
まないシャンプーで洗浄すれば容易にその効果は消失し
てしまう。また(2)の方法においては、使用されるタ
ンパク質の加水分解物は、その分子量が通常数千以上で
あることから毛髪内部に充填される量は微量であり、そ
の効果は充分ではない。(3)の方法においては、収れ
ん剤として金属イオン等が使用されているが、この収れ
ん剤の効果は金属イオンと毛髪内の官能基(主にカルボ
キシル基)とのキレート化により生ずるものである。従
ってエチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキレート
剤を含む一般的なシャンプーで洗浄すれば、キレート交
換反応を生じるため、その効果は徐々に消失してしまう
ものである。更に(4)の方法においては、ある程度の
ハリ、コシ感を付与することができ、かつ、ハリ、コシ
感が数回のシャンプー後も持続するという点で優れた方
法であるが、更に効果を上げるため有効成分の濃度を上
げた場合、水に不溶あるいは難溶な塩が毛髪表面におい
ても多量に生成するため、著しいキシミ感やゴワツキ感
が生じるという問題がある。
【0005】従って、ケラチン質繊維に優れたハリ、コ
シを付与でき、かつ、キシミ感やゴワツキ感などの感触
上の劣化を伴わないケラチン質繊維処理剤及びそれを用
いたケラチン質繊維の処理方法の開発が望まれていた。
シを付与でき、かつ、キシミ感やゴワツキ感などの感触
上の劣化を伴わないケラチン質繊維処理剤及びそれを用
いたケラチン質繊維の処理方法の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、金属
イオンを含有する第1剤と、ケラチン質繊維内部に容易
に浸透し、当該第1剤と反応して水に不溶又は難溶性の
複合体を形成し得る化合物及びケラチン質繊維内部に浸
透し難く、当該第1剤と反応して水溶性複合体を形成し
得る化合物を含有する第2剤とからなる2剤式ケラチン
質繊維処理剤を、第1剤、次いで第2剤の順序で毛髪に
適用すれば、ケラチン質繊維内部には水不溶性又は難溶
性の複合体が形成されて持続的かつ優れたハリ、コシが
付与でき、ケラチン質繊維表面には当該水不溶性又は難
溶性の複合体が形成されず、処理後のキシミ感やゴワツ
キ感が生じないことを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、金属
イオンを含有する第1剤と、ケラチン質繊維内部に容易
に浸透し、当該第1剤と反応して水に不溶又は難溶性の
複合体を形成し得る化合物及びケラチン質繊維内部に浸
透し難く、当該第1剤と反応して水溶性複合体を形成し
得る化合物を含有する第2剤とからなる2剤式ケラチン
質繊維処理剤を、第1剤、次いで第2剤の順序で毛髪に
適用すれば、ケラチン質繊維内部には水不溶性又は難溶
性の複合体が形成されて持続的かつ優れたハリ、コシが
付与でき、ケラチン質繊維表面には当該水不溶性又は難
溶性の複合体が形成されず、処理後のキシミ感やゴワツ
キ感が生じないことを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、本発明は(A)金属イオンを含
有する第1剤と、(B−1)ケラチン質繊維内部に容易
に浸透でき、かつ第1剤の金属イオンと反応して水に難
溶性又は不溶性の複合体を形成し得る有機又は無機化合
物及び(B−2)ケラチン質繊維内部に容易に浸透でき
ず、かつ第1剤の金属イオンと反応して水溶性の複合体
を形成し得る有機化合物を含有する第2剤とからなるケ
ラチン質繊維処理剤を提供するものである。
有する第1剤と、(B−1)ケラチン質繊維内部に容易
に浸透でき、かつ第1剤の金属イオンと反応して水に難
溶性又は不溶性の複合体を形成し得る有機又は無機化合
物及び(B−2)ケラチン質繊維内部に容易に浸透でき
ず、かつ第1剤の金属イオンと反応して水溶性の複合体
を形成し得る有機化合物を含有する第2剤とからなるケ
ラチン質繊維処理剤を提供するものである。
【0008】また、本発明は上記第1剤でケラチン質繊
維を処理し、一定時間経過後当該ケラチン質繊維を上記
第2剤で処理することを特徴とするケラチン質繊維処理
方法を提供するものである。
維を処理し、一定時間経過後当該ケラチン質繊維を上記
第2剤で処理することを特徴とするケラチン質繊維処理
方法を提供するものである。
【0009】本発明のケラチン質繊維処理剤に用いられ
る第1剤の成分である金属イオン(A)としては、Mg
2+、Ca2+、Zn2+、Ag+ 、Al3+、Ba2+、M
n2+、Fe2+、Fe3+、Ni2+等が挙げられ、これら
は、塩化物、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢
酸塩、炭酸塩等の水溶性塩として用いることができる。
る第1剤の成分である金属イオン(A)としては、Mg
2+、Ca2+、Zn2+、Ag+ 、Al3+、Ba2+、M
n2+、Fe2+、Fe3+、Ni2+等が挙げられ、これら
は、塩化物、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢
酸塩、炭酸塩等の水溶性塩として用いることができる。
【0010】これらの金属イオンは単独で又は2種以上
を組み合せて用いることができ、その配合量は第1剤中
に0.05〜20.0重量%(以下、単に%で示す)、
特に0.1〜10.0%が好ましい。上記の金属イオン
(A)の配合量が過少であると、ハリ、コシ/ボリュー
ムの付与等の効果やその持続性が低下し、また過多であ
ると、金属イオンの種類や第2剤中の(B−2)成分の
量によっても異なるが、毛髪表面に過剰の金属イオンが
残留し、キシミ感やゴワツキ感の原因となるおそれがあ
る。
を組み合せて用いることができ、その配合量は第1剤中
に0.05〜20.0重量%(以下、単に%で示す)、
特に0.1〜10.0%が好ましい。上記の金属イオン
(A)の配合量が過少であると、ハリ、コシ/ボリュー
ムの付与等の効果やその持続性が低下し、また過多であ
ると、金属イオンの種類や第2剤中の(B−2)成分の
量によっても異なるが、毛髪表面に過剰の金属イオンが
残留し、キシミ感やゴワツキ感の原因となるおそれがあ
る。
【0011】また、本発明における第2剤の(B−1)
成分は、ケラチン質繊維内に浸透し、当該繊維内部で上
記金属イオン(A)と反応して水に不溶性又は難溶性の
複合体を形成することにより、ケラチン質繊維に優れた
ハリ、コシを付与し、それを持続させる作用を有するも
のである。かかる観点から、(B−1)成分はケラチン
質繊維内部に容易に浸透できることが必要であり、分子
量180以下であることが好ましい。また、(B−1)
成分と金属イオン(A)との反応により形成される複合
体は、水に不溶性又は難溶性であるが、より具体的には
当該複合体は25℃におけるKsp値が1.0×10-5
以下であるか、25℃における溶解度が0.2g/10
0g以下であることが好ましい。
成分は、ケラチン質繊維内に浸透し、当該繊維内部で上
記金属イオン(A)と反応して水に不溶性又は難溶性の
複合体を形成することにより、ケラチン質繊維に優れた
ハリ、コシを付与し、それを持続させる作用を有するも
のである。かかる観点から、(B−1)成分はケラチン
質繊維内部に容易に浸透できることが必要であり、分子
量180以下であることが好ましい。また、(B−1)
成分と金属イオン(A)との反応により形成される複合
体は、水に不溶性又は難溶性であるが、より具体的には
当該複合体は25℃におけるKsp値が1.0×10-5
以下であるか、25℃における溶解度が0.2g/10
0g以下であることが好ましい。
【0012】かかる(B−1)成分である無機化合物と
しては、塩素イオン、水酸化イオン、亜硝酸イオン、硫
酸イオン、リン酸イオン、ホウ酸イオン、炭酸イオンが
挙げられる。また、有機化合物としては、モノカルボン
酸類、ジカルボン酸類が挙げられ、これらは、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などの水溶性塩とし
て用いられる。これらの中でも特に、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ソル
ビン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン
酸、酒石酸等が好ましい。
しては、塩素イオン、水酸化イオン、亜硝酸イオン、硫
酸イオン、リン酸イオン、ホウ酸イオン、炭酸イオンが
挙げられる。また、有機化合物としては、モノカルボン
酸類、ジカルボン酸類が挙げられ、これらは、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などの水溶性塩とし
て用いられる。これらの中でも特に、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ソル
ビン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン
酸、酒石酸等が好ましい。
【0013】これらの(B−1)成分は単独又は2種以
上を組み合せて用いることができ、その配合量は、第2
剤中に0.1%以上、特に0.5%以上が好ましい。上
記の(B−1)成分の配合量が過少であると、毛髪内で
の不溶性又は難溶性の複合体が充分形成されず、日常の
シャンプーにより容易にハリ、コシ/ボリューム感が低
減するおそれがある。
上を組み合せて用いることができ、その配合量は、第2
剤中に0.1%以上、特に0.5%以上が好ましい。上
記の(B−1)成分の配合量が過少であると、毛髪内で
の不溶性又は難溶性の複合体が充分形成されず、日常の
シャンプーにより容易にハリ、コシ/ボリューム感が低
減するおそれがある。
【0014】好ましい成分(A)と成分(B−1)の組
み合わせとしては、例えばカルシウムイオンとシュウ酸
(25℃におけるKsp=2.1×10-9)、カルシウ
ムイオンと炭酸イオン(25℃におけるKsp=4.7
×10-9)、カルシウムイオンとリン酸イオン(25℃
におけるKsp=2.0×10-29 )、カルシウムイオ
ンと硫酸イオン(25℃におけるKsp=2.4×10
-9)、マグネシウムイオンとリン酸イオン(25℃にお
けるKsp=6.3×10-26 )、亜鉛イオンとシュウ
酸(25℃におけるKsp=2.5×10-9)、バリウ
ムイオンと硫酸イオン(25℃におけるKsp=1.0
×10-10 )、銀イオンと塩酸(25℃におけるKsp
=1.0×10-10 )、カルシウムイオンと酒石酸(2
5℃における溶解度0.03g/100g水)等が挙げ
られる。
み合わせとしては、例えばカルシウムイオンとシュウ酸
(25℃におけるKsp=2.1×10-9)、カルシウ
ムイオンと炭酸イオン(25℃におけるKsp=4.7
×10-9)、カルシウムイオンとリン酸イオン(25℃
におけるKsp=2.0×10-29 )、カルシウムイオ
ンと硫酸イオン(25℃におけるKsp=2.4×10
-9)、マグネシウムイオンとリン酸イオン(25℃にお
けるKsp=6.3×10-26 )、亜鉛イオンとシュウ
酸(25℃におけるKsp=2.5×10-9)、バリウ
ムイオンと硫酸イオン(25℃におけるKsp=1.0
×10-10 )、銀イオンと塩酸(25℃におけるKsp
=1.0×10-10 )、カルシウムイオンと酒石酸(2
5℃における溶解度0.03g/100g水)等が挙げ
られる。
【0015】また、本発明においては、第2剤中に成分
(B−1)とともに成分(B−2)が含まれる。成分
(B−2)は、それ自体、ケラチン質繊維内部には浸透
しにくいことが必要であり、これにより、成分(B−
2)の作用はケラチン質繊維表面上に限られる。また、
成分(B−2)は成分(A)との複合体を形成する必要
があり、更に、成分(B−2)と成分(A)の複合体が
水に易溶性であることが必要である。これにより、成分
(B−2)は成分(B−1)と競争しながら成分(A)
と反応するため、成分(B−1)と成分(A)との結合
を妨げ、更に、成分(B−2)と成分(A)の複合体自
体が水に易溶性であるため、ケラチン質繊維表面上での
不溶性塩又は難溶性複合体の析出を低減させることがで
きる。この為、本発明においては、成分(B−2)の添
加により、キシミ感やゴワツキ感を伴うことなく、充分
なハリ、コシをケラチン質繊維に付与することが可能と
なった。
(B−1)とともに成分(B−2)が含まれる。成分
(B−2)は、それ自体、ケラチン質繊維内部には浸透
しにくいことが必要であり、これにより、成分(B−
2)の作用はケラチン質繊維表面上に限られる。また、
成分(B−2)は成分(A)との複合体を形成する必要
があり、更に、成分(B−2)と成分(A)の複合体が
水に易溶性であることが必要である。これにより、成分
(B−2)は成分(B−1)と競争しながら成分(A)
と反応するため、成分(B−1)と成分(A)との結合
を妨げ、更に、成分(B−2)と成分(A)の複合体自
体が水に易溶性であるため、ケラチン質繊維表面上での
不溶性塩又は難溶性複合体の析出を低減させることがで
きる。この為、本発明においては、成分(B−2)の添
加により、キシミ感やゴワツキ感を伴うことなく、充分
なハリ、コシをケラチン質繊維に付与することが可能と
なった。
【0016】このように成分(B−2)は成分(A)の
金属イオンと複合体を形成し、かつ、その複合体が水に
易溶性のものであれば特に限定されないが、分子量が1
80以下であると、ケラチン質繊維内に浸透しやすく、
ケラチン質繊維内での成分(A)と成分(B−1)の結
合による水に不溶性又は難溶性複合体の析出をも妨げる
ため、ケラチン質繊維にハリ、コシを付与する効果が低
減するおそれがある。それゆえ、成分(B−2)の分子
量は180を超えるものであることが望ましい。
金属イオンと複合体を形成し、かつ、その複合体が水に
易溶性のものであれば特に限定されないが、分子量が1
80以下であると、ケラチン質繊維内に浸透しやすく、
ケラチン質繊維内での成分(A)と成分(B−1)の結
合による水に不溶性又は難溶性複合体の析出をも妨げる
ため、ケラチン質繊維にハリ、コシを付与する効果が低
減するおそれがある。それゆえ、成分(B−2)の分子
量は180を超えるものであることが望ましい。
【0017】特に好ましい成分(B−2)としては、ク
エン酸、イソクエン酸、アロイソクエン酸、トリカルバ
リル酸、ポリアクリル酸等のポリカルボン酸又はオキシ
ポリカルボン酸;ニトリロトリ酢酸、ニトリロトリプロ
ピオン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジア
ミンテトラプロピオン酸等のアミノポリカルボン酸;ア
ミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメ
チレンホスホン酸、ヘキサメチレンジアミンテトラメチ
レンホスホン酸、ジメチレントリアミンペンタメチレン
ホスホン酸等のポリホスホン酸等が挙げられる。
エン酸、イソクエン酸、アロイソクエン酸、トリカルバ
リル酸、ポリアクリル酸等のポリカルボン酸又はオキシ
ポリカルボン酸;ニトリロトリ酢酸、ニトリロトリプロ
ピオン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジア
ミンテトラプロピオン酸等のアミノポリカルボン酸;ア
ミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメ
チレンホスホン酸、ヘキサメチレンジアミンテトラメチ
レンホスホン酸、ジメチレントリアミンペンタメチレン
ホスホン酸等のポリホスホン酸等が挙げられる。
【0018】これらの(B−2)成分は単独で又は2種
以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、
第2剤中に0.01〜20.0%が好ましく、0.05
〜10.0%が特に好ましい。配合量が0.01%未満
であるとケラチン質繊維表面に析出した不溶性又は難溶
性複合体によるキシミ感、ゴワツキ感を低減できず、ま
た、配合量が20.0%を超えると、(A)成分及び
(B−1)成分によるケラチン質繊維内での不溶性又は
難溶性複合体の形成を妨げ、ハリ、コシ/ボリューム感
が低減するおそれがあるので好ましくない。
以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、
第2剤中に0.01〜20.0%が好ましく、0.05
〜10.0%が特に好ましい。配合量が0.01%未満
であるとケラチン質繊維表面に析出した不溶性又は難溶
性複合体によるキシミ感、ゴワツキ感を低減できず、ま
た、配合量が20.0%を超えると、(A)成分及び
(B−1)成分によるケラチン質繊維内での不溶性又は
難溶性複合体の形成を妨げ、ハリ、コシ/ボリューム感
が低減するおそれがあるので好ましくない。
【0019】本発明のケラチン質繊維処理剤の第1剤及
び第2剤は常法に従って製造することができる。また、
本発明においては第1剤及び第2剤中に、本発明の効果
を損なわない範囲において、通常化粧品分野において用
いられる界面活性剤、増粘剤、油剤、整髪基剤、pH調整
剤、感触向上剤、香料等を添加することができる。
び第2剤は常法に従って製造することができる。また、
本発明においては第1剤及び第2剤中に、本発明の効果
を損なわない範囲において、通常化粧品分野において用
いられる界面活性剤、増粘剤、油剤、整髪基剤、pH調整
剤、感触向上剤、香料等を添加することができる。
【0020】かくして得られる本発明のケラチン質繊維
処理剤を用いたケラチン質繊維の処理は次のようにして
行う。まずケラチン質繊維を第1剤で処理し、一定時間
経過後第2剤で処理すればよい。第1剤処理後のケラチ
ン質繊維は第1剤中の金属イオン(A)が浸透するのに
充分な時間放置すればよいが、室温〜80℃にて10〜
60分間放置し、必要に応じて中間すすぎを行うのが好
ましい。第2剤処理後のケラチン質繊維は、金属イオン
(A)と第2剤中の(B−1)及び(B−2)成分との
反応に充分な時間、より好ましくは室温〜80℃にて5
〜30分間放置した後、流水等ですすぎ、乾燥するのが
好ましい。
処理剤を用いたケラチン質繊維の処理は次のようにして
行う。まずケラチン質繊維を第1剤で処理し、一定時間
経過後第2剤で処理すればよい。第1剤処理後のケラチ
ン質繊維は第1剤中の金属イオン(A)が浸透するのに
充分な時間放置すればよいが、室温〜80℃にて10〜
60分間放置し、必要に応じて中間すすぎを行うのが好
ましい。第2剤処理後のケラチン質繊維は、金属イオン
(A)と第2剤中の(B−1)及び(B−2)成分との
反応に充分な時間、より好ましくは室温〜80℃にて5
〜30分間放置した後、流水等ですすぎ、乾燥するのが
好ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明のケラチン質繊維処理剤を用いて
処理を行えば、ケラチン質繊維表面での水に不溶性又は
難溶性の複合体の析出を防ぎながら、ケラチン質繊維内
部において水に不溶性又は難溶性の複合体の析出が行わ
れるため、キシミ感やゴワツキ感などの感触上の劣化を
まねくことなしに、ケラチン質繊維に充分なハリ、コシ
を与えることができる。
処理を行えば、ケラチン質繊維表面での水に不溶性又は
難溶性の複合体の析出を防ぎながら、ケラチン質繊維内
部において水に不溶性又は難溶性の複合体の析出が行わ
れるため、キシミ感やゴワツキ感などの感触上の劣化を
まねくことなしに、ケラチン質繊維に充分なハリ、コシ
を与えることができる。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
が、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
【0023】実施例1 表1に示す組成の第1剤[1−a、1−b]及び表2に
示す組成の第2剤[2−a、2−b]を調製し、それぞ
れを用い専門パネラー10名により、本発明例による処
理と比較例による処理とのハリ、コシ感についての比較
官能評価を行った。すなわち、本発明例として欧米人ブ
ロンド毛トレス約10gに表3の左に示した組み合わせ
で第1剤、続いて第2剤を処理した。具体的には第1剤
5gを塗布して45℃で15分間放置し、続いて、第2
剤5gを塗布して45℃、15分間放置したのち、流水
中ですすぎ、ついでシャンプーとリンスを行った。ま
た、比較例としては表3の右に示した、第1剤又は第2
剤の単独で同様のトレスを用いて、本発明例と同じ温度
で同じ時間処理したのち、流水中ですすぎ、ついでシャ
ンプーとリンスを行った。表3に示す本発明例と比較例
の組み合わせでハリ、コシ感の比較を行った。その結果
を表3に示す。表3の結果より、本発明例のほうが比較
例よりもハリ、コシ感に優れていることがわかる。
示す組成の第2剤[2−a、2−b]を調製し、それぞ
れを用い専門パネラー10名により、本発明例による処
理と比較例による処理とのハリ、コシ感についての比較
官能評価を行った。すなわち、本発明例として欧米人ブ
ロンド毛トレス約10gに表3の左に示した組み合わせ
で第1剤、続いて第2剤を処理した。具体的には第1剤
5gを塗布して45℃で15分間放置し、続いて、第2
剤5gを塗布して45℃、15分間放置したのち、流水
中ですすぎ、ついでシャンプーとリンスを行った。ま
た、比較例としては表3の右に示した、第1剤又は第2
剤の単独で同様のトレスを用いて、本発明例と同じ温度
で同じ時間処理したのち、流水中ですすぎ、ついでシャ
ンプーとリンスを行った。表3に示す本発明例と比較例
の組み合わせでハリ、コシ感の比較を行った。その結果
を表3に示す。表3の結果より、本発明例のほうが比較
例よりもハリ、コシ感に優れていることがわかる。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】実施例2 次に表4の組成の第2剤[2−c]を調製し、実施例1
の第1剤[1−a、1−b]との組み合わせで、実施例
1と同様のトレスを用いて同様の処理を行い、これを比
較例として、実施例1の本発明例とのゴワツキ感の少な
さについての比較を専門パネラー10名により行った。
この結果を表5に示す。表5の結果より、本発明例は比
較例とくらべ、ハリ、コシ感が同レベルであるが、ゴワ
ツキ感の少なさでは有意に優れていることがわかる。
の第1剤[1−a、1−b]との組み合わせで、実施例
1と同様のトレスを用いて同様の処理を行い、これを比
較例として、実施例1の本発明例とのゴワツキ感の少な
さについての比較を専門パネラー10名により行った。
この結果を表5に示す。表5の結果より、本発明例は比
較例とくらべ、ハリ、コシ感が同レベルであるが、ゴワ
ツキ感の少なさでは有意に優れていることがわかる。
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】実施例3 表6に示す第2剤を調製し、実施例1の第1剤[1−
a]との組み合わせで、欧米人ブロンド毛トレス10g
を処理して、ハリ、コシ感とゴワツキ感を美容師に評価
させた。すなわち、トレス約10gに第1剤[1−a]
5gを塗布して45℃で20分間放置し、続いて、表6
に示す第2剤5gを塗布して45℃で15分間放置した
のち、流水中ですすぎ、ついでシャンプーとリンスを行
った。その後、ドライヤーで乾燥させ、ハリ、コシ感及
びゴワツキ感について以下の基準で美容師に評価させ
た。その結果を表6に示す。表6の結果より、本発明例
は比較例にくらべ、ハリ、コシ感が高く、かつ、ゴワツ
キ感が少ないことがわかる。
a]との組み合わせで、欧米人ブロンド毛トレス10g
を処理して、ハリ、コシ感とゴワツキ感を美容師に評価
させた。すなわち、トレス約10gに第1剤[1−a]
5gを塗布して45℃で20分間放置し、続いて、表6
に示す第2剤5gを塗布して45℃で15分間放置した
のち、流水中ですすぎ、ついでシャンプーとリンスを行
った。その後、ドライヤーで乾燥させ、ハリ、コシ感及
びゴワツキ感について以下の基準で美容師に評価させ
た。その結果を表6に示す。表6の結果より、本発明例
は比較例にくらべ、ハリ、コシ感が高く、かつ、ゴワツ
キ感が少ないことがわかる。
【0031】評価基準:ハリ、コシ感 ◎:非常にハリ、コシ感を感じる。 ○:ハリ、コシ感を感じる。 △:どちらとも言えない。 ×:ハリ、コシ感を感じない。ゴワツキ感 ◎:非常にゴワツキ感が少ない。 ○:ゴワツキ感が少ない。 △:とちらとも言えない。 ×:ゴワツキ感が強い。
【0032】
【表6】
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)金属イオンを含有する第1剤と、
(B−1)ケラチン質繊維内部に容易に浸透でき、かつ
第1剤の金属イオンと反応して水に難溶性又は不溶性の
複合体を形成し得る有機又は無機化合物及び(B−2)
ケラチン質繊維内部に容易に浸透できず、かつ第1剤の
金属イオンと反応して水溶性の複合体を形成し得る有機
化合物を含有する第2剤とからなるケラチン質繊維処理
剤。 - 【請求項2】 (A)金属イオンを含有する第1剤と、
(B−1)第1剤の金属イオンと反応して水に難溶性又
は不溶性の複合体を形成し得る分子量180以下の有機
又は無機化合物及び(B−2)第1剤の金属イオンと反
応して水溶性の複合体を形成し得る分子量180を超え
る有機化合物を含有する第2剤とからなるケラチン質繊
維処理剤。 - 【請求項3】 金属イオンを含有する第1剤でケラチン
質繊維を処理し、一定時間経過後当該ケラチン質繊維を
ケラチン質繊維内部に容易に浸透でき、かつ第1剤の金
属イオンと反応して水に難溶性又は不溶性の複合体を形
成し得る有機又は無機化合物及びケラチン質繊維内部に
容易に浸透できず、かつ第1剤の金属イオンと反応して
水溶性の複合体を形成し得る有機化合物を含有する第2
剤で処理することを特徴とするケラチン質繊維処理方
法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17091192A JP3148365B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケラチン質繊維改質剤キット |
DE69301904T DE69301904T3 (de) | 1992-06-29 | 1993-06-25 | Zusammensetzung zur behandlung von keratinfasern |
US08/182,122 US5472697A (en) | 1992-06-29 | 1993-06-25 | Composition for treating keratinous fibers |
PCT/JP1993/000868 WO1994000099A1 (en) | 1992-06-29 | 1993-06-25 | Composition for treating keratinous fibers |
EP93913585A EP0601163B2 (en) | 1992-06-29 | 1993-06-25 | Composition for treating keratinous fibers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17091192A JP3148365B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケラチン質繊維改質剤キット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069347A true JPH069347A (ja) | 1994-01-18 |
JP3148365B2 JP3148365B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=15913630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17091192A Expired - Fee Related JP3148365B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケラチン質繊維改質剤キット |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5472697A (ja) |
EP (1) | EP0601163B2 (ja) |
JP (1) | JP3148365B2 (ja) |
DE (1) | DE69301904T3 (ja) |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7132771B2 (en) | 2001-04-02 | 2006-11-07 | Lg Electronics Inc. | Motor for washing machine |
US7981407B2 (en) | 2004-02-27 | 2011-07-19 | Kao Corporation | Hair cosmetic composition |
EP2249785B1 (en) | 2008-02-08 | 2016-12-14 | Colgate-Palmolive Company | Arginine salts and their uses for the treatment of illnesses in the oral cavity |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2727314B1 (fr) * | 1994-11-24 | 1997-01-03 | Oreal | Procede pour la deformation permanente des matieres keratiniques |
US5932251A (en) * | 1997-04-23 | 1999-08-03 | Kirkpatrick; Carole M. | Hair growth promoter and method of using same |
US6241971B1 (en) | 1997-09-25 | 2001-06-05 | The Procter & Gamble Company | Hair styling compositions comprising mineral salt, lipophilic material, and low levels of surfactant |
US6495498B2 (en) | 1999-05-27 | 2002-12-17 | Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. | Detergent compositions with enhanced depositing, conditioning and softness capabilities |
FR2837382A1 (fr) * | 2002-03-25 | 2003-09-26 | Oreal | UTILISATION D'UN MELANGE D'ORTHODIPHENOL ET D'UN SYSTEME CATALYTIQUE Mn(II)ET/OU Zn(II)ET D'HYDROGENOCARBONATE EN TANT QU'AGENT COIFFANT DANS UNE COMPOSITION COSMETIQUE CAPILLAIRE |
JP4133017B2 (ja) * | 2002-06-20 | 2008-08-13 | 株式会社資生堂 | 毛髪処理用組成物 |
FR2844712B1 (fr) * | 2002-09-24 | 2006-06-02 | Oreal | Composition cosmetique comprenant un systeme ligand- recepteur exogene adsorbe ou fixe de facon covalente aux matieres keratiniques et traitement des cheveux utilisant cette composition ou ses elements constitutifs |
FR2845904A1 (fr) * | 2002-10-22 | 2004-04-23 | Oreal | Composition de deformation permanente des cheveux contenant au moins une combinaison bisulfitique d'aldehyde |
FR2845903A1 (fr) * | 2002-10-22 | 2004-04-23 | Oreal | Composition de deformation permanente des cheveux contenant au moins une combinaison bisulfitique de cetone |
FR2965173B1 (fr) * | 2010-09-24 | 2013-04-05 | Oreal | Procede de traitement des fibres keratiniques mettant en oeuvre une composition cosmetique non detergente comprenant au moins un sel de calcium |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA888689A (en) * | 1969-01-20 | 1971-12-21 | Gabin Petrucci Pierre | Hair and scalp preparation |
DE2816540C3 (de) * | 1977-04-19 | 1981-01-29 | Ciba-Geigy Ag, Basel (Schweiz) | Farbstoffpräparate zum Klotzfärben |
JPS5846160B2 (ja) * | 1978-07-13 | 1983-10-14 | 花王株式会社 | シヤンプ−組成物 |
US4306873A (en) * | 1978-10-20 | 1981-12-22 | Combe Incorporated | Aqueous-based hair dyeing composition containing a soluble bismuth salt complex and a reducing compound |
JPS55108812A (en) * | 1979-02-14 | 1980-08-21 | Umezawa Fumihiko | Hair-treating agent |
DE3301515A1 (de) † | 1983-01-19 | 1984-07-19 | Wella Ag, 6100 Darmstadt | Verfahren zur dauerverformung des haarnachwuchses und mittel zu seiner durchfuehrung |
US4614200A (en) * | 1983-06-30 | 1986-09-30 | Helene Curtis Industries, Inc. | Hair treating method and composition |
DE3503618A1 (de) * | 1985-02-02 | 1986-08-07 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Mittel zum waschen oder spuelen der haare |
DE3627746A1 (de) * | 1986-08-16 | 1988-02-18 | Henkel Kgaa | Verfahren zur dauerhaften haarverformung |
EP0269107A3 (en) * | 1986-11-28 | 1989-10-11 | Kao Corporation | Composition for hair treatment agent |
JPS6466109A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-13 | Sanshidou Seiyaku Kk | Method for treating hair |
US4828750A (en) * | 1987-12-02 | 1989-05-09 | Colgate-Polmolive Company | Fabric rinse composition to remove surfactant residues |
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GB8814295D0 (en) * | 1988-06-16 | 1988-07-20 | Unilever Plc | Cosmetic composition |
DE3833681A1 (de) † | 1988-10-04 | 1990-04-05 | Henkel Kgaa | Dauerwellmittel |
JPH0669941B2 (ja) * | 1989-04-24 | 1994-09-07 | 花王株式会社 | 毛髪処理剤組成物、脱色剤組成物及び毛髪色調修正剤組成物 |
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-
1992
- 1992-06-29 JP JP17091192A patent/JP3148365B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-06-25 US US08/182,122 patent/US5472697A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-25 WO PCT/JP1993/000868 patent/WO1994000099A1/en active IP Right Grant
- 1993-06-25 EP EP93913585A patent/EP0601163B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-25 DE DE69301904T patent/DE69301904T3/de not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0601163A1 (en) | 1994-06-15 |
JP3148365B2 (ja) | 2001-03-19 |
EP0601163B1 (en) | 1996-03-20 |
DE69301904D1 (de) | 1996-04-25 |
DE69301904T3 (de) | 2006-11-09 |
EP0601163B2 (en) | 2006-04-12 |
DE69301904T2 (de) | 1996-09-05 |
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WO1994000099A1 (en) | 1994-01-06 |
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