JPH0693290B2 - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

回転磁気ヘツド装置

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JPH0693290B2
JPH0693290B2 JP10841086A JP10841086A JPH0693290B2 JP H0693290 B2 JPH0693290 B2 JP H0693290B2 JP 10841086 A JP10841086 A JP 10841086A JP 10841086 A JP10841086 A JP 10841086A JP H0693290 B2 JPH0693290 B2 JP H0693290B2
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • G11B5/531Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置にかか
わり、特に、消去用磁気ヘッドをシリンダに搭載した回
転磁気ヘッド装置に関する。
〔従来の技術〕 従来のこの種の装置としては、実公昭56−47802号公報
に記載された、180゜対称配置した2つの映像信号の記
録再生用磁気ヘッドと異なる所に2つの消去用磁気ヘッ
ドを配置し、つなぎ撮りインサート編集を容易にするも
のが知られている。これに対し、特開昭59−104704号公
報においては、映像信号の記録再生用磁気ヘッドに対
し、90度回転位相を変えた1つの消去用磁気ヘッドを配
して、消去用磁気ヘッドの数を少なくしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術、特に後者の技術は、テープ当接時の回転
磁気ヘッド装置の回転安定性について配慮がされておら
ず、以下述べるような問題があった。すなわち、実公昭
56−47802号公報では、2つの映像信号記録再生用磁気
ヘッドのそれぞれに近接して消去用磁気ヘッドを配置す
ることにより、再生画像のくねり(画像ジッダ)を防止
することを提示している。また、特開昭59−104704号公
報では、前述のように消去用磁気ヘッドの数を1つと少
なくでき、さらに、近接消去用磁気ヘッドからの消去信
号漏洩妨害をなくす効果もあり、実用的である。しかし
ながら、消去用磁気ヘッドを映像信号記録再生用磁気ヘ
ッドから離して配置することは、実公昭56−47802号公
報に記載のごとく、再生画像のくねり(ジッタ)を起こ
す問題をかかえており、その解決が必要である。
本発明の目的は、映像信号記録再生用磁気ヘッドと異な
る位置に消去用磁気ヘッドを備える回転磁気ヘッド装置
において、再生画像のくねり(ジッタ)を低減しうる構
造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、磁気ヘッドのテープスクイズ量(磁気ヘッ
ドのテープかき上げ、くい込み量)を、消去用磁気ヘッ
ドと映像信号記録再生用磁気ヘッドとで異ならせ、特に
消去用磁気ヘッドのスクイズ量を映像信号記録再生用磁
気ヘッドより少なくすることによって達成される。
このスクイズ量は、磁気ヘッドのテープ摺動最先端部の
回転半径Rと、回転磁気ヘッド装置の回転面周囲で浮上
するテープ曲率半径RTとの差R−RTで表わすことがで
き、そこで本発明は、この差の絶対値が、消去用磁気ヘ
ッドの方が映像信号記録再生用磁気ヘッドよりも小さく
なるようにしたことを特徴とするものである。
上記回転半径Rとテープ曲率半径RTを定めるには、下記
手段で実現できる。
(イ) 回転磁気ヘッド装置の磁気ヘッド取付開口部面
積を、両磁気ヘッドで変える。
(ロ) 回転磁気ヘッド装置の磁気ヘッド取付開口部周
囲面の面粗度を、両磁気ヘッドで変える。
(ハ) 両磁気ヘッドの回転磁気ヘッド装置からの突出
量を変える。
〔作用〕
テープスクイズ量Sは、テープと磁気ヘッドとの間の接
触力Pとの相関がある。すなわち、テープ剛性をE、ポ
アソン比ν、磁気ヘッドのテープ摺動面積をAとする
と、次式 で示される関係をもち、スクイズ量Sが大きいほど接触
力Pも大きくなる。従って、スクイズ量が大なるほどテ
ープと回転磁気ヘッド装置との結合が強くなる。ところ
が、テープは走行不安定さから張力変動を起こしながら
走行しており、スクイズ量Sが大きいほど回転磁気ヘッ
ド装置の回転むらを起こしやすい。一方、映像信号記録
再生用磁気ヘッドは、1μm以下の再生波長のためのス
ペーシング損失の影響を受けやすく、実質30μm程度の
スクイズ量が必要であるが、これに対し、消去用磁気ヘ
ッドは再生機能がないことから、スクイズ量を少なく定
めることができる。
前述した本発明を実現する手段について説明すると、
(イ)では、消去用磁気ヘッドの取付開口部の面積を映
像信号記録再生用磁気ヘッドより少なくして、消去用磁
気ヘッド周辺のテープ浮上量を大きくし、消去用磁気ヘ
ッドのテープスクイズ量を少なくするものである。ま
た、(ロ)では、消去用磁気ヘッドの取付開口部周辺の
回転磁気ヘッド外周面を映像信号記録再生用磁気ヘッド
の取付開口部よりも鏡面にすることで、テープル浮上量
を大きくし、消去用磁気ヘッドのスクイズ量を少なくす
るものである。さらに、(ハ)では、消去用磁気ヘッド
の回転磁気ヘッド装置外周面からの突出量を映像信号記
録再生用磁気ヘッドより少なくすることで、上記
(イ),(ロ)と同じ効果を得るものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第1
図は該実施例の回転磁気ヘッド装置の展開図である。
回転磁気ヘッド装置は、180゜対称配置した2つの映
像信号記録再生用磁気ヘッド2a,2bの中間角度に消去用
磁気ヘッド3を配置した回転シリンダ4と、テープ5を
斜めに巻き付けて走行案内する固定シリンダ6とからな
っている。回転シリンダ4は、矢印イの方向に回転し、
巻付け走行するテープ5をヘリカルスキャンする。各磁
気ヘッド2a,2b,3は、回転シリンダに設けた開口7a,7b,8
にそれぞれ挿入してある。各磁気ヘッド2a,2b,3の幅9a,
9b,9cは一定、すなわち9a=9b=9cである。また、各開
口部7a,7b,8の厚さ10a,10b,10cは一定、すなわち10a=1
0b=10cであるが、各幅11a,11b,12を、11a=11b>12の
関係にして、開口面積を変えてある。
第2図は、第1図の矢印ロ方向から見た映像信号記録再
生用磁気ヘッド2a,2bとその開口部7a,7bにおけるテープ
5の挙動を示す図、また、第3図は、同じく消去用磁気
ヘッド3とその開口部8におけるテープ5の挙動を示す
図である。両図において、開口部7a,7bの幅11a,11bが大
きい映像信号記録再生用磁気ヘッド2a,2bでのテープ5
は、開口部7a,7bへのテープ落ち込みが大きくスクイズ
量SVとなるのに対し、消去用磁気ヘッド3の開口部8で
は幅12が小さいことから落ち込みが小さく、そのスクイ
ズ量SEは、SE<SVとなる。ここで、スクイズ量SV,S
Eは、各磁気ヘッド2a,2b,3それぞれのテープ摺動面最先
端部2c,2d,3aの回転半径Rと、テープの最小曲率半径RT
との差、すなわちSV=|RV−RTV|、SE=|RE−RTE|で与え
られる。
第4図は、スクイズ量と画像ジッタとの関係を示す図で
ある。図中、破線は画像ジッタとスクイズ効果との関係
を示す。スクイズ量が少ない場合、回転磁気ヘッド装置
とテープとの間に空気層ができにくいが、数ミクロンの
スクイズ量で空気層が発生する。スクイズ量を増やす
と、磁気ヘッドとテープとの間の結合度が増すことで、
ジッタは増大する。さらに、磁気ヘッドの数を増やすと
ジッタは増大し、本発明の対象である映像信号記録再生
用磁気ヘッド2つに消去用磁気ヘッドを加えた3磁気ヘ
ッドでは、顕著なジッタ増大を示す。図中、実線は本発
明実施例の効果を示す。映像信号記録再生用磁気ヘッド
2a,2bと消去用磁気ヘッド3のスクイズ量差SV−SEが大
きくなるに従ってジッタは減少する。このスクイズ量差
は、前記開口部7a,7b,8の大きさの差に応じて変るが、
例えば映像信号記録再生用磁気ヘッド2a,2b部の開口幅1
1a,11bを、3.5mm、消去用磁気ヘッド3部の開口幅12を
2.5mmのとき、実質5〜10μmのスクイズ量差が得られ
る。スクイズ量差は、上記のように開口部の大きさの差
に応じて変るが、またテープ剛性によっても変ること
と、開口部7a,7b,8を大きくするとテープの不要振動を
起こしやすくなるので、この開口部の設計値は画像ジッ
タレベルの実状に合わせて設定すればよい。
第5図は本発明の別の実施例の回転磁気ヘッド装置の展
開図である。本実施例は、各磁気ヘッド2a,2b,3を挿入
する開口部13,14,15の大きさを同じにして、前の実施例
と同様な効果を得るものである。本実施例では、各開口
部以外、前の実施例と同様に映像信号記録再生用磁気ヘ
ッド2a,2b、消去用磁気ヘッド3を所定角度で回転シリ
ンダ16に取り付けるが、映像信号記録再生用磁気ヘッド
2a,2bの開口部13,15の周辺部17,18の面粗度を、消去用
磁気ヘッド3の開口部14の周辺部よりも粗い面としてい
る。例えば、開口部14の周辺の面粗度は、回転シリンダ
16の面粗度と同じ0.1〜0.5sとするが、開口部13,15の周
辺部17,18の面粗度は0.5〜1sの粗面とする。この粗面の
形成は、サンドブラスト加工やバフ加工によって容易に
行うことができる。
上記実施例において、テープ浮上量は開口部13および15
と開口部14とで異なる。これは、回転シリンダ16の回転
につれてテープと回転シリンダ16との間に流れ込んだ空
気流が、開口部13,14,15周辺部の粗度により流れ抵抗が
変ることによる。空気流れ抵抗は、粗面になるほど大き
くなる。従って、粗い面の17,18部では、流れ抵抗が大
きいことにより空気は開口部13,15内に流れ込み、テー
プ浮上量が少なくなる。一方、消去用磁気ヘッド3の開
口部14周辺部は鏡面に近く、テープ浮上量が大きい。以
上のことから、本実施例におけるスクイズ量は消去用磁
気ヘッド3部で少なくでき、実質上前の実施例と同様な
画像ジッタ低減効果を得ることができる。
本実施例と前の実施例とを複合した構成にしても、前の
実施例と同様の効果が得られる。
なお、以上2つの実施例では、各磁気ヘッド2a,2b,3の
開口部形状を矩形として説明したが、形状は矩形以外、
例えば台形状あるいは半円状であっても上記実施例と同
様な効果があり、また、それらの同一回転シリンダで組
み合わせて用いてもよい。
第6図は本発明のさらに別の実施例を示す図である。第
6図(a)は該実施例の消去用磁気ヘッド20およびテー
プ5の挙動を示す図であり、第6図(b)は映像信号記
録再生用磁気ヘッド21およびテープ5の挙動を示す図で
ある。両図において、消去用磁気ヘッド20の開口部22か
らの突出しは、回転シリンダ23の外周半径RCから出て、
その突出量△EはRE−RCである。一方、映像信号記録再
生用磁気ヘッド21の開口部24からの突出量△VはRV−RC
であり、△V>△Eの関係にしてある。テープ5の挙動
は、第6図(a),(b)に示すように各磁気ヘッド2
0,21を包む。テープ5走査時のテープ最小曲率半径が各
磁気ヘッドでRTE,RTVであることから、スクイズ量は消
去用磁気ヘッド20でRE−RTE、映像信号記録再生用磁気
ヘッド21でRV−RTVとなり、そのスクイズ量の関係はRV
−RTV>RE−RTEとなる。従って、前記実施例と同様な効
果が得られる。
なお、本実施例では、消去用磁気ヘッド20と映像信号記
録再生用磁気ヘッド21の突出量△V,△Eによりスクイズ
量を任意に設定でき、その差△V−△Eも大きくとれる
ので、画像ジッタ改善効果が大きい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、記録再生用磁気ヘッドと消去用磁気ヘ
ッドとを搭載した回転磁気ヘッド装置において、部品を
増加することなく消去用磁気ヘッドのテープスクイズ量
を少なくでき、テープ走行張力の変動を低減し、回転磁
気ヘッド装置への負荷変動伝達を軽減できるので、画像
上問題の少ないジッタ低減再生画を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回転磁気ヘッド装置の展開
図、第2図および第3図それぞれ映像信号記録再生用磁
気ヘッド部および消去用磁気ヘッド部におけるテープ挙
動を示す図、第4図はテープスクイズ量と画像ジッタの
関係を示す図、第5図は本発明の別の実施例の回転磁気
ヘッド装置の展開図、第6図はさらに別の実施例におけ
るテープ挙動を示す図である。 2a,2b,21……映像信号記録再生用磁気ヘッド 3,20……消去用磁気ヘッド 4,16……回転シリンダ 5……テープ 7a,7b,8,13,14,15,22,24……開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生用磁気ヘッドおよび消去用磁気ヘ
    ッドを具備した回転磁気ヘッド装置であって、消去用磁
    気ヘッドのテープ当接最先端部の回転半径をRE、記録再
    生用磁気ヘッドのテープ当接最先端部の回転半径をRV
    消去用磁気ヘッドのテープ走査後のテープ最小曲率半径
    をRTE、記録再生用磁気ヘッドのテープ走査後のテープ
    最小曲率半径をRTVとすると、|RV−RTV|>|RE−RTE|の
    関係を満たすことを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
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