JPH069323Y2 - エンジンのオイルレベル検出装置 - Google Patents

エンジンのオイルレベル検出装置

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JPH069323Y2
JPH069323Y2 JP3240688U JP3240688U JPH069323Y2 JP H069323 Y2 JPH069323 Y2 JP H069323Y2 JP 3240688 U JP3240688 U JP 3240688U JP 3240688 U JP3240688 U JP 3240688U JP H069323 Y2 JPH069323 Y2 JP H069323Y2
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JP
Japan
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engine
oil level
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oil
detecting
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伸孝 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等エンジンのオイルレベルを検出する
装置に関する。
(従来の技術) 自動車等エンジンにおけるエンジンオイルのレベルを検
出し、それを表示して使用者に知らせる装置として、例
えば特開昭57−84316号公報に記載されたものが
ある。
この装置では、エンジンが駆動中若しくはエンジン停止
後の一定時間はオイルレベルの検出を阻止し、該停止状
態からエンジンを始動させた際にオイルレベルを検出し
てオイルレベルの変動による誤差を回避しようとする。
しかしながら、このような従来のエンジンのオイルレベ
ル検出装置にあっては、エンジン停止後、冷却水温や油
温に関係なく一定時間が経過しないとオイルレベルの検
出を行わない構成となっていたため、オイルレベルの検
出頻度が少なくなってしまうという問題点があった。
すなわち、オイルレベルの検出はエンジン停止後、オイ
ルがエンジン上部の動弁機構からオイルパンに落ちるの
を待って検出することになるが、オイル落ちの速度は実
際には油温によりかなり異なっており(これは油温によ
りオイルの粘度が変化することによる)、あらゆる場合
を想定してオイル落ちが完了する時間(以下、オイル落
ち時間という)を設定しようとすると、誤判定をしない
ようにするためには上記オイル落ち時間を比較的長く設
定する必要がある。したがって、公知例のようにオイル
落ち時間を一定時間に固定しておくものではオイルレベ
ルの検出頻度がかなり制限されることになり、例えばス
ーパーマーケットで買物やレストランで食事程度の時間
では検出しない場合もある。
また、米国特許第4,503,419号公報には、イグ
ニッションスイッチをオフ(機関停止)にした後、機関
冷却水温度に応じた時間(温度に反比例)だけオイルレ
ベルの検出を禁止するようにした、オイルレベルデテク
ションサーキット(OIL LEVEL DETECT
ION CIRCUIT)が記載されている。
これによると、暖機不充分の場合には、エンジン上部の
動弁機構からの“緩やかな”オイル落ち速度に対応した
“長い”時間の経過後にオイルレベルが検出され、ある
いは、暖機充分の場合には、エンジン上部の動弁機構か
らの“速やかな”オイル落ち速度に対応した“短い”時
間の経過後にオイルレベルが検出される。
従って、オイルレベルの検出タイミングを、機関の暖機
状態に応じて柔軟に設定でき、オイルレベルの検出頻度
を高めることができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、かかる米国特許第4,503,419号
公報の技術にあっては、機関停止時のエンジン冷却水セ
ンサの出力に基づいてダウンカウンタの初期値を設定
し、該ダウンカウンタの値をクロック信号に同期して逐
次ダウンカウントすると共に、これと並行してオイルレ
ベルセンサによるオイルレベルの検出動作を行い、ダウ
ンカウンタの値が0となったときに、該オイルレベルセ
ンサによる検出値の表示を許容する、ものであったた
め、オイルレベルセンサやダウンカウンタ等の主要な電
気的構成部品への通電が、機関停止後も継続されること
となり、この間の電源は専らバッテリから供給されるの
で、バッテリ容量を大きくしなければならないといった
問題点があった。
(考案の目的) そこで、本考案の目的は、エンジン(以下、機関と言う
こともある)停止中の電力消費を少なくしたオイルレベ
ル検出装置の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本考案によるエンジンのオイルレベル検出装置は上記目
的を達成するために、エンジンのオイルレベルに応じた
信号を出力する信号発生手段aと、エンジン温度を検出
するエンジン温度検出手段bと、エンジンの停止状態を
検出する停止状態検出手段cと、エンジン停止直後に検
出されたエンジン温度が高温であれば高めのオイルレベ
ル検出許可温度を設定し、また、エンジン停止直後に検
出されたエンジン温度が低温であれば低目のオイルレベ
ル検出許可温度を設定する設定手段dと、始動時のエン
ジン温度が前記許可温度と一致または下回ったときに、
前記信号発生手段の出力に基づいてオイルレベルを検出
するオイルレベル検出手段eと、を備えたことを特徴と
する。
(作用) 本考案では、機関停止時のエンジン温度に応じてオイル
レベル検出許可温度が設定される。そして、機関の再始
動時のエンジン温度と上記検出許可温度とに基づいてオ
イルレベルの検出を行うか否かが決定される。
従って、エンジン停止中は、オイルレベル検出許可温度
の保持のための電力消費だけで済み、かかる電力消費
は、例えば半導体メモリの採用によって極めて微小な値
にできる。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第2〜5図は本考案の一実施例を示す図であり、オイル
落ち速度に対応する物理量として、機関停止時から再始
動時までの油温(または冷却水温)の低下幅を用いたも
のである。
まず、構成を説明する。1はオイルレベルスイッチ(信
号発生手段)であり、オイルレベルスイッチ1は潤滑油
(オイル)を貯留するオイルパン内の所定位置に設けら
れている。オイルレベルスイッチ1は、例えば、オイル
上に浮上してオイル量に合わせて上下するフロートと該
フロート状の上下移動を検知するスイッチ等により構成
されており、オイルレベルに応じてON/OFF信号を
出力する。2は油温センサ(機関温度検出手段)であ
り、油温センサ2はオイル落ち速度と強い相関関係のあ
る潤滑油の温度(油温)Toを検出する。なお、オイル
落ち速度はエンジンの冷却水温Twとも強い相関関係を
有しており、油温Toの代わりに水温センサにより冷却
水温Twを検出するようにしてもよい。また、エンジン
のクランク角Caはクランク角センサ3により検出さ
れ、クランク角Caを表すパルスを計数することによ
り、エンジン回転数Nを知ることができる。
上記オイルレベルスイッチ1、油温センサ2およびクラ
ンク角センサ3からの信号はコントロールユニット4に
入力されており、コントロールユニット4にはイグニッ
ションキースイッチ5を介して図示しないバッテリが接
続されている。イグニッションキースイッチ5はキー
(図示略)をイグニッションキースイッチ5の差込口に
差し込みイグニッション側に回動するとバッテリとコン
トロールユニット4とを接続し、コントロールユニット
4に電源を供給する。コントロールユニット4は停止状
態検出手段、設定手段およびオイルレベル検出手段とし
ての機能を有し、CPU11、ROM12、RAM13および
I/Oポート14により構成される。CPU11はROM12
に書き込まれているプログラムにしたがってI/Oポー
ト14より必要とする外部データを取り込んだり、またR
AM13との間でデータの授受を行ったりしながら演算処
理し、必要に応じて処理したデータをI/Oポート14へ
出力する。I/Oポート14には各センサ1、2、3から
の信号が入力されるとともに、I/Oポート14からは警
報信号を警報ランプ15に出力する。警報ランプ15はコン
トロールユニット4からの警報信号に基づいて点灯し、
運転者にオイルレベルの減少の有無を知らせる。
次に、作用を説明する。
第3図はエンジンのオイルレベルの検出許可温度を設定
するプログラムを示すフローチャートであり、本プログ
ラムは所定時間(例えば、10ms)毎に一度実行され
る。まず、P1で機関停止か否かを判別し、機関停止の
ときはP2で所定時間(例えば、10ms)前は機関運転
中か否かを判別する。10ms前に機関運転中のときは機
関停止直後であると判断してP3で油温センサ2から油
温Toを検出し(冷却水温Twを用いるものではTwを
検出し)、P11で機関停止直後の油温To(または、冷
却水温Tw)に基づいて第4図に示すマップからオイル
レベル検出許可水温(油温)TSLをルックアップし、こ
のTSLを所定のメモリにストアして今回の処理を終了す
る。なお、上記P2で10ms前に機関運転中でないと
き、すなわち機関停止の直後でないときは、P3及びP
11をパスしてそのまま処理を終了する。
第5図はエンジンのオイルレベルを検出するプログラム
を示すフローチャートであり、本プログラムはイグニッ
ションキースイッチ5のON時にスタートし、所定時間
(例えば、10ms)毎に一度実行される。
第5図のプログラムにおいて、P21で機関停止か否かを
判別し、機関停止のときはイグニッションキースイッチ
5ON時であると判断してP22で冷却水温Tw(また
は、油温To)を第3図に示すプログラムにより設定し
たオイルレベル検出許可水温(油温)TSLと比較する。
Tw≦TSLのときは機関停止後から今回エンジンが再始
動するまでに冷却水温Tw(または、油温To)により
設定した許可水温TSL分の温度低下幅がありオイル落ち
が完了していると判断してP6に進む。一方、P21で機
関運転中のときあるいはP21でTw>TSLのときはオイ
ルレベル検出に適した状態になっていないと判断してそ
のまま処理を終える。
このように、本実施例では機関停止時の油温(水温)に
基づいて温度低下幅(オイルレベル検出許可水温(油
温)TSLを記憶し、次回のイグニッションキースイッチ
5ON時に油温(水温)が充分低くなっていれば(TSL
以下であれば)オイル落ちしたと判定してオイルレベル
の検出を行っている。したがって、本実施例では、従来
例(特開昭57−84316号公報)のように機関停止
後一律に一定時間が経過するまでオイルレベルの検出を
行わない態様と異なり、油温(水温)が高いときは短い
時間の経過でオイルレベルを検出でき、検出頻度を高め
ることができる。さらに本実施例では、イグニッション
キースイッチ5OFF後にタイマー機能として長時間コ
ントロールユニット4に通電する必要がないので、本シ
ステムをエンジンコントロールユニットの機能の一部と
して組み込むことができ、車載電装品としては望ましい
ものとなる。
(効果) 本考案によれば、機関停止時の機関温度に応じたオイル
レベルの検出許可温度を設定して、この温度を次回の始
動時まで保持し、始動時の機関温度と該許可温度との比
較結果に基づいてオイルレベルの判定を実行するように
したので、オイルレベルの検出タイミングを機関の暖機
状態に応じて柔軟に設定でき、オイルレベルの検出頻度
を高めることができるという効果に加え、エンジン停止
中の電力消費をオイルレベル検出許可温度の保持のため
の電力消費だけに抑えることができ、かかる電力消費
は、例えば半導体メモリの採用によって極めて微小な値
にできるから、エンジン停止中の電力消費を少なくした
オイルレベル検出装置を提供できるという特有の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本概念図、第2〜5図は本考案の一
実施例を示す図であり、第2図はその全体構成図、第3
図はそのオイルレベルの検出許可温度を設定するプログ
ラムのフローチャート、第4図はそのオイルレベルの検
出許可温度のグラフ、第5図はそのオイルレベルを検出
するプログラムのフローチャートである。 1……オイルレベルスイッチ(信号発生手段)、 2……油温センサ(機関温度検出手段)、 4……コントロールユニット(停止状態検出手段、設定
手段、オイルレベル検出手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)エンジンのオイルレベルに応じた信号
    を出力する信号発生手段と、 b)エンジン温度を検出するエンジン温度検出手段と、 c)エンジンの停止状態を検出する停止状態検出手段
    と、 d)エンジン停止直後に検出されたエンジン温度が高温
    であれば高めのオイルレベル検出許可温度を設定し、ま
    た、エンジン停止直後に検出されたエンジン温度が低温
    であれば低目のオイルレベル検出許可温度を設定する設
    定手段と、 e)始動時のエンジン温度が前記許可温度と一致または
    下回ったときに、前記信号発生手段の出力に基づいてオ
    イルレベルを検出するオイルレベル検出手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンのオイルレベル検出
    装置。
JP3240688U 1988-03-10 1988-03-10 エンジンのオイルレベル検出装置 Expired - Lifetime JPH069323Y2 (ja)

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KR101294186B1 (ko) * 2011-11-22 2013-08-08 기아자동차주식회사 차량의 오일레벨 관리방법 및 시스템

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JP2712574B2 (ja) * 1989-06-19 1998-02-16 トヨタ自動車株式会社 車両用内燃機関の給油装置

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