JP2520725Y2 - 車両用高度計 - Google Patents

車両用高度計

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JP2520725Y2
JP2520725Y2 JP3237191U JP3237191U JP2520725Y2 JP 2520725 Y2 JP2520725 Y2 JP 2520725Y2 JP 3237191 U JP3237191 U JP 3237191U JP 3237191 U JP3237191 U JP 3237191U JP 2520725 Y2 JP2520725 Y2 JP 2520725Y2
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JP
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atmospheric pressure
vehicle
altitude
parking
unit
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JP3237191U
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Inventor
賢一 島田
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両の現在位置の高
度を大気圧から算出し、表示する車両用高度計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用高度計としては、例えば図
3に示すようなものがある。図において、1は大気圧を
計測する気圧検出部、2は気圧検出部1からの現在地点
気圧データと海抜気圧データとに基づいて現在地点高度
データを算出する演算部、3は演算部2からの信号を受
けて現在位置の高度を表示する表示部である。
【0003】次に動作について説明する。車両の高度を
検出するには大気圧の値を気圧検出部1で計測し、この
気圧検出部1からの信号に基づいて演算部2で高度を算
出し、この演算部2において算出された信号を表示部3
に入力して現在位置の高度を表示する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用高度計にあっては、車両の現在位置で
の気圧を計測し、この気圧の値を基に高度Hを数1によ
り算出するだけの構成であるため、
【0005】
【数1】
【0006】車両を駐停車させている間に気圧の変動が
起きると、駐停車した状態であっても表示される高度の
値が変化してしまうばかりでなく、実際の高度と、表示
される高度との誤差が大きいという課題があった。
【0007】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、車両が駐停車している状態では表
示される高度の値は変化しないようにし、しかも高度の
表示誤差を少なくするようにした車両用高度計を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係る車両用高
度計は、大気圧を検出する気圧検出部と、車両の駐停車
を検出する駐停車検出部と、車両の駐停車直前のその地
点における気圧データを記憶する記憶部と、この記憶部
に記憶された車両の駐停車直前のその地点における気圧
データと車両発進直後のその地点における気圧データと
の差を上記気圧検出部が検出した現在地点の気圧データ
から差し引いた気圧データに基づいて気圧と高度との関
係式から現在地点の高度データを算出する演算部とから
なるものである。
【0009】
【作用】この考案における演算部は車両の駐停車直前の
その地点における気圧データと車両発進直後のその地点
における気圧データとの差を気圧検出部が検出した現在
地点の気圧データから差し引いた気圧データに基づいて
気圧と高度との関係式から現在地点の高度データを算出
するようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて詳細につい
て説明する。図1はこの考案の一実施例を示すブロック
図で、図1において図3と同一または均等な構成部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。まず構成を説
明すると、図において、4は車速センサや車輪速検出セ
ンサや電源オン・オフセンサなどを用いて車両の駐停車
を検出する駐停車検出部、5は気圧検出部1と駐停車検
出部4とからの信号処理をする入力インターフェイス
で、この入力インターフェイス5からの信号は演算部2
に供給される。6は演算部2に接続される記憶部で、こ
の記憶部6は車両の駐停車直前のその地点における気圧
データを記憶する。7は演算部2の出力側と表示部との
間に介挿接続される出力インターフェイスである。
【0011】次に図2に示すフローチャートに基づいて
動作について説明する。まず、車両が駐停車状態から発
進したときは気圧検出ステップST1で大気圧の値Pを
検出し、駐停車検出ステップST2で車両が駐停車(V
=0)であるかを検出する。次いで第1判断ステップS
T3で車両が駐停車の状態にあるか否かを判断し、車両
が発進したときには次の第2判断ステップST4におい
て記憶値Xがあるか否かを判断する。車両の発進直後に
は記憶値Xがあるので、次の記憶値読込みステップST
5で記憶値Xを読み込み、次の気圧検出ステップST6
では車両が発進した直後の海抜0m地点の気圧Poを検
出する。補正値算出ステップST7では(Po−X)を
補正値として算出する。次に記憶値リセットステップS
T8では記憶値Xが記憶値読込みステップST5で読み
込まれたので、リセットを行う。次の気圧値補正ステッ
プST9では検出した気圧値の補正として数2の算出を
行うが、
【0012】
【数2】
【0013】車両の発進直後はP=Poとなるので、実
際にはP1=Xとなる。次の、高度算出ステップST1
0では高度Hを数3により算出し、次の出力ステップS
T11で出力を行うものである。
【0014】
【数3】
【0015】そして、車両が走行状態に移ると、車両発
進直後に記憶値リセットステップST8において記憶値
Xがリセットされるために、第2判断ステップST4に
は記憶値Xがないので、次の気圧値補正ステップST9
で数2を計算し、高度算出ステップST10で数3から
高度Hを算出し、出力ステップST11で出力される。
そして、車両走行中はこの行程が繰り返される。
【0016】そして、車両走行状態から駐停車状態に移
る場合は、気圧検出ステップST1に続く駐停車検出ス
テップST2で駐停車を検出し、第1判断ステップST
3で車両が駐停車(V=0)と判断したとき気圧記憶ス
テップST12でV=0直前の気圧値補正ステップST
9で算出した気圧P1を記憶値Xとして記憶する。そし
て、ここで記部された記憶値Xが記憶値読込みステップ
ST5に読み込まれる値となる。また、再び車両が発進
したときは上記フローが繰り返される。
【0017】
【考案の効果】以上説明してきたようにこの考案によれ
ば、その構成を大気圧を検出する気圧検出部と、車両の
駐停車を検出する駐停車検出部と、車両の駐停車直前の
その地点における気圧データを記憶する記憶部と、この
記憶部に記憶された車両の駐停車直前のその地点におけ
る気圧データと車両発進直後のその地点における気圧デ
ータとの差を上記気圧検出部が検出した現在地点の気圧
データから差し引いた気圧データに基づいて気圧と高度
との関係式から現在地点の高度データを算出する演算部
とを備えた車両用高度計としたため、車両が駐停車して
いる状態では表示される高度の値は変化せず、しかも車
両が再び発進したときにも正確な高度を表示することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による車両用高度計を示す
ブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するフローチャートである。
【図3】従来の車両用高度計の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 気圧検出部 2 演算部 4 駐停車検出部 6 記憶部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧を検出する気圧検出部と、車両の
    駐停車を検出する駐停車検出部と、車両の駐停車直前の
    その地点における気圧データを記憶する記憶部と、この
    記憶部に記憶された車両の駐停車直前のその地点におけ
    る気圧データと車両発進直後のその地点における気圧デ
    ータとの差を上記気圧検出部が検出した現在地点の気圧
    データから差し引いた気圧データに基づいて気圧と高度
    との関係式から現在地点の高度データを算出する演算部
    とを備えた車両用高度計。
JP3237191U 1991-04-11 1991-04-11 車両用高度計 Expired - Lifetime JP2520725Y2 (ja)

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JPH04120318U JPH04120318U (ja) 1992-10-28
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JP2007101526A (ja) * 2005-09-06 2007-04-19 Sony Corp 速度検出装置、速度検出方法、速度検出プログラム、位置検出装置、位置検出方法及び位置検出プログラム並びにナビゲーション装置
JP5870743B2 (ja) * 2012-02-20 2016-03-01 富士通株式会社 地点別気圧値収集方法、地点別気圧値収集プログラム及び地点別気圧値収集装置

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JPH04120318U (ja) 1992-10-28

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