JPH0692927A - 新規なアゾキシ化合物 - Google Patents

新規なアゾキシ化合物

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JPH0692927A
JPH0692927A JP26682792A JP26682792A JPH0692927A JP H0692927 A JPH0692927 A JP H0692927A JP 26682792 A JP26682792 A JP 26682792A JP 26682792 A JP26682792 A JP 26682792A JP H0692927 A JPH0692927 A JP H0692927A
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JP
Japan
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halogen atom
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group optionally
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JP26682792A
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English (en)
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Takeo Ideushi
武夫 出牛
Yoshio Takahashi
良男 高橋
Hiroyuki Ishiwatari
博之 石渡
Yukihiro Okuno
之宏 奥野
Toshiaki Oda
敏明 小田
Shozo Shirato
正三 白土
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Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 (式中、R1 及びR2 は水素原子、アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルケニルオキ
シ基、アルキニルオキシ基、アリール基、アラルキル基
等を示し、R3 及びR4 は水素原子、アルキル基を示
し、R5 は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルキ
ニルオキシ基等を示す)で表されるアゾキシ化合物。 【効果】 この化合物は優れた抗真菌活性を有し、抗真
菌剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なアゾキシ基含有化
合物に関し、さらに詳細には、抗真菌性化合物及びこの
ものを有効成分とする抗真菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】本発明者らは先に、岡山
県真庭群の土壌から分離したストレプトミセスs.p.
KC−7367(FERM BP−1277)が、真菌
に対して強力な抗菌力を示す物質を生産すること、更に
その培養液から2種の抗真菌性物質KA−7367A
(マニワマイシンA)及びKA−7367B(マニワマ
イシンB)を単離、同定した(特開平1−6248号参
照)。前記の抗真菌性物質KA−7367A及びKA−
7367Bは下記の式で表される。
【0003】
【化2】
【0004】さらに本発明者らはKA−7367Aを原
料として、このものの2位のカルボニル基をイミノ化し
て得られる2−イミノ化合物が優れた抗真菌活性を示す
ことを確認した(WO 90/04585 )。しかしながら、こ
れらの化合物は優れた抗真菌活性及び安定性を示すが、
これを皮膚真菌症例えば、汗疱状白癬の治療に適用する
ためには、より優れた抗白癬活性を有する化合物が必要
である。より優れた抗真菌剤を得るためには各種誘導体
を合成する必要があるが、発酵法で製造されるKA−7
367を原料として合成することは、原料の生産性及び
誘導体の種類に限りがあるという欠点がある。本発明者
等は、この問題点を解決すべく、有機合成法によるKA
−7367Aの製造法を完成し、更にその類縁体を合成
し、これらが抗真菌剤として有用であることを見出した
(特開平3 -240766 号、ヨ─ロッパ特許公開第443513及
び特願平3-240294号参照)。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、更に優
れた抗真菌活性及び安定性を有する化合物を得る目的で
各種の類縁体を合成したところ、ある一群の化合物が抗
真菌剤として有用な活性を有することを見出し、本発明
を完成した。本発明は一般式
【化3】
【0006】〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なっ
て、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい低
級アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低
級アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい
低級アルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよ
い低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていても
よい低級アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換され
ていてもよい低級アルキニルオキシ基、アリ−ル基又は
アラルキル基、(アリ−ル基及びアラルキル基はハロゲ
ン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
キル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
ケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級ア
ルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級
アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低
級アルケニルオキシ基、又はハロゲン原子で置換されて
いてもよい低級アルキニルオキシ基で置換されていても
よい)を示し、R3 及びR4 は同一または異なって、水
素原子又は低級アルキル基を示し、R5 は水素原子、ハ
ロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハ
ロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケニル基、
ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキニル
基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキ
シ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケ
ニルオキシ基、又はハロゲン原子で置換されていてもよ
い低級アルキニルオキシ基を示すが、R1、R2 、R3
及びR4 がそれぞれ同時にn−ブチル基、水素原子、メ
チル基及びメチル基を示すときは、R5 は水素原子を示
さない〕で表されるアゾキシ化合物である。
【0007】式Iの化合物の各置換基のための低級アル
キル基、低級アルニル基及び低級アルキニル基は直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至8のものが好ましい。
ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、沃素原子などが好ましい。式Iの化合物には、*C
の官能基に関するR異性体及びS異性体及びR1 及R2
に関するシス、トランス異性体が存在するが、何れも抗
真菌活性を有し、本発明の範囲に属する。本発明化合物
(I)のうち、R5 が水素原子である化合物は例えば、
下記の一般式
【化4】 (式中の各記号は前記の意味を有する)で表される化合
物を還元することによって得られる。還元方法として
は、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、
水素化リチウムアルミニウムなどの水素化金属による方
法、白金、ニッケルなどの金属を触媒とする接触還元方
法、電解還元方法などを利用できる
【0008】原料の式(II)化合物は例えば、特開平3
−240766号記載の方法で製造することができる。
即ち、下記の反応式に従って製造することができる。
【化5】
【化6】
【0009】但し、式中のnは2又は3を示し、他の記
号は前記の意味を有する。また、式(III)化合物に代
えて下記の一般式
【化7】 又は、このものの水酸基を適当な保護基、例えば tert-
ブチルジメチルシリル基で保護した化合物を用いて、こ
の反応を行い、R5 が水素原子である目的化合物(I)
を得ることもできる。化合物(I)中のR1 ,R2 及び
5 又はこれらの置換基にハロゲン原子が存在する化合
物を製造する場合には、前記の何れの工程でもハロゲン
化を行うことができるが、脱水工程〔IV→V〕を終了し
た段階で行うのが特に好ましい。
【0010】目的化合物の精製は通常の方法で行うこと
ができるが、カラムクロマトグラフィー、再結晶法、凍
結乾燥法等が好ましい。本発明の化合物(I)は優れた
抗真菌活性を有しており、例えば、カンジダ、クリプト
コッカス、アスペルギルス、トリコフィトンなどのヒト
を含む温血動物に感染性の真菌類;ピリキュリア、ポッ
リティス、サッカロミセス、セプトリアなどの農園芸作
物や果樹などに感染性の真菌類に対して優れた抗菌活性
を発揮する。後記の実施例で製造される本発明化合物
(I)の代表的な真菌に対する最小阻止濃度(μg/m
l)の測定結果を表1に示す。最小阻止濃度はサブロー
デキストロース培地を用い、寒天平板希釈法によって求
めた。
【0011】
【表1】
【0012】*C.a.: カンジダ・アルビカンス M.c.: ミクロスポラム・キャニス T.r.: トリコフィートン・ルブラム T.m.: トリコフィートン・メンタグロファイテス 前記のように本発明の化合物は、ヒトを含む温血動物に
感染性の真菌類、農園芸作物や果樹に感染性の真菌類に
対して優れた抗菌活性を有しており、医薬、獣医薬用及
び農園芸用の抗真菌剤として有用である。本発明の化合
物を抗真菌剤として用いる場合には、それぞれの用途に
適した形態に製剤化して用いることができる。例えば、
本発明の化合物を医薬又は獣医薬(動物薬)として用い
る場合には、本発明の化合物に賦形剤、結合剤、崩壊
剤、被覆剤、乳化剤、懸濁化剤、溶剤、安定化剤、吸収
助剤、軟膏基剤等の補助剤を適宜添加し、常法により経
口投与用、注射投与用、直腸内投与用、外用などの剤形
に製剤化することができる。
【0013】経口投与用の製剤としては、顆粒、錠剤、
糖衣錠、カプセル剤、丸剤、液剤、乳剤、懸濁剤等、注
射投与用の製剤としては静脈内注射、筋肉内注射、皮下
注射、点滴注射用の製剤等、直腸内投与用の製剤として
は坐薬、軟カプセル等が挙げられる。外用剤としては、
軟膏剤、ローション剤、リニメント剤、クリーム等が好
ましい。その他、点眼薬、点耳液等の剤形にすることも
できる。農園芸用の抗真菌剤として用いる場合は、常法
に従い液剤、乳濁剤、顆粒剤、粉剤、ダスト剤、ペース
ト剤等の剤形とすることができる。本発明の化合物をヒ
トを含む温血動物に投与する場合の投与量は、投与すべ
き動物の種類、症状の軽重、体重、性別、処置する医師
の判断等に応じて広い範囲にわたって変更できるが、通
常は1日当たり約0.1〜約500mg/kg体重であ
り、1日1回又は数回に分けて投与することができる。
また、農園芸用に使用する場合、本発明の化合物は土壌
処理用、茎葉処理用などとして、真菌類の生息区域に施
用することができ、その施用量は通常約0.005〜約
5kg/haである。以下の参考例に示す出発化合物
は、いずれもその光学活性な原料を用いることにより、
光学活性なアゾキシメチル体として得ることができる。
【0014】
【実施例】
参考例1 1-( メチル-ONN- アゾキシ)-2-(tert-ブチルジメチルシ
リルオキシ)プロパンの製造:1-アミノ-2-プロパノー
ルを常法によりN-エトキシカルボニル化、O-tert-ブ
チルジメチルシリル化し、1-エトキシカルボニル-2-ter
t-ブチルジメチルシリルオキシ- プロパン( 化合物1)
とした後、特開平3-240766明細書に記載の3-(メチル-O
NN-アゾキシ)-2,2-プロピレンジオキシブタンの製造
法に従い、反応を行って目的物の淡黄色油状物を得た。
化合物(1)からのトータル収率 32%。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.06(3H,s,SiCH3),0.07(3H,s,SiCH3),0.88(9H,s,Si-t-B
u),1.22(3H,d,J=6Hz,3-CH3),3,30(1H,ddq,J=10Hz,6Hz,1
Hz,1-CH),3.44(1H,ddq,J=10Hz,6Hz,1Hz,1-CH),4.06(3H,
t,J=1Hz,=NCH3),4.18(1H,sext.,J=6Hz,2-CH).
【0015】参考例2 2-( メチル-ONN-アゾキシ)-1-(tert-ブチルジメチル
シリルオキシ)プロパンの製造:2-アミノ-1-プロパノー
ルを常法によりN-エトキシカルボニル化、O-tert-ブ
チルジメチルシリル化し、2-エトキシカルボニル-1-ter
t-ブチルジメチルシリルオキシ- プロパン( 化合物2)
とした後、特開平3-240766明細書に記載の3-(メチル-O
NN-アゾキシ)-2,2-プロピレンジオキシブタンの製造
法に従い、反応を行って目的物の淡黄色油状物を得た。
化合物(2)からのトータル収率 38%。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.52(6H,s,SiCH3),0.88(9H,s,Si-t-Bu),1.10(3H,d,J=6H
z,3-CH3),3.63(1H,dd,J=10Hz,6Hz,1-CH),3.74(1H,dd,J=
10Hz,6Hz,1-CH),4.05(3H,s,=N-CH3),4.16(1H,sext.,J=6
Hz,2-CH). なお、光学活性な 2-(メチル-ONN-アゾキシ)-1-(ter
t-ブチルジメチルシリルオキシ)プロパンは、光学活性
なN-ベンジロキシカルボニルアラニンのエステルを還
元してアルコールとした後、tert-ブチルジメチルシリ
ル化して、得ることができる。
【0016】参考例3 3-(メチル-ONN-アゾキシ)-2-tert-ブチルジメチルシ
リルオキシブタンの製造: (a)3-ニトロ-2-ブタノール2.4g(20mmol)をジメチル
ホルムアミド 10mlに溶かし、氷冷下、イミダゾール
4.08g(60mmol)、塩化tert-ブチルジメチルシラン 4.52g
(30mmol)を加え、室温に戻して 6時間撹拌した。反応
後、反応液を氷水100mlに希釈し、ジエチルエーテルで
抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減
圧下濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン-ベンゼン=10:1)により精製し、シリル体4.7
3gの無色油状物を得た(収率 定量的)。1 H−NMR(CDCl3,δ)(4異性体の混合物) 0.01,0.02(Total 6H,s,SiCH3),0.84,0.86(Total 9H,Si-
t-Bu),1.18,1.20(Total 3H,d,each J=6.3Hz,6Hz,1-C
H3),1.45,1.47(Total 3H,d,each J=6.8Hz,6.3Hz,4-C
H3),4.12-4.24(1H,m,2-CH),4.34|4.51(1H,m,3-CH). IR値:νmax,Neat,cm-1 2925, 1540, 1459.
【0017】(b)上記(a)で得られたシリル体1g
(4.5mmol)をメタノール 10mlに溶かし、10%パラジウム
-炭素 を加え、水素気流下、室温で一夜撹拌した。反応
後、セライトをろ過助剤として反応液から触媒をろ去
し、ろ液を減圧下濃縮し、3-アミノ-2-tert-ブチルジメ
チルシリルオキシブタン830mgの無色油状物を得た(収率
95%)。1 H−NMR(CDCl3,δ)(Mixture of four isomers.) 0.06,0.07(Total 6H,s,SiCH3),0.89,0.90(Total 9H,Si-
t-Bu),0.99,1.02,1.05,1.11(Total 6H,d.each J=6.8Hz,
6.8Hz,6.3Hz,6.3Hz,1 and 4-CH3),2.64-2.74,2.78-2.88
(Total 1H,m,3-CH),3.44-3.54,3.62-3.70(Total 1H,m,2
-CH). IR値:νmax,Neat,cm-1 3350, 2949, 1251.
【0018】(c)上記(b)で得られたアミン体を常
法によりN-ベンジロキシカルボニル化し、化合物(3)
得た後、特開平3-240766明細書に記載の3-(メチル-ON
N-アゾキシ)-2,2-プロピレンジオキシブタンの製造法
に従い、反応を行って目的化合物の淡黄色油状物を得
た。化合物(3)からのトータル収率32 %。
【0019】実施例1 1-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ)-2-プロパノールの
製造: (a)参考例1で得られたアゾキシメチル化合物を用
い、本発明者らが報告したマニワマイシンAの合成法(T
etrahedron Letters 32,1067(1991))と同様に反応を行
い、1-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ)-2-tert-ブチル
ジメチルシリルオキシプロパンを得た。アゾキシメチル
化合物からの収率 27%。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.07(3H,s,SiCH3),0.08(3H,s,SiCH3),0.88(9H,s,Si-t-B
u),0.92(3H,t,J=6Hz,6'-CH3),1.24(3H,d,J=6Hz,3-CH3),
1.28-1.53(4H,m,4',5'-CH2),2.21(2H,q,J=6Hz,3'-CH2),
3.43(1H,dd,J=18Hz,6Hz,1-CH),3.57(1H,dd,J=18Hz,6Hz,
1-CH),4.22(1H,sext.,J=6Hz,2-CH),6.90(1H,d,J=14Hz,
1'-CH=),7.00(1H,dt,J=14Hz,6Hz,2'-CH=).
【0020】(b)上記(a)で得られたプロパン83.1
mg(0.277mmol)をメタノール 0.4mlに溶かし、1規定塩酸
0.4mlを加え、室温で 30分間撹拌した。反応後、反応
液を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層
は飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮して、目的物
の無色油状物を得た(収率 78%)。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.92(3H,t,J=7Hz,6'-CH3),1.31(3H,d,J=7Hz,3-CH3),1.3
2-1.57(4H,m,4',5'-CH2),2.23(2H,br.q,J=7Hz,3'-CH2),
3.46(1H,dd,J=19Hz,8Hz,1-CH),3.62(1H,dd,J=19Hz,4Hz,
1-CH),4.12-4.30(1H,m,2-CH),6.92-7.10(2H,m,-CH=CH
-).
【0021】実施例2 2-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ)-1-プロパノールの
製造: (a)参考例2で得られたアゾキシメチル化合物を用
い、前記のマニワマイシンAの合成法(Tetrahedron Let
ters 32,1067(1991))と同様に反応を行い、2-(1-ヘキセ
ニル-ONN-アゾキシ)-1-tert-ブチルジメチルシリル
オキシプロパンを得た。アゾキシメチル化合物からの収
率 37%。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.66(6H,s,SiCH3),0.88(9H,s,Si-t-Bu),0.92(3H,t,J=7H
z,6'-CH3),1.16(3H,d,J=6Hz,3-CH3),1.26-1.56(4H,m,
4',5'-CH2),2.21(2H,q,J=7Hz,3'-CH2),3.67(1H,dd,J=10
Hz,6Hz,1-CH),3.79(1H,dd,J=10Hz,6Hz,1-CH),4.29(1H,s
ext.,J=6Hz,2-CH),6.89(1H,d,J=14Hz,1'-CH=),6.99(1H,
dt,J=14Hz,7Hz,2'-CH=).
【0022】(b)上記(a)で得られたプロパン16.2
mg(0.054mmol)をメタノール 0.4mlに溶かし、1規定塩酸
0.1mlを加え、室温で15分間撹拌した。反応後、反応
液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層は飽和
食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和塩化アンモ
ニウム溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲル分取
薄層クロマトグラフィー(ジエチルエーテル-ヘキサン=
2:1)により精製し、目的化合物の無色油状物9.5mg を得
た(収率 95%)。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.93(3H,t,J=7Hz,6'-CH3),1.18(3H,d,J=6Hz,3-CH3),1.3
1-1.55(4H,m,4',5'-CH2),1.99(1H,br.s,OH),2.22(2H,q,
J=7Hz,3'-CH2),3.76(2H,br.d,J=6Hz,1-CH2),4.34(1H,se
xt.,J=6Hz,2-CH),6.93(1H,d,J=14Hz,1'=CH),7.01(1H,d
t,J=14Hz,7Hz,2'=CH). IR値:νmax,CHCl3,cm-1 3420, 1460, 1310, 1035.
【0023】実施例3 2-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ)-1-(3-ヨード-2-プ
ロピニルオキシ)プロパンの製造: (a)実施例2で得られたプロパノール23.9mg(0.128mm
ol)をアルゴン気流下、無水ジメチルホルムアミド 0.5m
lに溶かし、寒剤を用いた氷浴で冷却下、プロパルギル
ブロミド 0.11ml(1.2mmol)及び 50%水素化ナトリウム
19mg(0.396mmol)を加え、30分間撹拌した。反応後、そ
のままの温度で反応液に飽和食塩水を加えた後、ジエチ
ルエーテルを加え抽出した。有機層を飽和食塩水、飽和
塩化アンモニウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣を
シリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル-ベ
ンゼン=1:30)により精製し、O-プロパルギル化合物1
1.4mgの無色油状物を得た(収率 40%)。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.91(3H,t,J=7Hz,6'-CH3),1.19(3H,d,J=7Hz,3-CH3),1.2
8-1.56(4H,m,4',5'-CH2),2.21(2H,br.q,J=7Hz,3'-CH2),
2.44(1H,t,J=2Hz,≡CH),3.65(1H,dd,J=10Hz,7Hz,1-C
H2),3.73(1H,dd,J=10Hz,7Hz,1-CH2),4.20(2H,d,J=2Hz,O
-CH2C≡),4.43(1H,br.sext.,J=7Hz,2-CH),6.99-7.07(2
H,m,-CH=CH-). IR値:νmax,CHCl3,cm-1 3290, 1465, 1330, 1095.
【0024】(b)上記(a)で得られたO-プロパル
ギル化合物8.9mg(0.04mmol)をメタノール 0.4mlに溶か
し、氷冷下、10規定水酸化ナトリウム溶液 0.01ml(0.1m
mol)及びヨウ素 35.1mg(0.138mmol)を加えた。反応液が
均一溶液になったところで冷却をやめ、室温で 10分間
撹拌した。反応後、反応液にジエチルエーテルを加え抽
出した。有機層は 1Mチオ硫酸ナトリウム溶液、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃
縮した。得られた残渣をシリカゲル分取薄層クロマトグ
ラフィー(酢酸エチル-ベンゼン=1:10)により精製し、
目的化合物の無色油状物11.6mgを得た(収率 83%)。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.92(3H,t,J=7Hz,6'-CH3),1.19(3H,d,J=6Hz,3-CH3),1.2
5-1.56(4H,m,4',5'-CH2),2.21(2H,br.q,J=7Hz,3'-CH2),
4.14(1H,dd,J=10Hz,5Hz,1-CH),4.21(1H,dd,J=10Hz,6Hz
,1-CH),4.34(2H,s,O-CH2C≡),4.42-4.50(1H,m,2-CH),
6.89-7.07(2H,m,-CH=CH-). IR値:νmax,CHCl3,cm-1 1460, 1330, 1095.
【0025】実施例4 2-(2-(4-クロロフェニル)プロペニル-ONN-アゾキシ)
-1-(3-ヨード-2-プロピニルオキシ)プロパンの製造: (a)参考例2の光学活性なアゾキシメチル体251.6mg
(1.08mmol)を特開平3-240766明細書に記載の方法に従っ
て、パラクロロアセトフェノンと縮合反応、脱水反応を
行い、2-(2-(4-クロロフェニル)プロペニル-ONN-ア
ゾキシ)-1-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)プロパ
ン33.6mgの無色油状物を得た(収率 8.6%)。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.07(6H,s,SiCH3),0.89(9H,s,Si-t-Bu),1.20(3H,d,J=6H
z,3-CH3),2.43(3H,d,J=2Hz,3'-CH3),3.62(1H,dd,J=10H
z,6Hz,1-CH),3.73(1H,dd,J=10Hz,6Hz,1-CH),4.33(1H,
sext.,J=6Hz,2-CH),7.04(1H,q,J=2Hz,1'-CH=),7.36(4H,
s,Aromatic H).
【0026】(b)上記(a)で得られたプロパン28.8
mg(0.0782mmol)を実施例2−bと同様に反応して、2-(2
-(4-クロロフェニル)プロペニル-ONN-アゾキシ)-1-
プロパノール17.7mgの無色油状物を得た。この化合物を
実施例3−bと同様に反応させ、目的化合物の無色油状
物を6.6mg 得た(収率 28%)。1 H−NMR(CDCl3,δ) 1.24(3H,d,J=6Hz,3-CH3),2.44(1H,t,J=3Hz,≡CH),2.45
(3H,d,J=2Hz,3'-CH3),4.20(1H,dd,J=10Hz,5Hz,1-CH),4.
22(2H,d,J=3Hz,O-CH2C≡),4.26(1H,dd,J=10Hz,7Hz,1-C
H),4.38-4.56(1H,m,2-CH),7.09(1H,q,J=2Hz,1'-CH=),7.
36(4H,s,Aromatic H). IR値:νmax,CHCl3,cm-1 3290, 1460, 1315, 1095, 1030.
【0027】実施例5 3-(2-(2-クロロフェニル)-1-プロペニル-ONN-アゾキ
シ)-2-(3-ヨード-2-プロピニルオキシ)ブタンの製造: (a)ヨーロッパ特許公開第4435513 号明細書に記載さ
れた3-(2-(2-クロロフェニル)-1-プロペニル-ONN-ア
ゾキシ)-2,2-プロピレンジオキシブタンを常法に従っ
て、脱ケタール化を行い、次いで水素化ホウ素ナトリウ
ムで還元して、3-(2-(2-クロロフェニル)-1-プロペニル
-ONN-アゾキシ)-2-ブタノール40.6mgの無色油状物を
得た(収率 60%)。1 H−NMR(CDCl3,δ)(Mixture of diastereomer.) 1.20,1.21(Total 3H,d,J=7Hz,1 or 4-CH3),1.26(3H,d,J
=7Hz,1 or 4-CH3),2.45(3H,d,J=2Hz,3'-CH3),3.87-4.27
(2H,m,2 and 3-CH),6.85,6.86(Total 1H,q,J=2Hz,1'-CH
=),7.22-7.46(4H,m,Aromatic H). IR値:νmax,CHCl3,cm-1 3450, 1465, 1370, 1315, 1040.
【0028】(b)上記(a)で得られたブタノール2
0.5 mg(0.076mmol)を実施例3−aと同様に反応して、3
-(2-(2-クロロフェニル)-1-プロペニル-ONN-アゾキ
シ)-2-(2-プロピニルオキシ)ブタン4.2mg(收率18%)の無
色油状物を得た。この化合物を実施例3−bと同様に反
応させ、目的化合物の無色油状物4.3mgを得た(収率71
%)。1 H−NMR(CDCl3,δ)(Mixture of diastereomer.) 1.20,1.26(Total 3H,d,J=7Hz,1 or 4-CH3),1.22(3H,d,J
=7Hz,1 or 4-CH3),2.95,2.96(Total 3H,d,J=2Hz,3'-C
H3),3.74-3.93(1H,m,2-CH),4.23-4.55(3H,m,3-CH and O
-CH2C≡),6.85,6.86(Total 1H,q,J=2Hz,1'-CH=),7.23-
7.45(4H,m,Aromatic H). IR値:νmax,CHCl3,cm-1 1465, 1370, 1315, 1070.
【0029】実施例6 3-(2'-(2-プロピニルオキシ)スチリル-ONN-アゾキ
シ)-2-ブタノールの製造: (a)ヨーロッパ特許公開第4435513 号明細書に記載さ
れた化合物、3-(2'-(2-プロピニルオキシ)スチリル-O
NN-アゾキシ)-2,2-プロピレンジオキシブタン44.39g
(134.4mmol)を用い、特許記載の方法に準じて塩化鉄−
シリカゲルで脱ケタール化反応を行って、3-(2'-(2-プ
ロピニルオキシ)スチリル-ONN-アゾキシ)-2-ブタノ
ンの粗生成物38.94g の無色飴状物を得た。これをジメ
チルホルムアミド 80mlとメタノール 240mlの混合液に
溶かし、水素化ホウ素ナトリウム 5g(134.4mmol)を加
え、氷冷下で 1時間撹拌した。反応後、反応液に水 300
ml、酢酸エチル 200mlを加え、抽出した。この有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(ジエチルエーテル-ヘキサン=2:1)で精製して、目的化
合物の無色飴状物30.75mg を得た(収率 83%)。1 H−NMR(CDCl3,δ)(Mixture of diastereomer.) 1.19,1.20(Total 3H,each d,J=6.5Hz,6.8Hz,1 or 4-C
H3),1.25(3H,d,J=6.3Hz,1 or 4-CH3),2.18(1H,br.s,O
H),2.55(1H,t,J=2.5Hz,≡CH),3.94,4.24(Total 1H,each
dt,each J=13.2Hz,6.5Hz,J=10.8Hz,6.8Hz,2-CH),4.12,
4.27(Total 1H,each dt,J=13.2Hz,6.5Hz,J=10.8Hz,6.8H
z,3-CH),4.73(2H,d,J=2.5Hz,O-CH2C≡),6.70,7.00,7.46
(Total 4H,d,J=8.7Hz,Aromatic H),7.49,7.50,7.77,7.7
8(Total 2H,d,J=13.5Hz,-CH=CH-).
【0030】実施例7 実施例6で得られた 3-(2'-(2-プロピニルオキシ)スチ
リル-ONN-アゾキシ)-2-ブタノールをシリカゲルクロ
マトグラフィーにより、それぞれの光学活性体に分離し
た。 2(R)-3(S)-3-(2'-(2-プロピニルオキシ)スチリル-ON
N-アゾキシ)-2-ブタノール1 H−NMR(CDCl3,δ) 1.20(3H,d,J=6.8Hz,1 or 4-CH3),1.25(3H,d,J=6.3Hz,1
or 4-CH3),2.17(1H,br.s,OH),2.55(1H,t,J=2.5Hz,≡C
H),4.24(1H,dt,J=10.8Hz,6.8Hz,2-CH),4.27(1H,dt,J=1
3.2Hz,6.5Hz,3-CH),4.73(2H,d,J=2.5Hz,O-CH2C≡),6.70
(2H,d,J=8.7Hz,Aromatic H),7.46(2H,d,J=8.7Hz,Aromat
ic H),7.49(1H,d,J=13.5Hz,1' or 2'-CH=),7.78(1H,d,J
=13.5Hz,1' or 2'-CH=). [α]D22 +13.1° (c=1,CHCl3) IR値:νmax,CHCl3,cm-1 3291, 2968, 1637, 1602, 1507, 1456.
【0031】2(S)-3(S)-3-(2'-(2-プロピニルオキシ)ス
チリル-ONN-アゾキシ)-2-ブタノール1 H−NMR(CDCl3,δ) 1.19(3H,d,J=6.5Hz,1 or 4-CH3),1.25(3H,d,J=6.3Hz,1
or 4-CH3),2.20(1H,br.s,OH),2.55(1H,t,J=2.5Hz,≡C
H),3.94(1H,br.dt,J=13.2Hz,6.5Hz,2-CH),4.12(1H,dt,J
=13.2Hz,6.5Hz,3-CH),4.73(2H,d,J=2.5Hz,O-CH2C≡),7.
00(2H,d,J=8.7Hz,Aromatic H),7.46(2H,d,J=8.7Hz,Arom
atic H),7.50(1H,d,J=13.5Hz,1' or 2'-CH=),7.77(1H,
d,J=13.5Hz,1' or 2'-CH=). [α]D22 +60.7° (c=1,CHCl3) IR値:νmax,CHCl3,cm-1 3292, 2900, 1640, 1602, 1507, 1456.
【0032】実施例8 3-(2'-(3-ヨード-2-プロピオニルオキシ)スチリル-ON
N-アゾキシ)-2-ブタノールの製造:実施例7で得られた
光学活性なプロピオニルオキシスチリル化合物を、実施
例3−bの方法を用いてヨード化した。 2(R)-3(S)-3-(2'-(3-ヨード-2-プロピニルオキシ)スチ
リル-ONN-アゾキシ)-2-ブタノール1 H−NMR(CDCl3,δ) 1.21(3H,d,J=6.5Hz,1 or 4-CH3),1.26(3H,d,J=6.5Hz,1
or 4-CH3),2.08(1H,d,J=5Hz,2-OH),3.96|4.06(1H,m,2-C
H),4.26(1H,dq,J=6.5Hz,4Hz,3-CH),4.86(2H,s,O-CH2C
≡),6.98(2H,d,J=8.8Hz,Aromatic H),7.46(2H,d,J=8.8H
z,Aromatic H),7.49(1H,d,J=14.2Hz,1' or 2'-CH=),7.7
7(1H,d,J=14.2Hz,1' or 2'-CH=). [α]D21 +7.8° (c=1,CHCl3) IR値:νmax,CHCl3,cm-1 1449.
【0033】2(S)-3(S)-3-(2'-(3-ヨード-2-プロピニル
オキシ)スチリル-ONN-アゾキシ)-2-ブタノール1 H−NMR(CDCl3,δ) 1.19(3H,d,J=6.5Hz,1 or 4-CH3),1.26(3H,d,J=6.5Hz,1
or 4-CH3),2.14(1H,d,2-OH),3.94(1H,sext.,J=6.4Hz,2-
CH),4.13(1H,quint.,J=6.5Hz,3-CH),4.86(2H,s,O-CH2C
≡),6.98(2H,d,J=8.8Hz,Aromatic H),7.47(2H,d,J=8.8H
z,Aromatic H),7.51(1H,d,J=14.2Hz,1' or 2'-CH=),7.7
7(1H,d,J=14.2Hz,1' or 2'-CH=). [α]D22 +47.7° (c=1,CHCl3) IR値:νmax,CHCl3,cm-1 1456.
【0034】実施例9 3-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ)-2-(2-プロピニルオキ
シ)-ブタンの製造:3-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ)-2-
ブタノール28.5mg(0.142mmol) をアルゴン気流下で無水
ジメチルホルムアミド0.5mlに溶解し、冷却下でプロパ
ルギルブロミド0.13ml(1.45mmol)及び無水炭酸カリウム
195mg(1.39mmol)を加えて60℃で2日間攪拌した。反応
後、冷却下で反応液に飽和食塩水を加えた後、ジエチル
エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水、飽和塩化ア
ンモニウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲル分取クロマトグラフィー(酢酸エチルーベンゼン=
1:30)で精製し、ジアステレオマーの混合物として、目
的化合物15.8mgを得た(収率47%)。1 H−MMR(CDCl3,δ) 0.92(3H,t,J=7Hz,6'-CH3), 1.16,1.18(Total 3H,each
d,J=6.6Hz,1-CH3), 1.33,1.36(Total 3H,each d,J=6.3H
z), 1.28 〜1.54(Total 4H,m,4',5'-CH2-), 2.22(2H,q,
J=7Hz,3'-CH2-), 2.50 〜2.56(Total 1H,each t,J=2.5H
z, ≡CH), 3.24 〜3.40(1H,m,2-CH-), 4.72(Total 1H,e
ach d,J=2.5Hz,OCH2C≡), 4.95 〜5.02(1H,m,3-CH),6.8
9〜7.10(2H,m,-CH=CH-)
【0035】実施例10 3-(1-ヘキセニル-ONN-アゾキシ-2-(3-ヨード-2-プロピ
オニルオキシ)ブタンの製造:実施例9で得られた0−
プロパルギル化合物11.9mg(0.05mmol)をメタノール0.4m
l に溶解し、氷冷下で10規定水酸化ナトリウム溶液0.01
ml(0.1mmol) 及びヨウ素43.7mg(0.15mmol)を溶解し、室
温で10分間攪拌した。反応液をジエチルエーテルで抽出
し、有機層を1Mチオ硫酸ナトリウム溶液及び飽和食塩水
で洗浄した後,無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で
濃縮した。得られた残渣をシリカゲル分取クロマトグラ
フィー( 酢酸エチルーベンゼン=1:10)で精製して、目的
化合物11mgの無色油状物を得た(収率 60%) 。1 H−NMR(CDCl3,δ) 0.92(3H,t,J=7Hz,6'-CH3), 1.51,1.18(Total 6H,each
d,J=6Hz,1,4-CH3), 1.22〜1.56(4H,m,4',5'-CH2-), 2.2
1(2H,br.q,J=7Hz,3'-CH2-), 3.80(1H,m,2-CH), 4.20〜
4.56(1H,d,3-CH), 4.40,4.42(Total 2H,each s,O-CH2C
≡), 6.94〜7.04(2H,m,-CH=CH-)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 之宏 東京都東村山市野口町2−17−43 興和東 村山荘 (72)発明者 小田 敏明 東京都東村山市野口町2−17−43 興和東 村山寮 (72)発明者 白土 正三 東京都武蔵村山市残堀4−43−2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なって、水素原子、
    ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、
    ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケニル
    基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキニ
    ル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコ
    キシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
    ケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    低級アルキニルオキシ基、アリ−ル基又はアラルキル
    基、(アリ−ル基及びアラルキル基はハロゲン原子、ハ
    ロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハ
    ロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケニル基、
    ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキニル
    基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキ
    シ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケ
    ニルオキシ基、又はハロゲン原子で置換されていてもよ
    い低級アルキニルオキシ基で置換されていてもよい)を
    示し、R3 及びR4 は同一または異なって、水素原子又
    は低級アルキル基を示し、R5 は水素原子、ハロゲン原
    子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原
    子で置換されていてもよい低級アルケニル基、ハロゲン
    原子で置換されていてもよい低級アルキニル基、ハロゲ
    ン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、ハロ
    ゲン原子で置換されていてもよい低級アルケニルオキシ
    基、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
    キニルオキシ基を示すが、R1 、R2 、R3 及びR4
    それぞれ同時にn−ブチル基、水素原子、メチル基及び
    メチル基を示すときは、R5 は水素原子を示さない〕で
    表される化合物。
  2. 【請求項2】 一般式Iの化合物のR配置−光学異性体
    である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 一般式Iの化合物のS配置−光学異性体
    である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の化合物を有効
    成分とする抗真菌剤。
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