JPH06927U - 自動車用前照灯の自動切り換え装置 - Google Patents
自動車用前照灯の自動切り換え装置Info
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- JPH06927U JPH06927U JP4709492U JP4709492U JPH06927U JP H06927 U JPH06927 U JP H06927U JP 4709492 U JP4709492 U JP 4709492U JP 4709492 U JP4709492 U JP 4709492U JP H06927 U JPH06927 U JP H06927U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用前照灯の切り換えを、周囲の明る
さ、および対向車とのすれ違いに応じて適切に行うこと
のできる自動切り換え装置を実現すること。 【構成】 自動車用前照灯の自動切り換え装置は、周囲
の明るさを検知する光検知器2と、対向車の前照灯から
の光を検知する光検知器12を有している。周囲が暗く
なると、検知器2によってそれが検知されて、リレー6
がオフ状態からオンに切り換わり前照灯が点灯する。ま
た、対向車がすれ違う場合には、光検知器12によって
それが検知されて、リレー16がオン状態からオフに切
り換わり、高ビーム状態で点灯している前照灯が低ビー
ム状態に切り換わる。光検知器2、12はCdSセンサ
から構成できる。特に、光検知器12の側は、複数個の
CdSセンサを並列接続した構成とすれば受光感度が高
くなるので好ましい。
さ、および対向車とのすれ違いに応じて適切に行うこと
のできる自動切り換え装置を実現すること。 【構成】 自動車用前照灯の自動切り換え装置は、周囲
の明るさを検知する光検知器2と、対向車の前照灯から
の光を検知する光検知器12を有している。周囲が暗く
なると、検知器2によってそれが検知されて、リレー6
がオフ状態からオンに切り換わり前照灯が点灯する。ま
た、対向車がすれ違う場合には、光検知器12によって
それが検知されて、リレー16がオン状態からオフに切
り換わり、高ビーム状態で点灯している前照灯が低ビー
ム状態に切り換わる。光検知器2、12はCdSセンサ
から構成できる。特に、光検知器12の側は、複数個の
CdSセンサを並列接続した構成とすれば受光感度が高
くなるので好ましい。
Description
【0001】
本考案は、自動車用前照灯のオンオフおよび高低ビーム状態の切り換えを自動 的に行うことの可能な自動切り換え装置に関するものである。
【0002】
自動車用前照灯は、低出力の低ビーム状態と高出力の高ビーム状態に切り換え 可能となっている。このようなビーム状態の切り換えは、運転席に配置された手 動スイッチによって行うようになっている。この手動スイッチは、前照灯のオフ 状態と低ビーム状態と高ビーム状態とに切り換え可能となっている。
【0003】 したがって、夕方頃に運転を行っている場合には、周囲が暗くなって視界が悪 くなったと運転手が判断すると、この手動スイッチをオフ状態から低ビーム状態 にオンして前照灯を点灯するようにしている。また、視界状態を良好にするため に、手動スイッチを低ビーム状態から高ビーム状態に切り換えて、前照灯を所謂 遠目状態にしている。また、前照灯を高ビーム状態で運転している場合、対向車 の運転手は目が眩むので、すれ違う場合には、手動スイッチを低ビーム状態に切 り換え、対向車がすれ違った後は再び高ビーム状態に戻すようにしている。
【0004】
このように、従来においては、前照灯のオンオフの切り換え、および低ビーム と高ビーム状態の切り換えを、手動スイッチにより行っている。しかし、このよ うに逐一手動によって前照灯を操作することは煩雑である。そのために、例えば 、対向車とすれ違う場合でも前照灯を遠目状態のままにしてしまうこともある。
【0005】 本考案の課題は、この点に鑑みて、自動的に自動車用前照灯のオンオフおよび そのビーム状態の切り換えを行うことのできる自動切り換え装置を提案すること にある。
【0006】
上記の課題を解決するために、本考案は、低ビーム状態および高ビーム状態に 切り換え可能な前照灯と、この前照灯のオン・オフおよびビーム状態の切り換え を行う手動スイッチを備えた自動車用前照灯が搭載された自動車において、搭載 されている前照灯駆動回路に対して次の手段を付加した構成を採用している。す なわち、車体外周の明度を検知する第1の光検知手段と、対向車の前照灯からの 光を検知する第2の光検知手段と、通常はオフ状態にあり、第1の光検知手段の 検知出力に基づき、周囲が一定の暗さ以下になった場合にオン状態に切り換わる 第1のスイッチ手段と、上記の第1の光検知手段の出力に基づいて第1のスイッ チ手段がオンするのに連動してオンにきりかわり、第2の光検知手段によって対 向車の前照灯からの光が検知された場合にオフ状態に切り換わる第2のスイッチ 手段とを有している。
【0007】 本考案の装置においては、前照灯の低ビーム状態は、手動スイッチおよび第1 のスイッチ手段が共にオンの場合に設定される。これに対して、高ビーム状態は 、手動スイッチおよび第2のスイッチ手段が共にオンの場合に設定されるように なっている。
【0008】 ここに、光検知手段としてはCdSセンサを用いることができる。特に、第2 の光検知手段は、受光感度を高めるために、CdSセンサを複数個並列に接続し たものを受光素子として用いることが好ましい。
【0009】
本考案の装置においては、運転手は、手動スイッチをオン状態(高ビーム状態 )に予め設定しておけばよい。すなわち、周囲が暗くなると、第1の光検知手段 によってそれが検知されて、第1のスイッチ手段がオン状態に切り換わり、前照 灯が自動的に高ビーム状態で点灯する。
【0010】 このような点灯状態において、周囲が明るくなると、第1の光検知手段によっ てそれが検知されると、第1のスイッチ手段がオフ状態に戻るので、前照灯は消 灯する。
【0011】 一方、高ビーム状態で運転中に、第2の光検知手段によって対向車の前照灯か らの光を検知すると、これによって、第2のスイッチ手段がオフ状態に切り換わ る。この結果、前照灯は、高ビーム状態から低ビーム状態に切り換わる。対向車 が通過した後は、第2の光検知手段はもはや光を検知しないので、第2のスイッ チ手段はオン状態に復帰して、自動的に前照灯が高ビーム状態に戻る。
【0012】
以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0013】 図1および図2には、本考案において、既存の自動車用前照灯の駆動回路に対 して付加された回路構成を示す。図1は、低ビーム用作動回路を示すブロック図 であり、図2は、高いビーム用作動回路を示すブロック図である。これらの図か ら分かるように双方の回路の基本的構成は同一である。
【0014】 まず図1に示す低ビーム用作動回路1は、CdSセンサからなる光検知器2と 、この出力を増幅するための利得調整回路付きの増幅回路3と、増幅された検知 出力を、予め設定されている基準値と比較して比較結果4aを非反転状態のまま で出力するコンパレータ4と、この出力に基づき動作するリレードライバ5と、 このリレードライバ5によって駆動するリレー6を有している。リレー6によっ て、自動車に搭載されている低ビーム駆動回路に介挿した低ビームリレー(図示 せず)を連動させるようになっている。
【0015】 同様に、図2に示す高ビーム用作動回路11は、CdSセンサからなる光検知 器12と、この出力を増幅するための利得調整回路付きの増幅回路13と、増幅 された検知出力を、予め設定されている基準値と比較して比較結果を反転して反 転出力14aを出すコンパレータ14と、この出力に基づき動作するリレードラ イバ15と、このリレードライバ15によって駆動するリレー16を有している 。リレー16によって、自動車に搭載されている高ビーム駆動回路に介挿した高 ビームリレー(図示せず)を連動させるようになっている。
【0016】 図3には、上記の低ビームおよび高ビーム用の作動回路1、11の更に具体的 な回路を示してある。この図において図1および図2に示す各部分と対応する部 分には同一の番号を付してある。図3において、31は前照灯用スイッチであり 、運転席に搭載されている前照灯用の手動スイッチ(図示せず)に連動してオン オフする。また、32は自動車のスタートスイッチである。
【0017】 ここに、本例においては、低ビーム用作動回路1の側の光検知器2は単一のC dSセンサから構成されており、対向車の前照灯からの光の影響を受けない場所 に設置されている。高ビーム用作動回路2の側の光検知器12は、5個のCdS センサを並列接続した構成を採用して、受光感度を高めてあり、対向車の前照灯 からの光を受けるのに適した位置に設定されている。このようにCdSセンサを 並列接続すると、接続個数に応じて抵抗値が増加するので、その分受光感度が高 まる。
【0018】 一方、低ビーム用作動回路1の側のリレー6は二接点リレーであり、一方の側 61は、高ビーム用作動回路2の側への駆動電力の供給路に介挿されており、他 方の側62は、低ビーム駆動回路に介挿されている。このリレー6は、通常は図 において実線で示すオフの位置にあり、付勢されると図の想像線で示すオンの位 置に切り換わる。これに対して、高ビーム用作動回路2の側のリレー16は、通 常は図において実線で示すオンの位置にあり、付勢されると図の想像線で示すオ フの位置に切り換わるようになっている。
【0019】 次に、図4のタイミングチャートを参照して本例の自動切り換え装置の動作を 説明する。まず、時点T1からT2の間においては、周囲が明るいので、低ビー ム用作動回路1の側においては、コンパレータ出力4aがオフ状態(低論理レベ ル)にある。よって、リレー6は図3の実線で示すオフ位置に保持されたままで ある。よって、運転席内の前照灯用の手動スイッチをオンしても、前照灯は点灯 しない。なお、高ビーム用作動回路11の側においては、光検知器12によって 対向車からの光が検知されないので、コンパレータ出力14bもオフ状態に保持 される。よって、リレー16は図3に示す実線で示すオン位置に保持されたまま である。しかし、リレー6の接点61の側はオフ状態にあるので、作動すること はない。
【0020】 次に、図4の時点T2からT3の間に状態においては、辺りが暗くなり、その ことが低ビーム用作動回路1の検知器2によって検出される。この結果、コンパ レータ出力4aが立ち上がり、リレー6が付勢される。これにより、リレー6の 各接点61、62は図3の想像線で示すオン位置に切り換わって、前照灯は高ビ ーム状態で点灯する。
【0021】 図4の時点T3からT4の間においては、辺りが明るい状態であるので、低ビ ーム側のリレー6の各接点61、62はオフ位置に切り換わる。したがって、手 動スイッチがオン状態となっていても、前照灯は消灯状態に切り換わる。
【0022】 次に、高ビーム状態で点灯中において、対向車がすれ違う場合には、高ビーム 用作動回路11における検出器12によって対向車の前照灯の光が検知される。 この結果、コンパレータ出力14aが立ち上がり、リレー16が付勢されて、図 3の想像線で示すオフ位置に切り換わる。したがって、対向車がすれ違う間(時 点T5からT6)は、自動的に低ビーム状態に切り換わる。この後は再び高ビー ム状態に復帰する(時点T6まらT7)。この後に、辺りが明るくなると、低ビ ーム用作動回路1の側の検知器2によってそれが検知されて、コンパレータ出力 4aが再び立ち下がる。この結果、図4において時点T7以降に示すような消灯 状態に切り換わることになる。
【0023】
以上説明したように、本考案の自動車用前照灯の自動切り換え装置においては 、周囲の明るさを検知する第1の検知手段と、対向車の前照灯からの光を検知す る第2の検知手段を配置し、これらの検知手段の出力に基づき、前照灯のオンオ フ並びに低ビームおよび高ビーム状態の切り換え制御を行うようにしている。し たがって、本考案によれば、運転席内に装備されている前照灯の手動スイッチを オン状態にしておけば、周囲の明るさ、対向車とのすれ違いに応じて、自動的に 前照灯のオンオフおよび高低ビーム状態の切り換えが行われるので、手動操作を 必要とすることなく、周囲環境に応じた前照灯の最適な点滅および点灯状態の切 り換えを実現することができる。
【図1】本考案の装置の低ビーム用作動回路の概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本考案の装置の高ビーム用作動回路の概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】図1および図2に示す本考案の装置の回路図で
ある。
ある。
【図4】図3の示す本考案の回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
1・・・低ビーム用作動回路 2・・・光検知器 3・・・増幅回路 4・・・コンパレータ 4a・・・コンパレータ出力 5・・・リレードライバ 6・・・リレー 11・・・高ビーム用作動回路 12・・・光検知器 13・・・増幅回路 14・・・コンパレータ 14a・・・コンパレータ出力 15・・・リレードライバ 16・・・リレー
Claims (2)
- 【請求項1】 低ビーム状態および高ビーム状態に切り
換え可能な前照灯と、この前照灯のオン・オフを行う手
動スイッチを備えた自動車用前照灯が搭載された自動車
において、 車体周囲の明るさを検知する第1の光検知手段と、 対向車の前照灯からの光を検知する第2の光検知手段
と、 通常はオフ状態にあり、前記第1の光検知手段の検知出
力に基づき、周囲が一定の暗さになった場合にオン状態
に切り換わる第1のスイッチ手段と、 前記第1の光検知手段の検知出力に基づき前記第1のス
イッチ手段がオンに切り換わるのに連動してオン状態に
切り換わり、前記第2の光検知手段によって対向車の前
照灯からの光が検知された場合にオフ状態に切り換わる
第2のスイッチ手段とを有し、 前記前照灯の低ビーム状態は、前記手動スイッチおよび
前記第1のスイッチ手段が共にオンの場合に設定され、
前記高ビーム状態は、前記手動スイッチおよび前記第2
のスイッチ手段が共にオンの場合に設定されるようにな
っていることを特徴とする自動車用前照灯の自動切り換
え装置。 - 【請求項2】 請求項1において、少なくとも前記第2
の光検知手段は、受光素子として、並列接続された複数
個のCdS光感知器を備えていることを特徴とする自動
車用前照灯の自動切り換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4709492U JPH06927U (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 自動車用前照灯の自動切り換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4709492U JPH06927U (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 自動車用前照灯の自動切り換え装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06927U true JPH06927U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12765605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4709492U Pending JPH06927U (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 自動車用前照灯の自動切り換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06927U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0840138A (ja) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Souji Kobayashi | 夜間における走行車輛の検出装置 |
JP2006229440A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Audio Technica Corp | マイクロホン |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP4709492U patent/JPH06927U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0840138A (ja) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Souji Kobayashi | 夜間における走行車輛の検出装置 |
JP2006229440A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Audio Technica Corp | マイクロホン |
JP4508900B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2010-07-21 | 株式会社オーディオテクニカ | マイクロホン |
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