JPH0692669A - 光ファイバ母材の製造方法 - Google Patents
光ファイバ母材の製造方法Info
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- JPH0692669A JPH0692669A JP26686092A JP26686092A JPH0692669A JP H0692669 A JPH0692669 A JP H0692669A JP 26686092 A JP26686092 A JP 26686092A JP 26686092 A JP26686092 A JP 26686092A JP H0692669 A JPH0692669 A JP H0692669A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01413—Reactant delivery systems
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- C03B37/01413—Reactant delivery systems
- C03B37/0142—Reactant deposition burners
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/42—Assembly details; Material or dimensions of burner; Manifolds or supports
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/50—Multiple burner arrangements
- C03B2207/52—Linear array of like burners
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/60—Relationship between burner and deposit, e.g. position
- C03B2207/66—Relative motion
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 3個のバーナー1、2、3を、復路Qの速度
を往路Pの速度の約2倍とし、あるバーナー(例えば
3)が往路Pの終端にくると、他のバーナー2が往路P
の始端にくるタイミングで循環させる。原料ガス供給ラ
インは14Aと14Bの2系統とする。自動開閉弁V1A 〜V3
A 、V1B 〜V3B は、あるバーナーが往路終端にくると、
それまでそのバーナーに原料ガスを供給していた原料ガ
ス供給ラインが、往路始端にきたバーナーに原料ガス供
給を切り替えるように動作する。 【効果】 バーナーが往路の始端にきて原料ガスの供給
を開始するとき最初から所定の安定した原料ガス流量が
得られる。往路の始端付近でもガラス微粒子の付着状態
が安定し、光ファイバ母材の端部の不良を最小限に抑え
られる。
を往路Pの速度の約2倍とし、あるバーナー(例えば
3)が往路Pの終端にくると、他のバーナー2が往路P
の始端にくるタイミングで循環させる。原料ガス供給ラ
インは14Aと14Bの2系統とする。自動開閉弁V1A 〜V3
A 、V1B 〜V3B は、あるバーナーが往路終端にくると、
それまでそのバーナーに原料ガスを供給していた原料ガ
ス供給ラインが、往路始端にきたバーナーに原料ガス供
給を切り替えるように動作する。 【効果】 バーナーが往路の始端にきて原料ガスの供給
を開始するとき最初から所定の安定した原料ガス流量が
得られる。往路の始端付近でもガラス微粒子の付着状態
が安定し、光ファイバ母材の端部の不良を最小限に抑え
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OVD法(外付け法)
による光ファイバ母材の製造方法に関するものである。
による光ファイバ母材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OVD法は、バーナーで原料ガスを燃焼
させて生成したガラス微粒子を、軸心を中心として回転
する丸棒状の心材(通常は石英ガラスロッド)の外周に
堆積させて光ファイバ母材を製造する方法である。この
方法で光ファイバ母材を製造する場合、心材上にガラス
微粒子を効率よく堆積させるためには、3本以上のバー
ナーを順次循環させ、常に2本以上のバーナーでガラス
微粒子を心材に吹き付けるようにすることが有効である
(特開平2−307839号公報)。
させて生成したガラス微粒子を、軸心を中心として回転
する丸棒状の心材(通常は石英ガラスロッド)の外周に
堆積させて光ファイバ母材を製造する方法である。この
方法で光ファイバ母材を製造する場合、心材上にガラス
微粒子を効率よく堆積させるためには、3本以上のバー
ナーを順次循環させ、常に2本以上のバーナーでガラス
微粒子を心材に吹き付けるようにすることが有効である
(特開平2−307839号公報)。
【0003】図7にその基本構成を示す。図において、
11は石英ガラスの原料となるSiCl4等の原料ガス供給
源、A、B、Cは原料ガスの流量制御器、V1、V2、V3は
原料ガスの供給をオンオフする自動開閉弁、1、2、3
は原料ガスを燃料(H2 、O2)と共に燃焼させてガラ
ス微粒子を生成するバーナー、12はバーナー1〜3から
噴射されるガラス微粒子を丸棒状の心材13の外周に堆積
させて形成した光ファイバ母材である。心材13は軸心を
中心として回転している。
11は石英ガラスの原料となるSiCl4等の原料ガス供給
源、A、B、Cは原料ガスの流量制御器、V1、V2、V3は
原料ガスの供給をオンオフする自動開閉弁、1、2、3
は原料ガスを燃料(H2 、O2)と共に燃焼させてガラ
ス微粒子を生成するバーナー、12はバーナー1〜3から
噴射されるガラス微粒子を丸棒状の心材13の外周に堆積
させて形成した光ファイバ母材である。心材13は軸心を
中心として回転している。
【0004】3個のバーナー1、2、3は往路Pと復路
Qを順次循環しており、往路Pでは心材13に向けてガラ
ス微粒子を噴射しながら心材13の一端側から他端側へ移
動し、復路Qではガラス微粒子の噴射を停止して(燃料
の燃焼は続ける)心材13の他端側から一端側に戻る。バ
ーナーが復路を戻るときには、往路を進行するときより
速く(約2倍の速度で)戻る。バーナー1、2、3の往
復と自動開閉弁V1、V2、V3の開閉のタイミングは図8の
とおりてある。すなわち自動開閉弁V1、V2、V3はそれぞ
れバーナー1、2、3が往路上を走行しているときだけ
開き、復路を戻るときは閉になる。これにより往路P上
には常に複数個のバーナーが存在することになり、心材
上にガラス微粒子を効率良く堆積させることができる。
Qを順次循環しており、往路Pでは心材13に向けてガラ
ス微粒子を噴射しながら心材13の一端側から他端側へ移
動し、復路Qではガラス微粒子の噴射を停止して(燃料
の燃焼は続ける)心材13の他端側から一端側に戻る。バ
ーナーが復路を戻るときには、往路を進行するときより
速く(約2倍の速度で)戻る。バーナー1、2、3の往
復と自動開閉弁V1、V2、V3の開閉のタイミングは図8の
とおりてある。すなわち自動開閉弁V1、V2、V3はそれぞ
れバーナー1、2、3が往路上を走行しているときだけ
開き、復路を戻るときは閉になる。これにより往路P上
には常に複数個のバーナーが存在することになり、心材
上にガラス微粒子を効率良く堆積させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、各バ
ーナー毎に、流量制御器を含む原料ガス供給ラインを設
けて、往路では原料ガスを供給し、復路では原料ガスの
供給を停止するため、バーナーが往路の始端にきて原料
ガスの供給を開始するときに、流量制御器の応答および
配管内のガス圧力の安定に時間がかかり、所定のガス流
量をすぐに得ることができない。このため往路の始端付
近におけるガラス微粒子の堆積が不安定になり、光ファ
イバ母材のロスが大きくなるという問題がある。
ーナー毎に、流量制御器を含む原料ガス供給ラインを設
けて、往路では原料ガスを供給し、復路では原料ガスの
供給を停止するため、バーナーが往路の始端にきて原料
ガスの供給を開始するときに、流量制御器の応答および
配管内のガス圧力の安定に時間がかかり、所定のガス流
量をすぐに得ることができない。このため往路の始端付
近におけるガラス微粒子の堆積が不安定になり、光ファ
イバ母材のロスが大きくなるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した光ファイバ母材の製造方法を提供するも
ので、その方法は、バーナーで原料ガスを燃焼させて生
成したガラス微粒子を、軸心を中心として回転する丸棒
状の心材の外周に堆積させて光ファイバ母材を製造する
場合に、3個以上のバーナーを、心材に向けてガラス微
粒子を噴射しながら心材の一端側から他端側へ移動する
往路と、ガラス微粒子の噴射を停止して心材の他端側か
ら一端側へ戻る復路とからなる経路で順次循環させると
共に、往路上に常に複数個のバーナーが存在するように
して、効率よく光ファイバ母材を製造する方法におい
て、原料ガスの流量制御器を含む原料ガス供給ライン
を、常に往路上に存在するバーナーの数と同じ数だけ設
け、各原料ガス供給ラインは、弁の切替えにより複数個
のバーナーに対し1個毎に原料ガスを供給できるように
し、あるバーナーが往路の終端にくると他のバーナーが
往路の始端(復路の終端)にきて、その間の往路上に1
個以上のバーナーが存在するようにバーナー移動のタイ
ミングを制御し、往路の終端にバーナーがくると、その
バーナーに原料ガスを供給していた原料ガス供給ライン
が弁の切替えにより往路の始端にきたバーナーに原料ガ
スの供給を切り替えることを特徴とするものである。
課題を解決した光ファイバ母材の製造方法を提供するも
ので、その方法は、バーナーで原料ガスを燃焼させて生
成したガラス微粒子を、軸心を中心として回転する丸棒
状の心材の外周に堆積させて光ファイバ母材を製造する
場合に、3個以上のバーナーを、心材に向けてガラス微
粒子を噴射しながら心材の一端側から他端側へ移動する
往路と、ガラス微粒子の噴射を停止して心材の他端側か
ら一端側へ戻る復路とからなる経路で順次循環させると
共に、往路上に常に複数個のバーナーが存在するように
して、効率よく光ファイバ母材を製造する方法におい
て、原料ガスの流量制御器を含む原料ガス供給ライン
を、常に往路上に存在するバーナーの数と同じ数だけ設
け、各原料ガス供給ラインは、弁の切替えにより複数個
のバーナーに対し1個毎に原料ガスを供給できるように
し、あるバーナーが往路の終端にくると他のバーナーが
往路の始端(復路の終端)にきて、その間の往路上に1
個以上のバーナーが存在するようにバーナー移動のタイ
ミングを制御し、往路の終端にバーナーがくると、その
バーナーに原料ガスを供給していた原料ガス供給ライン
が弁の切替えにより往路の始端にきたバーナーに原料ガ
スの供給を切り替えることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このようにすると、流量制御器を含む原料ガス
供給ラインには連続して所定の流量の原料ガスが流れる
ようになるため、バーナーが往路の始端にきて原料ガス
の供給を開始すると直ちに安定した所望のガス流量が得
られ、往路の始端付近におけるガラス微粒子の堆積状態
を安定させることが可能となる。
供給ラインには連続して所定の流量の原料ガスが流れる
ようになるため、バーナーが往路の始端にきて原料ガス
の供給を開始すると直ちに安定した所望のガス流量が得
られ、往路の始端付近におけるガラス微粒子の堆積状態
を安定させることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1および図2は本発明の一実施例を示
す。図1において先に説明した図7と同一部分には同一
符号が付してある。この実施例では3個のバーナー1、
2、3を往路Pと復路Qに循環させているが、原料ガス
供給ラインは流量制御器Aを含む第一の原料ガス供給ラ
イン14Aと、流量制御器Bを含む第二の原料ガス供給ラ
イン14Bの2系統である。第一の原料ガス供給ライン14
Aは自動開閉弁V1A 、V2A 、V3A を介して3個のバーナ
ー1、2、3に接続されており、第二の原料ガス供給ラ
イン14Bは自動開閉弁V1B 、V2B 、V3B を介してやはり
3個のバーナー1、2、3に接続されている。
に説明する。図1および図2は本発明の一実施例を示
す。図1において先に説明した図7と同一部分には同一
符号が付してある。この実施例では3個のバーナー1、
2、3を往路Pと復路Qに循環させているが、原料ガス
供給ラインは流量制御器Aを含む第一の原料ガス供給ラ
イン14Aと、流量制御器Bを含む第二の原料ガス供給ラ
イン14Bの2系統である。第一の原料ガス供給ライン14
Aは自動開閉弁V1A 、V2A 、V3A を介して3個のバーナ
ー1、2、3に接続されており、第二の原料ガス供給ラ
イン14Bは自動開閉弁V1B 、V2B 、V3B を介してやはり
3個のバーナー1、2、3に接続されている。
【0009】バーナー1、2、3は復路Qを走行すると
きの速度を往路Pを走行するときの速度の約2倍にし、
図2の上段に示すようなタイミングで循環している。す
なわち、あるバーナー(例えば3)が往路Pの終端にく
ると、他のバーナー2が往路Pの始端(復路Qの終端)
にきて、往路Pの中間にもう一つのバーナー1があるよ
うなタイミングである。このようにすると往路P上には
常に2個のバーナーが存在するようになる。
きの速度を往路Pを走行するときの速度の約2倍にし、
図2の上段に示すようなタイミングで循環している。す
なわち、あるバーナー(例えば3)が往路Pの終端にく
ると、他のバーナー2が往路Pの始端(復路Qの終端)
にきて、往路Pの中間にもう一つのバーナー1があるよ
うなタイミングである。このようにすると往路P上には
常に2個のバーナーが存在するようになる。
【0010】一方、自動開閉弁V1A 〜V3A 、V1B 〜V3B
の開閉は、図2の中段、下段に示すようなタイミングで
行う。すなわち、あるバーナーが往路の終端にくると、
それまでそのバーナーに原料ガスを供給していた原料ガ
ス供給ラインが、自動開閉弁の切替えにより往路の始端
にきたバーナーに原料ガスの供給を切り替えるというタ
イミングである。
の開閉は、図2の中段、下段に示すようなタイミングで
行う。すなわち、あるバーナーが往路の終端にくると、
それまでそのバーナーに原料ガスを供給していた原料ガ
ス供給ラインが、自動開閉弁の切替えにより往路の始端
にきたバーナーに原料ガスの供給を切り替えるというタ
イミングである。
【0011】この点をさらに具体的に説明すると、図1
の状態は2個のバーナー3、1が往路Pを走行し、1個
のバーナー2が復路を走行し、自動開閉弁V3B が開いて
バーナー3に原料ガスを供給し、自動開閉弁V1A が開い
てバーナー1に原料ガスを供給し、その他の自動開閉弁
は閉じてバーナー2には原料ガスが供給されていない状
態である(図2の左端)。
の状態は2個のバーナー3、1が往路Pを走行し、1個
のバーナー2が復路を走行し、自動開閉弁V3B が開いて
バーナー3に原料ガスを供給し、自動開閉弁V1A が開い
てバーナー1に原料ガスを供給し、その他の自動開閉弁
は閉じてバーナー2には原料ガスが供給されていない状
態である(図2の左端)。
【0012】この状態から少し時間が経過してバーナー
3が往路の終端にくると、バーナー2が往路の始端にく
る。この時点t1 で自動開閉弁V3B を閉じると同時にV2
B を開く。すると第二の原料ガス供給ライン14Bからの
原料ガスの供給がバーナー3から2に切り替えられる。
このとき流量制御器Bを通る原料ガスの流量は変化しな
いので、往路の始端にきたバーナー2には最初から所定
の流量の原料ガスを供給することができる。また復路に
入るバーナー3には原料ガスが供給されなくなる。
3が往路の終端にくると、バーナー2が往路の始端にく
る。この時点t1 で自動開閉弁V3B を閉じると同時にV2
B を開く。すると第二の原料ガス供給ライン14Bからの
原料ガスの供給がバーナー3から2に切り替えられる。
このとき流量制御器Bを通る原料ガスの流量は変化しな
いので、往路の始端にきたバーナー2には最初から所定
の流量の原料ガスを供給することができる。また復路に
入るバーナー3には原料ガスが供給されなくなる。
【0013】このあと時間が経過してバーナー1が往路
の終端にくると、バーナー3が復路を戻って往路の始端
にくる。この時点t2 で自動開閉弁V1A を閉じると同時
にV3A を開く。すると第一の原料ガス供給ライン14Aか
らの原料ガスの供給がバーナー1から3に切り替えられ
る。このとき流量制御器Aを通る原料ガスの流量は変化
しないので、往路の始端にきたバーナー3には最初から
所定の流量の原料ガスを供給することができる。
の終端にくると、バーナー3が復路を戻って往路の始端
にくる。この時点t2 で自動開閉弁V1A を閉じると同時
にV3A を開く。すると第一の原料ガス供給ライン14Aか
らの原料ガスの供給がバーナー1から3に切り替えられ
る。このとき流量制御器Aを通る原料ガスの流量は変化
しないので、往路の始端にきたバーナー3には最初から
所定の流量の原料ガスを供給することができる。
【0014】このように図2のようなタイミングでバー
ナーの移動と自動開閉弁の切替えを行えば、原料ガス供
給ラインの原料ガスの流れが停止せず、往路の始端にき
たバーナーに最初から所定の流量の原料ガスを供給する
ことができるので、往路の始端付近のガラス微粒子の堆
積状態を他の部分と同様にすることができ、光ファイバ
母材の歩留りを向上させることができる。
ナーの移動と自動開閉弁の切替えを行えば、原料ガス供
給ラインの原料ガスの流れが停止せず、往路の始端にき
たバーナーに最初から所定の流量の原料ガスを供給する
ことができるので、往路の始端付近のガラス微粒子の堆
積状態を他の部分と同様にすることができ、光ファイバ
母材の歩留りを向上させることができる。
【0015】次に図3および図4は本発明の他の実施例
を示す。この実施例は、4個のバーナー1、2、3、4
を往路Pと復路Qに循環させ、原料ガス供給ラインは14
A、14B、14Cの3系統としたものである。復路Qのバ
ーナー走行速度は往路Pのバーナー走行速度の約3倍と
し、あるバーナー(例えば3)が往路Pの終端にくる
と、他のバーナー2が往路Pの始端(復路Qの終端)に
きて、往路Pの中間に他の二つのバーナー4、1が存在
するようなタイミングで、バーナーを循環させる。この
ようにすると往路P上には常に3個のバーナーが存在す
るようになる。
を示す。この実施例は、4個のバーナー1、2、3、4
を往路Pと復路Qに循環させ、原料ガス供給ラインは14
A、14B、14Cの3系統としたものである。復路Qのバ
ーナー走行速度は往路Pのバーナー走行速度の約3倍と
し、あるバーナー(例えば3)が往路Pの終端にくる
と、他のバーナー2が往路Pの始端(復路Qの終端)に
きて、往路Pの中間に他の二つのバーナー4、1が存在
するようなタイミングで、バーナーを循環させる。この
ようにすると往路P上には常に3個のバーナーが存在す
るようになる。
【0016】第一の原料ガス供給ライン14Aは自動開閉
弁V1A 、V2A 、V3A 、V4A を介して、第二の原料ガス供
給ライン14Bは自動開閉弁V1B 、V2B 、V3B 、V4B を介
して、第三の原料ガス供給ライン14Cは自動開閉弁V1C
、V2C 、V3C 、V4C を介して、それぞれ4個のバーナ
ー1、2、3、4に接続されている。
弁V1A 、V2A 、V3A 、V4A を介して、第二の原料ガス供
給ライン14Bは自動開閉弁V1B 、V2B 、V3B 、V4B を介
して、第三の原料ガス供給ライン14Cは自動開閉弁V1C
、V2C 、V3C 、V4C を介して、それぞれ4個のバーナ
ー1、2、3、4に接続されている。
【0017】バーナー1〜4の移動のタイミングと各自
動開閉弁の開閉のタイミングは図4のとおりである。こ
のような方法でも前記実施例と同様の効果が得られると
共に、バーナーの個数が多い分だけガラス微粒子の堆積
速度を高めることができる。
動開閉弁の開閉のタイミングは図4のとおりである。こ
のような方法でも前記実施例と同様の効果が得られると
共に、バーナーの個数が多い分だけガラス微粒子の堆積
速度を高めることができる。
【0018】次に図5および図6は本発明のさらに他の
実施例を示す。この実施例は、4個のバーナー1、2、
3、4を往路Pと復路Qに循環させ、原料ガス供給ライ
ンは14Aと14Bの2ラインとしたものである。復路Qの
バーナー走行速度は往路Pのバーナー走行速度とほぼ同
じとし、あるバーナー(例えば4)が往路Pの終端にく
ると、他のバーナー2が往路Pの始端(復路Qの終端)
にきて、往路Pの中間に一つのバーナー1が、復路Qの
中間にもう一つのバーナー3があるようなタイミング
で、バーナーを循環させる。このようにすると往路P上
には常に2個のバーナーが存在するようになる。
実施例を示す。この実施例は、4個のバーナー1、2、
3、4を往路Pと復路Qに循環させ、原料ガス供給ライ
ンは14Aと14Bの2ラインとしたものである。復路Qの
バーナー走行速度は往路Pのバーナー走行速度とほぼ同
じとし、あるバーナー(例えば4)が往路Pの終端にく
ると、他のバーナー2が往路Pの始端(復路Qの終端)
にきて、往路Pの中間に一つのバーナー1が、復路Qの
中間にもう一つのバーナー3があるようなタイミング
で、バーナーを循環させる。このようにすると往路P上
には常に2個のバーナーが存在するようになる。
【0019】第一の原料ガス供給ライン14Aは自動開閉
弁V1A 、V3A を介して二つのバーナー1、3に接続さ
れ、第二の原料ガス供給ライン14Bは自動開閉弁V2B 、
V4B を介して他の二つのバーナー2、4に接続されてい
る。バーナー1〜4の移動のタイミングと各自動開閉弁
の開閉のタイミングは図6のとおりである。このような
方法でも図1の実施例と同様の効果が得られる。ただし
バーナーの数が1個多くなるので若干不経済ではある。
弁V1A 、V3A を介して二つのバーナー1、3に接続さ
れ、第二の原料ガス供給ライン14Bは自動開閉弁V2B 、
V4B を介して他の二つのバーナー2、4に接続されてい
る。バーナー1〜4の移動のタイミングと各自動開閉弁
の開閉のタイミングは図6のとおりである。このような
方法でも図1の実施例と同様の効果が得られる。ただし
バーナーの数が1個多くなるので若干不経済ではある。
【0020】なお以上の各実施例において、バーナーが
復路を戻るときは原料ガスの供給を停止するが、燃料ガ
スの供給は継続し、火炎を維持しておく。ただし復路で
は燃料ガスの流量を少なくして種火維持程度とすれば、
燃料ガスの無駄な消費を抑えることができる。
復路を戻るときは原料ガスの供給を停止するが、燃料ガ
スの供給は継続し、火炎を維持しておく。ただし復路で
は燃料ガスの流量を少なくして種火維持程度とすれば、
燃料ガスの無駄な消費を抑えることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、3
本以上のバーナーを循環させて効率良く光ファイバ母材
を製造する場合に、原料ガス供給ラインの原料ガスの流
れを停止せずに、往路の終端にきたバーナーから往路の
始端にきたバーナーに原料ガスの供給を切り替えるよう
にしたので、往路の始端では最初から所定の安定した原
料ガス流量が得られる。このため往路の始端付近におい
てもガラス微粒子の付着状態が安定し、光ファイバ母材
の端部の不良を最小限に抑えることができ、歩留りが向
上する。
本以上のバーナーを循環させて効率良く光ファイバ母材
を製造する場合に、原料ガス供給ラインの原料ガスの流
れを停止せずに、往路の終端にきたバーナーから往路の
始端にきたバーナーに原料ガスの供給を切り替えるよう
にしたので、往路の始端では最初から所定の安定した原
料ガス流量が得られる。このため往路の始端付近におい
てもガラス微粒子の付着状態が安定し、光ファイバ母材
の端部の不良を最小限に抑えることができ、歩留りが向
上する。
【図1】 本発明に係る光ファイバ母材の製造方法の一
実施例を示す説明図。
実施例を示す説明図。
【図2】 図1の製造方法におけるバーナーの往復と自
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
【図3】 本発明の製造方法の他の実施例を示す説明
図。
図。
【図4】 図3の製造方法におけるバーナーの往復と自
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
【図5】 本発明の製造方法のさらに他の実施例を示す
説明図。
説明図。
【図6】 図5の製造方法におけるバーナーの往復と自
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
【図7】 従来の光ファイバ母材の製造方法を示す説明
図。
図。
【図8】 図7の製造方法におけるバーナーの往復と自
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
動開閉弁の開閉のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
1、2、3:バーナー V1A 〜V4A 、V1B 〜V4B 、V1C 〜V4C :自動開閉弁 A、B、C:流量制御器 P:往路 Q:復路 11:原料ガス供給源 12:光ファイバ母材 13:心材 14A〜14C:原料ガス供給ライン
Claims (1)
- 【請求項1】バーナーで原料ガスを燃焼させて生成した
ガラス微粒子を、軸心を中心として回転する丸棒状の心
材の外周に堆積させて光ファイバ母材を製造する場合
に、3個以上のバーナーを、心材に向けてガラス微粒子
を噴射しながら心材の一端側から他端側へ移動する往路
と、ガラス微粒子の噴射を停止して心材の他端側から一
端側へ戻る復路とからなる経路で順次循環させると共
に、往路上に常に複数個のバーナーが存在するようにし
て、効率よく光ファイバ母材を製造する方法において、 原料ガスの流量制御器を含む原料ガス供給ラインを、常
に往路上に存在するバーナーの数と同じ数だけ設け、 各原料ガス供給ラインは、弁の切替えにより複数個のバ
ーナーに対し1個毎に原料ガスを供給できるようにし、 あるバーナーが往路の終端にくると他のバーナーが往路
の始端(復路の終端)にきて、その間の往路上に1個以
上のバーナーが存在するようにバーナー移動のタイミン
グを制御し、 往路の終端にバーナーがくると、そのバーナーに原料ガ
スを供給していた原料ガス供給ラインが弁の切替えによ
り往路の始端にきたバーナーに原料ガスの供給を切り替
えることを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26686092A JPH0692669A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 光ファイバ母材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26686092A JPH0692669A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 光ファイバ母材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0692669A true JPH0692669A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17436669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26686092A Pending JPH0692669A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 光ファイバ母材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0692669A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20030015605A (ko) * | 2001-08-16 | 2003-02-25 | 화이콤(주) | 광섬유 모재 제조 장치 |
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EP1997783A2 (en) | 2007-05-29 | 2008-12-03 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | A method of manufacturing an optical fiber preform using a high frequency induction thermal plasma |
US8322165B2 (en) | 2007-08-10 | 2012-12-04 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Apparatus for fabricating an optical fiber |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP26686092A patent/JPH0692669A/ja active Pending
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EP1997783A2 (en) | 2007-05-29 | 2008-12-03 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | A method of manufacturing an optical fiber preform using a high frequency induction thermal plasma |
EP1997783A3 (en) * | 2007-05-29 | 2011-03-30 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | A method of manufacturing an optical fiber preform using a high frequency induction thermal plasma |
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